JP2015143974A - 処理装置、処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 データを適切な保存場所に保存することができる処理技術を提供する。【解決手段】 データが保存される候補である複数の保存場所の優先順位を、ユーザによる指示に応じて設定する。保存対象のデータを保存場所に保存可能であるか判定する。保存対象のデータを取得する。データの取得の前に既に設定されている優先順位に基づき、当該データが保存可能と判定された第1の保存場所が、当該第1の保存場所よりも当該優先順位における順位が低い第2の保存場所よりも保存場所として優先されるように、当該データの保存場所を決定する。決定された保存場所にデータを保存する。【選択図】 図10
Description
本発明は、データを保存する処理技術に関するものである。
近年、画像読取装置で読み取った画像を、情報処理装置に内蔵されたストレージ以外に、画像読取装置や情報処理装置に接続されている可搬メディアやネットワークストレージに保存することが行われている。可搬メディアが取り外される可能性を考慮し、非接続中は一時的に画像読取装置の内蔵ストレージに画像を保存し、接続時に可搬メディアに移動する提案がある(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の構成の場合、可搬メディアが接続されているときにはその可搬メディアに画像が保存される。そのため、ユーザが例えば内蔵ストレージへの保存を希望する場合でも、可搬メディアを接続することによって、意図せずにその可搬メディアに画像が保存される場合がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、データを適切な保存場所に保存することができる処理技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による処理装置は以下の構成を備える。即ち、
データが保存される候補である複数の保存場所の優先順位を、ユーザによる指示に応じて設定する設定手段と、
保存対象のデータを保存場所に保存可能であるか判定する判定手段と、
前記保存対象のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段による前記データの取得の前に前記設定手段により既に設定されている優先順位に基づき、前記判定手段により当該データが保存可能と判定された第1の保存場所が、当該第1の保存場所よりも当該優先順位における順位が低い第2の保存場所よりも保存場所として優先されるように、当該データの保存場所を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された保存場所に前記データを保存する実行手段と
を備えることを特徴とする。
データが保存される候補である複数の保存場所の優先順位を、ユーザによる指示に応じて設定する設定手段と、
保存対象のデータを保存場所に保存可能であるか判定する判定手段と、
前記保存対象のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段による前記データの取得の前に前記設定手段により既に設定されている優先順位に基づき、前記判定手段により当該データが保存可能と判定された第1の保存場所が、当該第1の保存場所よりも当該優先順位における順位が低い第2の保存場所よりも保存場所として優先されるように、当該データの保存場所を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された保存場所に前記データを保存する実行手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データを適切な保存場所に保存することができる処理技術を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は実施形態1の画像読取装置100の概略構成を示すブロック図である。画像読取装置100は、プリンタ機能、スキャナ機能、及びストレージ機能を備えており、ネットワークを経由してそれぞれの機能サービスを提供することができる。
図1は実施形態1の画像読取装置100の概略構成を示すブロック図である。画像読取装置100は、プリンタ機能、スキャナ機能、及びストレージ機能を備えており、ネットワークを経由してそれぞれの機能サービスを提供することができる。
画像読取装置100において、プリンタ機能はプリンタ部101で、スキャナ機能はスキャナ部102で実現する。ストレージ機能はメモリカード装着部103及びメモリカード104で実現する。また、プリンタ機能とスキャナ機能を組み合わせてコピー機能を実現することもできる。
プリンタ部101は、外部から受信した印刷データやメモリカード104に格納されている画像データ等のデータを、インクジェット方式や電子写真方式等の印刷方式によって印刷用紙に印刷する。スキャナ部102は、原稿台にセットされた原稿を光学式に読み取って電子データに変換し、さらに指定されたファイル形式に変換してネットワーク経由で外部装置に送信する。コピーサービスは、原稿台に置かれた原稿をスキャナ部102で読み取って生成した画像データをプリンタ部101へ転送してプリンタ部101が印刷用紙にその原稿データを印刷する。また、メモリカード104に格納されているファイルを、ネットワークを経由して接続された外部装置が読み出し、編集し、外部装置からメモリカード104内にファイルを格納することが可能である。
さらに、画像読取装置100は、各種構成要素を制御するための中央演算装置(CPU)105、中央演算装置105が読み出すプログラムコード等のデータを格納するROM等のプログラムメモリ106を備える。また、画像読取装置100は、各サービス実行時に画像データ等のデータを一時格納したり、バッファリングしたりするためのRAM等のワークメモリ107、LCD等の表示画面を備える表示部108、各スイッチやタッチパネルを含む操作部109を備える。中央演算装置105は、プログラムメモリ106に格納されているプログラムをワークメモリ107上で実行することにより、後述する各種の処理を実現することができる。
また、画像読取装置100は、画像読取装置100をネットワークに接続して各種通信を行うためのネットワーク通信部110と、ネットワーク通信部110をネットワーク媒体に接続するためのネットワーク接続部111を備える。ネットワーク通信部110は、有線ネットワークと無線ネットワークの内、少なくともいずれかに対応する。有線ネットワーク対応の場合、ネットワーク接続部111は有線ネットワークのケーブルを画像読取装置100に接続するためのコネクタとなる。また、無線ネットワーク対応の場合、ネットワーク接続部111はアンテナとなる。
また、さらに、画像読取装置100は、ネットワーク通信部110が受信したパケットの送信元情報を格納可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ112を備える。また、さらに、画像読取装置100は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して情報処理装置200(図2)と通信するためのUSB通信部114を備え、情報処理装置200とはUSBコネクタ等のコネクタによるUSB接続部115より接続する。
これらの画像読取装置100の各種構成要素は、信号線113により相互に接続される。このように画像読取装置は、プリンタ機能、スキャナ機能、及びストレージ機能によって画像を処理する画像処理装置でもあり、また、プリンタ機能により画像を形成する画像形成装置でもある。
図2は実施形態1の情報処理装置200の概略構成を示すブロック図である。情報処理装置は、例えば、汎用的なPCに所定のソフトウェアをインストールすることによって、以下に説明する各種の処理を実現可能である。
図2において、201は、情報処理装置200の各種構成要素を制御するためのCPUである。202は、CPU201が読み出すアプリケーションプログラムやOS(Operation System)等をインストールし、また、各種ファイル等のデータを格納するディスク装置である。203は、CD−ROM等の外部記憶媒体の内容を読み出すための外部ディスク読取装置である。204は、CPU201が必要に応じてデータの一時的格納、バッファリング等の処理を行うためのメモリである。CPU201は、ディスク装置202に格納されている各種のプログラムをメモリ204上で実行することにより、後述する各種の処理を実現することができる。
CPU201は、情報処理装置200から画像読取装置100を利用するためのソフトウェアのセットアッププログラムを実行することにより、各種プログラムが情報処理装置200にインストールされる。ディスク装置202に格納される各種プログラムには、スキャン機能を利用するためのスキャナドライバ、プリンタ機能を利用するためのプリンタドライバ等の各種デバイスドライバが含まれる。また、さらに画像読取装置100の状態(イベントの有無等)を問い合わせるためのポーリングアプリケーション、画像読取装置100の状態(ステータス)を管理する管理ソフトウェア(ボタンモニター)等の各種アプリケーションが含まれる。
205は、LCD等を含む表示部である。206は、キーボードやマウス等による操作部である。207は、情報処理装置200をネットワークに接続して各種通信を行うためのネットワーク通信部である。208は、ネットワーク通信部207をネットワーク媒体に接続するためのネットワーク接続部である。
画像読取装置100と同様に、ネットワーク通信部207とネットワーク接続部208は、有線ネットワークと無線ネットワークの内、少なくともいずれかに対応する。具体的な形態は、画像読取装置100に内蔵のネットワーク通信部110及びネットワーク接続部111と同様に、対応するネットワークに応じて必要な機能及び形態をとる。209は、各種構成要素を接続するための信号線である。210は、各種周辺装置とUSBインタフェースを介して通信するためのUSB通信部である。211は、USBコネクタ等のUSB接続部である。
このように、画像読取装置100と情報処理装置200をネットワークを介して接続した処理システムとして構成することができる。このネットワークには、例えば、Local Area Network(LAN)がある。また、以降の説明では、有線ネットワークケーブルであるネットワークから構成されるネットワークについて扱うが、これに限定されない。ネットワークの態様は、無線ネットワークであっても、有線ネットワークと無線ネットワークが混在するネットワークであっても同様である。また、画像読取装置の一例には、MFP(Multi Function Peripheral)があるが、画像読取装置は、必ずしもMFPである必要はなく、イメージスキャナやデジタルカメラでもよい。
図3は画像読取装置100を制御するためのソフトウェア構成を示す図である。図3に示す各種のプログラムが情報処理装置200のディスク装置202に格納されており、CPU201がこの各種のプログラムを実行する。
アプリケーションソフトウェア301は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)を使用して、ドライバソフト302に対して、スキャン方法、カラー設定、解像度設定等のスキャン設定を指定して画像取得を指示する。また、アプリケーションソフトウェア301は、画像読取装置100の操作部109の機能の設定や各種フォーマットでファイルを保存する機能を有する。
ここで、APIには、例えば、TWAINやWIA(MicrosoftがWindowsMe以降に採用しているOS標準の画像入力API)、またはベンダー独自の規格に基づくものがある。
ドライバソフト302は、アプリケーションソフトウェア301に画像読取装置100から取得した画像を渡すと共に、独自のGUI(グラフィック・ユーザ・インタフェース)を表示することもできる。GUIはプレビュー、プレビュー画像に対するクロップエリアの指定、解像度の設定、読取モード(2値、8ビット多値、24ビット多値等)の設定、ガンマ補正等の色調整の設定等を行う機能を有する。
デバイスドライバ303は、画像読取装置100に搭載されたファームウェアを制御するための制御コマンドを画像読取装置100に送信し、画像の取得を行う。ファームウェアが搭載されていない画像読取装置100の場合、デバイスドライバ303は、画像読取装置100の各モジュールの制御レジスタにアクセスして、各種制御を行う。例えば、デバイスドライバ303は、シェーディングの制御、解像度やクロップ範囲に応じたモータスピードの設定、ドライバソフト302から受信するガンマ補正データの画像読取装置100への送信処理、画像読取のためのフロー制御を行う。
ポートドライバ304は、パラレル、USB、IEEE1394、SCSI、LAN、Wireless LAN等のインタフェースに応じて画像読取装置100との通信制御を行う。ボタンモニタ307は、画像読取装置100の操作部109にあるボタンが押下されたか否かを検知するモジュールである。ボタンモニタ307は、ある一定間隔のタイミングで、ボタン押下の有無を常に検知している。ボタンが押下されたことを検知すると、押下されたボタンの情報をアプリケーションソフトウェア301に通知し、アプリケーションソフトウェア301はボタン毎に設定されている条件で画像読取を行う。
オペレーティングシステム(OS)305は、Windows(登録商標)等の情報処理装置200の基本システムである。そして、このOS305上に、ポートドライバ304、デバイスドライバ303、ドライバソフト302、ボタンモニタ307及びアプリケーションソフトウェア301が実装される。
図4は実施形態1を実施するために情報処理装置200で表示するユーザインタフェース(以下、UI)である。このUIは、情報処理装置200のCPU201が、アプリケーションソフトウェア301を実行することにより表示される。
このUIは、ユーザが情報処理装置200を操作して画像読取の指示を行うPullScanの設定を行うUIプログラムである。UIは、情報処理装置200の表示部205に設定画面であるUIウィンドウ4001を表示し、その中にリストコントロールUI4002を表示する。リストコントロールUI4002は、複数の項目を複数行・複数列に表示するUIコントロールである。
リストコントロールUIの要素として、カラムバー4003、4004、及び4005がある。カラムバー4003は、データの保存場所(詳細は後述)、後処理の順序(優先順位)を示す列を表示する。カラムバー4004は、保存場所を示す列を表示する。カラムバー4005は、後処理を示す列を表示する。
図4に示した例では、データの保存先の優先順位として、情報処理装置200のUSB接続部211に接続され得るUSBメモリが1位、ディスク装置202において構築されているフォルダ「Picture」が2位となっている。よって、この設定状態において画像読取装置100により原稿の読取が行われた場合、USBメモリが情報処理装置200に接続されている場合には、読取画像がUSBメモリに保存される。USBメモリが情報処理装置200に接続されていない場合、フォルダ「Picture」に保存される。
また、優先順位が3位には「Document」が指定されている。この「Document」に対し、後処理として「保存先選択」が指定されている。この「保存先選択」が指定されている場合、原稿が読み取られ、「Document」が読取画像の保存先の候補となったときに、保存先を選択するための画面が表示される。ユーザはその画面において、原稿読取時に、保存先を選択することができる。詳細は後述する。
一方、優先順位1位、2位であるUSBメモリ、「Picture」には、後処理として「動作なし」が設定されている。この場合、原稿読取時に上記のような画面表示は行われず、読取画像が優先順位に従った保存先に保存される。そのためユーザは、原稿読取時に保存先を選択しなくても、予め決めた優先順位に従って決定された保存先に読取画像を保存することができる。
尚、図4に示すリストには、情報処理装置200が備える、または接続されるメモリと、画像読取装置100が備える、または接続されるメモリの両方が含まれていてもよい。即ち、画像読取装置100に読取画像を記憶させるのか、情報処理装置200に読取画像を記憶させるのかについて優先順位が設定されてもよい。
図示のリストコントロールUI4002では、4行表示可能であり、それ以上の行の表示は右に設置されているスクロールバーUI4012で表示領域を変更することができる。他の形態として、リストコントロールUIに4行表示することは必要条件ではない。現在は、1行目、2行目、3行目のみに値が設定されていることを図示しており、2行目が選択され、その選択状態を識別可能となるために、他の行とは異なる表示形態になっている。
カラムバー4005に表示されているコンボボックス4006及び4007は、複数の選択肢から一つを選択することができる。図示の状態では、2行目のコンボボックス4006では「動作なし」が選択され、3行目のコンボボックス4007では「保存先選択」が選択されていることを示している。
変更ボタン4008、追加ボタン4009、削除ボタン4010、及びOKボタン4011は、ユーザが押下することで、各ボタンに対してプログラムされた処理を実行する。これらのボタンを押下した際の動作の詳細については、以下で説明する。
図4に示すUIは一例であり、OSの種類やバージョン、ウィンドウマネージャー等によって見え方や表現方法は異なる。
図5を用いて、実施形態1を実施するための図4のUIの動作処理を説明する。図5に示す処理は、情報処理装置200のCPU201が、アプリケーションソフトウェア301を実行することにより実現される。
S5001で、アプリケーションソフトウェア301は、ユーザによる変更ボタン4008の押下の有無を判定する。この判定は、例えば、ボタン毎に一意なIDを割り当て、OSのUI処理に含まれるIDをもとに判定する方法等が考えられる。変更ボタン4008が押下された場合(S5001でYES)、S5002へ進む。一方、変更ボタン4008が押下されていない場合(S5001でNO)、S5004へ進む。
S5002で、アプリケーションソフトウェア301は、保存場所選択処理を行う。OSで用意されている不図示の保存場所選択UIを表示する。この保存場所選択UIでは、情報処理装置200のディスク装置202において既に設定されているフォルダやUSBメモリ等の外部メモリが選択候補として含まれる。保存場所選択UIにおいて、USBメモリ等の外部メモリは接続の有無に関わらず表示される。即ち、この表示の段階でUSBメモリが接続されていなくても、USBメモリを保存先として選択することができる。例えばユーザが図4に示す画面で保存先の優先順位を設定した後、原稿を画像読取装置100に読み取らせる際にUSBメモリを情報処理装置200に接続してもよい。
この保存場所選択UIにより、ユーザは新しい保存場所を選択することができ、ユーザの選択操作に応じて、アプリケーションソフトウェア301は、保存場所を選択する。
S5003で、アプリケーションソフトウェア301は、保存場所をS5002で選択された保存場所を設定する。選択前の保存場所と選択された保存場所が異なる場合、保存先が変更される。例えば、S5001で、変更ボタン4008が押下されていれば、リストコントロールUI4002で選択されている2行目の保存場所を、S5002でユーザが選択した新しい保存場所に変更する。
図6にS5003の処理が終了した後のUIウィンドウ4001の状態を示す。S5002において、ユーザが「Document」を新しい保存場所として選択した場合、リストコントロールUI4002のユーザ選択している2行目の保存場所を「Picture」から「Document」に変更する。
S5004で、アプリケーションソフトウェア301は、後処理変更の有無を判定する。この判定は、ここでは、コンボボックス4006あるいは4007に対するユーザ操作によって、選択内容が変更されたか否かで、後処理変更の有無を判定する。選択内容が変更されている場合、つまり、後処理変更がある場合(S5004でYES)、S5006へ進む。一方、選択内容が変更されていない場合、つまり、後処理変更がない場合(S5004でNO)、S5006へ進む。
S5005で、アプリケーションソフトウェア301は、後処理変更として、S5004で変更した選択内容に変更する。
S5006で、アプリケーションソフトウェア301は、ユーザによる追加ボタン4009の押下の有無を判定する。追加ボタン4009が押下された場合(S5006でYES)、S5007へ進む。一方、追加ボタン4009が押下されていない場合(S5006でNO)、S5008へ進む。
S5007で、アプリケーションソフトウェア301は、リストコントロールUI4002に保存場所を追加する。具体的には、S5002において表示される上記の保存場所選択UIが表示され、ユーザは追加される保存場所を選択する。図4では、リストコントロールUI4002には、3行分の保存場所が存在するので、追加ボタン4009を押下することで、4行目が追加されることになる。追加する保存場所及び後処理は、あらかじめプリセットされた値を使用しても良いし、追加時にユーザに確認しても良い。
図7にS5007の処理が終了した後のUIウィンドウ4001の状態を示す。図4の状態から、追加ボタン4009を押下すると、リストコントロールUI4002に、4行目が追加され、保存場所は「Picture」、後処理は「動作なし」となる。
S5008で、アプリケーションソフトウェア301は、ユーザによる削除ボタン4010の押下の有無を判定する。削除ボタン4010が押下された場合(S5008でYES)、S5009へ進む。一方、削除ボタン4010が押下されていない場合(S5008でNO)、S5009へ進む。
S5009で、アプリケーションソフトウェア301は、リストコントロールUI4002で選択されている行を削除する。図4では、2行目が選択されているため、削除して3行目を2行目に移動する。
S5010で、アプリケーションソフトウェア301は、ユーザによるOKボタン4011の押下の有無を判定する。OKボタン4011が押下された場合(S5010でYES)、S5011へ進む。一方、OKボタン4011が押下されていない場合(S5010でNO)、S5001へ進む。
S5011で、アプリケーションソフトウェア301は、ユーザ操作による変更・追加・削除に基づいて、更新された内容(図4における設定状態)を設定情報としてメモリ204に保存する。その後、UIウィンドウ4001の表示を終了する。
以上のように、ユーザは、リストコントロールUI4002に複数の保存場所を追加・変更・削除することや、各保存場所に対して後処理を個別に設定することが可能となる。また、保存場所の追加・変更・削除を操作することにより、リストコントロールUI4002での保存場所の並び順を自由に変更することが可能となる。例えば、図8に示すように、ユーザ操作によって、図4のリストコントロールUI4002の2行目と3行目を入れ替える設定を行うことができる。
また、図5のフローチャートでは説明を省略しているが、OSによってはリストコントロールUI4002の行をマウス等のポインティングデバイスでドラッグアンドドロップ操作による行の入替操作を許容する構成を提供してもよい。このような、OSでは、追加・変更・削除を使用しなくても、直観的な操作によって行(保存場所)の順序を入れ替えることができる。
図4では、PullScanの設定内容(保存先設定)について説明しているが、PushScanの設定内容(保存先設定)についても同様の処理で保存場所の順序を設定することが可能である。尚、PushScanにかかる説明の詳細は、図9を用いて後述する。また、図9では、UIウィンドウ4001において、図4と同様の機能を果たす、リストコントロールUI9002、カラムバー9003、9004、及び9005、コンボボックス9006、変更ボタン9007、追加ボタン9008、削除ボタン4010及びOKボタン4011を備えている。
ここで、PullScan(プルスキャン)とは、例えば、ホスト装置となる情報処理装置200から、スキャナ等の画像読取装置100にスキャン命令を発行し、原稿を読み取り、画像を取得する方法を意味する。一方、PushScanとは、ホスト装置からの操作ではなく、画像読取装置100の操作部109からの操作によって、原稿を読み取り、画像を取得する(情報処理装置200へ送信する)方法を意味する。
次に、図10から図12を用いて、実施形態1の画像読込処理について説明する。図10から図12に示す処理は、情報処理装置200により実行される。具体的には、それらの処理に対応するプログラムがディスク装置202に格納されている。そしてCPU201がそのプログラムをメモリ204上で実行することにより、図10〜図12に示す処理が実現される。
S10001で、情報処理装置200のCPU201は、画像読取装置100が原稿を読み取ることで得られた読取画像を取得する。Pullスキャンの場合、デバイスドライバ303に対応するプログラムを実行することにより、画像読取装置100に原稿を読み取らせる読取制御を行う。S10001では、その読取制御により読み取られた読取画像が取得される。Pushスキャンの場合、画像読取装置100の操作部109に対するユーザの操作により原稿の読み取りが実行され、S10001では、その読み取られた読取画像が取得される。
S10002で、アプリケーションソフトウェア301は、UIを介してのユーザ操作によって画像読込を開始するPullScanであるか否かを判定する。PullScanである場合(S10002でYES)、S10003へ進む。一方、PullScanでない場合(S10002でNO)、画像読取装置100を操作して、画像読込を開始するPushScanであると判定して、図12のフローチャートへ進む。
以後の説明は、保存場所を決定する処理になるが、この保存場所の設定順序は図4のリストコントロールUI4002に表示されている設定とする。ここで、上述のように、この設定状態は設定情報として、情報処理装置200のメモリ204に登録されていて、情報処理装置200は、この設定情報を参照して、図5のフローチャートを実行することになる。尚、図5のフローチャートを用いて説明した通り、リストコントロールUI4002の表示順序はユーザが自由に変更できるため、ユーザの設定によっては、これから説明するフローチャートとは異なる処理と場合がある。
S10003で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で取得された画像を、図4のリストコントロールUI4002の1行目に設定されている保存場所(優先順位における1位の保存先)に保存できる否かを判定する。図4では、優先順位1位の保存場所に「USB Memory」が設定されているので、情報処理装置200のUSBポートにUSB Memoryが挿入され、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。
この判定では、例えば、CPU201がUSB通信部210を介してUSB接続部211にアクセスし、USBMemoryにアクセスできれば画像を保存可能であるとしてもよい。或いは、USB接続部211にUSB Memoryが接続された場合、ディスク装置202に接続を示すフラグが設定される場合でもよい。この場合、S10003ではCPU201は、上記フラグが設定されているか否か確認することで判定を行う。また、USB Memoryが接続されているか否かに限らず、接続が行われている場合に、USB Memoryのメモリ残量をCPU201が確認し、そのメモリ残量が所定量以上であれば保存可能と判断されてもよい。この場合、S10001で取得された読取画像のデータ容量を上記所定量として、当該データ容量とメモリ残量を比較することで、保存可能であるか否かが判定される。
また、保存するデータの生成方法によって保存可能であるかを判定してもよい。例えば、情報処理装置200からの制御により画像読取装置100から読み取った画像データは、保存可能であると判定しても良い。一方で、画像読取装置100の中央演算装置105の制御により、画像読取装置100から読み取り、メモリカード104に保存し、その後、情報処理装置200に転送した画像データは、保存不可能であると判定することも可能である。その他、データの保存方法については、原稿台にセットされた原稿から画像を読み取る読取方法であるか、自動原稿給紙装置(ADF)にセットされた原稿から画像を読み取る読取方法等の読取方法の種類に応じて、データの保存の可否を判定することも可能である。保存の可否の判定方法は、提示した例とは逆であってもよく、情報処理装置200からの制御により画像読取装置100から読み取った画像データを保存不可能と判定して、それ以外の場合を保存可能と判定することも可能である。
また、保存するデータの解析結果によって、保存可能であるかを判定してもよい。画像データが二値画像やグレースケール画像である場合は、文書画像と判定して保存可能であると判定し、カラー画像の場合は写真画像と判定して保存不可能と判定することも可能である。また、画像データのヒストグラムを生成して、二値画像やグレー画像に近い場合は文書画像と判定し、それ以外の場合はカラー画像と判定して、保存可能であるかを判定することもできる。保存の可否の判定方法は、提示した例とは逆であってもよく、文書画像である場合は保存不可能と判定して、カラー画像である場合は保存可能であると判定することも可能である。
また、保存するデータの容量によって保存可能であるかを判定してもよい。例えば、保存データが所定量(例えば、10MB)以下であれば保存可能であると判定し、所定量を超える場合は保存不可能であると判定してもよい。更に、所定量以下であれば保存可能であると判定し、その後の起動アプリケーションとしてメーラーを選択して、メールで送信することも可能である。
保存可能であるかの判定方法は複数考えられるため、図20に示すUIウィンドウ20001によって、ユーザにどのような保存条件で保存を可能であるかを選択させてもよい。図20に示すUIウィンドウ20001では、USBメモリに画像データを保存できる条件は、写真と判定された画像データのみで、自動原稿給紙装置(ADF)から読み取った画像データや、文書と判定された画像データは、フォルダ「Document」に保存されることを示している。
尚、この図20に示すUIウィンドウ20001は、図4に示すUIウィンドウ4001において、保存条件を選択するための項目を追加した構成となっており、図4に示すUIウィンドウ4001と共通のUIコントロールについては、同一の参照番号を付加している。
保存可能でない場合(S10003でNO)、S10005へ進む。一方、保存可能である場合(S10004でYES)、S10004へ進む。
S10004で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で取得された画像をUSB Memoryに保存する。また、図4で、対応する後処理として「動作なし」が選択されているので、保存後の動作を実施せずに処理を終了する。
S10005で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で取得された画像を、図4のリストコントロールUI4002の2行目に設定されている保存場所(優先順位における2位の保存先)に保存できるか否かを判定する。図4では、保存場所に「Picture」が設定されているので、情報処理装置200の「Pictrue」フォルダに、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。この判定においてCPU201は、例えば「Picture」にアクセス制限があるか否かを判定する。保存可能でない場合(S10005でNO)、S10007へ進む。一方、保存可能である場合(S10005でYES)、S10006へ進む。
S10006で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で取得された画像を「Picture」フォルダに保存する。また、図4で、対応する後処理として「動作なし」が選択されているので、保存後の動作を実施せずに処理を終了する。
S10007で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で取得された画像を、図4のリストコントロールUI4002の3行目に設定されている保存場所(優先順位における3位の保存先)に保存できるか否かを判定する。この判定は、S10005における判定と同様の処理が行われる。図4では、保存場所に「Document」が設定されているので、情報処理装置200の「Document」フォルダに、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。保存可能でない場合(S10007でNO)、S10010へ進む。一方、保存可能である場合(S10007でYES)、S10008へ進む。
S10008で、アプリケーションソフトウェア301は、図4のリストコントロールUIの3行目の後処理に「保存場所選択」が設定されているため、保存場所選択処理を実行する。ここでは、例えば、図11に示すような保存先選択ウィンドウ11001を情報処理装置200の表示部205に表示する。UI要素11002では、現在選択されている保存場所が設定される。図4のリストコントロールUI4002の3行目の保存場所には「Document」が設定されているため、UI要素11002では、「Document」が設定される。
ユーザは、変更ボタン11003を押下すると、OSで用意されている保存場所選択UIが表示されるので、それを介して新しい保存場所を選択することができる。具体的には、ユーザが変更ボタン11003を押下すると、優先順位決定のために図4の変更ボタンが押下されたときに表示される保存場所選択UIが表示され、ユーザは「Document」フォルダ以外の保存場所も指定することができる。ただし、このUIにおいて、優先順位決定の時とは異なり、USBメモリ等の外部メモリについては実際に接続されている外部メモリが選択候補として表示されるが、所定のインタフェースに接続されていない外部メモリについては、選択候補とならない。これにより、ユーザが選択した外部メモリが接続されておらず、保存が行えないということを防ぐことができる。
選択の完了後、ユーザは、OKボタン11004を押下すると、UI要素11002で設定されている値を保存場所として指定する。
S10009で、アプリケーションソフトウェア301は、S10008で指定された保存場所に、S10001で読み込んだ画像を保存して処理を終了する。
S100010で、アプリケーションソフトウェア301は、指定した全ての保存場所に、S10001で読み込んだ画像を保存できないため、エラー処理を実行する。図4のリストコントロールUI4002では、保存場所が3つ設定されているため、3つの保存場所での保存が可能であるか否かの判定を行い、保存できない場合のみ、S10010へ進む。仮に、保存場所が、4つ以上設定されているのであれば、保存場所での保存が可能であるか否かの判定回数も、その設定されている回数分繰り返す。
また、エラー処理としては、単純なエラーメッセージを表示することや、図11の保存先選択ウィンドウ11001を表示して、改めて保存場所をユーザに選択させるようにしても良い。
次に、図12を用いて、図10のS10002でPushScanと判定された場合の処理について説明する。
尚、図10における読取画像の取得が行われる前(例えばPullスキャンまたはPushスキャンを実行させるためのユーザ指示の前)に、図9に示すUIにより、Pushスキャンによる読取画像の保存先の優先順位が登録されているものとする。
図9において9003、9004に示すように、Pullスキャンの場合と同様に保存先の優先順位を登録することができる。具体的には、ユーザが9007、9008、9009のボタンを押下することで、保存先の変更、追加、削除を行い、優先順位を編集することができる。また後処理として「スキャン履歴」を設定することができる。この「スキャン履歴」については後述する。
S12001で、アプリケーションソフトウェア301は、図9のリストコントロールUI9002の1行目に設定されている保存場所に保存できるか否かを判定する。図9では、保存場所に「USB Memory」が設定されているので、情報処理装置200のUSBポートにUSB Memoryが挿入され、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。この判定処理は、S10003における判定処理と同様に行われる。保存可能でない場合(S12001でNO)、S12003へ進む。一方、保存可能である場合(S12001でYES)、S12002へ進む。
S12002で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で読み込んだ画像をUSB Memoryに保存する。また、図9で、対応する後処理として「動作なし」が選択されているので、保存後の動作を実施せずに処理を終了する。
S12003で、アプリケーションソフトウェア301は、図9のリストコントロールUI9002の2行目に設定されている保存場所に保存できるか否かを判定する。図9では、保存場所に「Picture」が設定されているので、情報処理装置200の「Picture」フォルダに、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。この判定処理は、S10005における判定処理と同様に行われる。保存可能でない場合(S12003でNO)、S12006へ進む。一方、保存可能である場合(S12003でYES)、S12004へ進む。
S12004で、アプリケーションソフトウェア301は、S10001で読み込んだ画像を「Pictureフォルダ」に保存する。
S12005で、アプリケーションソフトウェア301は、図9のリストコントロールUI9002行目の後処理として、コンボボックス9006で「スキャン履歴」が設定されている。この場合、保存した画像のパス(保存先情報(保存場所を特定するための情報))を履歴情報として、情報処理装置200でデータとして管理されるスキャン履歴に追加する。
情報処理装置200で管理されるスキャン履歴は、例えば、図13に示すウィンドウUIであるスキャン履歴ウィンドウ13001で表示することができる。スキャン履歴ウィンドウ13001において、リストコントロールUI13002には、既に管理されているスキャン履歴が表示されるとともに、追加されたスキャン履歴が表示される。履歴削除ボタン13003を押下することで、過去の履歴を削除することが可能である。また、OKボタン13004を押下することで、スキャン履歴ウィンドウ13001の表示を終了することができる。
このスキャン履歴ウィンドウ13001で表示するスキャン履歴は、PushScanの動作とは同期せずに、スキャン履歴ウィンドウ13001は、アプリケーションソフトウェア301が起動しているときにユーザが所望のタイミングで表示することが可能である。このため、PushScanを複数回行った後、USB Memoryに画像が保存されていないことに気づいてから、スキャン履歴ウィンドウ13001を表示して読み込んだ画像を確認することが可能である。
S12006で、アプリケーションソフトウェア301は、指定した全ての保存場所に、S10001が読み込んだ画像を保存できないため、エラー処理を実行する。図9のリストコントロールUI9002では、保存場所が2つ設定されているため、2つの保存場所での保存が可能であるか否かの判定を行い、保存できない場合のみ、ステップ12006へ進む。仮に、保存場所が3つ以上設定されているのであれば、保存場所での保存が可能であるか否かの判定回数も、その設定されている回数分繰り返す。
また、エラー処理としては、単純なエラーメッセージを情報処理装置200や画像読取装置100に表示すること等が考えられる。
実施形態1では、画像を取得してから保存可能な保存場所を優先順位順に探して保存しているが、先に保存可能な保存場所を優先順位順に探してから画像を取得すること可能である。例えばPullスキャンのユーザ指示を入力した場合、もしくはPushスキャンにより原稿読取が行われたことを情報処理装置200のCPU201が認識した場合に、保存先を決定する。そして、その後に読取画像を取得し、取得された読取画像を上記決定された保存先に保存する。
先に画像を取得する場合は、原稿の読取中に、USB Memoryを挿入した時でもUSB Memoryに保存される。そのため、例えばユーザは、原稿の読取を指示した後に、USB Memoryを挿入することができる。また原稿の読取中にUSB Memoryが抜かれた場合、USB Memoryに保存できないことを適切に判断することができる。
一方、先に保存場所を探してから画像を取得する場合は、原稿の読み取り中にUSB Memoryを挿入しても、画像読込前における保存場所の決定時にはUSB Memoryが接続されていない。そのため、この場合USB Memoryは保存先として決定されない。また、画像読込前に保存可能な保存場所を探しておき、スキャン後に再度保存可能な保存場所を探して保存する形態も考えられる。
以上説明したように、実施形態1によれば、図4や図9に示すUIをユーザに提供して操作させることで、ユーザが保存する保存場所に優先順位を付与し、また、優先順位が2位以降の保存場所については後処理を設定することを可能にする。さらに、設定した保存場所に対して、画像読込方法(Pullスキャン、Pushスキャン)と対応させた保存場所を選択することが可能となる。
実施形態1では、USB Memoryのような可搬メディアを、優先順位1位に設定しておき、2位以降に情報処理装置のストレージ等の保存可能な保存場所(記憶領域)を指定している。これにより、USB Memoryが挿入され保存可能な場合は、USB Memoryに保存し、挿入されていない場合や、それ以外の保存場所が無い場合、ライトアクセスのプロテクトが掛っている場合等は、スキャン後のエラーを発生させることなく、優先順位2位以降の保存場所に保存可能となる。
また、情報処理装置200を操作して画像を読み取るPullScanを実行する場合、USB Memoryに保存できなければ、別の保存場所を選択させるための選択画面を表示して、保存可能な場所を選択させることが可能である。さらに、画像読取装置100を操作して画像を読み取るPushScanを実行する場合、USB Memoryに保存できなければ、画像読取装置100上で情報処理装置200の別の保存場所を選択させることが困難な状況においても、保存履歴を情報処理装置200に保存しておき、読取作業が終わった後で、保存場所を閲覧(確認)することが可能である。
このように、ユーザは、可搬メディア以外の保存場所を複数登録し優先順位を設定することで、可搬メディアに保存できなくても別の保存場所に保存することが可能となる。また、優先順位が2位以降の後処理として、利用状況に応じて保存場所の再選択やスキャン履歴を残す等の処理内容を設定することで、保存場所を見失う恐れを減らすことができる。
また、定型作業の管理者は、定型作業の重要性や使用形態を考慮して、複数の保存場所を設定し、優先順位が2位以降の後処理として保存履歴に記録することができる。この設定により、定型作業の保存エラーを極力減らし、保存時に最優先の保存領域に保存できない問題が発生しても保存履歴に残すことで、別の場所に保存されていることが確認できる。
<実施形態2>
実施形態1では、画像の保存場所を設定(変更、追加、削除)するためのUIを情報処理装置200で表示する構成としている。これに対し、実施形態2では、画像読取装置100で、画像の保存場所を設定するためのUIを表示する構成について説明する。
実施形態1では、画像の保存場所を設定(変更、追加、削除)するためのUIを情報処理装置200で表示する構成としている。これに対し、実施形態2では、画像読取装置100で、画像の保存場所を設定するためのUIを表示する構成について説明する。
実施形態2では、図14に示すように、1台の画像読取装置100に、複数台の情報処理装置が接続されることを想定している。ここでは、画像読取装置100に対し、情報処理装置1(200)や情報処理装置2(14002)等を含む複数の情報処理装置がネットワーク14001を介して接続されている。図14では、2台の情報処理装置が接続されている構成を示しているが、台数については限定しない。また、画像読取装置100や情報処理装置200の構成については実施形態1と同一であるため、その詳細構成については省略する。
図15では、画像読取装置100で複数の情報処理装置から送信されてくる保存場所を、画像読取装置100でデータとして管理する登録リストに登録する処理について説明する。図16に登録リストの一例を示す。この登録リストは、例えばフラッシュメモリ112に記憶されている。図16では、4件の保存場所が登録されており、それぞれ更新時刻が保存されている。また、各情報処理装置では、図4のUIウィンドウ4001を使用して、保存場所の追加、変更(更新)、削除を行うことができる。この場合、情報処理装置からは、処理対象の保存場所を示す情報と、その保存場所に対する処理の指示(追加、変更(更新)、削除)を示す情報を含む保存場所設定情報を、画像読取装置100へ送信することができる。
尚、図16に示す登録リストには、情報処理装置200が備える、または接続されるメモリと、画像読取装置100が備える、または接続されるメモリの両方が含まれていてもよい。即ち、画像読取装置100に読取画像を記憶させるのか、情報処理装置200に読取画像を記憶させるのかについて優先順位が設定されてもよい。
S15001で、画像読取装置100は、内部で保持するタイマ、もしくは情報処理装置から現在時刻を取得し記憶する。この現在時刻は、登録リストに登録されてからの経過時間を知るために必要なものであり、日本標準時間等の時刻である必要はなく、画像読取装置100の起動からのタイマによる計時値を使用することも可能である。また時刻に限らず、日付も含む日時が登録されてもよい。
S15002で、画像読取装置100は、情報処理装置からの保存場所設定情報を受信しているか否かを判定する。保存場所設定情報を受信していない場合(S15002でNO)、S15009へ進む。一方、保存場所設定情報を受信している場合(S15002でYES)、S15003へ進む。
S15003で、画像読取装置100は、受信した保存場所設定情報に含まれる保存場所に対する処理の指示が「追加」である否かを判定する。追加でない場合(S15003でNO)、S15005へ進む。一方、追加である場合(S15003でYES)、S15004へ進む。
S15004で、画像読取装置100は、登録リストに、受信した保存場所設定情報に含まれる保存場所と、S15001で取得した現在時刻を登録する。
S15005で、画像読取装置100は、受信した保存場所設定情報に含まれる保存場所に対する処理の指示が変更(更新)であるか否かを判定する。更新でない場合(S15005でNO)、S15007へ進む。一方、更新である場合(S15005でYES)、S15006へ進む。
S15006で、画像読取装置100は、受信した保存場所設定情報が示す保存場所に対応する、登録リスト上の保存場所の更新時刻を、S15001で取得した現在時刻で更新する。ここで、保存場所が変更されている場合には、更に、その変更先に更新する。
S15007で、画像読取装置100は、受信した保存場所設定情報に含まれる保存場所に対する処理の指示が削除であるか否かを判定する。削除でない場合(S15007でNO)、S15009へ進む。一方、削除である場合(S15007でYES)、S15008へ進む。
S15008で、画像読取装置100は、受信した保存場所設定情報が示す保存場所に対応する、登録リスト上の保存場所を削除する。
以上の処理によって、登録リストに対して、保存場所の追加・更新・削除を実行することができる。しかしながら、情報処理装置200の不具合で、保存場所に対する処理の指示が含まれずに保存場所設定情報を受信した場合(S15007でNOの場合)や、保存場所設定情報の送信が完了する前に情報処理装置200の電源が切れてしまうと、登録リストに保存場所が削除されずに残ってしまう場合がある。このため、画像読取装置100では、使用頻度が少ない、一定時間経過した保存場所については、登録リストから削除する処理を、S15009以降で、定期的に実行する。
S15009で、画像読取装置100は、登録リストに登録されている保存場所の内、一定時間経過した保存場所を削除するための処理を、登録リストに登録されている保存場所の数分のループを繰り返す
S15010で、画像読取装置100は、ループに、登録リスト上のi番目の値(保存場所・更新時刻)を取得する。例えば、iが1ならば、図16の登録リストから1番目の保存場所・更新時刻を読み取る。
S15010で、画像読取装置100は、ループに、登録リスト上のi番目の値(保存場所・更新時刻)を取得する。例えば、iが1ならば、図16の登録リストから1番目の保存場所・更新時刻を読み取る。
S15011で、画像読取装置100は、S15001で取得した現在時刻とS15010で読み取った更新時刻を比較して、一定時間経過しているか否かを判定する。一定時間経過していない場合(S15011でNO)、処理を終了する。一方、一定時間経過している場合(S15011でYES)、S15012へ進む。
S15012で、画像読取装置100は、一定時間経過している処理対象の値(保存場所・更新時刻)を登録リストから削除する。
S15003から開始されるループは、S15004、S15005、及びS15006を処理して終了する。この処理により、登録リストの中から一定時間更新が無い保存場所・更新時刻が削除されることになる。
また、画像読取装置100に格納されている登録リストを情報処理装置200が編集する場合に限らず、画像読取装置100をユーザが操作することで登録リストを編集してもよい。図17を用いて、登録リストの編集のために画像読取装置100に表示するUIについて説明する。
図17に示す表示部108は、液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置であり、グラフィックスやキャラクターを表示可能である。操作部109は、物理的なキー・スイッチ等の操作要素を配置したものや、タッチパネルを使用したユーザからの入力を受け付ける装置である。
表示部108では、画像読込処理によって読み込む画像の保存場所を指定するものである。1列目17001では、保存順を示す数字が表示される。2列目17002では、保存場所を示す文字列が表示される。3列目17003では、後処理を示す文字列が表示される。ユーザは、操作部109を操作して、保存場所や後処理の設定(変更)が可能である。
また、2列目17002では、図15の処理によって情報処理装置200から受信した保存場所設定情報に含まれる保存場所を表示することが可能である。更に、2列目17002では、画像読取装置100が有するメモリカード装着部103、USBメモリを装着可能なUSB接続部115、ネットワーク接続部111を介して接続される外部のネットワークストレージを表示することも可能である。図17において、3行目に示される保存場所「PC1 Document」は、コンピュータ名が「PC1」の情報処理装置200内部の「Document」フォルダを示している。
図18を用いて、実施形態2の画像読込処理について説明する。
S18001で、画像読取装置100が、原稿台に置かれた原稿を読み込む。例えばPushスキャンの場合、ユーザによる画像読取装置100の操作部109に対する操作に基づいて読みこみが行われる。Pullスキャンの場合、情報処理装置200に対するユーザの指示に応じて、画像読取装置100に読取指示が入力され、画像読取装置100はこの読取指示に応じて原稿を読み取る。また、画像読取装置100が備える、もしくは接続されるメモリに読取画像を保存する場合、ユーザによる画像読取装置100の操作部109に対する操作に基づいて読みこみが行われる。
この時、保存先の優先順位を示す登録リストが画像読取装置100に既に格納されている。よって、図19に示すように、画像読込前にユーザには保存場所を選択させる必要はないため、表示部108に示すような、簡易な表現とすることが可能である。また、ユーザもスキャンごとに保存場所を設定し確認する必要が無くなる。
S18002で、画像読取装置100は、S18001で読み込んだ画像を、図17の表示部108に表示されている1行目に設定されている保存場所に保存できるか否かを判定する。図17では、保存場所に「USB Memory」が設定されているので、画像読取装置100のUSBポートにUSB Memoryが挿入され、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。尚、情報処理装置200に接続されるUSB Memoryに読取画像が記憶される場合、画像が保存可能であるか情報処理装置200が判定し、S18002ではその判定結果を取得し、その判定結果が確認される。
保存可能でない場合(S18002でNO)、S18004へ進む。一方、保存可能である場合(S18002でYES)、S18003へ進む。
S18003で、画像読取装置100は、S180001で読み込んだ画像を、画像読取装置100または情報処理装置200に接続されているUSB Memoryに保存して終了する。
S18004で、画像読取装置100は、S18001で読み込んだ画像を、図17の表示部108に表示されている2行目に設定されている保存場所に保存できるか否かを判定する。図17では、保存場所に「フラッシュメモリ」が設定されているので、フラッシュメモリ112に画像を保存可能であるか否かを判定する。保存可能でない場合(S18004でNO)、S18008へ進む。一方、保存可能である場合(S18004でYES)、S18005へ進む。
S18005で、画像読取装置100は、S18001で読み込んだ画像をフラッシュメモリ112に保存する。また、保存場所がフラッシュメモリである時の後処理は「1が有効時に移動」となっている。この場合、優先順位が1位の保存先(この場合はUSB Memory)に保存可能になった場合、S18005において画像が記憶された保存先から、1位の保存先に当該画像が移動される。そのため、S18006で、画像読取装置100は、フラッシュメモリ112に保存した画像を、USB接続部115に接続されたUSB Memoryに保存可能であるか否かを判定する。保存可能でない場合(S18006でNO)、保存可能となるまで待機する。一方、保存可能である場合(S18006でYES)、S18007へ進む。S18007で、画像読取装置100は、フラッシュメモリ112に保存した画像をUSB Memoryに移動して終了する。
尚、S18007における移動により、フラッシュメモリ112に保存された画像が削除されてもよいし、フラッシュメモリ112に画像を残したまま、USB Memoryに画像がコピーされてもよい。
S18005からS18007の処理により、一時的にUSB Memoryが使用できなくても、フラッシュメモリに一時保存しておく。そして、その後、USB Memoyが挿入された場合や保存可能なUSB Memoryが挿入された場合等に保存可能であれば、USB Memoryに移動することが可能である。
S18008で、画像読取装置100は、S18001で読み込んだ画像を、図17の表示部108に表示されている3行目に設定されている保存場所に保存できるか否かを判定する。図17では、保存場所に「PC1 Document」が設定されているので、情報処理装置200の「Document」フォルダに、アクセス可能であり、画像を保存可能であるか否かを判定する。この判定は、例えば、情報処理装置200との接続が切れていなければ保存可能とする方法や、情報処理装置200に保存可能であるか否かを問い合わせて、保存可能とする方法等が考えられる。
判定の結果、保存可能でない場合(S18008でNO)、S18011へ進む。一方、保存可能である場合(S18008でYES)、S18009へ進む。
S18009で、画像読取装置100は、S18001で読み込んだ画像を情報処理装置200で動作するアプリケーションソフトウェア301に送信する。これにより、この画像を受信した情報処理装置は、その画像を「Document」フォルダに保存することになる。S18010で、アプリケーションソフトウェア301は、画像を「Document」フォルダに保存することに応じて、その保存した画像のパス(保存先情報)を履歴情報として、スキャン履歴に追加する。このスキャン履歴は、図13に示すスキャン履歴ウィンドウ13001で表示することができる。
S18011で、画像読取装置100は、指定した全ての保存場所に、S18001で読み込んだ画像を保存できないため、エラー処理を実行する。図17の表示部108では、保存場所が3つ設定されているため、3つの保存場所での保存が可能であるか否かの判定を行い、保存できない場合のみ、S18011へ進む。仮に、保存場所が、4つ以上設定されているのであれば、保存場所での保存が可能であるか否かの判定回数も、その設定されている回数分繰り返す。
実施形態2では、画像を読み込んでから保存可能な保存場所を優先順位順に探して保存しているが、先に保存可能な保存場所を優先順位順に探してから画像を読み込むこと可能である。先に画像を読み込む場合は、画像読込中に、USB Memoryを挿入した時でもUSB Memoryに保存される。一方、先に保存場所を探してから画像を読み込む場合は、画像読込中にUSB Memoryを挿入しても、画像読込前に見つかった保存場所に保存される差が生じる。また、画像読み込み前に保存可能な保存場所を探しておき、スキャン後に再度保存可能な保存場所を探して保存する形態も考えられる。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、可搬メディア以外の保存場所を複数登録し優先順位を設定することで、可搬メディアに保存できなくても別の保存場所に保存することが可能となる。また、優先順位が2位以降の後処理として、利用状況に応じて保存場所の移動やスキャン履歴を残す等の処理内容を設定することで、保存場所を見失う恐れを減らすことができる。
<実施形態3>
実施形態1及び2では、スキャナ機能を備える画像読取装置を例に挙げて説明しているが、これらの例に限られることなく、例えば、デジタルカメラ等の画像入力装置を利用することもできる。
実施形態1及び2では、スキャナ機能を備える画像読取装置を例に挙げて説明しているが、これらの例に限られることなく、例えば、デジタルカメラ等の画像入力装置を利用することもできる。
実施形態1及び2では、情報処理装置200あるいは画像読取装置100のどちらかで、保存場所の登録や後処理の設定を行う構成としているが、これに限定されない。各実施形態の機能を実現できる処理装置であれば、これらの情報処理装置200あるいは画像読取装置100に限定されない。
また、以上の実施形態において種々の後処理について説明した。ユーザがこれらの複数の後処理を個別に設定できるようにしてもよい。
また、実施形態1及び2では、保存対象のデータを、画像としているが、これに限定されない。例えば、情報処理装置200あるいは画像読取装置100が備える通信機能によって、FAXやメール等のデータを受信(入力)したときの保存場所や後処理に対して、上記実施形態を適用しても良い。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
100:画像読取装置、200:情報処理装置
Claims (20)
- データをメモリに保存させる処理装置であって、
データが保存される候補である複数の保存場所の優先順位を、ユーザによる指示に応じて設定する設定手段と、
保存対象のデータを保存場所に保存可能であるか判定する判定手段と、
前記保存対象のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段による前記データの取得の前に前記設定手段により既に設定されている優先順位に基づき、前記判定手段により当該データが保存可能と判定された第1の保存場所が、当該第1の保存場所よりも当該優先順位における順位が低い第2の保存場所よりも保存場所として優先されるように、当該データの保存場所を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された保存場所に前記データを保存する実行手段と
を備えることを特徴とする処理装置。 - 前記実行手段は、前記第1の保存場所よりも優先順位が高い第3の保存場所が前記データの保存ができないと前記判定手段により判定された場合、前記判定手段により当該データが保存可能と判定された当該第1の保存場所に当該データを保存する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、前記第1の保存場所に前記データが保存された後に前記第3の保存場所に当該データが保存可能であるか判定し、
前記実行手段は、前記第3の保存場所が保存可能になったことが前記判定手段により判定されると、前記第1の保存場所に保存されている前記データを当該第3の保存場所に保存する
ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。 - 前記実行手段は、前記第3の保存場所に前記データを保存する場合、当該データが前記第1の保存場所から削除されるように、当該保存を実行する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 前記設定手段は、前記優先順位と、さらに前記第1の保存場所に保存されているデータの前記第3の保存場所への保存を実行させるための設定を行い、
前記実行手段は、前記設定手段により前記設定が行われている場合に、前記保存を実行する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の処理装置。 - 前記設定手段は、前記優先順位と、さらに保存場所をユーザが選択するための画面表示を実行させるための設定を行い、
前記実行手段は、前記設定手段により前記設定が行われている場合に、保存場所を選択するための選択画面を表示画面に表示させ、当該選択画面において選択された保存場所に前記データを保存させる
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の処理装置。 - 前記設定手段は、保存場所に対して、前記画面表示を実行させるための設定を行い、
前記実行手段は、前記判定手段により前記データを保存可能と判定された保存場所に対して前記設定が行われている場合に、前記選択画面を表示させる
ことを特徴とする請求項6に記載の処理装置。 - 前記実行手段によりデータが保存された保存場所を特定するための情報を履歴情報としてメモリへの記憶を実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記設定手段は、前記優先順位と、さらに前記記憶を実行させるための設定を行い、
前記実行手段は、前記設定が行われている場合に、前記記憶を実行する
ことを特徴とする請求項8に記載の処理装置。 - 前記設定手段により優先順位が設定された前記複数の保存場所の内、一定時間更新されていない保存場所を、前記データの保存場所の候補から削除する削除手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の処理装置。 - 前記保存対象のデータは、読取装置が原稿を読み取ることで得られた読取画像である
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の処理装置。 - 前記処理装置は、前記読取装置とは異なる装置であり、当該読取装置に原稿を読み取らせる読取制御手段を備える
ことを特徴とする請求項11に記載の処理装置。 - 前記処理装置は、原稿を読み取る読取手段を備え、
前記保存対象のデータは、前記読取手段が前記読取装置として原稿を読み取ることで得られた読取画像である
ことを特徴とする請求項11に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、保存場所へのアクセスが可能であるかを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、保存場所の空き容量より当該データの容量が所定量より小さい場合に保存可能であると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、当該データの生成方法によって保存可能であるかを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、当該データの解析結果によって保存可能であるかを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記判定手段は、当該データの容量によって保存可能であるかを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - データをメモリに保存させる処理方法であって、
データが保存される候補である複数の保存場所の優先順位を、ユーザによる指示に応じて設定する設定工程と、
保存対象のデータを保存場所に保存可能であるか判定する判定工程と、
前記データの取得の前に前記設定工程において既に設定されている優先順位に基づき、前記判定工程において当該データが保存可能と判定された第1の保存場所が、当該第1の保存場所よりも当該優先順位における順位が低い第2の保存場所よりも保存場所として優先されるように、当該データの保存場所を決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された保存場所に前記データを保存する実行工程と
を備えることを特徴とする処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の処理装置の各手段として機能させるための、または請求項19に記載の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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