JP3533898B2 - スプライン結合構造を備えた自動変速機 - Google Patents

スプライン結合構造を備えた自動変速機

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JP3533898B2
JP3533898B2 JP23634397A JP23634397A JP3533898B2 JP 3533898 B2 JP3533898 B2 JP 3533898B2 JP 23634397 A JP23634397 A JP 23634397A JP 23634397 A JP23634397 A JP 23634397A JP 3533898 B2 JP3533898 B2 JP 3533898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸部材に少なくと
も2個の係合部材をスプライン結合するためのスプライ
ン結合構造を備えた自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】動車等の車輌に搭載される自動変速機
において、カウンタシャフトに、パーキングギヤ及びド
ライブピニオンをスプライン結合する構造が知られてい
る。
【0003】このパーキングギヤとドライブピニオンと
は、一体にしてカウンタシャフトに組み付ける場合と、
別体でそれぞれ個別に組み付ける場合とがある。
【0004】いずれの場合も、自動変速機の高容量化に
伴い、パーキングギヤ及びドライブピニオンのギヤ部に
対し、残留応力を与えて疲労寿命を向上させる等の目的
で、ショットピーニングが行われている。
【0005】一体で組み付ける場合、一体にする方法に
は2通りのものがあり、一方は、まず、パーキングギヤ
とドライブピニオンとを溶接して一体にした後、焼き入
れを行い、その後ショットピーニングを行うものであ
り、他方は、両者を個別に焼き入れし、それぞれにショ
ットピーニングを施した後に、両者を溶接して一体にす
るものである。
【0006】これに対し別体のものは、パーキングギヤ
とドライブピニオンとをそれぞれ個別に、焼き入れして
ショットピーニングを施し、別々にカウンタシャフトに
組み付けるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、はじめ
の、溶接、焼き入れ後に、ショットピーニングを施すも
のは、ショット玉がパーキングギヤとドライブピニオン
との間に挟まった状態でカウンタシャフトに組み付けら
れるおそれがあり、この場合には、ショット玉が自動変
速機内部のギヤ等にかみ込まれることによるギヤ強度の
低下や、ショット玉が潤滑油路に詰まることによる潤滑
油不足等の不具合が発生するという第1の問題がある。
【0008】また、次の、焼き入れ、ショットピーニン
グ後に溶接するものは、パーキングギヤ及びドライブピ
ニオンにおける溶接を行う部位に、溶接に対する焼き入
れによる影響をなくす目的で、あらかじめコーティング
処理(例えば、浸炭焼き入れ時の防炭処理)を施してお
く必要があり、これがかなりのコスト高を招くことにな
るという第2の問題がある。
【0009】そして、最後の、個別に組み付けるものに
おいては、パーキングギヤ及びドライブピニオンのカウ
ンタシャフトに対する組付けの作業性の低下、及び組付
け精度の低下を招くという第3の問題がある。
【0010】そこで、本発明は、上述の第1、第2、第
3のいずれの問題をも解決するようにした自動変速機、
すなわち、ショット玉による不具合やコーティング処理
によるコスト高の防止はもちろん、パーキングギヤとド
ライブピニオンとを個別に組み付けるものでありなが
ら、組付けの作業性及び組付け精度の向上をも図ること
のできる自動変速機を提供することにある。
【0011】
【0012】
【0013】ここで、次の「課題を解決するための手
段」及び「発明の作用・効果」におけるカッコ内の符号
は、各部材等と図1〜図6との対照を容易にするために
便宜的に付したものであって、このことにより本発明の
構成が何らの制約を受けるものではない。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明は、カウンタシャフト(3
1)に形成した外スプライン(31b)に、内周面にそ
れぞれ内スプライン(51b,52b)を有するパーキ
ングギヤ(51)、ドライブピニオン(52)をこの順
それぞれ個別に嵌合させてなるスプライン結合構造
備えた自動変速機において、前記パーキングギヤ(5
1)及びドライブピニオン(52)は、前記カウンタシ
ャフト(31)に隣接して配置されるとともに、相互に
接触する当接面(51d,52d)を有し、前記外スプ
ライン(31b)の軸方向に沿った異なる2箇所にそれ
ぞれ第1の段差部(A)と第2の段差部(B)とを設
け、これら第1、第2の段差部(A,B)を境として前
記外スプラインを奥側から順にそれぞれ歯部形状の異な
る第1のスプライン部(a)、第2のスプライン部
(b)、第3のスプライン部(c)とし、前記第1のス
プライン部(a)、第2のスプライン部(b)及び第3
のスプライン部(c)はこの順で外形が小さくなるよう
に設定され、前記第1のスプライン部(a)に対する前
パーキングギヤ(51)の内スプライン(51b)の
嵌合、及び前記第2のスプライン部(b)に対する前記
ドライブピニオン(52)の内スプライン(52b)の
嵌合に先立ち、前記第2のスプライン部(b)に前記
ーキングギヤ(51)の内スプライン部(51b)を遊
嵌し、また前記第3のスプライン部(c)に前記ドライ
ブピニオン(52)の内スプライン部(52b)を遊嵌
してセット可能な構成とした、ことを特徴とする。
【0015】請求項2に係る本発明は、前記第1、第
2、第3のスプライン部(a、b、c)における歯部
(T)の歯数を同一にする、ことを特徴とする。
【0016】請求項3に係る本発明は、前記第1、第
2、第3のスプライン部(a、b、c。図5参照)の歯
部(T)がそれぞれ大径部(T1 )と小径部(T2 )と
歯面(T3 、T3 )とを有し、これら第1、第2、第3
のスプライン部(a、b、c)は、前記第1、第2の段
差部(A、B)を境にして前記歯部(T)の大径部(T
1 )の大きさが異なる、ことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る本発明は、前記第1、第
2、第3のスプライン部(a、b、c。図6参照)の歯
部(T)がそれぞれ大径部(T1 )と小径部(T2 )と
歯面と(T3 、T3 )を有し、これら第1、第2、第3
のスプライン部(a、b、c)は、前記第1、第2の段
差部(A、B)を境にして前記歯部(T)の歯面
(T3、T3 )間の周方向の幅が異なる、ことを特徴と
する。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の作用・効果】以上構成に基づき、請求項1の発
明によると、パーキングギヤ及びドライブピニオン(5
1、52)をそれぞれ第2、第3のスプライン部(b、
c)に遊嵌してセットすることができる。これにより、
該セットした状態でドライブピニオン(52)を奥側に
押込むことにより、当接面(51d,52d)を介して
パーキングギヤ(51)及びドライブピニオン(52)
が奥側に押し込まれ、パーギングギヤ及びドライブピニ
オンの両方を1度の組付け動作によって、それぞれ第
1、第2のスプライン部(a、b)に嵌合させて、カウ
ンタシャフト(31)に組み付けることができ、組付け
作業性及び組付け精度を向上させることができる。
【0022】請求項2の発明によると、第1、第2の段
差部(A、B)に関係なく、第1、第2、第3のスプラ
イン部(a、b、c)の歯数が同じであるため、パーキ
ングギヤ及びドライブピニオン(51、52)をそれぞ
れ第2、第3のスプライン部(b、c)に遊嵌してセッ
トした後、それぞれ第1、第2のスプライン部(a、
b)に嵌合させる際に、嵌合のための位置合わせを行う
必要がない。このため、組付け作業性及び組付け精度の
さらなる向上が可能となる。
【0023】請求項3の発明のように、第1、第2、第
3のスプライン部(a、b、c)における歯部(T)の
形状を異ならせるために、大径部(T1 )の大きさを変
える場合、例えば、小径部(T2 )の大きさを変える場
合に比して、その加工が容易でしかも精度のよいものと
なる。すなわち、各スプライン部(a、b、c)の小径
部(T2 )を変えて加工する場合、その加工は、例え
ば、ホブ盤や歯車形削り盤等の歯切り専用機によって行
うことが普通であり、加工が難しく加工設備も高価なも
のとなる。これに対し、大径部(T1 )を変えて加工す
る場合、その加工は、旋盤等の汎用機により比較的容易
に行うことができ、加工設備も安価なものですむ。ま
た、芯出しについて、前者の小径部(T2 )加工の場合
は、各スプライン部(a、b、c)において、周方向に
隣接する小径部(T2 )と小径部(T )との間には
大径部(T1 )が突出しているため、軸部材(31)の
軸を中心とした回転のみでは、芯出しを行うことができ
ず、また、精度のよい芯出しも容易ではない。これに反
し、後者の大径部(T1 )加工の場合は、各スプライン
部(a、b、c)において、周方向に隣接する大径部
(T1 )と大径部(T1 )との間には小径部(T2 )が
あるが、この小径部(T2 )は、大径部(T1 )に対し
ては凹部となり、カウンタシャフトからなる軸部材(3
1)の回転による芯出しに対してはその妨げとはならな
いため、軸部材(31)の単なる回転によって芯出しを
行うことができる。したがって、この芯出しは、容易で
精度のよいものとなる。そして、芯出しの精度がよいと
いうことは、加工精度をよくすることができることも意
味する。
【0024】請求項4の本発明によると、第1、第2、
第3のスプライン部(a、b、c)の歯部(T)の歯面
(T3 、T3 )間の周方向の幅を異ならせて、これらの
うちの第1、第2のスプライン部(a、b)に、それぞ
パーキングギヤ及びドライブピニオンである第1、第
2の係合部材(51、52)を嵌合させるので、これら
係合部材(51、52)とこれら第1、第2のスプライ
ン部(a、b)との間のバックラッシュをなくすことが
できる。したがって、このような軸部材(31)及び第
1、第2の係合部材(51、52)を、自動車等の車輌
の自動変速機(1)におけるカウンタシャフトとパーキ
ングギヤ及びドライブピニオンに利用した場合には、ア
クセルのオン/オフに伴う変動によるショックを低減す
ることが可能となる。
【0025】請求項の本発明によると、パーキングギ
ヤ及びドライブピニオン(51、52)を溶接すること
がないので、ギヤ部(51c、52c)にショットピー
ニングを行う場合においても、前述のショット玉が溶接
後のパーキングギヤ及びドライブピニオン(51、5
2)間に残ったまま自動変速機(1)に組み込まれてこ
のショット玉によりギヤ強度の低下や潤滑油不足を招
く、といった問題が解消される。
【0026】請求項の本発明によると、例えば、当接
面(51d、52d)を切削加工によって形成する場
合、この当接面(51d、52d)にバリが発生するの
を防止することができる。当接面(51d、52d)
は、パーキングギヤ及びドライブピニオン(51、5
2)の端面に形成されるが、この当接面(51d、52
d)が歯部(T)にかかって形成された場合には、当接
面(51d、52d)の切削が、ギヤ部(51c、52
c)における歯部(T)と隣接する歯部(T)との間に
空間があるため、断続切削となってしまう。このため当
接面(51d、52d)にバリが発生し、このバリが、
パーキングギヤ及びドライブピニオン(51、52)の
組付け後に、当接面(51d、52d)間に挟まり、組
付け精度が低下することがある。当接面(51d、52
d)を、ギヤ部(51c、52c)を避けて形成するこ
とにより、当接面(51d、52d)のバリの発生をな
くし、組付け精度を向上させることができる。
【0027】請求項の本発明によると、第1の係合部
材(51)としてのパーキングギヤ(51)と、第2の
係合部材(52)としてのドライブピニオン(52)と
を溶接することがないので、これらパーキングギヤ(5
1)やピニオンギヤ(52)のギヤ部(51c、52
c)にショットピーニングを行う場合においても、前述
のショット玉が溶接後のパーキングギヤ(51)とドラ
イブピニオン(52)との間に残ったまま自動変速機
(1)のカウンタシャフト(31)に組み込まれてこの
ショット玉によりギヤ強度の低下や潤滑油不足を招く、
といった問題をなくすことができる。
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0030】〈実施の形態1〉図1は、本発明に係るス
プライン結合構造、及びこれを備えた自動変速機の一例
を示す断面図である。なお、本発明に係る自動変速機
は、例えば、自動車等の車輌に搭載される一般的なもの
であって、本発明に係るスプライン構造を備えたことを
特徴とするものであり、この特徴部分以外の構成につい
ては、特に制約を受けるものではない。したがって、図
1に示す自動変速機の詳細な部分についての説明は、適
宜省略するものとする。
【0031】図1に示す自動変速機1は、トルクコンバ
ータ10と、主変速機構20と、副変速機構30とを備
えており、副変速機構30には、ディファレンシャル装
置40が連結されている。なお、本発明に係るスプライ
ン構造50は、副変速機構30の一部に適用されてい
る。
【0032】以下、トルクコンバータ10から順にディ
ファレンシャル装置40まで説明しし、その後に、スプ
ライン結合構造50について詳述する。
【0033】トルクコンバータ10は、エンジン(不図
示)に連結された入力部材11と一体的に回転するポン
プインペラー12と、出力軸13と一体的に回転するタ
ービンランナー14と、ワンウェイクラッチ15によっ
て支持されたステーター16と、出力軸13と一体的に
回転するロックアップクラッチ17とを備えており、内
側には作動油が満たされている。
【0034】上述構成のトルクコンバータ10は、入力
部材11に入力されたエンジンからの回転を、ロックア
ップクラッチ17の非作動時には、作動油を介して、ポ
ンプインペラー12、ステーター16、タービンランナ
ー14により出力軸13に伝達し、一方、ロックアップ
クラッチ17の作動時には、作動油を介することなくこ
のロックアップクラッチ17により直接的に出力軸13
に伝達する。
【0035】主変速機構20は、シンプルプラネタリギ
ヤユニット21と、ダブルピニオンプラネタリギヤユニ
ット22と、これらの構成部材であるサンギヤ、キャリ
ヤ、リングギヤ等の回転要素を係止したり解放したりす
るクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素と、カウンタド
ライブギヤ23とを備えている。上述のシンプルプラネ
タリギヤユニット21及びダブルピニオンプラネタリギ
ヤユニット22は、それぞれのサンギヤ及び前者のピニ
オンと後者の一方のピニオンとが共通化された構成とな
っている。
【0036】上述構成の主変速機構20は、上述の摩擦
係合要素(クラッチ及びブレーキ)による回転要素(サ
ンギヤ、キャリヤ、リングギヤ)のつかみ変えにより、
出力軸13の回転を適宜に変速し、また逆転してカウン
タドライブギヤ23から出力する。
【0037】副変速機構30は、上述の出力軸13と平
行に配設されたカウンタシャフト31と、カウンタシャ
フト31によって回動自在に支持されるととも、上述の
カウンタドライブギヤ23に噛合するカウンタドリブン
ギヤ32と、サンギヤを共通とする2個のシンプルプラ
ネタリギヤユニット33、34と、これらシンプルプラ
ネタリギヤユニット33、34の回転要素を係止し、ま
た解放する摩擦係合要素とを備えており、さらに、カウ
ンタシャフト31とともに本発明に係るスプライン結合
構造50を構成するパーキングギヤ51、ドライブピニ
オン52とを備えている。なお、スプライン結合構造5
0については、後に詳述する。
【0038】上述構成の副変速機構30は、主変速機構
20のカウンタドライブギヤ23からカウンタドリブン
ギヤ32に入力された回転を、摩擦係合要素によるシン
プルプラネタリギヤユニット33、34の回転要素のつ
かみ変えによって適宜に変速し、ドライブピニオン52
から出力する。
【0039】ディファレンシャル装置40は、上述のド
ライブピニオン52に噛合されたリングギヤ41と、リ
ングギヤ41と一体のリングギヤマウントケース42
と、このリングギヤマウントケース42によって支持さ
れたピン43a、43bと、ピン43a、43bによっ
て回転自在に支持されたギヤ44a、44bと、これら
ギヤ44a、44bに噛合された左右のフロントアクス
ル45L、45Rを備えている。
【0040】上述構成のディファレンシャル装置40
は、副変速機構30のドライブピニオン52からリング
ギヤ41に入力された回転を、リングギヤマウントケー
ス42、ピン43a、43b、ギヤ44a、44bを介
して、左右のフロントアクスル45L、45Rに出力す
る。
【0041】以上構成の自動変速機1は全体として、入
力部材11に入力されたエンジンの回転を、トルクコン
バータ10、主変速機構20、副変速機構30を介し
て、正転、逆転を含む適宜な回転に変速して、副変速機
構30のドライブピニオン52に出力するものである。
このドライブピニオン52の回転は、さらに、ディファ
レンシャル装置40を介して左右のフロントアクスル4
5L、45Rに出力される。
【0042】なお、はじめに説明したように、本発明に
係る自動変速機1は、次に説明するスプライン結合構造
50を備えることが特徴であり、他の構成については、
図1に示す構成に限定されるものではない。
【0043】次に、スプライン結合構造50について詳
述する。
【0044】本実施の形態1におけるスプライン結合構
造50は、前述の図1及び同図の部分拡大図である図2
に示すように、副変速機構30の構成部材である、カウ
ンタシャフト31と、パーキングギヤ51と、ドライブ
ピニオン52とによって構成されている。
【0045】図3(a)、図3(b)に、それぞれカウ
ンタシャフト31の単品図を示す。なお、図3(a)は
軸を含む縦断面図、また、同図(b)は外観図である。
【0046】これらの図に示すカウンタシャフト31
は、軸方向のほぼ中央に大径のフランジ部31aを有す
る。そして、これらの図におけるフランジ部31aの右
側には、奥側(カウンタシャフト31における左側をい
う。以下同じ。)から順に右端部に向かって、外スプラ
イン31b、ぬすみ部31c、カラー嵌合部31d、ね
じ部31eが形成されており、この順に外形が小さくな
っている。上述の外スプライン31bは、カウンタシャ
フト31の外周面に形成されており、さらに、フランジ
部31a側(奥側)から順に、第1の段差部A、第2の
段差部Bを境として、それぞれ歯部の形状が異なる第1
のスプライン部a、第2のスプライン部b、第3のスプ
ライン部cが設けられている。
【0047】図5は、本実施の形態1における歯部の形
状の違いを説明するための模式的な斜視図である。本実
施の形態1においては、歯部Tの形状の違いとして、大
径部T1 の大きさ(カウンタシャフト31の軸心からの
半径をいう。以下同じ。)を異ならせている。すなわ
ち、外スプライン31bを構成する各歯部Tは、大径部
1 と、小径部T2 と、歯面T3 、T3 とによって構成
されているが、第1、第2、第3のスプライン部a、
b、cのそれぞれの大径部T1 をこの順で小さく設定し
ている。なお、本実施の形態1においては、小径部T
2 、及び歯面T3 、T3 の形状は変更していない。ただ
し、歯面T3 、T3 の形状については、これを積極的に
変更するものではないが、大径部T1 の大きさを変える
に伴って、その一部が変化している。
【0048】パーキングギヤ51は、図2に示すよう
に、ほぼ円板状に形成されており、内側にボス部51a
を有するとともに、外側にギヤ部51cを有する。ボス
部51aの内周面には、上述のカウンタシャフト31の
第1のスプライン部aにスプライン結合される内スプラ
イン51bが形成されている。また、パーキングギヤ5
1の右側面には、ドライブピニオン52の当接面52d
(後述)が当接される当接面51dが形成されている。
パーキングギヤ51は、第1のスプライン部aにおける
右半部にスプライン結合されている。
【0049】なお、第1のスプライン部aにおける左半
部には、前述の副変速機構30のシンプルプラネタリギ
ヤユニット33のキャリヤのボス部33aがスプライン
結合されており、このボス部33aの外周面にはベアリ
ング35が、またベアリング35の外周面にはカウンタ
ドリブンギヤ32が嵌合されている。これらシンプルプ
ラネタリギヤユニット33側のボス部33aと、パーキ
ングギヤ51のボス部51aとは、前者の右端部内側に
後者の差端部の一部が入り込むように形成されており、
すなわち、それぞれの一部が軸方向にオーバーラップさ
れており、副変速機構30の軸方向の長さの短縮化に寄
与している。
【0050】パーキングギヤ51は、その左側面を、上
述のベアリング35のインナレース35aの右側面に当
接させることで、軸方向に位置決めがなされている。
【0051】なお、パーキングギヤ51のギヤ部51c
には、運転者がシフトレバー(不図示)をPレンジに操
作することによって、パーキングポール等の係止部材
(不図示)が係合され、これにより、左右のフロントア
クスル45L、45Rの回転が禁止されるようになって
いる。
【0052】ドライブピニオン52は、円筒状に形成さ
れた本体52aを有し、その内周面には、上述のカウン
タシャフト31の第2のスプライン部bにスプライン結
合する内スプライン52bが形成されている。また、外
周面には、ディファレンシャル装置40のリングギヤ4
1に噛合されるギヤ部52cが形成されている。さら
に、左側面には、上述のパーキングギヤ51の当接面5
1dに当接する当接面52dが形成されている。なお、
図2に示す、カウンタシャフト31に組付け後のドライ
ブピニオン52は、その内スプライン52bの右端側の
一部が、カウンタシャフト31の第3のスプライン部c
及びぬすみ部31cにかかっているが、本発明の趣旨か
らすると、かかるか否かはいずれであってもよいもので
ある。
【0053】上述のパーキングギヤ51の当接面51d
及びドライブピニオン52の当接面52dは、いずれも
精度よく平面状に仕上げられており、かつ、いずれもそ
れぞれのギヤ部51c、52c以外の部分に形成されて
いる。これは、当接面51d、52dがギヤ部51c、
52cにかかって形成された場合には、当接面の切削
が、歯部Tと隣接する歯部Tとの間に空間があるため、
断続切削となり、当接面51d、52dにバリが発生
し、このバリが、パーキングギヤ51とドライブピニオ
ン52との組付け後に、当接面51d、52d間に挟ま
り、組付け精度を低下させるおそれがあるからである。
【0054】上述のドライブピニオン52の右側端に
は、カウンタシャフト31のカラー嵌合部31dに嵌合
されたカラー38が当接され、カラー38の右側面は、
カウンタシャフト31の右端部に形成されたねじ部31
eに螺合するナット39によって左方に押圧されてい
る。
【0055】なお、カラー38の外周面にはベアリング
37が嵌合され、また、ベアリング37のアウタレース
の左側面と上述のドライブピニオン52の右側面との間
には、ニードルベアリング36が介装されている。
【0056】次に、図4の分解図を参照して、上述構成
のスプライン結合構造における、パーキングギヤ51及
びドライブピニオン52の組付け動作について説明す
る。
【0057】なお、同図は、カウンタシャフト31に対
する、シンプルプラネタリギヤユニット33のボス部3
3aの組付けを終了し、これからパーキングギヤ51、
ドライブピニオン52、カラー38、ナット39を、カ
ウンタシャフト31に対して右方から取付けようとして
いる状態を示している。
【0058】また、パーキングギヤ51やドライブピニ
オン52は、焼き入れやショットピーニングが終了して
おり、それぞれ単品として完成されたものである。した
がって、従来例1及び従来例2と異なり、溶接後のパー
キングギヤ51とドライブピニオン52との間にショッ
ト玉が挟まったり、焼き入れ後の溶接のための処理を施
したりする必要なない。
【0059】まず、同図に示すように、パーキングギヤ
51を、その周方向の位置を決めて第2のスプライン部
bに係合させてセットする。このときの係合は、前述の
ように、第2のスプライン部bの大径部T1 の大きさ
が、パーキングギヤ51の内スプライン51bが最終的
にスプライン結合される第1のスプライン部aの大径部
1 の大きさよりも小さく形成されているので、適度な
余裕をもって遊嵌される。したがって、このセット動作
は容易である。
【0060】次に、パーキングギヤ51の場合と同様
に、ドライブピニオン52を、その周方向の位置を決め
て第3のスプライン部cに係合させてセットする。この
ときの係合は、前述のように、第3のスプライン部cの
大径部T1 の大きさが、ドライブピニオン52の内スプ
ライン52bが最終的にスプライン結合される第2のス
プライン部bの大径部T1 の大きさよりも小さく形成さ
れているので、適度な余裕をもって遊嵌される。したが
って、パーキングギヤ51の場合と同様、このセット動
作も容易なものとなる。
【0061】つづいて、カラー38を左方に移動させつ
つカラー嵌合部31dに嵌合させていき、このカラー3
8によってドライブピニオン52を左方に移動させて、
ドライブピニオン52の左端側を、第2のスプライン部
bに嵌合させる。このときの嵌合は圧入となる。第2の
スプライン部bのほぼ半分の長さだけドライブピニオン
52が嵌合されると、ドライブピニオン52の当接面5
2dが、パーキングギヤ51の当接面51dに当接す
る。さらにカラー38の左方への移動をつづけると、ド
ライブピニオン52により左方に押圧されたパーキング
ギヤ51が第1のスプライン部aへの嵌合(圧入)を開
始し、第1のスプライン部aに対するパーキングギヤ5
1の嵌合と第2のスプライン部bに対するドライブピニ
オン52の嵌合とが同時に行われる。さらに、カラー3
8の左方への移動をつづけ、パーキングギヤ51の左側
面がベアリング35のインナレース35の右側面に当接
して、嵌合を終了する。その後、カウンタシャフト31
右端部のねじ部31eにナット39を係合させ、ナット
39の抜止め39aをねじ部eに係合させて、組付けを
終了する。これにより、パーキングギヤ51の内スプラ
イン51bが、第1のスプライン部aにスプライン結合
され、また、ドライブピニオン52の内スプライン52
bが、第2のスプライン部bにスプライン結合される。
【0062】上述のように、カウンタシャフト31の外
スプライン31bに、歯部形状の異なる、第1、第2、
第3のスプライン部a、b、cを設け、第2のスプライ
ン部bにパーキングギヤ51を遊嵌しセットし、また第
3のスプライン部cにドライブピニオン52を遊嵌しセ
ットするので、このセット作業は容易なものとなる。さ
らに、カラー38をカラー嵌合部31dに嵌合させつつ
左方に移動させるだけの簡単な動作によって、第1のス
プライン部aに対するパーキングギヤ51の嵌合動作、
及び第2のスプライン部bに対するドライブピニオン5
2の嵌合動作の双方を行うことができるので、これら嵌
合動作を作業性がよく、かつ精度のよいものとすること
ができる。
【0063】〈実施の形態2〉図6に、カウンタシャフ
ト31の外スプライン31bの歯部の形状を変える他の
実施の形態を示す。
【0064】前述の実施の形態1では、歯部Tの形状を
変えるための構成として、第1、第2、第3のスプライ
ン部a、b、cのそれぞれにおいて、大径部T1 の大き
さを変える例を示した。
【0065】これに対し、本実施の形態2では、歯部T
の形状を変えるための構成として、図6に示すように、
第1、第2、第3のスプライン部a、b、cのそれぞれ
において、歯部Tの歯面T3 、T3 の周方向の幅を変え
るようにしている。具体的には、第1、第2、第3のス
プライン部a、b、cにおける歯部Tの歯面T3 、T3
の周方向の幅を、この順で小さくなるように設定してい
る。
【0066】本実施の形態2の場合、パーキングギヤ5
1の内スプライン51b、及びドライブピニオン52の
内スプライン52bの歯部の形状は、それぞれ、図6に
示す第1、第2のスプライン部a、bの歯部Tの形状に
合わせて形成するものとする。これにより、カウンタシ
ャフト31とパーキングギヤ51との間の、またカウン
タシャフト31とドライブピニオン52との間のバック
ラッシュをなくすことができる。したがって、例えば、
このようなスプライン結合構造50が、自動車等の車輌
の自動変速機に利用された場合、アクセルのオン/オフ
に伴う変動によるショックを低減することが可能となる
ものである。
【0067】〈実施の形態3〉上述の実施の形態1及び
実施の形態2では、スプライン結合構造50を、カウン
タシャフト31、パーキングギヤ51、ドライブピニオ
ン52によって構成する場合について説明したが、本発
明にかかるスプライン結合構造50は、上述に限らず、
さらに一般的な構成とすることができる。
【0068】すなわち、カウンタシャフト31を軸部
材、パーキングギヤ51を第1の係合部材、そして、ド
ライブピニオン52を第2の係合部材にそれぞれ置き換
えた場合においても、実施の形態1、2と同様の作用効
果を奏することができる。
【0069】なお、本発明は、係合部材が2個の限らず
3個以上の場合においても、前述のように、基本的な構
成はそのままで簡単に適用することができる。
【0070】なお、前述の図5の模式図では、第1、第
2の段差部A、Bにおいて大径部T1 の大きさが階段状
に変化する場合を示しているが、実際には徐々に変化す
るようにするとよい。このことは、前述の図6の場合も
同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスプライン結合構造を備えた自
動変速機の構成を示す断面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】(a)はカウンタシャフトの軸を含む縦断面
図。(b)はカウンタシャフトの外観図。
【図4】スプライン結合構造の分解図。
【図5】実施の形態1のカウンタシャフトの外スプライ
ンの歯部の形状を示す模式図。
【図6】実施の形態2のカウンタシャフトの外スプライ
ンの歯部の形状を示す模式図。
【符号の説明】
1 自動変速機 10 トルクコンバータ 20 主変速機構 30 副変速機構 31 軸部材(カウンタシャフト) 31b 外スプライン 40 ディファレンシャル装置 50 スプライン結合構造 51 第1の係合部材(ギヤ部材、パーキングギ
ヤ) 51b 内スプライン 52 大2の係合部材(ギヤ部材、ドライブピニ
オン) 52b 内スプライン A 第1の段差部 a 第1のスプライン部 B 第2の段差部 b 第2のスプライン部 c 第3のスプライン部 T 歯部 T1 大径部 T2 小径部 T3 歯面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 健吾 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−341494(JP,A) 特開 平8−230489(JP,A) 実開 平3−57551(JP,U) 特公 昭61−43582(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 1/00 - 1/26 F16H 3/00 - 3/78 F16H 57/00 - 57/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンタシャフトに形成した外スプライ
    ンに、内周面にそれぞれ内スプラインを有するパーキン
    グギヤ、ドライブピニオンをこの順にそれぞれ個別に
    合させてなるスプライン結合構造を備えた自動変速機
    おいて、前記パーキングギヤ及びドライブピニオンは、前記カウ
    ンタシャフトに隣接して配置されるとともに、相互に接
    触する当接面を有し、 前記外スプラインの軸方向に沿った異なる2箇所にそれ
    ぞれ第1の段差部と第2の段差部とを設け、これら第
    1、第2の段差部を境として前記外スプラインを奥側か
    ら順にそれぞれ歯部形状の異なる第1のスプライン部、
    第2のスプライン部、第3のスプライン部とし、前記第1のスプライン部、第2のスプライン部及び第3
    のスプライン部はこの順で外形が小さくなるように設定
    され、 前記第1のスプライン部に対する前記パーキングギヤ
    内スプラインの嵌合、及び前記第2のスプライン部に対
    する前記ドライブピニオンの内スプラインの嵌合に先立
    ち、前記第2のスプライン部に前記パーキングギヤの内
    スプライン部を遊嵌し、また前記第3のスプライン部に
    前記ドライブピニオンの内スプライン部を遊嵌してセッ
    ト可能な構成とした、 ことを特徴とするスプライン結合構造を備えた自動変速
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3のスプライン部に
    おける歯部の歯数を同一にする、 ことを特徴とする請求項1記載のスプライン結合構造
    備えた自動変速機
  3. 【請求項3】 前記第1、第2、第3のスプライン部の
    歯部がそれぞれ大径部と小径部と歯面とを有し、 これら第1、第2、第3のスプライン部は、前記第1、
    第2の段差部を境にして前記歯部の大径部の大きさが異
    なる、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のスプライン結合
    構造を備えた自動変速機
  4. 【請求項4】 前記第1、第2、第3のスプライン部の
    歯部がそれぞれ大径部と小径部と歯面とを有し、 これら第1、第2、第3のスプライン部は、前記第1、
    第2の段差部を境にして前記歯部の歯面間の周方向の幅
    が異なる、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のスプライン結合
    構造を備えた自動変速機
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