JP2007132720A - 構造体等の点検具 - Google Patents

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Abstract

【課題】建造物の構造体等を形成するモルタル、タイル、コンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じているか否かを表面側から非破壊で点検、健全部と不健全部とを自動的に判別することにより、作業者の疲労軽減と、点検作業の正確度、信頼性、及び効率を向上させる点検具を提供する。
【解決手段】支軸部(25)を有する操作棹(20)と、前記支軸部(25)に回転自在に支持されて構造体等の表面(1a)に接当しながら転動する転打子(30)と、を備える。前記転打子(30)は、横断面外形が5ないし8辺の多角形で、その外周面が5ないし8の円筒面又は楕円筒面からなる転打面(32)に等分割され、前記転打子(30)を点検対象物表面で転動させた際に発生する転打音を検出するためのマイクロホン(65)により検出される転打音に基づいて、転打音解析ユニット(55)により、健全部と不健全部とを自動的に判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建造物の躯体、壁部、床部等(以下、全てをまとめて構造体等と称する)を形成するモルタル、タイル、コンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じているか否かをその表面側から非破壊で点検するために用いられる構造体等の点検具に関する。
例えば、建造物本体の壁面に付着ないし張り付けたモルタルやタイル、あるいは、トンネル内壁部を形成するコンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じていると、その剥離劣化等が生じている箇所(及びその周辺部)が脱落して大事故を引き起こすおそれがある。しかし、上記のような建造物の構造体等における剥離劣化等は、構造体等の表面を目視しただけでは見つけることが難しい。
そこで、従来においては、構造体等の表面を点検用ハンマーでくまなく叩打して、その打撃音(反響音)の微妙な違いに基づいて、剥離劣化等が生じている不健全部と健全部とを判別するようにしていた(一般に打診法と称される)。
しかしながら、前記のような点検用ハンマーを用いた打診法による点検作業は、単純作業ではあるが、高所やトンネル天井面等の点検に際してはゴンドラや梯子等に搭乗して不安定な状態、不自然な姿勢でハンマーを振る必要等もあって、極めて多大な疲労を伴い、作業が長時間に及ぶに従い、叩打点の間隔が広くなる傾向がある等、点検作業の正確度、信頼性が問題となる場合が少なからずあるとともに、作業効率も良いものではなかった。
そこで、本発明の発明者等は、先に、次のような構成の点検具を提案した(詳細は下記特許文献1を参照)。すなわち、基本的には、支軸部を有する操作棹と、前記支軸部に回転自在に支持されて構造体等の表面に接当しながら転動せしめられる転打子と、を備え、前記転打子は、横断面外形が5ないし8辺の多角形で縦断面外形が円弧ないし楕円弧状の対向辺を持つ多面体からなっており、好ましい態様では、前記転打子は、ステンレス等の金属製で、その外周面が5ないし8の円筒面又は楕円筒面からなる転打面に等分割されてなる。
かかる構成の点検具を用いて、構造体等を形成するモルタル、タイル、あるいは、コンクリート等に剥離劣化等が生じているか否かを点検するに際しては、操作棹を手に持って転打子を構造体等の表面に押し当て、この状態で、操作棹を左右、前後、あるいは上下に振るか又は移動させる。
これにより、転打子は、構造体等の表面から離れることなく、その外周面の角部が構造体等の表面との間の摩擦係止力により支点となって転動する。ここで、横断面外形が正六角形の転打子の場合は、概ね60度回転する毎に、転打面が構造体等の表面に接当して打撃音(転打音)を発する。つまり、転打子が支軸回りを1回転する間に、6面の転打面が構造体等の表面に次々と接当して、6回の打撃音が概ね等間隔で発せられる。この場合、転打子の転打面が円筒面又は楕円筒面とされているので、転打子の転動時に、転打面は構造体等の表面に線接触して打撃音を発する。線接触であることから、例えば転打子が六角ナットのような形状をしていて転打面全体が接触(面接触)する場合に比して、接当圧が格段に大きくなるので、転打子が小さくても、また、構造体等の表面への転打子の押し付け力が弱くても大きな打撃音が発せられる。さらに、転打子の回転軸線が構造体等の表面に対して多少傾斜していても所要の打撃音が得られる。
したがって、かかる転打面が構造体等の表面に次々と接当したときに発せられる打撃音(転打音)に基づいて、点検用ハンマーを用いた場合と同様に、剥離劣化等が生じている不健全部と正常な健全部とを判別することができる。
そのため、かかる点検具では、建造物の構造体等におけるモルタルやコンクリート等に剥離劣化等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検することができることに加えて、転打子を構造体等の表面に沿って転動させて打撃音を得るようにしているので、従来のハンマーを用いる場合に比して、点検作業を容易にしかも効率良く行え、作業者の疲労を可及的に軽減でき、点検作業の正確度、信頼性を向上させることができる。
特開2004−28581号公報
しかしながら、前記提案の点検具においても、剥離劣化等が生じている不健全部が存在するか否か、つまり、健全部と不健全部との判別は、打撃音(転打音)の微妙な差を点検者が聞き分けることにより行っているので、個人差が出やすく、健全部と不健全部とを正確には判別することができない場合があった。
本発明は、前記した如くの問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、建造物の構造体等におけるモルタルやコンクリート等に剥離劣化等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検することができるとともに、健全部と不健全部とを正確かつ自動的に判別することができ、もって、作業者の疲労を可及的に軽減できて、点検作業の正確度、信頼性、及び効率を向上させることができる構造体等の点検具を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る構造体等の点検具は、建造物の構造体等を形成するモルタル、タイル、コンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検するために用いられるもので、基本的には、支軸部を有する操作棹と、前記支軸部に回転自在に支持されて構造体等の表面に接当しながら転動せしめられる転打子と、を備え、前記転打子は、横断面外形が5ないし8辺の多角形で縦断面外形が円弧ないし楕円弧状の対向辺を持つ多面体からなっており、前記転打子を点検対象物表面で転動させた際に発生する転打音を検出するためのマイクロホンを備えていること特徴としている。
前記マイクロホンは、好ましくは、前記操作棹に防振具を介して取り付けられる。
好ましい態様では、前記マイクロホンにより検出される転打音に基づいて、健全部と不健全部とを自動的に判別する転打音解析ユニットを備える。
前記転打音解析ユニットは、好ましくは、前記操作棹に取り付けられる。
この場合、好ましくは、前記操作棹に、前記転打音解析ユニットを内蔵する連結ケースが取り付けられるとともに、該連結ケースに防振部材を介して集音筒が取り付けられ、該集音筒内に防振部材を介して前記マイクロホンが配設される。
前記転打音解析ユニットは、好ましくは、前記転打音の音圧レベルが第1の閾値(Sa)を越えた部位を不健全部であると判定するか、又は、前記転打音の音圧レベルが第1の閾値(Sa)を越え、かつ、前記第1の閾値(Sa)を越えた時点(ta)から一定時間(Ta)後の所定期間(Tb)において前記第1の閾値(Sa)より低い第2の閾値(Sb)を越えた場合を不健全部であると判定するようにされる。
他の好ましい態様では、不健全部であることを点検者に報知するための表示ランプ等の報知手段を備え、前記転打音解析ユニットは、不健全部と判定された際に前記報知手段を作動させるようにされる。
この場合、好ましくは、前記報知手段としての表示ランプは前記操作棹に設けられる。
別の好ましい態様では、不健全部に目印を付けるためのマーキング装置を備え、前記転打音解析ユニットは、不健全部と判定された際に前記マーキング装置を作動させるようにされる。
この場合、好ましくは、前記マーキング装置は前記操作棹における前記転打子近傍に設けられる。
他の好ましい態様では、前記マイクロホンにより検出される転打音データもしくは前記転打音解析ユニットから得られるデータをレコーダ等に収録することができるようにされる。
また、前記転打子は,好ましくは、ステンレス等の金属製とされ、その外周面が5ないし8の円筒面又は楕円筒面からなる転打面に等分割される。
このような構成とされた本発明に係る構造体等の点検具の好ましい態様においては、転打音を検出するためのマイクロホン、該マイクロホンにより検出される転打音に基づいて、健全部と不健全部とを自動的に判別する転打音解析ユニット、及び、不健全部であることを点検者に報知するための表示ランプ等が設けられるので、建造物の構造体等におけるモルタルやコンクリート等に剥離劣化等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検することができるとともに、健全部と不健全部とを正確かつ自動的に判別することができ、そのため、作業者の疲労を可及的に軽減できて、点検作業の正確度、信頼性、及び効率を向上させることができる。
また、マイクロホンが操作棹に防振具を介して取り付けられるので、転打子が転動した際の操作棹等の振動がマイクロホンに伝播するのを抑制でき、そのため、転打音を一層正確に検出することができ、判別精度を向上することができる。
以下、本発明の構造体等の点検具の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る構造体等の点検具の一実施形態を示す正面図である。
図示実施形態の点検具10は、図2に示される建造物の壁部1等を形成するモルタル、タイル、コンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じているか否かをその表面1a側から非破壊で点検するために用いられるもので、多段伸縮式の操作棹20(約50〜60cm)と、該操作棹20の先端部を構成する支軸部25に回転自在に支持されて壁部表面1aに接当しながら転動せしめられる転打子30と、を備え、前記操作棹20(の最下段)に、後述する転打音解析ユニット55やバッテリ56を内蔵する連結ケース50が取り付けられるとともに、該連結ケース50に防振具70(防振部材71〜74)を介して円筒状の集音マイクユニット60が取り付けられている(図7、図8参照)。
前記操作棹20は、例えばカメラの三脚(のうちの一本)等のような構成とされ、最下段パイプ21から順次小径のパイプ及び支軸部25が引き出し可能に嵌挿保持された構造となっている。
前記転打子30は、ステンレス等の金属製で直径が25mm程度とされ、図1〜図3に加えて、図4を参照すればよくわかるように、横断面外形が正六角形で縦断面外形が円弧又は楕円弧の対向辺を持つ多面体とされ、その外周面が6面の円筒面からなる転打面32、32、・・・に等分割されている。
この転打子30は、その中心軸線(回転軸線)Oが前記操作棹20上、つまり、前記支軸部25の中心軸線と一致するように配在されている。
より詳細には、図4に示される如くに、前記転打子30の中心軸線(回転軸線)O上に有底の雌ねじ穴35が形成されるとともに、この雌ねじ穴35が螺合せしめられる側面視逆T字状の筒状体とされた雄ねじ部材40が前記支軸部25に回転自在に外嵌され、前記支軸部25における前記雄ねじ部材40より先端側に、該雄ねじ部材40が前記支軸部25から抜け落ちるのを阻止する係止手段としてのストッパ45が外嵌固定されている。
前記転打子30は、支軸部25の上方から前記雄ねじ部材40にねじ込まれて固定係止されており、その雌ねじ穴35の円錐状天底部36が支軸部25の半球状先端部に乗るようになっている。
このような構成とされた本実施形態の点検具10を用いて、壁部1を形成するモルタル、タイル、あるいは、コンクリート等に剥離劣化等が生じているいるか否かを点検するに際しては、図2に示される如くに、操作棹20を手に持って転打子30を壁部表面1aに押し当て、この状態で、操作棹20を左右、前後、あるいは上下に振るか又は移動させる。
これにより、転打子30は、図5、図6に示される如くに、壁部表面1aから離れることなく、その外周面の角部33、33、・・・が壁部表面1aとの間の摩擦係止力により支点となって転動する。ここで、本実施形態の転打子30は、横断面外形が正六角形であるから、概ね60度回転する毎に、転打面32、32、・・・が壁部表面1aに接当して打撃音を発する。つまり、転打子30が支軸回りを1回転する間に、6面の転打面32が壁部表面1aに次々と接当して、6回の打撃音(転打音)が概ね等間隔で発せられる。この場合、転打子30の転打面32、32、・・・が円筒面とされているので、該転打子30の転動時に、転打面32、32、・・・は壁部表面1aに線接触して打撃音を発する。線接触であることから、例えば転打子が六角ナットのような形状をしていて転打面全体が接触(面接触)する場合に比して、接当圧が格段に大きくなるので、転打子30が小さくても、また、壁部表面1aへの転打子30の押し付け力が弱くても大きな打撃音が発せられる。さらに、転打子30の回転軸線Oが壁部表面1aに対して多少傾斜していても所要の打撃音が得られる。
したがって、かかる転打面32、32、・・・が壁部表面1aに次々と接当したときに発せられる打撃音(転打音)に基づいて、剥離劣化等が生じている不健全部と健全部とを判別することができる。
ここで、本実施形態では、健全部と不健全部とを正確かつ自動的に判別することができるようにすべく、前記転打子30を点検対象物表面で転動させた際に発生する転打音を検出するためのマイクロホン65を有する集音マイクユニット60及び前記マイクロホン65により検出される転打音に基づいて、健全部と不健全部とを自動的に判別する転打音解析ユニット55を備えている。
詳細には、図7、図8に示される如くに、前記操作棹20の最下段パイプ(グリップ)21の下部外周に薄箱状の連結ケース50が外嵌固着され、この連結ケース50内に転打音解析ユニット55及びバッテリ56が所定の態様で配設され、また、連結ケース50の外周表面に、解析開始ー終了操作を行うための押しボタンスイッチ51が配設されている。なお、前記マイクロホン65及び転打音解析ユニット55は、押しボタンスイッチ51のON/OFFに応じてバッテリ56からの電力供給が断接される。
前記連結ケース50の一側端側には、防振具70を介して、集音筒62と静電型(コンデンサ型)のマイクロホン65を有する集音マイクユニット60が取り付けられている。
前記防振具70は、前記連結ケース50内に固定された断面リップ溝形状の小箱からなる防振用支持ケース71と、この防振用支持ケース71内に充填された防振ゴム72と、前記集音筒62の下部外周に外嵌された円筒状防振ゴム74と、この円筒状防振ゴムの外周に外嵌される締付筒状部73a及び該締付筒状部73aの両端から立ち下がって相互に対接せしめられたL形片部73bからなる支持金具73と、前記集音筒62内に内嵌された内嵌筒状防振ゴム75と、からなっており、前記支持金具73のL形片部73b、73bは、インサート成形等により防振用支持ケース71に充填された防振ゴム72内に埋設されて一体的に保持されている。このように防振部材(ゴム)を三重に設けることにより、高い防振効果が得られる。
また、前記転打音解析ユニット55は、図9に示される如くに、前記マイクロホン65からの信号がアナログ信号処理回路112を介して入力される、例えばマイクロコンピュータを内蔵する解析処理部100を備え、この解析処理部100において健全部であるか不健全部であるかの判別を行い、不健全部であると判定された場合には、駆動回路121を介して、操作棹20の最下段パイプ21の上部に設けられた表示ランプ80を点灯させる処理を行うようになっている。なお、図10に示される如くに、不健全部に目印を付けるためのマーキング装置85を、例えば操作棹20における転打子30近傍(支軸部25)に設け、不健全部であると判定された場合には、表示ランプ80を点灯させることに加えて、又は、それに代えて、前記マーキング装置85を作動させるようにしてもよい。
次に、前記マイクロホン65により検出される転打音に基づく、健全部と不健全部との判別処理について説明する。
図12(A)、(B)は、前記マイクロホン65により検出される、前記転打子30が健全部を転動しているときに得られる転打音の音圧レベルの波形(A)と、不健全部を転動しているときに得られる転打音の音圧レベルの波形(B)とを示す。この波形図からわかるように、マイクロホン65から得られる信号をそのまま使用したのでは、健全部と不健全部との判別が難しい。
そのため、本実施形態では、図9に示される転打音解析ユニット55のアナログ信号処理部112において500Hz以下の成分を減衰させるとともに、2000Hz〜3000Hz以上を減衰させて(例えば500Hz〜2500Hzの成分のみを通過させて)、図13(A)、(B)に示される如くに、不健全部に特有な成分を強調するように
なす。
次に前記解析処理部100において、図14(A)、(B)に示される如くに、前記転打音の音圧レベルが第1の閾値Saを越えたか否かを判別し、第1の閾値Saを越えた場合には、図15(A)、(B)に示される如くに、該第1の閾値Saを越えた時点taから一定時間Ta後の所定期間Tbにおいて前記第1の閾値Saより低い第2の閾値Sbを越えた否かを判別し、この第2の閾値Sbを越えた場合を不健全部であると判定するようにされる。
このように、マイクロホン65から得られる信号のうちの特定の周波数成分のみを用いるようにするとともに、健全部と不健全部との識別を第1の閾値Saと第2の閾値Sbを用いて二段階で行うようにすることにより、健全部であるか不健全部であるかの判別が、点検対象物に材質や点検者の個人差等に左右にくくなる。
以上の説明から理解されるように、本実施形態の点検具10では、転打音を検出するためのマイクロホン65、該マイクロホン65により検出される転打音に基づいて、健全部と不健全部とを自動的に判別する転打音解析ユニット55、及び、不健全部であることを点検者に報知するための表示ランプ80等が設けられるので、建造物の構造体等におけるモルタルやコンクリート等に剥離劣化等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検することができるとともに、健全部と不健全部とを正確かつ自動的に判別することができ、そのため、作業者の疲労を可及的に軽減できて、点検作業の正確度、信頼性、及び効率を向上させることができる。
また、マイクロホン65が操作棹20に防振具70を介して取り付けられるので、転打子30が転動した際の操作棹20等の振動がマイクロホン65に伝播するのを抑制でき、そのため、転打音を一層正確に検出することができ、判別精度を向上することができる。
なお、前記実施形態では、転打子30は、その回転軸線Oが前記操作棹20上に(前記操作棹20と平行になるように)配在されているが、これに限られることはなく、例えば、図11に示される如くに、操作棹20’の先端ロッド25にL形ブラケット55等を継ぎ足して、前記転打子30を、その回転軸線Oが前記操作棹20’に直交するように配在してもよい。かかる構成の点検具12は、トンネル内壁部の天井面の点検を行う場合等に好適である。
また、前記実施形態では、現場においてリアルタイムで健全部と不健全部の判別を自動的に行うようにされているが、それに加えて、より高度な解析を行う必要がある場合に備えて、例えば、図16(A)に示される如くに、前記転打音解析ユニット55にデータ取り出し用の出力端子150を設け、この出力端子150から、前記マイクロホン65により検出される転打音データもしくは前記転打音解析ユニット55から得られるデータをデジタルレコーダ92に収録するようになし、この収録されたデータを後で図16(B)に示される如くにコンピュータ95に取り込んで解析するようにしてもよい。
本発明に係る構造体等の点検具の一実施形態を示す正面図。 図1に示される点検具を使用して壁部の点検作業を行っている状態を示す図。 図1に示される点検具の転打子周辺の分解斜視図。 図1に示される点検具を示し、(A)は転打子周りの縦断面図、(B)は(A)のB−B矢視断面図。 図1に示される点検具の使用状態を示す要部拡大側面図。 図1に示される点検具の動作説明に供される図。 図1に示される点検具の操作棹下端部に取り付けられた連結ケース内、防振具、及び集音マイクユニットの構成を示す部分切欠拡大図。 図7のX−X矢視断面図。 図1に示される点検具の転打音転打音解析ユニットの構成を示すブロック図。 図1に示される点検具にマーキング装置を付設した例を示す図。 転打子の回転軸線を操作棹に直交するように配在した例を示す図。 マイクロホンにより検出される転打音に基づく健全部と不健全部との判別処理の説明に供される波形図であり、(A)は健全部における波形を、(B)は不健全部における波形を示す。 マイクロホンにより検出される転打音に基づく健全部と不健全部との判別処理の説明に供される波形図であり、(A)は健全部における波形を、(B)は不健全部における波形を示す。 マイクロホンにより検出される転打音に基づく健全部と不健全部との判別処理の説明に供される波形図であり、(A)は健全部における波形を、(B)は不健全部における波形を示す。 マイクロホンにより検出される転打音に基づく健全部と不健全部との判別処理の説明に供される波形図であり、(A)は健全部における波形を、(B)は不健全部における波形を示す。 より高度な解析を行う場合の説明に供される図であり、(A)は前記転打音転打音解析ユニットにデータ取り出し用の出力端子を設け、該出力端子から打音解析ユニットから得られるデータをデジタルレコーダに収録する図、(B)はデジタルレコーダのデータをコンピュータに取り込んで解析する図。
符号の説明
1 壁部
1a 構造体等の表面
10 点検具
20 操作棹
25 支軸部
30 転打子
32 転打面
33 角部
35 雌ねじ穴
40 雄ねじ部材
45 ストッパ
50 連結ケース
51 押しボタンスイッチ
55 転打音解析ユニット
60 集音マイクユニット
62 集音筒
65 マイクロホン
70 防振具
72,74、75 防振ゴム
73 支持金具
80 表示ランプ
85 マーキング装置

Claims (14)

  1. 建造物の構造体等を形成するモルタル、タイル、コンクリート等に、剥離、劣化、膨張、空気・異物混入等が生じている不健全部が存在するか否かをその表面側から非破壊で点検するために用いられ、支軸部を有する操作棹と、前記支軸部に回転自在に支持されて構造体等の表面に接当しながら転動せしめられる転打子と、を備え、前記転打子は、横断面外形が5ないし8辺の多角形で縦断面外形が円弧ないし楕円弧状の対向辺を持つ多面体からなっている構造体等の点検具であって、
    前記転打子を点検対象物表面で転動させた際に発生する転打音を検出するためのマイクロホンを備えていること特徴とする構造体等の点検具。
  2. 前記マイクロホンは、前記操作棹に防振具を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の構造体等の点検具。
  3. 前記マイクロホンにより検出される転打音に基づいて、健全部と不健全部とを自動的に判別する転打音解析ユニットを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造体等の点検具。
  4. 前記転打音解析ユニットは、前記操作棹に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の構造体等の点検具。
  5. 前記操作棹に、前記転打音解析ユニットを内蔵する連結ケースが取り付けられるとともに、該連結ケースに防振部材を介して集音筒が取り付けられ、該集音筒内に防振部材を介して前記マイクロホンが配設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の構造体等の点検具。
  6. 前記転打音解析ユニットは、前記転打音の音圧レベルが第1の閾値(Sa)を越えた部位を不健全部であると判定することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の構造体等の点検具。
  7. 前記転打音解析ユニットは、前記転打音の音圧レベルが第1の閾値(Sa)を越え、かつ、前記第1の閾値(Sa)を越えた時点(ta)から一定時間(Ta)後の所定期間(Tb)において前記第1の閾値(Sa)より低い第2の閾値(Sb)を越えた場合を不健全部であると判定することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の構造体等の点検具。
  8. 不健全部であることを点検者に報知するための表示ランプ等の報知手段を備え、前記転打音解析ユニットは、不健全部と判定された際に前記報知手段を作動させることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の構造体等の点検具。
  9. 前記報知手段としての表示ランプが前記操作棹に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の構造体等の点検具。
  10. 不健全部に目印を付けるためのマーキング装置を備え、前記転打音解析ユニットは、不健全部と判定された際に前記マーキング装置を作動させることを特徴とする請求項3から9のいずれかに記載の構造体等の点検具。
  11. 前記マーキング装置が前記操作棹における前記転打子近傍に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の構造体等の点検具。
  12. 前記マイクロホンにより検出される転打音データもしくは前記転打音解析ユニットから得られるデータをレコーダ等に収録することができるようにされていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の構造体等の点検具。
  13. 前記転打子は、その外周面が5ないし8の円筒面又は楕円筒面からなる転打面に等分割されていることを特徴とする請求項1に記載の構造体等の点検具。
  14. 前記転打子は、ステンレス等の金属製であることを特徴とする請求項1に記載の構造体等の点検具。
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