JP2007124569A - ファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】宛先の入力ミスを判定した場合に画面表示される正しい宛先の候補を正しい宛先に更に類似させ、宛先の修正を更に容易にするファクシミリ装置、を提供する。
【解決手段】第一の宛先がユーザにより入力されるとき(S1)、第一の宛先が送信履歴に記録されている第二の宛先と照合される(S2)。第二の宛先がいずれも第一の宛先と一致しないとき、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度が算定される(S3)。更に、第二の宛先が一致度の高い順に第一の宛先と共に画面表示され、宛先の確認がユーザに促される(S4)。第二の宛先のいずれかと一致する第一の宛先、又は画面表示された宛先からユーザにより選択された宛先が画像データの宛先として通信部に設定される(S5)。その後、原稿から画像データが読み取られ、設定された宛先へ送信される(S6、S7)。送信が正常に終了するとき、その宛先が第二の宛先として送信履歴に記録される(S8)。
【選択図】図2

Description

本発明はファクシミリ装置とそのファクシミリ送信方法とに関し、特に宛先の設定方法に関する。
ファクシミリ装置は、原稿に記載された文字、図面、又は写真等をイメージセンサでデータ化し、通信回線(例えば、電話回線網やインターネット)を通して送信する。更に、他のファクシミリ装置又はメールサーバから通信回線を通して送られてくるデータを受信し、そのデータから画像を解読して所定の用紙に印刷する。
ファクシミリ送信では、宛先が電話番号、メールアドレス、又はIPアドレスによって指定される。宛先を示すそれらの情報は一般に、ユーザがファクシミリ装置の操作パネルを利用して入力する。しかし、電話番号の桁数やアドレスの文字数は一般に多いので、入力ミスが生じやすい。従って、ファクシミリ装置の操作性を更に向上させるには、誤った宛先への送信を回避するための工夫や、宛先の入力ミスをユーザに速やかに確認させて誤った宛先を手早く修正させるための工夫が求められている。
従来のファクシミリ装置では、誤った宛先への送信が次のように回避されている。
例えば、送信可能な宛先が予め登録され、又は、送信が成功するごとにその宛先が送信可能な宛先として送信履歴に記録される(例えば特許文献1、3参照)。新たな送信の設定時、ユーザにより入力された宛先が、登録/記録されている送信可能な宛先と照合される。照合の結果、入力された宛先が送信可能な宛先のいずれかと一致するとき、新たな送信が許可される。入力された宛先が送信可能な宛先のいずれとも一致しないとき、宛先の入力ミスがユーザに通知される。
逆に、送信不可な宛先が予め登録され、新たな送信の設定時、ユーザにより入力された宛先が、登録されている送信不可な宛先と照合されても良い(例えば特許文献2参照)。その場合、照合の結果、入力された宛先が送信不可な宛先のいずれかと一致するとき、新たな送信が禁止され、宛先の入力ミスがユーザに通知される。
従来のファクシミリ装置では更に、宛先の入力ミスをユーザにより速やかに確認させて誤った宛先を手早く修正させるために、次のような工夫が試みられている。
例えば、ユーザにより入力された宛先が上記のように、予め登録/記録されている送信可能な宛先と照合される(例えば特許文献3参照)。照合の結果、入力された宛先が送信可能な宛先のいずれとも一致しなかったとき、入力された宛先に類似する宛先が登録/記録された送信可能な宛先から検索される。具体的には、まず、入力された宛先を示す文字列から、先頭の数文字を含む第一の部分列と、末尾の数文字を含む第二の部分列とが分離される。次に、登録/記録されている送信可能な宛先を示す文字列のうち、先頭部分が第一の部分列と一致し、かつ末尾部分が第二の部分列と一致する文字列が検索される。こうして、検索された文字列に対応する送信可能な宛先が、入力された宛先に類似する宛先として抽出される。抽出された宛先はファクシミリ装置に設置された画面に、正しい宛先の候補として表示される。ユーザはそれらの候補から正しい宛先を選択するだけで、入力された宛先を簡単に修正できる。
その他に、送信の設定時、宛先を示す文字列のうち、先頭の数文字がユーザにより入力されるとき、それら数文字に基づき、入力されるべき文字列の全体がファクシミリ装置により推測されても良い(例えば特許文献4参照)。具体的には、登録/記録されている送信可能な宛先を示す文字列のうち、入力された数文字から成る文字列を先頭部分に含む文字列が検索される。更に、検索された文字列に対応する送信可能な宛先が、入力されるべき宛先の候補として抽出される。抽出された宛先はファクシミリ装置に設置された画面に表示される。ユーザはそれらの候補から目的の宛先を選択するだけで、残りの文字を入力することなく目的の宛先を簡単に入力できる。
特開2002−300212号公報 特開2005−073186号公報 特開平05−225086号公報 特開2002−064616号公報
従来のファクシミリ装置では上記のように、宛先の入力ミスが判定された場合、正しい宛先の候補が画面に表示され、ユーザによる確認が促される。その場合、誤った宛先をユーザにより更に手早く修正させるには、画面に表示される候補が正しい宛先に対し、更に高い度合で類似しているべきである。しかし、その類似の度合を更に高めるのは、次のように困難である。
例えば、上記のように、入力された宛先を示す文字列の先頭部分と末尾部分とから第一と第二との部分列がそれぞれ分離され、「先頭の数文字が第一の部分列と一致し、かつ末尾の数文字が第二の部分列と一致する」という条件で検索が行われるだけでは、検索された候補が正しい宛先に高い度合で類似しているとは限らない。第一と第二との部分列にも入力ミスが含まれ得るからである。従って、実際には、第一と第二との部分列に含まれる各文字数を変化させながら上記の検索が繰り返される。それにより、検索された候補が正しい宛先を含む確率が高められている。しかし、その場合、検索された候補の総数は一般に過多である。すなわち、検索された多数の候補の中から正しい宛先を速やかに発見することはユーザにとって必ずしも容易ではない。それに加え、ファクシミリ装置に搭載される制御系統の処理能力は一般に低いので、上記の検索処理を更に高速化させることが困難である。こうして、上記の検索の反復は宛先設定の更なる迅速化を阻むので、好ましくない。
検索された多数の候補が、例えば、過去の送信回数が多い順、又は最新の送信時刻が新しい順で、画面に表示されても良い(例えば特許文献4参照)。それらの順序では正しい宛先の順位が高い、と期待はできる。しかし、新たに設定される送信の宛先は必ずしも、過去の送信回数が多い宛先とも、最新の送信での宛先とも限らない。それ故、上記の順序では正しい宛先の順位を更に確実に上げることが困難である。
本発明は、ユーザによる宛先の入力ミスを判定した場合に画面に表示される正しい宛先の候補を正しい宛先に更に類似させることで、ユーザによる宛先の修正を更に容易にするファクシミリ装置、の提供を目的とする。
本発明によるファクシミリ装置は、
原稿に記載された情報を画像データとして読み取る、走査部;
宛先に関する情報をユーザから受け付ける、宛先入力部;
宛先入力部を通して得られる宛先、を含む情報を画面に表示する、表示部;
外部の通信回線に接続され、上記の画像データを所定の宛先へ、その通信回線を通して送信する、通信部;
通信部による画像データの送信が正常に終了するごとにその画像データの宛先を記憶する、送信履歴記憶部;
宛先入力部を通して得られる第一の宛先を、送信履歴記憶部に記憶された第二の宛先と照合し、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度を算定する、一致度算定部;及び、
第二の宛先のいずれかが第一の宛先と一致するときは、通信部に対して第一の宛先を画像データの宛先として指示し、
第二の宛先がいずれも第一の宛先と一致しないときは、表示部により、第二の宛先を一致度の高い順に、第一の宛先と共に画面に表示させ、画像データの宛先の確認をユーザに促し、ユーザにより確認された宛先を画像データの宛先として通信部に対して指示する、宛先設定部;
を有する。
本発明によるファクシミリ送信方法は、
第一の宛先をユーザから受け付けるステップ;
第一の宛先を、送信履歴に記録されている第二の宛先と照合し、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度を算定するステップ;
第二の宛先のいずれかが第一の宛先と一致するとき、第一の宛先を画像データの宛先として設定するステップ;
第二の宛先がいずれも第一の宛先と一致しないとき、第二の宛先を一致度の高い順に、第一の宛先と共に画面に表示し、画像データの宛先の確認をユーザに促すステップ;
原稿に記載された情報を画像データとして読み取るステップ;
画像データの宛先として設定された宛先へ、又はユーザにより確認された宛先へ、上記の画像データを通信回線を通して送信するステップ;及び、
画像データの送信が正常に終了するごとにその画像データの宛先を送信履歴に記録するステップ;
を有する。
本発明による上記のファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法では、ユーザにより入力された第一の宛先が、送信履歴に記録されている第二の宛先、すなわち送信可能な宛先と照合される。照合の結果、第一の宛先が第二の宛先のいずれかと一致するとき、第一の宛先が正しい宛先として処理される。一方、第一の宛先が第二の宛先のいずれとも一致しないとき、第一の宛先が誤った宛先と判定され、第二の宛先が正しい宛先の候補として、第一の宛先と共に画面に表示される。それにより、ユーザは画面に表示された宛先の中から正しい宛先を選択するだけで、入力された宛先を手早く修正できる。
本発明による上記のファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法では特に、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度が算定され、画面に表示される第二の宛先が一致度の高い順に並べられる。ここで、正しい宛先は、第一の宛先に対する一致度が高いはずである。従って、第二の宛先の中に正しい宛先が含まれる場合、その正しい宛先が上位にある可能性がかなり高い。それ故、ユーザは画面に表示された宛先の中から正しい宛先を、即座に発見できる。
本発明による上記のファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法では、好ましくは、第一の宛先を表す第一の文字列と、第二の宛先を表す第二の文字列と、に共通に含まれる文字の数を表す一致文字数、及び、第一又は第二の文字列のいずれか一方にのみ含まれる文字の数を表す不一致文字数、を一致度が含み、一致文字数が大きいほど、かつ不一致文字数が小さいほど、一致度が高く設定される。
本発明による上記のファクシミリ装置では、更に好ましくは、一致度算定部が、
第二の文字列の先頭又は末尾から一文字ずつ、第一の文字列に含まれる所定の一文字との間で照合を行い、
第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が第二の文字列の中から最初に発見されたとき、一致文字数に1を加え、発見された文字を第二の文字列から除去した上で、第一の文字列に含まれる次の一文字について上記の照合を繰り返し、
第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が第二の文字列の中からは発見されなかったとき、不一致文字数に1を加えた上で、第一の文字列に含まれる次の一文字について上記の照合を繰り返し、
第一の文字列に含まれる全ての文字、又は第二の文字列に含まれる全ての文字について上記の照合を終えるとき、第一又は第二の文字列に残されている、照合を受けていない文字の数を不一致文字数に加える。
本発明による上記のファクシミリ送信方法では、更に好ましくは、一致度を算定するステップが、
第二の文字列の先頭又は末尾から一文字ずつ、第一の文字列に含まれる所定の一文字との間で照合を行うサブステップ;
第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が第二の文字列の中から最初に発見されたとき、一致文字数に1を加え、発見された文字を第二の文字列から除去した上で、第一の文字列に含まれる次の一文字を上記の照合の対象に設定するサブステップ;
第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が第二の文字列の中からは発見されなかったとき、不一致文字数に1を加えた上で、第一の文字列に含まれる次の一文字を上記の照合の対象に設定するサブステップ;及び、
第一の文字列に含まれる全ての文字、又は第二の文字列に含まれる全ての文字について上記の照合を終えるとき、第一又は第二の文字列に残されている、照合を受けていない文字の数を不一致文字数に加えるサブステップ;
を含む。
本発明によれば、上記の一致度が、第一と第二との文字列に含まれる全ての文字間の照合に基づいて設定される。従って、一致度の精度が高い。特に、発生頻度の高い入力ミス(例えば、文字の重複や欠落、異なる文字への置換、不要な文字の挿入、及び、文字順の変動)により得られる第一の宛先に対しては、正しい宛先の一致度が高い。従って、上記の一致度の高い順に並べられた第二の宛先の中に正しい宛先が含まれるときは、その正しい宛先が上位にある可能性がかなり高い。
本発明による上記のファクシミリ装置及びそのファクシミリ送信方法では好ましくは、第二の文字列が画面に表示されるとき、第一の文字列に含まれる文字とは一致しない文字の表示形態が一致する文字の表示形態と異なる。すなわち、一致しない文字、又は一致する文字が、異なる色や字体、又は特定の装飾(例えば、下線や影)で強調される。それにより、画面に表示された第一と第二との宛先間の相違点を、ユーザが一目で把握できる。
本発明によるファクシミリ装置、及びそのファクシミリ送信方法では、上記の通り、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度が算定され、画面に表示される第二の宛先が一致度の高い順に並べられる。正しい宛先は第一の宛先に対する一致度が高いので、第二の宛先の中に正しい宛先が含まれれば、その正しい宛先が上位にある可能性がかなり高い。それ故、ユーザは画面に表示された宛先の中から正しい宛先を即座に発見できる。その結果、ユーザは入力された宛先を手早く修正できる。こうして、本発明は、ファクシミリ装置の操作性を更に向上できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施形態によるファクシミリ装置は好ましくは、単独の装置として、又は、電話、コピー機、プリンタ、若しくはスキャナ等と一体化された複合機として構成される。その他に、例えばパーソナルコンピュータと周辺機器との組み合わせで等価的に構成されても良い。
図1は、本発明の実施形態によるファクシミリ装置の電子系統を示す。このファクシミリ装置は、走査部1、画像メモリ2、印刷部3、入力部4、表示部5、通信部6、符号化/復号部7、送信履歴記憶部8、及び制御部9を有する。それらの構成を利用することで、上記のファクシミリ装置は、原稿に記載された情報をデータ化して通信回線Nを通して送信し、逆に、通信回線Nを通して受信されたデータから画像を解読して印刷する。
走査部1は好ましくはイメージセンサを含み、それを用いて原稿の表面を走査し、そこに記載された文字、図面、又は写真等の情報を画像データとして読み取る。読み取られた画像データは画像メモリ2に記憶される。画像メモリ2にはその他に、通信回線Nを通して受信されたデータから解読された画像データが記憶される。印刷部3は、画像メモリ2に記憶された画像データに対応する画像を所定の用紙に印刷する。
入力部4は好ましくは、テンキー等の操作ボタンやタッチパネルを含み、種々の操作情報をユーザから受け付ける。その操作情報には好ましくは、送信の宛先に関する情報、原稿から読み取られるべき画像データの解像度、読み取り開始又は操作中止を指示する情報が含まれる。
表示部5は好ましくは液晶パネル等の小型ディスプレイであり、種々の操作情報を画面に表示する。その操作情報には好ましくは、送信データの宛先、受信データの送信元、送信枚数、又は受信枚数等、通信に関する情報;画像読み取り中/通信中等、装置の状態に関する情報;及び、エラー情報が含まれる。
通信部6は通信回線Nに対するインタフェースである。ここで、通信回線Nは好ましくは電話回線である。その他に、インターネットであっても良い。
通信部6はデータ送信を次のように行う:通信部6はまず、外部からの指示に従って宛先を設定する。宛先は好ましくは電話番号で表される。その他に、メールアドレスやIPアドレスで表されても良い。通信部6は次に、通信回線Nに応じた呼制御を行い、設定された宛先の通信部との間で接続を確立する。通信部6は更に、内蔵のモデムを利用し、送信対象の画像データを変調して送信する。データ送信の終了時、通信部6は宛先の通信部との間で所定の信号を交換することにより、画像データの送信の成否を判断する。
通信部6はデータ受信を次のように行う:通信部6が通信回線Nを通して所定の信号を受信するとき、所定の呼制御により、その信号の送信元の通信部との間で接続を確立する。通信部6は更に、内蔵のモデムを利用し、送信元の通信部から通信回線Nを通して画像データを受信して復調する。データ受信の終了時、通信部6は送信元の通信部との間で所定の信号を交換することにより、画像データの受信の成否を送信元の通信部に通知する。
符号化/復号部7は、送信対象の画像データを画像メモリ2から読み出し、所定の方式(好ましくはJBIG符号化方式)で圧縮し、通信部6に送る。逆に、通信部6により受信されたデータから画像データを解読し、画像メモリ2に格納する。
送信履歴記憶部8は好ましくは書き換え可能な不揮発性メモリ又はHDDであり、通信部6による画像データの送信が終了するごとに、好ましくは、画像データの宛先、送信日時、送信枚数、送信時間、及び送信の成否を記憶する。
制御部9は好ましくは、CPU、RAM、及びROMを含む。RAMやROMに記憶されたプログラムをCPUにより実行させることで、制御部9は他の機能部を一括して制御する。更に、制御部9に含まれるRAMの一部が画像メモリ2として兼用されても良い。
制御部9は特に、一致度算定部9Aと宛先設定部9Bとを含む。それらはいずれも、送信に関する情報の設定時にCPUが特定のプログラムを実行することで機能し、通信部6に対して宛先を次のように指示する。
制御部9が入力部4を通してユーザから宛先(以下、第一の宛先という)を受け付けるとき、一致度算定部9Aと宛先設定部9Bとが起動する。宛先設定部9Bはまず、送信履歴記憶部8に記憶された宛先のうち、送信が正常に終了した宛先(以下、第二の宛先という)から第一の宛先を検索する。ここで、その検索処理には既存の如何なる検索方法が利用されても良い。第二の宛先のいずれかが第一の宛先と一致するとき、宛先設定部9Bが第一の宛先を画像データの宛先として通信部6に対して指示する。
一方、第二の宛先のいずれもが第一の宛先とは一致しないとき、一致度算定部9Aが第一の宛先を第二の宛先と照合し、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度を算定する(一致度算定の詳細については後述参照)。更に、宛先設定部9Bが、表示部5により、第二の宛先を一致度の高い順に、第一の宛先と共に画面に表示させる。画面に表示された宛先の中から画像データの正しい宛先がユーザにより選択されるとき、宛先設定部9Bがその選択された宛先を画像データの宛先として通信部6に対して指示する。
本発明の実施形態によるファクシミリ装置は上記の構成要素を利用し、特に送信処理を次のように行う(図2参照)。
ステップS1:ユーザが入力部4を操作し、宛先を入力する。その宛先が第一の宛先として設定される。ここで、好ましくは、第一の宛先が表示部5により画面に表示される(図5(a)参照)。それにより、ユーザは入力された宛先を確認できる。
ステップS2:宛先設定部9Bが送信履歴記憶部8にアクセスし、第二の宛先から第一の宛先を検索する。第二の宛先のいずれかが第一の宛先と一致するとき、処理がステップS5に分岐する。それ以外のときは、処理がステップS3に進む。
ステップS3:一致度算定部9Aが第一の宛先を第二の宛先と照合し、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度を算定する。ここで、一致度は好ましくは、一致文字数Aと不一致文字数Bとの二つの整数値パラメータを含む。一致文字数Aは、第一の宛先を表す第一の文字列と、第二の宛先を表す第二の文字列とに共通に含まれる文字の数を表す。不一致文字数Bは、第一又は第二の文字列のいずれか一方にのみ含まれる文字の数を表す。
一致度算定部9Aは以下のサブステップS11〜S28に従い、第一と第二との文字列を一文字ずつ照合し、一致文字数Aと不一致文字数Bとを第二の宛先のそれぞれについて算定する(図3、4参照)。
サブステップS11:第一の文字列が第一の文字列変数STR1に設定される。図4に示されている例では、第一の文字列変数STR1に第一の文字列「1234567」が設定される。
サブステップS12:送信履歴記憶部8に未照合の第二の宛先が残されているか否かが確認される。未照合の第二の宛先が残っているときは処理がサブステップS13に進み、それ以外ではステップS3が終了する。図4に示されている例では、サブステップS12が行われるごとに、送信履歴記憶部8に記憶されている第二の宛先AD1、AD2、…が順に確認される。
サブステップS13:第二の文字列が第二の文字列変数STR2に設定され、一致文字数Aと不一致文字数Bとがいずれも初期値0に設定される。図4に示されている例では、サブステップS13の最初の実行時、先頭の第二の宛先AD1を示す第二の文字列「1234578」が第二の文字列変数STR2に設定される。
サブステップS14:第一の文字列変数STR1から先頭の一文字が読み出され、第一の文字変数L1に設定される。図4に示されている例では、第一の文字変数L1が「1」に設定される。
サブステップS15:整数値変数iが初期値1に設定される。
サブステップS16:第二の文字列変数STR2の先頭からi番目の一文字が読み出され、第二の文字変数L2に設定される。図4に示されている先頭の第二の宛先AD1については、第二の文字変数L2がまず、「1」に設定される。
サブステップS17:第一と第二との文字変数L1、L2が照合される。両方の文字変数L1、L2が等しいときは処理がサブステップS18に進み、それ以外のときは処理がサブステップS22に分岐する。図4に示されている例では、まず、両方の文字変数L1、L2がいずれも「1」であるので、処理がサブステップS18に進む。
サブステップS18:一致文字数Aに1が加えられる。
サブステップS19:第一の文字列変数STR1からは先頭の一文字L1が除去され、第二の文字列変数STR2からは先頭からi番目の文字L2が除去される。図4に示されている例では、第一の文字列変数STR1が「234567」に変更され、第二の文字列変数STR2が「234578」に変更される。
サブステップS20:第一の文字列変数STR1に文字が残っているか否かが確認される。文字が残っているときは処理がサブステップS21に進み、それ以外のときは処理がサブステップS27に分岐する。
サブステップS21:第二の文字列変数STR2に文字が残っているか否かが確認される。文字が残っているときは処理がサブステップS14から繰り返され、それ以外のときは処理がサブステップS28に進む。
図4に示されている第一の宛先「1234567」と先頭の第二の宛先AD1「1234578」との間では、先頭から五番目の文字までが一致する。従って、サブステップS14〜S21が五回繰り返される。その結果、第一の文字列変数STR1が「67」に変更され、第二の文字列変数STR2が「78」に変更され、一致文字数Aが5に達する。更に、第一と第二との文字列変数STR1、STR2について、サブステップS14〜S17が繰り返される。そのとき、第一の文字変数L1が「6」であり、第二の文字変数L2が「7」であるので、処理がサブステップS17からサブステップS22に分岐する。
サブステップS22:整数値変数iが第二の文字列変数STR2に含まれる文字数と比較される。その文字数より整数値変数iが小さい間は処理がサブステップS23に進み、それ以外のときは処理がサブステップS24に分岐する。
第一の文字列変数STR1=「67」と第二の文字列変数STR2=「78」との間の照合では、サブステップS22の最初の実行時、整数値変数iが1に等しく、第二の文字列変数STR2=「78」に含まれる文字数が2に等しい。従って、処理がサブステップS23に進む。
サブステップS23:整数値変数iに1が加えられた後、処理がサブステップS16から繰り返される。
第一の文字列変数STR1=「67」と第二の文字列変数STR2=「78」との間の照合では、サブステップS23により整数値変数iが2に変化し、サブステップS16により第二の文字変数L2が第二の文字列変数STR2=「78」の二番目の文字「8」に変更される。第一の文字変数L1=「6」と第二の文字変数L2=「8」とは異なるので、処理がサブステップS17からサブステップS22に分岐する。更に、整数値変数iが、第二の文字列変数STR2=「78」に含まれる文字数2に等しい。従って、処理がサブステップS24に分岐する。
サブステップS24:不一致文字数Bに1が加えられる。
サブステップS25:第一の文字列変数STR1から先頭の一文字L1が除去される。第一の文字列変数STR1=「67」と第二の文字列変数STR2=「78」との間の照合では、第一の文字列変数STR1が「7」に変更される。
サブステップS26:第一の文字列変数STR1に文字が残っているか否かが確認される。文字が残っているときは処理がサブステップS14から繰り返され、それ以外のときは処理がサブステップS27に進む。
第一の文字列変数STR1が「7」であるときは処理がサブステップS14から繰り返され、第一の文字変数L1が「7」に設定される。更に、サブステップS15、S16により、第二の文字変数L2が第二の文字列変数STR2=「78」の先頭の一文字「7」に設定される。従って、第一と第二との文字変数L1、L2がいずれも「7」であるので、処理がサブステップS17からサブステップS18に進む。それにより、一致文字数Aに1が加えられ、6に変化する。
続いて、サブステップS19により、第一と第二との文字列変数STR1=「7」、STR2=「78」のそれぞれから先頭の一文字L1=L2=「7」が除去される。それにより、第二の文字列変数STR2は「8」に変更される。一方、第一の文字列変数STR1から全ての文字が除去されるので、処理がサブステップS20からサブステップS27に進む。
サブステップS27:第二の文字列変数STR2に含まれる文字数が、不一致文字数Bに加えられる。こうして、サブステップS27の終了時点での一致文字数Aと不一致文字数Bとが、第一の宛先と照合された第二の宛先の一致度として決定される。その後、処理がサブステップS11から繰り返される。すなわち、送信履歴記憶部8に記憶されている次の第二の宛先について、第一の宛先に対する一致度の算定が繰り返される。
第二の文字列変数STR2が「8」であるとき、その文字数が1であるので、サブステップS27では不一致文字数Bが2に変化する。こうして、第一の宛先「1243567」に対する第二の宛先AD1「1234578」の一致度が(A、B)=(6、2)に決定される。
図4に示されている第二の宛先のうち、二、三、四番目の宛先AD2「1243567」、AD3「12234567」、AD4「234567」については、先頭の宛先AD1「1234578」と全く同様に、一致度(A、B)がそれぞれ、(7、0)、(7、1)、(6、1)に決定される。
図4に示されている第二の宛先のうち、五番目の宛先AD5「12435」については、一致度(A、B)が次のように決定される。第一の宛先「1234567」と五番目の第二の宛先AD5「12345」との間では、先頭から五番目の文字までが一致する。従って、サブステップS14〜S21が五回繰り返される。その結果、第一の文字列変数STR1が「67」に変更される。一方、第二の文字列変数STR2が空になる。従って、五回目のサブステップS21では処理がサブステップS28に分岐する。
サブステップS28:第一の文字列変数STR1に含まれる文字数が、不一致文字数Bに加えられる。こうして、サブステップS28の終了時点での一致文字数Aと不一致文字数Bとが、第一の宛先と照合された第二の宛先の一致度として決定される。その後、処理がサブステップS11から繰り返される。すなわち、送信履歴記憶部8に記憶されている次の第二の宛先について、第一の宛先に対する一致度の算定が繰り返される。
第一の文字列変数STR1が「67」であるとき、その文字数が2であるので、サブステップS28では不一致文字数Bが2に変化する。こうして、第一の宛先「1243567」に対する五番目の第二の宛先AD5「12345」の一致度が(A、B)=(5、2)に決定される。
以上から明らかなとおり、第二の宛先がどのような文字列で表されていても、サブステップS11〜S28により、第一の宛先に対する一致度(A、B)が一意に算定される。尚、図4に示されている例では、宛先を表す文字列が数字のみを含む。しかし、宛先が数字の他、文字やその他の記号を含む文字列で表されても良い。更に、第一と第二との文字列が先頭からではなく、末尾から照合されても良い。
上記の例では、サブステップS14〜S26のループが繰り返されるごとに、第一の文字列変数STR1から先頭の一文字が除去される。それにより、第一の文字変数L1が常に第一の文字列変数STR1の先頭を表す。その他に、新たな整数値変数jが準備され、サブステップS14〜S26と同様なループが繰り返されるごとに、第一の文字列変数STR1の先頭からj番目の一文字が第一の文字変数L1として設定され、かつ整数値変数jが1ずつ増やされても良い。その場合、第一の文字列変数STR1は第一の文字列に維持されるので、サブステップS11は繰り返される必要がない。一方、サブステップS20、S26では、整数値変数jが第一の文字列に含まれる文字数と比較され、それにより照合の終了(すなわち、サブステップS27への分岐)が判断される。更に、サブステップS28では、第一の文字列に含まれる文字数と整数値変数jとの間の差が未照合で残された文字数として、不一致文字数Bに加えられる。
一致文字数Aと不一致文字数Bとの定義、及び図4に示されている例から理解されるように、一致文字数Aが大きいほど、第一の宛先に対する第二の宛先の類似の度合は高い。一致文字数Aが等しいときは、不一致文字数Bが小さいほどその類似の度合は高い。従って、一致文字数Aが大きいほど、かつ不一致文字数Bが小さいほど、一致度は高く設定される。それにより、一致度は特に、発生頻度の高い入力ミス(例えば、文字の重複や欠落、異なる文字への置換、不要な文字の挿入、及び文字順の変動)により得られる文字列に対して高い。
ステップS4:ステップS2での判断により、第一の宛先は明らかに、送信履歴記憶部8には記憶されていない。従って、宛先設定部9Bが第一の宛先を誤った宛先と判定する。宛先設定部9Bは更に、表示部5により、第二の宛先を一致度の高い順に、第一の宛先と共に画面に表示させる(図2、5(b)参照)。すなわち、一致度の高い第二の宛先が正しい宛先の候補として、ユーザに対して提示される。図4、5(b)に示されている例では、第一の宛先「1234567」と共に第二の宛先が、AD2「1243567」、AD3「12234567」、AD1「1234578」、AD4「234567」の順に表示される。その画面表示により、ユーザに対し、正しい宛先の確認が促される。
入力されるべき正しい宛先は多くの場合、実際に入力された第一の宛先によく似ているはずである。従って、第二の宛先の中に正しい宛先が含まれていれば、第一の宛先に対するその一致度は高いはずである。すなわち、ステップS4で画面に表示される第二の宛先の中に正しい宛先が含まれ、しかも上位に置かれる可能性が高い。それ故、ユーザは画面に表示された宛先の中から正しい宛先を即座に発見できる。その場合、ユーザは入力部4を用い、その正しい宛先を選択すれば良い(例えば、画面に表示された候補の番号に対応するボタンを押せば良い)。こうして、第一の宛先が正しい宛先に手早く修正される。尚、第一の宛先が正しい宛先として設定されるべきであれば、ユーザはステップS4で第一の宛先を選択すれば良い。
好ましくは、宛先設定部9Bが第一と第二との宛先を画面に表示するとき、第一と第二との文字列間で一致する文字と一致しない文字とを分別し、それぞれの表示形態を互いに変化させる。図5(b)では、第二の文字列に含まれる文字のうち、第一の文字列に含まれる文字とは一致しない文字が反転表示されている。その他に、色や字体が変化し、又は下線が付加されても良い。それにより、ユーザが第一と第二との宛先間の相違点を一目で把握できる。
ステップS5:ステップS2で第二の宛先のいずれかと一致した第一の宛先、又はステップS4でユーザにより確認された宛先を、宛先設定部9Bが画像データの宛先として通信部6に対して指示する(図2参照)。それにより、通信部6に宛先が設定される。そのとき、好ましくは、表示部5が宛先の設定をユーザに通知する。例えば、ステップS2で第一の宛先が第二の宛先のいずれかと一致した場合、第一の宛先が通信部6に設定された宛先として画面に表示される(図5(c)参照)。一方、ステップS4で画面に表示された第二の宛先のいずれかがユーザにより選択された場合、その宛先が修正された宛先として画面に表示される(図5(d)参照)。
ステップS6:走査部1が原稿に記載された情報を画像データとして読み取る(図2参照)。読み取られた画像データは画像メモリ2に格納される(図1参照)。
ステップS7:宛先設定部9Bにより設定された宛先に相当する他のファクシミリ装置、又はメールサーバに対し、通信部6が通信回線Nを通して接続を確立する。通信部6は更に、走査部1により読み取られた画像データを画像メモリ2から接続先の装置に転送する。
ステップS8:画像データの送信が終了するとき、送信履歴記憶部8がその送信に関する情報を記憶する。それにより、画像データの宛先、送信日時、送信枚数、送信時間、及び送信の成否が送信履歴に記録される。
本発明の上記の実施形態では、ステップS2で第二の宛先のいずれかが第一の宛先と一致した場合、第一の宛先が直ちに、正しい宛先として通信部6に設定される。その他に、ステップS2が除去され、ステップS3、S4が常に行われても良い。すなわち、ユーザにより入力された宛先が送信履歴に記録されているか否かに関わらず、入力された宛先の確認が促され、正しい宛先の候補が画面に表示されても良い。それにより、特に送信履歴記憶部8が互いによく似た第二の宛先を複数記憶している場合、誤送信が更に確実に回避される。
本発明の上記の実施形態では、送信履歴記憶部8に記憶された第二の宛先からの第一の宛先の検索(ステップS2)とは別に、第一の宛先に対する第二の宛先の一致度が算定される(ステップS3)。その他に、第二の宛先からの第一の宛先の検索が一致度の算定と同時に行われても良い。例えば、第一の文字列に含まれる全ての文字についてサブステップS17では整数値変数iが1のときに第一と第二との文字変数L1、L2が一致し、かつサブステップS27では不一致文字数Bが0に維持されるとき、「第一と第二との宛先が一致する」と判定されても良い。
本発明はファクシミリ装置に関し、上記の通り、入力された宛先と送信履歴に記録された送信可能な宛先との間の一致度を算定し、送信可能な宛先を一致度の高い順で画面に表示する。このように、本発明は明らかに、産業上利用可能である。
本発明の実施形態によるファクシミリ装置の電子系統を示すブロック図 本発明の実施形態によるファクシミリ装置での送信処理を示すフローチャート 本発明の実施形態によるファクシミリ装置での一致度算定ステップの詳細を示すフローチャート 本発明の実施形態について、ユーザにより入力された第一の宛先を表す第一の文字列、送信履歴に記録された第二の宛先を表す第二の文字列、及び第一の文字列に対する第二の宛先の一致度を例示する表 本発明の実施形態によるファクシミリ装置に宛先が設定されるとき、表示部により表示される画面の内容
符号の説明
1 走査部
2 画像メモリ
3 印刷部
4 入力部
5 表示部
6 通信部
7 符号化/復号部
8 送信履歴記憶部
9 制御部
9A 一致度算定部
9B 宛先設定部
N 通信回線
S1〜S8 送信処理の各ステップ
S11〜S28 一致度算定ステップS3の各サブステップ

Claims (8)

  1. 原稿に記載された情報を画像データとして読み取る、走査部;
    宛先に関する情報をユーザから受け付ける、宛先入力部;
    前記宛先入力部を通して得られる宛先、を含む情報を画面に表示する、表示部;
    外部の通信回線に接続され、前記画像データを所定の宛先へ、前記通信回線を通して送信する、通信部;
    前記通信部による前記画像データの送信が正常に終了するごとに前記画像データの宛先を記憶する、送信履歴記憶部;
    前記宛先入力部を通して得られる第一の宛先を、前記送信履歴記憶部に記憶された第二の宛先と照合し、前記第一の宛先に対する前記第二の宛先の一致度を算定する、一致度算定部;及び、
    前記第二の宛先のいずれかが前記第一の宛先と一致するときは、前記通信部に対して前記第一の宛先を前記画像データの宛先として指示し、
    前記第二の宛先がいずれも前記第一の宛先と一致しないときは、前記表示部により、前記第二の宛先を前記一致度の高い順に、前記第一の宛先と共に前記画面に表示させ、前記画像データの宛先の確認をユーザに求め、ユーザにより確認された宛先を前記画像データの宛先として前記通信部に対して指示する、宛先設定部;
    を有する、ファクシミリ装置。
  2. 前記第一の宛先を表す第一の文字列と、前記第二の宛先を表す第二の文字列と、に共通に含まれる文字の数を表す一致文字数、及び、前記第一又は第二の文字列のいずれか一方にのみ含まれる文字の数を表す不一致文字数、を前記一致度が含み、
    前記一致文字数が大きいほど、かつ前記不一致文字数が小さいほど、前記一致度が高く設定される、
    請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記一致度算定部が、
    前記第二の文字列の先頭又は末尾から一文字ずつ、前記第一の文字列に含まれる所定の一文字との間で照合を行い、
    前記第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が前記第二の文字列の中から最初に発見されたとき、前記一致文字数に1を加え、発見された文字を前記第二の文字列から除去した上で、前記第一の文字列に含まれる次の一文字について前記照合を繰り返し、
    前記第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が前記第二の文字列の中からは発見されなかったとき、前記不一致文字数に1を加えた上で、前記第一の文字列に含まれる次の一文字について前記照合を繰り返し、
    前記第一の文字列に含まれる全ての文字、又は前記第二の文字列に含まれる全ての文字について前記照合を終えるとき、前記第一又は第二の文字列に残されている、前記照合を受けていない文字の数を前記不一致文字数に加える、
    請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記第二の文字列が前記画面に表示されるとき、前記第一の文字列に含まれる文字とは一致しない文字の表示形態が一致する文字の表示形態と異なる、請求項2に記載のファクシミリ装置。
  5. 第一の宛先をユーザから受け付けるステップ;
    前記第一の宛先を、送信履歴に記録されている第二の宛先と照合し、前記第一の宛先に対する前記第二の宛先の一致度を算定するステップ;
    前記第二の宛先のいずれかが前記第一の宛先と一致するとき、前記第一の宛先を画像データの宛先として設定するステップ;
    前記第二の宛先がいずれも前記第一の宛先と一致しないとき、前記第二の宛先を前記一致度の高い順に、前記第一の宛先と共に画面に表示し、前記画像データの宛先の確認をユーザに求めるステップ;
    原稿に記載された情報を前記画像データとして読み取るステップ;
    前記画像データの宛先として設定された宛先へ、又はユーザにより確認された宛先へ、前記画像データを通信回線を通して送信するステップ;及び、
    前記画像データの送信が正常に終了するごとに前記画像データの宛先を送信履歴に記録するステップ;
    を有する、ファクシミリ送信方法。
  6. 前記第一の宛先を表す第一の文字列と、前記第二の宛先を表す第二の文字列と、に共通に含まれる文字の数を表す一致文字数、及び、前記第一又は第二の文字列のいずれか一方にのみ含まれる文字の数を表す不一致文字数、を前記一致度が含み、
    前記一致文字数が大きいほど、かつ前記不一致文字数が小さいほど、前記一致度が高く設定される、
    請求項5に記載のファクシミリ送信方法。
  7. 前記一致度を算定するステップが、
    前記第二の文字列の先頭又は末尾から一文字ずつ、前記第一の文字列に含まれる所定の一文字との間で照合を行うサブステップ;
    前記第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が前記第二の文字列の中から最初に発見されたとき、前記一致文字数に1を加え、発見された文字を前記第二の文字列から除去した上で、前記第一の文字列に含まれる次の一文字を前記照合の対象に設定するサブステップ;
    前記第一の文字列に含まれる所定の一文字と一致する文字が前記第二の文字列の中からは発見されなかったとき、前記不一致文字数に1を加えた上で、前記第一の文字列に含まれる次の一文字を前記照合の対象に設定するサブステップ;及び、
    前記第一の文字列に含まれる全ての文字、又は前記第二の文字列に含まれる全ての文字について前記照合を終えるとき、前記第一又は第二の文字列に残されている、前記照合を受けていない文字の数を前記不一致文字数に加えるサブステップ;
    を含む、請求項6に記載のファクシミリ送信方法。
  8. 前記第二の文字列が前記画面に表示されるとき、前記第一の文字列に含まれる文字とは一致しない文字の表示形態が一致する文字の表示形態と異なる、請求項6に記載のファクシミリ送信方法。
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