JP7463788B2 - プログラム、情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本願は、一連の処理手順を記載したワークフロー情報を設定し実行する技術に関するものである。
特許文献1には、端末装置からスキャナに、スキャンデータのアップロード先を指定すると、スキャナは、指定されたアップロード先にスキャンデータをアップロードする構成が記載されている。
特開2016-92773号公報
しかし、特許文献1に記載構成では、スキャンデータのアップロードは指定されているものの、そのアップロード先が不定である場合については考慮されていないので、このような場合に対処することはできない。
本願は、スキャンデータを保存するための手順を含むものの、その保存先が不定であるワークフロー情報が設定された状態で、そのワークフロー情報の実行指示がなされた場合でも、スキャンデータを適正な保存先に保存するための処理を行うことが可能となる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願のプログラムは、情報処理装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、コンピュータに、メモリに記憶された複数のワークフロー情報のうちから、いずれかのワークフロー情報を取得するワークフロー情報取得処理を実行させ、ワークフロー情報は、一連の処理手順を指示する情報であり、コンピュータに、ワークフロー情報取得処理により取得されたワークフロー情報が指示する一連の処理手順を順番に実行する実行処理を実行させ、ワークフロー情報が指示する一連の処理手順には、スキャンデータ取得手順と、保存手順とが含まれる場合があり、スキャンデータ取得手順は、スキャナが原稿をスキャンすることにより生成されたスキャンデータである、生成スキャンデータを取得する手順であり、保存手順は、スキャンデータ取得手順によって取得された生成スキャンデータを保存するための手順であり、生成スキャンデータの保存手順での保存先が不定である場合があり、実行処理は、ワークフロー情報取得処理により取得されたワークフロー情報が、スキャンデータ取得手順と、保存手順とを指示し、生成スキャンデータの保存手順での保存先が不定である場合、スキャンデータ取得手順に従って生成スキャンデータを取得し、事前保存先に、保存手順に従って生成スキャンデータを保存するための処理を行い、事前保存先は、事前スキャンデータの保存先、あるいは、事前ワークフロー情報が指示する保存手順での保存先であり、事前スキャンデータは、事前取得処理によって取得された生成スキャンデータであり、事前取得処理は、実行処理の実行より前に実行された処理であって、生成スキャンデータを取得する処理であり、事前ワークフロー情報は、実行処理の実行より前からメモリに記憶されている複数のワークフロー情報のうち、ワークフロー情報取得処理によって取得されたワークフロー情報以外のワークフロー情報である。
本願によれば、スキャンデータを保存するための手順を含むものの、その保存先が不定であるワークフロー情報が設定された状態で、そのワークフロー情報の実行指示がなされた場合でも、スキャンデータを適正な保存先に保存するための処理を行うことが可能となる。
本願の一実施形態に係る情報処理システムの制御構成を示すブロック図である。 ワークフローが登録されたホーム画面の一例を示す図である。 図1のPC、特にCPUが実行するワークフロー実行処理の手順を示すフローチャートである。 図1のPC、特にCPUが実行する他のワークフロー実行処理の手順を示すフローチャートである。 スキャン対象の原稿の一例を示す図である。
以下、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本願の一実施形態に係る情報処理システム1の制御構成を示している。情報処理システム1は、PC10(「情報処理装置」の一例)及びMFP30(「画像形成装置」の一例)を備えている。なお、MFPは、multifunction peripheral の略語である。
PC10は、CPU12(「コンピュータ」の一例)、メモリ14、ユーザIF16、ディスプレイ18、ネットワークIF20(「通信インタフェース」の一例)を主に備えている。そして、CPU12、メモリ14、ユーザIF16、ディスプレイ18及びネットワークIF20は、入出力ポート22を介して互いに通信可能とされている。なお、IFは、interfaceの略語である。
ユーザIF16は、典型的には、キーボードとマウスにより構成される。
ディスプレイ18は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置、表示装置を駆動する駆動回路などにより構成されている。ディスプレイ18として、タッチパネル方式のものを用いた場合には、ユーザは、画面上の入力ボタンをクリックすることで、入力操作をすることができる。したがって、この場合には、ディスプレイ18は、ユーザIF16としての役割も果たすことになる。
CPU12は、本実施形態の情報処理プログラム(「プログラム」の一例)を含む各種アプリケーションプログラム(以下「アプリ」と略す)やファームウェア等を実行する。
メモリ14は、ROM、RAM、HDD、SSD及び光ディスクドライブなどを含んでいる。メモリ14のデータ記憶領域28は、CPU12が、情報処理プログラムなどを実行する際に必要なデータなどを記憶する領域である。また、メモリ14の制御プログラム領域26は、OS、情報処理プログラム、その他各種のアプリやファームウェアなどを記憶する領域である。
メモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
なお、本明細書では、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」「抽出」「選択」「算出」「決定」「特定」「取得」「受付」「制御」「設定」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、OSを介したハードウェア制御も含む。なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「命令」「応答」「要求」等の処理は、「命令」「応答」「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「命令」「応答」「要求」等の文言を、「命令」「応答」「要求」等を示す情報そのものという意味で記載してもよい。
ネットワークIF20は、PC10を通信ネットワーク32に接続するものである。通信ネットワーク32は、様々な形式のネットワークであってよい。例えば、有線又は無線LAN、WAN、USB、Bluetooth(登録商標)、NFCのネットワークなどでよい。ネットワークIF20は、通信ネットワーク32を介してMFP30と通信することが可能である。MFP30は、スキャン機能及び印刷機能を備えた複合機である。
MFP30は、本実施形態では、FB方式によりスキャンを行うスキャナ機能と、ADF方式によるスキャナ機能とを備えていてよい。あるいは、MFP30は、片方のスキャナ機能だけを備えていてもよい。また、画像形成装置の一例は、MFP30に限らず、スキャナ機能だけ単体で備えたスキャナであってもよい。なお、FBは、flatbedの略語であり、ADFは、auto document feederの略語である。
まず、FB方式のスキャナ機能を説明する。MFP30は、スキャンの開始を指示するボタン(MFP30側にある場合と、PC10側にある場合とがある)の操作に応じてスキャンを開始する。MFP30は、原稿をスキャンする度に、1枚分の生成スキャンデータをPC10に送信する。このスキャナ機能の場合、ユーザが、例えば、原稿のスキャンを終了させるためにMFP30のユーザIFを操作し、スキャン終了を指示すると、MFP30は、PC10にスキャン終了通知を送信する。PC10は、スキャン終了通知を受信すると、スキャン終了通知の受信までに受信した生成スキャンデータを纏めて、複数枚分の生成スキャンデータとしてメモリ14に記憶する。なお、ユーザは、原稿のスキャンが終了しているにも拘わらず、スキャン終了を指示しないことも考えられる。PC10は、スキャン終了通知を受信しなくても、所定の時間(例えば、1分間)MFP30から生成スキャンデータを受信しないときには、それまでに受信した生成スキャンデータを纏めて、複数枚分の生成スキャンデータとしてメモリ14に記憶する。すなわち、生成スキャンデータの受信が途切れてから所定時間経過した場合は、原稿のスキャンが終了したとみなせる。スキャン終了は、PC10のユーザIF16を介して、MFP30に指示されてもよい。また、ボタン操作がされない時間が所定時間(例えば、1分間)以上経過すると、MFP30が、スキャン終了通知をPC10に送信する、という構成でもよい。また、MFP30が、生成スキャンデータを送信するとき、送信データの末尾を示す情報を付加して送信してもよい。この情報がスキャン終了通知を兼ねてもよい。
次に、ADF方式のスキャナ機能を説明する。MFP30は、ADFに載置された複数枚の原稿を1枚スキャンする度に、1枚分の生成スキャンデータをPC10に送信する。このスキャナ機能の場合、MFP30は、ADFに載置された原稿がなくなり、最後の1枚分の生成スキャンデータをPC10に送信すると、自動的にスキャン終了通知もPC10に送信する。PC10は、生成スキャンデータの受信を開始してからスキャン終了通知を受信するまでに受信した生成スキャンデータを纏めて、複数枚分の生成スキャンデータとしてメモリ14に記憶する。なお、MFP30は、ADFに載置された原稿がなくなった後、ユーザからのスキャン終了指示を受け付けてから、スキャン終了通知をPC10に送信してもよい。
また、別のADF方式のスキャナ機能を説明する。MFP30は、ADFに載置された複数枚の原稿を1枚スキャンする度に、1枚分の生成スキャンデータをMFP30のメモリに蓄積して行き、ADFに載置された原稿がなくなると、メモリに蓄積された全ての生成スキャンデータを纏めて、複数枚分の生成スキャンデータとして、一度にPC10に送信する。PC10は、このようにしてMFP30が送信した複数枚分の生成スキャンデータを受信し、メモリ14に記憶する。
なお、ADF方式のスキャナには、原稿が載置されると、自動的にスキャンを開始するスキャナと、スキャンの開始を指示するボタンの操作に応じてスキャンを開始するスキャナがあるが、いずれのスキャナを採用してもよい。この種のスキャナのうち、自動的にスキャンを開始するスキャナは、原稿が載置されない時間が所定時間(例えば、1分間)以上経過すると、スキャン終了通知をPC10に送信してもよい。また、ADF方式のスキャナとして、手差しトレイに原稿を1枚だけ載置し、1枚ずつスキャンする方式のスキャナを採用してもよい。
生成スキャンデータは、MFP30が原稿をスキャンして生成したスキャンデータそのものでも、MFP30が生成したスキャンデータに、例えばノイズキャンセル処理などの補正処理を施したものであってもよい。MFP30が、原稿をスキャンして生成したスキャンデータに補正処理を施し、補正処理後のスキャンデータを生成スキャンデータとして、PC10に送信してもよい。MFP30が、原稿をスキャンして生成したスキャンデータそのものを、生成スキャンデータとしてPC10に送信し、PC10が、受信した生成スキャンデータに補正処理を施してもよい。PC10が補正処理を施す場合、補正処理は、情報処理プログラムによってなされるとしてもよいし、情報処理プログラム以外の所定のアプリによってなされるとしてもよい。
図2は、情報処理プログラムがディスプレイ18に表示させる、ホーム画面100の一例を示している。そして、図2は、メモリ14に「Scan to Work」ワークフロー情報が記憶されている状態のホーム画面100である。そのため、ホーム画面100は、「Scan to Work」アイコン107を含んでいる。ホーム画面100には、情報処理プログラムにおいて選択中のデバイス(本実施形態では、MFP30)に関する機器情報104が含まれていてよい。また、ホーム画面100に、MFP30のプリント機能及びスキャナ機能に実行を指示するための、プリントアイコン101及びスキャンアイコン102が含まれていてよい。情報処理プログラムは、アイコン107が操作されると、選択中のMFP30を用いて、「Scan to Work」ワークフロー情報に従ったワークフローを実行する。なお、メモリ14に「Scan to Work」ワークフロー情報が記憶されていない場合は、ホーム画面100は、「Scan to Work」アイコン107を含まない。
ワークフロー情報は、情報処理プログラムが、ユーザIF16を介した操作に従って生成し、メモリ14に保存した情報である。ワークフローは、一連の処理手順をひとまとめにし、ユーザIF16を介したごく簡単な操作で、一連の処理手順を実行できるようにした仕組みのことである。ごく簡単な操作とは、例えば、アイコン107のクリックである。また、アイコン107をクリックした後、いくつか簡単な操作が入ってもよい。
本実施形態のワークフローは、コンテンツデータを取得する入力手順と、入力手順で取得したコンテンツデータを出力する出力手順とを含むワークフローである。入力手順と出力手順との間に中間手順が入ってもよい。
ワークフロー情報は、入力手順について、コンテンツデータの取得元、入力手順で用いられるパラメータを含む。コンテンツデータの取得元としては、情報処理プログラムにおいて選択中のデバイスの機能(例えば、MFP30のスキャン機能)、PC10が備えるハードウェア(例えば、カメラ)、PC10のフォルダ、などがある。パラメータとしては、どのような形式のデータを取得するのか、などがある。
ワークフロー情報は、出力手順について、コンテンツデータの出力先、出力手順で用いられるパラメータを含む。コンテンツデータの出力先としては、情報処理プログラムにおいて選択中のデバイスの機能(例えば、MFP30のプリンタ機能)、情報処理プログラムにおいて選択中のデバイスとは異なるデバイスの機能、ストレージサーバ、クラウドサーバ、PC10のフォルダなどがある。パラメータとしては、カラー印刷するのか、モノクロ印刷するのか、コンテンツデータをそのまま記憶するのか、コンテンツデータをOCRして取得されたテキストデータを記憶するのか、などがある。
情報処理プログラムは、ワークフロー情報の生成時に、コンテンツデータの出力先を不定とする、という操作を受け付けることが可能である。その場合、情報処理プログラムは、コンテンツデータの出力先は不定とする、ことを示すワークフロー情報をメモリ14に記憶させる。コンテンツデータの出力先を不定とするという概念は、例えば、バーコードが示す出力先をコンテンツデータの出力先とする、ということを含む概念である。
本実施形態では「Scan to Work」のワークフロー情報が、コンテンツデータの取得元としてMFP30のスキャン機能が指定されており、コンテンツデータの出力先は不定とされているものとして説明する。
図3は、PC10、特にCPU12が実行するワークフロー実行処理の手順を示している。ワークフロー実行処理は、ユーザがワークフローを指定し、その実行を指示したときに、起動される。以降、各処理の手順の説明において、ステップを「S」と表記する。
図5は、「Scan to Work」ワークフローにおいてスキャン対象とする原稿400の一例を示している。原稿400は、複数枚の、例えばA4版のカラー印刷物からなる。そして、原稿400の先頭ページ410には、バーコード410aが付けられている。バーコード410aには、本実施形態では、MFP30が原稿400をスキャンして生成した生成スキャンデータを保存する場所の情報、具体的には、メモリ14内のフォルダのパスの情報が埋め込まれている。
また、1枚の原稿に複数のバーコードが付けられている場合や、複数枚の原稿に1つずつバーコードが付けられている場合、いずれの原稿にもバーコードが付けられていない場合などがある。このような各種場合に対処するために、ワークフロー実行処理には、後述するS16の判断処理が設けられている。
なお、1枚の原稿に複数のバーコードが付けられている場合としては、ユーザが誤ってバーコードを付けてしまった場合が挙げられる。また、複数枚の原稿に1つずつバーコードが付けられている場合としては、ユーザが意図する送付先を示すバーコードが先頭ページの原稿あるいは先頭ページに近いページの原稿に付けられたものの、ユーザが意図しない他のバーコードが、他のページに付けられてしまった場合が挙げられる。さらに、複数枚の原稿に1つずつバーコードが付けられている場合としては、バーコードを付した原稿をスキャンしたものの、そのバーコードが誤った保存先を示していることにユーザが気づき、正しい保存先を示すバーコードを付した原稿のスキャンを続けて行った場合が挙げられる。
なお、いずれの原稿にもバーコードが付けられていない場合の具体例としては、ユーザが原稿にバーコードを付け忘れた場合が挙げられる。また、直前に実行したスキャン処理と同じ保存先を用いたいため、ユーザが、バーコードを付ける手間を省略した場合が挙げられる。また、原稿の枚数がADFに載置できる最大枚数を超え、原稿の束を分割してADFに載置してスキャンしなければならない状況で、まず、バーコードが付けられている方の原稿の束がスキャンされ、その後、バーコードが付けられていない方の原稿の束がスキャンされた場合が挙げられる。分割してADFに載置してスキャンしなければならない状況では、バーコードが付けられている方の原稿の束をスキャンした時点でワークフローを終了し、新たなワークフローを開始して、バーコードが付けられていない方の原稿の束のスキャンを行う場合も挙げられる。また、バーコードが付けられている方の原稿の束をスキャンした時点ではワークフローを終了せず、続けて、バーコードが付けられていない方の原稿の束のスキャンを行う場合も挙げられる。
例えば、原稿400が上記ADFに載置された後、ユーザが上記「Scan to Work」アイコン107をクリックして、「Scan to Work」ワークフローの実行を指示したとする。「Scan to Work」ワークフロー情報では、上述のように、コンテンツデータの取得元が、MFP30のスキャン機能となっており、コンテンツデータは、MFP30のスキャン機能によって生成された生成スキャンデータである。このため図3において、まず、CPU12は、MFP30に原稿のスキャンをリクエストする(S10)。スキャンリクエストは、ネットワークIF20から通信ネットワーク32を経由してMFP30に送信される。これに応じて、MFP30は、原稿400のスキャンを行って、生成スキャンデータを生成する。MFP30は、生成スキャンデータをPC10に向けて送信する。生成スキャンデータは、MFP30からスキャンリクエストとは逆の経路でPC10に送信される。なお、ワークフロー情報に含まれる入力手順におけるコンテンツデータの取得元が、MFP30ではない、他のデバイスであれば、そのデバイスからコンテンツデータを取得する。
次に、CPU12は、全ての生成スキャンデータを受信するまで待機し(S12:NO)、全ての生成スキャンデータを受信すると(S12:YES)、全ての生成スキャンデータ内に存在するバーコード情報を抽出する(S14)。なお、全ての生成スキャンデータを受信したか否かは、上記スキャン終了通知を受信したか否かにより判断するようにすればよい。また、S14で、バーコード情報の抽出を全ての生成スキャンデータに亘って行うようにしたのは、バーコードは、原稿400のように先頭ページ410に付けられているとは限らないからである。つまり、ユーザの故意あるいはミスにより、先頭ページ410以外のページにバーコードを付けることもあり得、それに対処するためである。なお、バーコード情報の抽出は、具体的には、生成スキャンデータを解析し、バーコードの特徴を示す部分データを特定し、特定した部分データが示すバーコードを解読して、バーコード情報として抽出することにより行う。また、複数の部分データから、それぞれ同じ内容を示すバーコード情報を抽出した場合は、複数のバーコード情報を抽出したのではなく、1つのバーコード情報を抽出したものとして扱う。
S12の判断処理は、スキャン終了通知を受信したか否かにより判断する。なお、S12では、スキャン終了通知がなくても、所定の期間がたったらスキャン終了と判断する。
次に、CPU12は、抽出したバーコード情報は1つだけであるか否かを判断する(S16)。原稿400は、先頭ページ410にバーコード410aが1つだけ付けられている。しかし、原稿400でも、抽出エラーなどによりバーコード410aを抽出できない場合もある。
S16の判断において、抽出したバーコード情報は1つだけであると判断された場合(S16:YES)、CPU12は、バーコード情報の出力手順に従った処理を実行した(S18)後、ワークフロー実行処理を終了する。「Scan to Work」ワークフロー情報に含まれる出力手順は、バーコード情報が示す保存先に、所定のファイル名及びファイル形式で生成スキャンデータを保存することである。したがって、S18の処理では、CPU12は、S12で受信した全ての生成スキャンデータを、S14で抽出したバーコード情報が示す保存先、具体的には、PC10のデスクトップ上に設けられた所定のパスのフォルダに、所定のファイル名及びファイル形式で保存する。
一方、上記S16の判断において、抽出したバーコード情報は1つではないと判断された場合(S16:NO)、CPU12は、バーコード情報は複数存在するか否かを判断する(S20)。この判断において、バーコード情報は複数存在すると判断された場合(S20:YES)、CPU12は、複数のバーコード情報のうち、どれを利用するかをユーザに選択させた(S22)後、処理を上記S18に進める。CPU12は、ユーザが複数のバーコード情報からいずれか1つのバーコード情報を選択し易いように、例えば、ディスプレイ18に各バーコード情報の内容、つまり生成スキャンデータの保存先を表示して提示する。なお、提示態様は、表示に限らず、音声であってもよい。また、提示の順番は、例えば、原稿の先頭ページにより近い順番、あるいは、これとは逆に、末尾ページにより近い順番などが考えられる。原稿の先頭ページにより近い順番で保存先を提示したときには、ユーザが先頭ページ、あるいは、先頭ページに近いページにバーコードを付してスキャンしたものの、他のページにユーザが意図しないバーコードが付されていた場合に、ユーザの意図に沿ったバーコードを選択し易い。また、末尾ページにより近い順番で保存先を提示したときには、ユーザが、誤ったバーコードを付してしまった、と気づき、正しいバーコードを追加して原稿を読み取らせた場合に、ユーザの意図に沿ったバーコードを選択し易い。
処理がS22からS18に進んだ場合、CPU12は、S12で受信した全ての生成スキャンデータを、S22でユーザが選択したバーコード情報が示す保存先に保存する。なお、S22では、S18で用いるバーコード情報をユーザに選択させたが、これに限らず、バーコード情報の選択を自動的に行うようにしてもよい。その場合、上記提示の順番で最初に提示されるバーコード情報を自動的に選択するようにすればよい。
一方、上記S20の判断において、バーコード情報は複数存在しない、つまり、バーコード情報は1つも存在しないと判断された場合(S20:NO)、CPU12は、処理をS30に進める。
S30では、CPU12は、過去に蓄積されたバーコード情報を読み出す。ここで、「過去に蓄積されたバーコード情報」とは、現在の「Scan to Work」ワークフローの実行より前に同じ「Scan to Work」ワークフローが選択されて実行されたワークフローで抽出され、記憶されたバーコード情報、または、他のワークフローアイコンが選択されることで実行されたワークフローで抽出され、記憶されたバーコード情報のことである。また、ワークフローで抽出され、記憶されたバーコード情報に限らず、スキャン機能アイコンを選択されることで実行されたスキャン処理にて取得され、スキャンデータの保存先として用いられたバーコード情報を記憶しておき、この情報を読み出してもよい。
次に、CPU12は、過去に蓄積されたバーコード情報が1つも存在しなかったか否かを判断する(S32)。この判断において、過去に蓄積されたバーコード情報が1つ以上存在していると判断された場合(S32:NO)、CPU12は、過去に蓄積されたバーコード情報のうち、どれを利用するかをユーザに選択させた(S34)後、処理を上記S18に進める。
S32からS34に処理が進んだとき、過去に蓄積されたバーコード情報が1つのみの場合もある。この場合、ユーザは、複数のバーコード情報から1つのバーコード情報を選択することができないので、CPU12は、ユーザによる選択処理を省略して、その1つのバーコード情報を自動的に取得するようにすればよい。なお、この場合でも、1つのバーコード情報がユーザの意図通りの情報でない場合もあり得るので、そのバーコード情報を取得するか否かをユーザに確認させる画面を表示してもよい。
一方、S32からS34に処理が進んだとき、過去に蓄積されたバーコード情報が2つ以上ある場合には、ユーザが複数のバーコード情報から1つのバーコード情報を選択する際の利便性を向上させるために、上記S22でも説明したように、CPU12は、例えば、ディスプレイ18に各バーコード情報の内容、つまり生成スキャンデータの保存先を表示して提示する。この提示は、優先度が高いものほど、バーコード情報がより上位な態様でなされる方が好ましい。例えば、蓄積された日付(時刻も含む)がより新しいものほど優先度を高くすることが考えられる。また、各バーコード情報に対して、バーコード情報を使用した回数に応じた重み付けを加えるようにしておき、重み付けが重いものほど優先度を高くすることが考えられる。また、より上位な態様としては、優先度の高いバーコード情報から、そのバーコード情報の選択肢を順番に並べたリスト表示とする態様、上位の選択肢から表示し、下位の選択肢は表示しないという態様、上位の選択肢は、下位の選択肢よりも目立つ選択肢として(例えば、太字にしたり、大きな文字にしたり、特定の色やマークを付けたりして)表示する態様などが挙げられる。
このように、蓄積された日付がより新しいものほど優先度を高くしておけば、最近実行したワークフローと同じ保存先にスキャンデータを保存したい、とユーザが意図した場合、最近のワークフローと同じバーコードをわざわざ付さなくても、ユーザが意図する保存先を選択し易い。また、バーコードをつけ忘れたとしても、かなり以前に実行したワークフローよりも最近実行したワークフローの中から保存先を選択した方が、ユーザが意図する保存先である可能性が高い。一方、バーコード情報を使用した回数に応じた重み付けを加えるようにしておき、重み付けが重いものほど優先度を高くしておけば、よく実行しているワークフローと同じ保存先が選択され易いが、この保存先がユーザの意図する保存先である可能性が高い。
一方、S32の判断において、過去に蓄積されたバーコード情報が1つも存在していないと判断された場合(S32:YES)、バーコード情報が存在しない旨のエラーを通知した(S36)後、ワークフロー実行処理を終了する。なお、エラー通知に代えて、ワークフロー作成時の保存先の指定と同様に、保存先を指定する入力をユーザに求める通知をするようにしてもよい。
図4は、CPU12が実行する他のワークフロー実行処理の手順を示している。図4のワークフロー実行処理は、図3のワークフロー実行処理を一部変更することによって構成されている。このため、図4のワークフロー実行処理中、図3のワークフロー実行処理中の処理と同様の処理には、同一符号を付して、その説明は省略する。
図3のワークフロー実行処理は、原稿400のように原稿が複数枚ある場合、MFP30から複数枚の原稿をスキャンして生成した生成スキャンデータを全て受信してから、バーコード情報を抽出し、抽出したバーコード情報に応じた処理を行うようにしている。これに対して、図4のワークフロー実行処理は、原稿が複数枚ある場合でも、1枚分の生成スキャンデータを受信し、受信した1枚分の生成スキャンデータからバーコード情報を抽出し、抽出したバーコード情報に応じた処理を行うようにしている。
図4において、CPU12は、S10のリクエストに応じてMFP30が送信した1枚分の生成スキャンデータを受信する(S40)。次に、CPU12は、受信した1枚分の生成スキャンデータ内に存在するバーコード情報を抽出する(S42)。そして、S16の判断において、抽出したバーコード情報は1つだけであると判断された場合(S16:YES)、CPU12は、1枚分の生成スキャンデータに対して、バーコード情報の出力手順に従った処理を実行した(S18)後、全ての生成スキャンデータを受信したか否かを判断する(S44)。この判断において、全ての生成スキャンデータを受信していないと判断された場合(S44:NO)、CPU12は、処理を上記S40に戻す。一方、この判断において、全ての生成スキャンデータを受信したと判断された場合(S44:YES)、CPU12は、ワークフロー実行処理を終了する。
S20の判断において、バーコード情報は1つも存在しないと判断された場合(S20:NO)、CPU12は、ワークフロー実行中に今まで抽出したバーコード情報を読み出す(S46)。そして、CPU12は、読み出したバーコード情報が1つも存在しなかったか否かを判断する(S32)。この判断において、読み出したバーコード情報が1つ以上存在していると判断された場合(S32:NO)、CPU12は、読み出したバーコード情報を選択した(S48)後、処理をS18に進める。なお、S32からS48に処理が進んだとき、読み出したバーコード情報が1つのみの場合と、2つ以上ある場合とがある。読み出したバーコード情報が2つ以上ある場合には、優先度の高いものを選択すればよい。
一方、S32の判断において、読み出したバーコード情報が1つも存在していないと判断された場合(S32:YES)、CPU12は、上記S34(図3)と同様にして、過去に蓄積されたバーコード情報のうち、どれを利用するかをユーザに選択させた(S50)後、処理をS18に進める。
以上説明したように、本実施形態の情報処理プログラムでは、実行対象のワークフローが、MFP30が原稿をスキャンすることにより生成された生成スキャンデータを取得する手順と、取得された生成スキャンデータを保存する手順を含み、生成スキャンデータの保存先が不定である場合、生成スキャンデータより前に取得された生成スキャンデータの保存先に生成スキャンデータを保存するので、保存先の不定な生成スキャンデータでも、ユーザの意図に沿った適正な保存先に保存させることが可能となる。
また、生成スキャンデータの保存先が特定されている場合には、生成スキャンデータは、特定された保存先に保存されるので、ユーザの意図通りの保存先に保存させることが可能となる。
また、取得された生成スキャンデータを保存する手順を含むワークフローにおいて、保存先を不定とするワークフローを設定することができるので、生成スキャンデータを同一の保存先に繰り返し保存させたい場合に、保存先の設定は一度だけ行い、その後は保存先を不定とすればよい。これにより、ユーザの利便性はさらに向上する。
また、生成スキャンデータを保存する際には、その保存先を履歴として蓄積して管理するようにしたので、生成スキャンデータからからバーコード情報が取得されなかった場合でも、ユーザの意図に沿った保存先に生成スキャンデータを保存することができる。
また、履歴として蓄積して管理した保存先が複数あるときに、いずれかの保存先に生成スキャンデータを保存する場合、その複数の保存先が提示されるので、ユーザは、いずれの保存先に生成スキャンデータが保存されたか分かり、便利である。
また、複数の保存先は優先度順に提示されるので、ユーザは、どの保存先の優先度が高いかを知ることができ、保存先を選択するのに便利である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
(1)上記実施形態では、バーコード410aに埋め込まれたバーコード情報は、生成スキャンデータの保存先を示す情報としたが、これに限らず、保存する生成スキャンデータのファイル名やファイル形式などの保存に係る他の情報でもよいし、スキャナ機能に係る情報であってもよい。
(2)上記実施形態では、バーコード410aに埋め込まれたバーコード情報の抽出は、PC10側で行うようにしたが、これに限らず、MFP30側で行うようにしてもよい。この場合、MFP30のプログラムが、スキャンデータの受信とともにバーコード情報を受信し、メモリに一時記憶する。上記S12などの、バーコード情報を抽出する処理では、PC10は、メモリに一時記憶したバーコード情報を読み出す。
(3)上記実施形態では、コード情報として、バーコード情報を例に挙げて説明したが、バーコード情報の形式は、QRコード(登録商標)形式やデータマトリクス形式など様々な形式を採用してよい。また、コード情報は、三次元コード情報等の二次元コード情報以外の情報であってもよい。要するに、スキャン対象の原稿に付けることができ、その原稿をスキャンして生成した生成スキャンデータから抽出できるコード情報であれば、どのような態様のコード情報であってもよい。なお、「付ける」とは、原稿にバーコードのシールを貼ること、バーコードを含んだ原稿を印刷すること、バーコードだけを印刷してある用紙を原稿のうちの1枚とすることなど、広い意味である。
(4)上記実施形態では、情報処理プログラムが生成スキャンデータの保存まで行っているが、これに限らず、情報処理プログラムは保存先の決定まで行い、保存の実行は情報処理プログラム以外に任せるようにしてもよい。この場合、情報処理プログラムは、保存先を他のアプリ、例えばブラウザに渡し、ブラウザが生成スキャンデータをその保存先に保存するようにしてもよい。また、情報処理プログラムは、保存先を示す情報、例えばURLやQRコード等を出力するようにしてもよい。この出力態様としては、ブラウザ等の他のアプリがアクセス可能なメモリにURLやQRコード等を記憶させる態様や、URLやQRコード等をディスプレイ18に表示させる態様等が考えられる。後者の態様の場合、ユーザ自身が、表示されたURLやQRコード等に基づいて生成スキャンデータを保存する処理を行う。
(5)上記実施形態では、生成スキャンデータそのものを保存先に保存するようにしたが、これに限らず、生成スキャンデータが示す画像と意味を同じくする情報を示すデータを保存の対象にするようにしてもよい。この場合のデータとしては、例えば、生成スキャンデータを補正したデータ、生成スキャンデータの基になった、MFP30が生成したスキャンデータ、生成スキャンデータが示す画像の一部である部分画像を示すデータ、生成スキャンデータをOCRすることで得られたテキストデータ等が考えられる。
(6)上記実施形態では、ワークフローは、「Scan to Work」ワークフローを1つのみ登録し、そのワークフローを選択して実行する例を説明したが、これに限らず、複数のワークフローを登録し、その中からいずれかを選択して実行するようにしてもよい。この場合、複数のワークフローは、上記実施形態と同様に、ホーム画面100内に表示されるようにすればよい。また、複数のワークフローは、メモリ14内に登録されるとしてもよいし、ネットワーク上のサーバ内に登録されるとしてもよい。
(7)上記実施形態では、ワークフローの設定は、ユーザがPC10上で、ユーザIF16からの入力操作によってなされているが、これに限らず、複数のワークフローを集めたファイルを、例えばネットワーク上のサーバからPC10にインポートして取得し、取得された複数のワークフローからいずれかを選択することにより、ワークフローの設定を行うようにしてもよい。
1 情報処理システム
10 PC
12 CPU
14 メモリ
16 ユーザIF
18 ディスプレイ
20 ネットワークIF
30 MFP
32 通信ネットワーク

Claims (11)

  1. 情報処理装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    メモリに記憶された複数のワークフロー情報のうちから、いずれかのワークフロー情報を取得するワークフロー情報取得処理を実行させ、前記ワークフロー情報は、一連の処理手順を指示する情報であり、
    前記コンピュータに、
    前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順を順番に実行する実行処理を実行させ、前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順には、スキャンデータ取得手順と、保存手順とが含まれる場合があり、前記スキャンデータ取得手順は、スキャナが原稿をスキャンすることにより生成されたスキャンデータである、生成スキャンデータを取得する手順であり、前記保存手順は、前記スキャンデータ取得手順によって取得された生成スキャンデータを保存するための手順であり、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合があり、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、事前保存先に、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを保存するための処理を行い、前記事前保存先は、事前スキャンデータの保存先、あるいは、事前ワークフロー情報が指示する保存手順での保存先であり、前記事前スキャンデータは、事前取得処理によって取得された生成スキャンデータであり、前記事前取得処理は、前記実行処理の実行より前に実行された処理であって、前記生成スキャンデータを取得する処理であり、前記事前ワークフロー情報は、前記実行処理の実行より前から前記メモリに記憶されている複数のワークフロー情報のうち、前記ワークフロー情報取得処理によって取得されたワークフロー情報以外のワークフロー情報であり、
    前記コンピュータにさらに、
    前記スキャンデータ取得手順により取得された生成スキャンデータを解析することで抽出された、前記生成スキャンデータの保存先を示すコード情報を取得するコード情報取得処理
    を実行させ、
    前記保存手順は、前記コード情報取得処理により取得された前記コード情報が示す保存先に前記取得された生成スキャンデータを保存するための処理を行い、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記コード情報取得処理によって前記コード情報が取得されない場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを前記事前保存先に保存するための処理を行う、
    プログラム。
  2. 前記コンピュータにさらに、
    前記情報処理装置のユーザインターフェースを介して、一連の処理手順を指示する操作を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理により受け付けられた操作に従ってワークフロー情報を生成し、前記メモリに記憶させる設定処理と、
    を実行させ、
    前記設定処理は、前記受け付けられた操作によって前記ワークフロー情報の保存先が特定されていない場合には、前記保存先が不定なワークフロー情報を前記メモリに記憶させる
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記コンピュータにさらに、
    前記保存手順によって前記生成スキャンデータを保存するための処理を行う際に用いられた前記生成スキャンデータの保存先を、前記事前保存先を示す保存先情報として管理する管理処理
    を実行させ、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記コード情報取得処理によって前記コード情報が取得されない場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを、前記管理処理によって管理された前記保存先情報に含まれる事前保存先に保存するための処理を行う、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記コード情報取得処理により前記生成スキャンデータから前記コード情報が取得されたときには、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを、前記取得された前記コード情報が示す保存先に保存するための処理を行い、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記コード情報取得処理により前記生成スキャンデータから前記コード情報が取得されなかったときには、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを、前記管理処理によって管理された前記保存先情報に含まれる事前保存先に保存するための処理を行う、
    請求項に記載のプログラム。
  5. 前記保存先情報に前記事前保存先が複数含まれている場合、
    前記コンピュータにさらに、
    前記保存先情報に含まれている前記複数の事前保存先を提示する提示処理
    を実行させ、
    前記保存手順は、前記コード情報取得処理により前記コード情報が取得されず、かつ、前記管理処理によって管理された前記保存先情報に複数の事前保存先が含まれている場合、前記提示処理により提示された前記複数の事前保存先のうちから選択された1つの事前保存先に前記生成スキャンデータを保存するための処理を行う、
    請求項に記載のプログラム。
  6. 前記提示処理は、前記複数の事前保存先を優先度順に提示する、
    請求項に記載のプログラム。
  7. 前記提示処理は、前記複数の事前保存先を、より新しく保存した保存先をより優先度が高くなる前記優先度順に提示する、
    請求項に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータにさらに、
    前記複数の事前保存先に重み付けを加える重み付け処理
    を実行させ、
    前記提示処理は、前記複数の事前保存先を、前記重み付け処理により加えられた重み付けがより重いほどより優先度が高くなる前記優先度順に提示する、
    請求項に記載のプログラム。
  9. 前記重み付け処理は、前記保存手順が前記保存先を用いた回数に応じた重み付けを、前記複数の事前保存先のそれぞれに加える、
    請求項に記載のプログラム。
  10. 制御装置を備えた情報処理装置であって、
    前記制御装置は、
    メモリに記憶された複数のワークフロー情報のうちから、いずれかのワークフロー情報を取得するワークフロー情報取得処理を実行し、前記ワークフロー情報取得処理は、一連の処理手順を指示する情報であり、
    前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順を順番に実行する実行処理を実行し、前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順には、スキャンデータ取得手順と、保存手順とが含まれる場合があり、前記スキャンデータ取得手順は、スキャナが原稿をスキャンすることにより生成されたスキャンデータである、生成スキャンデータを取得する手順であり、前記保存手順は、前記スキャンデータ取得手順によって取得された生成スキャンデータを保存するための手順であり、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合があり、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、事前保存先に、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを保存するための処理を行い、前記事前保存先は、事前スキャンデータの保存先、あるいは、事前ワークフロー情報が指示する保存手順での保存先であり、前記事前スキャンデータは、事前取得処理によって取得された生成スキャンデータであり、前記事前取得処理は、前記実行処理の実行より前に実行された処理であって、前記生成スキャンデータを取得する処理であり、前記事前ワークフロー情報は、前記実行処理の実行より前から前記メモリに記憶されている複数のワークフロー情報のうち、前記ワークフロー情報取得処理によって取得されたワークフロー情報以外のワークフロー情報であり、
    前記制御装置はさらに、
    前記スキャンデータ取得手順により取得された生成スキャンデータを解析することで抽出された、前記生成スキャンデータの保存先を示すコード情報を取得するコード情報取得処理
    を実行し、
    前記保存手順は、前記コード情報取得処理により取得された前記コード情報が示す保存先に前記取得された生成スキャンデータを保存するための処理を行い、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記コード情報取得処理によって前記コード情報が取得されない場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを前記事前保存先に保存するための処理を行う、
    情報処理装置。
  11. 情報処理装置と、前記情報処理装置と接続された画像形成装置とを含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    通信インタフェースと、制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    メモリに記憶された複数のワークフロー情報のうちから、いずれかのワークフロー情報を取得するワークフロー情報取得処理を実行し、前記ワークフロー情報取得処理は、一連の処理手順を指示する情報であり、
    前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順を順番に実行する実行処理を実行し、前記ワークフロー情報が指示する一連の処理手順には、スキャンデータ取得手順と、保存手順とが含まれる場合があり、前記スキャンデータ取得手順は、前記画像形成装置が原稿をスキャンすることにより生成されたスキャンデータである、生成スキャンデータを取得するためのリクエストを、前記通信インタフェースを介して前記画像形成装置に送信し、前記リクエストに応じて前記画像形成装置が送信した前記生成スキャンデータを、前記通信インタフェースを介して受信して取得する手順であり、前記保存手順は、前記スキャンデータ取得手順によって取得された前記生成スキャンデータを保存するための手順であり、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合があり、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記生成スキャンデータの前記保存手順での保存先が不定である場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、事前保存先に、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを保存するための処理を行い、前記事前保存先は、事前スキャンデータの保存先、あるいは、事前ワークフロー情報が指示する保存手順での保存先であり、前記事前スキャンデータは、事前取得処理によって取得された生成スキャンデータであり、前記事前取得処理は、前記実行処理の実行より前に実行された処理であって、前記生成スキャンデータを取得する処理であり、前記事前ワークフロー情報は、前記実行処理の実行より前から前記メモリに記憶されている複数のワークフロー情報のうち、前記ワークフロー情報取得処理によって取得されたワークフロー情報以外のワークフロー情報であり、
    前記制御装置はさらに、
    前記スキャンデータ取得手順により取得された生成スキャンデータを解析することで抽出された、前記生成スキャンデータの保存先を示すコード情報を取得するコード情報取得処理
    を実行し、
    前記保存手順は、前記コード情報取得処理により取得された前記コード情報が示す保存先に前記取得された生成スキャンデータを保存するための処理を行い、
    前記実行処理は、前記ワークフロー情報取得処理により取得された前記ワークフロー情報が、前記スキャンデータ取得手順と、前記保存手順とを指示し、前記コード情報取得処理によって前記コード情報が取得されない場合、前記スキャンデータ取得手順に従って前記生成スキャンデータを取得し、前記保存手順に従って前記生成スキャンデータを前記事前保存先に保存するための処理を行い、
    前記画像形成装置は、
    通信インタフェースと、制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記情報処理装置からの前記リクエストを、前記通信インタフェースを介して受信し、 前記受信したリクエストに応じて、前記生成スキャンデータを、前記通信インタフェースを介して前記情報処理装置に送信する、
    情報処理システム。
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