JP2014232959A - チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム - Google Patents

チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014232959A
JP2014232959A JP2013112445A JP2013112445A JP2014232959A JP 2014232959 A JP2014232959 A JP 2014232959A JP 2013112445 A JP2013112445 A JP 2013112445A JP 2013112445 A JP2013112445 A JP 2013112445A JP 2014232959 A JP2014232959 A JP 2014232959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output signal
pass filter
band
filter unit
channel divider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013112445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6083322B2 (ja
JP2014232959A5 (ja
Inventor
伸也 日月
Shinya Tachimori
伸也 日月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2013112445A priority Critical patent/JP6083322B2/ja
Publication of JP2014232959A publication Critical patent/JP2014232959A/ja
Publication of JP2014232959A5 publication Critical patent/JP2014232959A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6083322B2 publication Critical patent/JP6083322B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 3way以上のスピーカーシステムに対応して、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、および、高域通過フィルタを、それぞれギブス現象を生じない直線位相フィルタで構成して、マルチウェイスピーカーシステムの再生音質を適切に変更することが可能なチャンネルデバイダを提供する。【解決手段】 チャンネルデバイダは、低域通過フィルタ部、高域通過フィルタ部、および、帯域通過フィルタ部が、いずれも有限長インパルスレスポンスフィルタにより構成され、有限長インパルスレスポンスフィルタの係数を、[0,1]を範囲とする実数xの連続関数g(x)を用いた総和を1とするバーンスタイン多項式から求める。【選択図】 図2

Description

本発明は、マルチウェイスピーカーシステムによる音声信号再生で使用するチャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システムであって、特に、3way以上のスピーカーシステムに対応して、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、および、高域通過フィルタを、それぞれギブス現象を生じない直線位相フィルタで構成して、マルチウェイスピーカーシステムの再生音質を適切に変更することが可能なチャンネルデバイダに関する。
低音域再生用のウーファー及び高音域再生用のツィーターを含むマルチウェイスピーカーシステムでは、各スピーカーユニットの再生周波数帯域に合わせてアンプで増幅された音声信号を帯域分割するネットワーク回路を含む場合が一般的である。近年では、ウーファーに対応するネットワーク回路とツィーターに対応するネットワーク回路をそれぞれに独立することができ、それぞれに接続する入力端子を備えるバイワイヤリング接続に対応するスピーカーシステムが普及している。バイワイヤリング接続では、ウーファーのネットワーク回路に接続するパワーアンプと、ツィーターのネットワーク回路に接続する他のパワーアンプと、を用いるバイアンプ駆動を採用することになる。
一方で、スピーカーシステムのネットワーク回路を使用せずにマルチアンプ(バイアンプ)駆動を実現する方法として、パワーアンプの前段にチャンネルデバイダを設けて、このチャンネルデバイダによって音声信号を帯域分割する場合がある。チャンネルデバイダは、上記のようなマルチアンプ−マルチウェイスピーカーシステムの音声再生システムにおいて、入力される音声信号を少なくとも低音域側出力信号と高音域側出力信号とに帯域分割して、マルチアンプに出力する。チャンネルデバイダを用いることで、スピーカーシステムのネットワークよりも急峻な過渡帯域を持つLPF(低域通過フィルタ)あるいはHPF(高域通過フィルタ)を設定できる、クロスオーバー周波数を比較的自由に設定できる、等の利点がある(例えば、特許文献1)。また、チャンネルデバイダを採用する場合には、低音域用のアンプ回路と高音域用のアンプ回路が独立するので、低音成分と高音成分とが重畳して発生する混変調歪が低減し、再生音質に優れるという利点があると言われている。
近年、DSPおよびマルチアンプを含むAVレシーバー等を利用してネットワーク回路を備えないスピーカーシステムを接続できるように、DSPにチャンネルデバイダの機能を持たせようとするものがある(特許文献2、特許文献3)。チャンネルデバイダをデジタルフィルタで実現する場合にはFIRフィルタまたはIIRフィルタによる場合がある。チャンネルデバイダを使用するには、マイクロホン等を用いてスピーカーシステムの各スピーカーユニットの再生帯域を測定して、クロスオーバー周波数を適切に設定する必要がある(特許文献4、特許文献5)。
マルチウェイスピーカーシステムが、低音域再生用のウーファー及び高音域再生用のツィーターに加えて中音域再生用のスコーカー(ミッドレンジスピーカーと呼ぶ場合もある。フルレンジスピーカーの場合もある。)を備える場合には、チャンネルデバイダは、さらにBPF(帯域通過フィルタ)を設定できるようにする必要がある。BPFを設定するには、ウーファーとスコーカーとの帯域分割を規定する第1クロスオーバー周波数と、スコーカーとツィーターとの帯域分割を規定する第2クロスオーバー周波数と、を定める。BPFは、第1クロスオーバー周波数および第2クロスオーバー周波数から導出して構成しても良いが、BPFは、低音域側のクロスオーバー周波数を設定するHPFと、高音域側の低音域側のクロスオーバー周波数を設定するLPFと、を直列接続して構成しても良い。
従来のチャンネルデバイダでは、低音域側のLPFおよび中音域側のBPFおよび高音域側のHPFは、幾つかの標準的なフィルタ特性の中から選択できるものが多く、直線位相の位相シフト特性を有する非巡回型フィルタ(有限長インパルスレスポンスフィルタ、FIRフィルタ)が用いられる場合がある。なかでも、巡回型フィルタ(無限長インパルスレスポンスフィルタ、IIRフィルタ)を有限長に打ち切って近似したFIRフィルタでは、打ち切りに起因する誤差によって阻止域の通過レベルが上昇するというギブス現象が発生してしまうという問題がある。一方で、ギブス現象が発生しないFIRフィルタとして、Willkinsonフィルタ、Herrmannフィルタ、あるいは、Apodizingフィルタと呼ばれる直線位相の位相シフト特性を有するフィルタが存在する。直線位相の位相シフト特性の場合は、遅延が周波数に対して一定であり、位相遅延特性および群遅延特性がフラットになる。
ただし、3Way以上のマルチウェイスピーカーシステムの場合には、それぞれのフィルタ特性の設定が複雑になるので、第1クロスオーバー周波数または第2クロスオーバー周波数のいずれか一方においてスムーズな振幅周波数特性が得られても、他方の周波数ではディップができてしまい振幅周波数特性が変化してしまうことがあるという問題がある。これらの直線位相の位相シフト特性を有するフィルタを3Way以上のマルチウェイスピーカーシステムに対応するチャンネルデバイダに用いるには、適切にFIRフィルタを構成しないと、出力信号の波形の歪みが大きくなり、再生音声の音色変化として現れてしまうという問題がある。また、マルチウェイスピーカーシステムが、ネットワーク回路を有しているような場合には、それに対応する必要がある。したがって、所望のゲイン特性をチャンネルデバイダのフィルタに設定する場合であっても、適切にギブス現象が発生しないFIRフィルタを構成するのが好ましい。
特開2005−109969号公報 特開2002−111399号公報 特開2005−184149号公報 特許第4321315号公報 実開平5−39097号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、マルチウェイスピーカーシステムによる音声信号再生で使用するチャンネルデバイダおよび音響再生システムであって、特に、3way以上のスピーカーシステムに対応して、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、および、高域通過フィルタを、それぞれギブス現象を生じない直線位相フィルタで構成して、マルチウェイスピーカーシステムの再生音質を適切に変更することが可能なチャンネルデバイダおよび音響再生システムを提供することにある。
本発明のチャンネルデバイダは、入力される音声信号を低音域側の第1出力信号に帯域分割して第1出力端子に出力する低域通過フィルタ部と、音声信号を第1出力信号よりも高音域側の第2出力信号に帯域分割して第2出力端子に出力する高域通過フィルタ部と、音声信号を第1出力信号よりも高音域側でかつ第2出力信号よりも低音域側の第3出力信号に帯域分割して第3出力端子に出力する帯域通過フィルタ部と、を含むチャンネルデバイダであって、低域通過フィルタ部、高域通過フィルタ部、および、帯域通過フィルタ部が、いずれも有限長インパルスレスポンスフィルタにより構成され、有限長インパルスレスポンスフィルタの係数を、[0,1]を範囲とする実数xの連続関数g(x)を用いた総和を1とするバーンスタイン多項式である下記数式1において、実数xを下記数式2と定め、連続関数g(x)を所望の基準合成特性として定め、かつ、クロスオーバー周波数を定める次数mを下記数式3と定める場合の下記数式4で表される多項式として得て、下記数式4の第1項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を低域通過フィルタ部に設定し、下記数式4の第3項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を高域通過フィルタ部に設定し、下記数式4の第2項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を帯域域通過フィルタ部に設定する。
(但し、式中において、0<x<1。n:1以上の整数。)
(但し、式中において、0<x<1。fs:サンプリング周波数。)
(但し、式中において、N:1以上の整数。fc:サンプリング周波数。)
(但し、式中において、0<m1<m2<…<mb<N:1以上の整数。)
好ましくは、本発明のチャンネルデバイダは、所望の基準合成特性を示す連続関数g(x)が1に等しく、入力される音声信号の波形と、第1出力信号と第2出力信号と第3出力信号との和信号の波形とが、一致する。
また、好ましくは、本発明のチャンネルデバイダは、帯域通過フィルタ部が、複数M(M:2以上の整数)の第3出力信号を出力する複数Mの有限長インパルスレスポンスフィルタによる帯域フィルタから構成される。
また、好ましくは、本発明のチャンネルデバイダは、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号のレベル調整を行なうレベル調整回路と、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号の位相反転を行なう位相反転回路と、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号の遅延時間を調整する遅延回路と、をさらに含む。
また、本発明の音響再生システムは、上記のチャンネルデバイダと、チャンネルデバイダの第1出力端子および第2出力端子および第3出力端子に対応する増幅回路を含む増幅器と、少なくとも第1出力信号に対応するウーファーまたはサブウーファーと、第2出力信号に対応するツィーターと、第3出力信号に対応するツィーターまたはスコーカーまたはウーファーと、を含み増幅器とバイワイヤリング接続が可能なスピーカーシステムと、を含む。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のチャンネルデバイダは、入力される音声信号を、少なくとも低音域側の第1出力信号と、第1出力信号よりも高音域側の第2出力信号と、第1出力信号よりも高音域側でかつ第2出力信号よりも低音域側の第3出力信号と、に帯域分割して、それぞれ第1出力端子および第2出力端子および第3出力端子に出力する。チャンネルデバイダは、それぞれの出力端子に対応する増幅回路を含む増幅器と、少なくとも第1出力信号に対応するウーファーまたはサブウーファーと、第2出力信号に対応するツィーターと、第3出力信号に対応するツィーターまたはスコーカーまたはウーファーと、を少なくとも含んで増幅器とバイワイヤリング接続が可能なスピーカーシステムと、を含む音響再生システムを構成する。
なお、3Wayのマルチウェイスピーカーシステムとは、ウーファーおよびツィーターを含む2Wayのマルチウェイスピーカーシステムに、さらに低音域側を再生するサブウーファーを付加する場合を含む。したがって、ユーザーは、チャンネルデバイダを調整して、それぞれのスピーカーユニットが重複して再生する周波数帯域とその再生レベルを変更できるので、スピーカーシステムの再生音質の調整が容易になるという利点がある。なお、一般的なスピーカーシステムのネットワーク回路は、±6〜18dB/Oct.の遷移域特性が一般的であるのに対して、チャンネルデバイダのLPF、BPF、およびHPFは、±24〜96dB/Oct.以上の遷移域特性も可能であり、チャンネルデバイダを導入することで遷移域および阻止域の減衰率を大きくすることができる。
本発明のチャンネルデバイダは、入力される音声信号を低音域側の第1出力信号に帯域分割して第1出力端子に出力する低域通過フィルタ部と、音声信号を第1出力信号よりも高音域側の第2出力信号に帯域分割して第2出力端子に出力する高域通過フィルタ部と、音声信号を第1出力信号よりも高音域側でかつ第2出力信号よりも低音域側の第3出力信号に帯域分割して第3出力端子に出力する帯域通過フィルタ部と、を含む。本発明のチャンネルデバイダでは、低域通過フィルタ部、高域通過フィルタ部、および、帯域通過フィルタ部が、いずれもギブス現象を生じない直線位相フィルタである有限長インパルスレスポンスフィルタにより構成される。
ここで、低域通過フィルタ部、高域通過フィルタ部、および、帯域通過フィルタ部でのそれぞれの有限長インパルスレスポンスフィルタのフィルタの係数は、上記数式1〜4により得られる。つまり、それぞれの有限長インパルスレスポンスフィルタの係数は、[0,1]を範囲とする実数xの連続関数g(x)を用いた総和を1とするバーンスタイン多項式である上記数式1において、実数xを上記数式2と定め、連続関数g(x)を所望の基準合成特性として定め、かつ、クロスオーバー周波数を定める次数mを上記数式3と定める場合の上記数式4で表される多項式として得て、上記数式4の第1項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を低域通過フィルタ部に設定し、上記数式4の第3項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を高域通過フィルタ部に設定し、上記数式4の第2項による有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を帯域域通過フィルタ部に設定する。なお、所定数のサンプル数以上の遅延とは、1サンプル以上の遅延であればよく、上記数式2を用いる結果として得られるFIRフィルタ係数が、因果性を満足するようになるのに必要な遅延に等しいサンプル数以上であればよい。
その結果、本発明のチャンネルデバイダは、3Wayのマルチウェイスピーカーシステムに適するように低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、および、高域通過フィルタを、それぞれギブス現象を生じない直線位相フィルタで構成して、マルチウェイスピーカーシステムの再生音質を適切に変更することができる。特に、所望の基準合成特性を示す連続関数g(x)が1に等しくするようにすれば、入力される音声信号の波形と、第1出力信号と第2出力信号と第3出力信号との和信号の波形とが、一致するようにできる。したがって、3Way以上のマルチウェイスピーカーシステムに対応する場合に、振幅周波数特性が変わらずに、クロスオーバー周波数付近にピークまたはディップができてしまうことがない。
また、帯域通過フィルタ部の出力である第3出力信号は、さらに複数M(M:2以上の整数)に帯域分割してもよい。つまり、チャンネルデバイダは、帯域通過フィルタ部が、複数Mの第3出力信号を出力する複数Mの有限長インパルスレスポンスフィルタによる帯域フィルタから構成される。したがって、4Way(M=2の場合)以上のマルチウェイスピーカーシステムに対応が可能であり、同様に、振幅周波数特性が変わらずに、クロスオーバー周波数付近にピークまたはディップができてしまうことがない。
なお、本発明のチャンネルデバイダは、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号のレベル調整を行なうレベル調整回路と、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号の位相反転を行なう位相反転回路と、第1出力信号または第2出力信号または第3出力信号の遅延時間を調整する遅延回路と、をさらに含むようにしてもよい。再生音質を調整する範囲が広がり、様々なマルチウェイスピーカーシステムにも対応できるようになる。
本発明のチャンネルデバイダおよび音響再生システムは、3way以上のスピーカーシステムに対応して、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、および、高域通過フィルタを、それぞれギブス現象を生じない直線位相フィルタで構成して、マルチウェイスピーカーシステムの再生音質を適切に変更することができる。
本発明の好ましい実施形態によるアンプ装置1を含む音響再生システムについて説明する図である。(実施例1) アンプ装置1のチャンネルデバイダ12の低域通過フィルタLPF、帯域通過フィルタBPFおよび高域通過フィルタHPFの周波数特性(ゲイン特性)について説明するグラフである。(実施例1) アンプ装置1のチャンネルデバイダ12の和の周波数特性(ゲイン特性)について説明するグラフである。(実施例1)
以下、本発明の好ましい実施形態によるチャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システムについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態による音響再生システムについて説明する図である。具体的には、音響再生システムは、チャンネルデバイダを含むアンプ装置1と、アンプ装置1に接続するスピーカーシステム7Lおよび7Rと、を含み、図1は、それぞれの内部構成を示すブロック図である。また、図2は、アンプ装置1のチャンネルデバイダ12の低域通過フィルタ部13の周波数特性(ゲイン特性)について説明するグラフであり、図3は、チャンネルデバイダ12の和の周波数特性(ゲイン特性)について説明するグラフである。なお、説明に不要な一部の構成や、内部構造等は、図示ならびに説明を省略する。
音響再生システムは、アンプ装置1と、アンプ装置1に接続するスピーカーシステム7Lおよび7Rと、を含み、アンプ装置1に入力されるデジタル信号データadataをステレオ音声信号LおよびRに変換し、アンプ装置1で増幅した後に2本のスピーカー7Lおよび7Rからなるスピーカーシステム7によってステレオ音声を再生する音声再生システムである。アンプ装置1は、DSPおよびマルチアンプを含み、チャンネルデバイダを動作させたマルチアンプ接続が可能である。また、スピーカーシステム7は、それぞれウーファーWOおよびスコーカーSQおよびツィーターTWを含む3wayのバイワイヤリングSSであり、アンプ装置1とは、スピーカーコードによってバイワイヤリング接続される。したがって、アンプ装置1を使用するユーザーは、チャンネルデバイダを調整して、ウーファーとツィーターとが重複して再生する周波数帯域とその再生レベルを変更して、スピーカーシステム7の再生音質の調整が可能になる。
アンプ装置1は、デジタル信号データadataを信号処理するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)10と、DSP10の4チャンネル分の出力を受けてアナログ信号に変換するD/A変換器2、および、これらのアナログ信号をそれぞれ増幅してスピーカーシステム7へ出力するアンプ回路3と、を少なくとも含む。ステレオ音声信号LおよびRは、アナログで供給されるステレオ信号(左信号Lおよび右信号R)として(図示しない)A/D変換器を介してDSP10に供給されてもよい。アンプ装置1は、全体を制御する制御回路であるCPU4と、CPU4に接続してユーザーからの指示入力を受ける操作部5と、ディスプレイを含む表示回路6と、を含む。具体的には、アンプ装置1は、マルチチャンネル音声に対応したDSPおよびマルチチャンネルアンプ回路を内蔵するAVレシーバー等により構成し得る。操作部5は、スイッチ、ジョグダイヤル、あるいは、リモコン装置、等の入力デバイスを含む。表示回路6は、内蔵するFLディスプレイ、液晶ディスプレイ等でもよく、又は他に接続するディスプレイ装置であってもよい。もちろん、アンプ装置1は、DSP10と、D/A変換器2と、マルチチャンネルアンプ回路3と、マイコン等のCPU4と、を含む他の音響再生装置により構成してもよい。また、アンプ装置1が含むDSP10は、単独のチャンネルデバイダ装置として独立していても良い。
スピーカーシステム7は、ウーファーWOおよびスコーカーSQおよびツィーターTWを含む3wayのバイワイヤリングSSであり、それぞれのスピーカーユニットに対応するネットワーク回路と入力端子を含む。左スピーカー7Lおよび右スピーカー7Rの低音域再生用のウーファーWOは、それぞれ入力端子tLに接続する。また、中音域再生用のスコーカーSQは、それぞれ入力端子tMに接続する。また、高音域再生用のツィーターTWは、それぞれ入力端子tHに接続する。
スピーカーシステム7のウーファーWOおよびスコーカーSQおよびツィーターTWは、主に音声再生可能な周波数帯域が予め定まっているので、ウーファーWOおよびスコーカーSQの間のクロスオーバー周波数fc1と、スコーカーSQおよびツィーターTWの間のクロスオーバー周波数fc2と、を境にしてチャンネルデバイダにより帯域分割する。低音域再生用のウーファーWOは、クロスオーバー周波数fc1以下の周波数帯域を主に再生し、スコーカーSQは、クロスオーバー周波数fc1以上fc2以下の周波数帯域を主に再生し、ツィーターTWは、クロスオーバー周波数fc2以上の周波数帯域を主に再生する。スピーカーシステム7は、チャンネルデバイダを用いて比較的にフラットな合成音圧周波数特性を実現するように調整される。
DSP10は、入力データadataをステレオ信号LおよびRに変換するデコーダ11と、デジタルフィルタを含むチャンネルデバイダ12と、を内部に含む。DSP10は、チャンネルデバイダ12の6チャンネル分の出力端子(DL1、DL2、DL3、DR1、DR2、DR3)をD/A変換器2へ出力する。チャンネルデバイダ12は、左信号Lおよび右信号Rにそれぞれ対応する低域通過フィルタ部13と、帯域通過フィルタ部15と、高域通過フィルタ部14と、第1出力調整回路13aと、第3出力調整回路15aと、第2出力調整回路14aと、を含む。DSP10のチャンネルデバイダ12の低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14のフィルタ設定等は、CPU4により制御される。DSP10のデコーダ11の出力信号であるステレオ信号LおよびRは、それぞれFIRフィルタである低域通過フィルタ部13または高域通過フィルタ部14または帯域通過フィルタ部15に分岐されて入力される。
本実施例のチャンネルデバイダ12の低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14はそれぞれ、FIRフィルタにより構成される低域通過フィルタLPFまたは高域通過フィルタHPFまたは帯域通過フィルタBPFを含んで構成されているデジタルフィルタである。低域通過フィルタ部13は、入力される音声信号を低音域側の第1出力信号に帯域分割し、第1出力端子D1に出力する。また、高域通過フィルタ部14は、入力される音声信号を高音域側の第2出力信号に帯域分割し、第2出力端子D2に出力する。また、帯域通過フィルタ部15は、入力される音声信号を第1出力信号よりも高音域側でかつ第2出力信号よりも低音域側の第3出力信号に帯域分割し、第3出力端子D3に出力する。
低域通過フィルタ部13の出力は、第1出力調整回路13aに入力されて、第1音声出力信号D1として、DSP10の出力端子(DL1、DR1)に出力される。また、高域通過フィルタ部14の出力は、第2出力調整回路14aに入力されて、第2音声出力信号D2として、DSP10の出力端子(DL2、DR2)に出力される。また、帯域通過フィルタ部15の出力は、第3出力調整回路15aに入力されて、第3音声出力信号D3として、DSP10の出力端子(DL3、DR3)に出力される。なお、第1出力調整回路13aおよび第2出力調整回路14aおよび第3出力調整回路15aは、再生音質を調整する範囲を広げて幅広いスピーカーシステム7にも対応できるように、第1音声出力信号D1と第2音声出力信号D2と第3音声出力信号D3それぞれに、レベル調整を行なうレベル調整回路と、位相反転を行なう位相反転回路と、遅延時間を調整する遅延回路と、をそれぞれ含む。
本実施例のチャンネルデバイダ12では、例えば、図2のグラフ(基準化した振幅周波数特性)にそれらの周波数特性を図示するように、低域通過フィルタ部13(LPF)と、帯域通過フィルタ部15(BPF)と、高域通過フィルタ部14(HPF)と、を設定して入力される音声信号を帯域分割することができる。図2に図示する低域通過フィルタ部13、帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14のそれぞれのフィルタ特性は、入力音声信号としてインパルスを入力した場合のそれぞれの出力信号(第1音声出力信号D1、第2音声出力信号D2、第3音声出力信号D3)に相当する。ここでは、ウーファーWOおよびスコーカーSQの間のクロスオーバー周波数fc1は2.5kHzに設定され、スコーカーSQおよびツィーターTWの間のクロスオーバー周波数fc2は7kHzに設定されている。上記の通り、低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14はそれぞれ、FIRフィルタにより構成される低域通過フィルタLPFまたは高域通過フィルタHPFまたは帯域通過フィルタBPFを含んで構成されているので、群遅延特性は周波数の変化に対して一定値になる直線位相特性になる。つまり、低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14はそれぞれ、直線位相のフィルタである。
本実施例のチャンネルデバイダ12では、低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14を、それぞれ有限長のFIRフィルタにより構成するのに際して、阻止域の通過レベルが上昇するというギブス現象の発生を抑制するために、下記のようにしてFIRフィルタのフィルタ係数を設定する。
具体的には、ギブス現象が発生しないLPFまたはHPFとして知られているHerrmann Filterを用いる。Herrmann’s FormulaのLPFは数式5で表すことができる。ここで、各記号は、以下の通りである。また、数式6は、2項係数を示す。正弦関数の二乗および余弦関数の二乗は、それぞれ数式7および数式8のように表すことができるので、数式5は、有限長のFIRフィルタとして設計できる。数式7を実数xとおいて、バーンスタインの多項式(x=sin2(ωΔt))を利用して、チャンネルデバイダを設計する。
Fs:サンプリング周波数
L:任意の整数、フィルタの帯域の幅
K:任意の整数、多項式の次数、フィルタの過渡領域の急峻さ
上記数式1ならびに数式9は、バーンスタインの多項式を示す。バーンスタインの多項式は、二項定理を用いて数式10のように表される。
ここで、各記号は、以下の通りである。
n:任意の整数
βν:任意の実数
また、実数xが[0, 1] の範囲において連続関数 g(x) を用いた数式11のバーンスタイン多項式は、xが[0, 1] の範囲で、数式12のように、一様に収束する。バーンスタインの係数が1の場合は、数式13の関係がある。
そこで、バーンスタインの多項式をチャンネルデバイダにおける有限長FIRフィルタとして使用するために、実数xを上記数式2ないし数式14のように定める。これらの二つの数式によって形成される多項式は、有限長の線形位相のFIRフィルタになる。数式11のバーンスタイン多項式の関係を利用して、数式15のように分解する。但し、式中において、0<m1<m2<…<mb<N:1以上の整数である。
数式15は、数式16のように書き換えることができる。つまり、数式16の第1項が低域通過フィルタ部に対応し、数式16の第3項が高域通過フィルタ部に対応し、数式16が帯域域通過フィルタ部に対応する。数式16の第1項は、数式5で表されたHerrmann’s FormulaのLPFと等価であり、L+K=Nの関係がある。この次数mkを決定することでチャンネルデバイダを設計することができる。この次数mkはクロスオーバー周波数をfc、サンプリング周波数をfsとするとき、上記数式3から求めることができる。
また、数式15は、チャンネルデバイダにおいて、入力される音声信号の波形と、第1出力信号と第2出力信号と第3出力信号との和信号の波形とが、一致する場合に相当する。つまり、所望の基準合成特性を示す連続関数g(x)が1に等しくするようにすれば、クロスオーバー周波数付近にピークまたはディップができてしまうことがなく、スピーカーシステム7のウーファーWOと、スコーカーSQと、ツィーターTWと、からの再生音の和特性の振幅周波数特性を変わらないようにすることができる。スピーカーシステム7は、チャンネルデバイダを用いて比較的にフラットな合成音圧周波数特性を実現するように調整することができる。チャンネルデバイダ12の出力段階においては、振幅周波数特性が変わらずに、クロスオーバー周波数fc1およびfc2付近にピークまたはディップができてしまうことがなく、3Wayのスピーカーシステム7の再生音質を適切に変更することができる。
本発明のチャンネルデバイダでは、以下の数式17により所定の周波数に対する多項式の項数vを求め、f(v/N)に所望するゲインを入力して和特性の振幅周波数特性を与えることで、クロスオーバー周波数付近のゲイン特性を調整可能である。その場合には、数式11を用いて数式15を拡張して、上記数式4を得ることができる。
しかし、関数fが連続関数であれば、その周波数特性は期待する値になるが、関数fが不連続関数な場合は、所望の値にならないため、次のように値を補正する必要がある。目標とするゲインをG、帯域中心をMc, 帯域の幅をMwとするとき、この帯域の項のみで設計したフィルタの周波数応答は数式18のように表される。
図3は、低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14のゲイン特性がそれぞれ図2に記載するような場合に、チャンネルデバイダ12の和の周波数特性(ゲイン特性)について説明するグラフである。すなわち、低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15のクロスオーバー周波数fc1において+6dBのゲインを設定し、かつ、帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14のクロスオーバー周波数fc2において+3dBのゲインを設定して、チャンネルデバイダ12のそれぞれの低域通過フィルタ部13および帯域通過フィルタ部15および高域通過フィルタ部14のFIRフィルタの係数を設定した場合である。なお、ここでは整数N=1000である。このように、ギブス現象の影響を受けることなくチャンネルデバイダ12のフィルタを設計できる利点がある。なお、FIRフィルタの係数はタップ長が有限長であるので、窓関数をかける必要がなく、周波数領域のみでフィルタを設計することができる。また、それぞれのFIRフィルタ係数は、因果性を満足するようになるのに必要な遅延に等しいサンプル数以上の遅延を設けるようにして、設定すればよい。
なお、チャンネルデバイダ12は、上記実施例のようなウーファーWOおよびスコーカーSQおよびツィーターTWを含む3wayのバイワイヤリングSSに適用するものに限られない。3Wayのマルチウェイスピーカーシステムとは、ウーファーおよびツィーターを含む2Wayのマルチウェイスピーカーシステムに、さらに低音域側を再生するサブウーファーを付加する場合を含む。その場合には、低音域側に帯域分割された第1出力信号D1をサブウーファーに出力し、高音域側に帯域分割された第2出力信号D2を2Wayのマルチウェイスピーカーシステムのツィーターに出力し、それらの間の帯域に帯域分割された第3出力信号D3を2Wayのマルチウェイスピーカーシステムのウーファーに出力するようにすればよい。
また、チャンネルデバイダ12は、サブウーファーおよび/またはミッドレンジ(スコーカー)および/またはスーパーツィーターを含む4way以上のマルチウェイスピーカーである(図示しない)バイワイヤリングSSに対応するように、4つ以上に帯域分割した出力を含む構成にしてもよい。もちろん、ネットワーク回路を含むマルチウェイスピーカーの場合にも、本実施例のチャンネルデバイダ12は有効である。また、スピーカーシステム7がフルレンジスピーカーを含む場合にも、同様にチャンネルデバイダ12は有効である。フルレンジスピーカー、あるいは、ウーファー、スコーカー、ツィーター等のスピーカーの再生音圧周波数特性の限界に起因するレベル低下に対応して、他のスピーカーとの実質的なクロスオーバー周波数fcが設定されている場合にも、これに合わせたチャンネルデバイダ12の低域通過フィルタ部、帯域通過フィルタ部、または高域通過フィルタ部を設定することができる。
4Way以上のマルチウェイスピーカーシステムに対応する場合には、チャンネルデバイダ12は、帯域通過フィルタ部15が、第3出力信号D3をさらに複数M(M:2以上の整数)に帯域分割する(図示しない)複数Mの帯域分割フィルタ部から構成されるようにしても良い。その場合には、上記数式4の第2項をさらに展開して、例えば、M=2の場合に4Wayマルチウェイスピーカーシステムに対応するようにしてもよい。本発明のチャンネルデバイダでは、再生音質を調整する範囲が広がり、様々なマルチウェイスピーカーシステムにも対応できるようになる。
本発明のチャンネルデバイダは、ステレオ音声信号を再生するステレオ装置のみならず、マルチチャンネルサラウンド音声再生装置を含む音響再生システムにも適用が可能である。
1 アンプ装置
2 D/A変換器
3 アンプ回路
4 CPU
5 操作部
6 表示回路
7 スピーカーシステム
10 DSP
11 デコーダ
12 チャンネルデバイダ
13 低域通過フィルタ部
13a 第1出力調整回路
14 高域通過フィルタ部
14a 第2出力調整回路
15 帯域通過フィルタ部
15a 第3出力調整回路

Claims (5)

  1. 入力される音声信号を低音域側の第1出力信号に帯域分割して第1出力端子に出力する低域通過フィルタ部と、該音声信号を該第1出力信号よりも高音域側の第2出力信号に帯域分割して第2出力端子に出力する高域通過フィルタ部と、該音声信号を該第1出力信号よりも高音域側でかつ該第2出力信号よりも低音域側の第3出力信号に帯域分割して第3出力端子に出力する帯域通過フィルタ部と、を含むチャンネルデバイダであって、
    該低域通過フィルタ部、該高域通過フィルタ部、および、該帯域通過フィルタ部が、いずれも有限長インパルスレスポンスフィルタにより構成され、該有限長インパルスレスポンスフィルタの係数を、[0,1]を範囲とする実数xの連続関数g(x)を用いた総和を1とするバーンスタイン多項式である下記数式1において、該実数xを下記数式2と定め、該連続関数g(x)を所望の基準合成特性として定め、かつ、クロスオーバー周波数を定める次数mを下記数式3と定める場合の下記数式4で表される多項式として得て、下記数式4の第1項による該有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を該低域通過フィルタ部に設定し、下記数式4の第3項による該有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を該高域通過フィルタ部に設定し、下記数式4の第2項による該有限長インパルスレスポンスフィルタの係数に所定数のサンプル数以上の遅延を与えて得られる係数を該帯域域通過フィルタ部に設定する、
    チャンネルデバイダ。
    (但し、式中において、0<x<1。n:1以上の整数。)
    (但し、式中において、0<x<1。fs:サンプリング周波数。)
    (但し、式中において、N:1以上の整数。fc:サンプリング周波数。)
    (但し、式中において、0<m1<m2<…<mb<N:1以上の整数。)
  2. 所望の前記基準合成特性を示す前記連続関数g(x)が1に等しく、前記入力される音声信号の波形と、前記第1出力信号と前記第2出力信号と前記第3出力信号との和信号の波形とが、一致する、
    請求項1に記載のチャンネルデバイダ。
  3. 前記帯域通過フィルタ部が、複数M(M:2以上の整数)の前記第3出力信号を出力する複数Mの前記有限長インパルスレスポンスフィルタによる帯域フィルタから構成される、
    請求項1または2に記載のチャンネルデバイダ。
  4. 前記第1出力信号または前記第2出力信号または前記第3出力信号のレベル調整を行なうレベル調整回路と、該第1出力信号または該第2出力信号または前記第3出力信号の位相反転を行なう位相反転回路と、該第1出力信号または該第2出力信号または前記第3出力信号の遅延時間を調整する遅延回路と、をさらに含む、
    請求項1から3のいずれかに記載のチャンネルデバイダ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のチャンネルデバイダと、該チャンネルデバイダの前記第1出力端子および前記第2出力端子および前記第3出力端子に対応する増幅回路を含む増幅器と、少なくとも前記第1出力信号に対応するウーファーまたはサブウーファーと、前記第2出力信号に対応するツィーターと、前記第3出力信号に対応するツィーターまたはスコーカーまたはウーファーと、を含み該増幅器とバイワイヤリング接続が可能なスピーカーシステムと、を含む音声再生システム。
JP2013112445A 2013-05-29 2013-05-29 チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム Expired - Fee Related JP6083322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013112445A JP6083322B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013112445A JP6083322B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014232959A true JP2014232959A (ja) 2014-12-11
JP2014232959A5 JP2014232959A5 (ja) 2016-02-12
JP6083322B2 JP6083322B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=52126124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013112445A Expired - Fee Related JP6083322B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6083322B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101527U (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 デイジタルチヤンネルデイバイダ
JPH02122798A (ja) * 1988-10-31 1990-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ用ネットワーク回路
JP2007124382A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Accuphase Laboratory Inc 音声信号の遅延時間差自動補正装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101527U (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 デイジタルチヤンネルデイバイダ
JPH02122798A (ja) * 1988-10-31 1990-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ用ネットワーク回路
JP2007124382A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Accuphase Laboratory Inc 音声信号の遅延時間差自動補正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6083322B2 (ja) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445574B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム、並びに、チャンネルデバイダのクロスオーバー周波数を設定する方法
JP5488389B2 (ja) 音響信号処理装置
EP2209326B1 (en) Auditory sense correction device
JP6015146B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
JP5486665B2 (ja) 固定された位相応答を有するデジタル等化フィルタ
US10701487B1 (en) Crossover for multi-driver loudspeakers
TWI657435B (zh) 音訊處理裝置及方法
JP5682539B2 (ja) 音響再生装置
JP2014154956A (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム、並びに、クロスオーバー周波数を設定する方法
JP2013093772A (ja) 信号処理装置
JP6102360B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
JP5257288B2 (ja) 音声信号切り換えノイズ低減回路
JP6083322B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
WO2015141111A1 (ja) オーディオ信号処理装置
US11563425B2 (en) Linear-phase fir audio filter, production method and signal processor
JP2013255050A (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
JP6015161B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
JP2005109969A (ja) オーディオシステム
JPS61135298A (ja) スピ−カ用音質調整装置
JP5786981B2 (ja) 音声信号処理装置
JPH0764582A (ja) 車載用音場補正装置
JP2014232959A5 (ja)
JP3135497U (ja) チャンネルデバイダー回路
JPH0482500A (ja) 音響再生装置
US20150010166A1 (en) Sound enhancement for home theaters

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6083322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees