JP2007130437A - 液体容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体供給体の交換を可能とし、交換前後での液体の混在を防ぐことができる液体容器とする。
【解決手段】液体を収容するタンク部Tを有する容器本体12と、容器本体12の先端側に連結されたアプリケータ20と、タンク部T内を前進するピストン22と、ノック体32を有すると共にノック体32の操作に応じてタンク部T内のピストン22を前方へ繰り出すピストン押出機構23と、を備え、アプリケータ20は容器本体12に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構23はピストン22を前進方向にのみ移動可能となっている。
【選択図】図1
【解決手段】液体を収容するタンク部Tを有する容器本体12と、容器本体12の先端側に連結されたアプリケータ20と、タンク部T内を前進するピストン22と、ノック体32を有すると共にノック体32の操作に応じてタンク部T内のピストン22を前方へ繰り出すピストン押出機構23と、を備え、アプリケータ20は容器本体12に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構23はピストン22を前進方向にのみ移動可能となっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、化粧用、文具用、医療用、口腔衛生用液体等の液体を収容し、その先端に交換可能な液体供給体を有する液体容器に関する。
従来、この種の液体容器としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この文献に記載された塗布容器は、内部に塗布液を収容する塗布容器本体と、塗布容器本体の前端に設けられて塗布液を被塗布体に塗布する塗布体とを備え、塗布体は前後両端が開口した筒状の弾性体からなっている。そして、塗布容器本体は、外軸と、外軸の前端部に圧入された液導入管と、塗布液を収容すると共に外軸内に軸方向に移動自在に配設された内軸と、内軸がノックされたときに弁を開いて内軸内の塗布液を前記液導入管に押し出すバルブ装置と、液導入管に締着される先軸と、先軸内に挿着されたパイプとから構成されており、前記塗布体はパイプに着脱自在に嵌合されるようになっている。
そして、内軸をノックすることで、弁を開いて塗布体を液導入管に押し出し、次いで、パイプを介して塗布体から外部に塗布液を吐出することができるようになっている。また、前記弾性体からなる塗布体がパイプに着脱自在となっているので、塗布体をパイプから取り外すことで、使用者は適当な時期に新しい塗布体に交換することで、いつも新しい衛生的な塗布体を使用することができるようになっている。
しかしながら上記従来の液体容器では、内軸をノックすることにより弁が開いて、内軸内の塗布液が塗布体内に押し出され、内軸のノックを解除したときに、被塗布体に塗布されなかった塗布液が吸引されて元に戻ることを防ぐことができないために、塗布体を交換したとしても、被塗布体または外気及び前の塗布体に接触した塗布液が容器内に残ることになる。
つまり、例えば被塗布体ごとに使い分けるべく、塗布体を交換することができても、液体自体が容器内で混ざってしまうために、完全に使い分けることはできない、という問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、液体供給体の交換を可能とし、交換前後での液体の混在を防ぐことができる液体容器を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
液体を収容するタンク部を有する容器本体と、
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構はピストンを前進方向にのみ移動可能であることを特徴とする。
液体を収容するタンク部を有する容器本体と、
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構はピストンを前進方向にのみ移動可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、液体を収容するタンク部を有する容器本体と、
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構は逆流を発生させることなくタンク部内の液体を液体供給体に供給するようにピストンを移動可能であることを特徴とする。
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構は逆流を発生させることなくタンク部内の液体を液体供給体に供給するようにピストンを移動可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の前記ピストン押出機構が、前記ピストンに先端が連結され、後方へと伸びてネジ部を有するピストンロッドと、ピストンロッドのネジ部に螺合するピストンロッドガイドとをさらに有し、ピストンロッドまたはピストンロッドガイドの回転が一方向にのみ限定されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の前記ピストン押出機構が、さらに、操作体のノック操作を回転カムの一方向の回転に変換する回転カム機構を備えており、該回転カムの回転がピストンロッドまたはピストンロッドガイドに伝達されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の前記回転カム機構が、前記ピストンロッドガイドの外周面に相対回転不能に設けられた前記回転カムと、前記回転カムを軸方向に移動させる前記ノック体と、前記ノック体を軸方向に移動可能に誘導すると共に回転カムを軸方向に移動可能且つ一方向にのみ回転可能に誘導する尾冠と、回転カムを後方へ付勢するリターンスプリングと、から構成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記操作体の回転がピストンロッドに伝達されるようになっており、操作体の回転が一方向のみに限定されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の前記ピストン押出機構が、前記容器本体に固定されるラチェット筒をさらに備え、前記操作筒の前端に鋸歯が形成され、ラチェット筒の後端には、該鋸歯と噛み合うと共に軸方向に出没可能となったラチェット歯が形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記操作体が、容器本体の側部から出没可能となっていることを特徴とする。また、請求項9記載の発明は、請求項8記載の前記ピストン押出機構が、さらに、操作体が作用し操作体のノックにより所定方向に回転し、ノック解除により反対方向に回転する回転部材と、回転部材の一方の回転のみを前記ピストンのタンク部内の軸方向の前進運動に変換する変換機構と、を備えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の前記容器本体が、本体ケースと、該本体ケースの先端に圧入された先具とからなり、先具の先端口の外側に、先端側から前記液体供給体が着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、液体供給体が容器本体に着脱可能に連結されているために、要求に応じて液体供給体を交換することができるようになる。ピストン押出機構がピストンを前進方向にのみまたは逆流を発生させないように移動可能であるために、タンク部方向への液体の吸引による液体の戻りは発生せず、液体供給体を交換した場合に、交換前に被塗布体や外気に接触した液体が内部に残存することを防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明による液体容器の全体図である。図において、液体容器10は、大別して、化粧用、文具用、医療用、口腔衛生用等の液体Lが収容されたタンク部Tを有する容器本体12と、容器本体12の前部に取り付けられる液体供給体であるアプリケータ20と、タンク部T内を摺動可能となったピストン22と、容器本体12の後部に設けられピストン22を前方へ繰り出すピストン押出機構23と、を備えている。
(第1実施形態)
図1は本発明による液体容器の全体図である。図において、液体容器10は、大別して、化粧用、文具用、医療用、口腔衛生用等の液体Lが収容されたタンク部Tを有する容器本体12と、容器本体12の前部に取り付けられる液体供給体であるアプリケータ20と、タンク部T内を摺動可能となったピストン22と、容器本体12の後部に設けられピストン22を前方へ繰り出すピストン押出機構23と、を備えている。
容器本体12は、タンク部Tを形成する本体ケース14と、該本体ケース14の小径の先端口部14aの外周に一体的に取り付けられた先具16とから構成される。先具16の先端口16cよりも径方向外側の先端面には、環状の溝部16aが形成されており、該溝部16aの外方の溝周面には雌ネジ部16bが形成されている。
液体供給体であるアプリケータ20は、その後端に雄ねじ部20aが形成されており、前記先具16の雌ネジ部16bに螺合する。よって、螺合を解除することにより、アプリケータ20は先具16から取り外すことが可能であり、アプリケータ20は容器本体12に対して着脱可能となっている。
液体供給体としては、図示したような注射針状のアプリケータには限らず、ブラシ、不職布状の棒体、その他の任意の形状及び構造をしたものとすることができる。
また、液体供給体と先具16との間の着脱可能な取付構造としては、この例のような螺着に限らず、はめ合いによる係止といった任意の取付構造とすることができる。螺着または係止による取付構造によって、簡単に着脱できると共に、取り付けられている状態において液体供給体の脱落を確実に防ぐことができる。また、アプリケータ20を先具16の先端側から取り外すことができるため、液体漏れなく、簡単に着脱することができる。
また、先具16には、不使用時にアプリケータ20を保護するキャップ36が着脱可能に被着される。
ピストン押出機構23は、前記ピストン22に先端が連結され、後方へと伸び、周面に雄ネジ24aが形成されたピストンロッド24と、ピストンロッド24の雄ネジ24aに螺合する雌ネジ孔26aが前部内周面に形成されたピストンロッドガイド26と、ピストンロッド24が相対回転不能に挿通する回り止め筒27と、回り止め筒27に連結される尾冠28と、ピストンロッドガイド26の外周面に相対回転不能に装着された回転カム30と、尾冠28より後方へ突出したノック体32と、回転カム30を後方へ付勢するリターンスプリング34と、を備えている。ここで、ノック体32が操作体となる。
このピストン押出機構23の詳細構成は、以下の通りである。まず、尾冠28、ノック体32、回転カム30及びリターンスプリング34は、回転カム機構を構成しており、尾冠28の内周面には、図2(c)に示すように、周方向に離間されて複数のカム山28aが形成されており、カム山28aの先端は、軸線方向に傾斜したカム面となっている。カム山28aの後端には、カム山28a同士の後端を周方向に連結する環状突起28cが形成されている。このカム山28a、28aとの間に形成されるカム溝28bには、ノック体32の外周面に形成された突起32a(図3参照)が軸方向に移動可能に嵌め込まれるようになっている。図3に示すように、ノック体32の先端は、鋸状のカム面32bとなっている。また、前記尾冠28のカム溝28bには、回転カム30の外周面に形成された突起30a(図4参照)も軸方向に移動可能に嵌め込まれるようになっている。図4に示すように、回転カム30の突起30aの後端は、軸線方向に傾斜したカム面30bとなっている。ノック体32が前方にノックされ、そのカム面32bがリターンスプリング34に抗して回転カム30を前方に押し出し、回転カム30の突起30aが尾冠28のカム溝28bよりも前方に押し出され、その後にノック体32のノック力が緩まると、リターンスプリング34の付勢力により、回転カム30の突起30aのカム面30bが、ノック体32のカム面32b及び尾冠28のカム山28aのカム面に沿って隣接するカム溝28bの方へ滑り、突起30aがそのカム溝28bの中に嵌め込まれるようになっている(図5参照)。従って、ノック体32が一回ノックを行う毎に、回転カム30が隣接するカム溝28bに移動する分だけ回転することになる。
図4(c)に示したように、回転カム30の内周面には、複数の縦溝30cが形成されており、縦溝30cには、ピストンロッドガイド26の縦リブ26b(図6)が嵌め込まれて、両者は一体的に回転するようになっている。図6に示したように、ピストンロッドガイド26の先端部は、外径方向に突出した環状突起26cとなっている。
一方、回り止め筒27には、図7に示すように、その後部内周面に複数の縦溝27cが形成されており、この縦溝27cには、図2に示した尾冠28の前部外周面に形成された縦リブ28dが嵌入され、且つ縦溝27cに形成された突起27dが縦リブ28dに形成された小穴28e内に嵌入されて、回り止め筒27と尾冠28とは一体的に連結される。
また図8に示すように、ピストンロッド24は、その断面が非円形形状、この実施形態では小判形状をしており、回り止め筒27には、ピストンロッド24の断面形状と合致する小判形状の挿通孔27fを持つ内筒部27eが形成されている。このピストンロッド24がこの内筒部27eの挿通孔27fを貫通することにより、ピストンロッド24は回り止め筒27に対して相対的に回転不能となっている。さらに、回り止め筒27の外周面の一部はローレット外周面27gとなっており、本体ケース14の内周面の一部に形成されたリブと嵌合している。ローレット嵌合構造により回り止め構造が形成され、回り止め筒27は本体ケース14に対して相対的に回転不能となっている。勿論、このローレット嵌合構造以外に、リブ付き嵌合構造、多角形嵌合構造、キーとキー溝嵌合構造等により、回り止め筒27と本体ケース14との回り止めを行うことも可能である。前述のように回り止め筒27がピストンロッド24に対して回り止めされているため、結果としてピストンロッド24は本体ケース14に対して相対的に回転不能となっている。また、回り止め筒27のローレット外周面27gに隣接して形成され前方に行くに従って縮径したテーパー面27hが、本体ケース14の内周面に形成されて前方に行くに従って縮径したテーパー面14bに当接している。また、尾冠28は、本体ケース14に対して圧入固定され、回り止め筒27は、本体ケース14のテーパー面14bと尾冠28との間に挟持され、本体ケース14に対して固定される。さらに、ピストンロッドガイド26の環状突起26cが回り止め筒27と尾冠28との間に挟まれて本体ケース14に対して軸方向に移動不能となる。
以上のピストン押出機構23は、本体ケース14とは別に一体的なユニットとして組み立てることができ、ユニットの尾冠28を本体ケース14の後方から圧入することで、組み付けることができる。ピストン押出機構23を本体ケース14に組み付けた後、本体ケース14の先端口より液体Lを注入し、その後、先具16を本体ケース14に圧入固定して、組立が完成する。
以上のように構成される液体容器10を使用する場合は、キャップ36を外して、アプリケータ20を用いて塗布を行うが、アプリケータ20から液体をさらに供給したいときには、ノック体32を容器本体12に対してノックする。前述のようにノック体32が一回ノックされる毎に、回転カム30の突起30aが周方向に隣接するカム溝28bへと移動する分だけ回転するので、ピストンロッドガイド26が一体に回転する。一方、容器本体12に対して相対回転不能となったピストンロッド24は回転しないため、ピストンロッドガイド26とピストンロッド24との間で相対回転が生じ、ピストンロッドガイド26の雌ネジ孔26aとピストンロッド24の雄ネジ24aとの間の螺合により、ピストンロッド24及びピストン22が前進する。ピストン22がタンク部Tを前進するので、タンク部T内の液体Lが本体ケース14の先端口部14aへと押圧され、アプリケータ20先端より供給されて使用できるようになる。
ところで、アプリケータ20である液体供給体の交換が要求される場合がある。例えば、液体供給体が使い捨てである場合には使用の度に液体供給体を交換する必要があり、または、液体供給体が消耗した場合には新品の液体供給体に交換する必要がある。または、液体供給の目的によって、異なる形状・構成・寸法の液体供給体に交換する必要が出る場合がある。
このような交換が要求される場合に、アプリケータ20と先具16との螺合を解除することによってアプリケータ20の交換をすることができるが、この際に、アプリケータ20の内部に残余している液体ごと交換することができるために衛生的・耐久的になっている。なぜならば、この実施形態においては、ピストン押出機構23の作用により、ピストン22は前進されることはあっても後退することはなく、よって、一度、タンク部Tから脱出した液体が再びタンク部Tに逆流することがないようになっているからである。
即ち、前記ピストン押出機構23においては、その回転カム機構によって、ノック体32の1回のノック操作で回転カム30は一方向にのみ回転されるだけであり、その反対方向への回転は一切引き起こされない。よって、回転カム30の回転によって軸方向に移動するべく螺合されているピストンロッド24及びそれに連結されたピストン22は前進しかしない。そのためにタンク部T方向への液体の吸引による液体の戻り・逆流は発生せず、アプリケータ20を交換した場合に、交換前に被塗布体や外気に接触した液体が内部に残存することを防ぐことができる。
尚、以上の実施形態の構成では、回転カム機構の回転カム30の回転が、ピストンロッド24に螺合するピストンロッドガイド26に伝達するようになっていたが、この代わりに、回転カム30の回転がピストンロッド24に回転として伝達するように構成することも可能である。その場合には、ピストンロッド24に螺合するピストンロッドガイド26をタンク側に固定的に設けることで、同様に作用させることができる。
(第2実施形態)
図9は、第2の実施形態を表す図である。図において、第1の実施形態と同一・同様の部材は同一の符号を付して、その説明を省略する。
この実施形態の液体容器10の容器本体12は、タンク部Tを形成する本体ケース44と、該本体ケース44の小径の先端口部44aの外周に一体的に取り付けられた先具16とから構成される。
図9は、第2の実施形態を表す図である。図において、第1の実施形態と同一・同様の部材は同一の符号を付して、その説明を省略する。
この実施形態の液体容器10の容器本体12は、タンク部Tを形成する本体ケース44と、該本体ケース44の小径の先端口部44aの外周に一体的に取り付けられた先具16とから構成される。
また、ピストン押出機構50は、ピストン22に先端が連結され、後方へと伸び、周面に雄ネジ24aが形成されたピストンロッド24と、本体ケース44の後部に取り付けられた操作筒52と、ピストンロッド24の雄ネジ24aに螺合する雌ネジ孔54cが形成されたピストンロッドガイド54と、本体ケース44の後内部に固定されピストンロッド24が挿通するラチェット筒56と、を備えている。ここで、操作筒52が操作体となる。ピストンロッド24とピストン22との間には軸方向に若干の遊びを設けておくとよい。
操作筒52の前部外周面には環状突起52aが形成されており、この環状突起52aは、本体ケース44の後部内周面に形成された環状凹部44bに嵌入されており、これによって、操作筒52は、本体ケース44に対して相対回転可能に取り付けられている。また、操作筒52の内部後部には、内径方向に突出した複数の縦リブ52cが形成されており、隣接する縦リブ52c、52c同士の間は縦溝となり、図10に示したように前記ピストンロッドガイド54の後端に形成された縦リブ54bがこの縦溝に嵌入されて、これによって、操作筒52とピストンロッドガイド54とは一体に回転するようになっている。
さらに図10に示すように、操作筒52の前端には、鋸歯52bが形成されており、この鋸歯52bは、ラチェット筒56の後端に形成され、L字状スリット56dにより軸方向に弾性変形して出没可能となったラチェット歯56aに噛み合っている。
また図10に示すように、ピストンロッド24は、その断面が円形形状から一部が切り欠かれた非円形形状、この実施形態では小判形状をしており、ラチェット筒56には、ピストンロッド24の断面形状と合致する小判形状の挿通孔56eを持つ内筒部56bが形成されている。図11に示すように、このピストンロッド24がこの内筒部56bの挿通孔56eを貫通することにより、ピストンロッド24はラチェット筒56に対して相対的に回転不能となっている。さらに、図12に示すように、ラチェット筒56の外周面の一部は多角形外周面56cとなっており、本体ケース44の内周面の一部に形成された多角形孔44cと嵌合している。これら多角形外周面56cと多角形孔44cとで回り止め構造が形成され、ラチェット筒56は本体ケース44に対して相対的に回転不能となっている。結果としてピストンロッド24は本体ケース44に対して相対的に回転不能となっている。また、ラチェット筒56の多角形外周面56cに隣接して形成され前方に面した外段部56fが、本体ケース44の内周面に形成されて後方に面した内段部44dに当接している。ラチェット筒56は、本体ケース44の内段部44dと操作筒52の鋸歯52bとの間に挟持され、本体ケース44に対して固定される。
以上のように構成される液体容器10を使用する場合は、キャップ36を外して、アプリケータ20を用いて塗布を行うが、アプリケータ20から液体をさらに供給したいときには、操作筒52を本体ケース44に対して回転する。
操作筒52が本体ケース44に対して回転されると、操作筒52と共にピストンロッドガイド54が回転する。一方、本体ケース44に固定されたラチェット筒56の挿通孔56eに嵌合するピストンロッド24は回転しないため、ピストンロッドガイド54とピストンロッド24との間で相対回転が生じ、ピストンロッドガイド54の雌ネジ孔54cとピストンロッド24の雄ネジ24aとの間の螺合により、ピストンロッド24が前進する。ピストン22がタンク部Tを前進するので、タンク部T内の液体Lが本体ケース44の先端口部44aへと押圧され、アプリケータ20先端より供給されて使用できるようになる。
この操作筒52の回転時に、操作筒52の鋸歯52bは、ラチェット筒56のラチェット歯56aの斜面を滑りながら、ラチェット歯56aを出没させて、回転を行う。このラチェット歯56aの出没により、カチカチと音が発生すると共に、使用者は節度感を得ることができる。また、使用者が誤って逆方向に操作筒52を回転しようとすると、操作筒52の鋸歯52bとラチェット筒56のラチェット歯56aが噛み合って、相対移動を阻止するため、操作筒52を回転することはできない。従って、常にピストン22がタンク部T内を前進する方向にのみ、操作筒52は回転されることとなる。液体Lの使用による減少に応じてピストン22は本体ケース44内を前進していく。操作筒52が誤って僅かに回転されたときに、鋸歯52bが、ラチェット歯56aを乗り越えることができずに、戻るおそれがあるが、その場合においても、ピストンロッド24のみがピストン22に対して後退し、ピストン22は後退しないので液体の逆流を防ぐことができる。
以上のように、この実施形態においても、操作筒52は一方向にしか回転できず、ピストン22は前進しかしないので、第1実施形態と同様に液体の戻り・逆流がなく、アプリケータ20を交換した場合に、交換前に被塗布体や外気に接触した液体が内部に残存することを防ぐことができる。
(第3実施形態)
図13は、第3の実施形態を表す図である。図において、前実施形態と同一・同様の部分は同一の符号を付して、その説明を省略する。
図13は、第3の実施形態を表す図である。図において、前実施形態と同一・同様の部分は同一の符号を付して、その説明を省略する。
この液体容器70の容器本体71は、主に、本体ケース72と、本体ケース72の内側に本体ケース72と同軸に且つ本体ケース72に対して回転可能に設けられた内筒74と、本体ケース72の後端に取付けられた後軸76と、本体ケース72の先端に取付けられた先具78と、を備えている。本体ケース72の内部で且つ内筒74の内部は、例えば、化粧用、文具用、医療用、口腔衛生用等の液体Lが収容されたタンク部Tとなっている。先具78には、不使用時にアプリケータ20を保護するキャップ79が着脱可能に被着される。
本体ケース72の先端部の側面には、開口72aが形成されており、この開口72aには、操作者が操作するためのノック体80が設けられており、このノック体80は、本体ケース72の内外方向に出没可能となっている。
タンク部T内には、ピストン100が摺動可能となっており、ピストン100を前方へ繰り出すピストン押出機構が設けられる。ピストン押出機構は、図17に示すように、容器本体71を構成する本体ケース72に出没可能となったノック体80と、ノック体80が直接作用する回転部材90と、回転部材90の前側に配置される係合部材92と、前記内筒74と、内筒74の後端部に設けられる回り止め部材94と、本体ケース72に固定される中ネジ部材96と、中ネジ部材96と螺合するピストンロッド98と、ピストンロッド98の先端に連結されタンク部T内を摺動可能となったピストン100と、係合部材92に付勢力を与える付勢部材としてのリターンスプリング102(図13参照)と、を有している。ノック体80が操作体となる。
内筒74及び回り止め部材94は回転部材90からの回転が伝達される伝達部材を構成する。そして、内筒74、回り止め部材94、中ネジ部材96及びピストンロッド98によって回転部材90の回転をピストン100の容器本体内の軸方向の前進運動に変換する変換機構が構成され、係合部材92及びリターンスプリング102によって回転部材90の回転方向を制御する回転制御機構が構成される。但し、この例は一例であり、伝達部材、変換機構、回転制御機構は、任意の部材により構成することが可能である。
以下、それぞれの部材について詳細に説明する。
まず、ノック体80は、図15及び図16に示したように、横断面逆略U字形をなしており、その両側面の下端に矩形状の切欠部80a(図17参照)が形成されており、該矩形状の切欠部80aの上面が回転部材90に作用する作用面80bとなる。また、ノック体80の内側面の切欠部80aに隣接する部分には、抜け止め用リブ80cが形成されている。
図18に示すように、回転部材90は筒状形状をなしており、その内部を内筒74の縮径部74a(図17)が貫通する。回転部材90の側面には、前記ノック体80の作用面80bが押圧可能となった突起90a、90aが形成される。突起90aはバランスをとるために2つ形成されているが、実際に、ノック体80のノック力を受けるノック受突起となるのは、常にそのうちの一方の突起90aだけとなる。
突起90a、90aに近接して、抜け止め用凹部90b、90bが形成される。抜け止め用凹部90bは、ノック体80が非ノック時に、その抜け止め用リブ80cと係合するものである。抜け止め用凹部90bと抜け止め用リブ80cとの係合は、抜け止め用リブ80cが開口72aの方向へは移動できないが、開口72aの反対方向へは移動できるように、その断面形状が設定されている(図15、図16参照)。
回転部材90の先端には、複数のカム斜面90cが形成されており、該カム斜面90cは軸方向に対して傾斜している。回転部材90の後端には、軸方向に弾性変形可能となった複数のラチェット歯90dが形成されている。
次に、図19に示すように、回転部材90の前方に配置される係合部材92は筒状形状をなしており、その内部を内筒74の縮径部74aが貫通する。係合部材92の後端には、前記回転部材90の複数のカム斜面90cに係合すると共に摺接可能なカム斜面92aが形成されており、該カム斜面92aは軸方向に対して傾斜している。また、係合部材92の周面には、複数の軸方向に伸びる回り止め溝92bが形成されており、回り止め溝92bには、本体ケース72の内周面に形成される回り止めリブ72bが嵌入されており、これにより、係合部材92は、本体ケース72に対して軸方向に移動することはできるが、本体ケース72に対して回転はできないようになっている。
次に、図20に示すように、タンク部Tを画成すると共に伝達部材を構成する内筒74は、先端部にある縮径部74aと、後端部にある拡径部74bとからなっており、縮径部74aと拡径部74bとの間の境界段部74cには、周方向に連続的に鋸歯74dが形成されている。鋸歯74dは、前記回転部材90のラチェット歯90dに噛み合い可能となっている。この鋸歯74dとラチェット歯90dとによって第1ラチェット機構が構成される。内筒74の後端部には、複数の嵌合用切欠74eが形成されている。
内筒74の後端部に設けられる回り止め部材94は筒状形状をなしている。図21に示すように、回り止め部材94の外周面には、内筒74の嵌合用切欠74eに嵌合する複数の嵌合用突起94aを備えており、この嵌合用突起94aが嵌合用切欠74eに嵌合することで、内筒74と回り止め部材94は一体的に連結される。内筒74と回り止め部材94は一体品として構成することも可能であるが、成形上は別部品とすることが望ましい。
回り止め部材94の内部には内筒部94bが形成されており、内筒部94bの中心には前記ピストンロッド98が貫通する非円形孔94cが形成されている。ピストンロッド98の横断面形状は、非円形形状となっており、非円形孔94cがピストンロッド98の横断面形状に合致することで、ピストンロッド98は回り止め部材94に対して相対回転不能となる。また、回り止め部材94の後端には、軸方向に弾性変形可能となった複数のラチェット歯94dが形成されている。
次に、図22に示すように、回り止め部材94の後方に配置される中ネジ部材96は、筒状形状をなしており、その外周面には、多数の軸方向に伸びる回り止め用リブ96aが形成されている。この回り止め用リブ96aは、本体ケース72に形成される回り止め用溝72cに嵌合し、これにより、中ネジ部材96は、本体ケース72に対して回り止めされる。さらに、回り止め部材94の後端部の外周面には、環状の嵌合用リブ96bが形成されている。この嵌合用リブ96bは、後軸76に形成された環状の嵌合用溝76aに嵌入され、中ネジ部材96は、容器本体71に対して固定される。
また、中ネジ部材96の内部には内筒部96cが形成されており、内筒部96cの中心には前記ピストンロッド98の外周面に形成された雄ネジ98aが螺合する雌ネジ孔96dが形成されている。このピストンロッド98の雄ネジ98aと中ネジ部材96の雌ネジ孔96dとによって、ネジ機構が構成される。
さらには、中ネジ部材96の外筒部と内筒部96cとの間に形成されて前方に面する周方向に伸びる面には、周方向に連続的に鋸歯96eが形成されている。回り止め部材94の後端部は、中ネジ部材96の外筒部と内筒部96cとの間に挿入されており、前記鋸歯96eは、前記回り止め部材94のラチェット歯94dに噛み合い可能となっている。この鋸歯96eとラチェット歯94dとによって第2ラチェット機構が構成される。
図15に示したように、ノック体80がノックされていない通常状態においては、回転部材90は、突起90a、90aが水平ではなく、斜めの状態を保持するように、そのカム斜面90cが係合部材92のカム斜面92aと係合している。係合部材92は、リターンスプリング102によって回転部材90の方へと付勢されているため、カム斜面90cとカム斜面92aとの係合は保持されている。突起90aの1つであるノック受突起90aは、ノック体80の作用面80bに近接している。
以上の構成により、前記変換機構の伝達部材74、94は、回転部材90と連結/非連結可能に設けられ、回転部材90の一方向の回転に対しては回転部材90と連結されて同じ方向に回転する一方で、該一方向と反対方向の回転に対しては、回転部材90と非連結となって回転が伝達されない。
また、前記変換機構の第1ラチェット機構74d、90dは、回転部材90からの前記一方向の回転を伝達部材74、94に伝達し、回転部材90からの該一方向と反対方向の回転を伝達しないようにしている。
また、前記変換機構の第2ラチェット機構96e、94dは、前記伝達部材74、94の前記一方向の回転を許容し、該一方向と反対方向の回転を禁止している。
また、前記変換機構のネジ機構98a、96dは、回転部材90から伝達された一方向の回転に対してピストンロッド98を前進させることができる。
また、前記変換機構の前記回転制御機構のカム機構90c、92aは、係合部材92を回転部材90の所定方向の回転により軸方向の一方向に移動させると共に、回転部材90の前記反対方向の回転により軸方向の反対方向に移動させる。
以上のように構成される繰出し機構を備えた液体容器70の作用を説明する。まず、液体容器70を使用する場合には、キャップ79を取り外して、アプリケータ20を用いて液体Lを供給する。アプリケータ20には、タンク部Tからの液体Lが供給される。
さらに、液体Lをタンク部Tからさらに供給したい場合には、ノック体80を押圧して、本体ケース72内へと押し出す。しかして、ノック体80の作用面80bが、回転部材90のノック受突起90aを図15の下方へと押圧するために、回転部材90は図15において時計回りに回転する。回転部材90が回転すると、回転部材90のラチェット歯90dが内筒74の鋸歯74dに噛み合っており、この第1ラチェット機構は、回転部材90の時計回りの回転を内筒74に伝達するために、内筒74が同じ方向に回転し、一緒に回り止め部材94が回転する。回り止め部材94のラチェット歯94dは中ネジ部材96の鋸歯96eを滑ることができ、この第2ラチェット機構は回り止め部材94の回転を許容するので、回り止め部材94と中ネジ部材96との間には相対回転運動が生ずる。ピストンロッド98は、回り止め部材94に対して相対回転不能であるため、回り止め部材94と一緒に回転し、且つ、中ネジ部材96の雌ネジ孔96dに螺合しているために、軸方向に移動する。こうして、ピストンロッド98に連結されたピストン100が前方へと押圧されるために、ピストン100はタンク部Tを摺動して、タンク部T内の液体Lを前方へと繰出すことができる。
ノック体80の1回のノック当たり、回転部材90が図15に示す状態から図16に示す状態まで回転し、これに同期したピストンロッド98も同じ角度回転するために、(回転角度/360)×ピッチ分だけ軸方向にピストン100が移動することとなる。
この回転部材90が図16に示す状態へと回転したときに、係合部材92は回転することはできないため、係合部材92のカム斜面92aは、回転部材90のカム斜面90cを摺接して、係合部材92はリターンスプリング102の付勢力に抗して前方へと移動している。
次に、ノック体80のノック力を解除すると、リターンスプリング102の復元力により係合部材92は後方へと戻り、回転部材90のカム斜面90cは係合部材92のカム斜面92aを摺接して、図16において反時計回りに回転して、図15に示す元の位置へと戻る。
このとき、内筒74及び回り止め部材94は、回り止め部材94のラチェット歯94dが中ネジ部材96の鋸歯96eに噛み合っており、この第2ラチェット機構は内筒74及び回り止め部材94の反時計回りの回転を禁止するために、回転部材90と共に回転することはできない。よって、回転部材90のラチェット歯90dは、内筒74の鋸歯74dを滑り、回転部材90のみが回転して元の状態に戻り、ノック体80は、これにより図15に示す上方の位置へと戻る。
ノックしていない状態では、リターンスプリング102によって係合部材92が後方へと付勢されており、回転部材90が図15に示す姿勢に固定されるため、不用意に回転部材90が回転することはない。
こうして、ノック体80をノックする度に、ピストン100及びピストンロッド98が前進して、液体Lをアプリケータ20から繰出すことができる。ノック体80をサイドノックすることによって、液体Lを繰出すことができるようになるため、握っていた本体ケース72を持ち変える必要がなく、また、両手を使用することもなく、簡単に操作することができるようになる。
ピストン押出機構は、伝達部材を構成する内筒74と回り止め部材94が、一方向にしか回転できないために、ピストンロッド98及びそれに連結されたピストン100は前進しかしない。そのためにタンク部T方向への液体の吸引による液体の戻り・逆流は発生せず、アプリケータ20を交換した場合に、交換前に被塗布体や外気に接触した液体が内部に残存することを防ぐことができる。
10 液体容器
12 容器本体
T タンク部
L 液体
14、44、72 本体ケース
16、78 先具
20 アプリケータ(液体供給体)
22、100 ピストン
23、50 ピストン押出機構
24、98 ピストンロッド
24a 雄ネジ
26、54 ピストンロッドガイド
28 尾冠
30 回転カム
32、80 ノック体(操作体)
34 リターンスプリング
52 操作筒(操作体)
52b 鋸歯
56 ラチェット筒
56a ラチェット歯
74 内筒
90 回転部材
94 回り止め部材
96 中ネジ部材
12 容器本体
T タンク部
L 液体
14、44、72 本体ケース
16、78 先具
20 アプリケータ(液体供給体)
22、100 ピストン
23、50 ピストン押出機構
24、98 ピストンロッド
24a 雄ネジ
26、54 ピストンロッドガイド
28 尾冠
30 回転カム
32、80 ノック体(操作体)
34 リターンスプリング
52 操作筒(操作体)
52b 鋸歯
56 ラチェット筒
56a ラチェット歯
74 内筒
90 回転部材
94 回り止め部材
96 中ネジ部材
Claims (10)
- 液体を収容するタンク部を有する容器本体と、
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構はピストンを前進方向にのみ移動可能であることを特徴とする液体容器。 - 液体を収容するタンク部を有する容器本体と、
容器本体の先端側に連結された液体供給体と、
前記タンク部内を前進するピストンと、
操作体を有すると共に操作体の操作に応じてタンク部内のピストンを前方へ繰り出すピストン押出機構と、
を備える液体容器において、
前記液体供給体は容器本体に着脱可能に連結されており、且つ前記ピストン押出機構は逆流を発生させることなくタンク部内の液体を液体供給体に供給するようにピストンを移動可能であることを特徴とする液体容器。 - 前記ピストン押出機構は、前記ピストンに先端が連結され、後方へと伸びてネジ部を有するピストンロッドと、ピストンロッドのネジ部に螺合するピストンロッドガイドとをさらに有し、ピストンロッドまたはピストンロッドガイドの回転が一方向にのみ限定されることを特徴とする請求項1または2記載の液体容器。
- 前記ピストン押出機構は、さらに、操作体のノック操作を回転カムの一方向の回転に変換する回転カム機構を備えており、該回転カムの回転がピストンロッドまたはピストンロッドガイドに伝達されることを特徴とする請求項3記載の液体容器。
- 前記回転カム機構は、前記ピストンロッドガイドの外周面に相対回転不能に設けられた前記回転カムと、前記回転カムを軸方向に移動させる前記ノック体と、前記ノック体を軸方向に移動可能に誘導すると共に回転カムを軸方向に移動可能且つ一方向にのみ回転可能に誘導する尾冠と、回転カムを後方へ付勢するリターンスプリングと、から構成されることを特徴とする請求項4記載の液体容器。
- 前記操作体の回転がピストンロッドに伝達されるようになっており、操作体の回転が一方向のみに限定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体容器。
- 前記ピストン押出機構は、前記容器本体に固定されるラチェット筒をさらに備え、前記操作筒の前端に鋸歯が形成され、ラチェット筒の後端には、該鋸歯と噛み合うと共に軸方向に出没可能となったラチェット歯が形成されることを特徴とする請求項6記載の液体容器。
- 前記操作体は、容器本体の側部から出没可能となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体容器。
- 前記ピストン押出機構は、さらに、操作体が作用し操作体のノックにより所定方向に回転し、ノック解除により反対方向に回転する回転部材と、回転部材の一方の回転のみを前記ピストンのタンク部内の軸方向の前進運動に変換する変換機構とを備えることを特徴とする請求項8記載の液体容器。
- 前記容器本体は、本体ケースと、該本体ケースの先端に圧入された先具とからなり、先具の先端口の外側に、先端側から前記液体供給体が着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液体容器。
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