JP2007124363A - 遅延ロックループ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】多相出力発振回路を備える位相遅延回路は、その多相出力発振回路の位相ジッタが遅延回路の遅延時間に影響が及ぶ。
【解決手段】遅延ロックループ回路は、第1の遅延ロックループ回路と、第2の遅延ロックループ回路と、入力信号遅延回路とを具備し、入力信号遅延回路は、入力信号に遅延を与えて出力する。第1の遅延ロックループ回路は、基準クロックに同期し、基準クロックを遅延させて複数の位相信号を出力する第1の遅延線回路を備える。第2の遅延ロックループ回路は、基準クロックを入力し、複数の位相信号に基づいて生成される目標位相信号に同期するように遅延量が制御される第2の遅延線回路と、遅延量が固定されている第1の固定遅延回路とを備える。入力信号遅延回路は、第2の遅延線回路の遅延量に等しい遅延量に制御され、入力信号に遅延を与えて出力する第3の遅延線回路を備える。
【選択図】図1
【解決手段】遅延ロックループ回路は、第1の遅延ロックループ回路と、第2の遅延ロックループ回路と、入力信号遅延回路とを具備し、入力信号遅延回路は、入力信号に遅延を与えて出力する。第1の遅延ロックループ回路は、基準クロックに同期し、基準クロックを遅延させて複数の位相信号を出力する第1の遅延線回路を備える。第2の遅延ロックループ回路は、基準クロックを入力し、複数の位相信号に基づいて生成される目標位相信号に同期するように遅延量が制御される第2の遅延線回路と、遅延量が固定されている第1の固定遅延回路とを備える。入力信号遅延回路は、第2の遅延線回路の遅延量に等しい遅延量に制御され、入力信号に遅延を与えて出力する第3の遅延線回路を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、遅延素子による同期ループを形成する遅延ロックループ回路に関する。
回路ブロック間のデータの受け渡しを確実に行うために、クロックに同期させてデータを転送することがよく行われる。近年の回路の高速化に伴い、そのクロック周波数は上昇している。そのために発生するクロックスキューに関する問題の回避、或いは、転送モードの多様化への対応等により、データ送信側のクロックと、データ受信側のクロックとで異なる位相関係を要求する装置が増加している。遅延ロックループ(DLL)回路は、この異なる位相関係のクロック信号を生成することができる。
例えば、特開2004−62578号公報によれば、多相出力クロック発生回路は、PLL(Phase Locked Loop)、および、DLL(Delay Locked Loop)回路を使用して任意位相の多相クロックを発生させる。この多相出力クロック発生回路は、多相出力発振回路と、インターポーレータ(位相補間回路)と、第1の制御回路と、分周器と、位相シフト器と、第1の位相比較器と、第2の位相比較器と、第2の制御回路とを含み、基準クロックに対して、X位相が異なる帰還クロックを生成する。多相出力発振回路は、出力クロックを位相補間回路に供給する。位相補間回路は、基準となる0位相出力および外部端子によって設定制御可能な任意のX位相出力を出力できる機構を有する。第1の制御回路は、基準クロックに対する任意のY位相の設定可能な外部端子を有し、位相補間回路への逓倍クロックに対する任意のX位相出力を設定するための制御信号を出力する。また、第1の制御回路は、同時に位相シフト器の位相シフト回数および、位相シフトデータの入力を選択するためのセレクト信号を出力する。分周器は、位相補間回路からの基準となる0位相出力を分周して、かつ、分周比を設定できる機構を有する。位相シフト器は、分周器からの2つの異なる位相の分周クロックを位相シフト器の位相シフトデータ入力に入力し、位相シフトクロック入力に位相補間回路が出力する任意のX位相出力クロックを入力する。位相シフト器は、位相シフトクロックに対してシフト回数を選択する仕組みを有する。第1の位相比較器は、基準クロックと分周器の分周出力の位相を比較し、多相出力発信回路に対して発信周波数を制御する。第2の位相比較器は、X位相が位相シフト器を介して出力された信号を遅延回路の基準遅延とする。第2の制御回路は、基準クロックの遅延回路の遅延値を合わせこむ。この多相出力クロック発生回路は、第2の制御回路から遅延回路制御設定値を外部出力する。
即ち、多相出力発振回路で発振したクロックを分周器で分周したクロックと、基準クロックとは、位相比較器で位相が比較される。その位相が揃うように多相出力発振回路は制御される。さらに、多相出力発振回路の出力クロックは、位相補間回路により位相補間され、任意の位相に遅延した遅延クロックが生成される。第1の位相比較器は、基準クロックを遅延回路で遅延させたクロックと遅延クロックとの位相を比較する。その結果によって、遅延回路の遅延時間が制御される。即ち、遅延回路の遅延時間が所定の遅延時間を有するように、遅延回路の遅延時間が制御される。このマスターDLL回路により遅延時間が制御させるスレーブDLL回路が設けられる。
また、特開2001−339280号公報には、位相補間回路の具体的な回路構成が記載されている。これによれば、位相補間回路はタイミング差分割回路を用いて構成することができる。
このように、上記の多相出力クロック発生回路は、多相出力発振回路を備えているため、その多相出力発振回路の位相ジッタが遅延回路の遅延時間に影響を及ぼすことになる。従って、スレーブ側の遅延回路の遅延時間にも、多相出力発振回路の位相ジッタの影響が及ぶことになる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、遅延ロックループ回路は、第1の遅延ロックループ(DLL)回路(10、60)と、第2の遅延ロックループ回路(20、60)と、入力信号遅延回路(30、80)とを具備し、入力信号遅延回路(30、80)は、入力信号(IN)に遅延を与えて出力する。第1の遅延ロックループ(DLL)回路(10、60)は、基準クロックに同期し、基準クロックを遅延させて複数の位相信号を出力する第1の遅延線回路(11、61)を備える。第2の遅延ロックループ回路(20、60)は、基準クロックを入力し、複数の位相信号に基づいて生成される目標位相信号に同期するように遅延量が制御される第2の遅延線回路(21、71)と、遅延量が固定されている第1の固定遅延回路(45−2、45−3)とを備える。入力信号遅延回路(30、80)は、第2の遅延線回路(21、71)の遅延量に等しい遅延量に制御され、入力信号(IN)に遅延を与えて出力する第3の遅延線回路(31、81)を備える。
本発明によれば、位相ジッタの少ない遅延ロックループ回路を提供することができる。また、本発明によれば、目標とする位相に対する誤差の少ない遅延ロックループ回路を提供することができる。
図を参照して本発明を実施するための最良の形態が説明される。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る遅延ロックループ(DLL)回路の構成を示すブロック図である。遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部10と第2遅延ロックループ部20と入力信号遅延部30とを具備する。第1遅延ロックループ部10は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部20は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2を生成する。入力信号遅延部30は、入力信号INと遅延制御信号ACTL2とを入力し、遅延制御信号ACTL2により示される遅延を入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。
図1は、第1の実施の形態に係る遅延ロックループ(DLL)回路の構成を示すブロック図である。遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部10と第2遅延ロックループ部20と入力信号遅延部30とを具備する。第1遅延ロックループ部10は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部20は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2を生成する。入力信号遅延部30は、入力信号INと遅延制御信号ACTL2とを入力し、遅延制御信号ACTL2により示される遅延を入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。
第1遅延ロックループ部10は、第1遅延線部11と、位相比較回路(PFD)12と、遅延制御回路(DC)13と、位相補間回路(IP)45−1とを備える。第1遅延線部11は、遅延回路(DCEL)41−1〜−13と、差動シングル信号変換回路(D2S)42−0〜−12と、シングル差動信号変換回路(S2D)43−1とを備える。ここでは、第1遅延線部11は、差動信号により遅延を生成する。
第1遅延線部11に入力される基準クロックRCLKは、シングル差動信号変換回路43−1により差動信号に変換され、遅延回路41−1と差動シングル信号変換回路42−0とに供給される。遅延回路41−1〜−13は、カスケードに接続され、差動信号を遅延させる。遅延回路41−1〜−12の各々の差動信号出力は、差動シングル信号変換回路42−1〜−12によりシングルエンド信号に変換される。シングル差動信号変換回路43−1の出力信号は、差動シングル信号変換回路42−0によりシングルエンド信号に変換されて、位相比較回路12に入力されるとともに、第2遅延ロックループ部20に供給される。
位相比較回路12は、12段目の遅延回路41−12の出力が差動シングル信号変換回路42−12によりシングルエンド信号に変換された信号をもう一方の被比較入力信号として入力する。従って、位相比較回路12は、この12段目の出力信号と0位相入力信号とを位相比較する。位相比較回路12は、比較結果を遅延制御回路13に出力する。
遅延制御回路13は、チャージポンプ、フィルタ、電圧電流変換回路を備え、位相比較回路12の2つの入力信号の位相が揃うように、遅延制御信号ACTL1を生成し、遅延回路41−1〜−13の各々の遅延量を制御する。この帰還制御により第1遅延線部11は、正確に360度の遅延を生成することが可能となる。遅延回路41−13は、回路の連続性を補償する終端回路である。
ここでは、12段の遅延回路41により360度の遅延を生成しているため、1段の遅延回路41は、30度の位相遅延を生成していることになる。即ち、第1遅延線部11が備える遅延回路41の段数により、位相遅延の幅が決定される。また、入力信号INを遅延させる所望の目標遅延は、60度から120度までの範囲内であるとして説明されるため、遅延回路41−2、41−3、41−4の出力が、差動シングル信号変換回路42−2、42−3、42−4によりシングルエンド信号に変換されて、位相補間回路45−1に入力される。この第1遅延線部11から位相信号を取り出す位置は、目標の遅延の範囲により変わる。
位相補間回路45−1は、回路自体が有する固定的な遅延と、補間制御信号OFSによって設定される位相遅延との和の遅延を有する。位相補間回路45−1により位相補間された信号は、第2遅延ロックループ部20に出力される。
第2遅延ロックループ部20は、第2遅延線部21と、位相比較回路22と、遅延制御回路23と、位相補間回路45−2とを備える。第1遅延ロックループ部10に含まれる位相補間回路45−1から出力された信号は、第2遅延ロックループ部20の位相比較回路22に入力される。また、位相補間回路45−2は、第1遅延ロックループ部10の差動シングル信号変換回路42−0によりシングルエンド信号に変換された0位相の信号を入力する。この位相補間回路45−2は、0位相の信号を出力するように設定される。即ち、位相補間回路45−2は、位相補間制御信号により制御されない位相補間回路45自体が有する固定的な遅延を与える固定遅延回路となる。従って、位相補間回路45−2は、固定遅延分だけ遅延させた信号を第2遅延線部21に出力する。
第2遅延線部21は、シングル差動信号変換回路43−2と、遅延回路41−14と、差動シングル信号変換回路42−13とを備える。シングルエンド信号である位相補間回路45−2から出力された信号は、シングル差動信号変換回路43−2により差動信号に変換され、遅延回路41−14に入力される。シングル差動信号変換回路43−2と遅延回路41−14とは、遅延制御信号ACTL2によりその遅延量が制御される。遅延回路41−14は、制御された遅延を加えられた信号を差動シングル信号変換回路42−13を介して位相比較回路22に出力する。
位相比較回路22は、第2遅延線部21により遅延された信号と、第1遅延ロックループ部10により設定された遅延量を有する信号とを入力する。位相比較回路22は、この2つの入力信号の位相を比較し、結果を遅延制御回路23に出力する。遅延制御回路23は、チャージポンプ、フィルタ、電圧電流変換回路を備え、位相比較回路22に入力される2つの入力信号の位相が揃うように、遅延制御信号ACTL2を生成する。遅延制御回路23は、遅延制御信号ACTL2をシングル差動信号変換回路43−2及び遅延回路41−14に出力し、その遅延量を制御する。この帰還制御により第2遅延線部21は、正確に第1遅延ロックループ部10から出力される2つの信号の遅延差、即ち、0位相の信号と、設定される目標位相の信号との位相差に相当する遅延量を有することになる。この遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2は、入力信号遅延部30に出力される。
入力信号遅延部30は、第3遅延線部31を備え、第3遅延線部31は、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15と差動シングル信号変換回路42−14とを備える。即ち、この第3遅延線部31は、第2遅延ロックループ部20の第2遅延線部21と同じように構成されている。また、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15は、遅延制御信号ACTL2により遅延量が制御される。従って、第3遅延線部31の遅延量は、第2遅延線部21と等しくなる。即ち、入力信号遅延部30は、第2遅延ロックループ部20により生成された遅延量だけ入力信号INを遅延させた出力信号OUTを出力する。
なお、ここでは、シングル差動信号変換回路43−2と遅延回路41−14、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15が、遅延制御信号ACTL2により遅延制御されたが、シングル差動信号変換回路43−2とシングル差動信号変換回路43−3、または、遅延回路41−14と遅延回路41−15だけが制御されてもよい。
ここで、シングル差動信号変換回路43−1〜−3の具体的回路例が示される。図4は、シングル差動信号変換回路43の具体的回路例を示す回路図である。シングル差動信号変換回路43は、シングルエンド信号INSを入力し、差動出力信号OUTP/OUTNを出力する。制御信号CTLにより、その遅延量が制御される。シングル差動信号変換回路43は、電圧電流変換回路部110とバッファ回路部112とインバータ回路部114とを備える。
バッファ回路部112は、トランジスタP14〜P17、N14〜N17を備える。トランジスタP15、N15、P17、N17により構成されるバッファ回路に流れる電流は、トランジスタP14、N14、P16、N16により制御され、入力信号INSに対する出力信号OUTPの遅延が制御される。
インバータ回路部114は、トランジスタP18、P19、N18、N19を備える。トランジスタP19、N19により構成されるインバータ回路に流れる電流は、トランジスタP18、N18により制御され、入力信号INSに対する出力信号OUTNの遅延が制御される。
電圧電流変換回路部110は、トランジスタP11〜P13、N11〜N13、抵抗素子R11を備える。電圧電流変換回路部110は、カレントミラー回路をなし、トランジスタN11のゲートに印加される制御信号CTLの電圧により、流れる電流が制御される。バッファ回路部112とインバータ回路部114とは、信号が通過するトランジスタ段数が異なるため、例えば、トランジスタP12とN12、トランジスタP13とN13のサイズ比を変えることなどにより、バッファ回路部112とインバータ回路部114の遅延が等しくなるように、電流値が調整される。シングル差動信号変換回路43−1のように遅延の制御が必要ない場合、制御電圧CTLには適当な固定電圧が印加される。
差動シングル信号変換回路42は、例えば、図5に示されるように、インバータ回路部120、差動信号入力部121、バッファ回路部122を備える。差動信号入力部121は、トランジスタP22、P23、N22、N23を備える。差動入力信号INa/INbは、デプレッション型トランジスタN22、N23のゲートに印加される。トランジスタP23とトランジスタN23との接続ノードから入力信号INaと同相の信号が出力され、バッファ回路部122に供給される。
バッファ回路部122は、トランジスタP24、N24を備えるインバータ回路と、トランジスタP25、N25を備えるインバータ回路との2段直列接続によるバッファ回路である。従って、差動信号入力部121に入力された差動信号INa/INbは、シングルエンド信号OUTSとして出力される。トランジスタP21、N21を備えるインバータ回路部120は、ダミー回路であり、回路の対称性を保ち、特性を補償する。
電圧電流変換回路(VIC)と遅延回路(DCEL)の回路例が、図6に示される。電圧電流変換回路130は、トランジスタP30−1、P30−2、N30−1、N30−2、抵抗素子R30を備える。遅延回路131は、トランジスタN31−1、N31−2、N31−3と、抵抗素子R31−1、R31−2とを備える。遅延回路132は、トランジスタN32−1、N32−2、N32−3と、抵抗素子R32−1、R32−2とを備える。即ち、遅延回路13n(n=1、2、…)は、トランジスタN3n−1、N3n−2、N3n−3と、抵抗素子R3n−1、R3n−2とを備え、必要な段数分だけ縦続接続される。
制御電圧入力信号CTLは、トランジスタN30−1のゲートに印加され、ドレイン電流を制御する。トランジスタP30−1とトランジスタP30−2は、カレントミラー回路を形成し、トランジスタN30−1を流れるドレイン電流に対応する電流がトランジスタP30−2を流れる。トランジスタN30−2を流れるドレイン電流を参照電流とする多段接続のカレントミラー回路が、トランジスタN30−2と遅延回路131、132、…のトランジスタN31−3、N32−3、…との間に形成される。即ち、トランジスタN30−2のゲート電圧が、トランジスタN31−3、N32−3、…のゲート電圧として供給され、各トランジスタのドレイン電流が制御される。
遅延回路13nは、トランジスタN3n−3により電流が制御される差動増幅回路である。トランジスタN3n−1、N3n−2のゲートに差動入力信号INna/INnbが印加される。抵抗素子R3n−1、R3n−2は、負荷抵抗である。遅延回路13nの差動出力信号OUTna/OUTnbは、負荷抵抗R3n−1とトランジスタN3n−1、負荷抵抗R3n−2とトランジスタN3n−2との接続ノードから出力される。トランジスタN31−3〜N3n−3は、全て同じゲート電圧で制御されるため、遅延回路131〜13nは同じ遅延を持つことになる。
このように構成される遅延ロックループ回路により生成される遅延が以下に説明される。シングル差動信号変換回路43−1の出力を位相0とし、各回路の遅延は“D(回路シンボル)”と表わされる。即ち、遅延回路41の遅延は、D(DCEL)と表わされ、差動シングル信号変換回路42の遅延はD(D2S)、シングル差動信号変換回路43の遅延はD(S2D)、位相補間回路45の回路自体の遅延はD(IP)と表わされる。遅延回路41−12の出力点での遅延は12D(DCEL)となる。この遅延が基準クロックRCLKの1周期に等しくなるように制御されるため、12D(DCEL)=360度、即ち、D(DCEL)=30度になる。
遅延回路41−1の出力点での遅延は、D(DCEL)=30、遅延回路41−2の出力点での遅延は、2D(DCEL)=60、遅延回路41−3の出力点での遅延は、3D(DCEL)=90、遅延回路41−4の出力点での遅延は、4D(DCEL)=120となる。従って、位相補間回路45−1の出力点での遅延は、D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)からD(IP)+D(D2S)+4D(DCEL)までの範囲内に入る。従って、位相補間回路45−1で補間された遅延量をαとすると、2D(DCEL)≦α≦4D(DCEL)であり、位相補間回路45−1の出力点での遅延は、
D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+α
となる。この遅延量D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+αを有する信号が、第2遅延ロックループ部20の位相比較回路22に入力される。
D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+α
となる。この遅延量D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+αを有する信号が、第2遅延ロックループ部20の位相比較回路22に入力される。
一方、0位相信号は、差動シングル信号変換回路42−0を介して第2遅延ロックループ部20に供給される。即ち、この点の遅延は、D(D2S)となる。この信号は、さらに、位相補間回路45−2、シングル差動信号変換回路43−2、遅延回路41−14、差動シングル信号変換回路42−13を介して位相比較回路22に入力される。従って、位相比較回路22に入力される位置での遅延は、
D(D2S)+D(IP)+D(S2D,DCEL)+D(D2S)
となる。ここで、遅延量D(S2D,DCEL)は、シングル差動信号変換回路43−2と遅延回路41−14とが、遅延制御信号ACTL2の制御を受けて調整された遅延量を示す。
D(D2S)+D(IP)+D(S2D,DCEL)+D(D2S)
となる。ここで、遅延量D(S2D,DCEL)は、シングル差動信号変換回路43−2と遅延回路41−14とが、遅延制御信号ACTL2の制御を受けて調整された遅延量を示す。
位相比較回路22は、これら2つの信号の位相比較し、遅延制御回路23により位相差が無くなるように遅延制御信号ACTL2が生成される。従って、これら2つの信号の遅延量は等しくなる。即ち、
D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+α
=D(D2S)+D(IP)+D(S2D,DCEL)+D(D2S)
であり、整理すると、
2D(DCEL)+α=D(D2S)+D(S2D,DCEL) …(1)
となる。
D(IP)+D(D2S)+2D(DCEL)+α
=D(D2S)+D(IP)+D(S2D,DCEL)+D(D2S)
であり、整理すると、
2D(DCEL)+α=D(D2S)+D(S2D,DCEL) …(1)
となる。
入力信号遅延部30では、入力信号INは、シングル差動信号変換回路43−3、遅延回路41−15、差動シングル信号変換回路42−14を介して、出力信号OUTとして出力される。従って、出力信号OUTの入力信号INに対する遅延は、
D(S2D,DCEL)+D(D2S)
となる。上記(1)式から、この遅延は、2D(DCEL)+αである。即ち、出力信号OUTの入力信号INに対する遅延量は、位相補間回路45−1に設定される目標遅延量に等しくなる。
D(S2D,DCEL)+D(D2S)
となる。上記(1)式から、この遅延は、2D(DCEL)+αである。即ち、出力信号OUTの入力信号INに対する遅延量は、位相補間回路45−1に設定される目標遅延量に等しくなる。
このように、本実施の形態の遅延ロックループ回路は、発振回路を備えないため、位相ジッタの少ない遅延信号を生成することができる。また、上述のように、位相誤差の少ない回路を提供することができる。
また、複数の入力信号INが入力される場合、遅延ロックループ回路は、入力信号遅延部30を複数備えることにより、同じ遅延量だけ遅延させた出力信号OUTを出力することができる。入力信号遅延部30に位相補間回路を備えることなく、任意位相の出力信号OUTが得られる。さらに、異なる位相遅延の複数の信号を得るためには、その位相遅延が設定された第1遅延ロックループ部10の位相補間回路45−1と第2遅延ロックループ部20との組を設け、第2遅延ロックループ部20の遅延制御信号ACTL2により遅延制御される入力信号遅延部30を設けることにより可能となる。
(第2の実施の形態)
上述のように、第1遅延線部11は、差動信号により遅延を生成していたが、シングルエンド信号により遅延を生成することも可能である。第2の実施の形態では、シングルエンド信号を遅延させるデジタル制御遅延回路により遅延を生成する遅延ロックループ回路が、図2を参照して説明される。基本的な構成は、図1に示される遅延ロックループ回路と同じである。図2に示されるように、遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部10と第2遅延ロックループ部20と入力信号遅延部30とを具備する。第1遅延ロックループ部10は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部20は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号DCTL2を生成する。入力信号遅延部30は、入力信号INと遅延制御信号DCTL2とを入力し、遅延制御信号DCTL2により示される遅延を入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。
上述のように、第1遅延線部11は、差動信号により遅延を生成していたが、シングルエンド信号により遅延を生成することも可能である。第2の実施の形態では、シングルエンド信号を遅延させるデジタル制御遅延回路により遅延を生成する遅延ロックループ回路が、図2を参照して説明される。基本的な構成は、図1に示される遅延ロックループ回路と同じである。図2に示されるように、遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部10と第2遅延ロックループ部20と入力信号遅延部30とを具備する。第1遅延ロックループ部10は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部20は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号DCTL2を生成する。入力信号遅延部30は、入力信号INと遅延制御信号DCTL2とを入力し、遅延制御信号DCTL2により示される遅延を入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。
第1遅延ロックループ部10は、第1遅延線部11と、位相比較回路(PFD)12と、遅延制御回路(DC)13と、位相補間回路(IP)45−1とを備える。第1遅延線部11は、デジタル制御遅延回路(DCEL)51−1〜−13を備える。ここでは、第1遅延線部11は、シングルエンド信号により遅延を生成する。
入力される基準クロック信号RCLKは、第1遅延線部11と位相比較回路12とに入力されるとともに、第2遅延ロックループ部20に供給される。第1遅延線部11は、デジタル制御遅延回路51−1〜−13がカスケードに接続され、入力された基準クロックRCLKを遅延させる。
位相比較回路12は、デジタル制御遅延回路51−12の出力信号と基準クロックRCLKとを入力し、位相を比較する。比較結果は、遅延制御回路13に入力される。遅延制御回路13は、カウンタ等を備え、位相遅延をデジタル値に変換する。遅延制御回路13は、位相比較回路12の入力信号の位相が一致するように、遅延制御信号DCTL1を生成し、デジタル制御遅延回路51−1〜51−13の遅延量を制御する。遅延制御信号DCTL1は、mビットのデジタル量で示される。この帰還制御により第1遅延線部11は、正確に360度の遅延を生成することが可能となる。従って、図1の場合と同じように、各デジタル制御遅延回路51は30度の位相遅延を生成する。なお、デジタル制御遅延回路51−13は、回路の連続性を補償する終端回路である。
デジタル制御遅延回路51−1〜−12の出力は、目標とする遅延量を生成するために、位相補間回路45−1に入力される。ここでは、目標遅延量として60度から120度までの範囲内の任意の遅延量(60度+α)が設定されるものとし、デジタル制御遅延回路51−2、51−3、51−4の各出力が位相補間回路45−1に入力される。この第1遅延線部11から位相信号を取り出す位置は、目標の遅延の範囲により変わる。
位相補間回路45−1は、回路自体が有する固定的な遅延と、補間制御信号OFSによって設定される位相遅延との和の遅延を有する。位相補間回路45−1により位相補間された信号は、第2遅延ロックループ部20に出力される。
第2遅延ロックループ部20は、第2遅延線部21と、位相比較回路22と、遅延制御回路23と、位相補間回路45−2とを備える。位相補間回路45−1から出力された信号は、第2遅延ロックループ部20の位相比較回路22に入力される。一方、位相補間回路45−2は、基準クロックRCLKを入力する。この位相補間回路45−2は、0位相を出力するように設定される。即ち、位相補間回路45−2は、位相補間制御信号により制御されない位相補間回路45自体が有する固定的な遅延を生成することになる。従って、位相補間回路45−2は、固定遅延分だけ遅延した信号を第2遅延線部21に出力する。
第2遅延線部21は、デジタル制御遅延回路51−14を備える。デジタル制御遅延回路51−14は、位相補間回路45−2から出力された信号に遅延制御信号DCTL2により制御された遅延を与えて、位相比較回路22に出力する。
位相比較回路22は、第2遅延線部21により遅延された信号と、第1遅延ロックループ部10により設定された遅延量を有する信号とを位相比較し、結果を遅延制御回路23に出力する。遅延制御回路23は、チャージポンプ、フィルタを備える。遅延制御回路23は、位相比較回路22に入力される2つの入力信号の位相が揃うように、遅延制御信号DCTL2を生成し、デジタル制御遅延回路51−14に出力する。遅延制御信号DCTL2は、nビットの信号とする。デジタル制御遅延回路51−14は、遅延制御信号DCTL2により遅延量が制御される。この帰還制御により第2遅延線部21は、正確に第1遅延ロックループ部10から出力される2つの信号の遅延差、即ち、0位相の信号と、設定される目標位相の信号との位相差に相当する遅延量を持つことになる。この遅延量に対応する遅延制御信号DCTL2は、入力信号遅延部30に出力される。
入力信号遅延部30は、デジタル制御遅延回路51−15を含む第3遅延線部31を備える。この第3遅延線部31は、第2遅延ロックループ部20の第2遅延線部21と同じように構成されている。また、デジタル制御遅延回路51−15は、遅延制御信号DCTL2により遅延量が制御される。従って、第3遅延線部31の遅延量は、第2遅延線部21と等しくなる。即ち、入力信号遅延部30は、第2遅延ロックループ部20により生成された遅延量だけ入力信号INを遅延させ、出力信号OUTを出力する。
ここで、デジタル制御遅延回路51−1〜−15の具体的回路例が示される。図7は、デジタル制御遅延回路51の具体的回路例を示す回路図である。デジタル制御遅延回路51は、バッファ回路141、142、…、14pとセレクタ140とを備える。バッファ回路141、142、…、14pは、縦続接続され、それぞれの出力がセレクタ140に入力される。セレクタ140は、入力されるバッファ回路の出力のうち、制御信号QBITで指定される信号を選択し、出力OUTとして出力する。従って、制御信号QBITがqビットの信号であれば、2q個のバッファ回路14が縦続接続される。
デジタル制御遅延回路51を用いた第2の実施の形態における遅延は、第1の実施の形態と基本的に同じであり、詳細な説明は省略される。出力信号OUTは、入力信号INに対して目標遅延量である2D(DCEL)+αだけ遅延した信号となる。
(第3の実施の形態)
次に、図3を参照して第3の実施の形態の遅延ロックループ回路が説明される。遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部60と第2遅延ロックループ部70と入力信号遅延部80とを具備する。第1遅延ロックループ部60は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部70は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2を生成する。入力信号遅延部80は、入力信号INと遅延制御信号ACTL2とを入力し、遅延制御信号ACTL2により示される遅延と、さらに、加えられる任意の遅延とを入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。この任意の遅延も基準クロックRCLKに対して一定の遅延となるように制御される。
次に、図3を参照して第3の実施の形態の遅延ロックループ回路が説明される。遅延ロックループ回路は、第1遅延ロックループ部60と第2遅延ロックループ部70と入力信号遅延部80とを具備する。第1遅延ロックループ部60は、基準クロックRCLKを入力し、基準クロックRCLKに同期し、所定の位相遅延を有する遅延位相信号を生成する。第2遅延ロックループ部70は、この遅延位相信号と、0位相信号とを入力し、0位相信号と遅延位相信号との間の遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2を生成する。入力信号遅延部80は、入力信号INと遅延制御信号ACTL2とを入力し、遅延制御信号ACTL2により示される遅延と、さらに、加えられる任意の遅延とを入力信号INに与え、出力信号OUTとして出力する。この任意の遅延も基準クロックRCLKに対して一定の遅延となるように制御される。
第1遅延ロックループ部60は、第1遅延線部11と、位相比較回路(PFD)12と、遅延制御回路(DC)13とを備える。第1遅延線部11は、遅延回路(DCEL)43−1〜−13と、差動シングル信号変換回路(D2S)42−0〜−12と、シングル差動信号変換回路(S2D)43−1とを備える。
第1遅延線部11に入力される基準クロックRCLKは、シングル差動信号変換回路43−1により差動信号に変換され、遅延回路41−1と差動シングル信号変換回路42−0とに供給される。遅延回路41−1〜−13は、カスケードに接続され、差動信号を遅延させる。遅延回路41−1〜−12の各々の差動信号出力は、差動シングル信号変換回路42−1〜−12によりシングルエンド信号に変換される。シングル差動信号変換回路43−1の出力信号は、差動シングル信号変換回路42−0によりシングルエンド信号に変換されて、位相比較回路12に入力されるとともに、第2遅延ロックループ部70に供給される。
位相変換回路12は、12段目の遅延回路41−12の出力が差動シングル信号変換回路42−12によりシングルエンド信号に変換された信号をもう一方の被比較入力信号として入力する。従って、位相変換回路12は、この12段目の出力信号と0位相入力信号とを位相比較する。位相比較回路12は、比較結果を遅延制御回路13に出力する。
遅延制御回路13は、チャージポンプ、フィルタ、電圧電流変換回路を備え、位相比較回路12の2つの入力信号の位相が揃うように、遅延制御信号ACTL1を生成し、遅延回路41−1〜−13の各々の遅延量を制御する。この帰還制御により第1遅延線部11は、正確に360度の遅延を生成することが可能となる。遅延回路41−13は、回路の連続性を補償する終端回路である。
ここでは、12段の遅延回路41により360度の遅延を生成しているため、第1の実施の形態と同じように、遅延回路41は、1段当たり30度の位相遅延を生成していることになる。本実施の形態では、入力信号INを遅延させる目標の遅延は、60度から120度までの範囲であるとして説明されるため、遅延回路41−2の出力が差動シングル信号変換回路42−3を介して第2遅延ロックループ部70に供給される。この第1遅延線部61から位相信号を取り出す位置は、目標の遅延の範囲により変わる。
第2遅延ロックループ部70は、第2遅延線部71と、位相比較回路22と、遅延制御回路23と、位相補間回路45−3とを備える。第2遅延線部71は、遅延量を制御される遅延回路41−14と、差動シングル信号変換回路42−13と、遅延量を制御されるシングル差動信号変換回路43−2とを備える。
第1遅延ロックループ部60から出力される0位相を示す信号は、第2遅延線部71のシングル差動信号変換回路43−2に入力され、遅延が加えられた差動信号に変換される。シングル差動信号変換回路43−2の出力は、遅延回路41−14と差動シングル信号変換回路42−13とに供給される。遅延回路41−14は、第1遅延ロックループ部60の遅延制御信号ACTL1により遅延量の制御を受ける。差動シングル信号変換回路42−13は、シングル差動信号変換回路43−2の出力信号をシングルエンド信号に変換して、位相補間回路45−3に出力する。位相補間回路45−3は、0位相の信号を出力するように設定される。位相補間回路45−3は、回路自体が有する固定的な遅延量だけを与える固定遅延回路となる。位相補間回路45−3は、その固定遅延分だけ遅延された信号を位相比較回路22に出力する。
位相比較回路22は、第1遅延ロックループ部60から出力される60度位相遅延を示す信号と、位相補間回路45−3から出力される信号とを入力する。位相比較回路22は、入力される2つの入力信号の位相を比較し、比較結果を遅延制御回路23に出力する。遅延制御回路23は、チャージポンプ、フィルタ、電圧電流変換回路を備える。遅延制御回路23は、位相比較回路22に入力される2つの入力信号の位相が一致するように、遅延制御信号ACTL2を生成する。生成された遅延制御信号ACTL2は、シングル差動信号変換回路43−2に入力され、シングル差動信号変換回路43−2の遅延量を制御する。この帰還制御により第2遅延線部71は、正確に第1遅延ロックループ部60から出力される2信号の遅延差、即ち、0位相の信号と、設定される位相の信号との位相差に相当する遅延量を持つことになる。この遅延量に対応する遅延制御信号ACTL2は、入力信号遅延部80に出力される。
入力信号遅延部80は、第3遅延線部81と、位相補間回路45−4とを備える。第3遅延線部81は、シングル差動信号変換回路43−3と、遅延回路41−15〜−17と、差動シングル信号変換回路42−14〜−16とを備える。第3遅延線部81は、第2遅延線部71を延長した構成になっている。即ち、シングル差動信号変換回路43−3は、遅延制御信号ACTL2により遅延量を制御される。その出力を受ける遅延回路41−15〜−17は、カスケードに接続され、その遅延量は、遅延制御信号ACTL1により制御される。これにより、遅延回路41−15〜−17の各々の遅延量は、第1遅延線部11の遅延回路41−1〜−12の各々の遅延量と等しくなる。シングル差動信号変換回路43−3及び遅延回路41−15、−16の出力は、差動シングル信号変換回路42−14〜−16を介して位相補間回路45−4に入力される。即ち、位相補間回路45−4に0位相が設定されると、第2遅延ロックループ部70で生成された遅延量と同じ遅延量が、入力信号INに与えられて、出力信号OUTとして出力されることになる。従って、入力信号遅延部80は、第1遅延ロックループ部60において設定される遅延量に入力信号遅延部80で設定される遅延量が加算された遅延量だけ入力信号INを遅延させた出力信号OUTを出力する。
第3の実施の形態の遅延ロックループ回路により生成される遅延が、以下に説明される。シングル差動信号変換回路43−1の出力を位相0とし、各回路の遅延を“D(回路シンボル)”とする。即ち、遅延回路41の遅延は、D(DCEL)と表わされ、ここでは、D(DCEL)=30度である。また、差動シングル信号変換回路42の遅延はD(D2S)、シングル差動信号変換回路43の遅延はD(S2D)、位相補間回路45の回路自体の遅延はD(IP)、位相補間回路45において制御信号OFSで設定される遅延はαと表わされる。
遅延回路41−1の出力点での遅延は、D(DCEL)=30、遅延回路41−2の出力点での遅延は、2D(DCEL)=60となる。遅延回路41−2の出力は、差動シングル信号変換回路42−3を介して位相比較回路22に入力されるので、位相比較回路22の入力点で2D(DCEL)+D(D2S)の遅延となる。もう一方の位相比較回路22の入力信号の遅延量は、差動シングル信号変換回路42−0、遅延量が制御されるシングル差動信号変換回路43−2、差動シングル信号変換回路42−13、位相補間回路45−3を介して入力されるので、D(D2S)+D(S2D’)+D(D2S)+D(IP)となる。ここで、シングル差動信号変換回路43−2は、遅延制御信号ACTL2により遅延量が制御されるため、その遅延量はD(S2D’)と表わされる。位相比較回路22では、この両者の位相が等しくなるため、次式が成立する。
2D(DCEL)=D(D2S)+D(S2D’)+D(IP) …(2)
入力信号遅延部80では、シングル差動信号変換回路43−2と同じ制御信号ACTL2で遅延量が制御されるため、シングル差動信号変換回路43−3の遅延量は、D(S2D’)となる。入力信号INは、第3遅延線部81により遅延されて、位相補間回路45−4に与えられる。その経路は、シングル差動信号変換回路43−3と差動シングル信号変換回路42−14、或いは、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15と差動シングル信号変換回路42−15、或いは、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15、−16と差動シングル信号変換回路42−16である。従って、位相補間回路45−4に入力されるときのそれぞれの遅延は、
D(S2D’)+D(D2S)
D(S2D’)+D(DCEL)+D(D2S)
D(S2D’)+2D(DCEL)+D(D2S)
となり、この遅延の範囲内で位相補間が行われ、出力信号OUTが出力される。従って、その遅延量は、
D(S2D’)+D(D2S)+D(IP)+α
となる。これに先に求めた関係式(2)を代入すると、遅延量2D(DCEL)+α が得られる。これは、第1遅延ロックループ部60において設定されている遅延量2D(DCEL)=60度と、入力信号遅延部80において設定されている遅延量αとを加算した遅延量である。即ち、本遅延ロックループ回路は、所望の遅延量に一致する遅延量を生成することができる。
入力信号遅延部80では、シングル差動信号変換回路43−2と同じ制御信号ACTL2で遅延量が制御されるため、シングル差動信号変換回路43−3の遅延量は、D(S2D’)となる。入力信号INは、第3遅延線部81により遅延されて、位相補間回路45−4に与えられる。その経路は、シングル差動信号変換回路43−3と差動シングル信号変換回路42−14、或いは、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15と差動シングル信号変換回路42−15、或いは、シングル差動信号変換回路43−3と遅延回路41−15、−16と差動シングル信号変換回路42−16である。従って、位相補間回路45−4に入力されるときのそれぞれの遅延は、
D(S2D’)+D(D2S)
D(S2D’)+D(DCEL)+D(D2S)
D(S2D’)+2D(DCEL)+D(D2S)
となり、この遅延の範囲内で位相補間が行われ、出力信号OUTが出力される。従って、その遅延量は、
D(S2D’)+D(D2S)+D(IP)+α
となる。これに先に求めた関係式(2)を代入すると、遅延量2D(DCEL)+α が得られる。これは、第1遅延ロックループ部60において設定されている遅延量2D(DCEL)=60度と、入力信号遅延部80において設定されている遅延量αとを加算した遅延量である。即ち、本遅延ロックループ回路は、所望の遅延量に一致する遅延量を生成することができる。
ここでは、第3遅延線部81に含まれる遅延回路41は、3段構成として説明されたが、この段数は、設定する遅延量に応じて決定される。また、第1遅延線部11の2段目の遅延回路41−2の出力が第2遅延ロックループ部70に供給されているが、これも、設定する遅延量に応じて取り出し位置が決定される。
ここでは、差動信号を用いて遅延が生成されたが、同じようにシングルエンド信号を用いて遅延を生成することも可能である。また、複数の入力信号INを遅延させる場合、遅延ロックループ回路は、複数の入力信号遅延部80を備えることにより、それぞれ設定される遅延の異なる複数の出力信号OUTを出力することが可能となる。
このように、第2遅延ロックループ部に固定遅延回路、即ち、0位相出力が設定される位相補間回路(IP)を備えることにより、遅延量の精度を向上させることが可能となる。
なお、図1、図3の位相補間回路はシングルエンド信号タイプの位相補間回路となっているが、差動信号タイプの位相補間回路を使用することも可能である。その場合は、差動シングル信号変換回路を位相補間回路の後段に配置し、位相補間してからシングルエンド信号に信号変換を行えばよい。
10 第1遅延ロックループ部
11 第1遅延線部
12 位相比較回路
13 遅延制御回路
20 第2遅延ロックループ部
21 第2遅延線部
22 位相比較回路
23 遅延制御回路
30 入力信号遅延部
31 第3遅延線部
41、41−1〜−17 遅延回路
42、42−0〜−16 差動シングル信号変換回路
43、43−1〜−3 シングル差動信号変換回路
45、45−1〜−4 位相補間回路
51、51−1〜−15 デジタル制御遅延回路
60 第1遅延ロックループ部
70 第2遅延ロックループ部
71 第2遅延線部
80 入力信号遅延部
81 第3遅延線部
110 電圧電流変換回路部
112 バッファ回路部
114 インバータ回路部
120 インバータ回路部
121 差動信号入力部
122 バッファ回路部
130 電圧電流変換回路
131、132 遅延回路
140 セレクタ
141、142、143〜14n インバータ回路
P11〜P19、N11〜N19 トランジスタ
P21〜P25、N21〜N25 トランジスタ
P30−1、P30−2、N30−1、N30−2 トランジスタ
N31−1〜N31−3、N32−1〜N32−3 トランジスタ
R11、R30、R31−1、R31−2、R32−1、R32−2 抵抗素子
11 第1遅延線部
12 位相比較回路
13 遅延制御回路
20 第2遅延ロックループ部
21 第2遅延線部
22 位相比較回路
23 遅延制御回路
30 入力信号遅延部
31 第3遅延線部
41、41−1〜−17 遅延回路
42、42−0〜−16 差動シングル信号変換回路
43、43−1〜−3 シングル差動信号変換回路
45、45−1〜−4 位相補間回路
51、51−1〜−15 デジタル制御遅延回路
60 第1遅延ロックループ部
70 第2遅延ロックループ部
71 第2遅延線部
80 入力信号遅延部
81 第3遅延線部
110 電圧電流変換回路部
112 バッファ回路部
114 インバータ回路部
120 インバータ回路部
121 差動信号入力部
122 バッファ回路部
130 電圧電流変換回路
131、132 遅延回路
140 セレクタ
141、142、143〜14n インバータ回路
P11〜P19、N11〜N19 トランジスタ
P21〜P25、N21〜N25 トランジスタ
P30−1、P30−2、N30−1、N30−2 トランジスタ
N31−1〜N31−3、N32−1〜N32−3 トランジスタ
R11、R30、R31−1、R31−2、R32−1、R32−2 抵抗素子
Claims (11)
- 基準クロックに同期し、前記基準クロックを遅延させて複数の位相信号を出力する第1の遅延線回路を備える第1の遅延ロックループ(DLL)回路と、
前記基準クロックを入力し、前記複数の位相信号に基づいて生成される目標位相信号に同期するように遅延量が制御される第2の遅延線回路と、遅延量が固定されている第1の固定遅延回路とを備える第2の遅延ロックループ回路と、
入力信号に与える遅延量を前記第2の遅延線回路の遅延量に等しくする第3の遅延線回路を備える入力信号遅延回路と
を具備する
遅延ロックループ回路。 - 前記第1の遅延線回路は、複数の遅延回路を備え、
前記複数の遅延回路は、差動信号により遅延を生成する
請求項1に記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第1の遅延線回路は、複数の遅延回路を備え、
前記複数の遅延回路は、デジタル信号により遅延が制御されるデジタル制御遅延回路である
請求項1の記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第1の遅延線回路は、前記第1の固定遅延回路に等しい遅延量を有する第2の固定遅延回路を備える
請求項1から請求項3のいずれかに記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第2の固定遅延回路は、前記複数の位相信号に基づいて位相補間し、前記目標位相信号を生成する第1の位相補間回路を備える
請求項4に記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第1の固定遅延回路は、第1の位相補間回路の最小の遅延量に等しい0位相の信号を出力する第2の位相補間回路を備える
請求項5に記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第1の遅延ロックループ回路は、
各々異なる位相の前記目標位相信号を生成する複数の前記第2の遅延ロックループ回路と、
前記複数の前記第2の遅延ロックループ回路の各々に接続される複数の前記入力信号遅延回路と
を備え、
前記複数の前記入力信号遅延回路は、複数の前記入力信号の各々に異なる遅延を与えて出力する
請求項1から請求項6のいずれかに記載の遅延ロックループ回路。 - 前記入力信号遅延回路は、第4の遅延線回路を備え、
前記第4の遅延線回路は、前記第1の遅延線回路の遅延を制御する遅延制御信号により遅延量が制御される
請求項1から請求項3のいずれかに記載の遅延ロックループ回路。 - 前記入力信号遅延回路は、さらに、
前記第4の遅延回路の出力に基づいて位相補間して出力信号を生成する第3の位相補間回路を備え、
前記第1の固定遅延回路は、前記第3の位相補間回路の最小の遅延量に等しい遅延量を有する
請求項8に記載の遅延ロックループ回路。 - 前記第1の固定遅延回路は、0位相出力が設定された第4の位相補間回路を含む
請求項8または請求項9に記載の遅延ロックループ回路。 - 複数の前記入力信号遅延回路を備え、
複数の前記入力信号の各々に異なる遅延を与えて出力する
請求項1から請求項3、請求項8から請求項10のいずれかに記載の遅延ロックループ回路。
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