JP2007124382A - 音声信号の遅延時間差自動補正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デジタル音声信号の所定周波数帯域のみ通過させるデジタルフィルタの低域側と高域側のカットオフ周波数及び減衰特性値から演算し前記フィルタを形成するための演算処理手段とカットオフ周波数及び減衰特性値を入力・設定できる調整器と、D/A変換手段とで構成する音声信号処理ユニット複数個の内の一つを低域通過フィルタ、同様にして他の音声信号処理ユニットを高域通過フィルタに形成した後に遅延時間の大きい低域通過フィルタとして形成された音声信号処理ユニットの遅延時間に高域通過フィルタとして形成された他の音声信号処理ユニットの遅延時間を自動的に一致させる補正機能を備えている。
【選択図】 図2
Description
(1)音声信号をフィルタによって複数の周波数帯域に分割し、各周波数帯域ごとの音声信号を増幅するそれぞれ専用のパワーアンプを設け、該パワーアンプそれぞれに接続されたスピーカを駆動して、前記音声信号を音響に再生する音響再生装置において、音声信号を複数の周波数帯域に分割することによって生じる各帯域の音声信号の遅延時間差を自動補正するのに用いられる音声信号の遅延時間差自動補正装置であって、
前記音声信号の所定の周波数帯域のみを通過させるデジタルフィルタと、該デジタルフィルタの通過帯域を定める低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値から演算して前記デジタルフィルタを形成するための演算処理手段と、前記カットオフ周波数及び減衰特性値の任意値を入力・設定できる調整器と、前記デジタルフィルタを通過したデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とで構成される音声信号処理ユニットを複数個備え、
かつ、前記演算処理手段が、前記複数の音声信号処理ユニットの内、その一つの該音声信号処理ユニットのデジタルフィルタを低域通過フィルタとして形成し、同様にして他の前記音声信号処理ユニットのデジタルフィルタを高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタに形成した後に、各音声信号処理ユニットの出力信号間の遅延時間差を算出し、最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタとして形成された前記音声信号処理ユニットの遅延時間に、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタとして形成された他の音声信号処理ユニットの遅延時間を自動的に一致させる補正機能を備えてなることを特徴とする音声信号の遅延時間差自動補正装置。
前記音声信号の所定の周波数帯域のみを通過させるデジタルフィルタ2個と、該デジタルフィルタの通過帯域を定める低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値から演算して前記デジタルフィルタを形成するための演算処理手段と、前記カットオフ周波数及び減衰特性値の任意値を入力・設定できる調整器と、前記デジタルフィルタを通過したデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段2個とで構成される音声信号処理ユニットを複数個備え、
かつ、前記演算処理手段が、前記複数の音声信号処理ユニットそれぞれを低域通過フィルタ、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタに形成した後に、各音声信号処理ユニットの出力信号間の遅延時間差を算出し、最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタとして形成された前記音声信号処理ユニットの遅延時間に、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタとして形成された他の音声信号処理ユニットの遅延時間を自動的に一致させる補正機能を備えてなることを特徴とする音声信号の遅延時間差自動補正装置。
1.本願発明の請求項1の発明によれば、
前記演算処理手段において、前記フィルタの低域側と高域側それぞれの前記カットオフ周波数及び減衰特性値を任意値に設定できる調整器によって個別に入力・設定できるので、例えば、低音用スピーカ、中音用スピーカ及び高音用スピーカで構成される3ウエイ方式のスピーカ・ユニットに要求されるクロスオーバーひずみが考慮された低域周波数通過フィルタ、帯域周波数通過フィルタ及び高域周波数通過フィルタを自動的に形成することができる。
請求項1の効果に加えて、前記複数の音声信号処理ユニットが、それぞれ2個のデジタルフィルタと、該2個のデジタルフィルタの低域側と高域側それぞれ指定されたカットオフ周波数及び減衰特性値の任意値を入力・設定できる調整器を有する演算処理手段と、2個のD/A変換手段とを備え、マルチチャンネル方式の左右に配設されたスピーカ・ユニットを一つの前記音声信号処理ユニットで制御できるので、経済的に音声信号の遅延時間差自動補正装置を構築することができる。
請求項1及び2の効果に加えて、音波は、空気を媒体として伝播するため、340m/sec(14℃)の速度(音速)があり、マルチチャンネル・システムなど、複数のスピーカ・ユニットに装着された高音用、中音用及び低音用スピーカのそれぞれの振動板の前後配置位置が異なっている場合、聴取者の耳までの音波到達時間の差となって、音質上無視できない要素となる。
請求項1及び3の効果に加えて、前記スピーカそれぞれの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差の補正値、及び前記デジタルフィルタの低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値が同一に設定された2つの前記音声信号処理ユニットにおいて、設定終了と同時に、前記2つの音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタの出力信号レベルが、自動的に同一となるよう制御される機能を備えているので、スピーカ・ユニットの左右配置位置を聴取者位置を基準にして正しく等距離に設置するのみで、誰でも間違いなく左右バランスのとれた高忠実度な音場環境を簡単に形成できる。
請求項2及び3の効果に加えて、前記スピーカのそれぞれの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差の補正値の設定と、前記デジタルフィルタの低域側と高域側のカットオフ周波数及び減衰特性値の設定とが終了すると同時に、前記音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタ2個の出力信号レベルが、自動的に同一となるよう制御される機能を備えているので、スピーカ・ユニットの左右配置位置を聴取者位置を基準にして正しく等距離に設置するのみで、誰でも間違いなく左右バランスのとれた高忠実度な音場環境を簡単に形成できる。
請求項1〜3の効果に加えて、前記演算処理手段が、前記音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタ出力信号レベルを個々に設定・制御できる機能を備えているので、低音、中音及び高音用スピーカのそれぞれの特性に合わせて出力レベルを設定でき、かつスピーカ・ユニットの左右配置位置が聴取者位置に対して等距離になくても到達点の音圧レベルをそろえることができる。
請求項1〜6の効果に加えて、例えば、高音、中音、低音など3個のスピーカを一つのキャビネットに収容したマルチウェイ・スピーカ・システムで必要な音域にフィルタで分割すると、必ず位相のずれを生ずる。
請求項1〜7の効果に加えて、前項で説明した位相のチェック時には、出力を左側又は右側のみとし、片側のスピーカのみから音を出したり、相互に切り替えて音を出したり、双方同時に音を出したりしながら聴取者位置で位相を確認する必要がある。
請求項1〜8の効果に加えて、前記音声信号処理ユニットが、前記演算処理手段による各種設定値を数値又は文字表示できる表示手段を備えているので、それぞれの項目の設定時の入力数値又は文字を確認しながら確実に設定できる。
請求項9の効果に加えて、前記スピーカの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差と、前記デジタルフィルタによる遅延時間値とを距離に換算して表示し、かつ最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタの遅延時間値を距離0と表示し、他の高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタと、前記低域通過フィルタとの遅延時間差をそれぞれ距離に換算して表示する表示手段を備えているので、距離値から時間値に換算する手間を必要とせず、また電気的知識のない音楽愛好家でも直感的に音の遅れ量を把握できると同時に、間違いなく高忠実度な音場環境を自動的に形成できる。
請求項1〜10の効果に加えて、電気的知識のない人でもメモリ手段にメモリされた前記初期設定値を利用すれば、フィルタのカットオフ周波数及び減衰特性値等いろいろな設定値を設定する手間暇を省いても、一応の音場環境が得られ、また、音楽ジャンル、効果、目的に応じて各種設定値を設定しておけば、さらに臨場感あふれる音響の再生を楽しむことができる。
請求項11の効果に加えて、本願発明の音声信号の遅延時間差自動補正装置を購入後、パワーアンプ、スピーカ・ユニット等の接続を終了し、パワーアンプの音量調整器を誤って“MAX”の状態でスイッチONしても、本願発明の音声信号の遅延時間差自動補正装置の初期設定値は低制御レベルに設定されているので、過大入力で高価なスピーカを破損する危険を排除できる。
図1は本願発明実施例1の音声信号の遅延時間差自動補正装置の回路系説明概念図、図2は同発明実施例2の音声信号の遅延時間差自動補正装置の回路系説明概念図、図3は各フィルタの基本的なカットオフ周波数と減衰特性の概念図、図4は各フィルタの基本的な低域側及び高域側の減衰特性設定のための概念図、図5は本願発明の遅延時間差補正実施例の説明概念図、図6は3ウエイスピーカシステムにおけるタイム・アライメント機能の説明概念図、図7は3ウエイスピーカシステムにおける本願発明の音声信号の遅延時間差自動補正装置と周辺機器の接続実施例図、である。
《基本的な設定例》
図3において、3ウエイスピーカ方式の場合、使用するスピーカ・ユニット31R、31L(図7)に最適なクロスオーバー周波数であるLPFの高域側とBPFの低域側のクロスポイント及びBPFの高域側とHPFの低域側のクロスポイントにおける各フィルタのカットオフ周波数fc1とfc2及び減衰特性S1〜S4を選択し入力する。
t=110×n/fc(msec)・・・・・・・・・・・<1>
t:遅延時間(ms)
n:フィルタの次数(次)
1(次)= 6(dB/octave)
2(次)=12(dB/octave)
3(次)=18(dB/octave)
4(次)=24(dB/octave)
8(次)=48(dB/octave)
16(次)=96(dB/octave)
fc:カットオフ周波数(Hz)
2.遅延量
音速(m/s)=331.5+0.607×T・・・・・・<2>
T:温度=20(℃)
遅延量(cm)=(式1)×(式2)/10
注:音声信号処理ユニット毎の遅延量を見比べ、
時間を進めることはできないので、
一番遅延量の大きいフィルタの遅延量を0(cm)とし、
一番遅延量の少ない音声信号処理ユニットの遅延量を、
一番遅延量の大きな値として表示する。
3.距離と遅延時間の換算式
t(s)=d/(331.5+0.607×T)・・・・・<3>
d:距離(m)
t:遅延時間(s)
T:温度=20(℃)
《低域側と高域側のカットオフ周波数及び減衰特性の設定例》
図3に示すLPFの設定には、まず図1の音声信号処理ユニット2CH.Aの演算処理手段5の機能選択ノブ18を回して低域側周波数6を選択し、次にデータ選択ノブ19を回して表示手段23に表示された「PASS」を選択し入力する。
機能選択ノブ18を回して左chレベル10及び右chレベル11を順次選択し、次にデータ選択ノブ19を回して、使用するスピーカ・ユニットの指定レベル値に従って、例えば、音声信号処理ユニット2CH.Aは表示手段23に表示された「0.0dB」、CH.Bは「−12.5dB」、CH.Cは「−25.0dB」をそれぞれ選択し入力することが好ましい。
図1及び図6において、左右に配設されたスピーカ・ユニット31R、31Lに装着された高音用スピーカT、中音用スピーカS及び低音用スピーカWのそれぞれの振動板の前後位置の差La及びLbによって生ずる聴取者までの音波到達時間差ta及びtbが、前記数式<3>によって換算され個々に補正できるタイム・アライメント機能を備えている。
オーディオでは、スピーカが音源となり、音は空気中を伝わって耳に達する。したがって、同じ周波数の音をスピーカ2個以上で同時に鳴らした場合、各スピーカ・ユニット31R、31L間の位相がずれていると、音質や音色の変化として聞こえる。
前記中央制御手段4が、初期設定値と前記演算処理手段5によって設定された各種の設定値を複数メモリできるメモリ手段26を備えているので、前記音声信号処理ユニット2CH.A、B、C、Dごとに設定した全設定機能を一括してメモリ手段26へ保存することができる。
前記音声信号処理ユニット2が、前記演算処理手段5による各種設定値を数値又は文字表示できる表示手段23を備えているので、それぞれの項目の設定時の入力数値又は文字を確認しながら確実に設定できる。
2:音声信号処理ユニット
3:入力端子
4:中央制御手段
5:演算処理手段
6:低域側周波数
7:高域側周波数
8:低域側スロープ
9:高域側スロープ
10:左chレベル
11:右chレベル
12:左遅延伝達距離
13:右遅延伝達距離
14:遅延補正量
15:位相
16:出力切換
17:表示文字
18:機能選択ノブ
19:データ選択ノブ
20:デジタルフィルタ
21:D/A変換手段
22:レベル制御手段
23:表示手段
24:出力端子
25:デコーダ
26:メモリ手段
27:CPU
28:AM/FMチューナ
29D:デジタル入力パネル
29A:アナログ入力パネル
29DIN、29AR・L/INPUT:入力端子
30:パワーアンプ
30IN:入力端子
30out:出力端子
31、31R、31L:スピーカ・ユニット
32:レベル
33:遅延伝達距離
Claims (12)
- 音声信号をフィルタによって複数の周波数帯域に分割し、各周波数帯域ごとの音声信号を増幅するそれぞれ専用のパワーアンプを設け、該パワーアンプそれぞれに接続されたスピーカを駆動して、前記音声信号を音響に再生する音響再生装置において、音声信号を複数の周波数帯域に分割することによって生じる各帯域の音声信号の遅延時間差を自動補正するのに用いられる音声信号の遅延時間差自動補正装置であって、
前記音声信号の所定の周波数帯域のみを通過させるデジタルフィルタと、該デジタルフィルタの通過帯域を定める低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値から演算して前記デジタルフィルタを形成するための演算処理手段と、前記カットオフ周波数及び減衰特性値の任意値を入力・設定できる調整器と、前記デジタルフィルタを通過したデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とで構成される音声信号処理ユニットを複数個備え、
かつ、前記演算処理手段が、前記複数の音声信号処理ユニットの内、その一つの該音声信号処理ユニットのデジタルフィルタを低域通過フィルタとして形成し、同様にして他の前記音声信号処理ユニットのデジタルフィルタを高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタに形成した後に、各音声信号処理ユニットの出力信号間の遅延時間差を算出し、最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタとして形成された前記音声信号処理ユニットの遅延時間に、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタとして形成された他の音声信号処理ユニットの遅延時間を自動的に一致させる補正機能を備えてなることを特徴とする音声信号の遅延時間差自動補正装置。 - 音声信号をフィルタによって複数の周波数帯域に分割し、各周波数帯域ごとの音声信号を増幅するそれぞれ専用のパワーアンプを設け、該パワーアンプそれぞれに接続されたスピーカを駆動して、前記音声信号を音響に再生する音響再生装置において、音声信号を複数の周波数帯域に分割することによって生じる各帯域の音声信号の遅延時間差を自動補正するのに用いられる音声信号の遅延時間差自動補正装置であって、
前記音声信号の所定の周波数帯域のみを通過させるデジタルフィルタ2個と、該デジタルフィルタの通過帯域を定める低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値から演算して前記デジタルフィルタを形成するための演算処理手段と、前記カットオフ周波数及び減衰特性値の任意値を入力・設定できる調整器と、前記デジタルフィルタを通過したデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段2個とで構成される音声信号処理ユニットを複数個備え、
かつ、前記演算処理手段が、前記複数の音声信号処理ユニットそれぞれを低域通過フィルタ、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタに形成した後に、各音声信号処理ユニットの出力信号間の遅延時間差を算出し、最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタとして形成された前記音声信号処理ユニットの遅延時間に、高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタとして形成された他の音声信号処理ユニットの遅延時間を自動的に一致させる補正機能を備えてなることを特徴とする音声信号の遅延時間差自動補正装置。 - 前記演算処理手段が、同一キャビネットに装着された高音用、中音用及び低音用スピーカそれぞれの振動板間の距離差を入力することによって前記振動板間の距離差で生じる聴取者位置への音波到達時間差を個々に補正する遅延補正機能を備え、かつ前記スピーカのそれぞれの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差の補正値に、前記周波数帯域の違いによる音声信号処理ユニット出力信号間の遅延時間差を自動的に加算できる遅延時間加算機能を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記演算処理手段が、前記スピーカそれぞれの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差の補正値、及び前記デジタルフィルタの低域側と高域側それぞれのカットオフ周波数及び減衰特性値が同一に設定された2つの前記音声信号処理ユニットにおいて、設定終了と同時に、前記2つの音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタの出力信号レベルが、自動的に同一となるよう制御される機能を備えてなることを特徴とする請求項1又は3に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記演算処理手段が、前記スピーカのそれぞれの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差の補正値の設定と、前記デジタルフィルタの低域側と高域側のカットオフ周波数及び減衰特性値の設定とが終了すると同時に、前記音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタ2個の出力信号レベルが、自動的に同一となるよう制御される機能を備えてなることを特徴とする請求項2又は3に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記演算処理手段が、前記音声信号処理ユニットの前記デジタルフィルタ出力信号レベルを個々に設定・制御できる機能を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記演算処理手段が、前記音声信号処理ユニットの出力信号の位相を個々に制御・設定できる機能を備えてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記音声信号処理ユニットが、前記D/A変換手段から出力された前記アナログ音声信号のレベルを制御する1又は2個のレベル制御手段を備え、前記演算処理手段によって前記音声信号処理ユニット自身又は前記1又は2個のレベル制御手段の動作を個々にオン又はオフする機能を備えてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記音声信号処理ユニットが、前記演算処理手段による各種設定値を数値又は文字表示できる表示手段を備えてなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記音声信号処理ユニットが、前記スピーカの振動板の前後位置の差によって生ずる聴取者位置への音波到達時間差と、前記デジタルフィルタによる遅延時間値とを距離に換算して表示し、かつ最も遅延時間の大きくなる低域通過フィルタの遅延時間値を距離0と表示し、他の高域通過フィルタ、又は帯域通過フィルタと、前記低域通過フィルタとの遅延時間差をそれぞれ距離に換算して表示する表示手段を備えてなることを特徴とする請求項9に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記遅延時間差自動補正装置が、前記複数の音声信号処理ユニットで形成された代表的なカットオフ周波数、減衰特性値等の初期設定値と、前記演算処理手段によって設定された各種の設定値を複数メモリできるメモリ手段を備えてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
- 前記初期設定値が、前記レベル制御手段の制御レベルを前記スピーカ・ユニットに過大入力とならない低制御レベルに設定されてなることを特徴とする請求項11に記載の音声信号の遅延時間差自動補正装置。
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