JP2003294327A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2003294327A
JP2003294327A JP2002096522A JP2002096522A JP2003294327A JP 2003294327 A JP2003294327 A JP 2003294327A JP 2002096522 A JP2002096522 A JP 2002096522A JP 2002096522 A JP2002096522 A JP 2002096522A JP 2003294327 A JP2003294327 A JP 2003294327A
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blower
temperature
cooling water
cooling
condenser
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JP2002096522A
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Akira Fujitaka
章 藤高
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Tatsuo Nakayama
達雄 中山
Ryuichi Ono
竜一 大野
Tatsuya Nakamoto
達也 中本
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/11Fan speed control
    • F25B2600/111Fan speed control of condenser fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • F25B49/027Condenser control arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水の温度変動を小さくできる冷却装置を
提供する。 【解決手段】 圧縮機1、凝縮器2、減圧器3および蒸
発器4のそれぞれを冷媒配管で順次接続して構成した冷
凍サイクルと、蒸発器で冷却された冷却水を負荷10へ
循環させるポンプ7を有する冷却水回路10aと、冷却
水の温度を冷却水温度設定値近傍に制御する制御手段2
3とを備え、制御手段は凝縮器の送風機12の風量を制
御することにより、冷却水の温度を冷却水温度設定値に
制御するもので、冷却能力を変化させることができる。
従って、負荷に対し冷却能力をバランスさせ、圧縮機の
運転停止の回数を低減して、冷却水温度の変動をさらに
小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定温度の水等の
冷却流体を必要とするものの冷却流体温度制御に係り、
冷却流体の温度変動を小さくできる冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷却装置においては、図16に示
ように、圧縮機161、凝縮器162、減圧器163お
よび蒸発器164のそれぞれを冷媒配管で順次接続して
なる冷凍サイクルと、圧縮機161を運転、停止させ冷
却能力を制御する制御手段168と、蒸発器164と熱
交換する熱交換手段164aで冷却された冷却水を負荷
165へ循環させるポンプ166を有する冷却水回路1
65aとを備え、制御手段168により圧縮機161の
運転を制御して冷却水の温度を冷却水温度設定値に制御
するように構成されている。
【0003】すなわち、制御手段168はそのマイクロ
コンピュータに熱交換手段164aの冷却水温度Twを
温度センサ167で検出して取り込むことにより、冷却
水温度設定値と比較演算して圧縮機161の運転を決定
し、冷却水温度Twを冷却水温度設定値に制御するもの
である。この種の冷却装置は、例えば特開平7−157
014号公報等に記載されている。
【0004】このような冷却装置にあって冷凍サイクル
は、冷却水温度設定値の下限値で所定の冷却能力が得ら
れるよう設計されており、従って設定温度範囲を広げ、
温度の比較的高い冷却水を得るため冷却水温度設定値を
高くした場合、圧縮機の蒸発温度は高くなり、圧縮機に
吸入される冷媒の比容積が小さくなるため、一定の回転
数で運転される圧縮機の吐出冷媒量は増加し、その結果
過剰な冷却能力となり圧縮機の運転、停止が頻繁にな
り、安定した冷却水温度を得ることができなくなる。
【0005】さらに、冷却装置の周囲温度が変化する
と、冷却装置の凝縮器へ吸込まれる空気温度および凝縮
温度も変化し、その結果として冷却能力も変化する。特
に周囲温度が低温になると、冷却能力が増加し、圧縮機
の運転、停止が頻繁になり、安定した冷却水温度を得る
ことができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の問題
点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、冷却流体
の温度変動を小さくできる冷却装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載に係る発明は、圧縮機、凝縮
器、減圧器および蒸発器のそれぞれを冷媒配管で順次接
続して構成した冷凍サイクルと、蒸発器で冷却された冷
却流体を負荷へ循環させる流体循環手段を有する冷却流
体回路と、冷却流体の温度を冷却流体温度設定値近傍に
制御する制御手段とを備え、制御手段は凝縮器の送風機
の風量を制御することにより、冷却流体の温度を冷却流
体温度設定値に制御することを特徴とする冷却装置であ
る。
【0008】本発明の請求項2記載に係る発明は、請求
項1の記載において、凝縮器は複数の送風機を有し、制
御手段は複数の送風機の運転個数を制御して凝縮器の風
量を制御するとともに、連続運転する送風機と断続運転
または低速運転する送風機を組合せ、冷却流体の温度を
冷却流体温度設定値に制御することを特徴とする冷却装
置である。
【0009】本発明の請求項3記載に係る発明は、請求
項1または請求項2の記載において、凝縮器は複数の送
風機を有し、送風機は吸気路または送風路に開閉手段を
設け、制御手段は複数の送風機の運転個数を制御し凝縮
器の風量を制御するとともに、送風機の開閉手段を開閉
させる冷却装置である。
【0010】本発明の請求項4記載に係る発明は、圧縮
機、凝縮器、減圧器および蒸発器のそれぞれを冷媒配管
で順次接続して構成した冷凍サイクルと、蒸発器で冷却
された冷却流体を負荷へ循環させる流体循環手段を有す
る冷却流体回路と、冷却流体の温度を冷却流体温度設定
値近傍に制御する制御手段とを備え、凝縮器は送風機を
有し、制御手段は送風機の風量を制御するとともに、蒸
発器の蒸発冷媒温度と冷却流体温度設定値との差を温度
差設定値に制御することを特徴とする冷却装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】上記した本発明の目的は、各請求
項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成で
きるので、以下には各請求項の構成にその構成による作
用を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要と
する特定用語については詳細な説明を加えて、本発明の
実施の形態の説明とする。
【0012】本発明における第1の実施の形態は、圧縮
機、凝縮器、減圧器および蒸発器のそれぞれを冷媒配管
で順次接続して構成した冷凍サイクルと、蒸発器で冷却
された水等の冷却流体を負荷へ循環させるポンプ等の流
体循環手段を有する冷却流体回路と、冷却流体の温度を
冷却流体温度設定値近傍に制御する制御手段とを備え、
制御手段は凝縮器の送風機の風量を制御することによ
り、冷却流体の温度を冷却流体温度設定値に制御する冷
却装置である。
【0013】上記実施の形態によれば、制御手段は冷却
流体の温度を冷却流体温度設定値近傍に制御する様に凝
縮器の風量を制御し冷凍サイクルの冷凍能力を変化させ
ることにより、冷却水の温度変動を小さくできる。
【0014】本発明における第2の実施の形態は、請求
項1の記載において、凝縮器は複数の送風機を有し、制
御手段は複数の送風機の運転個数を制御し、連続運転す
る送風機と断続運転または低速運転する送風機を組合
せ、冷却流体の温度を冷却流体温度設定値に制御する冷
却装置である。
【0015】上記実施の形態によれば、制御手段は複数
の送風機の運転個数を制御し凝縮器の風量を制御すると
ともに、連続運転する送風機と断続運転または低速運転
する送風機を組合すことにより、風量を送風機の個数以
上に変化させることができ、冷却能力の変化幅を大きく
することができる。
【0016】本発明における第3の実施の形態は、請求
項1または請求項2の記載において、凝縮器は複数の送
風機を有し、送風機は空気吸込み口等の吸気路または空
気吹出し口等の送風路にシャッタ等の開閉手段を設け、
制御手段は複数の送風機の運転個数を制御し凝縮器の風
量を制御するとともに、送風機の開閉手段を開閉させる
もので、停止している送風機からのショートサーキット
を防ぎ、凝縮器の風量を確実に制御して冷凍サイクルの
冷却能力を変化させることにより、冷却流体の温度変動
を小さくできる。また、送風機の断続運転を少なくでき
るため送風機モータや送風機モータを駆動するリレー等
の制御手段の信頼性向上を図ることができる。
【0017】本発明における第4の実施の形態は、圧縮
機、凝縮器、減圧器および蒸発器のそれぞれを冷媒配管
で順次接続して構成した冷凍サイクルと、蒸発器で冷却
された水等の冷却流体を負荷へ循環させるポンプ等の流
体循環手段を有する冷却流体回路と、冷却流体の温度を
冷却流体温度設定値近傍に制御する制御手段とを備え、
凝縮器は送風機を有し、制御手段は送風機の風量を制御
するとともに、蒸発器の蒸発冷媒温度と冷却流体温度設
定値との差を温度差設定値に制御する冷却装置である。
【0018】上記実施の形態によれば、制御手段は蒸発
冷媒温度と冷却流体温度設定値との温度差を幾つかの設
定値近傍になる様に凝縮器の風量を制御して冷凍サイク
ルの冷凍能力を変化させることにより、冷却流体の温度
変動をさらに小さくできる。
【0019】
【実施例】以下本発明の冷却装置について図面を参照し
ながら説明する。
【0020】(実施例1)図1〜図4は、本発明の第1
の実施例を示し、図1は本発明の実施例1における冷却
装置を示す構成図で、図2は冷却装置の電気回路のブロ
ック図で、図3は冷却装置の制御ブロック図で、図4は
冷却装置の制御フローチャートである。
【0021】図1に示すように、圧縮機1、凝縮器2、
減圧器3、蒸発器4をそれぞれ冷媒配管で順次接続して
構成した冷凍サイクルと、蒸発器4と熱交換する熱交換
手段4aで冷却された冷却流体である冷却水を負荷10
へ循環させる流体循環手段であるポンプ7を有する冷却
流体回路である冷却水回路10aと、凝縮器2の送風機
12の風量を制御することにより、冷却水の温度を冷却
流体温度設定値である冷却水温度設定値近傍に制御する
とともに、圧縮機1およびポンプ7の運転、停止を制御
する制御手段23とを備えている。
【0022】送風機12は回転数を変化させて凝縮器2
への送風量を制御できる。冷却水回路10aはポンプ7
の冷却水出口に冷却流体温度である冷却水温度Twを検
出する冷却水温度センサ等の冷却流体温度検出手段であ
る冷却水温度検出手段8を設けている。制御手段23は
LSIで構成されたマイクロコンピュータおよびその周
辺回路からなり、入力回路24、CPU25、図4に示
す制御フローをもつプログラムを記憶したメモリ26、
出力回路27を有している。入力回路24には、冷却水
温度検出手段8の出力がA/D変換装置21を介して入
力される。出力回路27には凝縮器2の送風機12が接
続され、出力により送風機12の運転を制御する。20
は電源スイッチである。
【0023】そして、さらに制御手段23は図2に示す
電気回路のブロック図との対応において図3に示す制御
ブロック図に従い説明すると、冷却流体温度設定手段で
ある冷却水温度設定手段31と、冷却水温度検出手段8
からの出力信号と前記冷却水温度設定手段31による冷
却水温度設定値とを比較し制御信号を出力する温度差算
出手段32と、送風機12の回転数を制御する第1〜第
3の出力モードを記憶した記憶手段33と、温度差算出
手段32から発生する出力信号により、圧縮機1の運
転、停止を制御し、また温度差算出手段32から発生す
る出力信号により、記憶手段33の出力モードの一つを
選択する選択手段34とを以って制御機能を構成し、前
記選択した出力モードの一つを以って出力手段である送
風機12の回転数を制御し、凝縮器2の凝縮能力を制御
するものである。
【0024】上記実施例において、制御手段23により
凝縮器2の送風機12の回転数を変化させ風量を変化さ
せた場合、冷却能力は変化する。例えば、凝縮器2の送
風機12の回転数を増加させ、凝縮器2に送る空気量を
増加させると、凝縮器2からの放熱量が増加し、冷凍サ
イクルは放熱量と吸熱量(冷却量)をバランスさせるよ
うに蒸発温度Teが低下し、冷却水温度Twとの温度差
が大きくなる。その結果、冷却能力を増加させることが
できる。
【0025】従って、冷却水温度設定手段31による冷
却水温度設定値Tと冷却水温度検出手段8による冷却水
温度Twとを比較し、冷却水温度Twが冷却水温度設定
値Tより高い場合、凝縮器2の送風機12の回転数を増
加させ冷却能力を増加させ、また冷却水温度Twが冷却
水温度設定値Tより低い場合、凝縮器2の送風機12の
回転数を低下させ冷却能力を低下させて、負荷10と冷
却能力をバランスさせ、圧縮機1の運転停止の回数を低
減して、冷却水温度Twの変動をさらに小さくすること
ができる。
【0026】以上の様な冷却装置の運転時における制御
動作を、制御手段23のメモリ26に記憶された図4に
示す冷却装置のプログラムを示す制御フローに従い説明
する。運転スイッチ20のON信号が出た後、ステップ
40で冷却水温度設定値Tが入力されると、ステップ4
1が実行され、冷却水温度検出手段8で冷却水温度Tw
を検出し、冷却水温度設定値Tと冷却水温度Twの比較
演算を温度差算出手段32で行い、Tw≧Tの場合「Y
ES」の判定がなされると、ステップ42が実行され、
圧縮機1の運転を開始する。Tw<Tであれば「NO」
の判定がなされ、圧縮機1は運転されず、ステップ41
に戻り冷却水温度Twのモニタリングが継続される。
【0027】ステップ43では冷却水温度設定値Tと冷
却水温度Twの差を計算し、第1の温度差設定値ΔTw
1と比較演算し、Tw−T≧ΔTw1(例えば2de
g)の場合、「YES」の判定がなされ、ステップ44
に進む。ステップ44では、制御手段23の選択手段3
4によりメモリ26内蔵の記憶手段33における第1の
出力モードが選択され、出力回路27により送風機12
の回転数をN1に制御し、送風量を増加するように制御
した後、ステップ48に進む。
【0028】ステップ43でTw−T<ΔTw1(例え
ば2deg)であれば、「NO」の判定がなされ、ステ
ップ45に進む。ステップ45では、冷却水温度設定値
Tと冷却水温度Twの差を計算し、第2の温度差設定値
ΔTw2との比較演算を行い、Tw−T≧ΔTw2(例
えば0deg)であれば、「YES」の判定がなされ、
ステップ46に進む。ステップ46では、制御手段23
の選択手段34によりメモリ26内蔵の記憶手段33に
おける第2の出力モードが選択され、出力回路27によ
り送風機12の回転数をN2に制御し、ステップ48に
進む。
【0029】ステップ45でTw−T<ΔTw2(例え
ば0deg)であれば、「NO」の判定がなされ、ステ
ップ47に進む。ステップ47では、制御手段23の選
択手段34によりメモリ26内蔵の記憶手段33におけ
る第3の出力モードが選択され、出力回路27により送
風機12の回転数をN3に制御し、ステップ48に進
む。
【0030】ステップ48では、冷却水温度設定値Tと
冷却水温度Twの差を計算し、第3の温度差設定値ΔT
w3との比較演算を行い、Tw−T≧ΔTw3(例えば
−2deg)であれば、「NO」の判定がなされ、ステ
ップ43に戻り上記したステップが以下繰り返される。
Tw−T<ΔTw3(例えば−2deg)の場合「YE
S」の判定がなされ、ステップ49が実行され、圧縮機
1の運転を停止し、ステップ41に戻る。
【0031】以上の様に本実施例では、制御手段23が
送風機12の回転数を制御する運転モードを持つことに
より、冷却能力を変化させることができる。従って、負
荷10に対し冷却能力をバランスさせ、圧縮機1の運転
停止の回数を低減して、冷却流体温度である冷却水温度
Twの変動をさらに小さくすることができる。
【0032】なお、上記実施例では送風機12の回転数
を3段階に変化させる場合を説明したが、送風機の回転
数をさらに多くのステップで変化させたり、無段階で変
化させる場合でも、本実施例と同様の作用効果を奏す
る。また本実施例では負荷の冷却体として水を使用した
が、それ以外の液体等でも良い。
【0033】(実施例2)図5〜図8は、本発明の第2
の実施例を示し、図5は本発明の実施例2における冷却
装置を示す構成図で、図6は冷却装置の電気回路のブロ
ック図で、図7は冷却装置の制御ブロック図で、図8は
冷却装置の制御フローチャートである。本実施例は、凝
縮器に複数の送風機を有し、かつ複数の送風機の運転個
数を制御し凝縮器の風量を制御する時、連続運転する送
風機と断続運転または低速運転する送風機を組合す制御
手段と、空気温度検出手段を設けた点が実施例1と異な
り、それ以外の同一構成および作用効果を奏する部分に
は同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる処を中
心に説明する。
【0034】5、6は凝縮器2に空気を送る同一能力の
複数の送風機で、9は凝縮器2に吸込まれる空気温度T
aを検出する空気温度センサ等の空気温度検出手段であ
る。23aは凝縮器2の送風機5、6の風量を制御する
ことにより、冷却水の温度を冷却水温度設定値近傍に制
御するとともに、圧縮機1およびポンプ7の運転、停止
を制御する制御手段で、LSIで構成されたマイクロコ
ンピュータおよびその周辺回路からなり、入力回路24
a、CPU25a、図8に示す制御フローをもつプログ
ラムを記憶したメモリ26a、出力回路27aを有して
いる。
【0035】入力回路24aには、冷却水温度検出手段
8の出力がA/D変換装置21を介して、そして空気温
度検出手段9の出力がA/D変換装置22を介してそれ
ぞれ入力される。出力回路27aには凝縮器2の複数の
送風機5、6が接続され、出力により送風機5、6の連
続運転、そして一方を連続運転、他方を断続運転または
低速運転の制御をする。
【0036】そして、さらに制御手段23aは図6に示
す電気回路のブロック図との対応において図7に示す制
御ブロック図に従い説明すると、冷却流体温度設定手段
である冷却水温度設定手段71と、冷却水温度検出手段
8からの出力信号と冷却水温度設定手段71による冷却
水温度設定値とを比較し制御信号を出力する比較手段7
2と、複数の設定値を有する空気温度設定値および送風
機5、送風機6の運転を制御する第1〜第3の出力モー
ドを記憶した記憶手段73と、空気温度検出手段9から
の出力信号と記憶手段73の空気温度設定値とを比較し
制御信号を出力する比較手段74と、冷却水温度検出手
段8に基く比較手段72からの出力信号で圧縮機1の運
転、停止を制御し、また空気温度検出手段9からの出力
信号に基く比較手段74からの出力信号により、記憶手
段73における第1〜第3の出力モードの一つを選択す
る選択手段75とを以って制御機能を構成し、前記選択
した出力モードの一つを以って出力手段である送風機
5、6の運転を制御し、凝縮器2の凝縮能力を制御する
ものである。
【0037】上記実施例において、空気温度検出手段9
の検出する空気温度Taが変化した場合、冷却装置の凝
縮器2へ吸込まれる空気温度Taおよび凝縮温度Tcも
変化し、その結果として冷凍サイクルの冷却能力も変化
する。特に空気温度Taが低温になると、冷却能力が増
加する。一般的に凝縮器2の送風機を複数使用する場
合、空気温度Taが低温になるに従い送風機5、6の運
転個数を低減し、凝縮器2に送る空気量を減少させる
と、凝縮器2からの放熱量が減少し、冷凍サイクルは放
熱量と吸熱量(冷却量)をバランスさせるように蒸発温
度Teが上昇し、冷却水温度検出手段8の検出する冷却
水温度Twとの温度差が小さくなる。その結果、冷却能
力を低下させることができる。
【0038】しかし、凝縮器2の送風機5、6を2台用
い、一方を連続運転し、他方を停止するという単なる運
転個数を制御して空気流量を制御する場合には次のよう
な問題が生じる。すなわち、他方の送風機6が停止し、
一方の送風機5が運転している時、停止している送風機
6の送風回路の通風抵抗が、凝縮器2の通風抵抗より低
いと、運転している送風機5の風の一部が、停止してい
る送風機6の送風回路に抜け凝縮器2を通らないため、
送風機5、6を2台運転している場合と比較して、凝縮
器2を流れる空気量は1/2以下に低下する。
【0039】然るに本実施例では、制御手段23aによ
り、他方を完全に停止させるのではなく、送風機6を断
続運転すると、連続運転する送風機5の風が断続運転し
ている送風機6の送風回路を抜ける量が低下するため、
凝縮器2を流れる空気量を約1/2にすることができ
る。
【0040】以上の様な冷却装置の運転時における制御
動作を制御手段23aのメモリ26aに記憶された図8
に示す冷却装置のプログラムを示す制御フローに従い説
明する。運転スイッチ20のON信号が出た後、ステッ
プ40で冷却水温度設定値Tが入力されると、ステップ
41が実行され、冷却水温度検出手段8で冷却水温度T
wを検出し、冷却水温度設定手段71による冷却水温度
設定値Tと冷却水温度Twの比較演算を比較手段72で
行い、Tw≧Tの場合「YES」の判定がなされると、
ステップ42が実行され、圧縮機1の運転を開始する。
Tw<Tであれば「NO」の判定がなされ、圧縮機1は
運転されず、ステップ41に戻り冷却水温度Twのモニ
タリングが継続される。
【0041】ステップ53では空気温度検出手段9で空
気温度Taを検出し、第1の空気温度設定値Ta1との
比較演算を比較手段74で行い、Ta≧Ta1であれ
ば、「YES」の判定がなされ、ステップ54に進む。
ステップ54では、制御手段23aの選択手段75によ
りメモリ26a内蔵の記憶手段73における第1の出力
モードが選択され、出力回路27aにより送風機5、6
が連続運転された後、ステップ48に進む。
【0042】ステップ53でTa<Ta1であれば、
「NO」の判定がなされ、ステップ55に進む。ステッ
プ55では、第2の空気温度設定値Ta2との比較演算
を行い、Ta≧Ta2であれば、「YES」の判定がな
され、ステップ56に進む。ステップ56では、制御手
段23aの選択手段75によりメモリ26a内蔵の記憶
手段73における第2の出力モードが選択され、出力回
路27aにより送風機5は連続運転され、送風機6は断
続運転される。そして、ステップ48に進む。
【0043】ステップ55でTa<Ta2であれば、
「NO」の判定がなされ、ステップ57に進む。ステッ
プ57では、制御手段23aの選択手段75によりメモ
リ26a内蔵の記憶手段73における第3の出力モード
が選択され、出力回路27aにより出力手段である送風
機5は連続運転され、送風機6は完全に停止された後、
ステップ48に進む。ステップ48では、冷却水温度設
定値Tと冷却水温度Twの差を計算し、Tw−T≧ΔT
w(例えば−2deg)であれば、「NO」の判定がな
され、ステップ53に戻り上記したステップが繰り返さ
れ、空気温度Taのモニタリングが継続される。また、
ステップ48でTw−T<ΔTwの場合「YES」の判
定がなされると、ステップ49が実行され、圧縮機1の
運転を停止し、ステップ41に戻る。
【0044】以上の様に本実施例では、凝縮器2は複数
の送風機5、6を有し、制御手段23aは複数の送風機
5、6の運転個数を制御して凝縮器の風量を制御すると
ともに、連続運転する送風機5と断続運転する送風機6
を組合せ、前記冷却水の温度を冷却水温度設定値に制御
する運転モードを持つことにより、風量を送風機の個数
以上に変化させることができ、冷却能力の変化幅を大き
くすることができる。従って、負荷10に対し冷却能力
をバランスさせ、圧縮機1の運転停止の回数を低減し
て、冷却流体である冷却水温度Twの変動を押さえるこ
とができる。
【0045】なお、上記実施例では送風機2個を使用し
た場合を説明したが、さらに多くの送風機を使用する場
合でも、送風機を断続運転させることで本実施例と同様
の作用効果を奏する。また、上記実施例では送風機2個
を使用し、かつ他方の送風機を連続および断続運転させ
る場合を説明したが、他方の送風機を低速運転させる場
合でも、本実施例と同様の作用効果を奏する。
【0046】(実施例3)図9〜図11は、本発明の第
3の実施例を示し、図9は本発明の実施例3における冷
却装置の電気回路のブロック図で、図10は冷却装置の
制御ブロック図で、図11は冷却装置の制御フローチャ
ートである。本実施例は、凝縮器に設けた複数の送風機
のうち、一方の送風機の空気吸込み口等の吸気路または
空気吹出し口等の送風路にシャッタ等の開閉手段と、こ
の開閉手段の開閉を行う制御手段を設けた点が実施例2
と異なり、それ以外の同一構成および作用効果を奏する
部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる
処を中心に説明する。
【0047】冷凍サイクルおよび冷却水回路は図5に示
す実施例2と同一で、そのうち送風機6は、吸気路であ
る空気吸込み口または送風路である空気吹出し口に開閉
手段であるシャッタ11を設けている。23bは凝縮器
2の送風機5、6の風量を制御することにより、冷却水
の温度を冷却水温度設定値近傍に制御するとともに、圧
縮機1およびポンプ7の運転、停止を制御する制御手段
で、LSIで構成されたマイクロコンピュータおよびそ
の周辺回路からなり、入力回路24b、CPU25b、
図11に示す制御フローをもつプログラムを記憶したメ
モリ26b、出力回路27bを有している。
【0048】出力回路27bには凝縮器2の複数の送風
機5、6およびシャッタ11が接続され、出力により送
風機5、6の連続運転、そして一方を連続運転、他方を
停止の制御をするとともに、シャッタ11を制御して送
風機6の送風路を開閉する。
【0049】そして、さらに制御手段23bは図9に示
す電気回路のブロック図との対応において図10に示す
制御ブロック図に従い説明すると、冷却流体温度設定手
段である冷却水温度設定手段101と、冷却水温度検出
手段8からの出力信号と冷却水温度設定手段101によ
る冷却水温度設定値とを比較し制御信号を出力する比較
手段102と、複数の設定値を有する空気温度設定値お
よび送風機5、送風機6の運転を制御する第1〜第3の
出力モードを記憶した記憶手段103と、空気温度検出
手段9からの出力信号と記憶手段103の空気温度設定
値とを比較し制御信号を出力する比較手段104と、冷
却水温度検出手段8の出力信号に基く比較手段102か
らの出力信号で圧縮機1の運転、停止を制御し、また空
気温度検出手段9からの出力信号に基く比較手段104
からの出力信号により、記憶手段103における送風機
5、送風機6の運転を制御する第1〜第3の出力モード
の一つを選択する選択手段105とを以って制御機能を
構成し、前記選択した出力モードの一つを以って出力手
段である送風機5、6の運転を制御し、かつシャッタ1
1を開閉して凝縮器2の凝縮能力を制御するものであ
る。
【0050】上記実施例において、空気温度検出手段9
の検出する空気温度Taが変化した場合、冷却装置の凝
縮器2へ吸込まれる空気温度Taおよび凝縮温度Tcも
変化し、その結果として冷凍サイクルの冷却能力も変化
する。特に空気温度Taが低温になると、冷却能力が増
加する。一般的に凝縮器2の送風機を複数使用する場
合、空気温度Taが低温になるに従い送風機5、6の運
転個数を低減し、凝縮器2に送る空気量を減少させる
と、凝縮器2からの放熱量が減少し、冷凍サイクルは放
熱量と吸熱量(冷却量)をバランスさせるように蒸発温
度Teが上昇し、冷却水温度検出手段8の検出する冷却
水温度Twとの温度差が小さくなる。その結果、冷却能
力を低下させることができる。
【0051】しかし、凝縮器2の送風機5、6を2台用
い、一方を連続運転し、他方を停止するという単なる運
転個数を制御して空気流量を制御する場合には次のよう
な問題が生じる。すなわち、他方の送風機6が停止し、
かつシャッタ11を開けたままにしておくと、一方の送
風機5が運転している時、停止している送風機6の送風
路の通風抵抗が、凝縮器2の通風抵抗より低いと、運転
している送風機5の風の一部が、停止している送風機6
の送風路に抜け凝縮器2を通らないため、送風機5、6
を2台運転している場合と比較して、凝縮器2を流れる
空気量は1/2以下に低下する。
【0052】然るに本実施例では、制御手段23bによ
り、停止している送風機6のシャッタ11を閉めるの
で、連続運転する送風機5の風が、停止している送風機
6の送風路を通れなくなるため、凝縮器2を流れる空気
量を約1/2にすることができる。
【0053】以上の様な冷却装置の運転時における制御
動作を、制御手段23bのメモリ26bに記憶された図
11に示す冷却装置の制御プログラムを示すフローに従
い説明する。運転スイッチ20のON信号が出た後、ス
テップ40で冷却水温度設定値Tが入力されるとステッ
プ41が実行され、冷却水温度検出手段8で冷却水温度
Twを検出し、冷却水温度設定値Tと冷却水温度Twの
比較演算を比較手段102で行い、Tw≧Tの場合「Y
ES」の判定がなされるとステップ42が実行され、圧
縮機1の運転を開始する。Tw<Tであれば「NO」の
判定がなされ、圧縮機1は運転されず、ステップ41に
戻り冷却水温度Twのモニタリングが継続される。
【0054】ステップ53では空気温度検出手段9で空
気温度Taを検出し、記憶手段103の空気温度設定値
の一つである第1の空気温度設定値Ta1との比較演算
を行い、Ta≧Ta1であれば、「YES」の判定がな
され、ステップ54に進む。ステップ54では、制御手
段23bの選択手段105によりメモリ26b内蔵の記
憶手段103における第1の出力モードが選択され、出
力回路27bにより送風機5、6が連続運転され、かつ
送風機6のシャッタ11は開けたままで、ステップ48
に進む。
【0055】ステップ53でTa<Ta1であれば、
「NO」の判定がなされ、ステップ55に進む。ステッ
プ55では、記憶手段103の空気温度設定値の一つで
ある第2の空気温度設定値Ta2との比較演算を行い、
Ta≧Ta2であれば、「YES」の判定がなされ、ス
テップ58に進む。ステップ58では、制御手段23b
の選択手段105によりメモリ26b内蔵の記憶手段1
03における第2の出力モードが選択され、出力回路2
7bにより送風機5は連続運転され、送風機6は停止さ
れる。そして、送風機6のシャッタ11は閉められ、凝
縮器2を通る風量が約1/2となる。その後、ステップ
48に進む。
【0056】ステップ55でTa<Ta2であれば、
「NO」の判定がなされ、ステップ59に進む。ステッ
プ59では、制御手段23bの選択手段105によりメ
モリ26b内蔵の記憶手段103における第3の出力モ
ードが選択され、出力回路27bにより送風機5が連続
運転され、送風機6は停止される。そして、送風機6の
シャッタ11は開かれ、送風機5の風量の一部が送風機
6の開いている送風路を通り抜け、凝縮器2を通る風量
が約1/2以下となる。その後、ステップ48に進む。
【0057】ステップ48では、冷却水温度設定値Tと
冷却水温度Twの差を計算し、Tw−T≧ΔTw(例え
ば−2deg)であれば、「NO」の判定がなされ、ス
テップ53に戻り上記したステップが繰り返され、空気
温度Taのモニタリングが継続される。ステップ48で
Tw−T<ΔTwの場合「YES」の判定がなされる
と、ステップ49が実行され、圧縮機1の運転を停止
し、ステップ41に戻る。
【0058】以上の様に本実施例では、凝縮器2は複数
の送風機5、6を有し、送風機6は吸気路または送風路
に開閉手段11を設け、制御手段23bは複数の送風機
の運転個数を制御し凝縮器の風量を制御するとともに、
停止した送風機6の開閉手段11を開閉させることによ
り、風量を送風機の個数以上に変化させることができ、
冷却能力の変化幅を大きくすることができる。従って、
負荷10に対し冷却能力をバランスさせ、圧縮機1の運
転停止の回数を低減して、冷却流体である冷却水温度T
wの変動を押さえることができる。また、送風機の断続
運転を少なくできるため送風機のモータやモータを駆動
するリレー等の制御手段の信頼性向上を図ることができ
る。
【0059】なお、上記実施例では送風機2個を使用
し、かつ他方の送風機に通風路を開閉するシャッタを設
けた場合を説明したが、さらに多くの送風機を使用する
場合でも、送風機はそのシャッタを開閉させることで本
実施例と同様の作用効果を奏する。
【0060】(実施例4)図12〜図15は、本発明の
第4の実施例を示し、図12は本発明の実施例4におけ
る冷却装置を示す構成図で、図13は冷却装置の電気回
路のブロック図で、図14は冷却装置の制御ブロック図
で、図15は冷却装置の制御フローチャートである。本
実施例は、蒸発冷媒温度検出手段と、凝縮器の送風機の
風量を制御するとともに、蒸発冷媒温度と冷却流体温度
設定値との差を温度差設定値に制御する制御手段とを設
けた点が実施例1と異なり、それ以外の同一構成および
作用効果を奏する部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なる処を中心に説明する。
【0061】13は蒸発器2を流れる冷媒温度Teを検
出する蒸発温度センサ等の蒸発冷媒温度検出手段であ
る。23cは凝縮器2の送風機12の風量を制御するこ
とにより、冷却水の温度を冷却水温度設定値近傍に制御
するとともに、圧縮機1およびポンプ7の運転、停止を
制御する制御手段である。そして、制御手段23cはL
SIで構成されたマイクロコンピュータおよびその周辺
回路からなり、入力回路24c、CPU25c、図15
に示す制御フローをもつプログラムを記憶したメモリ2
6c、出力回路27cを有している。
【0062】入力回路24cには、冷却水温度検出手段
8の出力がA/D変換装置21を介して、また蒸発冷媒
温度検出手段13の出力がA/D変換装置28を介して
それぞれ入力される。出力回路27cには凝縮器2の送
風機12が接続され、出力により送風機12の運転を制
御する。
【0063】そして、さらに制御手段23cは図13に
示す電気回路のブロック図との対応において図14に示
す制御ブロック図に従い説明すると、冷却流体温度設定
手段である冷却水温度設定手段141と、冷却水温度検
出手段8からの出力信号と冷却水温度設定手段141に
よる冷却水温度設定値とを比較し制御信号を出力する比
較手段142と、複数の温度差設定値を有する温度差設
定値と送風機12の回転数を制御する第1〜第3の出力
モードを記憶した記憶手段143と、冷却水温度設定手
段141の冷却水温度設定値と蒸発冷媒温度検出手段1
3の出力信号から温度差を算出する温度差算出手段14
4と、冷却水温度設定手段141、蒸発冷媒温度検出手
段13からの出力信号に基く温度差算出手段144の出
力信号と記憶手段143の温度差設定値とを比較して出
力信号を算出する比較手段145と、比較手段142か
らの出力信号により圧縮機1の運転、停止を制御し、ま
た比較手段145の出力信号により、記憶手段143に
おける送風機12の回転数を制御する出力モードの一つ
を選択する選択手段146とを以って制御機能を構成
し、前記選択した出力モードの一つを以って出力手段で
ある送風機12の回転数を制御し、凝縮器2の凝縮能力
を制御するものである。
【0064】上記実施例において、制御手段23cによ
り凝縮器2の送風機12の回転数を変化させ風量を変化
させた場合、冷却能力は変化する。例えば、凝縮器2の
送風機12の回転数を増加させ、凝縮器2に送る空気量
を増加させると、凝縮器2からの放熱量が増加し、冷凍
サイクルは放熱量と吸熱量(冷却量)をバランスさせる
ように蒸発温度Teが低下し、冷却水温度Twとの温度
差が大きくなる。その結果、冷却能力を増加させること
ができる。
【0065】従って、冷却水温度設定値Tと蒸発冷媒温
度Teとを比較し、冷却水温度設定値Tと蒸発冷媒温度
Teの差が第1の温度差設定値より大きい場合、冷却能
力が大きいと判断し、凝縮器2の送風機12の回転数を
減少させ冷却能力を低下させ、冷却水温度設定値Tと蒸
発冷媒温度Teの差が第2の温度差設定値より小さい場
合、冷却能力が小さいと判断し、凝縮器2の送風機12
の回転数を増加させ冷却能力を増加させて、負荷10と
冷却能力をバランスさせ、圧縮機1の運転停止の回数を
低減して、冷却水温度Twの変動をさらに小さくするこ
とができる。
【0066】以上の様な冷却装置の運転時における制御
動作を、制御手段23cのメモリ26cに記憶された図
15に示す冷却装置のプログラムを示す制御フローに従
い説明する。運転スイッチ20のON信号が出た後、ス
テップ40で冷却水温度設定値Tが入力されるとステッ
プ41が実行され、冷却水温度検出手段8で冷却水温度
Twを検出し、冷却水温度設定値Tと冷却水温度Twの
比較演算を比較手段142で行い、Tw≧Tの場合「Y
ES」の判定がなされると、ステップ42が実行され、
圧縮機1の運転を開始する。Tw<Tであれば「NO」
の判定がなされ、圧縮機1は運転されず、ステップ41
に戻り冷却水温度Twのモニタリングが継続される。
【0067】ステップ63では蒸発冷媒温度検出手段1
3で蒸発冷媒温度Teを検出し、冷却水温度設定値Tと
の差を温度差算出手段144で算出し、第1の温度差設
定値ΔTe1と比較し、T−Te≧ΔTe1であれば、
「YES」の判定がなされステップ64に進む。ステッ
プ64では、制御手段23cの選択手段146によりメ
モリ26c内蔵の記憶手段143における第1の出力モ
ードが選択され、出力回路27cにより送風機12の回
転数をN3に制御し、送風量を減少するように制御した
後、ステップ48に進む。
【0068】ステップ63で冷却水温度設定値Tとの差
が、T−Te<ΔTe1であれば、「NO」の判定がな
されステップ65に進む。ステップ65では、蒸発冷媒
温度Teと冷却水温度設定値Tとの差を算出し、第2の
温度差設定値ΔTe2と比較し、T−Te≧ΔTe2で
あれば、「YES」の判定がなされステップ66に進
む。ステップ66では、制御手段23cの選択手段14
6によりメモリ26c内蔵の記憶手段143における第
2の出力モードが選択され、出力回路27cにより送風
機12の回転数をN2に制御し、送風量を増加するよう
に制御した後ステップ48に進む。
【0069】ステップ65で冷却水温度設定値Tとの差
が、T−Te<ΔTe2であれば、「NO」の判定がな
されステップ67に進む。ステップ67では、制御手段
23cの選択手段146によりメモリ26c内蔵の記憶
手段143における第3の出力モードが選択され、出力
回路27cにより送風機12の回転数をN1に制御し、
送風量を増加するように制御した後ステップ48に進
む。
【0070】ステップ48では、冷却水温度設定値Tと
冷却水温度Twの差を計算し、Tw−T≧ΔTw(例え
ば−2deg)であれば、「NO」の判定がなされ、ス
テップ63に戻り上記したステップが繰り返され、蒸発
冷媒温度Teのモニタリングが継続される。ステップ4
8でTw−T<ΔTwの場合「YES」の判定がなされ
ると、ステップ49が実行され、圧縮機1の運転を停止
し、ステップ41に戻る。
【0071】以上の様に本実施例では、凝縮器2は送風
機12を有し、制御手段23cは送風機12の風量を、
蒸発器4の蒸発冷媒温度と冷却水温度設定値との差を複
数の温度差設定値に制御することにより、冷却能力を変
化させることができる。従って、負荷10に対し冷却能
力をバランスさせ、圧縮機1の運転停止の回数を低減し
て、冷却流体である冷却水温度Twの変動をさらに小さ
くすることができる。
【0072】なお、上記実施例では送風機の回転数を3
段階に変化させる場合を説明したが、送風機の回転数を
さらに多くのステップで変化させたり、無段階で変化さ
せる場合でも、本実施例と同様の作用効果を奏する。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、凝縮器の
風量を制御することにより、冷却流体の温度変動を小さ
くできる。
【0074】また、制御手段で複数の送風機の運転個数
を制御し、連続運転する送風機と断続運転または低速運
転する送風機を組合せることにより、凝縮器への送風量
を送風機の個数以上に変化させることができ、冷却能力
の変化幅を大きくすることができる。従って、負荷に対
し冷却能力をバランスさせ、圧縮機の運転停止の回数を
低減して、冷却流体温度の変動を押さえることができる
また、停止している送風機の開閉手段の開閉を制御し、
停止している送風機からのショートサーキットを防ぎ、
凝縮器の風量を確実に制御することにより、冷却流体の
温度変動を小さくできるとともに、送風機の断続運転を
少なくできるため送風機モータやその制御手段等の信頼
性向上を図ることができる。
【0075】また、蒸発器の蒸発冷媒温度と冷却流体温
度設定値との差を温度差設定値に制御するように凝縮器
の送風機を制御し、凝縮器への風量を制御させることに
より、冷却能力を変化させ、圧縮機の運転停止の回数を
低減して冷却流体温度の変動をさらに小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における冷却装置を示す構成
【図2】同実施例1における冷却装置の電気回路を示す
ブロック図
【図3】同実施例1における冷却装置を示す制御ブロッ
ク図
【図4】同実施例1における冷却装置の制御動作を示す
フローチャート
【図5】本発明の実施例2における冷却装置を示す構成
【図6】同実施例2における冷却装置の電気回路を示す
ブロック図
【図7】同実施例2における冷却装置を示す制御ブロッ
ク図
【図8】同実施例2における冷却装置の制御動作を示す
フローチャート
【図9】同実施例3における冷却装置の電気回路を示す
ブロック図
【図10】同実施例3における冷却装置を示す制御ブロ
ック図
【図11】同実施例3における冷却装置の制御動作を示
すフローチャート
【図12】本発明の実施例4における冷却装置を示す構
成図
【図13】同実施例4における冷却装置の電気回路を示
すブロック図
【図14】同実施例4における冷却装置を示す制御ブロ
ック図
【図15】同実施例4における冷却装置の制御動作を示
すフローチャート
【図16】従来の技術における冷却装置の構成図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 減圧器 4 蒸発器 5、6、12 送風機(出力手段) 7 ポンプ(流体循環手段) 8 冷却水温度検出手段(冷却流体温度検出手段) 9 空気温度検出手段 10 負荷 10a 冷却水回路(冷却流体回路) 11 シャッタ(開閉手段) 13 蒸発冷媒温度検出手段 23、23a、23b、23c 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 中山 達雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大野 竜一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中本 達也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧器および蒸発器の
    それぞれを冷媒配管で順次接続して構成した冷凍サイク
    ルと、前記蒸発器で冷却された冷却流体を負荷へ循環さ
    せる流体循環手段を有する冷却流体回路と、前記冷却流
    体の温度を冷却流体温度設定値近傍に制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は前記凝縮器の送風機の風量を
    制御することにより、前記冷却流体の温度を冷却流体温
    度設定値に制御することを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 凝縮器は複数の送風機を有し、制御手段
    は前記複数の送風機の運転個数を制御し凝縮器の風量を
    制御するとともに、連続運転する前記送風機と断続運転
    または低速運転する前記送風機を組合すことを特徴とす
    る請求項1記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 凝縮器は複数の送風機を有し、前記送風
    機は吸気路または送風路に開閉手段を設け、制御手段は
    前記複数の送風機の運転個数を制御し凝縮器の風量を制
    御するとともに、送風機の開閉手段を開閉させることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、減圧器および蒸発器の
    それぞれを冷媒配管で順次接続して構成した冷凍サイク
    ルと、前記蒸発器で冷却された冷却流体を負荷へ循環さ
    せる流体循環手段を有する冷却流体回路と、前記冷却流
    体の温度を冷却流体温度設定値近傍に制御する制御手段
    とを備え、前記凝縮器は送風機を有し、前記制御手段は
    前記送風機の風量を制御するとともに、前記蒸発器の蒸
    発冷媒温度と冷却流体温度設定値との差を温度差設定値
    に制御することを特徴とする冷却装置。
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