JP2007125359A - 遊技機用台間機 - Google Patents

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Abstract

【課題】台間機から遊技機にメダルを誘導する通路におけるメダル詰まりを、容易かつ確実に解消可能な遊技機用台間機を提供する。
【解決手段】投入導入路(60)には、上側から遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口(67)及び側方に遊技メダルを排出可能なメダル排出口(66)を有する移送通路(65)が形成され、この移送通路(65)は、通路内を移動する遊技メダルの表裏面とそれぞれ対向する二面の壁部(71,620)と、遊技メダルの円周面を下方から支持する底面部とを少なくとも備え、前記二面の壁部のうち少なくともいずれか一の壁部を移動可能に形成し、壁部の移動により壁部と前記底面部との間に隙間を生じさせ、当該隙間から移送通路内部の遊技メダルを落下させて前記落下開口から投入導入路の外部に排出させる。
【選択図】図10

Description

この発明は、スロットマシンなどのメダル遊技機に隣接して設置される遊技機用台間機に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、本体の正面に一括投入機構を取り付け、遊技メダルを直接遊技機に供給可能にした遊技機用台間機(メダル貸し出し機)が考案されている(特許文献1参照)。この遊技機用台間機に隣接設置される遊技機(スロットマシン)は、メダル投入口に側方移送通路が設けられていて、一括投入機構の一括投入口から一括投入された遊技メダルや、メダル貸出機から払い出される貸し出しメダルを、移送通路(ノズル)を通じてスロットマシンに投入するように形成されている。
特開2005−192721号公報(図1)
上記したような一括投入機構を有する遊技機用台間機にあっては、ノズル部分でのメダル詰まりをいかにして簡易かつ確実に解除するかが課題となる。この問題を解決すべく、ノズル部分を固定部材(ベース部材)とカバー部材とから構成し、カバー部材を移動させる(回動、取り外しを含む)ことにより、ノズル内部のメダル通路に詰まったメダルを取り出したり内部のメンテナンスを行うことができるように形成することが考えられる。ここで、カバー部材の開閉を遊技者に任せると、過誤や故意によるカバー開放で思わぬ事故を招くおそれがあるので、このような場合には、カバー部材の開閉は店員が鍵等を用いて行うようにするのが妥当である。
しかし、ノズルにメダル詰が詰まった場合には、一刻も早く詰まりを解消したいところ、遊技者自らの手で容易に詰まりを解除できるようになっていると、わざわざ店員を呼ばなくてよいので好都合である。
そこで、本願発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、台間機から遊技機にメダルを誘導する通路におけるメダル詰まりを、容易かつ確実に解消可能な遊技機用台間機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技メダルを側面側から受け入れ可能な側方移送通路(12)を有するメダル投入口(10)を備えた遊技機(スロットマシン1)に隣接して設置され、遊技メダルを一括投入可能な一括投入開口(31)と、一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離して送り出すメダル送り装置(40)と、メダル送り装置(40)から送り出された遊技メダルを前記遊技機(1)の側方移送通路(12)に誘導する投入導入路(ノズル部60)とを少なくとも備える遊技機用台間機(メダル貸出機2)に係る。
ここで、前記「遊技機」は、遊技メダルを遊技媒体として投入する遊技機であって、遊技機用台間機(2)を挟んで遊技場に並列設置されるものである。前記メダル投入口(10)は、遊技機に遊技メダルを投入する部分であって、遊技メダルを落とし込む孔などの開口部の他、遊技メダルを開口部に誘導するための通路や凹部も含む。例えば側方移送路(12)は、遊技メダルを上方から投入可能なスリットである上部投入開口(11)と連通していてもよい。
また、前記「遊技機用台間機」は、例えばメダル貸出機(2)とすることができ、上記構成の他にも、メダルを払い出すための払い出し装置(貸し出メダル払い出し装置23)や紙幣カウンター(22)を備えていてもよい。
ここで、遊技メダルの「一括投入」とは、メダルの向きを揃えて投入したり一枚ずつ投入するのではなくて、適宜手に掴んだ複数枚の遊技メダルをランダムに投入開口に投げ入れるような場合のことを言うものである。
前記メダル送り装置(40)は、搬送ベルト(53)を用いたベルト式メダル送り装置や、送り出し円板を用いたディスク式メダル送り装置などとすることができ、一括投入された遊技メダルを一枚ずつ、投入導入路(60)に送り出すことができる装置であれば、どのような構成を有していても構わない。
そして、本発明における遊技機用台間機(2)においては、前記投入導入路(60)は、遊技機用台間機の正面側に固定されるベース部(ベース部材62)と、ベース部(62)の正面側に位置するカバー部(カバー部材61)とから成り、底部には遊技メダルが落下可能な落下開口(メダル落下口69)が設けられている。また、前記ベース部(62)とカバー部(61)との間には、上側から遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口(67)及び側方に遊技メダルを排出可能なメダル排出口(66)を有する移送通路(メダル移送路65)が形成されており、この移送通路(65)は、通路内を移動する遊技メダルの表面と対向する一の壁部と、遊技メダルの裏面と対向する他の一の壁部と、遊技メダルの円周面を下方から支持する底面部とを少なくとも備えている。そして、前記各壁部のうち少なくともいずれか一の壁部を移動可能に形成し、壁部の移動により壁部と前記底面部との間に隙間を生じさせ、当該隙間から移送通路(65)内部の遊技メダルを落下させて前記落下開口(69)から投入導入路(60)の外部に排出可能に形成されていることを特徴とする。
ここで前記投入導入路(60)は、遊技メダルが一枚ずつ通過可能な移送路(65)を有するブロック部材であり、前記「ベース部」及び「カバー部」は、別々の部材であってもよいし、一体の部材であってもよい。また、前記落下開口(69)は、投入導入路(60)の底部すべてが(例えば全長にわたって)開口しているものであってもよいし、投入導入路(60)の底部のある特定の部分に開口が設けられているものであってもよい。落下開口(69)は、ベース部(62)に形成されていても、カバー部(61)に形成されていてもよく、あるいはベース部(62)とカバー部(61)の間に形成された隙間であってもよい。
前記移送通路(65)は、少なくとも合対向する二つの壁部(一の壁部と他の一の壁部。例えば前壁部と奥壁部)と底面部とにより形成される、遊技メダルが一枚ずつ通過可能な空間であり、天井部を有していてもよい。
前記「壁部」は移動可能に形成されている。移動には、回転、回動、スライドを含む。また、本発明においては、移動可能な「壁部」は、正面側からみて手前側に位置する前壁部(回動板71)であっても、奥側に位置する奥壁部(620)であってもよい。さらに、いずれかの「壁部」の一部が移動可能であってもよい。
また、前記「底面部」は、遊技メダルがその上面を転動可能な傾斜部(メダル転送面622)や、上方から移送されてきた遊技メダルが当接して移送方向を側方に変更するための当接部(メダル当接面621)を含む。
(作用)
本発明における移送通路(65)において、「壁部」が移動していない場合には、メダル受け口(67)から受け入れられた遊技メダルは、「壁部」の間を通り、「底面部」に支持されつつメダル排出口(66)に移送される。
そして、二つの「壁部」のうち、いずれか又は双方の壁部が移動することにより、「壁部」と「底面部」との間に隙間ができる。具体的には、例えば前壁部(71)が奥壁部(620)から隔離する方向に移動(スライド、回動)することにより、前壁部(71)の裏面と「底面部」との間に隙間ができる。この場合には、移送通路(65)内部の遊技メダル、特に「底面部」により下方から支持されていない遊技メダルは、前壁部(71)の支えを失って前記隙間から下方に自然落下する。つまり、本発明において、隙間から落下する「移送通路(65)内部の遊技メダル」は、「底面部」の上にある遊技メダルとは限られない。なお、奥壁部(620)が前方に傾斜(壁の下部より上部の方が手前側になる)していると、「底面部」の上を転動している遊技メダルも落下する。同様に、奥壁部(620)を前壁部(71)から隔離する方向に移動させて、奥壁部(620)の表面と「底面部」との間に隙間を生じさせるようにしてもよい。
壁部の移動は、例えば投入導入路(60)の正面に設けた押圧スイッチなどの操作手段を用いて行うようにすることができる。この場合、例えば押圧スイッチとバネにより付勢された回動板のような機構的構成により「壁部」が移動するものであってもよいし、モータなどの駆動装置を介して移動するものであってもよい。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記一の壁部として、投入導入路(60)の手前側に位置する前壁部(71)を有し、前記他の一の壁部として、前記前壁部(71)との間にほぼ遊技メダル一枚分の厚さの間隙を開けて奥側に位置する奥壁部(620)を有し、前記前壁部(71)は、軸支部(73)を介して前後方向に回動自在に形成されているとともに、常態においては前記奥壁部(620)方向に付勢されており、前記カバー部(61)には、前記前壁部(71)の軸支部(73)よりも上側を正面側から押圧可能な押圧装置(プッシュボタン72)が設けられ、この押圧装置(72)を押圧して、前記前壁部(71)の軸支部(73)よりも下側を手前側に回動させることにより前壁部(71)の裏面と移送通路(65)の底面部との間に隙間を生じさせるように形成されていることを特徴とする。
本発明は、「壁部」の移動の態様を限定したものである。
前記「押圧装置」は、例えばカバー部(61)の正面に設けられ手前側に突出する方向に付勢された押圧ボタンとするとができる。前記前壁部(71)は、側端部に軸支部(73)としてのピン(731)を形成した板状部材とすることができ、「押圧装置」により上端部を押されると、その上側が奥方向(後方)に回動し、下側が手前側(前方)に回動するように取り付けられているものである。
ここで、本発明においては、前記移送通路(65)は、メダル受け口(67)から受け入れた遊技メダルが、前記前壁部(71)と奥壁部(620)との間を通ってほぼ垂直に落下する垂直落下部(65A)と、垂直落下部(65A)を落下した遊技メダルが前記底面部上を転動して前記メダル排出口に転送される傾斜転送部(65B)とを少なくとも有し、前記前壁部(71)を回動させることにより、前記垂直落下部(65A)に滞留している遊技メダルが、前壁部(71)の裏面と移送通路(65)の底面部との隙間から落下するように形成することができる。
すなわち、移送通路(65)を、正面視略L字型に形成し、前壁部(71)を回動させることにより、垂直落下部(65A)に詰まった遊技メダルを落下開口(69)から排出させるようにしたものである。これは、垂直落下部(65A)の下方すなわち移送通路(65)の屈曲部は遊技メダルが最も詰まりやすい部位であり、ここに詰まった遊技メダルを効果的に排除しようとするものである。なお、移送通路(65)は、垂直落下部(65A)と傾斜転送部(65B)とを連結し垂直落下部(65A)を落下する遊技メダルの進行方向を傾斜転送部(65B)の方向に変更するための方向転換部(メダル当接面621)を有していてもよい。
このように形成した場合には、「壁部」が移動していない場合には、メダル受け口(67)から受け入れられた遊技メダルは、垂直落下部(65A)を落下して、「底面部」に支持されつつ傾斜転送部(65B)を経てメダル排出口(66)に移送される。そして、垂直落下部(65A)においてメダル詰まりが発生した場合には、前壁部(71)を回動させると、垂直落下部(65A)において重なり合うようにして滞留している遊技メダルは、前壁部(71)の裏面と移送通路(65)の底面部との隙間から落下する。傾斜転送部(65B)にある遊技メダルは、奥壁部(620)が鉛直である場合には、そのままメダル排出口(66)に転送される。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記投入導入路(60)は、遊技機用台間機(2)の正面側に固定されるベース部としてのベース部材(62)と、ベース部材(62)の正面側に取り付けられるカバー部としてのカバー部材(61)とから成り、前記ベース部材(62)とカバー部材(61)との間に、遊技メダルを移送するための移送路(メダル移送路65)を有している。また、前記カバー部材(61)には、背面側に突出し弾性を有する係合体(係合片68)と、この係合体(68)の近傍に位置し正面から背面に貫通する横長長方形状の挿入孔(キー孔61A)とが設けられ、前記ベース部材(62)側には、前記係合体(68)と係合可能な被係合体(係止爪34A)が設けられている。そして、前記係合体(68)は、前記カバー部材(61)を前記ベース部材(62)の正面側を覆う位置で奥方向に押入することにより、前記被係合体(34A)と係合し、前記挿入口(61A)に板状部材を挿入し、前記係合体(68)を弾性変形させることにより、前記被係合体(34A)との係合を解除される。こうして、前記カバー部材(61)は、前記係合体(68)と被係合体(34A)の係合により前記ベース部材(62)の正面側に固定され、前記係合体(68)と被係合体(34A)の係合解除により前記ベース部材(32)から手前側に移動可能となるよう形成されていることを特徴とする。
ここで、前記係合体(68)は、例えばカバー部材(61)の裏面から突設された先端に鈎部を有する板状のフックとすることができる。また前記被係合体(34A)は、必ずしもベース部材(62)に設けられていなくともよく、例えばメダル送り装置(40)が収納されいる箱体(本体カバー30)に設けられていてもよい。前記挿入孔(61A)は、前記係合体(68)が設けられている場所の周囲に形成された貫通孔であり、例えば遊技機用台間機(2)のホッパーや紙幣カウンターを開ける際に用いるキー(200)が挿入可能とすると好適である。
なお、カバー部材(61)がベース部材(32)から「移動可能」とは、カバー部材(61)がベース部材(32)に対して開閉、スライドすることを含み、分離可能であってもよいし固定されていてもよい。この場合、カバー部材(61)は、ベース部材(32)に固定されていてもよいし、他の部分(例えば本体カバー30)に固定されていてもよい。
(作用)
本発明においては、カバー部材(61)の挿入孔(61A)に所定の板状部材、例えばキー(200)を挿入して係合体(68)を弾性変形せしめ、係合体(68)と被係合体(34A)との係合を解除し、カバー部材(61)のロックを解除する。これにより、カバー部材(61)を開いたりあるいは取り外すことができ、内部に詰まったメダルを取り除いたりその他のメンテナンスを行うことができる。開いている又は取り外されているカバー部材(61)は、ベース部材(62)の正面側の所定位置に設置して奥方向に押圧することにより、弾性を有する係合体(68)が被係合体(34A)と係合し、自動的にロックできる。
本発明によれば、例えば遊技者が自ら、投入導入路(60)の外部から操作して「壁部」を移動させてメダル詰まりを解消することができるとともに、かかる操作によっても詰まりがうまく解消されなかった場合でも、店員がカバー部材(61)を移動させる(開く)ことによりメダル詰まりを解消できる。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、遊技メダルを側面側から受け入れ可能な側方移送通路(21)を有するメダル投入口(10)を備えた遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを一括投入可能な一括投入開口(31)と、一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離して送り出すメダル送り装置(40)と、メダル送り装置(40)から送り出された遊技メダルを前記遊技機の側方移送通路(11)に誘導する投入導入路(60)とを少なくとも備える遊技機用台間機(2)に係る。前記投入導入路(60)は、遊技機用台間機(2)の正面側に固定されるベース部(62)と、ベース部(62)の正面側に位置するカバー部(61)とから成り、底部には遊技メダルが落下可能な落下開口(69)が設けられ、前記ベース部(62)とカバー部(61)との間には、上側から遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口(67)及び側方に遊技メダルを排出可能なメダル排出口(66)を有する移送通路(65)が形成されている。また、この移送通路(65)は、通路内を移動する遊技メダルの表面と対向する一の壁部と、遊技メダルの裏面と対向する他の一の壁部と、遊技メダルの円周面を下方から支持する底面部とを少なくとも備え、前記各壁部のうち少なくともいずれか一の壁部を移動可能に形成し、壁部の移動により壁部と前記底面部との間に隙間を生じさせ、当該隙間から移送通路(65)内部の遊技メダルを落下させて前記落下開口(69)から投入導入路(60)の外部に排出可能に形成されている。そして、前記一の壁部として、投入導入路(60)の手前側に位置する前壁部(71)を有し、前記他の一の壁部として、前記前壁部(71)との間にほぼ遊技メダル一枚分の厚さの間隙を開けて奥側に位置する奥壁部(620)を有し、前記前壁部(71)は、軸支部(73)を介して前後方向に回動自在に形成されているとともに、常態において前記奥壁部(620)方向に付勢されている。そして、本発明においては、前記前壁部(71)の軸支部(73)よりも下側には、前記カバー部(61)の正面から突出し前記前壁部(71)を引っ張り可能な引き部(つまみ75)が設けられ、この引き部(75)を引いて、前記前壁部(75)の軸支部(73)よりも下側を手前側に回動させることにより前壁部(71)の裏面と移送通路(65)の底面部との間に隙間を生じさせるように形成されていることを特徴とする。
本発明は、請求項2記載の発明とは逆に、引っ張り操作により「前壁部」が回動し、移送通路(65)内のメダルをキャンセル可能に形成したものである。
ここで、前記引き部(75)は、前壁部(71)の前面(移送通路(65)と反対側の面)に設けられた棒状の突起部や、前壁部(71)の下端部から前方に張り出す板状の張り出し部とすることができ、カバー部(61)の正面又は底部に設けられた開口から突出し外側から操作可能に形成されているものである。
本発明では、引き部(75)を前壁部(71)に直接設けることができるので、部品点数の削減を図ることができる。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、上記した請求項2乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記前壁部(71)の裏面と移送通路(65)の底面部との間に隙間を生じさせた状態で前壁部(71)を固定可能であるとともに、前壁部(71)の回動操作と同様の固定解除操作によって前記前壁部(71)の固定を解除可能な、前壁部一時係止装置(500)を備えていることを特徴とする。
本発明は、前壁部(71)を回動させてメダルキャンセル状態としたまま固定できるとともに、回動操作と同様の再操作によってその固定を解除できるように形成したものである。
ここで、「回動操作と同様の固定解除操作によって・・固定を解除可能」とは、押圧操作により前壁部(71)を回動させた場合には押圧操作、引っ張り操作で前壁部(71)を回動させた場合には引っ張り操作により、固定状態を解除することである。具体的な構成としては、例えばボールペンのノック機構やピンと往復溝の係合など、周知の技術を用いることができる。
本発明によれば、メダル詰まりの解除だけでなく、メダル送り装置(40)から遊技機に移送されるメダルを途中でキャンセルする場合などに好都合である。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、上記した請求項5記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記前壁部一時係止装置(500)により前壁部(71)が固定されていることを報知するための前壁部開放報知部を設けたことを特徴とする。
「前壁部開放報知部」は、遊技機用台間機(2)の正面側から視認可能な位置に設けられたランプなどとすることができ、前壁部(71)が開いてメダルキャンセル状態となっているときには点灯させてこれを報知することにより、キャンセル状態のままメダル送り装置(40)を作動させてしまうのを防ぐことができる。
本発明は、以上のように構成されているので、台間機から遊技機にメダルを誘導する通路におけるメダル詰まり解除等のメンテナンスを、カバー部材を開けたり取り外して行うことができるとともに、カバー部材の開け閉め又は着脱が容易にでき、かつ必要時のみカバー部材を開放又は取り外し可能な遊技機用台間機を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、遊技機としてスロットマシンを、遊技機用台間機としてメダル貸出機を例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図15は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1及び図11は一括投入機構3の縦断面図、図2はスロットマシン1及びメダル貸出機2の外観斜視図、図3は一括投入機構3及びメダル投入口10の拡大斜視図、図4はメダル送り装置の斜視図、図5乃至図10はノズル部を示す図、図12は排出貯留部90の拡大断面図である。また、図13乃至図15は、本発明の他の実施の形態を示す図であって、詰まり解除機構70及び一時係止装置500を示す図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図2に示すように、筐体の正面側に取り付けられた前扉13を有し、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口10は、図3に示すように、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に連通する側方移送通路12とを有している。この側方移送通路12は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述するノズル部60から送られてくる遊技メダルを受け入れ上方投入開口11に移送するためのものである。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン1のメダル投入口10に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図2に示すように、外箱20に、紙幣カウンター22及び貸し出しメダル払い出し装置23が内蔵されているとともに、正面側には一括投入機構3が取り付けられているものである。
紙幣カウンター22は、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、貸し出しメダル払い出し装置23に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。さらに、紙幣投入口21は外箱20の正面上方にあってもよく、紙幣カウンター22はメダル貸出機2の外部(例えば島設備)に設けられていてもよい。
貸し出しメダル払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、タンクに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板を有している。送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に排出するようになっている。また、貸し出しメダル払い出し装置23には排出メダルをカウントするためのセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(一括投入機構3)
一括投入機構3は、前記貸し出しメダル払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口10に一括投入するための機構である。
具体的には、一括投入機構3は、図1及び図3に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置40と、本体カバー30の正面側に取り付けられたノズル部60とから構成されている。
(本体カバー30)
本体カバー30は、図1乃至図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(スロットマシン1を正面から見た場合の手前側。以下同じ)に突設された、上面板32、底板33、前面板34、背面板35及び左右二つの側面板36を有する箱形の部材である。そしてこの本体カバー30の内部には、搬送装置50を備えたメダル送り装置40が前後方向に移動可能に収納されている。
前記上面板32には、上方に開口する一括投入開口31が形成され、一括投入開口31の手前側には、カウンター状の張り出し部が形成されている。ここには、搬送装置50を作動及び作動停止させるためのタッチセンサが敷設されている。そして、このタッチセンサに手を触れることにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動し、タッチセンサに触れている手を離すことにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動を停止するようになっている。なお、搬送装置50を作動させる手段としては、タッチセンサに限られず、ボタン式のスイッチやその他の操作手段を設けてもよい。また、駆動モータ55の駆動を開始させるためのスイッチと、駆動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよいものである。
また、前記一括投入開口31の両側には、上面板32から上方に隆起する立設壁37が形成されている。これは、一括投入口31に遊技メダルを投入する際、メダルがこぼれ落ちないようにするためのものである。
そして、前記底板33の奥側には、メダル送り装置40から排出される異物やキャンセルメダルを落下させるための底部開口38が形成されており、底部開口38の下方には、落下物を
受け止める排出貯留部90が形成されている。
さらに、前記前面板34の下方には、ノズル部60のカバー部材61が設けられているとともに、背面板35には、背面開口39が形成されている。なお、この背面開口39からはメダル送り装置40の後方部が突出しており、メダル送り装置40が前後方向に摺動することができるようになっている。
(メダル送り装置40)
メダル送り装置40は、メダルを送り出すための装置であり、図1に示すように、前記本体カバー30の内部に収納される箱状の本体ベース41の内側に搬送装置50を設け、搬送装置50の奥側下方に排出装置80を設けた構成となっている。
本体ベース41は、図1及び図4に示すように、長さ方向略中央部に、上方に開口する受入開口48を有し、受入開口48の奥側には、上方に開口し内部において前記受入開口48と連通する払い出し通路42が設けられている。また、受入開口48の手前側には平坦部46が形成されており、これにより後述するメダル貯め部45の容積が確保される。本体ブロック41の前方下部には、搬送装置50が内蔵されており、本体ブロック41の正面側は、搬送装置50により送り出されたメダルをノズル部60に一枚ずつ排出するためのメダル排出部47となっている。そして、図1に示すように、前記払い出し通路42を形成する内壁の底部には、排出装置80が設けられている。
ここで、排出装置80は、図1及び図12に示すように、上方に突設された略円筒形の可動軸83を所定の作動指令信号(開放作動信号、閉塞作動信号)に応じて上下動させるソレノイド81と、一方の端部が前記可動軸83に軸支され、本体ブロック41に固定された固定軸84を支点として上下方向に揺動可能に形成された開閉板82を有している。そして、可動軸83が下方に位置しているときには開閉板82が閉じた状態(図1参照)となり、可動軸83が上方に位置しているときには開閉板82が開いた状態(図12参照)となるよう形成されているものである。そして、ソレノイド81の作動で開閉板82を開くことにより、メダル送り装置40内部にあるメダルや異物などを、本体ブロック41の底面に形成されたキャンセル開口49から排出させることができるようになっている。排出装置80は、所定の場合には開閉板82が開くように形成されている。
前記受入開口48は、図1及び図4に示すように、一括投入開口31から投入される遊技メダルを受け入れるための開口であり、開口幅の中央よりもやや後方側に、横方向に亘って設けられた仕切棒100を有している。これは、投入される遊技メダルを、極力同一方向に揃えるためである。すなわち、この仕切棒100があることにより、受入開口48に遊技メダルが縦向き(メダルの表裏面が左右方向となる向き)で投入されることがないので、ランダムに投入される遊技メダルの向きを、横向き(メダルの表裏面が前後方向となる向き)にして落下させるようになるものである。このように落下した場合には、メダルの向きが揃っているので、受入開口48の下方に位置する空間であるメダル貯め部44に、遊技メダルが平積みとなるよう貯留させることができ、搬送装置50により搬送しやすくなる。
また、図1に示すように、受入開口48の手前側端部には、搬送装置50の上方空間を、受入開口48の下方に位置するメダル貯め部44と、メダル貯め部44よりも手前側に位置するメダル戻り部45とに分ける移動調整弁43が取り付けられている。移動調整弁43は、メダル貯め部44からメダル戻り部45へのメダル移動を阻止し、メダル戻り部45からメダル貯め部44へのメダル移動は適宜許容することにより、搬送装置50によるメダル移送をスムーズに行わせるためのものである。
前記払い出し通路42は、メダル貸出機2の貸し出しメダル払い出し装置23から貸し出される遊技メダルを受け入れて、前記メダル貯め部44に誘導するためのものである。払い出し通路42の底面は、奥側から手前側に向かって下り傾斜となっており、傾斜の前端部が開閉板82によって開閉可能に形成されている。開閉板82が閉じているときには、メダル貯め部44に遊技メダルが貯留され、開閉板82が開いた場合には、メダル貯め部44又は搬送装置50の搬送ベルト53上にあるゴミなどの異物や遊技メダルは、キャンセル開口49から落下する。なお、キャンセル開口49から落下した異物や遊技メダルは、本体カバー30の底部開口38を通って排出貯留部90に貯留される。
さらに、本実施の形態においては、メダル送り装置40全体が、本体カバー30の内部を前後方向に摺動可能に形成されているものであるが、これについては後述する。
(排出貯留部90)
排出貯留部90は、図11、図12に示すように、本体カバー30の背面板35に設けられたヒンジ92を介して前後に回動自在に取り付けられたメダル取り出し皿91を有している。メダル取り出し皿91は、手前側に向かって湾曲した登り傾斜を有する皿底と、奥行き方向に向かって皿底からの高さが高くなる側面板を有する受け皿であり、底部開口38から排出されるメダル等が落下の勢いで皿から飛び出してしまわないようになっているとともに、皿内に貯留されたメダル等を取り出しやすく形成されている。なお、皿底にラバーなどの弾性部材を敷設すると好適である。
また、メダル取り出し皿91は、常態においては、図1に示すように、皿底が上側に向いた状態であり、図12に示すように、排出されるメダル等を受け入れることができるようになっている。そして前方底部を持ち上げることにより、図11に示すように、ヒンジ92を中心に後方に回動し、正面側の端部が本体カバー30の底板33に当接する位置まで移動する。このようにメダル取り出し皿91が移動することにより、本体カバー30の下側の空間が広くなり、メダル貸出機2を挟んでスロットマシン1の隣に設置される他のスロットマシンの下扉を開くときに、下扉とメダル取り出し皿91が干渉することがない。
なお、メダル取り出し皿91は、図11に示す後方に回動させた位置において、手で押さえていなくても停止しているのが好ましい。メダル取り出し皿91を停止させる手段としては、例えば、特に図示しないが、メダル取り出し皿91の正面縁部や側面板に設けた突起又は凹部に、本体カバー30に設けた係合部又は突起が係合するように形成することができる。あるいは、ヒンジ92を、メダル取り出し皿91を手で押し上げたり引き下げたりすると回動するが、メダル取り出し皿91の自重では回動しないようなラッチ機構としてもよい。
(搬送装置50)
搬送装置50は、本体ブロック41の前方下部に内蔵されており、メダル溜め部44に投入又は払い出された遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態)で一枚ずつ、ノズル部60へと送り出すためのものである。具体的には、搬送装置50は、図1に示すように、一対のローラ51(51A,51B)と、ローラ51A,51Bに掛け渡された搬送ベルト53と、搬送ベルト53の手前側上方に送出間隙54をあけて設置された逆転ローラ52と、ローラ51,52を回転させるための駆動モータ55と、駆動モータ55のモータ軸の回転をローラ51,52に伝達するための伝達手段(図示せず)を有している。
前記ローラ51は、正面側から見て前後に並列して設けられている。また、前記搬送ベルト53は、二つのローラ51A,51Bに掛け渡された平ベルトであり、表面にはゴム等を被覆して、遊技メダルとの摩擦抵抗を大きくするよう形成してある。そして、図1に示すように、手前側のローラ51Aの方が、奥側のローラ51Bよりも若干高い位置に取り付けられているので、搬送ベルト53の上面は手前側に向かってやや上り傾斜となっており、ローラ51を図1に示す黒矢印の方向に回転させることにより、搬送ベルト53の上面が手前側に移動するようになっている。
前記ローラ51と逆転ローラ52は、伝達手段により同時に回転するようになっている。伝達手段は、駆動モータ55の駆動軸、ローラ51A、逆転ローラ52にそれぞれ設けられたギヤと、これらの各ギヤを連結するベルトであって、逆転ローラ52はローラ41と同方向に回転するので、搬送ベルト53の上面の進行方向と、逆転ローラ52の下側面の移動方向とが逆になる。また、ローラ51と逆転ローラ52の直径の違いにより、逆転ローラ52の線速(ローラ表面の移動速度)の方が、ローラ51の線速よりも早くなるように形成されている。
そして、図1に示すように、逆転ローラ52の下端と搬送ベルト53の上面との間には、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚分の厚みよりは小さい送出間隙54が形成されている。これにより、搬送ベルト53の上面に乗っている遊技メダルを、一枚ずつ手前側に送り出すとともに、搬送ベルト53の上方であって逆転ローラ42の後方にある遊技メダルをメダル戻り部45に蹴り出すようになっている。
前記逆転ローラ52には、断面略台形の撹拌溝が軸方向に沿って形成されている。撹拌溝は、溝の端部で遊技メダルを引っ掛けるようにして、搬送ベルト53の上方に積み重なった遊技メダルを効果的に後方に蹴り上げる役割を果たすものである。
搬送ベルト53の前方側は、後述するノズル部60のメダル受け口67と近接しており、ベルト上面に乗っている遊技メダルは、前記送出間隙54を潜ってメダル排出部47からノズル部60のメダル受け口67へと運ばれる。
(ノズル部60)
ノズル部60は、前記搬送装置50から送り出された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10に移送するためのものである。そして、ノズル部60は、図1及び図4に示すように、ベース板400を介して本体カバー30の正面下部に取り付けられるベース部材62と、本体カバー30の正面側に本体カバー30の底板33に設けられたヒンジ63を介して前後方向に回動自在に取り付けられるカバー部材61とから成り、カバー部材61がベース部材62を正面側から覆った状態、すなわちカバー部材61が閉じた状態で、本体カバー30の前面板34の下方に形成された開口部(図7参照)を塞ぐようになっている。
(ベース部材62)
前記ベース部材62は、図8に示すように、上端部に下方から上方に向かって奥方向に湾曲する湾曲部620aが形成された基体62Aと、基体62Aの正面側に位置し、軸支部73を中心に前後方向に回動可能に取り付けられた回動板71を有している。そして、図5に示すように、前記基体62Aの湾曲部620aと回動板71の上部には、メダル送り装置40のメダル排出部47と連通するメダル受け口67が形成される。なお、回動板71は、透明部材で形成されているとともに、後述する詰まり解除機構70を構成するものでもある。
また、前記基体62Aと回動板71の間には、遊技メダル一枚分の厚さよりやや大きい厚みを有し、遊技メダルの直径よりもやや大きい幅を有するメダル移送路65が形成されるようになっている。メダル移送路65は、正面視すると、図9に示すように、垂直落下部65A及び傾斜転送部65Bからなる逆L字型に形成されており、メダル受け部67からノズル部60のスロットマシン1側に屈曲して、その端部がメダル排出口66となっている(図3参照)。この点につき詳述すると、ベース部材62の基体62Aは、図8に示すように、上端部に前記湾曲部620aが形成された正面視逆L字状の奥壁部620と、この奥壁部620の下端部に位置し、遊技メダル一枚分の厚みとほぼ等しい奥行き幅をもって奥壁部620から手前側に突出するメダル当接面621及びメダル転送面622が設けられている。そして、奥壁部620、メダル当接面621及びメダル転送面622と、回動板71の裏面との間に、メダル移送路65が形成されるものである(図10参照)。
前記メダル当接面621は、メダル受け口67から受け入れた遊技メダルをメダル転送面622に誘導するための傾斜面であり、メダル転送面622は、遊技メダルをメダル排出口66に移送するためのメダル当接面621よりも緩やかな傾斜面である。そして、メダル送り装置40のメダル排出部47から排出された遊技メダルは、図10に示すように、奥壁部620の湾曲部620aに沿ってメダル受け口67から受け入れられ、垂直落下部65Aを鉛直方向に落下移動する遊技メダルは、図9に示すように、メダル当接面621に当接することにより進行方向を略90度変更し、その後メダル転送面622の上を転がって、メダル排出口66に至るようになっている。
なお、回動板71の詳細については後述する。
また、ベース部材62には、メダル移送路65を通過する遊技メダルを検知するためのメダル検知センサ64が設けられている。メダル検知センサ64は、基体62Aに設けられた近接センサであり、磁界の変化を検出して遊技メダルの通過を検知するものである。そして、メダル送り装置40が遊技メダルを送り出している間は、このメダル検知センサ64が遊技メダルを検出している。なお、メダル検知センサ64は近接センサに限られず、フォトセンサであってもよい。
さて、上記構成を有するベース部材62は、図1及び図4に示すように、水平部401及び垂直部402を有する断面略L字型のベース板400に取り付けられる。ベース板400は、垂直部402にベース部材62が固定されるとともに、本体カバー30の前面板32の正面開口から水平部401を差し込むようにして底板33の上方に設置される。そして、このベース板400の上に、本体カバー30の背面開口39から押入するようにしてメダル送り装置40が設置されるものであり、このとき、本体ベース41の底部側端部に設けられた凸片410が水平部401の側端部に前後方向に二つずつ形成された断面略L字型の立設片411に挟まれ、かつ本体ベース41の後方に形成された爪部420が、水平部401の後端部の両端に立設された固定用係合片412と係合するようになっている。このため、メダル送り装置40は、凸片410と立設片411とにより上下方向の移動を規制されるとともに、ベース板400が前後方向に移動した場合には、爪部420と固定用係合片412との係合により、ベース板400と一体的に移動する。すなわち、ベース部材62は、ベース板400を介して、メダル送り装置40と一体で前後移動可能になるものである。
さらに、ベース部材62は、本体カバー30の側面板36の内側に形成された固定部36A(図7参照)に、ネジ300により固定されるとともに、固定ネジ300を緩めることにより、前後方向に移動可能となるように形成されている。この詳細については後述する。
(カバー部材61)
前記カバー部材61は、背面側及び左側(スロットマシン側)が開口し前記ベース部材62を被覆可能なケース状の蓋である。そして、図3及び図5に示すように、正面には、閉じた状態で正面側から前記メダル移送路65を通過する遊技メダルを視認可能なスリット61Bが形成されており、正面上部には、詰まり解除機構70としてのプッシュボタン72と、カバー部材61を開くときに所定の鍵を差し込むためのキー孔61Aが設けられている。このキー孔61Aは、例えばメダル貸出機2の貸し出しメダル払い出し装置23にメダルを補給するために外箱20に設けてある扉を開くときに使用する鍵(キー200。図5参照)の外形形状に合わせて形成されている。
また、カバー部材61の上部には、先端に鈎部を有する係合片68が背面側に向かって突設されている。この係合片68は、カバー部材61を閉じたときに、先端の鈎部が本体カバー30の前面板34の裏面側に設けられた係止爪34A(図5参照)と係合するものである。
さらに、カバー部材61の底部であって、ベース部材62のメダル受け口67の下方に位置する部分には、後述する詰まり解除機構70の作動によりキャンセルされるメダルを落下させるためのメダル落下口69が形成されている。
次に、カバー部材61の開閉について説明する。カバー部材61は、閉じた状態においては、図1に示すように、係合片68の鈎部が係止爪34A(図5参照)と係合しており、本体カバー30にロックされている。カバー部材61を開く場合には、図5に示すように、キー孔61Aにキー200を差し込むと、係合片68が弾性変形して下方に撓み、鈎部と係止爪34Aとの係合が外れる。そこでカバー部材61を手前側に引けば、カバー部材61はヒンジ63を中心に前方に回動し、図6に示すように開いた状態となる。開いているカバー部材61を閉じる場合には、カバー部材61を押し上げて後方に回動させれば、係合片68の鈎部が係止爪34Aに係合してロックされる。
カバー部材61は、メダル詰まりやメンテナンス時の他、後述するノズル部60の位置合わせのときに開くものである。
(詰まり解除機構70)
詰まり解除機構70は、前記カバー部材61を開くことなく、メダル移送路65の途中で詰まったメダルを装置外に排出させるための機構であり、カバー部材61に設けられたプッシュボタン72と、ベース部材62に設けられた回動板71とから構成されている。
回動板71は、図7及び図9に示すように、正面視略L字型の板部材であり、垂直部分の両側端部から横方向に張り出したピン731を、ベース部材62に設けられたピン受け部730に係止させることにより、ベース部材62の正面側に前後方向に回動可能に支持されている。また、回動板71は、前記ピン受け部730及びピン731からなる軸支部73の下側に設けられたバネ74により、基体62A側に付勢されている。具体的には、図8に示すように、基体62Aのピン受け部730の下側にはバネ固定部740が形成されており、一方図9に示すように、回動板71のピン730の下方には、横方向に張り出すバネ掛け部741が形成されている。そして、前記バネ固定部740にバネ74の一端を固定し、他端をバネ掛け部741に係合させることにより、バネ74が回動板71を常時引っ張るようになっている。
これにより、図10(A)に示すように、回動板71の裏面と、基体62Aのメダル当接面621及びメダル転送面622による出っ張り部分とが密着し、メダル移送路65を通過するメダルが基体62Aと回動板71に挟まれて、落下することなく通過できるようになっている。つまり、メダル移送路65の垂直落下部65A(図9参照)においては、メダル受け口67において湾曲部620aの奥側から手前側に向かって移送されてくる遊技メダルは、手前側に飛び出す方向に落下移動しようとするが、バネ74により付勢された回動板71が正面側からそれを阻止している。回動板71の裏面に衝突した遊技メダルは起立状態となって、メダル当接面621に当接し、進路変更してメダル転送面622をメダル排出口66に向かって転動してゆくものである(図9参照)。
なお、回動板71は透明部材で形成されているので、回動板71を透過してメダル移送路65を通過するメダルを正面側から視認することができる。
一方プッシュボタン72は、図10に示すように、カバー部材61の正面側に露出している頭部72aと、カバー部材61の正面から背面に向かって貫通する軸部72bを有し、前後方向に摺動自在に取り付けられているとともに、特に図示しないバネにより、頭部72aが正面側に突出する方向に付勢されている。また、プッシュボタン72は、後方に移動したときに軸部72bの先端部が回動板71の上端部と当接可能な位置に設けられている。
そして、メダル移送路65にメダルが詰まった場合には、頭部72aを押圧すると、図10(B)に示すように、軸部72bが背面側に突出する。軸部72bの先端に押圧された回動板71は、軸支部73を中心に、軸支部73より上側は後方に、軸支部73より下側は前方に回動し、回動板71の下側は基体62Aの奥壁部620から離れる(回動板71が開く)方向に移動する。なお、図8に示すように、軸支部73は湾曲部620aが垂直になる付近(メダル移送路65の垂直落下部65A)に設けてあるとともに、回動板71の上端は基体62Aの上端よりも上側に位置するように形成されているので、回動板71の軸支部73より上側が後方に回動しても、回動板71の上部と奥壁部620とが干渉し合うことはない(図10(B)参照)。また、プッシュボタン72から手を離して押圧を止めれば、プッシュボタン72は元の位置に戻り、回動板71もバネ74の引っ張り力で元の位置に戻る(閉じる)。
ここで、メダル移送路65の内部でもっともメダルが詰まりやすいのは、湾曲部620aが形成されているために開口厚が広くなっているメダル受け口67の付近と、メダル移送路65が垂直落下部65Aから傾斜転送部65Bへと屈曲する部分である。かかる部位にメダルが詰まった場合、プッシュボタン72を押圧すると、メダル当接面621の付近では回動板71の裏面が奥壁部620から隔離する。このため、メダル移送路65の垂直落下部65Aに詰まったメダルのうち、表裏面が奥壁部620と接触していないメダル(つまり手前側に重なって詰まっているメダル)は、回動板71の裏面による支えを失って、回動板71の裏面と基体62Aの正面との間にできた隙間から下方に落下する。落下するメダルはメダル落下口69から装置外に排出されるので、手のひらなどで受け止めればよい。また、手前側のメダルと垂直落下部65Aの奥壁部620に挟まれて移動停止していたメダルは、手前側のメダルが落下して無くなることにより移動が自由となり、メダル当接面621及びメダル転送面622を経て、メダル排出口66に転送される。
なお、奥壁部620の表面が鉛直に形成されている場合には、メダル転送面622にあるメダルすなわちメダル移送路65の傾斜転送部65Bに位置しているメダルは、回動板71の開閉にかかわらず、メダル排出口66から排出される。一方、特に図示しないが、奥壁部620の表面を、上部が手前側に倒れる方向に傾けて形成することにより、回動板71を開くとメダル転送面622にあるメダルが下方に落下するように形成してもよい。この場合には、メダル落下口69を、メダル移送路65の横幅全長にわたって形成すればよい。
(メダル送り装置40の移動によるノズル部60の位置合わせ)
前記ノズル部60は、図3に示すように、メダル排出口66がスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12の端部と一直線上に配置されるよう設置される。この場合、メダル排出口66と側方移送通路12の端部とは必ずしも当接、合致する必要はなく、メダル排出口66から排出されたメダルが側方移送通路12に移動可能な間隙(横方向の)や高さの誤差があっても(メダル排出口66が上側に位置していれば)構わない。しかし、スロットマシン1の設置時に、メダル排出口66と側方移送通路12の端部との前後方向の位置がずれてしまうと、メダルの円滑な移送が妨げられる。従ってこのような場合には、スロットマシン1の設置後に微調整を行う必要がある。
本実施の形態においては、メダル排出口66と側方移送通路12の前後方向の位置合わせは、カバー部材61を開いてから、ベース部材62と本体カバー30との固定を解除し、ベース部材62及びメダル送り装置40を一体として本体カバー30の内部で前後に摺動させることにより行う。
具体的には、図7に示すように、本体カバー30の固定部36Aには横長の長孔が形成されており、固定ネジ300はこの長孔を貫通してベース部材62に螺合されている。そして固定ネジ300の締結力を緩めると、ベース部材62は固定部36Aに対してはフリーになるので、固定ネジ300のつまみ部を前後に引き押しすることにより、固定ネジ300のネジ部が前記長孔にガイドされつつ、ベース部材62が前後に移動する。このとき、ベース部材62が固定されているベース板400も一体的に移動し、さらにこのベース板400の移動に伴い、メダル送り装置40が一緒に移動するものである。なお、固定ネジ300のつまみ部を二重構造にし、ドライバなどを用いてネジ部を回すとベース部材62と固定部36Aとが固定又は固定解除され、つまみ部を回転させるとベース部材62が移動するように形成してもよい。
ベース部材62は、図1に示すように、カバー部材61の正面裏側と回動板71の正面側との間の隙間がP1である位置から、図11に示すように、前記隙間がP1よりも大きいP2となる位置まで移動可能に形成されている。すなわち、P1〜P2の長さの範囲における位置ずれを補正することができるようになっているものである。
なお、詰まり解除機構70は、図11に示すようにメダル送り装置40を最大限奥側に移動させた場合でも、プッシュボタン72を押圧することにより回動板71が回動し、メダル移送路65内のメダルがメダル落下口69から落下させることができるように設計されている。
このように、メダル送り装置40を一体として移動し、ノズル部60の位置あわせを行うようにする利点としては、ノズル部60のみを移動させるようにした場合と異なり、メダル送り装置40のメダル排出部47との位置ずれを考慮してメダル受け口67の開口の前後方向の寸法を大きく形成する必要がないということである。このため、メダルが落下するのに適切なメダル受け口67の開口寸法を常に保ったまま、メダル排出口66と側方移送通路12との位置合わせを行うことができるものである。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有する一括投入機構3における遊技メダルの移送過程を、図1及び図12に基づき説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、遊技メダルは搬送ベルト53の後方部上面と開閉板82の上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部44に貯留される。また、メダル貸出機2に紙幣を投入した場合には、貸し出しメダル払い出し装置23から遊技メダルが払い出され、払い出し通路42を通ってメダル貯め部44に貯留される。次に、一括投入機構3の上面板32を手で触れると、タッチセンサが反応して、搬送装置50が作動を開始する。すなわち、駆動モータ55が駆動して、ローラ51が回転し、搬送ベルト53が前方に移動開始する。
搬送ベルト53が移動開始すると、搬送ベルト53の後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられて、移動調整弁43の下方を潜ってメダル戻り部45に移動する。ここで、移動調整弁43は、前方(メダル戻り部側)には回動しないので、メダル貯め部44の上部に貯留されているメダルが、一気にメダル戻り部45に雪崩れ込むのを防ぐことができる。
搬送ベルト53により前方に移送された遊技メダルのうち、搬送ベルト53の上面に乗っている遊技メダルは、搬送ベルト53と逆転ローラ52の下面との間の送出間隙54をすり抜けて、一枚ずつ、メダル排出部47へと移送される。一方、搬送ベルト53の上方に重なっている遊技メダルは、逆転ローラ52と接触することにより、逆転ローラ52に設けられた撹拌溝に引っかかり、上方後部のメダル戻り部45に蹴り戻される。逆転ローラ52は、ローラ51よりも高速回転しているので、効率よくメダルを蹴り出すことができる。
ここで、メダル戻り部45に滞留するメダルの量が多いと、逆転ローラ52によって後方に蹴り出すのに支障をきたし、送出間隙54でメダル詰まりが発生するおそれがある。しかし、移動調整弁43は、後方(メダル貯め部側)に回動可能に取り付けられているので、メダル戻り部45内に滞留したメダルはメダル貯め部44に逆流し、メダル戻り部45の上方に空間が形成される。これにより、逆転ローラ52によるメダルの蹴り出しがスムーズに行われるものである。
搬送装置50から送り出された遊技メダルは、メダル排出部47から排出され、ノズル部60の湾曲部620aに誘導されつつメダル受け口67に入り、メダル移送路65を通ってメダル排出口66から排出される。メダル排出口66はスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12と位置あわせされているので、遊技メダルは側方移送通路12を通って、上部投入開口11に投入される。
ところで、投入された遊技メダルを全て移送し終える前にメダル送り装置50の作動を停止させた場合(タッチセンサから手を離した場合)には、搬送ベルト53の上面やメダル貯め部33に遊技メダルが残留したままとなる。この場合、遊技を終了するなどにより、残留している遊技メダルをスロットマシン1に投入したくない場合には、所定のリセットスイッチ(図示せず)を操作する。すると、図12に示すように、排出装置80のソレノイド81が作動して開閉板82を開くとともに、メダル送り装置50の駆動モータ55が逆転駆動する。これにより、搬送ベルト53の上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板82が開くことにより、メダル貯め部33の底部に開口するキャンセル開口39から下方に落下する。メダル貯め部33に貯留されていた遊技メダルも、同様にキャンセル開口39から落下する。
このようにしてメダル送り装置40から排出された遊技メダルは、排出貯留部90に貯留されるので、メダル取り出し皿91からメダルを取り出せばよい。なお、一括投入機構3の内部に、ゴミなどの異物が混入した場合にも、上記したのと同様にして、取り出すことができるのは言うまでもない。
なお、搬送装置50の作動中にメダル詰まりの発生が検知された場合には、所定の警報が発せられるとともに、駆動モータ55の駆動が停止する。メダル詰まりは、駆動モータ55及びローラ51に設けた回転検知センサにより認識することができる。回転検知センサは、具体的には、例えばローラ51の回転軸に断面D字型の突起を設け、この突起を挟んでフォトセンサを設け回転軸の回転を検知するものとすることができる。そして例えば、駆動モータ55が駆動しているにもかかわらず一定時間ローラ51の回転を検知しない場合には、搬送装置50の内部でメダル詰まりが起きていると判断できる。ちなみに、メダル検知センサ64がメダルを検知したままになっている場合には、ノズル部60の内部でメダル詰まりが起きていると判断できる。
本実施の形態においては、ノズル部60のメダル詰まりは、カバー部材61のスリット61Bから視認することによっても発見できる。この場合には、遊技者自らがプッシュボタン72を押圧して詰まりを解除することもできるし、店員がキー200を用いてカバー部材61を開くことで詰まりを解除してもよい。
本実施の形態によれば、メダル貸出機2から貸し出される遊技メダルをスロットマシン1に手に持って移動させなくても、あるいはスロットマシン1から入賞により払い出されたメダルを、一枚ずつ手でメダル投入口10に投入させなくても、一括投入機構3によりメダル投入口10に投入することができ、遊技を効率的に行うことができる。また、メンテナンスや位置あわせのためにカバー部材61を開く場合には、キー孔61Aにキーを入れ押し下げるだけでカバー部材61のロック解除ができ、カバー部材61を閉じるだけで自動的にロックされる。このように簡単にカバー部材61を開閉できる一方、開放の必要のない時にはカバー部材61はロックされているので、遊技者が誤ってカバー部材61を開いたり、悪戯したりするのを防ぐことができる。そして、ノズル部60でメダル詰まりが発生した場合には、カバー部材61を開かなくてもプッシュボタン72を押すだけで詰まりが解除できるので、遊技者は店員を呼ばなくても自らの手でメダル詰まりを解消することができる。
なお、本実施の形態においては、ノズル部60のプッシュボタン72を押圧すると、「前壁部」である回動板71が回動するように形成してあったが、特に図示しないが、奥壁部620が回動するように形成してもよい。この場合、「底面部」であるメダル当接面621及びメダル転送面622は「前壁部」に設け、奥壁部620の表面と「底面部」との隙間から遊技メダルが落下するようにしてもよい。またこの場合、奥壁部620の表面を、上部が奥側に倒れる方向に傾けて形成してもよい。
(詰まり解除機構70の他の形態)
上記実施の形態においては、詰まり解除機構70は、プッシュボタン72を押圧することにより回動板71を回動させる構成となっていたが、詰まり解除機構70としては、このような構成に限られない。例えば、図13に示すように、ノズル部60の正面側につまみ75を設け、これを手前側に引っ張ることにより回動板71が回動して、メダル移送路65内部のメダルをキャンセルするように形成することができる。
具体的には、図14(A)に示すように、回動板71の下方に、カバー部材61から正面側に突出するつまみ75を設ける。そして、このつまみ75を手前側に引くことにより、軸支部73を中心に回動板71の下側が手前側に回動して開いた状態となり、図14(B)に示すように、奥壁部620と回動板71とが隔離し、その隙間からメダルが落下するものである。つまみ75から手を離せば、バネ74(図9参照)により奥側に付勢されている回動板71は元の位置に戻る。このような構成にすると、プッシュボタン72を設けた場合と比べ、部品点数を削減することができるというメリットがある。
なお、つまみ75は上記形状に限られず、例えば、特に図示しないが、回動板71の下端部から正面側に向かって張り出す板状の張り出し部とし、この張り出し部をメダル落下口69から正面側に突出させたものとしてもよい。要は、軸支部73よりも下方に設けられており、手前側に引くことにより回動板71を開くことができるものであればよい。
ところで、上記構成において、回動板71を回動させた(開いた)状態で回動板71を固定するとともに、開いて固定されている回動板71をつまみ75を引っ張ることによりさらに開く方向に回動させると、固定が解除されて回動板71が元の位置に戻るような一時係止装置500を設けると、さらに好適である。
ここで、一時係止装置500の一例を、図15に示す。一時係止装置500は、回動板71の側面部から突出し、バネにより横方向(回動板71の幅方向)に出没自在かつ上下方向(回動板71の長さ方向)に移動自在に形成されたピン510と、カバー部材61の内壁に設けられた前記ピン510が係合可能な溝520とから構成されている。前記ピン510の先端部は救状に形成しておくと好ましい。また、前記溝520には、回動板71の回動に伴って前記ピンが描く軌跡に対応する円弧状の往路521と復路522が設けてあり、往路521の端部にはピン510が係止される係止部523が形成されているとともに、復路522の端部には係止部523と反対方向に張り出す戻り部524が形成されている。さらに、往路521と復路522の境目には段差が形成されていて、往路521よりも復路522の方が低く(深く)なるように形成されている。
そして、つまみ75を引いて回動板71を手前側に回動させると、ピン510は溝520の往路521に進入する。このとき、ピン510は先端部が往路521の表面に当接して、回動板71の内側方向に少し押し込まれた状態となっている。さらに、ピン510は上方向に付勢されているので、回動板71の回動に伴い往路521の上側に添うように移動し、係止部523に係止される。これにより、回動板71が開いた状態で位置固定される。回動板71が位置固定された状態で回動板71を手前側に僅かに回動させると、ピン510は係止部523から外れて段差を超えて戻り部524に移動する。これにより、回動板71の固定が解除される。一方、戻り部524のある復路522は係止部523よりも低い位置にあるので、ピン510は戻り部524に位置するとバネの力によって回動板71の幅方向外側に突出する。その状態でつまみ75を離せば、回動板71はバネ74によって閉じる方向に回動するが、ピン510は段差があるために係止部523に戻ることなく、復路522の上側の段差に添うように移動する。このとき、ピン510は、図15に二点鎖線で示すように、下側に押し下げられた状態である。そして、回動板71が閉じた状態に戻ったときには復路522から抜け出て、元の位置に戻る。
このように一時係止装置500を設けることにより、プッシュボタン72やつまみ75から手を離してもメダルキャンセル状態を保つことができるので、例えば一括投入したメダルのスロットマシン1への移送を、排出装置80の作動なしに容易に中途キャンセルすることができるというメリットがある。
なお、プッシュボタン72を用いた詰まり解除機構70においても、前記一時係止装置500を設けることができる。この場合の一時係止装置500としては、特に図示しないが、プッシュボタン72の軸部72bに、周知のボールペンのノック機構を設けたものとすることができる。
また、一時係止装置500の構成は上述したものに限られない。引っ張り作動によって固定されたものがさらに引くことで固定解除され、あるいは押圧により固定されたものがさらに押圧することにより固定解除される機構であれば、公知のいかなる手段を用いても構わない。
さらに、前記一時係止装置500によって回動板71が開いた状態(メダルキャンセル状態)となっている場合に、これを報知するための報知部を設けてもよい。これは、特に図示しないが、例えば本体カバー30やノズル部60の表面に取り付けた報知ランプとすることができる。そして、通常時(メダルキャンセル状態でない場合)にはランプは消灯しており、回動板71が開いて固定されメダルキャンセル状態になっているときに通電して、ランプが点灯するように形成する。この報知部を付けることにより、外部からではわからない回動板71の開閉状態を知ることができ、過ってキャンセル状態のままメダル送り装置40を作動させてしまうのを防ぐことができるものである。
本発明の実施の形態であって、一括投入機構の断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入機構の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置とベース板400の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ノズル部の断面図である。 本発明の実施の形態であって、ノズル部を開いた断面図である。 本発明の実施の形態であって、ノズル部を開いた斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ベース部材の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ノズル部の正面図である。 本発明の実施の形態であって、詰まり解除機構の作動を示す断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置を移動させた一括投入機構の断面図である。 本発明の実施の形態であって、排出貯留部の拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入機構の拡大斜視図である。 本発明の他の実施の形態であって、詰まり解除機構の作動を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であって、一時係止装置の概略を示す側面図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
10 メダル投入口 11 上部投入開口
12 側方移送通路 13 前扉
14 図柄表示窓 15 下皿
16 操作部
2 メダル貸出機(遊技機用台間機)
20 外箱 21 紙幣投入口
22 紙幣カウンター 23 貸し出しメダル払い出し装置
3 一括投入機構
30 本体カバー 31 一括投入開口
32 上面板 33 底板
34 前面板 35 背面板
36 側面板 37 立設壁
38 底部開口 39 背面開口
34A 係止爪 36A 固定部
40 メダル送り装置 41 本体ベース
42 払い出し通路 43 移動調整弁
44 メダル貯め部 45 メダル戻り部
46 平坦部 47 メダル排出部
48 受入開口 49 キャンセル開口
50 搬送装置 51 ローラ
52 逆転ローラ 53 搬送ベルト
54 送出間隙 55 駆動モータ
60 ノズル部(投入導入路) 61 カバー部材
61A キー孔 61B スリット
62 ベース部材 62A 基体
620 奥壁部(他の一の壁部) 620a 湾曲部
621 メダル当接面 622 メダル転送面(底面部)
63 ヒンジ 64 メダル検知センサ
65 メダル移送路 65A 垂直落下部
65B 傾斜転送部 66 メダル排出口
67 メダル受け口 68 係合片
69 メダル落下口
70 詰まり解除機構 71 回動板(一の壁部、前壁部)
72 プッシュボタン 73 軸支部
730 ピン受け部 731 ピン
740 バネ固定部 741 バネ掛け部
74 バネ 75 つまみ(引き部)
80 排出装置 81 ソレノイド
82 開閉板 83 可動軸
84 固定軸
90 排出貯留部 91 メダル取り出し皿
92 ヒンジ
100 仕切棒 200 キー
300 固定ネジ 400 ベース板
500 一時係止装置(前壁部一時係止装置)

Claims (6)

  1. 遊技メダルを側面側から受け入れ可能な側方移送通路を有するメダル投入口を備えた遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを一括投入可能な一括投入開口と、一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離して送り出すメダル送り装置と、メダル送り装置から送り出された遊技メダルを前記遊技機の側方移送通路に誘導する投入導入路とを少なくとも備える遊技機用台間機において、
    前記投入導入路は、遊技機用台間機の正面側に固定されるベース部と、ベース部の正面側に位置するカバー部とから成り、底部には遊技メダルが落下可能な落下開口が設けられ、
    前記ベース部とカバー部との間には、上側から遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口及び側方に遊技メダルを排出可能なメダル排出口を有する移送通路が形成され、
    この移送通路は、通路内を移動する遊技メダルの表面と対向する一の壁部と、遊技メダルの裏面と対向する他の一の壁部と、遊技メダルの円周面を下方から支持する底面部とを少なくとも備え、
    前記各壁部のうち少なくともいずれか一の壁部を移動可能に形成し、壁部の移動により壁部と前記底面部との間に隙間を生じさせ、当該隙間から移送通路内部の遊技メダルを落下させて前記落下開口から投入導入路の外部に排出可能に形成されていることを特徴とする遊技機用台間機。
  2. 前記一の壁部として、投入導入路の手前側に位置する前壁部を有し、前記他の一の壁部として、前記前壁部との間にほぼ遊技メダル一枚分の厚さの間隙を開けて奥側に位置する奥壁部を有し、
    前記前壁部は、軸支部を介して前後方向に回動自在に形成されているとともに、常態において前記奥壁部方向に付勢されており、
    前記カバー部には、前記前壁部の軸支部よりも上側を、投入導入路の正面側から押圧可能な押圧装置が設けられ、
    この押圧装置を押圧して、前記前壁部の軸支部よりも下側を手前側に回動させることにより前壁部の裏面と移送通路の底面部との間に隙間を生じさせるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用台間機。
  3. 前記投入導入路は、遊技機用台間機の正面側に固定されるベース部としてのベース部材と、ベース部材の正面側に取り付けられるカバー部としてのカバー部材とから成り、
    前記カバー部材には、背面側に突出し弾性を有する係合体と、この係合体の近傍に位置し正面から背面に貫通する横長長方形状の挿入孔とが設けられ、
    前記ベース部材側には、前記係合体と係合可能な被係合体が設けられ、
    前記係合体は、前記カバー部材が前記ベース部材の正面を覆う位置でカバー部材を奥方向に押入することにより、前記被係合体と係合し、
    前記係合体は、前記挿入口に板状部材を挿入して弾性変形させることにより、前記被係合体との係合が解除され、
    前記カバー部材は、前記係合体と被係合体の係合により前記ベース部材の正面側に固定され、前記係合体と被係合体の係合解除により前記ベース部材から手前側に移動可能となるよう形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用台間機。
  4. 遊技メダルを側面側から受け入れ可能な側方移送通路を有するメダル投入口を備えた遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを一括投入可能な一括投入開口と、一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離して送り出すメダル送り装置と、メダル送り装置から送り出された遊技メダルを前記遊技機の側方移送通路に誘導する投入導入路とを少なくとも備える遊技機用台間機において、
    前記投入導入路は、遊技機用台間機の正面側に固定されるベース部と、ベース部の正面側に位置するカバー部とから成り、底部には遊技メダルが落下可能な落下開口が設けられ、
    前記ベース部とカバー部との間には、上側から遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口及び側方に遊技メダルを排出可能なメダル排出口を有する移送通路が形成され、
    この移送通路は、通路内を移動する遊技メダルの表面と対向する一の壁部と、遊技メダルの裏面と対向する他の一の壁部と、遊技メダルの円周面を下方から支持する底面部とを少なくとも備え、
    前記各壁部のうち少なくともいずれか一の壁部を移動可能に形成し、壁部の移動により壁部と前記底面部との間に隙間を生じさせ、当該隙間から移送通路内部の遊技メダルを落下させて前記落下開口から投入導入路の外部に排出可能に形成されており、
    前記一の壁部として、投入導入路の手前側に位置する前壁部を有し、前記他の一の壁部として、前記前壁部との間にほぼ遊技メダル一枚分の厚さの間隙を開けて奥側に位置する奥壁部を有し、
    前記前壁部は、軸支部を介して前後方向に回動自在に形成されているとともに、常態において前記奥壁部方向に付勢されており、
    前記前壁部の軸支部よりも下側には、前記カバー部の正面から突出し前記前壁部を引っ張り可能な引き部が設けられ、
    この引き部を引いて、前記前壁部の軸支部よりも下側を手前側に回動させることにより前壁部の裏面と移送通路の底面部との間に隙間を生じさせるように形成されていることを特徴とする遊技機用台間機。
  5. 前記前壁部の裏面と移送通路の底面部との間に隙間を生じさせた状態で前壁部を固定可能であるとともに、前壁部の回動操作と同様の固定解除操作によって前記前壁部の固定を解除可能な、前壁部一時係止装置を備えていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の遊技機用台間機。
  6. 前記前壁部一時係止装置により前壁部が固定されていることを報知するための前壁部開放報知部を設けたことを特徴とする請求項5記載の遊技機用台間機。
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