JP3968776B2 - 映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、映像出力端子が誤って出力設定されることを抑制できるようにする映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送における映像信号の信号フォーマットとしては、525i(interlace)、525p(progressive)、1125iまたは750pが使用されている。そして、その映像信号をテレビジョン受像機から映像信号入力装置(例えば、ディスプレイ装置)に出力する映像信号出力端子として、日本電子機械工業会(EIAJ:Electronic Industries Association of Japan)のCP−4120で規定されているD端子が使用される。
【0003】
このD端子は、525iの映像信号に対応するD1端子、525i または525pの映像信号に対応するD2端子、525i 、525pまたは1125iの映像信号に対応するD3端子、および、525i 、525p、1125iまたは750pの映像信号に対応するD4端子により構成されており、各テレビジョン受像機において、入力の信号フォーマットとD端子の設定に基づいて、映像信号の出力フォーマットの仕様が予め定められている。
【0004】
例えば、このテレビジョン受像機では、D端子の出力設定(以下、出力フォーマット設定とも称する)がD3端子の場合、入力される映像信号のうち、1125iまたは750pの信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力されることが定められており、また、出力フォーマット設定がD4端子の場合、入力される映像信号のうち、1125iの信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力され、750pの信号フォーマットの映像信号が750pの信号フォーマットで出力されることが定められている。
【0005】
このような出力フォーマットの仕様のD端子を有するテレビジョン受像機において、D端子の出力フォーマット設定を切り換える場合について、図1を参照して説明する。図1は、このテレビジョン受像機にD端子を介して接続しているディスプレイ装置の表示画面の例を示す図である。
【0006】
図1の例においては、テレビジョン受像機に、750pの信号フォーマットの映像信号が入力されており、D端子の出力フォーマット設定がD3端子の場合、ディスプレイ装置の表示画面1には、1125iの信号フォーマットで映像信号が出力される。そこで、ユーザは、D端子の出力フォーマット設定をD3端子からD4端子に切り換える。それに対応して、この映像信号の信号フォーマットが、1125iから750pに変更されるので、表示画面2に示されるように、一旦、ダイアログAの背景に、750pの信号フォーマットの映像信号が出力されるとともに、ダイアログAに、「出力形式を切り換えます。切り換えてよいですか?」という忠告表示とともに、「はい」ボタンA1および「いいえ」ボタンA2が表示される。
【0007】
例えば、テレビジョン受像機にD端子を介して接続しているディスプレイ装置が、750pの信号フォーマットの映像信号に対応している場合、750pの信号フォーマットの映像信号は、表示画面2に正常に出力されるため、ユーザは、すぐに、ディスプレイ装置が750pの信号フォーマットの映像信号に対応していることがわかる。そこで、ユーザは、ボタンなどにより構成される入力部などを介して、「はい」ボタンA1を選択することにより、D端子の出力フォーマット設定をD4端子に切り換え、750pの信号フォーマットの映像信号で出力される表示画面3を視聴することができる。
【0008】
反対に、このディスプレイ装置が750pの信号フォーマットの映像信号に対応していない場合、750pの信号フォーマットの映像信号は、表示画面2に乱れて出力されるため、ユーザは、すぐに、ディスプレイ装置が、750pの信号フォーマットの映像信号に対応していないことがわかる。そこで、ユーザは、ボタンなどにより構成される入力部などを介して、「いいえ」ボタンA2を選択することにより、D端子の出力フォーマット設定をD4端子に切り換えることを止め、D3端子のままで、1125iの信号フォーマットの映像信号で出力される表示画面4を視聴することになる。
【0009】
以上のように、テレビジョン受像機においては、D端子の出力フォーマット設定を切り換える場合、一旦、切り換えた後の信号フォーマットの映像信号を出力するとともに、ダイアログを出力し、変更するか否かをユーザに確認させ、ユーザにより入力された指示に基づいて、D端子の出力フォーマット設定を切り換えるようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような仕様のD端子を有するテレビジョン受像機に、例えば、1125iの信号フォーマットの映像信号が入力されている場合、D端子の出力フォーマット設定がD3端子からD4端子に切り換えられたとしても、出力の信号フォーマットは、1125iの信号フォーマットのまま変わらない。したがって、D端子の出力フォーマット設定をD4端子に切り換えても、接続されているディスプレイ装置が、その1125iの信号フォーマットの映像信号を正常に出力できてしまう。
【0011】
このような場合に、D端子の出力フォーマット設定がD4端子に切り換えられたままの状態で、信号フォーマットが750pの映像信号が入力されたときに初めて、それに対応して、出力の信号フォーマットが750pに変わるため、このテレビジョン受像機に接続されているディスプレイ装置の映像が突然乱れてしまい、これにより、初めて、ユーザは、このディスプレイ装置が750pの信号フォーマットに対応していない(D4端子に完全には対応していない)ことを把握する場合があった。
【0012】
すなわち、ユーザは、D端子の出力フォーマット設定を切り換えた直後には、このディスプレイ装置が750pの信号フォーマットに対応していないことを把握できないという課題があった。
【0013】
さらに、D端子の出力フォーマット設定を切り換えてからしばらくの間、750pの信号フォーマットの映像信号が入力されない場合において、信号フォーマットが750pの映像信号が入力されたとき、ユーザは、ディスプレイ装置の映像が突然乱れた原因がわからず、ディスプレイ装置が壊れてしまったのではないかという混乱を引き起こしてしまうという課題があった。
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザにより映像出力端子が誤った出力設定されるのを抑制できるようにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像信号処理装置は、切り換え手段により映像出力端子が第1の出力設定から、第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断手段と、第1の判断手段により映像出力端子が第1の出力設定から第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断手段と、第2の判断手段により映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、映像信号を、高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
第1の出力設定は、D3端子の設定であり、第2の出力設定は、D4端子の設定であり、高い解像度の出力フォーマットは、750pのフォーマットであるようにすることができる。
【0017】
第1の出力設定は、D2端子の設定であり、第2の出力設定は、D4端子の設定であり、高い解像度の出力フォーマットは、1125iまたは750pのフォーマットであるようにすることができる。
【0018】
第1の出力設定は、D2端子の設定であり、第2の出力設定は、D3端子の設定であり、高い解像度の出力フォーマットは、1125iのフォーマットであるようにすることができる。
【0019】
本発明の映像信号処理方法は、切り換え手段により映像出力端子が第1の出力設定から、第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理により映像出力端子が第1の出力設定から第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、映像信号を、高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明の記録媒体のプログラムは、切り換え手段により映像出力端子が第1の出力設定から、第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理により映像出力端子が第1の出力設定から第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、映像信号を、高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明のプログラムは、切り換え手段により映像出力端子が第1の出力設定から、第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理により映像出力端子が第1の出力設定から第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、映像信号を、高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップとを実行させることを特徴とする。
【0022】
本発明の映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、第1の判断ステップの処理により映像出力端子が第1の出力設定から、第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットであるか否かが判断される。そして、映像信号の入力フォーマットが高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、映像信号を、高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力が制御される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図2は、本発明を適用したテレビジョン受像機11の構成例を示している。このテレビジョン受像機11は、図示せぬディスプレイ装置とD端子28で接続されている。
【0025】
チューナ21は、図示せぬアンテナを介して受信された放送信号を選局、復調し、デマルチプレクサ22に出力する。デマルチプレクサ22は、その放送信号を、映像信号および音声信号に分離し、その中の映像信号を、MPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮された映像信号として、デコーダ部23に出力する。なお、音声信号は図示せぬオーディオデコーダ部に出力され、処理される。
【0026】
デコーダ部23は、その映像信号を、信号フォーマットに応じて、ベースバンドにデコードし、解像度変換部26に出力する。また、デコーダ部23は、その映像信号に対する信号フォーマットの情報をマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)24に出力する。なお、信号フォーマットは、放送信号において、大きく分類して、525i、525p、1125iおよび750pの4つの信号フォーマットが定義されている。ここで、数字は走査線の数を表し、iはインターレース(飛び越し走査)方式を、pはプログレッシブ(順次走査)方式をそれぞれ表す。
【0027】
マイコン24は、ユーザの操作に対応する信号を出力する入力部25からの入力に対応して各部を制御する。また、マイコン24は、デコーダ部23により入力された映像信号に対する信号フォーマットの情報、または、ユーザにより指定されたD端子28の出力フォーマット設定に基づいて、解像度変換部26を制御する。
【0028】
入力部25は、各種のスイッチ、ボタン、リモートコントローラなどで構成され、ユーザの操作に対応した信号を出力する。例えば、D端子28の出力フォーマット設定を変更するために、所定のボタンを押すと、D端子28の出力フォーマット設定がマイコン24に出力される。
【0029】
解像度変換部26は、デコーダ部23から入力された映像信号を、マイコン24の制御に応じて、色変換したり、解像度変換を実行し、D/A(Digital/Analog)変換部27に出力する。
【0030】
D/A変換部27は、解像度変換部26より入力された映像信号をアナログ信号に変換し、D端子28を介して、ディスプレイ装置に出力する。このD端子28は、525iの映像信号に対応するD1端子、525i または525pの映像信号に対応するD2端子、525i 、525pまたは1125iの映像信号に対応するD3端子、および、525i 、525p、1125iまたは750pの映像信号に対応するD4端子により構成される。そして、このテレビジョン受像機11においては、入力された映像信号の信号フォーマット(入力フォーマット)とD端子28の設定に基づいて、出力される映像信号の信号フォーマット(出力フォーマット)の仕様が、図3に示されるように、予め定められている。
【0031】
図3は、このテレビジョン受像機11のD端子28の出力フォーマットの仕様例を示す図である。
【0032】
図3の例においては、出力設定(以下、出力フォーマット設定と適宜称する)がD1端子の場合、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号が525iの信号フォーマットで出力され、出力フォーマット設定がD2端子の場合、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号が525pの信号フォーマットで出力され、出力フォーマット設定がD3端子の場合、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力される。
【0033】
また、出力フォーマット設定がD4端子の場合、入力される映像信号のうち、750pの信号フォーマットの映像信号が750pの信号フォーマットで出力され、それ以外(525i、525pまたは1125i)の信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力される。
【0034】
以上のようなD端子28の出力フォーマット設定に基づいて、マイコン24は、解像度変換部26を制御する。
【0035】
図4は、解像度変換部26の詳細な構成例を示すブロック図である。図4において、解像度変換部26は、信号入力部41、色変換部42、縮小フィルタ43、メモリ44、および、拡大フィルタ45により構成される。
【0036】
信号入力部41は、デコーダ部23から入力された映像信号を色変換部42に供給する。色変換部42は、マイコン24からの制御信号に応じて、供給された映像信号の信号フォーマットが入出力で異なる場合に色変換を実行する。
【0037】
縮小フィルタ43は、マイコン24からの制御信号に応じて、高い解像度から低い解像度に解像度変換する場合に、映像信号を縮小してメモリ44に書き出し、反対に、低い解像度から高い解像度に解像度変換する場合には、その映像信号をそのまま何もせず、メモリ44に書き出す。拡大フィルタ45は、マイコン24からの制御信号に応じて、低い解像度から高い解像度に解像度変換する場合に、メモリ44から読み出された映像信号を拡大して、D/A変換部27に書き出し、反対に、高い解像度から低い解像度に解像度変換する場合には、その映像信号をそのまま何もせず、D/A変換部27に書き出す。
【0038】
上述した縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45により実行される解像度変換処理について、図5を参照して詳しく説明する。図5の例の場合、525iの映像信号61は、ブランキング領域71および有効画像領域72により構成され、水平サイズ525×垂直サイズ858である。また、1125iの映像信号62は、ブランキング領域73および有効画像領域74により構成され、水平サイズ2200×垂直サイズ1125である。
【0039】
マイコン24は、デコーダ部23により入力された映像信号に対する信号フォーマットの情報、および、ユーザにより指定されたD端子28の出力フォーマット設定(図3)に基づいて、入力の信号フォーマットと出力の信号フォーマットの解像度を比較判断する。そして、その映像信号の入力の信号フォーマットより出力の信号フォーマットの方が解像度が高いと判断された場合、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45は、映像信号の拡大解像度変換を実行する。
【0040】
例えば、入力の信号フォーマット525iの映像信号が、出力の信号フォーマット1125iに拡大解像度変換されるとき、映像信号61の水平位置122と垂直位置37から水平サイズ720×垂直サイズ480の有効画像領域72が切り出され、メモリ44に書き出される。なお、この場合は、低い解像度から高い解像度に解像度変換するため、この映像信号はそのままの信号フォーマットで縮小フィルタ43をスルーする。その後、有効画像領域72は、拡大フィルタ45によりメモリ44より読み出されながら、水平サイズ1920×垂直サイズ1080の有効画像領域74に拡大され、映像信号62の水平位置192と垂直位置20に配置され、出力される。これにより、525iの映像信号61から1125iの映像信号62への解像度変換が実行される。
【0041】
また、反対に、入力の信号フォーマットより、出力の信号フォーマットの方が解像度が低いと判断された場合、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45は、映像信号の縮小解像度変換を実行する。
【0042】
例えば、入力の信号フォーマット1125iの映像信号が、出力の信号フォーマット525iに縮小解像度変換されるとき、映像信号62の水平位置192と垂直位置20から、水平サイズ1920×垂直サイズ1080の有効画像領域74が切り出され、縮小フィルタ43で、水平サイズ720×垂直サイズ480の有効画像領域72に縮小されて、メモリ44に書き出される。その後、有効画像領域72は、拡大フィルタ45によりメモリから読み出されながら、映像信号61の水平位置122と垂直位置37に配置され、出力される。これにより、1125iの映像信号62から525iの映像信号61への解像度変換が実行される。なお、この場合は、高い解像度から低い解像度に解像度変換するため、この映像信号はそのままの信号フォーマットで拡大フィルタ45をスルーする。
【0043】
また、入力の信号フォーマットと、出力の信号フォーマットの解像度が同じであると判断された場合、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45は、映像信号をそのまま、D/A変換部27にスルーさせる。なお、この場合、縮小フィルタ43は、有効画像領域を切り出し、そのまま、メモリ44に書き出す。その後、拡大フィルタ45は、メモリ44の有効画像領域をそのままの信号フォーマットの映像信号の所定の位置に配置し、D/A変換部27に書き出す。
【0044】
以上のようにして、テレビジョン受像機11において、入出力で信号フォーマットが異なった場合、入力された映像信号の有効画像領域が切り出され、出力の信号フォーマットの有効画像領域のサイズに拡大縮小され、出力の信号フォーマットで規定されている有効画像の位置にセットされることにより、解像度変換が実行される。これにより、映像信号は、D端子28の出力フォーマットの仕様に基づいた出力フォーマットで出力される。
【0045】
次に、図6のフローチャートに基づいて、テレビジョン受像機11の色変換処理の説明をする。
【0046】
信号入力部41は、デコーダ部23からの信号フォーマットの映像信号を色変換部42に供給する。そこで、ステップS1において、マイコン24は、デコーダ部23により入力された映像信号に対する入力の信号フォーマットの情報に基づいて、その映像信号の入力の信号フォーマットが525iまたは525pであるか否かを判断する。
【0047】
ステップS1において、その映像信号の入力の信号フォーマットが525iまたは525pであると判断された場合、ステップS2において、マイコン24は、ユーザにより指定されているD端子28の出力フォーマット設定(図3)に基づいて、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iまたは525pであるか否かを判断する。すなわち、D端子28の出力フォーマット設定が、D1端子またはD2端子であれば、映像信号の出力の信号フォーマットが525iまたは525pであると判断され、D端子28の出力フォーマット設定が、D3端子またはD4端子であれば、映像信号の出力の信号フォーマットが1125iまたは750pである(映像信号の出力の信号フォーマットが525iおよび525pではない)と判断される。
【0048】
ステップS2において、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iおよび525pではないと判断された場合、ステップS3において、色変換部42は、図7に示される色変換テーブルに基づいて、映像信号の601に規定された色フォーマットから709に規定された色フォーマットに色変換する。
【0049】
ステップS1において、その映像信号の入力の信号フォーマットが525iおよび525pでないと判断された場合、ステップS4において、マイコン24は、ユーザにより指定されているD端子28の出力フォーマット設定に基づいて、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iまたは525pであるか否かを判断し、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iまたは525pであると判断された場合、ステップS5において、色変換部42は、図7に示される色変換テーブルに基づいて、映像信号の709に規定された色フォーマットから601に規定された色フォーマットに色変換する。
【0050】
ステップS2において、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iまたは525pであると判断された場合、または、ステップS4において、その映像信号の出力の信号フォーマットが525iおよび525pではないと判断された場合、映像信号の入出力の色フォーマットは同じであるので、色変換は実行されない。
【0051】
以上の色変換処理について、図7を参照して詳しく説明する。
【0052】
図7は、色変換テーブルの例を示す図である。525iまたは525pの信号フォーマットの場合の色フォーマットは、CCIR(国際無線通信顧問委員会)−REC601により規定されており、1125iまたは750pの信号フォーマットの場合の色フォーマットは、CCIR−REC709により規定されているため、色変換部42において、各信号フォーマットの規定に従って色変換が行われる。したがって、入出力の信号フォーマットを比較し、規定されている色フォーマットが異なっている場合のみ色変換が行われる。
【0053】
図7の例においては、入力の信号フォーマットが525iまたは525pであり、出力の信号フォーマットが525iまたは525pである場合は、映像信号の色フォーマットは同じであるので、色変換は実行されない。入力の信号フォーマットが525iまたは525pであり、出力の信号フォーマットが1125iまたは750pである場合は、映像信号の色フォーマットが、601に規定された色フォーマットから709に規定された色フォーマットに変換される。
【0054】
また、入力の信号フォーマットが1125iまたは750pであり、出力の信号フォーマットが525iまたは525pである場合は、映像信号の色フォーマットが、709に規定された色フォーマットから601に規定された色フォーマットに変換される。入力の信号フォーマットが1125iまたは750pであり、出力の信号フォーマットが1125iまたは750pである場合は、映像信号の色フォーマットは同じであるので、色変換は実行されない。
【0055】
次に、図8のフローチャートに基づいて、テレビジョン受像機11のD端子28の出力フォーマット設定の切り換え処理を説明する。
【0056】
例えば、テレビジョン受像機11において、D端子28の出力フォーマット設定が、D3端子として設定されている。ユーザは、入力部25を構成するボタンなどを操作することにより、D端子28の出力フォーマット設定を切り換える。そこで、ステップS21において、マイコン24は、入力部25からの信号に基づいて、D端子28の出力フォーマット設定がD4端子に切り換わったと判断するまで待機する。
【0057】
ステップS21において、D端子28の出力フォーマット設定がD4端子に切り換わったと判断された場合、ステップS22において、マイコン24は、デコーダ部23により入力された映像信号に対する入力の信号フォーマットの情報に基づいて、その映像信号の入力の信号フォーマットが750pであるか否かを判断する。この750pの信号フォーマットは、D4端子における最高解像度の信号フォーマットであり、さらに、切り換え前のD3端子では出力できない(1125iに解像度変換されて出力される)解像度の信号フォーマットである。
【0058】
ステップS22において、その映像信号の入力の信号フォーマットが750pではない(例えば、525i 、525pまたは1125iの信号フォーマットである)と判断された場合、ステップS23において、マイコン24は、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、その映像信号の信号フォーマットを750pに解像度変換させ、所定の時間だけ(例えば、5秒間)、D/A変換部27に出力させる。したがって、例えば、ディスプレイ装置が750pに対応していない場合は、ディスプレイ装置には、乱れた映像が出力される。これにより、ユーザは、ディスプレイ装置が、750pに対応していない(D4端子に完全には対応していない)ことをすぐに把握できる。
【0059】
その後、マイコン24は、ステップS24において、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、映像信号の出力の信号フォーマットを、所定の信号フォーマット(いまの場合、1125iの信号フォーマット)に解像度変換させ、D/A変換部27に出力させる。
【0060】
具体的には、図5を参照して説明したように、例えば、信号フォーマットが1125iの映像信号が入力された場合、5秒間だけ、縮小フィルタ43は、有効画像領域を切り出し、そのまま、メモリ44に書き出し、拡大フィルタ45は、メモリ44の有効画像領域を750pに拡大し、750pの映像信号の所定の位置に配置し、D/A変換部27に書き出す。その5秒後、縮小フィルタ43は、有効画像領域を切り出し、そのまま、メモリ44に書き出す。その後、拡大フィルタ45は、メモリ44の有効画像領域をそのまま、1125iの映像信号の所定の位置に配置し、D/A変換部27に書き出す。
【0061】
一方、ステップS22において、その映像信号の入力の信号フォーマットが750pであると判断された場合、ステップS25において、マイコン24は、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、映像信号の出力の信号フォーマットを750pのままで、D/A変換部27に出力させる。
【0062】
以上により、D端子28の出力フォーマット設定(D4端子)の切り換え時において、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号を、一旦、D3端子では出力することのできない(すなわち、D4端子でしか出力できない)750pで出力させるようにしたので、切り換えたその時にすぐに、ディスプレイ装置が750p(D4端子)に対応しているか否かがわかる。
【0063】
上記説明においては、図3に示されるようなD端子の出力フォーマットの仕様を用いて説明したが、テレビジョン受像機11においては、図9に示されるようなD端子の出力フォーマットの仕様を用いるようにしてもよい。
【0064】
図9は、テレビジョン受像機11のD端子28の出力フォーマットの他の仕様例を示す図である。
【0065】
図9の例においては、出力フォーマット設定がD1端子の場合、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号が525iの信号フォーマットで出力され、出力フォーマット設定がD2端子の場合、入力される映像信号のうち、525iの信号フォーマットの映像信号が525iの信号フォーマットで出力され、525p、1125iまたは750pの信号フォーマットの映像信号が525pの信号フォーマットで出力される。
【0066】
出力フォーマット設定がD3端子の場合、入力される映像信号のうち、525iの信号フォーマットの映像信号が525iの信号フォーマットで出力され、525pの信号フォーマットの映像信号が525pの信号フォーマットで出力され、1125iまたは750pの信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力される。出力フォーマット設定がD4端子の場合、入力される映像信号のうち、525iの信号フォーマットの映像信号が525iの信号フォーマットで出力され、525pの信号フォーマットの映像信号が525pの信号フォーマットで出力され、1125iの信号フォーマットの映像信号が1125iの信号フォーマットで出力され、750pの信号フォーマットの映像信号が750pの信号フォーマットで出力される。
【0067】
以上のような図9のD端子28の出力フォーマットの仕様に基づいて実行されるテレビジョン受像機11のD端子28の出力フォーマット設定の切り換え処理の他の例を、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
例えば、テレビジョン受像機11において、D端子28の出力フォーマット設定が、D2端子として設定されている。ユーザは、入力部25を構成するボタンなどを操作することにより、D端子28の出力フォーマット設定を切り換える。そこで、ステップS21において、マイコン24は、入力部25からの信号に基づいて、D端子28の出力フォーマット設定がD3端子に切り換わったか否かを判断する。
【0069】
ステップS41において、D端子28の出力フォーマット設定がD3端子に切り換わったと判断された場合、ステップS42において、マイコン24は、デコーダ部23により入力された映像信号に対する入力の信号フォーマットの情報に基づいて、その映像信号の入力の信号フォーマットが1125iまたは750pであるか否かを判断する。
【0070】
この1125iの信号フォーマットは、D3端子における最高解像度の信号フォーマットであり、さらに、切り換え前のD2端子では出力できない(1125iに解像度変換されて出力される)解像度の信号フォーマットである。また、この750pの信号フォーマットは、D3端子では出力できないため、1125i(切り換え前のD2端子では出力できない解像度の信号フォーマット)に解像度変換されて出力される解像度の信号フォーマットである。
【0071】
ステップS42において、その映像信号の入力の信号フォーマットが1125iかつ750pではない(例えば、525i または525pの信号フォーマットである)と判断された場合、ステップS43において、マイコン24は、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、その映像信号の信号フォーマットを1125iに解像度変換させ、所定の時間だけ(例えば、5秒間)、D/A変換部27に出力させる。したがって、例えば、ディスプレイ装置が1125iに対応していない場合は、ディスプレイ装置には、乱れた映像が出力される。これにより、ユーザは、ディスプレイ装置が、1125iに対応していない(D3端子に完全には対応していない)ことがすぐに把握できる。
【0072】
その後、マイコン24は、ステップS44において、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、映像信号の出力の信号フォーマットを、図9のD端子28の出力フォーマット設定に基づいた、所定の信号フォーマットに解像度変換させ、D/A変換部27に出力させる。したがって、入力された映像信号が525iの信号フォーマットの場合、525iの信号フォーマットのまま出力され、入力された映像信号が525pの信号フォーマットの場合、525pの信号フォーマットのまま出力される。
【0073】
一方、ステップS42において、その映像信号の入力の信号フォーマットが1125iまたは750pであると判断された場合、ステップS45において、マイコン24は、縮小フィルタ43、メモリ44および拡大フィルタ45を制御し、映像信号の出力の信号フォーマットを1125iに解像度変換させ(または、1125iのまま)、D/A変換部27に出力させる。
【0074】
以上により、切り換えられたD端子28の出力フォーマット設定(D3端子)において、入力されるすべての信号フォーマットの映像信号を、一旦、D2端子では出力することのできない(すなわち、D3端子以上の設定でしか出力できない)1125iで出力させるようにしたので、切り換えたその時にすぐに、ディスプレイ装置が1125i(D3端子)に対応しているか否かがわかる。
【0075】
上記説明において、D2端子からD3端子に切り換える場合を説明したが、D2端子からD4端子に切り換える場合、または、D3端子からD4端子に切り換える場合においても同様の効果がある。なお、その場合、一旦、D2端子またはD3端子では出力することのできない(すなわち、D4端子の出力フォーマット設定でしか出力できない)750pで出力させるようにする。
【0076】
さらに、D1端子から、D2端子乃至D4端子のいずれかの出力フォーマット設定に切り換える場合にも適用される。
【0077】
以上のように、D端子28の出力フォーマット設定を切り換えた場合、映像信号の入力の信号フォーマットに拘らず、切り換えた後の出力フォーマット設定では出力できるが、切り換える前の出力フォーマット設定では出力できない解像度の出力フォーマットで、一旦出力するようにしたので、切り換えたその時にすぐに、ディスプレイ装置がその出力フォーマット設定に対応しているか否かがわかる。
【0078】
以上より、ユーザにより完全には対応していない出力設定を誤って設定してしまうことが抑制される。これにより、ユーザが、ディスプレイ装置の映像が突然乱れた原因がわからず、ディスプレイ装置が壊れてしまったと勘違いすることも抑制することができる。
【0079】
以上においては、NTSC(National Television System Committee)方式の場合について説明したが、PAL(Phase Alternating Line)方式の場合にも適用される。
【0080】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、例えば、テレビジョン受信機11は、図11に示されるようなテレビジョン受信機101により構成される。
【0081】
図11において、CPU(Central Processing Unit)111は、ROM(Read Only Memory) 112に記憶されているプログラム、または、記憶部118からRAM(Random Access Memory)113にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM113にはまた、CPU111が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0082】
CPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114を介して相互に接続されている。このバス114にはまた、入出力インタフェース115も接続されている。
【0083】
入出力インタフェース115には、キーボード、マウスなどよりなる入力部116、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部117、ハードディスクなどより構成される記憶部118、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部119が接続されている。通信部119は、図示しないネットワークを介しての通信処理を行う。
【0084】
入出力インタフェース115にはまた、必要に応じてドライブ120が接続され、磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、或いは半導体メモリ124などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部118にインストールされる。
【0085】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0086】
この記録媒体は、図11に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ124などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM112や、記憶部118に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0087】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0088】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、映像出力端子が誤って出力設定されるのを抑制できる。さらに、本発明によれば、映像出力端子の出力設定の切り換え時、その出力設定の対応未対応がすぐにわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の出力設定切り換えの画面表示の例を示す図である。
【図2】本発明を適用したテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のテレビジョン受像機の出力端子の出力フォーマットの仕様例を示す図である。
【図4】図2のテレビジョン受像機の解像度変換部の構成例を示すブロック図である。
【図5】図2のテレビジョン受像機の解像度変換の処理を説明する図である。
【図6】図2のテレビジョン受像機の解像度変換部の色変換処理を説明するフローチャートである。
【図7】図2のテレビジョン受像機の色変換テーブルを示す図である。
【図8】図2のテレビジョン受像機の出力設定の切り換え処理を説明するフローチャートである。
【図9】図2のテレビジョン受像機の出力端子の出力フォーマットの他の仕様例を示す図である。
【図10】図2のテレビジョン受像機の出力端子の出力フォーマットの他の仕様例を示す図である。
【図11】図2のテレビジョン受像機の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 テレビジョン受像機,23 デコーダ部,24 マイコン,25 入力部,26 解像度変換部,27 D/A変換部,28 D端子,41 信号入力部,42 色変換部,43 縮小フィルタ,44 メモリ,45 拡大フィルタ
Claims (7)
- 映像出力端子と、前記映像出力端子の出力設定を切り換える切り換え手段とを備え、映像信号を処理し、前記映像出力端子を介して出力する映像信号処理装置において、
前記切り換え手段により前記映像出力端子が第1の出力設定から、前記第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段により前記映像出力端子が前記第1の出力設定から前記第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段により前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、前記映像信号を、前記高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、前記映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御手段と
を備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記第1の出力設定は、D3端子の設定であり、
前記第2の出力設定は、D4端子の設定であり、
前記高い解像度の出力フォーマットは、750pのフォーマットである
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記第1の出力設定は、D2端子の設定であり、
前記第2の出力設定は、D4端子の設定であり、
前記高い解像度の出力フォーマットは、1125iまたは750pのフォーマットである
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記第1の出力設定は、D2端子の設定であり、
前記第2の出力設定は、D3端子の設定であり、
前記高い解像度の出力フォーマットは、1125iのフォーマットである
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 映像出力端子と、前記映像出力端子の出力設定を切り換える切り換え手段とを備え、映像信号を処理し、前記映像出力端子を介して出力する映像信号処理装置の映像信号処理方法において、
前記切り換え手段により前記映像出力端子が第1の出力設定から、前記第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、
前記第1の判断ステップの処理により前記映像出力端子が前記第1の出力設定から前記第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
前記第2の判断ステップの処理により前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、前記映像信号を、前記高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、前記映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップと
を含むことを特徴とする映像信号処理方法。 - 映像出力端子と、前記映像出力端子の出力設定を切り換える切り換え手段とを備え、映像信号を処理し、前記映像出力端子を介して出力する映像信号処理装置用のプログラムであって、
前記切り換え手段により前記映像出力端子が第1の出力設定から、前記第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、
前記第1の判断ステップの処理により前記映像出力端子が前記第1の出力設定から前記第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
前記第2の判断ステップの処理により前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、前記映像信号を、前記高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、前記映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 映像出力端子と、前記映像出力端子の出力設定を切り換える切り換え手段とを備え、映像信号を処理し、前記映像出力端子を介して出力する映像信号処理装置のコンピュータに、
前記切り換え手段により前記映像出力端子が第1の出力設定から、前記第1の出力設定では出力できない高い解像度の出力フォーマットを有する第2の出力設定に切り換えられたか否かを判断する第1の判断ステップと、
前記第1の判断ステップの処理により前記映像出力端子が前記第1の出力設定から前記第2の出力設定に切り換えられたと判断された場合、前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
前記第2の判断ステップの処理により前記映像信号の入力フォーマットが前記高い解像度の出力フォーマットではないと判断された場合、前記映像信号を、前記高い解像度の出力フォーマットで所定の時間だけ出力し、その後、前記映像信号の入力フォーマットに対応した出力フォーマットで出力するように出力を制御する出力制御ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
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