JP2007124733A - スピンドルモータ - Google Patents

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洋一 沖
Masahiro Kino
政博 城野
Takao Yoshitsugu
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Abstract

【課題】複数のヘッドを搭載した場合でも、装置の薄型化、小型化の要求に応えることが可能なスピンドルモータを提供する。
【解決手段】スピンドルモータ20では、ステータコア8が、放射状に形成されてステータコイル9が巻回されており一部の不等角度ピッチ部を除いて均等な角度で配置された複数の突極部51と、突極部51の外周側に連続するように形成された環状の外周ヨーク52と、突極部51の不等角度ピッチ部分において外周ヨーク52の一部が略扇形形状に切り欠かれて形成される切り欠き部55と、切り欠き部55において等角度ピッチ部分の突極部51が形成された内周側の端部に沿って設けられた補極板11と、を含むように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フロッピー(登録商標)ディスク等に搭載されるスピンドルモータに関する。
近年、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フロッピーディスク装置などを搭載する機器の小型軽量化に伴って、これらの装置の小型化、薄型化、大容量化、コストダウン等の要求が高まってきている。
例えば、特許文献1には、ディスクを駆動するスピンドルモータの固定子の外周を鉄心で囲み、固定子の外径の回転子中心からの距離を角度によって異ならせ、一方向の外径はディスク記録部の最内周の径よりも小さくした構成のディスク装置が開示されている。
これにより、この一方向の固定子に隣接してヘッド駆動アクチュエータを配置することができるため、従来よりもヘッド駆動アクチュエータをディスクの中心寄りに配置してディスク駆動装置の薄型化・小型化を実現している。
特開平5−189932号公報(平成5年7月30日公開) 特開平9−163681号公報(平成9年6月20日公開) 特開2001−76417号公報(平成13年3月23日公開)
しかしながら、上記従来のディスク装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示されたスピンドルモータでは、例えば、複数のヘッドを搭載している場合には、高さ方向において複数のヘッドが稼動するスペースを確保する必要があり、装置の薄型化・小型化の要求を十分に満足させることができない。
本発明の課題は、例えば、複数のヘッドを搭載したHDD等に搭載される場合でも、装置の薄型化、小型化の要求に応えることが可能なスピンドルモータを提供することにある。
第1の発明に係るスピンドルモータは、複数の突極部と、環状基部と、切り欠き部と、補極板と、を備えている。複数の突極部は、ステータコイルが巻回されており、一部の不等角度ピッチ部を除いて等角度ピッチで配置されている。環状基部は、複数の突極部の端部と実質的に連続するように形成されており、不等角度ピッチ部における突極部間をつなぐ部分が軸を中心とする周方向または軸方向において少なくとも一部が切り欠かれている。補極板は、不等角度ピッチ部において突極部の端部近傍に沿って配置されており、磁性体を含んでいる。
ここでは、回転軸を中心として配置される環状基部と、環状基部の内周側あるいは外周側において実質的につながっている複数の突極部とを備えたスピンドルモータにおいて、上記複数の突極部のうち不等角度ピッチ部の両端に配置された突極部間をつなぐ環状基部の部分に周方向あるいは軸方向において少なくとも一部を切り欠いた切り欠きを形成している。そして、この切り欠きの部分における突極部の内周側あるいは外周側の端部付近に沿って磁性体を含む補極板を設けている。
なお、複数の突極部と環状基部とが、環状基部の内周側あるいは外周側の端部において実質的につながっているとは、突極部と環状基部とが一体として形成されたコア、突極部と環状基部とが別々に形成された後で互いに嵌合させる分割コアの双方を含むことを意味している。
通常、このように一部に切り欠きを設けたことでステータ(環状基部および突極部)が非対称になっている場合には、回転トルクのアンバランスが生じて円滑な回転ができなくなるおそれがある。
本発明のスピンドルモータでは、突極部を不均等に配置した部分(不等角度ピッチ部)を設け、その部分に対応する環状基部に切り欠きを形成したことで非対称となった部分に、磁性体を含む補極板を設けている。
これにより、切り欠き部を設けたことによるトルクのアンバランスを解消して円滑にディスクを回転させることができる。
そして、この補極板は、隣接する突極部の内周側あるいは外周側の端部近傍に沿う位置に配置されているため、補極板の外周側あるいは内周側には突極部も環状基部も存在しないことになる。
これにより、特に、上下方向における切り欠き部のスペースを大きく確保することができる。このため、この切り欠き部のスペースにおいて記録媒体の情報を読み取るヘッドを低い位置に配置することで、例えば、従来の0.85インチのディスクを搭載した1ヘッドのHDDの厚さが約3.3mmであったとすると、2ヘッドにした場合でも従来の5.0mm厚にすることなく、3.3mm厚のままでHDDを構成することができる。この結果、複数のヘッドを搭載したスピンドルモータであっても、装置の薄型化、小型化が可能になる。
第2の発明に係るスピンドルモータは、第1の発明に係るスピンドルモータであって、補極板は、環状基部に対して連続するように形成されている。
ここでは、環状基部に対して連続するように、換言すれば環状基部につながるように補極板を形成している。
これにより、補極板を別部材として形成する場合と比較して、補極板を環状基部とともに一体成形することができるため、生産効率を向上させてコストダウンが図れる。
第3の発明に係るスピンドルモータは、第1の発明に係るスピンドルモータであって、突極部および環状基部が載置されるベース部をさらに備えており、補極板は、ベース部に対して連続するように形成されている。
ここでは、突極部および環状基部が載置されるベース部に対して連続するように、換言すればベース部につながるように、補極板を形成している。
これにより、例えば、ベース板が鉄系の金属材料の場合には、ベース板の一部を切り起こす等してベース板と同じ材料を用いて補極板を形成することができるため、ベース板とは別部材として補極板を形成する場合と比較してコストダウンが図れる。
また、補極板が突極部とは別に形成されているため、突極部に対してステータコイルを巻回する際に補極板が巻線ノズルの動きを規制することはない。これにより、ステータコイルの巻線時における作業性を向上させて効率よくスピンドルモータの製造を行うことができる。
第4の発明に係るスピンドルモータは、第1の発明に係るスピンドルモータであって、突極部および環状基部が載置されるベース部をさらに備えており、補極板は、ベース部に対して固定されている。
ここでは、突極部および環状基部が載置されるベース部に対して補極板が固定されている。
これにより、ベースとは別部品として補極板を形成した後でベース板に固定することで、ベース板が、例えば、アルミ系金属材料等の非磁性体である場合でも、磁性体を含む補極板を形成することができる。
また、補極板が突極部とは別に形成されているため、突極部に対してステータコイルを巻回する際に補極板が巻線ノズルの動きを規制することはない。これにより、ステータコイルの巻線時における作業性を向上させて効率よくスピンドルモータの製造を行うことができる。
第5の発明に係るスピンドルモータは、第1の発明に係るスピンドルモータであって、突極部および環状基部の上部を覆うように取り付けられている磁気シールド板をさらに備えており、補極板は、磁気シールド板に対して連続するように形成されている。
ここでは、突極部および環状基部の上部に配置された磁気シールド板に対して連続するように、換言すれば磁気シールド板につながるように、補極板を形成している。
これにより、例えば、磁気シールド板の一部を切り起こす等して磁気シールド板と同じ材料を用いて補極板を形成することができるため、磁気シールド板とは別部材として補極板を形成する場合と比較して、コストダウンが図れる。
また、補極板が突極部とは別に形成されているため、突極部に対してステータコイルを巻回する際に補極板が巻線ノズルの動きを規制することはない。これにより、ステータコイルの巻線時における作業性を向上させて効率よくスピンドルモータの製造を行うことができる。
第6の発明に係るスピンドルモータは、第1の発明に係るスピンドルモータであって、補極板は、他の磁性体材料から独立して形成されている。
ここでは、磁性体を含む補極板を、例えば、モールドモータ構造を採用することにより、他の磁性体から独立して形成している。
これにより、スピンドルモータに含まれるモータ磁気回路の影響を受けることなく、補極板に含まれる磁性体を機能させることができる。さらに、ステータコイルの巻回を補極板がない状態で行うとともに、例えば、補極板をステータモールドと同時に成形することで補極板の相対的な位置を確定できるため、作業性を向上させるとともに、安定した特性のスピンドルモータを得ることができる。
第7の発明に係るスピンドルモータは、第1または第2の発明に係るスピンドルモータであって、第1層〜第3層までの3つの層を積層して、突極部、環状基部および補極板を形成している。第1層は、切り欠き部が形成された環状基部と突極部とを含んでいる。第2層は、略円形に連続する環状基部と、一部に切り欠き部が形成された突極部とを含んでいる。第3層は、略円形に連続する環状基部と、第1層および第2層にそれぞれ含まれる切り欠き部の位置に対応するように配置される補極板とを含んでいる。
ここでは、突極部、環状基部および補極板を、環状基部および突極部がともに一部切り欠かれた第1層と、環状基部は全周残っており一部の突極部が切り欠かれた第2層と、環状基部の全周と補極板とを含む第3層とを組み合わせて形成している。
このように、複数の突極部の一部が切り欠かれていながら全周が残っている環状基部を含む第2層を含むように構成することで、突極部および環状基部の一部に切り欠き部が形成されている場合でも、環状基部の強度を十分に確保することができる。よって、ステータコイルの巻回時等において切り欠き部が形成された影響によって突極部のピッチが変化してしまうことを回避して安価で安定したスピンドルモータを提供することができる。
さらに、突極部を含む層と補極板を含む層とを別々に形成することにより、突極部に対してステータコイルを巻回した後で積層すればステータコイルの巻回時に補極板が邪魔になることはない。よって、生産時の作業性を向上させて効率よく生産可能なスピンドルモータを得ることができる。
第8の発明に係るスピンドルモータは、第1または第2の発明に係るスピンドルモータであって、第1層と第2層という2つの層を積層して、突極部と環状基部と補極板とを形成している。第1層は、切り欠き部が形成された環状基部と突極部とを含んでいる。第2層は、略円形に連続する環状基部と、第1層に含まれる切り欠き部の位置に対応するように配置される補極板とを含んでいる。
ここでは、環状基部と突極部とを含むコアの部分を、突極部と環状基部とに切り欠きが形成された第1層と、環状基部と補極板とを含む第2層とに分けて形成している。
これにより、2つの成形用金型を用いてコアの部分を形成することができる。
さらに、突極部を含む層と補極板を含む層とを別々に形成することにより、突極部に対してステータコイルを巻回した後で積層すればステータコイルの巻回時に補極板が邪魔になることはない。よって、生産時の作業性を向上させて効率よく生産可能なスピンドルモータを得ることができる。
第9の発明に係るスピンドルモータは、第1から第8の発明のいずれか1つに係るスピンドルモータであって、補極板は、平面視において回転軸を中心とする円弧状に形成されている。
ここでは、複数の突極部の内周側の端部近傍に沿って配置された補極板が、回転軸を中心とする円弧状に形成されている。
これにより、切り欠きが形成された部分、つまり補極板の両側に隣接する突極部同士の間から磁束が漏れて発生トルクが乱れることを効果的に防止することができる。また、補極板を円弧状とすることで、回転軸を中心とする半径方向に均等な磁束を付与することができるため、ディスク状の記録媒体を円滑に回転させることができる。
第10の発明に係るスピンドルモータは、第1から第9の発明のいずれか1つに係るスピンドルモータであって、不等角度ピッチ部に配置されており、軸を中心とする補極板の角度θは、下記の関係式(1)によって設定される。
θ=360/Nm×2 ・・・・・(1)
ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=1,3,5・・・)
ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/4
ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
とする。
ここでは、マグネットが4極、突極部が3ポールの構成を基本構成とし、6極以上のマグネットの着磁数を有するスピンドルモータにおいて、マグネットの着磁数に応じて上記関係式の条件を満たすように、切り欠き部の切り欠き角度を設定している。
これにより、例えば、HDDに搭載された複数のヘッドの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部のスペースを広すぎない程度で設定することができる。
第11の発明に係るスピンドルモータは、第10の発明に係るスピンドルモータであって、マグネットを14極、突極部を9本含むスピンドルモータにおいて、補極板の角度θが、49度〜53度に設定されている。
ここでは、14極9ポールで構成されたスピンドルモータにおいて、補極板の形成角度を上記範囲に設定している。
これにより、非対称な形状のステータコアを有するスピンドルモータにおいて、トルクの変動を最小限に抑えたスピンドルモータを得ることができる。
第12の発明に係るスピンドルモータは、第1から第9の発明のいずれか1つに係るスピンドルモータであって、不等角度ピッチ部に配置されており、軸を中心とする補極板の角度θは、下記の関係式(2)によって設定される。
θ=360/Nm×2 ・・・・・(2)
ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=0,1,2,3・・・)
ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/2
ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
とする。
ここでは、マグネットが2極、突極部が3ポールの構成を基本構成とし、4極以上のマグネットの着磁数を有するスピンドルモータにおいて、マグネットの着磁数に応じて上記関係式の条件を満たすように、切り欠き部の切り欠き角度を設定している。
これにより、例えば、HDDに搭載された複数のヘッドの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部のスペースを広すぎない程度で設定することができる。
第1の発明に係るスピンドルモータによれば、複数のヘッドを搭載したスピンドルモータであっても、装置の薄型化、小型化が可能になる。
第2の発明に係るスピンドルモータによれば、生産効率を向上させてコストダウンが図れる。
第3の発明に係るスピンドルモータによれば、ベース板とは別部材として補極板を形成する場合と比較してコストダウンが図れる。
第4の発明に係るスピンドルモータによれば、ベース板が、例えば、アルミ系金属材料等の非磁性体である場合でも、磁性体を含む補極板を形成することができる。
第5の発明に係るスピンドルモータによれば、磁気シールド板とは別部材として補極板を形成する場合と比較して、コストダウンが図れる。
第6の発明に係るスピンドルモータによれば、スピンドルモータに含まれるモータ磁気回路の影響を受けることなく、補極板に含まれる磁性体を機能させることができる。
第7の発明に係るスピンドルモータによれば、ステータコイルの巻回時等において切り欠き部が形成された影響によって突極部のピッチが変化してしまうことを回避して安価で安定したスピンドルモータを提供することができる。
第8の発明に係るスピンドルモータによれば、2つの成形用金型を用いてコアの部分を形成することができる。
第9の発明に係るスピンドルモータによれば、切り欠きが形成された部分から磁束が漏れることを効果的に防止することができるとともに、回転軸を中心とする半径方向に均等な磁束を付与してディスク状の記録媒体を円滑に回転させることができる。
第10の発明に係るスピンドルモータによれば、例えば、HDDに搭載された複数のヘッドの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部のスペースを広すぎない程度で設定することができる。
第11の発明に係るスピンドルモータによれば、トルクの変動を最小限に抑えたスピンドルモータを得ることができる。
第12の発明に係るスピンドルモータによれば、例えば、HDDに搭載された複数のヘッドの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部のスペースを広すぎない程度で設定することができる。
本発明の一実施形態に係るスピンドルモータ20が搭載されたハードディスク装置(以下、HDDと示す。)40について、図1〜図8を用いて説明すれば以下の通りである。
[HDD40全体の構成]
本実施形態に係るHDD40は、図1に示すように、内部に、複数の記録再生ヘッド12a,12bを含むヘッド部12と、スピンドルモータ20とを搭載している。そして、ヘッド部12に含まれるそれぞれの記録再生ヘッド12a,12bによってディスク(記録媒体)13に対する情報の書き込み、あるいは既に書き込まれた情報の再生を行う。
ヘッド部12は、2つの記録再生ヘッド12a,12bを搭載しており、ディスク13の表裏面に近接するように配置される。
ディスク13は、HDD40に取り付けられる直径が、例えば、0.85インチの円板状の記録媒体である。
スピンドルモータ20は、ディスク13を回転駆動するための回転駆動源となる装置であって、図1に示すように、マグネット(磁石)7、ステータコア8、ステータコイル9、抜け止め板10、補極板11、磁気シールド板14および軸受部30を備えている。
[スピンドルモータ20を構成する各部材の説明]
マグネット7は、Nd−Fe−Bo系樹脂マグネットによって構成されており、ハブ6に対して装着されている。
ステータコア8は、後述する各シート22,23に形成された突極部51を有しており、ステータコイル9が巻回される。ステータコア8は、ケイ素鋼板を複数枚積層して構成されている。なお、ステータコア8としては、ケイ素鋼板1枚で構成される薄型のものを用いることもできる。
抜け止め板10は、軸受部30に含まれるスリーブ2の外周側に係止されている。
補極板11は、後述するステータコア8に含まれる切り欠き部(不等角度ピッチ部)55における突極部51の内周側の端部に相当する位置に配置されており、切り欠き部55を形成したことによる磁束のアンバランスを補うために設けられている。なお、この補極板11の構成については、後段にて詳述する。
磁気シールド板14は、ステータコア8の上部を覆うように取り付けられており、外部への磁気漏れを防止するための厚さ0.1mmの磁性を有するステンレス鋼材である。
軸受部30は、スピンドルモータ20に含まれる流体軸受装置であって、シャフト1、スリーブ2、シールプレート3、スラストフランジ4、ベース(ベース部)5、ハブ6を含むように構成されている。
[軸受部30を構成する各部材の説明]
シャフト1は、軸受部30の回転軸となる部材であって、ステンレス鋼によって形成されている。
スリーブ2は、シャフト1およびスラストフランジ4に対して相対回転可能な状態で嵌め込まれている。そして、スラストフランジ4におけるスリーブ2との軸方向における対向面には、動圧を発生させるスラスト動圧発生溝(図示せず)が形成されており、スラストフランジ4とスリーブ2との間にはスラスト動圧発生部が形成される。そして、スリーブ2は、真鍮等の銅合金によって形成されており、表面には無電解ニッケルメッキが施されている。
シールプレート3は、スリーブ2の上部に嵌め込まれるようにして取り付けられており、スラスト動圧発生部に存在する潤滑剤の漏れを防止する。
スラストフランジ4は、シャフト1に対して一体加工、あるいは圧入または接着によって固定されており、ステンレス鋼によって形成されている。
ベース5は、磁性を有するステンレス鋼材によって形成されており、鉄系材料にメッキを施して形成される場合もある。サイズが大きいものは、非磁性材料であるアルミ系合金によって形成されており、スピンドルモータ20の静止側の部分を構成している。そして、ベース5は、HDD40のハウジング(図示せず)に固定されている。また、ベース5は、その中心部分付近に、軸受部30のシャフト1の一端が固定されている。
ハブ6は、切削性がよく、対アウトガス性に優れたステンレス鋼によって形成されており、スリーブ2の外周側に嵌合するように固定されてスリーブ2とともに一体となって回転する。また、ハブ6は、外周面に形成されたマグネット保持部においてマグネット7を保持するとともに、同じく外周側に形成されたディスク受け部においてディスク13を保持する。
[ステータコア8の構成]
本実施形態に係るスピンドルモータ20では、図2に示すように、補極板シート(第3層)21、突極部切り欠きシート(第2層)22、突極部および外周ヨーク切り欠きシート(第1層)23を積層してステータコア8を形成している。
補極板シート21は、図3に示すように、外周部分は外周ヨーク(環状基部)52とほぼ同じ大きさの環状のシートであって、その一部に形成された扇形部分の一部を立ち上げ、積層される他のシート22,23に形成された複数の突極部51の内周側の端部に沿って配置されるように、平面視において円弧状になるように補極板11を形成している。なお、補極板シート21は、図2に示す積層状態においては最も下段の層に配置される。
突極部切り欠きシート22は、図4に示すように、外周部分は外周ヨーク52とほぼ同じ大きさの環状のシートであって、放射状に形成された複数の突極部51と環状の外周ヨーク52とを有している。そして、突極部切り欠きシート22は、外周ヨーク52は環状の状態でつながっている一方、突極部51の一部が切り落とされて切り欠き部(不等角度ピッチ部)53が形成されている。換言すれば、突極部51は、不等角度βで配置された不等角度ピッチ部となる切り欠き部53の部分を除いて、均等な角度αで配置されている。なお、突極部切り欠きシート22は、図2に示す積層状態において補極板シート21と突極部および外周ヨーク切り欠きシート23との間に積層される。
突極部および外周ヨーク切り欠きシート23は、図5に示すように、外周部分は外周ヨーク52とほぼ同じ大きさの環状のシートであって、放射状に形成された複数の突極部51と環状の外周ヨーク52とを有している。そして、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23は、突極部51の一部および環状の一部に切り欠き部(不等角度ピッチ部)54が形成されて略C型形状となっている。換言すれば、突極部切り欠きシート22と同様に、突極部51は、不等角度βで配置された不等角度ピッチ部となる切り欠き部53の部分を除いて、均等な角度αで配置されている。なお、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23は、図2に示す積層状態においては最も上段の層に配置される。
ここで、上述した各シート21〜23を積層して図6に示すステータコア8を構成する手順について説明すれば以下の通りである。
すなわち、まず、突極部切り欠きシート22、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23をそれぞれの形状に打ち抜いて、中心部分を一致させて同心になるようにして積層する。なお、積層順としては、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23が突極部切り欠きシート22の上になるように積層する。
続いて、この積層物を絶縁塗装(粉体塗装、スプレー塗装、電着塗装)し、突極部51の部分にステータコイル9を巻回(巻線)する。つまり、2枚のシート22,23に形成された突極部51の部分が一致するように積層してステータコア8を形成し、このステータコア8に対してステータコイル9の巻線を行う。このとき、外周部分が環状でつながっている突極部切り欠きシート22を含むように積層物を構成しているため、シート22,23の一部に切り欠き部53,54が形成されていても積層物の剛性をある程度確保することができる。このため、切り欠き部53,54が形成されている場合でも、巻線時にチャッキングしてもステータコア8が変形することを防止できる。さらに、シート22,23によって構成される積層物の厚みが小さい場合でも、外周部分が環状でつながっている突極部切り欠きシート22を介在させることで、同様の効果を得ることができる。
巻線後には、シート22,23から構成される積層物に対して、その最下層に補極板シート21を接着や溶接等で中心位置を併せて同心になるように固定して、図6に示すように、所定の位置に切り欠き部55が形成されており、その切り欠き部55の位置に補極板11が配置されたステータコア8を構成することができる。なお、図6に示す切り欠き部55は、シート22,23に含まれる切り欠き部53,54の部分が一致するように積層した結果形成されたものである。
以上のように、補極板シート21については、ステータコイル9の巻線を行った後で積層することで、図6に示す積層状態においては補極板11と隣接している突極部51との隙間(スロット隙間)が突極部51同士の間隔(スロット間隔)よりも小さくて巻線時における作業の障害になりかねない場合でも、巻線時において補極板11が邪魔になって作業効率を低下させることはない。一方では、切り欠き部55の部分から磁束が漏れて発生トルクが乱れてしまうことを、補極板11と、補極板11に隣接する突極部51との隙間(スロット隙間)が小さくなるように近接配置することにより防止することができる。
[HDD40の内部構成]
次に、このステータコア8をスピンドルモータ20を搭載したHDD40に対して組み込んだ場合の構成について、図7および図8を用いて説明すれば以下の通りである。
HDD40の内部における補極板11が配置された切り欠き部55に相当する部分では、図7に示すように、ステータコア8の1枚のディスク13の上下にそれぞれ記録再生ヘッド12a,12b(ヘッド部12)が補極板11に対して近接するように配置されている。補極板11は、補極板シート21(図3参照)の一部に、内周側に突出する部分を残してプレス加工し、この部分をL字型形状になるように略鉛直に沿って立ち上げて形成さている。
ここで、補極板11が配置された切り欠き部55は、上述のように、突極部51が形成されていない領域であるため、ベース5とディスク13との間には記録再生ヘッド12a,12bが移動するための空間が形成される。この結果、複数の記録再生ヘッド12a,12bを搭載したHDD40であっても、複数の記録再生ヘッド12a,12b分だけ厚未を大きくする必要はない。よって、複数の記録再生ヘッド12a,12bを搭載したHDD40であっても、1つの記録再生ヘッドを搭載したHDDと同程度の厚さに抑えることができる。
また、HDD40の内部における切り欠き部55に相当する部分以外では、図8に示すように、ステータコア8に対してステータコイル9が巻回されており、ハブ6の外周側において保持されたマグネット7に対向するように配置されている。
本実施形態のHDD40では、以上のような構成により、ステータコア8に巻回されたステータコイル9に電圧を付与しながらマグネット7に対して回転駆動力を与えることで、ハブ6の外周部に固定されたディスク13を、シャフト1を固定側の回転軸として回転させることができる。
[ステータコア8とマグネット7との関係]
ここではまず、一般的なスピンドルモータに含まれるステータコアとマグネットとの関係について、従来のスピンドルモータの構成を示す図16を用いて説明する。
このスピンドルモータは、ステータコア108に対してマグネット107が12極に着磁されている。そして、ステータコアの突極部は9本、ポールピッチは40°(=360°/9)である。
また、ここで説明する従来のスピンドルモータは、3相モータ巻線を有しており、3個の突極部151を1組としてU,V,W相を構成している。
この1組の突極部151に対応するマグネット107は、4極分である。このため、マグネット107が1回転すると、6周期の交番磁界が発生する。
一方、本実施形態に係るスピンドルモータ20は、図6に示すように、マグネット7の外周部にステータコア8が配置されているインナーロータタイプである。以下の説明は、マグネットがステータコアの外周に配置されるアウターロータタイプでも同様である。
スピンドルモータ20は、図6に示すように、マグネット7は14極に着磁されている。そして、ステータコア8の突極部51は9本、ポールピッチは約34°(=360°/10.5)である。
本実施形態のスピンドルモータ20でも、3相モータ巻線を有しており、3個の突極部51で1組のU,V,W相を構成している。
ここで、9ポールの突極部51に対応するマグネット7は14極のうち12極である。よって、上記の1組の突極部51に対応するマグネット7は4極分である。したがって、トルク発生のメカニズムとしては上記従来の構成と同様である。ただし、本実施形態のスピンドルモータ20の場合には、マグネット7が1回転すると7周期の交番磁界が発生する。
ここで、上記実施形態で説明したスピンドルモータ20に含まれるステータコア8に形成される切り欠き部53〜55の補極板角度θ(図4および図5参照)の設定について説明すれば以下の通りである。
単純に考えれば、記録再生ヘッドが移動できるようにステータコアの一部に空間をつくるためには、3組のU、V、Wの組のうち、1組のU、V、Wを切り欠くことが考えられる。つまり、この場合には、120°が切り欠き角度として設定される。
しかし、これでは記録再生ヘッドの移動領域として必要とされるスペースに対して、ステータコアに形成される空間の大きさが大き過ぎることになる。
このため、例えば、120°の半分の60°を切り欠き角度として設定した場合を考えると、突極部51のポール数を18とし、マグネットの着磁極数を24とする必要がある。計算によると、このような構成では巻線のスペースが不足するために巻線を十分に行うことができなくなって、モータのトルクが不足してしまう。
そこで、このような問題を解決するために、上記のように着磁数を2極増やして14極とし、この2極分を記録再生ヘッドが移動するための空間とする。そして、トルク発生に寄与する部分としては、従来通りマグネットが12極、突極部が9ポールとなる。換言すれば、14極設けられたマグネットのうちの2極についてはスピンドルモータ20のトルクの発生に寄与しない。このため、この余った2極が悪影響を与えないように補極板11によって磁束を調整することで、スピンドルモータ20におけるトルク変動を抑えることが可能になる。
これにより、約51°の空き空間を確保することができ、巻線スペースの減少によるモータのトルクの低下も抑制することが可能になる。
なお、このような切り欠き部53〜55の補極板角度については、マグネット4極で突極部3ポールの基本構成を有するスピンドルモータ20では、以下の関係式(1)に従って設定することができる。
θ=360×2/Nm ・・・・・(1)
ただし、マグネット7の着磁数Nm=(4+2n)(n=1,3,5,7,・・・)
突極数Np=(Nm−2)×3/4
突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
とする。
例えば、上記実施例の場合には、マグネット7の着磁数が14であるからn=5を関係式(1)に代入すると、
θ=360×2/14
=51.43
≒51(°)
となる。
また、このとき、突極部の数Np=(14−2)×3/4=9(ポール)
突極部のピッチθ1=(360−51)/9=34.33(°)
である。
このように、マグネット7が4極以上の偶数である場合には、関係式(1)に従って補極板角度θを設定することで、HDD40に搭載された複数の記録再生ヘッド12a,12bの可動空間を十分に確保しつつ、切り欠き部53〜55のスペースを広すぎない適度な大きさに設定することができる。
次に、上記のように切り欠き角度が設定された切り欠き部のスペースに補極板を設けたことによる効果について説明すれば以下の通りである。
図6に示すように切り欠き部55が形成されており、補極板11を設けなかった場合のトルク変動をシミュレーションしたものを、図9に示している。
図9に示す結果では、トルク変動(図9の包絡線の変動に相当)が、最大で0.2mNm程度となっていることがわかる。
これに対して、図6に示すように切り欠き部55を形成し、そこに突極部51の内周側の端部に沿って同軸に突極部51を配置し、ステータコア8の切り欠き角度を66°、補極板の角度を51°に設定した場合のトルク変動のシミュレーションの結果を図10に示している。
図10に示す結果では、トルク変動が、最大で0.05mNm程度と、図9に示す結果と比較して約1/4になっていることが分かる。
また、図10に示す結果から、トルク変動波形としては、歪んでいて高調波成分が増えるが変動値は理想的な正弦波トルクが発生している場合(図11)と比較して、大きな差はなくなっている。
この結果は、ステータコア8の切り欠かれた部分(切り欠き部55)においては、補極板11が設けられていない構成では、マグネット7とステータコア8との間における磁束分布が他の部分に比べて歪むことに起因するものである(図6に示す例では、切り欠き部の両端のW相とV相とが大きく影響を受ける。)。
つまり、切り欠き部55のスペースに補極板11を設けることにより、磁束分布の歪み(アンバランス)を緩和してトルク変動を小さくすることができる。
なお、切り欠き部55に設けられる補極板11の厚み、材質、形状によって、その結果は変動するものとする。
ここで、補極板11の角度について検討した結果について、図17を用いて説明すれば以下の通りである。
ここでは、補極板11の厚さを0.5mmとし、補極(板)角度を変化させて図9〜図11において述べているところのトルクの最大値とトルクの最小値とを検討したものであって、最大値と最小値との差がトルク変動を意味する。
結果としては、図17に示すように、51度付近でトルク変動が最小となり、実用上は49〜53度がトルクの変動が小さくなって好ましいことが分かる。
ただし、補極板の角度を大きくすると、補極板付きステータコアにステータコイルを巻回する際に作業性が著しく低下してしまうため、注意が必要である。
[スピンドルモータ20の特徴]
(1)
本実施形態のスピンドルモータ20では、図6に示すように、ステータコア8が、放射状に形成されてステータコイル9が巻回されており一部の不等角度ピッチ部を除いて均等な角度で配置された複数の突極部51と、突極部51の外周側に連続するように形成された環状の外周ヨーク52と、突極部51の不等角度ピッチ部分において外周ヨーク52の一部が略扇形形状に切り欠かれて形成される切り欠き部55と、切り欠き部55(不等角度ピッチ部)において等角度ピッチ部分の突極部51が形成された内周側の端部に沿って設けられた補極板11と、を含むように構成されている。
これにより、突極部51が不均等に配置され、外周ヨーク52に切り欠き部55を形成したことで生じる磁束のアンバランスを、切り欠き部55(不等角度ピッチ部)に設けられた補極板11によって補うことで、スピンドルモータ20のトルク変動を最小限に抑制することができる。
また、補極板11を、切り欠き部55における複数の突極部51の内周側の端部に相当する位置に配置することで、HDD40に搭載された記録再生ヘッド12a,12bの移動空間を確保することができる。
特に、本実施形態のスピンドルモータ20では、記録再生ヘッド12a,12bの移動空間となる切り欠き部55の部分には突極部51が形成されていない。このため、厚み方向におけるヘッドの移動空間を大きく確保することができる。この結果、複数の記録再生ヘッドを搭載したHDDに搭載された場合でも、厚み方向における大きさを1ヘッドのHDDと同程度のまま(例えば、3.3mm厚)で構成することができるため、従来の複数ヘッドを搭載したHDDと比較して装置の薄型化が図れる。
(2)
本実施形態のスピンドルモータ20では、ステータコア8が載置されるベース5を備えており、略L字型形状の補極板11がこのベース5の上に固定されている。
これにより、ベース5がアルミ系の非磁性材料によって形成されている場合でも、磁性材料によって補極板11を形成してベース5に対して固定することができる。
また、突極部51とは別に補極板11を形成することで、突極部51に対するステータコイル9の巻線時に、隣接する突極部51と補極板11との間隔が狭いために補極板11が邪魔になって作業効率を低下させるといった問題は生じない。この結果、突極部51に対するステータコイル9の巻線時における作業性を向上させて、効率よくスピンドルモータ20の製造を行うことができる。
(3)
本実施形態のスピンドルモータ20では、補極板11を含む補極板シート21と、突極部51の一部が切り欠かれた突極部切り欠きシート22と、突極部51および外周ヨーク52の双方の一部が切り欠かれて略C型形状の突極部および外周ヨーク切り欠きシート23という3つの層をこの順に積層してステータコア8を構成している。
これにより、補極板11を突極部51とは別途独立して形成し、突極部51に対してステータコイル9を巻回した後で、補極板シート21と他の2枚のシート22,23とを積層することで、突極部51と補極板11とが隣接する場合でも、補極板11がステータコイル9の巻線時における作業性を悪化させることはない。この結果、作業性を向上させてスピンドルモータ20を構成することができる。
また、3層のシート21〜23のうち、真ん中に外周ヨーク52が環状のまま残っている突極部切り欠きシート22を介在させることで、切り欠き部53〜55を形成したことによるステータコア8の剛性の低下を防止して、ステータコイル9を突極部51に巻回する際にステータコア8に歪が生じることを回避できる。
(4)
本実施形態のスピンドルモータ20では、図2および図6に示すように、平面視において、円弧状になるように補極板11を形成している。
これにより、隣接する突極部51の内周側の端部に相当する位置に沿って補極板11を配置することができるため、対向するマグネット7との距離が均等になることから、切り欠き部53〜55が形成されたことによる磁束のアンバランスを、円弧状の補極板11によって効果的に補うことができる。
(5)
本実施形態のスピンドルモータ20では、4極3ポールの基本構成を持つステータコア8として、以下の関係式(1)に従って切り欠き部53〜55の補極板角度θを設定している。
θ=360×2/Nm・・・(1)
ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=1,3,5・・・)
ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/4
ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
とする。
これにより、上記関係式(1)に従って補極板角度θを設定することで、上記実施形態の場合には約51°という切り欠き角度を設定することができる。この結果、6極以上のマグネット7の着磁数を有するスピンドルモータ20において、マグネット7の着磁数に応じて、HDD40に搭載された複数の記録再生ヘッド12a,12bの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部53〜55のスペースとして広過ぎない最適な角度を設定することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、切り欠き部53〜55において、外周ヨーク52が回転軸方向(厚み方向)において全て切り欠かれている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外周ヨーク52が回転軸方向において一部のみが切り欠かれている構成であってもよい。
ただし、上記実施形態のように、回転軸方向において外周ヨークを全て切り欠いた構成とすることは、記録再生ヘッドの可動範囲、特に回転軸方向における空間を十分に確保するという点でより好ましい。
(B)
上記実施形態では、補極板11、突極部51および外周ヨーク52を含む3層を積層してステータコア8を構成した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図12に示すように、3層のうちの真ん中の層に配置される第2層を除く2つの層(補極板シート21、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23)によってステータコア58を構成してもよい。
このステータコア58では、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23を、その形状に併せて複数枚打ち抜いて形成した後、その複数枚を同心になるように積層して形成する。そして、この積層品(突極部および外周ヨーク切り欠きシート23)を絶縁塗装(粉体塗装、スプレー塗装、電着塗装)した後、ステータコイルの巻線を行う。なお、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23の積層数が多い場合には、巻線時にチャッキングしてもステータコア58の変形は比較的少なく抑えることができる。そして、この巻線したステータコアに補極板シートを接着等で同心になるように固定してステータコア58が形成される。
この場合でも、複数の記録再生ヘッドを搭載したHDDに搭載された場合でも、薄型化・小型化が可能なスピンドルモータを提供できるという上記と同様の効果を得ることができる。
ただし、上記実施形態のように、3つの層の真ん中に積層される第2層に外周部が円形でつながっている層を配置することは、突極部および外周ヨーク切り欠き部の積層数が少ない場合でも、切り欠き部が形成された突極部に対してステータコイルを巻回する際におけるステータコアの歪の発生を最小限に抑えられる点でより好ましい。
なお、本実施形態でも、補極板と隣接している突極部とのスロット隙間が互いに隣接する突極部同士のスロット間隔よりも小さくなっているが、補極板と隣接する突極部の巻線については、巻線ノズル動作軌跡や巻線スピードを考慮すれば補極板シートと突極部および外周ヨーク切り欠きシートを同心になるように積層してから巻線を行ってもよい。
(C)
上記実施形態では、補極板11を、突極部51および外周ヨーク52とは別の層(補極板シート21)において異なる材料で形成したステータコア8を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、突極部および外周ヨーク52を含む補極板シート24の中に補極板61を形成し、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23とともに積層したステータコア68であってもよい。
この場合には、突極部および外周ヨークと同じ材料によって補極板を形成することができるため、別々に形成する場合と比較してコストダウンが図れる。
なお、本実施形態のステータコア68でも、補極板と隣接している突極部とのスロット隙間が互いに隣接する突極部同士のスロット間隔よりも小さくなっているが、補極板と隣接する突極部の巻線については、巻線ノズル動作軌跡や巻線スピードを考慮すれば補極板シートと突極部および外周ヨーク切り欠きシートを同心になるように積層してから巻線を行ってもよい。
(D)
上記実施形態では、補極板11を、突極部51および外周ヨーク52とは別の層(補極板シート21)において異なる材料で形成したステータコア8を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図14(a)および図14(b)に示すように、ベース75の一部を切り起こすようにして補極板71を形成したステータコア78であってもよい。
この場合には、ベース75上に、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23を積層している。あるいは、突極部切り欠きシート22、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23をベース75上に積層してもよい。
ここでは、補極板71は、ベース75を折り曲げて構成している。そして、ベース75は、突極部の内周側の端部に沿って同心円になるように補極板71が立ち上がっている。突極部および外周ヨーク切り欠きシート23は、図14(a)に示す積層状態において最上層に積層されており、内周側では突極部51の一部、外周部分では環状の一部が切り欠かれて略C型形状となっている。
このようなステータコア78は、突極部および外周ヨーク切り欠きシート23をその大きさに合わせて複数枚打ち抜き、複数枚を同心になるように積層する。そして、その積層品を絶縁塗装(粉体塗装、スプレー塗装、電着塗装)して巻線を行う。
上記の構成によれば、補極板11をベース5とともに一体成形することができるため、生産コストを低減してコストダウンが図れる。
(E)
上記実施形態では、補極板11を、突極部51および外周ヨーク52とは別の層(補極板シート21)において異なる材料で形成したステータコア8を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図15に示すように、ステータコア(コア)88の上部を覆うように取り付けられている磁気シールド板84の一部を切り下げて補極板81を形成してもよい。この場合には、磁気シールド板とは別部材として補極板を形成する場合と比較してコストダウンが図れる。
(F)
上記実施形態では、補極板11を、突極部51および外周ヨーク52とは別の層(補極板シート21)において異なる材料で形成したステータコア8を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、補極板を、スピンドルモータに含まれる他の磁性体とは独立するように形成、配置してもよい。この場合には、例えば、図18に示すように、ステータコア8の部分が樹脂80によってモールドされたモールドモータ構造を採用することにより、他の磁性体から独立して構成することができる。この場合には、スピンドルモータに含まれるモータ磁気回路(図示せず)の影響を受けることなく、補極板に含まれる磁性体を機能させることができる
(G)
上記実施形態では、4極3ポールの基本構成を有するステータコア8に関して、上述した関係式(1)に従って切り欠き部53〜55の切り欠き角度を設定する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、2極3ポールの基本構成を有するステータコアの場合には、下記の関係式(2)に従って切り欠き部の切り欠き角度を設定することもできる。
θ=360/Nm×2 ・・・・・(2)
ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=0,1,2、3・・・)
ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/2
ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
この場合でも、上記関係式(2)に従って補極板角度θを設定することで、4極以上の偶数のマグネット7の着磁数を有するスピンドルモータ20において、マグネット7の着磁数に応じて、HDD40に搭載された複数の記録再生ヘッド12a,12bの可動領域を十分に確保しつつ、切り欠き部53〜55のスペースとして広過ぎない最適な角度を設定することができる。
(H)
上記実施形態では、シャフト1を中心とする補極板11の形成角度(切り欠き角度)として51°を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
51°で設定した場合には、補極板11の両側のスロット間隔が狭くなり、ステータコイル9の巻線時における作業性が低下することから、巻線時における作業性の向上とトルク変動のバランスを考慮して、例えば、49°〜53°の範囲内に収まるように変更してもよい。
この場合、スロット幅は切り欠き部以外の所では、0.98〜1.02mmであるのに対し、切り欠き部で補極板の両側のスロット幅は、0.58〜0.42mmとなる。
(I)
上記実施形態では、マグネット7が14極に着磁されており、ステータコア8の突極部51が9ポールであるスピンドルモータ20を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、マグネットの着磁数に関しては6極以上の偶数であれば、14極に限定されるものではない。
(J)
上記実施形態では、補極板シート21については、ステータコイル9の巻線を行った後で積層する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、補極板と隣接する突極の巻線については、巻線ノズル動作軌跡や巻線スピードを考慮すれば、3枚の各シートを同心になるように積層した後で巻線を行ってもよい。
ただし、補極板11と隣接している突極部51との隙間(スロット隙間)が突極部51同士の間隔(スロット間隔)よりも小さい場合でも、巻線時における作業効率を低下させることはないという点で、上記実施形態のような組み立て手順を採用することがより好ましい。
(K)
上記実施形態では、マグネット7の外周部にステータコア8が配置されたインナーロータタイプのスピンドルモータ20に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、マグネットがステータコアの外周に配置されるアウターロータタイプのスピンドルモータに対して本発明を適用してもよい。
この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
(L)
上記実施形態では、シャフト(軸)固定型のスピンドルモータ20に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、軸回転型のスピンドルモータに対しても当然に適用可能である。この場合でも、上記実施形態と同様に、複数ヘッドを有する各装置に搭載される場合でも薄型化・小型化が図れるという効果を奏する。
(M)
上記実施形態では、直径が0.85インチのディスク13を搭載したHDDに対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、直径が1.0インチあるいは1.8インチのディスク等、他のサイズのディスクを搭載したHDDに対して本発明を適用することも当然に可能である。
(N)
上記実施形態では、本発明の一実施形態に係るスピンドルモータ20を、HDD40に対して搭載した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、搭載する装置としては、HDD以外にも、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フロッピーディスク装置等に対して搭載することが可能である。同時に、各装置に搭載される記録媒体についても、ハードディスク(HD)に限定されるものではなく、他の光記録媒体や光磁気記録媒体、磁気記録媒体等を用いることもできる。
これらのいずれの記録媒体を搭載した各装置に対して本発明のスピンドルモータを搭載した場合でも、複数ヘッドを有する装置の薄型化・小型化が図れるという上記と同様の効果を得ることができる。
本発明のスピンドルモータは、例えば、複数のヘッドを搭載したHDD等に搭載される場合でも装置の薄型化・小型化を図ることができるという効果を奏することから、HDDや光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フロッピーディスク装置等の各装置に搭載されるスピンドルモータに対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係るスピンドルモータを搭載したHDDの内部構造を示す断面図。 図1のスピンドルモータに含まれるステータコアを示す平面図。 図2のステータコアを構成する補極板シートを示す平面図。 図2のステータコアを構成する突極部切り欠きシートを示す平面図。 図2のステータコアを構成する突極部および外周ヨーク切り欠きシートを示す平面図。 図1のHDDの内部構成のうち、補極板周辺の構成を示す拡大図。 図1のHDDの内部構成のうち、補極板周辺以外の構成を示す拡大図。 図2のステータコアにおける切り欠き部とマグネットとの位置関係を示す平面図。 本発明に係る一実施例の実験結果を示すグラフ。 本発明に係る一実施例に対する比較例の実験結果を示すグラフ。 正弦波トルクが発生したトルク変動波形を示すグラフ。 本発明の他の実施形態に係るスピンドルモータに含まれるステータコアの構成を示す平面図。 本発明のさらに他の実施形態に係るスピンドルモータに含まれるステータコアの構成を示す平面図。 (a),(b)は、本発明のさらに他の実施形態に係るスピンドルモータに含まれるステータコアの構成を示す平面図。 本発明のさらに他の実施形態に係るスピンドルモータに含まれるステータコアの構成を示す平面図。 従来のスピンドルモータに搭載されるステータコアの構成を示す平面図。 本発明の一実施例に係る補極板角度とトルク変動の大きさとの関係を示すグラフ。 本発明のさらに他の実施形態に係るモールドモータタイプのスピンドルモータの構成を示す断面図。
符号の説明
1 シャフト
2 スリーブ
3 シールプレート
4 スラストフランジ
5 ベース(ベース部)
6 ハブ
7 マグネット(磁石)
8 ステータコア
9 ステータコイル
10 抜け止め板
11 補極板
12 ヘッド部
12a 記録再生ヘッド
12b 記録再生ヘッド
13 ディスク(記録媒体)
14 磁気シールド板
20 スピンドルモータ
21 補極板シート(第3層)
22 突極部切り欠きシート(第2層)
23 突極部および外周ヨーク切り欠きシート(第1層)
24 補極板シート
30 軸受部
40 HDD(ハードディスク装置)
51 突極部
52 外周ヨーク(環状基部)
53 切り欠き部(不等角度ピッチ部)
54 切り欠き部(不等角度ピッチ部)
55 切り欠き部(不等角度ピッチ部)
58 ステータコア
61 補極板
68 ステータコア
71 補極板
75 ベース
78 ステータコア
81 補極板
84 磁気シールド板
88 ステータコア
θ 補極板角度
α 等角度ピッチ
β 不等角度ピッチ

Claims (12)

  1. 軸と、
    ステータコイルが巻回されており、一部の不等角度ピッチ部を除いて等角度ピッチで配置されている複数の突極部と、
    前記複数の突極部の端部と実質的に連続するように形成されており、前記不等角度ピッチ部における前記突極部間をつなぐ部分が前記軸を中心とする周方向または前記軸方向において少なくとも一部が切り欠かれている環状基部と、
    前記不等角度ピッチ部において前記突極部の端部近傍に沿って配置されており、磁性体を含む補極板と、
    を備えているスピンドルモータ。
  2. 前記補極板は、前記環状基部に対して連続するように形成されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記突極部および前記環状基部が載置されるベース部をさらに備えており、
    前記補極板は、前記ベース部に対して連続するように形成されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記突極部および前記環状基部が載置されるベース部をさらに備えており、
    前記補極板は、前記ベース部に対して固定されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記突極部および前記環状基部の上部を覆うように取り付けられている磁気シールド板をさらに備えており、
    前記補極板は、前記磁気シールド板に対して連続するように形成されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記補極板は、他の磁性体材料から独立して形成されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  7. 前記切り欠き部が形成された前記環状基部と前記突極部とを含む第1層と、
    略円形に連続する前記環状基部と、一部に前記切り欠き部が形成された前記突極部とを含む第2層と、
    略円形に連続する前記環状基部と、前記第1層および前記第2層にそれぞれ含まれる前記切り欠き部の位置に対応するように配置される前記補極板とを含む第3層と、
    を積層して、前記突極部と前記環状基部と前記補極板とが形成されている、
    請求項1または2に記載のスピンドルモータ。
  8. 前記切り欠き部が形成された前記環状基部と前記突極部とを含む第1層と、
    略円形に連続する前記環状基部と、前記第1層に含まれる前記切り欠き部の位置に対応するように配置される前記補極板とを含む第2層と、
    を積層して、前記突極部と前記環状基部と前記補極板とを形成している、
    請求項1または2に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記補極板は、平面視において前記回転軸を中心とする円弧状に形成されている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  10. 前記不等角度ピッチ部に配置されており、前記軸を中心とする前記補極板の角度θは、下記の関係式(1)によって設定される、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
    θ=360/Nm×2 ・・・・・(1)
    ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=1,3,5・・・)
    ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/4
    ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
    とする。
  11. 前記マグネットを14極、前記突極部を9本含むスピンドルモータにおいて、
    前記補極板の角度θが、49度〜53度に設定されている、
    請求項10に記載のスピンドルモータ。
  12. 前記不等角度ピッチ部に配置されており、前記軸を中心とする前記補極板の角度θは、下記の関係式(2)によって設定される、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
    θ=360/Nm×2 ・・・・・(2)
    ただし、マグネットの着磁数Nm=4+2n(n=0,1,2、3・・・)
    ステータの突極数Np=(Nm−2)×3/2
    ステータ突極ピッチθ1=(360−θ)/Np
    とする。

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