JP2007125097A - 輪投げゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輪投げゲームの標的となるポールに投げ輪が掛かったことを本数にかかわらず的確に検知し、得点計算を自動化する。
【解決手段】ポール7をポール軸7aと翼片7bと発光部7cとから構成する。4つの翼片7aはポール軸7aの先端側及び根元側を除く中段部から放射状に突出し、それぞれの突出端に反射型のフォトセンサ40が設けられる。翼片7bの上縁は傾斜縁となっており、ポール軸7aに投げ輪9cが斜めに傾いて掛かっても投げ輪9cの内周側が各々の翼片7b沿うように落下経路が規制される。落下の過程で、4つのフォトセンサ40が投げ輪9cの内周部分からの反射光を検知して通過信号を出力する。ポール7に投げ輪9が掛かったときには、フォトセンサ40の全てから一定時間内に通過信号が出力される。
【選択図】図5

Description

本発明は輪投げゲーム装置に関するもので、詳しくは標的となるポールに投げ輪が掛かったときにこれを検知し、得点を自動的に計算する機能を備えた輪投げゲーム装置に関するものである。
輪投げゲームは誰でも手軽に楽しむことができ、最近では単なる娯楽として楽しむことのほかに、一定のルールのもとで得点を競う競技にもなっている。輪投げゲームは適度な運動を伴い、身体的に微妙な調整能力が必要とされることから、単なるレクリエーションとしてだけでなく、高齢者やリハビリテーションを必要とする人には運動機能の維持・回復のためにも効果的である。
輪投げゲームはポール(的棒)を標的にして投げ輪を投擲することによって行われ、基本的にはポールに投げ輪が掛かったときに得点となる。得点の計算方法は輪投げゲームの種類によって様々で、経験者以外には分かりにくいものとなっている。特許文献1で知られる輪投げゲーム装置は、投げ輪がポールに入ったことを自動的に検知して得点計算を行う機能を有し、遊技者が面倒な得点計算を行わなくてもゲームを楽しむことができるように工夫されている。また、ゲームを消化するごとに次ゲームのために投げ輪を回収する必要があるが、特許文献1記載の装置では投げ輪の自動回収機能も備えている。
特開平8−71249号公報
ところが、特許文献1記載のゲーム装置は、投げ輪がポールに掛かったときにその重さでポールに組み込まれたスイッチをオンさせる構造であるため、投げ輪の重さがポールに加わるようにポールを水平に突出させておく必要がある。そして、このように水平に突出したポールを標的にする輪投げゲームでは、投げ輪の輪が正面を向くように投げないとポールには掛かりにくく、投擲距離もあまり長くすることができない。したがって、誰でもが楽しめる一般的な輪投げゲームとは態様が大きく異なり、前述のように運動機能の維持・回復の目的には適したものとは言えない。さらに、ゲーム中には一本のポールに2〜3本の投げ輪が掛かることも多く、それに応じて得点も変化させることが望ましいが、先の検出手法では掛かった投げ輪の本数まで検出することができないという欠点がある。
また、ポールを突設させた支持板が垂直姿勢となっていることから、ポールに入らなかった投げ輪はそのまま落下し、ポールに入った投げ輪はポールを支持板から引っ込めれば落下する。したがって、投げ輪が落下する位置に回収用のベルトを設けておけば投げ輪の回収も容易である。ところが、一般の輪投げゲームではポールを立設させた支持台には多少の傾斜が与えられているものの、ポールに入らなかった投げ輪は支持台上に残ることが少なくなく、またポールに入った投げ輪もポールを引っ込めるだけでは支持台から落下しない。このため、支持台の下方に単に回収用のベルトを設けておくだけでは投げ輪の回収ができない。
本発明は以上を考慮してなされたもので、投げ輪がポールに掛かったときには、その本数も含めて的確に検出して自動的に得点計算を行うことができるようにした輪投げゲーム装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、本発明の輪投げゲーム装置には、ポールの先端が通過した投げ輪の内縁に摺接し、投げ輪の中心がポールと一致するように投げ輪の移動経路を規制する移動経路規制手段と、ポールの高さ方向及びポールを中心にした放射方向に関してそれぞれ等距離となる位置に設けられ、ポールに掛かる投げ輪がポールの先端側から根元側に移動する過程で、投げ輪の移動経路の内側から投げ輪の通過をそれぞれ検知して個別に通過信号を出力する少なくとも3つの反射型フォトセンサと、前記各々の反射型フォトセンサから得られる通過信号の出力タイミングに基づき、投げ輪がポールに掛かったか否かを判定する判定手段とが設けられ、投げ輪がポールに掛かる途中でこれを検出するようにしている。
前記移動経路規制手段は、好ましくはポールに固定され下側ほど放射方向への突出長が漸増するガイド縁を備えた少なくとも3つの案内部材で構成され、これらの案内部材の放射方向への突出端に前記反射型フォトセンサが設けられる。また、このような移動経路規制手段は、ポールの先端側及び根元側を除く中段に設けておくのが好ましい。そして、前記ポール支持台にポール昇降手段を組み込み、ポールの先端がポール支持台の上面から所定高さまで突出したゲーム位置と、前記先端が前記上面以下に下降した収納位置との間でポールを昇降自在にし、さらにはポール支持台を回動自在にしておくことによってゲーム性に様々な変化を与えることができるだけでなく、ポール支持台の下方に回収ベルトを設けることによって、ゲーム終了ごとに次ゲームのために投げ輪を自動回収することも容易となる。
本発明の輪投げゲーム装置は、投げ輪が横姿勢になるように投擲するという普及スタイルで手軽にゲームを楽しむことができ、しかもポールに投げ輪が掛かったことを本数にかかわらず的確に検出することができるので面倒な得点計算の自動化が可能となる。また、詳しくは後述するように、本発明の輪投げゲーム装置にそれぞれ独特の構成を付加し、あるいは組み合わせておくことによってゲーム性に多用な変化をもたせ、あるいは競技仕様でのゲームにも対応でき、さらにはゲーム終了ごとの投げ輪の自動回収を行うことも容易となって輪投げゲームを広く普及させるうえで効果的である。
本発明を適用した輪投げゲーム装置の外観及び要部断面を示す図1及び図2において、ベース枠2には設置作業を簡便に行うことができるように、その底面に適宜の箇所にはローラ2aや突出調節自在な設置脚2bが設けられている。ベース枠2のサイズは、一例として奥行き3.5m、横幅1.2m、高さは最も高い奥側で1.8m程度である。
ベース枠2の左右の側板から一対の支持アーム3が延ばされポール支持台5が支持されている。一方の支持アーム3にはモータユニット4が設けられ、ポール支持台5を支持アーム3と平行な軸の回りに電動式に回動させることができる。これにより、図2に矢印Sで示すように、輪投げの標的となるポール7が突出した上面を投擲位置に向け、あるいは投擲位置とは逆向きになるように自在に傾けることができる。ゲーム中にポール支持台5の上面を傾けることによってゲームの難易度を変えることができ、また詳しくは後述するように、ゲーム終了時にほぼ垂直に傾けることによって投げ輪9の自動回収に利用することが可能となる。
ベース枠2にはフィールド枠10が移動自在に支持されている。フィールド枠10はローラ11を介してベース枠2のレール13に載置され、距離変更モータ(図示省略)の駆動により長手方向に移動する。フィールド枠10の手前側に操作パネル12が設けられ、この操作パネル12の前縁が輪投げゲームを行う遊技者の位置を規制する投擲ラインとなる。したがって、フィールド枠10を奥に向かって移動させるとポール支持台5との間の投擲距離が短くなり、フィールド枠10を手前側に移動させるとポール支持台5との間の投擲距離が長くなる。こうして投擲ラインの位置を変化させることにより、ゲームの難易度が変えられるようになる。
フィールド枠10には回収ベルト15が設けられ、ベース枠2には原動ベルト16が設けられている。これらのベルト15,16の両側縁には互いに係合し合う歯列15a,16aが一体に設けられ、回収モータを駆動して原動ベルト16の送りが開始されると、これに従動して回収ベルト15の送り動作が行われる。ベース枠2に対してフィールド枠10を移動させても、歯列15a,16aによる原動ベルト16と回収ベルト15との係合は維持される。
ベース枠2の奥側には、ポール支持台5を上方及び両側面から覆うようにカバープレート19やネット20が設けられ、投擲した投げ輪9が外部に飛散しないようにしている。ゲームに多様性をもたせるには、設置スペースを考慮した上で、ポール支持台5の上方にできるだけ広いスペースを確保しておくことが好ましい。ベース枠2の最奥に液晶パネルやCRTを用いたディスプレイ装置22が設けられている。このディスフレイ装置22は、ゲーム開始時に操作パネル12で設定されたゲームモードや難易度の表示、選択されたゲームモードのゲーム内容の説明などに用いられ、またゲームが開始された後にもげームモードに応じたガイド表示や得点表示のために用いられる。
図2に示すように、操作パネル12の奥側下方には投げ輪ストッカ23が設けられ、回収ベルト15で回収された投げ輪9はここに集められる。投げ輪ストッカ23の上方にカバー24が軸着され、ロータリソレノイドの駆動により図中実線で示す開き位置と、破線で示す閉じ位置との間で回動させることができる。なお、フィールド枠10の移動による投擲距離の可変範囲はベース枠2及びフィールド枠10のサイズによるが、ベース枠2の奥行きが3.5m程度であれば、2.5m〜3.5mの範囲で自在に変更可能である。もちろん、ベース枠2やフィールド枠10の長さを大きくすれば、さらに投擲距離やその可変範囲をより長く設定することもできる。また、回収ベルト15の後端がポール支持台5のすぐ背後に設けられたネットよりも前に移動すると、後述する投げ輪9の回収処理に支障がでるおそれがあるので、フィールド枠10の移動量に応じて回収ベルト15を後方に長くしておくなどの配慮が必要である。
図3にポール支持台5及びポール7の外観を示す。ポール支持台5の上面5aには9本のポール7が3行3列に突出している。各々のポール7は、ポール軸7aとポール軸7aから90°の回転対称となるように放射状に延びた4枚の翼片7bとからなり、ポール軸7aの先端にはLEDによる発光部7cが設けられている。これらのポール7は、ポール支持台5の内部に組み込まれた昇降機構により、図示のゲーム位置とポール7の先端が上面5aから沈み込んだ退避位置との間で移動自在となっている。そして、ポール7が退避位置に移動するときに翼片7bを通過させるために、上面5aには放射状にスリット26が開成されている。なお、翼片7bはポール軸7aに関して120°の回転対称に設けるのであれば3枚であってもよい。
4枚の翼片7bはポール軸7aの中段部の同じ高さ位置にあり、その上縁は下側ほど側方への突出長が漸増する傾斜縁となっている。そして、ポール軸7aの先端を通り過ぎた投げ輪9がどのような角度で翼片7bの上縁に当たっても、上縁に沿って投げ輪9が落下するようにしてある。そして、翼片7bはポール軸7bを中心に90°の回転対称となるように側方に突出しているから、これらの翼片7bは協同して投げ輪9の内径部分に摺接しながら、投げ輪9の中心がポール軸7aに近づくように投げ輪9の落下経路を規制する移動経路規制手段として作用する。
また、翼片7bの下縁は下側ほど側方への突出長が漸減する傾斜縁となっており、ポール軸7aの根元側に充分なスペースができるようにしてある。したがって、相互に隣接し合うポール7の根元側には広いスペースを確保することができ、例えばポール7に掛かった投げ輪9aや掛からなかった投げ輪9bは全体的にポール支持台5の上面に落下するようになり、投げ輪9の一部がポール7に寄り掛かって傾いた姿勢のままになることを防ぐことができる。このように、翼片7bをポール軸7aの上端側及び根元側を除く中段部分に設けておくことによって、ポール軸7aに投げ輪9が掛かるときの妨げにならず、また掛かった後の投げ輪や掛からなかった投げ輪が不自然に傾いた姿勢のままになることを回避することが可能となる。なお、板状の翼片7bの代わりに、「く」字形に折り曲げたアーム状のものを用いることも可能で、この場合にはアームの上端をポール軸7aの先端側から数十ミリ程度下になる位置に取り付け、「く」字状の突出端にフォトセンサ40を組み込めばよい。また、「く」字状の下端側はポール軸7aに固定する以外に自由端のままにしておくことも可能である。
図4にポール7の昇降機構を示す。ポール支持台5の上面板5bの裏面にガイド筒30が固定されている。ガイド筒30にはポール軸7aの下端に固定した延長軸31が挿通され、この延長軸31にはラック32が固着されている。ガイド筒30には軸方向に延びたスリット30aが形成され、各々の翼片7b及び延長軸31の下側に突設した信号片33がポール軸7a及び軸31とともに移動できるようにしてある。ラック32は延長軸31の外周面から突出し、ガイド筒30の内壁に形成されたキー溝30bの内部に収まっている。したがって、ガイド筒30の中でポール軸7a及び延長軸31が軸線回りに回転することはない。
ガイド筒30に支持板35が固定され、この支持板35には昇降モータを含むドライブユニット36と、マイクロスイッチからなる上昇検知センサ37と下降検知センサ38とが組み付けられている。そして、ラック32にはドライブユニット36の出力部材であるピニオンギヤ39が噛み合わされる。上昇検知センサ37は、ポール7が二点鎖線で示すゲーム位置に移動したときに信号片33によってオンされ、下降検知センサ38は、ポール7が実線で示す下降位置に移動したときに信号片33によってオンされる。これらのセンサ37,38からのオン信号により昇降モータの停止制御が行われる。
翼片7bの各々には、反射型のフォトセンサ40が設けられている。これらのフォトセンサ40は、各々の翼片7bの側方への突出端に設けられ、またポール軸7bの同じ高さ位置で投げ輪からの反射光を検知する。そして図5に示すように、投げ輪9c,9dが翼片7bを通過するときに投げ輪の内周部分から信号光が反射されてきたときに通過信号を出力する。
フォトセンサ40は投げ輪の内周部分から30mm程度離れても反射された信号光の検出能力をもつ。したがってポール軸7aに対し、水平かつ中心が一致した姿勢で掛かった投げ輪9cについて、フォトセンサ40から投げ輪9cの内周部分までの距離が15mm以下になるように翼片7bの側方への突出長を設定しておけば、ポール軸7aに関して偏芯して掛かった投げ輪9dについても的確に反射光を検出することができる。そして、投げ輪の断面形状は円形であるから、投げ輪がどのような角度でポール7に掛かったとしても、出力のタイミングは異なるものの、各々の翼片7bに設けられた4つのフォトセンサ40は必ず内周部分からの反射光を検出し、それぞれ通過信号を出力するようになる。
図6に電気的構成の概略を示す。操作パネル12からの操作信号は、バスライン42を介してマイクロコンピュータで構成されたシステムコントローラ43に入力される。システムコントローラ43は、入力された操作信号に応じてメモリ44のROM領域に格納されたゲームプログラムを読み出し、選択されたゲームモードでのゲーム実行処理を開始する。なお、メモリ44のRAM領域は、実行されたゲームの進行状況に応じて得られるフラグやデータ類の一時記憶に用いられる。
破線で示すブロックはポール支持台5の電気的構成を示す。前述のように、ポール支持台5にはドライブユニット36(図4)に組み込まれたポール昇降モータ45が各々のポール7ごとに全部で9個設けられ、同様に上昇検知センサ37と下降検知センサ38とからなる昇降センサユニット46も9個設けられている。また、翼片7bに組み込まれたフォトセンサ40は通過信号の出力順に第1センサ〜第4センサ47として用いられる。第1〜第4センサから得られる通過信号はそれぞれのポール7ごとに判定回路48に入力される。
ポール7ごとに設けられた判定回路48は、それぞれ第1〜第4センサ47からの通過信号の出力タイミングに基づいて、ポール7に投げ輪9が掛かったか否かを判定する。そして、投げ輪9が掛かったと判定したときには、ポール7の位置ごとに割り当てられた自身の位置コードデータとともに、バスライン44を介してシステムコントローラ43に有効信号を送る。
得点演算部50はシステムコントローラ43からのコマンドを受けて得点計算を行う。システムコントローラ43は判定回路48からの有効信号を受けたときに、現在実行されているゲームモードに応じて得点の加算・減算を行うか否かを判断して得点演算部50にコマンドを送信するか否かを決定する。得点演算部50で算出された得点は、ディスプレイ装置22によって随時表示される。
ポール台モータ51は、モータユニット4(図1,図3)に組み込まれたモータに相当し、ポール支持台5の傾きを変えるときにシステムコントローラ43からのコマンドにしたがって駆動される。ポール支持台5の傾斜角は、ポール台モータ51の駆動量を監視するロータリエンコーダなどの傾斜角検出器52で検知され、システムコントローラ43にフィードバックされる。
回収モータ53は原動ベルト16を駆動するためのもので、原動ベルト16に従動して送り動作する回収ベルト15の送り量がロータリエンコーダなどの送り量検出器54によって監視される。距離変更モータ56は、フィールド枠10を移動して投擲距離を変更するときに駆動されるモータに相当する。フィールド枠10の移動距離は同様に送り量検出器57で測定され、投擲距離がどの程度になっているかがシステムコントローラ43によって監視される。
ロータリソレノイド58は、投げ輪ストッカ23(図2)を開閉動作させるためのもので、システムコントローラ43からのコマンドによりその駆動が制御される。ゲームタイマー60は、ゲーム時間に制限のあるゲームモードが選択されたときに使用される。このモードでゲームが開始されるときには、操作パネル12に設けられたスタートボタンがオン操作されたときにゲームタイマーがクロックパルスの計数を開始してゲームの消化時間を計測し、予め決められたゲーム時間に達したときにゲーム終了となる。なお、ゲーム時間が経過する様子は逐次ディスプレイ装置22に表示される。
上記構成からなる輪投げゲーム装置の基本的な作用は、図7に示す基本フローにしたがう。操作パネル12に設けられたコイン投入口からコインを投入するとカバー24が開放され、遊技者は投げ輪ストッカ23から投げ輪9を取り出すことができる。続いて操作パネル12を操作してゲームモードの選択や難易度の設定を行う。この設定情報がシステムコントローラ43に送られると、システムコントローラ43はメモリ44から遊技者が選択したゲームモードのデータを読み出し、そのデータに応じてポール台モータ51を駆動してポール支持台5の傾斜角を変え、また距離変更モータ56の駆動によりフィールド枠10を移動して投擲距離を設定する。
ゲーム時間に制限のあるモードでゲームを開始する場合には、スタートボタンのオン操作とともにゲーム時間の計測が開始される。遊技者は一定のゲーム時間が経過する間に一定個数の投げ輪9をポール7に向かって投擲してゲームを行う。スタートボタンを押圧せずに投げ輪を投擲した場合、仮にいずれかのポール7に掛かったとしても無効になり、得点の加算は行われない。ゲームの実行中には、いずれかのポール7に投げ輪が掛かったか否かが逐次判定され、ゲームの得点監視処理が行われる。ゲーム時間が経過すると最終的に得点の集計が行われ、ディスプレイ装置22にその表示が行われる。続いてロータリソレノイド58の駆動によりカバー24が閉じ、投げ輪9の回収処理が行われる。
図8にゲームの得点監視処理の手順を示す。各ポール7の翼片7bに組み込まれた4つのフォトセンサ40のうち、最初に通過信号を出力したフォトセンサが第1センサとなってその通過信号が判定回路48に入力されると、判定回路48に組み込まれたセンサタイマーがオンしてクロックパルスの計数を開始する。投げ輪9がポール7に掛かった場合には、投げ輪9がポール支持台5の上面まで落下する間に必ず残りのフォトセンサから通過信号が出力される。その出力順に第2〜第4センサとすると、第1センサから通過信号が得られた時点から、第4センサから通過信号が得られる時点までの時間経過は一定時間内に収まる。
したがって、第1〜第4センサの全てから通過信号が検出され、しかもその全ての検出タイミングが一定時間内に収まっているときには投げ輪9がポール7に掛かったものと判定され、判定回路48からは自身の位置コードデータとともに有効信号がシステムコントローラ43に入力される。システムコントローラ43は実行中のゲームモードに応じ、入力された有効信号に対して得点を与えるか否か、また得点の値を決定して得点演算部50に得点情報を送る。得点演算部50は入力された得点情報により演算処理を行い、ゲーム経過中の得点逐次に算出する。
第1センサからの通過信号によりセンサタイマーのカウントアップが開始された後、一定時間が経過するとセンサタイマーのクリア処理が行われる。したがって、同じポール7に2本目の投げ輪9が掛かった場合でも全く同様の手順でその検知を行うことができる。そして、どのポール7に何本投げ輪9が掛かったか、さらには複数本のポール7にどのような順番で投げ輪9が掛かったかという履歴も識別することが可能となり、ゲーム性に広い幅をもたせることが可能となる。
なお、センサタイマーがクリアされた後に同じポール7に属するいずれかのフォトセンサ40から通過信号が出力されたとしても当然に無効と判定され、判定回路48でこのような監視処理を行うことによって有効信号の誤出力を確実に防ぐことができる。また、ポール7ごとに第1〜第4センサからの通過信号を監視しているので、近隣のポール7の翼片7bの近傍を投げ輪9が通過するときにその翼片7bに設けられたフォトセンサ40から通過信号が出力されたとしても判定回路48には何ら悪影響は生じない。ポール7に正しく投げ輪9が掛からなかった場合には、そのポール7に属する4個のフォトセンサ40のうちの1〜2個から通過信号が得られることがあっても、4個全てのフォトセンサ40から一定時間内に通過信号が得られることはないから判定回路48から有効信号が出力されることもない。
図9に投げ輪の回収処理手順を示す。遊技者がエンドボタンを操作し、あるいはゲームタイマーによりゲーム時間の消化が検知されると、システムコントローラ43からポール7ごとに設けられたポール昇降モータ45に一斉に下降信号が送られる。こうしてポール昇降モータ45が駆動されると、ピニオンギヤ39が回転してラック32を下方向に移動させる。ラック32とともに延長軸31とポール軸7aとが一体となって下降し、ポール軸7aの先端がポール支持台5の上面以下に沈み込む。この時点で信号片33によって下降検知センサ38がオンし、ポール昇降モータ45の駆動が停止する。
続いてシステムコントローラ43からポール台モータ51に起立信号が送られる。ポール台モータ51は、傾斜角検出器52の監視のもとでポール支持台5の上面が垂直姿勢になるまで駆動され、その位置で停止する。このように、ポール7の全てを下降位置に退避させ、かつポール支持台5の上面を垂直姿勢にすると、ポール7に掛かっていた投げ輪9及び、ポール7に掛からずにポール支持台5の上面に載っていた投げ輪9は全て回収ベルト15上に落下する。その後、回収モータ53が駆動され回収ベルト15が少なくとも半周長さ分送られると、回収ベルト15上の投げ輪9は投げ輪ストッカ23に搬送される。なお、この回収処理が実行される前にカバー24は閉じられているから、回収処理の途中で投げ輪ストッカ23に送られた投げ輪9が取り出されることもない。
以上、本発明の投げ輪ゲーム装置の基本的な構成及びその作用について説明してきたが、本発明において最も特徴的なことは投げ輪がポールに掛かったことをその本数にかかわらず自動的に検出することである。この自動検出機能を設けておくことによって、遊技者は煩わしい得点計算から解放されゲームに専念することができるようになる。特に、輪投げゲームのゲーム性を高めるために、得点計算の仕方が異なる様々なゲームモードや難易度のもとでゲームができるようにした場合にはその効果も著しく高いものとなる。
ゲームモードや難易度の設定の仕方は、必ずしも上記した本発明の基本的な特徴と直接的に関連するものではないが、実施の形態で説明した構成を備えるものにあっては、例えば、各々のポール7の先端には発光部7cが設けられているので、ゲーム中に所定の条件が満たされたときに発光部7cを点灯させ、そのポール7に投げ9が掛かったときにはボーナス得点を与えたり、あるいは発光部7cが点灯しているポール7に投げ輪9が掛かったときだけ得点を与え、消灯しているポール7に投げ輪9が掛かったときは得点を減点するなどのゲームも行うことができる。さらに、ポール7を個別に昇降させることができるため、ポール7の一本だけあるいは中央と4隅の5本のポールを標的にするゲームや、時間差をもってポール7を順次に突出させて標的にするゲームなども容易に行うことができ、従来の輪投げゲームにはない新たな興趣のゲームも容易に行うことが可能となる。
さらに、ポール支持台5の上面5aにポール軸7aの外径の例えば3〜5倍程度の内径の開口を形成するとともに、ガイド筒30をポール支持台5の上面板5bに固定する代わりにポール支持台5の内部でポール軸7aと直交する平面内で移動自在にしたガイド筒支持部材で保持しておけば、ポール7を突出させた状態でガイド筒支持部材を移動させることによってポール7を前記開口の範囲内で移動できるようになる。したがって、例えば中央に配置されたポール7や、4隅に配置された4本のポール7をこのような構造で支持しておけば、これらのポール7についてはゲームの途中で隣接するポール7との間隔を広げたり狭めたりすることもでき、ゲーム性をさらに高めることができる。
本発明の輪投げゲーム装置の外観図である。 本発明の輪投げゲーム装置の要部概略断面図である。 ポール支持台の外観図である。 ポール昇降機構の概略を示す要部断面図である。 ポールに設けた翼片及びフォトセンサの作用説明図である。 本発明の輪投げゲーム装置の電気的構成を示すブロック図である。 輪投げゲーム装置の基本的処理を示すフローチャートである。 得点監視処理を示すフローチャートである。 投げ輪の回収処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2 ベース枠
5 ポール支持台
7 ポール
7a ポール軸
7b 翼片
7c 発光部
10 フィールド枠
15 回収ベルト
16 原動ベルト
30 ガイド筒
32 ラック
37 上昇検知センサ
38 下降検知センサ
39 ピニオン
40 フォトセンサ

Claims (8)

  1. ポール支持台から上方に突出したポールを標的にして投げ輪を投擲し、ポールに投げ輪が掛かったか否かで得点を競う輪投げゲーム装置において、
    ポールの先端が通過した投げ輪の内縁に摺接し、投げ輪の中心がポールと一致するように投げ輪の移動経路を規制する移動経路規制手段と、
    ポールの高さ方向及びポールを中心にした放射方向に関してそれぞれ等距離となる位置に設けられ、ポールに掛かる投げ輪がポールの先端側から根元側に移動する過程で、投げ輪の移動経路の内側から投げ輪の通過をそれぞれ検知して個別に通過信号を出力する少なくとも3つの反射型フォトセンサと、
    前記各々の反射型フォトセンサから得られる通過信号の出力タイミングに基づき、投げ輪がポールに掛かったか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする輪投げゲーム装置。
  2. 前記移動経路規制手段は、ポールに固定され下側ほど放射方向への突出長が漸増するガイド縁を備えた少なくとも3つの案内部材からなり、これらの案内部材の放射方向への突出端に前記反射型フォトセンサが設けられていることを特徴とする請求項1記載の輪投げゲーム装置。
  3. 前記移動経路規制手段は、ポールの先端側及び根元側を除き、ポールの高さ方向の中段に設けられていることを特徴とする請求項2記載の輪投げゲーム装置。
  4. 前記ポール支持台にポール昇降手段が設けられ、ポールの先端がポール支持台の上面から所定高さまで突出したゲーム位置と、前記先端が前記上面以下に下降した収納位置との間でポールを昇降自在にしたことを特徴とする請求項3記載の輪投げゲーム装置。
  5. 前記ポール支持台が、投擲位置に向かって正対した水平な支軸を中心に回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の輪投げゲーム装置。
  6. 前記ポール支持台の下方に設けられ、ポール支持台から落下した投げ輪を受けて投擲位置に向かって搬送する回収ベルトを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の輪投げゲーム装置。
  7. ゲームの開始時またはゲームの途中で前記ポール支持台を回動させることによって、ゲームの難易度が変更できることを特徴とする請求項5記載の輪投げゲーム装置。
  8. 前記回収ベルトが、遊技者の投擲位置を規制するとともに投擲方向に移動自在なフィールドフレームに設けられ、このフィールドフレームの移動により投擲位置からポール支持台までの投擲距離が可変であることを特徴とする請求項6記載の輪投げゲーム装置。
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