JP2007132647A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007132647A
JP2007132647A JP2006070825A JP2006070825A JP2007132647A JP 2007132647 A JP2007132647 A JP 2007132647A JP 2006070825 A JP2006070825 A JP 2006070825A JP 2006070825 A JP2006070825 A JP 2006070825A JP 2007132647 A JP2007132647 A JP 2007132647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
temperature
heat exchanger
side heat
evaporation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006070825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5133524B2 (ja
Inventor
Katsunori Nagayoshi
克典 永吉
Junichi Shimoda
順一 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2006070825A priority Critical patent/JP5133524B2/ja
Publication of JP2007132647A publication Critical patent/JP2007132647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5133524B2 publication Critical patent/JP5133524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】利用側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転を行う際に、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発して、室内に臭いが発生するのを防ぐ。
【解決手段】空気調和装置1は、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮機21から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器23と、熱源側熱交換器23において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張弁24と、膨張弁24において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器41とが接続されてなる冷媒回路10を備えており、冷媒の蒸発温度Teが室内空気の露点温度Tdewよりも高い場合に、冷媒の蒸発温度Teを下げる再蒸発防止制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和装置、特に、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器と、熱源側熱交換器において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張機構と、膨張機構において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器とが接続されてなる冷媒回路を備えた空気調和装置に関する。
従来より、冷房運転や除湿運転が可能な空気調和装置がある。このような空気調和装置は、主として、圧縮機と、熱源側熱交換器と、膨張機構と、利用側熱交換器とが接続されてなる冷媒回路を備えている。
そして、このような空気調和装置では、圧縮機によって冷媒を圧縮し、この圧縮機から吐出された冷媒を熱源側熱交換器において凝縮させ、この凝縮された冷媒を膨張機構において減圧し、この減圧された冷媒を利用側熱交換器において室内空気と熱交換させることによって蒸発させ、この蒸発された冷媒を圧縮機に再び吸入するという冷凍サイクル運転が行われる。ここで、室内空気は、利用側熱交換器において冷媒と熱交換を行うことによって冷却されるが、この際に、空気中に含まれる水分が結露してドレン水となって利用側熱交換器の表面に付着する。このドレン水は、利用側熱交換器の表面を流下して、利用側熱交換器の下方に配置されたドレンパンによって受けられる。
しかし、上述の空気調和装置では、利用側熱交換器やドレンパン付近の雰囲気温度が高くなり、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発してしまうことがある。このようなドレン水の再蒸発は、室内に臭いを発生させるという問題を生じさせてしまう。
本発明の課題は、利用側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転を行う際に、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発して室内に臭いが発生するのを防ぐことにある。
第1の発明にかかる空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器と、熱源側熱交換器において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張機構と、膨張機構において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器とが接続されてなる冷媒回路を備えており、冷媒の蒸発温度が室内空気の露点温度よりも高い場合に、冷媒の蒸発温度を下げる再蒸発防止制御を行う。
この空気調和装置では、冷媒の蒸発温度が室内空気の露点温度よりも高い場合に、冷媒の蒸発温度を下げる再蒸発防止制御を行うようにしているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えて、室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
第2の発明にかかる空気調和装置は、第1の発明にかかる空気調和装置において、再蒸発防止制御は、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下になるまで行う。
この空気調和装置では、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下になるまで下げるようにしているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを確実に抑えることができる。
第3の発明にかかる空気調和装置は、第1又は第2の発明にかかる空気調和装置において、利用側熱交換器において発生するドレン水を受けるドレンパンと、ドレンパン内のドレン水の有無を検出する水位検出機構又は結露検出機構をさらに備えており、水位検出機構又は結露検出機構によってドレン水の存在が検出された場合に、再蒸発防止制御を行う。
この空気調和装置では、ドレンパン内にドレン水の存在が検出された場合に再蒸発防止制御を行うようにしているため、冷媒の蒸発温度が高くかつドレンパン内にドレン水が存在しない状態のように、実質的に再蒸発が生じない運転状態において、再蒸発防止制御を行なわなくても済むようになる。
第4の発明にかかる空気調和装置は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる空気調和装置において、再蒸発防止制御は、圧縮機の容量制御により行う。
この空気調和装置では、圧縮機の容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしているため、制御性が良好である。
第5の発明にかかる空気調和装置は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる空気調和装置において、熱源側熱交換器には、冷媒と熱交換させるための空気が送風ファンによって供給されるようになっている。再蒸発防止制御は、送風ファンの容量制御により行う。
この空気調和装置では、送風ファンの容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしているため、制御性が良好である。
第6の発明にかかる空気調和装置は、第1〜第5の発明のいずれかにかかる空気調和装置において、室内空気の露点温度は、利用側熱交換器に供給される室内空気の温度を検出する室内空気温度検出機構によって検出される温度値と、利用側熱交換器に供給される室内空気の湿度を検出する室内空気湿度検出機構によって検出される湿度値とに基づいて得られる。
この空気調和装置では、室内空気の露点温度が室内空気の温度と室内空気の湿度とに基づいて得られるため、再蒸発防止制御の制御性が良好となる。
第7の発明にかかる空気調和装置は、第1〜第6の発明のいずれかにかかる空気調和装置において、冷媒の蒸発温度は、利用側熱交換器における冷媒温度を検出する利用側熱交温度検出機構によって検出される温度値、又は、圧縮機の吸入側における冷媒圧力を検出する圧力検出機構によって検出される圧力値に基づいて得られる。
この空気調和装置では、冷媒の蒸発温度が利用側熱交換器における冷媒温度又は圧縮機の吸入側の冷媒圧力に基づいて得られるため、再蒸発防止制御の制御性が良好となる。
第8の発明にかかる空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器と、熱源側熱交換器において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張機構と、膨張機構において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器とが接続されてなる冷媒回路を備えており、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下に制御する。
この空気調和装置では、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下に制御しているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えて、室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、冷媒の蒸発温度が室内空気の露点温度よりも高い場合に、冷媒の蒸発温度を下げる再蒸発防止制御を行うようにしているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えて、室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
第2の発明では、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下になるまで下げるようにしているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを確実に抑えることができる。
第3の発明では、ドレンパン内にドレン水の存在が検出された場合に再蒸発防止制御を行うようにしているため、冷媒の蒸発温度が高くかつドレンパン内にドレン水が存在しない状態のように、実質的に再蒸発が生じない運転状態において、再蒸発防止制御を行なわなくても済むようになる。
第4の発明では、圧縮機の容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしているため、制御性が良好である。
第5の発明では、送風ファンの容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしているため、制御性が良好である。
第6の発明では、室内空気の露点温度が室内空気の温度と室内空気の湿度とに基づいて得られるため、再蒸発防止制御の制御性が良好となる。
第7の発明では、冷媒の蒸発温度が利用側熱交換器における冷媒温度又は圧縮機の吸入側の冷媒圧力に基づいて得られるため、再蒸発防止制御の制御性が良好となる。
第8の発明では、冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以下に制御しているため、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えて、室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
(1)空気調和装置の全体構成
図1は、本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、主として、室内の冷暖房に使用される装置である。空気調和装置1は、主として、熱源ユニット2と、利用ユニット4と、熱源ユニット2と利用ユニット4とを接続する液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7とを備えている。すなわち、本実施形態の空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、熱源ユニット2と、利用ユニット4と、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7とが接続されることによって構成されている。
(2)利用ユニットの構成
利用ユニット4は、例えば、建物内の天井に埋め込みや吊り下げ、あるいは、室内の壁面に壁掛け等により設置されている。利用ユニット4は、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7を介して熱源ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、利用ユニット4の構成について説明する。利用ユニット4は、主として、冷媒回路10の一部を構成する利用側冷媒回路10aを備えている。この利用側冷媒回路10aは、主として、利用側熱交換器41を備えている。
利用側熱交換器41は、本実施形態において、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時や除湿運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。利用側熱交換器41の下方には、冷房運転時や除湿運転時に利用側熱交換器41において発生するドレン水を受けるドレンパン42が配置されている。尚、利用側熱交換器41の型式は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器に限定されず、他のフィン形状であってもよいし、また、利用側熱交換器41において発生するドレン水がドレンパン42に流下する構造を有するものであれば、種々の型式を使用することが可能である。
利用ユニット4は、本実施形態において、ユニット内に室内空気を吸入して、熱交換した後に、室内に供給するための室内ファン43を備えており、室内空気と利用側熱交換器41を流れる冷媒とを熱交換させることが可能である。室内ファン43は、ファンモータ43aによって駆動される。
また、利用ユニット4には、各種のセンサが設けられている。具体的には、利用側熱交換器41の液側には液状態又は気液二相状態の冷媒の温度を検出する利用側熱交温度検出機構としての液側温度センサ44が設けられており、利用ユニット4内にはユニット内に吸入される室内空気の温度及び相対湿度を検出する室内空気温度検出機構としての吸入空気温度センサ45及び室内空気湿度検出機構としての吸入空気湿度センサ46が設けられている。本実施形態において、液側温度センサ44及び吸入空気温度センサ45は、サーミスタからなる。尚、吸入空気温度センサ45と吸入空気湿度センサ46とは、温度及び湿度を検出することが可能なセンサを使用してもよい。
また、利用ユニット4は、利用ユニット4を構成する各部の動作を制御する利用側制御部47を備えている。そして、利用側制御部47は、利用ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、利用ユニット4を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、熱源ユニット2との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
(3)熱源ユニットの構成
熱源ユニット2は、例えば、屋上等の建物外に設置されている。熱源ユニット2は、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7を介して利用ユニット4に接続されており、利用ユニット4の間で冷媒回路10を構成している。
次に、熱源ユニット2の構成について説明する。熱源ユニット2は、主として、冷媒回路10の一部を構成する熱源側冷媒回路10bを備えている。この熱源側冷媒回路10bは、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、熱源側熱交換器23と、膨張機構としての膨張弁24と、液側閉鎖弁25と、ガス側閉鎖弁26とを備えている。
圧縮機21は、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより制御されるモータ21aによって駆動される容積式圧縮機である。本実施形態において、圧縮機21は、1台のみであるが、これに限定されず、利用ユニットの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されたものであってもよい。
四路切換弁22は、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房運転時や除湿運転時には、熱源側熱交換器23を圧縮機21から吐出された冷媒の凝縮器として、かつ、利用側熱交換器41を膨張弁24において減圧された冷媒の蒸発器として機能させるために、圧縮機21の吐出側と熱源側熱交換器23のガス側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側とガス冷媒連絡配管7側とを接続し(図1の四路切換弁22の実線を参照)、暖房運転時には、利用側熱交換器41を圧縮機21において吐出された冷媒の凝縮器として、かつ、熱源側熱交換器23を膨張弁24で減圧された冷媒の蒸発器として機能させるために、圧縮機21の吐出側とガス冷媒連絡配管7側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と熱源側熱交換器23のガス側とを接続することが可能である(図1の四路切換弁22の破線を参照)。
熱源側熱交換器23は、本実施形態において、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。熱源側熱交換器23は、そのガス側が四路切換弁22に接続され、その液側が液冷媒連絡配管6に接続されている。尚、熱源側熱交換器23の型式は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器に限定されず、種々の型式を使用することが可能である。また、熱源側熱交換器23の熱源も室外空気に限定されず、水であってもよい。
膨張弁24は、冷房運転時や除湿運転時には熱源側熱交換器23において凝縮されて利用側熱交換器41に送られる冷媒を減圧し、暖房運転時には利用側熱交換器41において凝縮されて熱源側熱交換器23に送られる冷媒を減圧する電動膨張弁である。
熱源ユニット2は、本実施形態において、ユニット内に室外空気を吸入して、熱源側熱交換器23に供給した後に、室外に排出するための室外ファン27を備えており、室外空気と熱源側熱交換器23を流れる冷媒とを熱交換させることが可能である。この室外ファン27は、ファンモータ27aによって駆動される。
液側閉鎖弁25及びガス側閉鎖弁26は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、熱源側熱交換器23に接続されている。ガス側閉鎖弁26は、四路切換弁22に接続されている。
また、熱源ユニット2は、熱源ユニット2を構成する各部の動作を制御する熱源側制御部28を備えている。そして、熱源側制御部28は、熱源ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ、さらに、モータ21aを制御するインバータ回路等を有しており、利用ユニット4の利用側制御部47との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
以上のように、利用側冷媒回路10aと熱源側冷媒回路10bと冷媒連絡配管6、7とが接続されて、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。そして、本実施形態の空気調和装置1は、熱源側制御部28と利用側制御部47とからなる制御部8によって、四路切換弁22により冷房運転(又は除湿運転)と暖房運転とを切り換えて運転を行うとともに、利用ユニット4の運転負荷に応じて、熱源ユニット2及び利用ユニット4の各機器の制御を行うようになっている。
(4)空気調和装置の動作
次に、本実施形態の空気調和装置1の動作について説明する。
本実施形態の空気調和装置1の運転としては、熱源側熱交換器23を圧縮機21から吐出された冷媒の凝縮器としてかつ利用側熱交換器41を膨張弁24において減圧された冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転としての冷房運転及び除湿運転と、利用側熱交換器41を圧縮機21において吐出された冷媒の凝縮器としてかつ熱源側熱交換器23を膨張弁24で減圧された冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転としての暖房運転とを行うことができる。そして、空気調和装置1では、冷房運転時や除湿運転時に、冷媒の蒸発温度が室内空気の露点温度よりも高い場合に、冷媒の蒸発温度を下げる再蒸発防止制御を行うようになっている。
以下、空気調和装置1の各運転の動作について説明する。
(A)暖房運転
暖房運転時は、四路切換弁22が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が利用側熱交換器41のガス側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が熱源側熱交換器23のガス側に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開にされ、膨張弁24は開度調節されるようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室内ファン43を運転すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となって吐出され、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁26及びガス冷媒連絡配管7を経由して、利用ユニット4に送られる。
そして、利用ユニット4に送られた高圧のガス冷媒は、利用側熱交換器41において、室内空気と熱交換を行って凝縮されて高圧の液冷媒となった後、液冷媒連絡配管6を経由して熱源ユニット2に送られて液側閉鎖弁25を経由した後に、膨張弁24によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、熱源側熱交換器23に流入し、室外ファン27によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発されて低圧のガス冷媒となり、四路切換弁22を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
(B)冷房運転・除湿運転
冷房運転時や除湿運転時は、四路切換弁22が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が熱源側熱交換器23のガス側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が利用側熱交換器41のガス側に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開にされ、膨張弁24は開度調節されるようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室内ファン43を運転すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となって吐出される。この高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を経由して熱源側熱交換器23に送られて、室外ファン27によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮されて高圧の液冷媒となる。そして、この高圧の液冷媒は、膨張弁24によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となった後に、液側閉鎖弁25及び液冷媒連絡配管6を経由して、利用ユニット4に送られる。
そして、利用ユニット4に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、利用側熱交換器41に送られ、室内ファン43によって供給される室内空気と熱交換を行って蒸発されて低圧のガス冷媒となる。ここで、利用側熱交換器41では、冷媒と熱交換を行うことによって冷却された室内空気中に含まれる水分が結露してドレン水となって表面に付着する。そして、このドレン水は、利用側熱交換器41の表面を流下して、利用側熱交換器41の下方に配置されたドレンパン42によって受けられることになる。この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管7を経由して熱源ユニット2に送られ、ガス側閉鎖弁26及び四路切換弁22を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
このような冷房運転時や除湿運転時においては、利用側熱交換器41やドレンパン42付近の雰囲気温度が高くなり、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発してしまうことがある。しかし、本実施形態の空気調和装置1では、以下に説明する再蒸発防止制御が行われているため、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えることができるようになっている。
次に、冷房運転時や除湿運転時に行われる再蒸発防止制御について、図2を用いて説明する。ここで、図2は、本実施形態における再蒸発防止制御のフローチャートである。
まず、ステップS1において、液側温度センサ44によって検出される温度値(すなわち、利用側熱交換器41における低圧の気液二相状態の冷媒の温度値)に基づいて得られる冷媒の蒸発温度Teと、吸入空気温度センサ45及び吸入空気湿度センサ46によって検出される温度値及び相対湿度値(すなわち、利用ユニット4内に吸入される室内空気の温度値及び相対湿度値)に基づいて得られる室内空気の露点温度Tdewとを比較して、蒸発温度Teが露点温度Tdew以下である場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しにくい条件(以下、非蒸発条件とする)であると判断して、そのまま再蒸発防止制御の処理を終了する。一方、冷媒の蒸発温度Teが露点温度Tdewよりも高い場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しやすい条件(以下、再蒸発条件とする)であると判断して、次のステップS2に移行する。
次に、ステップS2において、圧縮機21の運転容量を増加させる制御を行う。具体的には、モータ21aの周波数(すなわち、回転数)を増加させることで、圧縮機21の運転容量を増加させる。すると、蒸発温度Teが低下して、非蒸発条件に近づくようになり、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのが抑えられるようになる。
そして、このステップS2の処理が終了した後、ステップS1において、非蒸発条件であるか再蒸発条件であるかどうかの判断が行われる。すなわち、ステップS2の処理は、非蒸発条件になるまで繰り返されることになる。尚、非蒸発条件としては、上述のように、蒸発温度Teが露点温度Tdew以下としてもよいし、また、再蒸発を確実に抑えるために、蒸発温度Teが露点温度Tdew未満としてもよい。例えば、蒸発温度Teを露点温度Tdewから所定温度だけ差し引いた温度まで低下させるようにすることが考えられる。
本実施形態の空気調和装置1では、上述のような再蒸発防止制御を行うことによって、冷房運転時や除湿運転時において、非蒸発条件を得るようにして、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えるようにしている。
(5)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和装置1では、冷房運転時や除湿運転時のような利用側熱交換器41を冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転を行う場合において、冷媒の蒸発温度Teが室内空気の露点温度Tdewよりも高い場合に蒸発温度Teを下げる再蒸発防止制御を行うことで、蒸発温度Teを露点温度Tdew以下に制御するようにしているため、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えて、室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
また、この再蒸発防止制御は、蒸発温度Teを室内空気の露点温度Tdew以下、あるいは、蒸発温度Teを室内空気の露点温度Tdew未満になるまで下げるようにしているため、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのを確実に抑えることができる。
しかも、再蒸発防止制御は、圧縮機21の容量制御により行われていることから、制御性が良好である。また、露点温度Tdewを、利用側熱交換器41に供給される室内空気の温度を検出する室内空気温度検出機構としての吸入空気温度センサ45によって検出される温度値と、利用側熱交換器41に供給される室内空気の湿度を検出する吸入空気湿度センサ46によって検出される湿度値とに基づいて得るようにしていること、また、冷媒の蒸発温度Teを、利用側熱交換器41における冷媒温度を検出する利用側熱交温度検出機構としての液側温度センサ44によって検出される温度値に基づいて得るようにしていることから、再蒸発防止制御の制御性が良好となる。
(6)変形例1
上述の実施形態では、圧縮機21の容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしているが、熱源側熱交換器23に空気を供給する送風ファンとしての室外ファン27が運転容量を可変することが可能な送風ファンである場合には、室外ファン27の容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしてもよい。
次に、冷房運転時や除湿運転時に行われる再蒸発防止制御について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、本変形例における再蒸発防止制御のフローチャートである。
まず、ステップS11において、液側温度センサ44によって検出される温度値(すなわち、利用側熱交換器41における低圧の気液二相状態の冷媒の温度値)に基づいて得られる冷媒の蒸発温度Teと、吸入空気温度センサ45及び吸入空気湿度センサ46によって検出される温度値及び相対湿度値(すなわち、利用ユニット4内に吸入される室内空気の温度値及び相対湿度値)に基づいて得られる室内空気の露点温度Tdewとを比較して、蒸発温度Teが露点温度Tdew以下である場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しにくい条件(以下、非蒸発条件とする)であると判断して、そのまま再蒸発防止制御の処理を終了する。一方、冷媒の蒸発温度Teが露点温度Tdewよりも高い場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しやすい条件(以下、再蒸発条件とする)であると判断して、次のステップS12に移行する。このステップS11の処理は、上述の実施形態の圧縮機21の容量制御による再蒸発防止制御におけるステップS1の処理と同じである。
次に、ステップS12において、室外ファン27の運転容量(すなわち、風量)を増加させる制御を行う。例えば、ファンモータ27aがインバータにより制御されるモータである場合には、ファンモータ27aの周波数(すなわち、回転数)を増加させることで、室外ファンの運転容量(すなわち、風量)を増加させる。すると、熱源側熱交換器23における冷媒と室外空気との熱交換(ここでは、室外空気による冷媒の冷却)が促進されて、熱源側熱交換器23における冷媒の凝縮温度(すなわち、熱源側熱交換器23における冷媒の凝縮圧力及び圧縮機21から吐出される冷媒の圧力)が低下するため、利用側熱交換器41に送られる冷媒の圧力も低下し、その結果、蒸発温度Teが低下して、非蒸発条件に近づくようになり、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのが抑えられるようになる。すなわち、ファンモータ27aの周波数(すなわち、回転数)を増加させることで、間接的に、蒸発温度Teを低下させて、非蒸発条件に近づけることができる。
そして、このステップS12の処理が終了した後、ステップS11において、非蒸発条件であるか再蒸発条件であるかどうかの判断が行われる。すなわち、ステップS12の処理は、非蒸発条件になるまで繰り返されることになる。尚、非蒸発条件としては、上述のように、蒸発温度Teが露点温度Tdew以下としてもよいし、また、再蒸発を確実に抑えるために、蒸発温度Teが露点温度Tdew未満としてもよい。例えば、蒸発温度Teを露点温度Tdewから所定温度だけ差し引いた温度まで低下させるようにすることが考えられる。
本変形例の空気調和装置1では、上述のように、室外ファン27の容量制御により再蒸発防止制御を行うことによって、冷房運転時や除湿運転時において、非蒸発条件を得るようにして、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのを抑えることができる。また、室外ファン27の容量制御により再蒸発防止制御を行う場合には、圧縮機21の容量制御により再蒸発防止生後を行う場合と同様、制御性が良好である。しかも、室外ファン27の容量制御により再蒸発防止制御を行う場合には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を低下させることができるため、圧縮機21のモータ21aの消費電力が少なくなり、省エネルギー化にも寄与することになる。
(7)変形例2
上述の実施形態及び変形例1では、冷媒の蒸発温度Teを、利用側熱交換器41における冷媒温度を検出する利用側熱交温度検出機構としての液側温度センサ44によって検出される温度値に基づいて得るようにしているが、図4に示されるように、冷房運転時や除湿運転時の四路切換弁22の状態において、圧縮機21の吸入側における冷媒圧力を検出する圧力検出機構としての低圧圧力センサ29を設けて、低圧圧力センサ29によって検出される圧力値に基づいて(具体的には、圧縮機21の吸入側における冷媒圧力を飽和温度に換算することによって)得られた冷媒の蒸発温度Teを再蒸発防止制御に用いるようにしてもよい。
<第2実施形態>
(1)空気調和装置の構成
上述の第1実施形態及びその変形例の空気調和装置1では、冷媒の蒸発温度Teと室内空気の露点温度Tdewとの大小関係を判定することによって蒸発温度Teを低下させる再蒸発防止制御を行うようにしているため、ドレンパン42にドレン水が存在するか否かにかかわらず、再蒸発防止制御を行われることになる。言い換えれば、ドレンパン内にドレン水が存在せず、実質的に再蒸発防止制御を行う必要のない運転状態においても、再蒸発防止制御を行われることになる。
そこで、本実施形態の空気調和装置101では、図5に示されるように、ドレンパン42にドレンパン42内のドレン水の有無を検出する水位検出機構としての水位センサ148が設けられた利用ユニット104を採用している。尚、本実施形態の空気調和装置101では、利用ユニット104に水位センサ148が設けられている以外の点は、第1実施形態及びその変形例の空気調和装置1の構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(2)空気調和装置の動作及び特徴
そして、利用ユニット104に水位センサ148を設けることによって、冷房運転時や除湿運転時において、以下のような再蒸発防止制御を行うことができる。この再蒸発防止制御について、図6を用いて説明する。ここで、図6は、本実施形態における再蒸発防止制御のフローチャートである。
まず、第1実施形態及びその変形例と同様に、ステップS101において、液側温度センサ44によって検出される温度値(又は、低圧圧力センサ29によって検出される圧力値)に基づいて得られる冷媒の蒸発温度Teと、吸入空気温度センサ45及び吸入空気湿度センサ46によって検出される温度値及び相対湿度値に基づいて得られる室内空気の露点温度Tdewとを比較して、蒸発温度Teが露点温度Tdew以下である場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しにくい条件(以下、非蒸発条件とする)であると判断して、そのまま再蒸発防止制御の処理を終了する。一方、冷媒の蒸発温度Teが露点温度Tdewよりも高い場合には、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発しやすい条件(以下、再蒸発条件とする)であると判断して、ステップS102の処理に移行する。
次に、ステップS102において、水位センサ148によって検出される水位値や検知信号から、ドレンパン42内にドレン水が存在するか否かを判定して、ドレン水の存在が検出されなかった場合には、ドレン水がドレンパン42内に存在しない条件(以下、制御不要条件とする)であると判断して、そのまま再蒸発防止制御の処理を終了する。一方、ドレン水の存在が検出された場合には、ドレン水がドレンパン42内に存在する条件(以下、制御必要条件とする)であると判断して、次のステップS103に移行する。
次に、ステップS103において、第1実施形態及びその変形例と同様に、圧縮機21の運転容量を増加させる制御を行う。すると、蒸発温度Teが低下して、非蒸発条件に近づくようになり、ドレンパン42によって受けられたドレン水が再蒸発するのが抑えられるようになる。
そして、このステップS103の処理が終了した後、ステップS101において非蒸発条件であるか再蒸発条件であるかどうかの判断が行われ、さらに、ステップS102において制御不要条件であるか制御必要条件であるかどうかの判断が行われる。すなわち、ステップS103の処理は、非蒸発条件又は制御不要条件になるまで繰り返されることになる。
本実施形態の空気調和装置101では、水位センサ148によってドレンパン42内にドレン水の存在が検出された場合に再蒸発防止制御を行うようにしているため、冷媒の蒸発温度Teが高くかつドレンパン42内にドレン水が存在しない状態のように、実質的に再蒸発が生じない運転状態(すなわち、制御不要条件)においては、再蒸発防止制御を行なわなくて済むようになる。
尚、ここでは、圧縮機21の容量制御により再蒸発防止制御を行う例を説明しているが、室外ファン27が運転容量を可変することが可能な送風ファンである場合には、第1実施形態の変形例1と同様に、室外ファン27の容量制御により再蒸発防止制御を行うようにしてもよい。
(3)変形例1
上述の実施形態では、ドレンパン42に水位センサ148のみを設けるようにしているが、図7に示されるように、利用ユニット104がドレンパン42からユニットの外部へドレン水を排出するドレンポンプ149を備えたものである場合には、ドレンポンプ149の発停を制御するために水位センサが設けられることが多い。このような利用ユニット104を備えた空気調和装置101では、ドレンポンプ149の発停を制御するために水位センサを、上述の実施形態における水位センサ148として兼用することも可能である。
(4)変形例2
上述の実施形態及び変形例1では、ドレンパン42内のドレン水の有無を検出するために水位センサ148が使用されているが、図8に示されるように、結露検出機構としての結露センサ150をドレンパン42に設けてもよい。この場合には、上述のステップS102における制御必要条件及び制御不要条件の判断において、結露センサ150の検出信号を使用することになる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上述の実施形態及びその変形例では、1台の熱源ユニットに1台の利用ユニットが接続された構成を有する空気調和装置に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されず、1台の熱源ユニットに複数台の利用ユニットが接続された構成や複数台の熱源ユニットに1台の利用ユニットが接続された構成、あるいは、複数台の熱源ユニットに複数台の利用ユニットが接続された構成を有する空気調和装置に本発明を適用してもよい。
(B)
上述の実施形態及びその変形例では、冷暖房切換可能な空気調和装置に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されず、冷房専用の空気調和装置に本発明を適用してもよい。
(C)
上述の実施形態及びその変形例では、利用ユニットと熱源ユニットが冷媒連絡配管を介して接続されたセパレート型の空気調和装置に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されず、例えば、両ユニットの構成機器が一体のユニットに内蔵された一体型の空気調和装置に本発明を適用したり、圧縮機が利用ユニットに内蔵されかつ熱源側熱交換器及び室外ファンが熱源ユニットに内蔵された、いわゆる、リモートコンデンサ型の空気調和装置に本発明を適用してもよい。
本発明を利用すれば、利用側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる冷凍サイクル運転を行う際に、ドレンパンによって受けられたドレン水が再蒸発して室内に臭いが発生するのを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略構成図である。 第1実施形態における再蒸発防止制御のフローチャートである。 第1実施形態の変形例1における再蒸発防止制御のフローチャートである。 第1実施形態の変形例2にかかる空気調和装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の概略構成図である。 第2実施形態における再蒸発防止制御のフローチャートである。 第2実施形態の変形例1にかかる空気調和装置の概略構成図である。 第2実施形態の変形例2にかかる空気調和装置の概略構成図である。
符号の説明
1、101 空気調和装置
10 冷媒回路
21 圧縮機
23 熱源側熱交換器
24 膨張弁(膨張機構)
27 室外ファン(送風ファン)
29 低圧圧力センサ(圧力検出機構)
41 利用側熱交換器
42 ドレンパン
44 液側温度センサ(利用側熱交温度検出機構)
45 吸入空気温度センサ(室内空気温度検出機構)
46 吸入空気湿度センサ(室内空気湿度検出機構)
148 水位センサ(水位検出機構)
150 結露センサ(結露検出機構)
Tdew 室内空気の露点温度
Te 冷媒の蒸発温度

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、前記圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器(23)と、前記熱源側熱交換器において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張機構(24)と、前記膨張機構において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器(41)とが接続されてなる冷媒回路(10)を備えており、
    冷媒の蒸発温度(Te)が室内空気の露点温度(Tdew)よりも高い場合に、冷媒の蒸発温度を下げる再蒸発防止制御を行う、
    空気調和装置(1、101)。
  2. 前記再蒸発防止制御は、冷媒の蒸発温度(Te)を室内空気の露点温度(Tdew)以下になるまで行う、請求項1に記載の空気調和装置(1、101)。
  3. 前記利用側熱交換器(41)において発生するドレン水を受けるドレンパン(42)と、前記ドレンパン内のドレン水の有無を検出する水位検出機構(148)又は結露検出機構(150)をさらに備えており、
    前記水位検出機構又は前記結露検出機構によってドレン水の存在が検出された場合に、前記再蒸発防止制御を行う、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(101)。
  4. 前記再蒸発防止制御は、前記圧縮機(21)の容量制御により行う、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  5. 前記熱源側熱交換器(23)には、冷媒と熱交換させるための空気が送風ファン(27)によって供給されるようになっており、
    前記再蒸発防止制御は、前記送風ファンの容量制御により行う、
    請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  6. 室内空気の露点温度(Tdew)は、前記利用側熱交換器(41)に供給される室内空気の温度を検出する室内空気温度検出機構(45)によって検出される温度値と、前記利用側熱交換器に供給される室内空気の湿度を検出する室内空気湿度検出機構(46)によって検出される湿度値とに基づいて得られる、請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  7. 冷媒の蒸発温度(Te)は、前記利用側熱交換器(41)における冷媒温度を検出する利用側熱交温度検出機構(44)によって検出される温度値、又は、前記圧縮機(21)の吸入側における冷媒圧力を検出する圧力検出機構(29)によって検出される圧力値に基づいて得られる、請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  8. 冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、前記圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させることが可能な熱源側熱交換器(23)と、前記熱源側熱交換器において凝縮された冷媒を減圧することが可能な膨張機構(24)と、前記膨張機構において減圧された冷媒を室内空気と熱交換させることによって蒸発させることが可能な利用側熱交換器(41)とが接続されてなる冷媒回路(10)を備えており、
    冷媒の蒸発温度(Te)を室内空気の露点温度(Tdew)以下に制御する、
    空気調和装置(1、101)。
JP2006070825A 2005-10-14 2006-03-15 空気調和装置 Active JP5133524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006070825A JP5133524B2 (ja) 2005-10-14 2006-03-15 空気調和装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005299820 2005-10-14
JP2005299820 2005-10-14
JP2006070825A JP5133524B2 (ja) 2005-10-14 2006-03-15 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007132647A true JP2007132647A (ja) 2007-05-31
JP5133524B2 JP5133524B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=38154453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006070825A Active JP5133524B2 (ja) 2005-10-14 2006-03-15 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5133524B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300003A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機、ドレン水検出方法
US20120239251A1 (en) * 2009-05-06 2012-09-20 Ford Global Technologies, Llc Climate control system and method for optimizing energy consumption of a vehicle
CN113124536A (zh) * 2021-04-30 2021-07-16 珠海格力电器股份有限公司 空调器的防凝露控制方法、装置、空调器和存储介质

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105240996B (zh) * 2015-09-24 2017-12-05 芜湖美智空调设备有限公司 空调器的控制方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165444A (ja) * 1984-02-09 1985-08-28 Matsushita Refrig Co 空気調和機のドレン水排水装置
JPH03164624A (ja) * 1989-11-21 1991-07-16 Toshiba Corp 空気調和機のドレン水排水装置
JPH07110179A (ja) * 1993-10-15 1995-04-25 Sharp Corp 冷凍装置
JP2000346533A (ja) * 1999-05-31 2000-12-15 Izumi Ichinose ドレン気化装置
JP2002310450A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Kioi:Kk 空調装置
JP2003294327A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷却装置
JP2004175149A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Zexel Valeo Climate Control Corp 空調装置の省動力制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165444A (ja) * 1984-02-09 1985-08-28 Matsushita Refrig Co 空気調和機のドレン水排水装置
JPH03164624A (ja) * 1989-11-21 1991-07-16 Toshiba Corp 空気調和機のドレン水排水装置
JPH07110179A (ja) * 1993-10-15 1995-04-25 Sharp Corp 冷凍装置
JP2000346533A (ja) * 1999-05-31 2000-12-15 Izumi Ichinose ドレン気化装置
JP2002310450A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Kioi:Kk 空調装置
JP2003294327A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷却装置
JP2004175149A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Zexel Valeo Climate Control Corp 空調装置の省動力制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300003A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機、ドレン水検出方法
US20120239251A1 (en) * 2009-05-06 2012-09-20 Ford Global Technologies, Llc Climate control system and method for optimizing energy consumption of a vehicle
US8467936B2 (en) * 2009-05-06 2013-06-18 Ford Global Technologies, Llc Climate control system and method for optimizing energy consumption of a vehicle
CN113124536A (zh) * 2021-04-30 2021-07-16 珠海格力电器股份有限公司 空调器的防凝露控制方法、装置、空调器和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5133524B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100512281B1 (ko) 냉난방기의 제습 운전방법
JP5012777B2 (ja) 空気調和機
JP5263522B2 (ja) 冷凍装置
JP4468682B2 (ja) 空気調和機の節電除湿運転方法
JP4835688B2 (ja) 空気調和装置、空調システム
WO2010013416A1 (ja) 空気調和装置
JP4849095B2 (ja) 空気調和装置
JP2007218532A (ja) 空気調和装置
US20080092572A1 (en) Simultaneous cooling-heating multiple type air conditioner
JP3835453B2 (ja) 空気調和装置
JP2011075179A (ja) 空調システム
JP2006349258A (ja) 空気調和機
JP4385698B2 (ja) 空気調和機
JP2008190759A (ja) 空気調和装置
JP5133524B2 (ja) 空気調和装置
JP2020125855A (ja) 空気調和機
JP6296449B2 (ja) 冷媒回収方法、冷凍空調装置、及び冷媒回収システム
JP2003139436A (ja) 空気調和機
JP2002147819A (ja) 冷凍装置
JP2005037052A (ja) 空気調和機
JP7266999B2 (ja) 空気調和機およびその施工方法
JP2002243307A (ja) 空気調和装置
JP5956839B2 (ja) 空気調和機
JP5999163B2 (ja) 空気調和装置
JP2007192436A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111216

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111226

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5133524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150