JP2007127140A - 二重軸のスプライン係合構造、及びそれを備えたディファレンシャル装置 - Google Patents
二重軸のスプライン係合構造、及びそれを備えたディファレンシャル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007127140A JP2007127140A JP2005317816A JP2005317816A JP2007127140A JP 2007127140 A JP2007127140 A JP 2007127140A JP 2005317816 A JP2005317816 A JP 2005317816A JP 2005317816 A JP2005317816 A JP 2005317816A JP 2007127140 A JP2007127140 A JP 2007127140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spline
- shaft
- drive shaft
- differential
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Retarders (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
【解決手段】例えばフロントデフ1における二重軸のスプライン係合構造2において、第1接続部(ドライブシャフト接続部)21aの内周部における第1スプライン21sの軸方向先端側に、第1スプライン21sと第1軸(ドライブシャフト)50のスプライン50sとがスプライン係合した状態で、スプライン50sの溝部50内に突出するように形成されると共に、該溝部50との間に非接触部を形成する案内部材25を備える。該案内部材25は、組立時において、第2スプライン14sに第2軸(PTU入力軸)42のスプライン42sが係合する前に先立ち、第1軸50のスプライン50sの周方向位置を第1スプライン21sにスプライン係合する周方向位置に案内する。
【選択図】図2
Description
前記第1接続部(21a)の第1スプライン(21s、21s’)が、第1軸(50)の先端外周部分に形成されたスプライン(50s、50s’)にスプライン係合すると共に、前記第2接続部(14a)の第2スプライン(14s)が、前記第1軸(50)を軸方向(X1−X2方向)移動不能に被覆したスリーブ状の第2軸(42)の先端外周部分に形成されたスプライン(42s)にスプライン係合する、二重軸のスプライン係合構造(2)において、
前記第1接続部(21a)の内周部における前記第1スプライン(21s、21s’)の軸方向(例えばX2方向)先端側に、前記第1スプライン(21s、21s’)と前記第1軸(50)のスプライン(50s、50s’)とがスプライン係合した状態で、前記第1軸(50)のスプライン(50s、50s’)の溝部(50sb、50sb’)内に突出するように形成されると共に、前記第1軸のスプラインのスプライン歯(50sa、50sa’)との間に非接触部(A、A’)を形成する案内部材(25,125)を備える、
ことを特徴とする二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
ことを特徴とする請求項1記載の二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
前記第1スプライン(21s、21s’)が前記第1軸(50)のスプライン(50s、50s’)と係合する際に、前記第2スプライン(14s)は前記第2軸(42)のスプライン(42s)と係合する構成とされる、
ことを特徴とする請求項1記載の二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
前記案内部材(25)は、前記インボリュート歯形状のスプライン同士の接触位置(P)よりも歯丈の低いスプライン歯(25a)に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
ことを特徴とする請求項5記載の二重軸のスプライン係合構造(2)にある。
前記第2軸が、前輪及び後輪の他方に回転を伝達するパワートレーンユニット(40)の入力軸(42)からなり、
前記第1接続部が、左右のドライブシャフト(50)の差回転を許容しつつデフケース(14)の回転を伝達するディファレンシャルギヤ部(20)の一方のサイドギヤ(21)に接続されるドライブシャフト接続部(21a)からなり、
前記第2接続部が、前記デフケース(14)に接続されるパワートレーンユニット接続部(14a)からなる、
前記請求項1ないし6のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造(2)を備えた、
ことを特徴とするディファレンシャル装置(1)にある。
前記パワートレーンユニット(40)は、前記デフケース(14)の回転を後輪に伝達してなる、
請求項7記載のディファレンシャル装置(1)にある。
前記第1スプライン(21s)と前記第2スプライン(14s)との軸方向(X1−X2方向)における間にて、前記ドライブシャフト接続部(21a)の外周面(21c)と前記パワートレーンユニット接続部(14a)の内周面(14c)との間をシールするシール部材(7)を備え、
前記ドライブシャフト接続部(21a)は、前記シール部材(7)と軸方向(X1−X2方向)にオーバーラップする部分(21b)が、前記第1スプライン(21s)と軸方向(X1−X2方向)にオーバーラップする部分(21d)に比して、肉厚が薄く形成されてなる、
ことを特徴とする請求項7又は8記載のディファレンシャル装置(1)にある。
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図8に沿って説明する。
つづいて、本発明の第2の実施の形態を図9及び図10に沿って説明する。なお、本第2の実施の形態においては、一部の変更を除き、第1の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
2 二重軸のスプライン係合構造
7 シール部材(オイルシール)
14 デフケース
14a 第2接続部、PTU入力軸接続部
14s 第2スプライン
20 ディファレンシャルギヤ部
21 サイドギヤ(デフサイドギヤ)
21a 第1接続部、ドライブシャフト接続部
21b ドライブシャフト接続部のシール部材と軸方向にオーバーラップする部分(先端部)
21c ドライブシャフト接続部の外周面
21d ドライブシャフト接続部の第1スプラインと軸方向にオーバーラップする部分(円筒本体部)
21e 第1接続部の内周面、ドライブシャフト接続部の内周面
21s 第1スプライン
21s’ 第1スプライン
21sa 第1スプラインのスプライン歯
21sa’ 第1スプラインのスプライン歯
21sc 第1スプラインのスプライン歯の側面
21sc’ 第1スプラインのスプライン歯の側面
25 案内部材
25a 案内部材のスプライン歯
40 パワートレーンユニット(PTU)
42 第2軸、パワートレーンユニットの入力軸(PTU入力軸)
42s 第2軸のスプライン(PTU入力軸のスプライン)
50 第1軸、ドライブシャフト
50s 第1軸のスプライン(ドライブシャフトのスプライン)
50s’ 第1軸のスプライン(ドライブシャフトのスプライン)
50sa 第1軸のスプラインのスプライン歯
50sa’ 第1軸のスプラインのスプライン歯
50sb 第1軸のスプラインの溝部(ドライブシャフトのスプラインの溝部)
50sb’ 第1軸のスプラインの溝部(ドライブシャフトのスプラインの溝部)
125 案内部材
125a 案内部材のスプライン歯
125ab 案内部材のスプライン歯の側面
125ta テーパ面(側面側テーパ面)
A 非接触部
A’ 非接触部
P 接触位置
X1−X2方向 軸方向
ω1−ω2方向 周方向
Claims (9)
- 円筒状に形成され、内周部に第1スプラインを有する第1接続部と、前記第1接続部と同軸上外周側にて円筒状に形成され、内周部に第2スプラインを有する第2接続部と、を備え、
前記第1接続部の第1スプラインが、第1軸の先端外周部分に形成されたスプラインにスプライン係合すると共に、前記第2接続部の第2スプラインが、前記第1軸を軸方向移動不能に被覆したスリーブ状の第2軸の先端外周部分に形成されたスプラインにスプライン係合する、二重軸のスプライン係合構造において、
前記第1接続部の内周部における前記第1スプラインの軸方向先端側に、前記第1スプラインと前記第1軸のスプラインとがスプライン係合した状態で、前記第1軸のスプラインの溝部内に突出するように形成されると共に、前記第1軸のスプラインのスプライン歯との間に非接触部を形成する案内部材を備える、
ことを特徴とする二重軸のスプライン係合構造。 - 前記案内部材は、組立時において、前記第2スプラインに前記第2軸のスプラインが係合する前に先立ち、前記第1軸のスプラインの周方向位置を前記第1スプラインにスプライン係合する周方向位置に案内する、
ことを特徴とする請求項1記載の二重軸のスプライン係合構造。 - 前記案内部材が前記第1軸のスプラインを案内する際、前記第2スプラインは前記第2軸のスプラインとは係合しない構成とされるとともに、
前記第1スプラインが前記第1軸のスプラインと係合する際に、前記第2スプラインは前記第2軸のスプラインと係合する構成とされる、
ことを特徴とする請求項1記載の二重軸のスプライン係合構造。 - 前記第1接続部の第1スプラインのスプライン歯と、前記第1軸のスプラインのスプライン歯とは、インボリュート歯形状からなり、
前記案内部材は、前記インボリュート歯形状のスプライン同士の接触位置よりも歯丈の低いスプライン歯に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造。 - 前記案内部材は、前記第1接続部の内周面に一体的に形成されると共に、前記第1スプラインのスプライン歯よりも周方向の幅が小さいスプライン歯に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造。 - 前記案内部材は、前記案内部材のスプライン歯の側面と前記第1スプラインのスプライン歯の側面とを滑らかに接続するテーパ状のテーパ面を有する、
ことを特徴とする請求項5記載の二重軸のスプライン係合構造。 - 前記第1軸が、前輪及び後輪の一方における左右車輪の一方に接続されるドライブシャフトからなり、
前記第2軸が、前輪及び後輪の他方に回転を伝達するパワートレーンユニットの入力軸からなり、
前記第1接続部が、左右のドライブシャフトの差回転を許容しつつデフケースの回転を伝達するディファレンシャルギヤ部の一方のサイドギヤに接続されるドライブシャフト接続部からなり、
前記第2接続部が、前記デフケースに接続されるパワートレーンユニット接続部からなる、
前記請求項1ないし6のいずれか記載の二重軸のスプライン係合構造を備えた、
ことを特徴とするディファレンシャル装置。 - 前記ドライブシャフトは、前輪に接続されてなり、
前記パワートレーンユニットは、前記デフケースの回転を後輪に伝達してなる、
請求項7記載のディファレンシャル装置。 - 前記パワートレーンユニット接続部は、前記第2スプラインが、前記ドライブシャフト接続部より軸方向に突出するように形成され、
前記第1スプラインと前記第2スプラインとの軸方向における間にて、前記ドライブシャフト接続部の外周面と前記パワートレーンユニット接続部の内周面との間をシールするシール部材を備え、
前記ドライブシャフト接続部は、前記シール部材と軸方向にオーバーラップする部分が、前記第1スプラインと軸方向にオーバーラップする部分に比して、肉厚が薄く形成されてなる、
ことを特徴とする請求項7又は8記載のディファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005317816A JP4779577B2 (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ディファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005317816A JP4779577B2 (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ディファレンシャル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007127140A true JP2007127140A (ja) | 2007-05-24 |
JP4779577B2 JP4779577B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=38149960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005317816A Expired - Fee Related JP4779577B2 (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ディファレンシャル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4779577B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9533563B2 (en) | 2014-12-26 | 2017-01-03 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Reduction gear |
CN109223097A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-01-18 | 重庆西山科技股份有限公司 | 引导啮合的医用磨削刀具 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113659A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | Toyota Motor Corp | 自動車用歯車変速機における変速ギヤとシヤフトの固定構造 |
JPH01203759A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-16 | Honda Motor Co Ltd | スプライン |
JP2001003946A (ja) * | 1999-06-22 | 2001-01-09 | Koyo Seiko Co Ltd | 筒 軸 |
JP2001301407A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Koyo Seiko Co Ltd | 車両用ハブユニット |
JP2002258675A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-09-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003166625A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Jatco Ltd | 変速機 |
JP2004314796A (ja) * | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | 動力伝達装置 |
-
2005
- 2005-10-31 JP JP2005317816A patent/JP4779577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113659A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | Toyota Motor Corp | 自動車用歯車変速機における変速ギヤとシヤフトの固定構造 |
JPH01203759A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-16 | Honda Motor Co Ltd | スプライン |
JP2001003946A (ja) * | 1999-06-22 | 2001-01-09 | Koyo Seiko Co Ltd | 筒 軸 |
JP2001301407A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Koyo Seiko Co Ltd | 車両用ハブユニット |
JP2002258675A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-09-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003166625A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Jatco Ltd | 変速機 |
JP2004314796A (ja) * | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | 動力伝達装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9533563B2 (en) | 2014-12-26 | 2017-01-03 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Reduction gear |
CN109223097A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-01-18 | 重庆西山科技股份有限公司 | 引导啮合的医用磨削刀具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4779577B2 (ja) | 2011-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9027440B2 (en) | Vehicular transmission with power take-off unit | |
JP5013193B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2008208867A (ja) | 波動歯車減速機及び伝達比可変操舵装置 | |
JP2011085255A (ja) | 駆動装置 | |
JPH11166609A (ja) | トランスアクスル | |
JP6277895B2 (ja) | トルク伝達部材及び駆動軸と被駆動軸との結合部 | |
JP4779577B2 (ja) | ディファレンシャル装置 | |
US9188213B2 (en) | Differential apparatus | |
JP5136529B2 (ja) | 円錐摩擦車式無段変速装置 | |
JP2003267078A (ja) | 四輪駆動用手動変速機 | |
JP4228869B2 (ja) | 車両用差動歯車装置 | |
JP4982599B2 (ja) | ディファレンシャル装置 | |
JP2009257423A (ja) | スプライン連結構造および動力伝達装置 | |
JP2005282801A (ja) | デファレンシャルギア | |
CN107448576A (zh) | 新型差速器 | |
JP5013194B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2007333049A (ja) | スプライン連結構造 | |
JP6135310B2 (ja) | ウォーム減速機及びデュアルピニオン式電動パワーステアリング装置 | |
JP3533898B2 (ja) | スプライン結合構造を備えた自動変速機 | |
CN216331423U (zh) | 车辆及其动力总成 | |
WO2021200979A1 (ja) | 差動伝動装置 | |
KR100916437B1 (ko) | 차동장치의 피니언 샤프트 구조 | |
JP5044274B2 (ja) | 走行減速機 | |
JP3830413B2 (ja) | 自動変速機 | |
JP2003048442A (ja) | 車両用四輪駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110607 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110620 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4779577 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |