JP5210054B2 - モータおよびそれを用いたディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関し、特にモータの内部構造に関する。
コンピュータの記憶装置等に使用されるハードディスクドライブは近年大容量化が進んでいるが、これは磁気記録ディスクの記録密度の上昇によるところが大きい。磁気記録ディスクの記録密度が上昇すると一般に磁気ヘッドからの信号電圧は低下し、よりノイズに埋もれやすくなる。そのためS/N比を改善する必要があり、特に磁気記録ディスクを回転駆動するブラシレスモータへの更なる低振動化の要求が強まっている。また携帯電話などに搭載されるハードディスクドライブでは、その騒音を抑えることも重要となっている。
一般にブラシレスモータは、モータベースおよび積層コアを含むステータと、円環状のマグネットおよびハブを含むロータとを備える。積層コアには複数の突極が設けられ、その突極の周りにコイルが巻回される。突極の先端はマグネットと対向する。コイルに駆動電流が供給されると突極に沿って駆動磁束が発生する。この駆動磁束がハブに固定されたマグネットにトルクを与えることでロータ全体が回転する。
特開平7−121975号公報 特開2000−152546号公報
このようなブラシレスモータについて、本発明者は以下の課題を認識した。
代表的な積層コアは、磁路となる円環状部分とそこから半径方向外側へ伸びる複数の突極を有する。この積層コアは例えば厚さ0.35mm程度の無方向性電磁鋼板を5〜10枚積層し、さらに30〜70ミクロン程度のエポキシ樹脂系の絶縁コートを表面に施して生成される。したがって電磁鋼板一枚一枚の厚みのばらつき、積層時の隙間、プレス金型の寸法精度、プレス時のひずみによるそり、さらに絶縁コートの厚さのばらつき等により、積層コアに高い寸法精度を要求することは難しい場合がある。
積層コアがモータベースに固定された状態では、円環状部分はモータベースに嵌め込まれ、突極部分は宙に浮く。円環状部分の内周面はモータベースに接しているので、その内周面の中心軸とマグネットの中心軸とは精度良く一致する。ここでその内周面の中心軸と突極の端面を含む積層コア外周面の中心軸とがずれている場合、その外周面の中心軸とマグネットの中心軸とがずれる可能性があり、突極の端面とマグネットとの距離が周方向に沿って不均一となりうる。このためモータ回転中にトルクが不均一となって振動が発生しうる。
また円環状部分内周面にがたつきがある場合には、積層コアとマグネットとの回転軸方向の相対位置がずれる可能性があり、また積層コア外周面の中心軸がマグネットの中心軸に対して傾く可能性もある。これらもまた振動発生の原因となりうる。もしこの振動が発生すると信号中のノイズが増大する可能性があると共にモータからの騒音が大きくなりうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は振動を低減させたモータの提供にある。
本発明のある態様は、モータに関する。このモータは、円環部とそこから半径方向に伸びる複数の突極を含むコアと、複数の突極のうちの少なくともひとつの突極に巻き線されて形成されたコイルと、複数の突極と径方向に対向し、周方向に複数の駆動用着磁が施されたマグネットと、ロータに設けられ、マグネットを保持するロータヨークと、ロータを回転自在に支承する軸受けユニットと、軸受けユニットを保持するベース部材と、を備える。ベース部材は、複数の突極の先端部を固定して支持する先端支持部と、円環部を固定する円環支持部とを含む。先端支持部と円環支持部との間で、ベース部材とコアとにクリアランスを設ける。先端支持部は、円筒またはその一部をなす壁面であり、当該壁面の前記コア側の面には複数の先端部が着座することにより、コアを半径方向に位置決めする台座が形成される。
この態様によると、突極の先端部を基準にしてコアの位置決めを行う。したがってコアの寸法精度に比較的影響されることなくコアとマグネットとの相対位置を合わせることができる。
本発明の別の態様は、ディスク駆動装置である。このディスク駆動装置は、上述のモータを備える。
この態様によると、磁気記録ディスクの振動を抑え、信号読み書きのエラーを低減できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、振動を低減させたモータを提供できる。
本発明の実施の形態は、ハードディスクドライブに搭載され磁気記録ディスクを駆動するブラシレスモータや、CD(Compact Disc)装置、DVD(Digital Versatile Disc)装置等の光学ディスク駆動装置に搭載されるディスク駆動モータに好適に用いられる。さらにはレーザビームプリンタにおいてポリゴンミラーを回転駆動するモータにも好適に用いられる。
以下各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において本発明に係る実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るブラシレスモータ100を搭載したハードディスクドライブ200の分解斜視図である。ハードディスクドライブ200は、上蓋130と、ベースプレート120と、制御基板140とを備える。以降ベースプレート120から上蓋130を臨む方向を上方向として説明する。ベースプレート120の上面には第1の実施の形態に係るブラシレスモータ100が載置される。このブラシレスモータ100は磁気記録ディスク110を保持し、それを回転駆動する。
上蓋130は、ガスケット(不図示)を挟んでビス止めによりベースプレート120の上面に取り付けられ、ベースプレート120の上面側を密封する。これはベースプレート120に搭載される磁気記録ディスク110等を外部からの埃等から保護するためである。
ベースプレート120の下面には制御基板140がビス止めにより固定される。制御基板140上では、外部から供給される電源電圧および制御信号等を元にブラシレスモータ100への駆動電流が生成され、また磁気ヘッドによって読み取られたデータ信号が処理される。制御基板140にはインタフェース142が設けられ、それを通じて電源電圧、制御信号や記録すべきデータ等がハードディスクドライブ200に供給され、また、磁気記録ディスク110から読み取られたデータが外部へ送られる。
図2は、図1のブラシレスモータ100の断面図である。ブラシレスモータ100は、モータベース10と、ロータ20と、軸受けユニット50と、積層コア30と、を含む。図3は、モータベース10に積層コア30が取り付けられた状態を示す上面図である。図3の線分A−Aは図2の断面に対応する。
ロータ20は、ハブ21と、シャフト22と、フランジ23と、円環状ヨーク24と、円環状マグネット25と、を有し、ブラシレスモータ100の回転時にはこれらが一体となってモータ回転軸Rの回りを回転する。ハブ21の外周面21Aには磁気記録ディスク110が取り付けられる。ハブ21はアルミニウムなどの軽量材料で形成される。シャフト22の一端は、ハブ21の中心に設けられた開口21Bへ圧入状態で固着される。シャフト22の他端にはフランジ23が圧入状態で固着される。シャフト22およびフランジ23はステンレススチールなどの剛性の高い金属で形成される。
円環状ヨーク24はその断面が逆L字型であり、鉄などの磁性材料により形成される。円環状ヨーク24の内周面には円環状マグネット25が接着固定される。円環状ヨーク24はハブ21の下面に接着固定される。円環状マグネット25にはその周方向に8極の駆動用着磁が施される。
軸受けユニット50は、軸受け52と、シール板54とを含む。モータベース10にはモータ回転軸Rと同心の貫通孔である軸受け保持孔16が設けられ、その軸受け保持孔16に軸受け52が挿入され接着固定される。軸受け52には上述のシャフト22が収まる。軸受け52のフランジ23側の面にはシール板54が接着固定され、密封される。軸受け52は真鍮などの加工の容易な金属によって形成される。シール板54はステンレススチールなどの剛性の高い金属で形成される。
ロータの一部であるシャフト22およびフランジ23と、モータベース10に対して固定された部材である軸受け52およびシール板54との間には潤滑油が注入される。
積層コア30は円環部32とそこから半径方向外側に伸びる12本の突極34とを有する。積層コア30は、8枚の薄型電磁鋼板を積層しレーザ溶接により一体化して形成される。図2に示される積層コア30の断面は左右どちらも突極34に対応する部分の断面である。それぞれの突極34にはコイル40が巻回される。このコイル40に駆動電流が流れることにより突極34に沿って駆動磁束が発生する。
モータベース10には先端支持部12と、円環支持部14と、前述の軸受け保持孔16とが設けられる。先端支持部12はモータベース10の上面から突出し、モータ回転軸Rと同心の円筒をなす壁面である。先端支持部12は積層コア30を、圧入嵌合、爪嵌合等の固定手段により固定する。先端支持部12の壁面の内側の面にはモータ回転軸Rと同心の円環状台座60が形成される。この円環状台座60に突極34の先端部が着座することにより、積層コア30がモータベース10に固定され半径方向に位置決めされる。
円環支持部14は、モータ回転軸Rと同心の円筒部である。積層コア30は円環支持部14に対して隙間ばめによって接着固定される。先端支持部12および円環支持部14は図4において詳述する。
先端支持部12と円環支持部14との間の領域においては、モータベース10と積層コア30とに、コイル40がモータベース10に触れない程度のクリアランス、例えば1.5mm程度のクリアランスが設けられる。通常コイルに用いられる導線には絶縁被覆が施されてはいるものの、上述のようにコイルとモータベースとにクリアランスを設けて両者が直接接触しないようにすることにより、長期的信頼性の観点から有利である。
また、このクリアランスには接着剤は充填されない。先端支持部12および円環支持部14の2点で積層コア30を固定しているのでその取り付けの強度は十分であるからである。さらにこのクリアランスには接着剤が充填されないのでそれを埋めるために比較的大量の接着剤を使用する必要がない。
図4は、図2の先端支持部12および円環支持部14周辺の拡大図である。図4ではモータベース10、円環状マグネット25、積層コア30およびコイル40を表示する。前述の円環状台座60は、台座側面12Aと、台座底面12Bとを有する。台座側面12Aは、モータ回転軸Rと同心の円筒面である。台座底面12Bは、モータ回転軸Rと垂直な面に平行な円盤面である。積層コア30はこの円環状台座60に圧入嵌合される。この圧入嵌合の際、突極34の端面34Aが台座側面12Aに押しつけられる。また積層コア30は、突極34の先端部下面が台座底面12Bに接するまで圧入嵌合される。
積層コア30と台座側面12Aおよび台座底面12Bとの間には、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出してそのまま硬化する粘度よりも低い粘度の接着剤、例えば株式会社スリーボンド製の接着剤(型番1353、粘度:約650mPa・s)などの嫌気性紫外線硬化型接着剤が塗布され、積層コア30のモータベース10への取付が接着補強される。
このため接着剤が接着面からしみ出したとしてもそれは壁面を伝って流れてゆき、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出して円環状マグネット25に付着する可能性は低い。これは作業効率の上昇に貢献する。
また余分な接着剤が接着面から染み出したとしても、それに紫外線を照射することにより硬化させることができる。したがって未硬化の接着剤から発生するアウトガスの発生を低減させることができ、製品寿命を延ばすことができる。
モータ回転軸Rを含む断面における台座側面12Aと台座底面12Bとのなす角θが90度となるように台座側面12Aおよび台座底面12Bを形成する。これにより円環状台座60の形状は単純となりその形成が容易となる。これはモータベース10の製造上有利である。
円環支持部14の外周面14Aと積層コア30の内周面30Aとの間の空隙80には、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出してそのまま硬化する粘度よりも高い粘度の接着剤、例えば株式会社スリーボンド製の接着剤(型番2202P、粘度:約13Pa・s)82が注入され接着固定される。空隙80の平均幅、つまり円環支持部14の外周面14Aと積層コア30の内周面30Aとの間の距離の平均値は、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出してそのまま硬化する粘度よりも高い粘度の接着剤が空隙80に注入されてもその接着剤が垂れて流れ出さないような距離、例えば0.1mm程度とされる。
これにより接着剤82が空隙80に満たされたとしても硬化するまでに垂れて流れ出す可能性は低い。これは作業効率の上昇に貢献する。
先端支持部12に着目する。突極34の端面34Aと円環状マグネット25との間の空間に伸びる壁面であって、台座側面12Aを内周面として持つ壁面を侵入壁面12Cと呼ぶこととする。この侵入壁面12Cの厚さは、積層コア30の圧入嵌合によって加えられる圧力を支えるのに十分な厚さ、例えば0.2mmとしてもよい。
このように本実施の形態に係るブラシレスモータ100によれば、突極34の先端部を基準にして積層コア30の位置決めをする。したがって積層コア30の寸法精度に比較的影響されることなく積層コア30と円環状マグネット25との相対位置を合わせることができる。これによりモータ回転中の振動を抑えることができ、S/N比を改善することができると共にモータからの騒音を抑えることができる。
特に本実施の形態に係るブラシレスモータ100によれば、突極34の端面34Aが台座側面12Aに押しつけられる形で積層コア30が圧入嵌合されるので、積層コア30の外周と円環状マグネット25との同軸精度を高めることができる。また、積層コア30は突極34の先端部下面が台座底面12Bに接するまで圧入嵌合される。したがって回転軸方向での台座底面12Bの位置を調整することにより、円環状マグネット25と積層コア30との回転軸方向の相対位置精度を高めることができる。
本実施の形態に係るブラシレスモータ100では積層コア30の外周側、つまり突極34の端面34A側でモータ回転軸Rとの同軸がとられる。ここで積層コア30の外周の中心軸と内周の中心軸がずれている場合は、内周の中心軸はモータ回転軸Rと少しずれることがある。この場合でも本実施の形態に係るブラシレスモータ100によれば、空隙80がその軸のずれを吸収するので、積層コア30が円環支持部14へ挿入できなくなる可能性は少ない。
また、本実施の形態に係るブラシレスモータ100によれば、積層コア30は先端支持部12および円環支持部14の2カ所で固定される。したがって、積層コア30を通して軸受け52をモータベース10に対してより強固に固定することができる。これによりモータ回転中の磁気記録ディスク110の振動を抑えることができ、信号読み書きのエラーを減らすことができる。
特に近年はハードディスクドライブの薄型化に伴い、ブラシレスモータ100の薄型化が要請されている。しかしながら軸受けを支える力を保ち磁気記録ディスクの回転による振動を防止するため、従来ではモータベース10の厚さをある程度の厚さ以下にすることはできなかった。ここで本実施の形態に係るブラシレスモータ100によると、積層コア30を通して軸受け52を固定できるので、更にモータベース10を薄くすることが可能となり、ブラシレスモータ100の薄型化に貢献する。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るブラシレスモータ300の断面図である。ブラシレスモータ300が第1の実施の形態に係るブラシレスモータ100と最も異なる点は、円環状マグネットが積層コアの内側に配置される点である。ブラシレスモータ300は、モータベース310と、ロータ320と、軸受けユニット50と、積層コア330と、を含む。ロータ320は、ハブ321と、シャフト322と、フランジ323と、円環状ヨーク324と、円環状マグネット325と、を有し、ブラシレスモータ300の回転時にはこれらが一体となって回転する。円環状ヨーク324の外周面には円環状マグネット325が接着固定される。円環状ヨーク324はハブ321の下面に接着固定される。円環状マグネット325にはその周方向に8極の駆動用着磁が施される。
積層コア330は円環部332とそこから半径方向内側に伸びる12本の突極334とを有する。積層コア330は、8枚の薄型電磁鋼板を積層しレーザ溶接により一体化して形成される。図5に示される積層コア330の断面は左右どちらも突極334に対応する部分の断面である。積層コア330のそれぞれの突極334にはコイル340が巻回される。
モータベース310には先端支持部312と、円環支持部314とが設けられる。先端支持部312はモータベース310の上面から突出し、モータ回転軸Sと同心の円筒をなす壁面である。その壁面の外側の面にはモータ回転軸Sと同心の円環状台座360が形成される。この円環状台座360に突極334の先端部が着座することにより、積層コア330がモータベース310に固定され半径方向に位置決めされる。この際、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出してそのまま硬化する粘度よりも低い粘度の接着剤、例えば株式会社スリーボンド製の接着剤(型番1353、粘度:約650mPa・s)などの嫌気性紫外線硬化型接着剤が塗布される。
円環支持部314は、モータ回転軸Sと同心の円筒状内周面314Aを含む。積層コア330の外周はこの円筒状内周面314Aに対して隙間ばめによって接着固定される。この際円筒状内周面314Aと積層コア330の外周面との間の空隙380には、接着剤が接着面からこぶ状にはみ出してそのまま硬化する粘度よりも高い粘度の接着剤、例えば株式会社スリーボンド製の接着剤(型番2202P、粘度:約13Pa・s)382が注入され接着固定される。
本実施の形態に係るブラシレスモータ300によれば、第1の実施の形態に係るブラシレスモータ100によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。第1の実施の形態に係るブラシレスモータ100のようなアウターロータ型にするか、第2の実施の形態に係るブラシレスモータ300のようなインナーロータ型にするかは、トルク特性やブラシレスモータ以外の構成要素との関係で適宜選択する。
以上、実施の形態に係るブラシレスモータの構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態ではモータ回転軸Rを含む断面における台座側面12Aと台座底面12Bとのなす角θが90度となるように台座側面12Aおよび台座底面12Bを形成したが、この角θは90度以外の角度であってもよい。図6(a)〜(d)は、先端支持部12の変形例を示すモータベースの断面図である。
図6(a)は、θが鋭角である場合のモータベース90aの断面図である。この場合、積層コアが一旦先端支持部92aに嵌合されるとはずれにくくなり、積層コアをモータベースにより確実に固定することができる。
図6(b)は、θが鈍角である場合のモータベース90bの断面図である。この場合、積層コアを先端支持部92bへ嵌め易くなり作業効率が上昇する。
図6(c)は、台座側面12Aの変形例を示すモータベース90cの断面図である。本変形例では、円環状台座のコア導入部にガイド部分94cが設けられる。これにより積層コアを先端支持部92cへ嵌め易くなり作業効率が上昇する。
図6(d)は、台座側面12Aの変形例を示すモータベース90dの断面図である。本変形例では、円環状台座のコア導入部の角を丸めて曲面94dを設ける。これにより積層コアの導入経路は角がなく滑らかとなり、ひっかかることなくスムーズに積層コアを先端支持部92dへ嵌めることができる。
実施の形態では先端支持部12が円筒をなす壁面である場合について説明したが、例えば先端支持部12が円筒の一部をなす壁面であってもよい。図7(a)〜(b)は、積層コア30と変形例に係る先端支持部の上面図である。
図7(a)に示される変形例では先端支持部72aは積層コア30を3点支持する。さらに先端支持部72aは、積層コア30の中心軸から見た角度を3等分する3つの突極に対応した位置に設けられる。
図7(b)に示される変形例では先端支持部72bは積層コア30を4点支持する。さらに先端支持部72bは、積層コア30の中心軸から見た角度を4等分する4つの突極に対応した位置に設けられる。
より一般化すると変形例に係るブラシレスモータでは、nを3以上の自然数であって360の約数、mをnの約数であって3以上の自然数として、積層コアはn本の突極を含み、先端支持部は積層コアの中心軸から見た角度をm等分するm個の突極に対応した位置に設けられ、積層コアをm点支持する。この場合、モータベースがより軽量化され、ブラシレスモータ全体の軽量化に寄与する。
実施の形態では軸受け52がモータベース10に固定され、シャフト22がその軸受け52に対して回転する場合について説明したが、例えばシャフトがモータベースに固定され、軸受けがハブと共にシャフトに対して回転するようなシャフト固定型であってもよい。
実施の形態ではコアは積層コアである場合について説明したが、コアは積層コアでなくてもよい。
以上、実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能であることはいうまでもない。
第1の実施の形態に係るブラシレスモータを搭載したハードディスクドライブの分解斜視図である。 図1のブラシレスモータの断面図である。 モータベースに積層コアが取り付けられた状態を示す上面図である。 図2の先端支持部および円環支持部周辺の拡大図である。 第2の実施の形態に係るブラシレスモータの断面図である。 図6(a)〜(d)は、先端支持部の変形例を示すモータベースの断面図である。 図7(a)〜(b)は、積層コアと変形例に係る先端支持部の上面図である。
符号の説明
10 モータベース、 12 先端支持部、 14 円環支持部、 20 ロータ、 24 円環状ヨーク、 25 円環状マグネット、 30 積層コア、 40 コイル、 50 軸受けユニット、 100 ブラシレスモータ、 110 磁気記録ディスク、 120 ベースプレート、 130 上蓋、 140 制御基板、 200 ハードディスクドライブ。

Claims (5)

  1. 円環部とそこから半径方向に伸びる複数の突極を含むコアと、
    前記複数の突極のうちの少なくともひとつの突極に巻き線されて形成されたコイルと、
    前記複数の突極と径方向に対向し、周方向に複数の駆動用着磁が施されたマグネットと、
    ロータに設けられ、前記マグネットを保持するロータヨークと、
    前記ロータを回転自在に支承する軸受けユニットと、
    前記軸受けユニットを保持するベース部材と、を備え、
    前記ベース部材は、
    前記複数の突極の先端部を固定して支持する先端支持部と、
    前記円環部を固定する円環支持部とを含み、
    前記先端支持部と前記円環支持部との間で、前記ベース部材と前記コアとにクリアランスを設けられ、
    前記先端支持部は、円筒またはその一部をなす壁面であり、当該壁面の前記コア側の面には前記複数の先端部が着座することにより、前記コアを半径方向に位置決めする台座が形成されたことを特徴とするモータ。
  2. 前記先端支持部は、前記突極の端面と前記マグネットとの間の空間に伸びる侵入壁面を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記円環部と前記円環支持部との間には空隙があり、当該空隙に接着剤を注入して前記円環部と前記円環支持部とを固定することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記先端部は、前記接着剤よりも粘度の低い接着剤によって前記先端支持部に固定されていることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のモータを備えることを特徴とするディスク駆動装置。
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