JP2007127887A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバケーブルのケーブルコアを傷付けることなく、シースを容易に剥いで除去できるようにして、ケーブルの口出しや中間後分岐の作業性の改善を図る。
【解決手段】光ファイバを収納したケーブルコア3と、このケーブルコア3の外周に被覆されたケーブルシース5を有する光ファイバケーブル1において、前記ケーブルシース5の長手方向と同方向へ延びた、ケーブルシース5の内表面側に位置する第1縦糸9と、この第1縦糸9に対応したケーブルシース5の外表面側に位置する第2縦糸11と、これら第1縦糸9と第2縦糸11とを連結する緯糸13とを有するリップコード7が前記ケーブルシース5内に埋設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバケーブルに関し、特にケーブルの口出しや中間後分岐の作業性の改善を図るものであり、ケーブルコアを傷付けることなく、ケーブルシースを容易に剥いで除去できる光ファイバケーブルに関する。
従来の分岐性に優れた光ファイバケーブル101としては、図7に示されているように、光ファイバ素線、光ファイバ心線、光ファイバテープ心線などの光ファイバ、あるいはルースチューブなどの他の形態の光ファイバを収納したケーブルコア103と、このケーブルコア103の外周に被覆された樹脂などのケーブルシース105(外被)と、を備えたものが知られている。そして、通常は前記光ファイバケーブル101の横断面を示す図7において、左右側にあって、しかも、前記ケーブルコア103の外表面に接して設けられたリップコード107(引裂紐)と、このリップコード107に対してケーブルシース105の円周方向に約90°ずらしてケーブルシース105の内部に配置したテンションメンバ109と、を実装している構造が一般的である。
なお、他の例の自己支持型(SSタイプ)光ファイバケーブル111としては、図8に示されているように、吊線としての抗張力体113(例えば鋼線7本を撚り合わせた鋼撚り線)の周囲をシース樹脂115で被覆した長尺のケーブル支持線部117が備えられており、このケーブル支持線部117が首部119を介して前記光ファイバケーブル101に対して互いに平行に一体化されている。
上記の光ファイバケーブル101の途中からケーブルコア103内の光ファイバを口出しする中間後分岐作業では、ケーブルコア103内の光ファイバに外傷を与えることなく、ケーブルシース105を剥ぐことが必要となる。中間後分岐時にケーブルシース105を剥ぐ場合には、予め光ファイバケーブル101の内部に実装されているリップコード107を取り出し、このリップコード107を引っ張ってケーブルシース105を引き裂いて、ケーブルコア103内の光ファイバを取り出す方法が採用されている。
しかしながら、従来の光ファイバケーブル101の構造では、予めリップコード107を取り出すために、刃物により慎重にケーブルシース105を削ぎ取る方法が採られているので、非常に手間がかかり、内部の光ファイバに損傷を与える危険性があった。
この対策として、ケーブルシース105に埋め込まれたテンションメンバ109の近傍にリップコード107を添わせることにより、刃物がケーブルコア103の内部にまで到達することを防ぐ構造が提案されているが、これはテンションメンバ109とシース105の密着に悪影響を及ぼしたり、リップコード107を取り出す際に、テンションメンバ109を傷つけてしまったりするという問題がある。
そこで、上記の口出しや中間後分岐の作業性をさらに改善するために、近年では、特許文献1の特に図7と図8に示されているように、光ファイバケーブルは、ケーブル全長に亘って、シート状の網状部材からなるリップコードがシース厚さ方向に埋設されている。
また、他の例としては、特許文献2に示されているように、光ファイバケーブルは、リップコードが、ケーブルの全長に亘って、間欠的にケーブルコアより径方向外方(ケーブルシースの厚さ方向)に傍出させてケーブルシースに埋設されている。さらに、上記のリップコードの傍出部位を表示するマークがケーブルシースの外表面に設けられている。マークの部分のシースを削り取っていけば、ケーブルコアまで深く切り込まなくてもリップコードの傍出部分を取り出すことができる。
また、他の例としては、特許文献3に示されているように、光ファイバケーブルは、はしご状のリップコードがケーブルシースの円周の一部内に埋設され、かつ、はしご状の横方向の部分がケーブルシースの外表面に露出している。フック等の工具を用いて露出したはしご状の横方向の部分を引っ掛けて引き出すことにより、シースを引き裂くことができる。
また、他の例としては、特許文献4の特に図3に示されているように、光ファイバケーブルは、ケーブルの長手方向に寸断された複数のリップコードが、長手方向に亘って断続的に連なるようにケーブルシース内に埋設され、かつ、前記各リップコードの一部がシースの外表面に露出されている。リップコードの露出部分を引っ張ることにより、ケーブルシースが引き裂かれる。
また、他の例としては、特許文献5に示されているように、光ファイバケーブルは、当該光ファイバケーブルの長手方向に直交する断面のケーブルシースの径方向にリップコードが埋設され、前記リップコードの両端がシースの外表面に露出されている。シースの外表面に露出しているリップコードの両端部分を持ってケーブルの長手方向に引っ張ることによって、ケーブルシースがケーブルの長手方向に引き裂かれる。
特開2002−98871号公報 特開2002−55236号公報 USP6798957号公報 特開平11−185534号公報 特開平11−185535号公報
ところで、従来の光ファイバケーブルにおいては、特許文献1では、シート状の網状部材からなるリップコードがシース厚さ方向に埋設されているので、ケーブルシースの外表面から見えないので、探しにくいという問題点があった。また、シート状の網状部材の位置でのシースの厚さが薄くなるので機械強度的に弱くなるという問題点があった。そのために、リップコードをケーブルシースの外表面の近くに位置させることができないので、リップコードを取り出すためにケーブルシースをある程度深く削る必要がある。
また、特許文献2では、リップコードが、ケーブルの全長に亘って、間欠的にケーブルコアより径方向外方(ケーブルシースの厚さ方向)に傍出させてケーブルシースに埋設されているので、ケーブルシースの外表面から見えないので、探しにくいという問題点があった。さらに、リップコードを取り出し易くするために上記のリップコードの傍出部位を表示するマークをケーブルシースの外表面に設けるには、複雑な装置と手間がかかるという問題点があった。
また、特許文献3では、リップコードを取り出すには、ケーブルシースの外表面に露出しているはしご状の横方向の部分を探す必要があり、この部分にフック等の工具を引っ掛けて引き出す必要があるので、面倒であるという問題点があった。
また、特許文献4では、リップコードの露出部分を引っ張ると、ケーブルシースに引き裂きを設けることができるが、リップコードは長手方向に寸断されているので、1つのリップコードを引っ張って引き裂いた長さでは不十分の場合は、別のリップコードを引っ張って引き裂く必要があるために、手間がかかるという問題点があった。
また、特許文献5では、リップコードは光ファイバケーブルの長手方向に直交する断面のシースの径方向に埋設されるので、ケーブルコアが光ファイバケーブルの中央にあるときは、光ファイバを傷付けたり、干渉したりしないようにケーブルコアを避けた位置で埋設する必要がある。また、ケーブルコアが光ファイバケーブルの中央に位置していない場合でもケーブルコアを避ける必要があるので、製造上の複雑さと適用範囲が狭いという問題点があった。
また、ケーブルシースを引き裂くには、ケーブルシースの外表面に露出されたリップコードの両端部分を持ってケーブルの長手方向に引っ張るが、光ファイバケーブルのほぼ直径の長さのケーブルシースを引き裂く必要があるので、容易ではないという問題点があった。また、リップコードはケーブルコアを避けているので、ケーブルシースを引き裂いた後でもケーブルシースがケーブルコアの周囲に僅かに覆っており、このシースを引き裂く必要があるので、手間がかかるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明の光ファイバケーブルは、光ファイバを収納したケーブルコアと、このケーブルコアの外周に被覆されたケーブルシースを有する光ファイバケーブルにおいて、前記ケーブルシースの長手方向と同方向へ延びた、ケーブルシースの内表面側に位置する第1縦糸と、この第1縦糸に対応したケーブルシースの外表面側に位置する第2縦糸と、これら第1縦糸と第2縦糸とを連結する緯糸とを有するリップコードが前記ケーブルシース内に埋設されていることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記緯糸が、前記第1縦糸と第2縦糸の長手方向へ適宜な間隔でもって巻き付けられていることが好ましい。
また、この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記緯糸が、前記第1縦糸と第2縦糸の長手方向へ適宜な間隔でもって梯子状に連結されていることが好ましい。
また、この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記第1縦糸の一部が長手方向において間欠的に前記ケーブルシースから露出されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、リップコードを構成している第1縦糸がコード引裂き部としてケーブルシースの長手方向の内側の位置に埋設され、かつ他側の第2縦糸がコード取出し部として前記ケーブルシースの外側の位置にあるので、このコード取出し部の第2縦糸を容易に取り出すことができ、このコード取出し部の第2縦糸を元にしてリップコードを取り出して前記コード引裂き部の第1縦糸によりケーブルシースを容易に引き裂くことができ、ケーブルコア内の光ファイバを容易に取り出すことができる。
また、リップコードは、ケーブルシースの樹脂がリップコード内に充填されるので、ケーブルシースの機械的強度をあまり低下させることがないため、コード取出し部の第2縦糸をケーブルシースの外側の位置にあるので、コード取出し部の第2縦糸を容易に取り出すことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A),(B)を参照するに、第1の実施の形態に係る光ファイバケーブル1は、光ファイバ素線、光ファイバ心線、光ファイバテープ心線などの光ファイバ、あるいはルースチューブなどの他の形態の光ファイバを収納したケーブルコア3と、このケーブルコア3の外周に被覆した樹脂などのケーブルシース5(外被)とを備えている。なお、上記のケーブルコア3としては、スロット溝内に上記の光ファイバを収納した一方向スロットやSZスロットも、ケーブルコア3とすることができる。
さらに、上記のケーブルシース5の内部には、ケーブルコア3を挟んだ例えば図1(A)において左右側の対向する位置にケーブルコア3の長手方向にほぼ平行に延びた一対のリップコード7が埋設されている。
より詳細には、このリップコード7は、図1(B)の上側の部分で説明すると、2本の第1、第2縦糸9、11と、前記各第1、第2縦糸9、11をその長手方向で適宜間隔をおいて連結する1本の緯糸13と、から構成されており、前記ケーブルシース5の厚さ方向に向けてケーブルシース5の内部に埋設されている。しかも、前記リップコード7の一側の第1縦糸9が前記ケーブルコア3の長手方向に添設されて、ケーブルシース5を引き裂くためのシース引裂き部を構成している。一方、前記リップコード7の他側の第2縦糸11が前記シース引裂き部の第1縦糸9とほぼ平行に前記ケーブルシース5の外表面の近傍に配置されて、リップコード7を取り出すためのコード取出し部を構成している。
さらに、上記の1本の緯糸13が上記の2本の第1、第2縦糸9、11を卷きつけて連結され、かつ、2本の第1、第2縦糸9、11の間でその長手方向にジグザグに蛇行している。したがって、第1の実施の形態ではリップコード7が2本の第1、第2縦糸9、11と1本の緯糸13で構成されている。なお、図1(A)では、緯糸13が2本の第1、第2縦糸9、11を一方向に卷回しているが、8の字回りで卷回しても良い。
なお、この第1の実施の形態では、上記のリップコード7は、ケーブルコア3のほぼ中心を通る線上で、ケーブルコア3を挟んで両側に一対が組み合わされて配置されているが、少なくとも1条の格子状リップコード7が配置されていれば良く、3条以上の格子状リップコード7が配置されていても良く、限定されない。
次に、上記の光ファイバケーブル1の中間後分岐の方法を説明する。図1(A),(B)に示されているように光ファイバケーブル1の途中において分岐を行う、いわゆる中間後分岐部分に、コード取出し部の第2縦糸11がケーブルシース5の外表面の近傍にあるので、中間後分岐時には、まず、前記コード取出し部の第2縦糸11を取り出すことになる。
このコード取出し部の第2縦糸11はケーブルシース5の浅い位置に埋設されているので、ケーブルシース5の外表面を僅かに削るだけで良く、従来の例えば図7のリップコード107や特許文献1及び特許文献2と比較すると、その取り出し作業は極めて容易である。コード取出し部の第2縦糸11をケーブルシース5から取り出して引っ張ると、横糸13を介してシース引裂き部の第1縦糸9でケーブルシース5を引き裂くこととなる。もちろん、シース引裂き部の第1縦糸9が出てくれば、この第1縦糸9を引っ張ることによりケーブルシース5を引き裂くこともできる。
この引き裂き作業が光ファイバケーブル1の図1(A)において左右両側の2箇所で行われると、光ファイバケーブル1のケーブルシース5が2分割され、ここからケーブルコア3内の光ファイバを容易に取り出すことができる。そして、適宜、ケーブル素線などの光ファイバに接続加工、補修加工を施す。
また、リップコード7は、ケーブルシース5の樹脂がリップコード7の第1、第2縦糸9、11と緯糸13との間に充填されるので、ケーブルシース5の機械的強度をあまり低下させることがなく、そのためにコード取出し部の第2縦糸11をケーブルシース5の外表面の極近傍に位置させることが可能となり、コード取出し部の第2縦糸11を取り出しやすくなる。この点が、特許文献1の場合と大きく異なる点である。
次に、第2の実施の形態の光ファイバケーブル15について図面を参照して説明する。前述した第1の実施の形態の光ファイバケーブル1と同様の部材は同符号で説明し、異なる部分のみを主に説明する。
図2(A),(B)を参照するに、第1の実施の形態の光ファイバケーブル1と異なる部分はリップコード17の形態である。すなわち、図2(B)の上側のリップコード17で説明すると、ケーブルコア3の長手方向に添設されているシース引裂き部の第1縦糸9と、ケーブルシース5の外表面の近傍に配置されているコード取出し部の第2縦糸11が、その長手方向に適宜間隔をおいて多数の横糸19で連結され、予め梯子状に形成されている。したがって、第2の実施の形態ではリップコード17が2本の第1、第2縦糸9、11と多数の緯糸19で構成されている。
また、第2の実施の形態の光ファイバケーブルでは、図2(A)に示されているように、ケーブルシース5の外表面には、ケーブルシース5の長手方向に垂直な平面で外方に突出する突起部21がケーブルコア3を挟んで対向する位置にケーブルシース5の長手方向に向けて設けられており、かつ、上記のリップコード17のコード取出し部の第2縦糸11が突起部21の中に位置するように配置されている。他は、前述した図1(A),(B)とほぼ同様である。
なお、第2の実施の形態の光ファイバケーブル15の作用及び効果は、前述した第1の実施の形態の光ファイバケーブル1と同様である。さらに加えて、予めリップコード17が用いられているが、ケーブルシース5の外表面から浅い位置にあるコード取出し部の第2縦糸11をケーブルシース5から取り出して引っ張るので、特許文献3と比べると、その取り出し作業は極めて容易である。
また、これに加えて、ケーブルシース5の外表面にはリップコード17のコード取出し部の第2縦糸11の外側に位置して突起部21が設けられたので、この突起部21によりコード取出し部の第2縦糸11の位置を容易に識別でき、コード取出し部の第2縦糸11の取り出し、つまりリップコード17の取り出しを容易に行うことができる。リップコード17を取り出してケーブルシース5を引き裂くことにより、ケーブルコア3内の光ファイバを容易に取り出すことができる。
なお、前述した第1の実施の形態の光ファイバケーブル1にも、第2の実施の形態と同様の突起部21を設けることもできる。
また、上記の第1、第2の実施の形態の光ファイバケーブル1、15に対しては、上記の突起部21をケーブルシース5の外表面に設ける代わりに、以下のようにすることもできる。なお、図3及び図4では、第2の実施の形態のリップコード17が図示されているが、第1の実施の形態のリップコード7であっても同様である。
例えば、図3に示されているように、リップコード17の位置を表示するための印刷表示部23がコード取出し部の第2縦糸11の外側に位置してケーブルシース5の外表面に印刷されても良い。あるいは、図4に示されているように、リップコード17の位置を表示するための条押出部25(テック押出部)が、コード取出し部の第2縦糸11の外側に位置してケーブルシース5の外表面に設けられている。
以上のように、リップコード7、17のコード取出し部の第2縦糸11が突起部21、印刷表示部23あるいは条押出部25に位置してケーブルシース5内に埋設されていれば、光ファイバケーブル1、15の外観から前記第2縦糸11の位置を判別でき、容易に第2縦糸11を取り出すことが可能となる。
また、前述した第1、第2の実施の形態では、リップコード7、17のコード取出し部の第2縦糸11がケーブルシース5の外表面の近傍に配置しているが、以下のようにすることもできる。なお、図5では、第2の実施の形態のリップコード17が図示されているが、第1の実施の形態のリップコード7であっても同様である。
例えば、図5に示されているように、リップコード17のコード取出し部の第2縦糸11の少なくとも一部がその長手方向で間欠的にケーブルシース5の外表面に露出するように構成することもできる。例えば第2縦糸11が間欠的にたるみ部分を形成させ、このたるみ部分がケーブルシース5の外表面に間欠的に露出させる。
これにより、ケーブルシース5の外表面を削る必要がなく、露出した第2縦糸11を取り出せるので、リップコード17の取り出し及びケーブルシース5の引き裂きの作業性はさらに容易となる。
なお、前述した第1、第2の実施の形態では、リップコード7、17に2本の第1、第2縦糸9,11が用いられているが、3本以上の縦糸が用いられても良い。
また、リップコードの形態としては、前述したリップコード7、17に限定されず、基本的に、少なくとも2本以上の縦糸と、前記各縦糸をその長手方向で適宜間隔をおいて連結する緯糸と、から構成されていれば、他の形態であっても良い。
次に、この発明の第3の実施の形態の自己支持型(SSタイプ)光ファイバケーブル27としては、図6に示されているように、吊線としての抗張力体29(例えば鋼線7本を撚り合わせた鋼撚り線)の周囲をシース樹脂31で被覆した長尺のケーブル支持線部33が備えられており、このケーブル支持線部33が首部35を介して前記光ファイバケーブル1に対して互いに平行に一体化されている。なお、上記の光ファイバケーブル27としては、上記のケーブル支持線部33が首部35を介して前述した第2の実施の形態の光ファイバケーブル15に対して互いに平行に一体化されても同様である。
なお、第3の実施の形態の光ファイバケーブル27の作用及び効果は、前述した第1、第2の実施の形態の光ファイバケーブル1、15と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上のことから、この発明の実施の形態の光ファイバケーブル1、15、27においては、リップコード7、17のコード取出し部の第2縦糸11がケーブルシース5の外表面の近傍に埋設されていることにより、容易に前記縦糸11を取り出すこができ、さらにこのコード取出し部の第2縦糸11を元にしてリップコード7、17を取り出してシース引裂き部の第1縦糸9によりケーブルシース5を引き裂くことにより、ケーブルコア3内の光ファイバを容易に取り出すことができる。特に、中間後分岐の際は有効となる。
また、リップコード7、17は、ケーブルシース5の樹脂がリップコード7内に充填されるので、ケーブルシース5の機械的強度をあまり低下させることがない。このことから、コード取出し部の第2縦糸11をケーブルシース5の外表面の近傍に配置、あるいはケーブルシース5の外表面に露出できるので、コード取出し部の第2縦糸11を容易に取り出すことができる。
(A)は、この発明の第1の実施の形態の光ファイバケーブルの長手方向に直交する断面、特に(B)の矢視IA−IAの断面図で、(B)は、(A)の矢視IB−IBの断面図である。 (A)は、この発明の第2の実施の形態の光ファイバケーブルの長手方向に直交する断面、特に(B)の矢視IIA−IIAの断面図で、(B)は、(A)の矢視IIB−IIBの断面図である。 図1及び図2の一部を変更した形態の光ファイバケーブルの断面図である。 図1及び図2の一部を変更した形態の光ファイバケーブルの断面図である。 図1及び図2の一部を変更した形態の光ファイバケーブルの断面図である。 この発明の第3の実施の形態の自己支持型光ファイバケーブルの断面図である。 従来の光ファイバケーブルの断面図である。 従来の他の自己支持型光ファイバケーブルの断面図である。
符号の説明
1 光ファイバケーブル(第1の実施の形態の)
3 ケーブルコア
5 ケーブルシース(外被)
7 リップコード
9 第1縦糸(シース引裂き部)
11 第2縦糸(コード取出し部)
13 緯糸(リップコード7の)
15 光ファイバケーブル(第2の実施の形態の)
17 リップコード(第2の実施の形態の)
19 緯糸(リップコード17の)
21 突起部
23 印刷表示部
25 条押出部
27 自己支持型光ファイバケーブル(第3の実施の形態の)
29 抗張力体
31 シース樹脂
33 ケーブル支持線部
33 首部

Claims (4)

  1. 光ファイバを収納したケーブルコアと、このケーブルコアの外周に被覆されたケーブルシースを有する光ファイバケーブルにおいて、
    前記ケーブルシースの長手方向と同方向へ延びた、ケーブルシースの内表面側に位置する第1縦糸と、この第1縦糸に対応したケーブルシースの外表面側に位置する第2縦糸と、これら第1縦糸と第2縦糸とを連結する緯糸とを有するリップコードが前記ケーブルシース内に埋設されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記緯糸が、前記第1縦糸と第2縦糸の長手方向へ適宜な間隔でもって巻き付けられていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記緯糸が、前記第1縦糸と第2縦糸の長手方向へ適宜な間隔でもって梯子状に連結されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記第1縦糸の一部が長手方向において間欠的に前記ケーブルシースから露出されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の光ファイバケーブル。
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