JP2007124560A - 映像出力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステップS6において再生映像の映像形式が変更されたとしても,ステップS3におけるメユー映像の出力は,前記ステップS6において変更された後の再生映像の映像形式にかかわらず,予め固定で設定された1125iの映像形式で常に出力される。
【選択図】図2
Description
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,外部の表示装置に出力する各種の映像のうち少なくとも映像形式を設定するためのメニュー映像が表示できない表示不可状態をできる限り回避することのできる映像出力装置を提供することにある。
本発明によれば,前記メニュー映像の映像形式が前記所定の映像形式に固定されているため,該所定の映像形式の映像を表示可能な前記表示装置を当該映像出力装置に接続することにより,該表示装置で前記メニュー映像を確実に表示することができ,前記メニュー映像の表示不可状態をできる限り回避することができる。これにより,使用者は,例えば前記各種の映像のうち前記メニュー映像を除く再生映像などの映像形式を前記表示装置で表示できない映像形式に設定してしまった場合にも,前記表示装置に表示されたメニュー映像を参照しながらその再生映像などの映像形式を再度設定することができる。
なお,前記映像出力装置と前記表示装置との通信は,例えばHDMI規格,DVI規格又はD端子規格に準拠した通信方式に従って行われる。ここで,その通信方式各々に対応する標準的な映像形式があることは周知である。そこで,前記所定の映像形式は,前記通信方式に対応する標準的な映像形式に固定することが望ましい。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るハードディスクレコーダーXを備えたシステムAの概略構成を示すブロック図,図2は前記ハードディスクレコーダーXにおいて実行される映像形式設定処理の手順の一例を説明するフローチャートである。
まず,図1のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係るハードディスクレコーダーX(以下「レコーダーX」という)を備えたシステムAの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記システムAは,HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠した通信方式で有線或いは無線により通信可能に接続されたレコーダーX(映像出力装置の一例)とテレビジョン受像機Y(表示装置の一例)とを備えて構成されている。なお,前記通信方式は,DVI(Digital Visual Interface)規格やD(D1〜D5など)端子規格に準拠したものであってもかまわない。また,前記レコーダーXは,本発明に係る映像出力装置の一例に過ぎず,本発明は,外部の表示装置に映像を出力するDVDレコーダーやビデオテープレコーダー,デジタルカメラ,デジタルビデオカメラなどの映像出力装置に適用することが可能である。
このように構成された前記システムAでは,前記レコーダーXに設けられた後述のハードディスク13に記憶された各種の映像が,該レコーダーXから予め設定された映像形式で前記テレビジョン受像機Yに出力されることにより,該テレビジョン受像機Yに設けられた後述の表示部26に表示される。
前記レコーダーXは,CPUやRAMなどを有してなり当該レコーダーXを統括的に制御するマイコン11と,前記マイコン11に対して各種の操作入力を行うためのリモコンや本体スイッチ等からなる操作部12と,各種の映像が記憶されるハードディスク13と,入力された映像に各種の映像処理を施して出力する映像処理回路14と,HDMI規格に準拠した通信方式に従って前記テレビジョン受像機Yと通信を行うための入出力インターフェース15(以下「I/F15」という)と,を備えて概略構成されている。なお,前記レコーダーXは,図1に示す他に,通常のハードディスクレコーダーが備える他の構成要素も備えるが,ここでは説明を省略する。
前記操作部12には,前記レコーダーXの動作や機能の設定に関するメニュー映像を前記テレビジョン受像機Yに表示させて,該設定を開始するためのメニューボタン(不図示)が設けられている。
また,前記映像処理回路14は,前記マイコン11からの指示に応じて,前記マイコン11から入力される映像を複数の映像形式のいずれかの映像形式で前記I/F15に出力するものであって,具体的には,525i,525p,750p,1125i,1125pのいずれかの映像形式で映像を出力することが可能である。なお,前記映像形式の525iは走査線数が525本で走査方式がインターレース,525pは走査線数が525本で走査方式がプログレッシブ,750pは走査線数が750本で走査方式がプログレッシブ,1125iは走査線数が1125本で走査方式がインターレース,1125pは走査線数が1125本で走査方式がプログレッシブであることを示している。
ところで,前記映像形式には,前記I/F15の通信方式に対応して標準的な映像形式があることは周知である。例えば,HDMI規格に準拠した通信方式であれば,1125iの映像形式が標準的な映像形式として用いられている。したがって,一般に,前記HDMI規格に準拠した通信方式で通信する機能を有する前記レコーダーXや前記テレビジョン受像機Yなどは,その通信方式に対応する標準的な1125iの映像形式の映像に対応可能に構成されている。即ち,前記レコーダーXでは,少なくとも1125iの映像形式で映像を出力することができ,前記テレビジョン受像機Yでは,少なくとも1125iの映像形式で映像を表示することができる。
前記テレビジョン受像機Yは,CPUやRAMなどを有してなり当該レコーダーXを統括的に制御するマイコン21と,前記マイコン21に各種の操作入力を行うための操作部22と,地上波放送信号やBS衛星放送信号,CATV放送信号などのテレビジョン放送を受信するためのチューナー23と,HDMI規格に準拠した通信方式に従って前記レコーダーXと通信を行うための入出力インターフェース24(以下「I/F24」という)と,入力された映像に各種の映像処理を施して出力する映像処理回路25と,前記映像処理回路25から出力された映像を表示する液晶パネル及びその周辺機器等からなる表示部26と,を備えて概略構成されている。なお,前記テレビジョン受像機Yは,図1に示す他に,通常のテレビジョン受像機が備える他の構成要素も備えるが,ここでは説明を省略する。
また,前記映像処理回路25は,入力された映像の映像形式が,525i,525p,750p,1125iのいずれかの映像形式である場合に,その映像を前記表示部26に表示させることが可能なものである。即ち,前記テレビジョン受像機Yで表示可能な映像形式には,前述したようにHDMI規格に準拠した通信方式に対応する標準的な映像形式である1125iが含まれているが,前記レコーダーXで出力可能である1125pの映像形式が含まれていない。そのため,前記レコーダーXから1125pの映像形式で映像が出力された場合には,その映像は前記表示部26に表示することができない。なお,前記映像処理回路25において,いずれの映像形式で映像が入力されているかの判断は,例えば前記レコーダーXから入力される映像に重畳された制御信号に基づいて行われる。
しかし,この課題を解決し得る本発明の実施の形態に係るレコーダーXでは,当該レコーダーXの動作や機能に関する設定を行うためのメニュー映像を出力するときの映像形式については特に,HDMI規格に準拠した通信方式に対応する標準的な映像形式である1125iに固定となるように予め設定されている。
まず,ステップS1では,当該レコーダーXの動作や機能に関する設定の開始要求がなされたか否か,即ち前記メニュー映像の表示が要求されたか否かが前記マイコン11によって判断される。具体的には,前記操作部12に設けられたメニューボタンが使用者によって操作されることにより,設定開始信号が前記マイコン11に入力されたか否かが判断される。ここで,前記メニューボタンが操作されて前記設定開始信号が入力されることにより前記設定の開始要求がなされたと判断されると(S1のYes),処理はステップS2に移行する。
このステップS1の処理は,前記設定の開始要求がなされるまで繰り返し実行される(S1のNo側)。また,図示しないが,前記ステップS1が繰り返されている間に使用者による前記操作部12への他の操作によって,前記レコーダーXから前記メニュー映像を除く再生映像が出力される場合には,その再生映像を出力する際の映像形式として予め設定された映像形式で出力される。ここに,前記再生映像を出力する際の映像形式は,初期設定により,或いは当該映像形式設定処理において設定される。
そして,続くステップS3では,前記ステップS2で読み出されたメニュー映像,及び該メニュー映像を1125iの映像形式で出力する旨の指示が,前記マイコン11によって前記映像処理部14に伝送される。これにより,前記映像処理部14では,前記メニュー映像が,前記マイコン11によって指示された1125iの映像形式に調整された後,前記I/F15に出力される。その後,前記I/F15では,前記映像処理部14から入力された前記メニュー映像が前記テレビジョン受像機Yに出力される。このように,前記レコーダーXでは,後述するステップS6において再生映像の映像形式が変更されたとしても,その映像形式にかかわらず,前記メニュー映像が,予め設定された1125iの映像形式で常に出力される。
ここで,前述したように,前記テレビジョン受像機Yは,HDMI規格に対応する標準的な1125iの映像形式で映像を表示することが可能なものである。したがって,前記テレビジョン受像機Yでは,前記I/F24により受信された前記メニュー映像が前記映像処理回路25を経由して前記表示部26に入力されることにより,そのメニュー映像が前記表示部26で表示される。
例えば,使用者によって1125pの映像形式が選択されると,その後は,前記再生映像が1125pの映像形式で前記テレビジョン受像機Yに出力されることになる。しかし,前述したように,前記テレビジョン受像機Yは1125pの映像形式に対応していないため,前記再生映像が1125pの映像形式で前記テレビジョン受像機Yに出力されても,該テレビジョン受像機Yの表示部26では前記再生映像を表示することができない。ここで,従来では前記メニュー画像も同時に表示することができなくなっていたため,前記映像形式を再度設定することが困難であった。
しかし,前記レコーダーXでは,前述したように,前記テレビジョン受像機Yに出力する映像のうち少なくとも前記メニュー映像の映像形式は,HDMI規格に準拠した通信方式に対応する標準的な映像形式である1125iに固定されている。したがって,前記ステップS6で前記再生映像の映像形式が変更されたとしても,その変更された映像形式にかかわらず,前記レコーダーXから出力されるメニュー映像を,前記テレビジョン受像機Yの表示部26に表示させることができる。これにより,使用者は,前記表示部26に表示された前記メニュー表示を参照しつつ容易に前記映像形式を再度設定することができる(S1〜S6)。
なお,前記レコーダーXに接続する前記テレビジョン受像機Yは,前記メニュー映像の映像形式として固定された1125iに対応可能なものを選別することにより,該テレビジョン受像機Yで前記メニュー映像を確実に表示することができる。但し,前記したように,HDMI規格に準拠した通信方式で通信可能なテレビジョン受像機Yでは,その通信方式に対応する標準的な1125iの映像形式に対応していることが一般的であるため,単にHDMI端子を有するものを選別するだけも,前記メニュー映像を表示させることができる可能性が極めて高い。
また,前記レコーダーXに設けられた前記I/F15が,複数の通信方式で通信可能なものである場合,例えばHDMI端子とDMI端子とを有する場合には,その通信方式毎に対応する標準的な映像形式を固定で設定しておき,実際に用いられる通信方式に対応する標準的な映像形式でメニュー映像を出力するように構成することが望ましい。
Y…テレビジョン受像機(表示装置の一例)
11,21…マイコン
12,22…操作部
13…ハードディスク
14,25…映像処理回路
15,24…入出力インターフェース
23…チューナー
26…表示部
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)番号
Claims (3)
- 予め設定された映像形式で外部の表示装置に各種の映像を出力する映像出力装置であって,
前記各種の映像のうち少なくとも前記映像形式を設定するためのメニュー映像の映像形式が所定の映像形式に固定されてなることを特徴とする映像出力装置。 - HDMI規格,DVI規格又はD端子規格に準拠した通信方式で前記表示装置に前記各種の映像を出力してなる請求項1に記載の映像出力装置。
- 前記所定の映像形式が,前記通信方式に対応する標準的な映像形式である請求項2に記載の映像出力装置。
Priority Applications (1)
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