JP2007123641A5 - - Google Patents

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電子機器の筐体および電子機器
本発明は、CPUなどの発熱部品が複数搭載される電子機器の筐体および当該電子機器に関するものである。
従来から、CPUなどの発熱部品を搭載する電子機器において、当該発熱部品の熱を放熱する技術が知られている。
一般には、電子機器の筐体に通気口を設け、上記発熱部品によって熱せられた筐体の空気を外部の比較的低温度の空気と入れ替える自然空冷の技術が知られている。ただし、自然空冷の場合、放熱能力が低く、発熱量の高い発熱部品に対しては放熱効果が不十分である。
そこで、特許文献1には、発熱部品の熱を排出するためのファンなどの放熱器を備え、筐体外部の空気を筐体内部に導入するための吸入口と、筐体内部の熱せられた空気を外部に排出するための排出口とを当該放熱器の近傍に設ける技術が開示されている。
また、特許文献2には、上下方向に形成された孔が形成された放熱フィン(放熱器)を基板に接合し、放熱フィンが有する孔の煙突効果を利用して、基板からの熱を高効率に放熱する技術が開示されている。
さらに、特許文献3には、空気の流れる流路を絞る構造にすることにより、空気の流速を高めて、放熱効果を向上させる技術が開示されている。
特開2000−112572(2000年4月21日公開) 特開2001−68880(2001年3月16日公開) 特開平11−307969(1999年11月5日公開)
電子機器は、一般的に、電源ユニットやCPUなど発熱量の大きい発熱部品や、メモリやHDDのように発熱するうえに熱に弱いものや、電解コンデンサや水晶発振子や電池など非常に熱に弱いものなどが多数散在している。
これらの部品は、電子回路の設計上の制約の上で配置される。そのため、高熱発熱部品の傍に高熱発熱部品や熱に弱い部品を配置せざるを得ない場合が多々ある。
しかしながら、上記従来の構成では、当該高熱発熱部品に接続された放熱部と排気口との間に、他の発熱部品や熱に弱い部品が配置される場合、当該高熱発熱部品により熱せられた高温の空気が、他の発熱部品や熱に弱い部品の周囲に流れてしまう。そのため、当該他の発熱部品や熱に弱い部品の放熱を十分に行うことができないという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能な電子機器の筐体および電子機器を実現することにある。
本発明の電子機器の筐体は、電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、上記放熱部は、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の端部が上記放熱部内に空気を流入するための開口部であるとともに、当該開口部に対して垂直な方向で当該開口部に進入した空気の進行方向を、上記排気口に向かう方向に変えるように曲がっており、上記開口部は、上記排気口と上記吸入口との間に位置することを特徴とする。
上記の構成によれば、上記開口部が上記排気口よりも下方に位置し、かつ、上記開口部が水平面に対して垂直ではないように上記筐体を電子機器に組み込むことにより、吸入口から電子機器内に取り込まれた空気は、上昇することにより、開口部に進入する。そして、進入した空気は、放熱部を介して、発熱部品の熱を吸収し、温度が上昇する。そして、温度が上昇した空気はさらに上昇しようとする。
ここで、放熱部は、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の開口部に対して垂直な方向で当該開口部に進入した空気の進行方向を、上記排気口に向かう方向に変えるように曲がっている。そのため、開口部から進入した空気は、進行方向が曲げられたうえに、排気口へと導かれ、排気口から排気されることとなる。
よって、発熱部品の熱を放熱部を介して吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。これにより、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
また、本発明の電子機器の筐体は、電子機器の側壁として構成される筐体であって、上記電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、上記排気口の下方に位置し、上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、上記放熱部は、曲がった形状であり、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の端部が上記放熱部内に空気を流入するための開口部であり、上記電子機器に組み込まれたときに、上記開口部は、上記排気口と上記吸入口との間に位置するとともに、水平面に対して垂直ではないことを特徴とする。
上記の構成によれば、筐体が電子機器に組み込まれたときに、吸入口から取り込まれた空気が上昇すると、当該開口部から上記放熱部に進入する。そして、進入した空気は、放熱部を介して、発熱部品の熱を吸収し、温度が上昇する。そして、温度が上昇した空気はさらに上昇しようとする。
ここで、放熱部は、曲がった形状であり、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の端部が上記放熱部内に空気を流入するための開口部である。そのため、開口部から進入した空気は、進行方向が曲げられたうえに、排気口へと導かれ、排気口から排気されることとなる。
よって、発熱部品の熱を放熱部を介して吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。これにより、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
また、本発明の電子機器の筐体は、電子機器の側壁として構成される筐体であって、上記電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、上記排気口の下方に位置し、上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、上記放熱部において、発熱部品と接触する接触面の裏側の面は、上記排気口の一部と接続するように曲がっており、電子機器に組み込まれたときに、上記吸入口から電子機器内に取り込まれ、上昇する空気の進行方向を、上記排気口に向かう方向に変更することを特徴とする。
上記の構成によれば、筐体が電子機器に組み込まれたときに、吸入口から電子機器内に取り込まれた空気が上昇すると、当該空気の進行方向が、上記排気口に向かう方向に変更される。この際、放熱部の上記接触面の裏側の面にぶつかった空気は、放熱部を介して、発熱部品の熱を吸収する。そして、高温となった空気は、進行方向が排気口にむけられているため、排気口から排気されることとなる。
よって、発熱部品の熱を放熱部を介して吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。これにより、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
さらに、本発明の電子機器の筐体は、上記の構成に加えて、上記電子機器に組み込まれたときに、上記放熱部は、水平面に対して傾斜しており、開口部から排気口に上方に延びている。
これにより、放熱部に進入した空気は、スムーズに排気口から排気され、放熱部内で滞留することがない。
さらに、本発明の電子機器の筐体は、上記の構成に加えて、上記放熱部は、上記排気口と対向する面において、フィンが形成されている。
上記の構成によれば、放熱部にフィンが形成されることで、放熱部の表面積が大きくなる。そして、当該フィンが形成されるのは、放熱部において、排気口と対向する面に形成される。そのため、排気口から排気される空気は、フィンと接触するため、放熱部と接触している発熱部品の熱を一層吸収することができる。
なお、フィンが板状であることが好ましい。これによりフィンの形成が簡単となる。
さらに、本発明の電子機器の筐体は、上記の構成に加えて、上記吸入口には、ファンが備えられている。これにより、電子機器内に取り込む空気が増え、放熱効果がさらに向上する。
また、本発明の電子機器は、上記の筐体を備えることを特徴としている。これにより、発熱部品の熱を放熱部を介して吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。その結果、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
本発明に係る電子機器の筐体によれば、放熱部に進入した空気が、当該放熱部を介して発熱部品の熱を吸収するとともに、排気口へと進行方向が曲げられ、排気口から排気される。これにより、発熱部品の熱を放熱部を介して吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。その結果、放熱部と接触している発熱部品以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態について図1ないし図12に基づいて説明すると以下の通りである。図1および図2は、本実施形態に係る電子機器1の斜視図である。本実施形態に係る電子機器1は、ディスプレイ一体型コンピュータであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、電子機器1の背面下方から見た斜視図であり、図2は、電子機器1の前面上方から見た斜視図である。
図1および図2に示されるように、電子機器1は、ほぼ直方体であり、右側面11、底面12、背面13、前面14、上面15、左側面(図示せず)の6面を有し、通常の使用時において、底面12が机等と接するように設置される。なお、前面14に液晶ディスプレイが配置されている。右側面11、左側面、前面14および背面13は、電子機器1の側壁の外側の面である。
図中において、xy平面が水平面であり、z方向は、水平面に対して垂直かつ上方向を示している。以下の図においても同様とする。
図1に示されるように、電子機器1は、筐体20を備えている。当該筐体20は、電子機器1の側壁として構成されるものであり、外側の表面が電子機器1の背面13となる。また、筐体20は、右側面11、左側面(図示せず)、底面12および上面15の一部にもなっている。
なお、本明細書では、筐体20において、電子機器1に組み込まれたときに電子機器1の外側となる表面を「外表面」とよび、電子機器1の内側となる表面を「内表面」という。
図1に示されるように、筐体20の上面15側に近い部分には、複数の直線状の溝25が上下方向に互いに平行に形成されている。そして、隣接する溝25間には土手部26が形成されている。これにより、筐体20の外表面の表面積が大きくなり、電子機器1の内部で発生し、筐体20に伝わった熱が外部の空気により効率的に放熱される。
筐体20の材料は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の高い材料であればよい。これにより、一層の放熱効果が期待できる。また、筐体20は、例えば、ダイキャスト方式で形成される。
図1に示されるように、筐体20は、電子機器1に組み込まれたときに電子機器1の背面13側の側壁であり、電子機器1の内部の空気を外部に排気するための2つの排気口21を備えている。さらに、筐体20には、上記排気口21から底面12に向かった方向に、外部の空気を電子機器1の内部に取り込むための複数の吸入口22が設けられている。
なお、図3に示されるように、吸入口22の外表面側に吸入用ファン34が備えられていてもよい。これにより、外部の空気を一層効率的に電子機器1の内部に取り入れることができる。
また、吸入口22の外側には、フィルタを設けることが好ましい。これにより、電子機器1の内部に埃が入ることを防止することができる。
図4は、電子機器1の内部構造を示すものであり、筐体20を取り除いたときの電子機器1を背面13側から見たときの斜視図である。図4に示されるように、電子機器1は、CPU(中央演算装置)31と、該CPU31から底面12側に配置されたメモリ33と、該CPU31から上面15側に配置された電源ユニット32とを備えている。なお、CPU31とメモリ32とは基板30の上に配置されている。
CPU31は、発熱量が比較的大きい発熱部品であり、かつ、性能劣化を防止するため放熱対策が必要な部品である。なお、CPU31の中でもっとも発熱する領域が領域31aである。電源ユニットも比較的発熱量が大きい発熱部品である。また、メモリ32は熱に弱い部品である。
なお、HDDは、CPU31の横方向に配置されているため、CPU31の熱の影響をほとんど受けることがない。
図5は、上記筐体20を内表面側から見た斜視図である。なお、図5は、電源ユニット32が筐体20に装着されたときの状態を示している。
なお、当該電源ユニット32は、筐体20において、外表面に溝25および土手部26が形成されている領域の裏側の内表面上に装着される。そのため、電源ユニット32の熱は、熱伝導性の比較的高い材料で形成された筐体20に伝わり、溝25および土手部26による大きな表面積の領域を介して、外部の空気に放熱される。
図5に示されるように、筐体20は、電子機器1に組み込まれた際に、上記CPU31と接触し、当該CPU31から伝えられた熱を空気中に放熱するためのヒートシンク部(放熱部)24を有している。また、ヒートシンク部24は、上記排気口21を覆うように形成されている。ヒートシンク部24は、筐体20と一体に形成されており、その材料は、筐体20と同一であり、熱伝導性が高い。
図6は、上記ヒートシンク部24の拡大図である。ヒートシンク部24は、筐体20が電子機器1に組み込まれた際に、電子機器1が備える上記CPU31と接触する接触面242を有している。本実施形態の接触面242は、筐体20の外表面とほぼ平行である。
上述したように、ヒートシンク部24は、排気口21を覆っており、電子機器1の内部の空気を排気口21に導くものである。つまり、ヒートシンク部24の一方の端部は上記排気口と接続(ここでは、ヒートシンク部24と筐体20とが一体に形成されているため連続している)しており、他方の端部は、空気を電子機器1内に取り込むための流入口(開口部)241となっている。そして、ヒートシンク部24は、流入口241に対して垂直方向に流入した空気の進行方向を排気口21の方向に変える。なお、当該流入口241は、ヒートシンク部24が筐体20と接続されることにより形成されるものである。この流入口241の部分において、ヒートシンク部24および筐体20とは管状であるといえる。
言い換えると、ヒートシンク部24は、排気口21を覆う排気フードとして機能している。
また、別の表現をすれば、ヒートシンク部24は、排気口21を覆う箱状であり、排気口21と対向しない面が開口しており、当該開口が空気の流入する流入口241となっている。すなわち、排気口21と流入口241とは互いに対向しておらず、流入口241から流入した空気は、ヒートシンク部24により、排気口21の方向に進行方向が変更される。
なお、流入口241は、水平面に対して垂直でなければよい。これにより、流入口241の下方に位置する空気は、上昇することにより、流入口241を介して、ヒートシンク部24に進入することができるからである。ただし、本実施形態のように、流入口241は、水平面(XY平面)とほぼ平行であることが好ましい。これにより、流入口241の下方に位置する空気の大半が、流入口241を介して、ヒートシンク部24に進入する。
また、流入口241は、吸入口22よりも上方に位置している。さらに、流入口241は、排気口21よりも下方に位置している。つまり、流入口241は、排気口21と吸入口22との間に位置している。
図7は、ヒートシンク部24を含む筐体20の一部を図1および図6のA−A線で断面したときの矢視断面図である。また、図8は、ヒートシンク部24を図6のB−B線で断面したときの矢視断面図である。
図7および図8に示されるように、ヒートシンク部24は、筐体20に形成された上記排気口21を覆うとともに、上記流入口241のみ開口されたフード本体部246と、該フード本体部246において排気口21と対向する導風面244に形成された複数のフィン245とを含む。また、上述したように、流入口241と排出口21とは対向していない。
図7に示されるように、フード本体部246において、上記接触面242と反対側の導風面244は、上記排気口21と対向しているとともに、当該排気口21の一部に向かって曲面を形成しながら延びている。つまり、導風面244は、上記排気口21の一部と連続するために曲がっている。
なお、フード本体部246は、排気口21と連続している端部と反対側の端部において、フィン245と筐体20とともに、上記流入口241を形成している。
また、図8に示されるように、フード本体部246は、流入口242から排気口21に向かう方向に垂直な面(B−B線)で切ったとき、断面が略U字状であり、U字状の両端部が筐体20と接続している。
フィン245は、フード本体部246の導風面244上に、流入口241から排気口21への方向に形成されている。また、フィン245は、筐体20の外表面に形成された土手部26と連続している。そして、フィン245は板状である。
次に、上記電子機器1におけるCPU31の放熱の原理について説明する。
まず、本実施形態に対する比較例としてのヒートシンク部24aを有する筐体20aを備えた電子機器の放熱作用について説明する。
図9は、当該比較例である電子機器のCPU31の放熱作用を示す模式図である。図9にしめされるように、比較例のヒートシンク部24aは、CPU31と接触し、筐体20と平行に形成された本体部246aと、上記本体部246aにおいて、CPU31との接触面の反対側の面に形成された複数のフィン245aからなる。当該フィン245aは、水平面に対して垂直方向に延びており、等間隔に複数枚形成されている。
そして、フィン245aは、本体部246aと接続されている端部と対向する端部において、筐体20a接続されている。
なお、比較例において、CPU31、メモリ33および電源ユニット32の配置は、本実施形態と同じである。
また、比較例に係る筐体20aは、ヒートシンク部24aが形成されている部分において上記排気口21を有していない。その代わりに、電源ユニットの上方に排気口21aを有している。また、筐体20aは、本実施形態と同様に、底面側において、空気を電子機器内に取り込むための吸入口22を有している。
図9に示されるように、比較例に係る電子機器では、吸入口22から電子機器の内部に取り込まれた空気は、まず最初に熱に弱いメモリ33の熱を吸収する。その後、上昇した空気は、ヒートシンク部24aのフィン245a間を通過する。この際、空気は、CPU31の熱をフィン245aを介して吸収する。これにより、発熱量の大きいCPU31の熱が放熱される。そして、フィン245aからの熱を吸収し、高温となった空気は、膨張することにより、さらに上方に上昇しようとする。そして、高温の空気は、CPU31の上方に位置する電源ユニット32に流れる。その結果、比較的発熱量の大きい電源ユニット32は、周囲を高温の空気に囲まれてしまう。そして、電源ユニット32の熱を効率的に放熱することができなくなる。
このように、比較例に係る電子機器では、CPU31からの熱を吸収した高温の空気が他の発熱部品に流れてしまうため、当該他の発熱部品を効率的に放熱することができなくなる。
これに対して、本実施形態の電子機器1は、以下のように、CPU31からの熱を吸収した高温の空気が他の電子部品に流れることがないため、当該他の電子部品の放熱を効率的に行うことができる。
図10は、本実施形態の電子機器1における、CPU31の放熱効果を示す模式図である。
図10に示されるように、フード本体部246の導風面244は、一方の端部が流入口241の一部を形成するとともに、他方の端部が排気口21の一部に連続している。すなわち、フード本体部246は、流入口241と排気口21とを連絡するように、排気口21を覆っている。
そのため、流入口241の下方に位置している吸入口22から電子機器1の内部に取り込まれた空気は、まず最初に熱に弱いメモリ33の熱を吸収し、流入口241に流れる。そして、流入口241からヒートシンク部24の内部に流れた空気は、フード本体部246およびフィン245を介して、CPU31の熱を吸収する。これにより、CPU31の熱が放熱される。
その後、高温となった空気は、さらに上昇しようとする。しかしながら、ヒートシンク部24の導風面244は、流入口241に対して垂直な方向に進む空気の進行方向を、排気口21に変更するように曲げられている。そのため、ヒートシンク部24内に進入した空気は、CPU31の熱を吸収しながら、導風面244にぶつかり、進行方向が排気口21の方向となる。そして、CPU31の熱を吸収した高温の空気は、排気口21から筐体20の外部へと排気される。
これにより、上記比較例と異なり、CPU31の熱を吸収した高温の空気が、電源ユニット32の周囲に流れ込むことがない。そして、別の流路で流れる空気により電源ユニット32を冷却することが可能である。その結果、当該電源ユニット32を効率的に放熱することが可能となる。
図9に示されるような比較例と、図10に示されるような本実施形態とをモデルとして、CPU31および電源ユニット32の熱解析シミュレーションを行った結果、CPU31の温度は、比較例において93.2℃であり、本実施形態において91.0℃であった。このように、本実施形態は、上記比較例に対して、CPU31の放熱効果が向上していることが確認された。
また、電源ユニット32の温度は、比較例において96.2℃であり、本実施形態において91.1℃であった。このように、ヒートシンク部24と接触しているCPU31の近傍に位置している電源ユニット32の放熱効果も向上することが確認された。
なお、フード本体部246の導風面244上に形成されるフィン245の数、幅および形状は、適宜設定すればよい。すなわち、複数のフィン245間を通過する空気の流量が減らない範囲で、フィン245全体の表面積が大きくなるように設計すればよい。
また、導風面244に対するフィン245の高さも、筐体20の外観、強度およびフィン245全体の表面積を考慮して設定すればよい。すなわち、フィン245全体の表面積を大きくして、ヒートシンク部24の放熱効果をさらに向上させるためには、導風面244に対するフィン245の高さを大きくすればよい。また、このとき、フィン245と連続している土手部26も溝25に対して高くしても良い。
ただし、導風面244に対するフィン245の高さを大きくすると、フィン245が筐体20の外面よりもはみ出る可能性がある。これにより、筐体20の外観が悪化したり、フィン245が他の物体と接触し壊れる可能性がある。そのため、筐体20の外観、強度および放熱効果を総合的に考慮して、導風面244に対するフィン245の高さを設定すればよい。
また、上記説明では、排気口21は、電子機器1の外部に露出するものとした。しかしながら、筐体20は、排気口21に対して所定間隔だけ離れた位置のカバー部材を、その外面に備えていても良い。
図11は、排気口21を覆うようにカバー部材41を筐体20が備える場合の電子機器1の斜視図である。なお、カバー部材41は、上面15側の辺以外の辺で筐体20と接続されており、上面15側の辺のみ開口した袋状となっている。
図12は、筐体20がカバー部材41を備える場合における、CPU31の放熱作用を示す模式図である。
図12に示されるように、排気口21から排気された空気は、筐体20とカバー部材41との隙間である流路を通過して、上方の開口部42から排出される。このように、カバー部材41を設けることにより、排気口21から排気された空気の流路が狭められ、筐体20とカバー部材41との隙間である流路を通過する空気の流速が速くなる。その結果、ヒートシンク部24を通過する空気の流速も速くなり、より効率的に、CPU31の熱を、ヒートシンク部24を介して空気中に放熱させることができる。
なお、上記説明では、ヒートシンク部24を筐体20と一体に形成するものとしたが、各々別々に形成した後に接続してもよい。
また、上記説明では、排気口21は、電子機器1の背面13となる筐体20に設けられるとした。しかしながら、これに限らず、排気口21は、電子機器1の側壁となる筐体20であればよい。例えば、前面、左右の側面となる筐体であってもよい。
また、導風面244は、上方向に凸状となり、最も高い位置が排気口21よりも高くなってもよい。ただし、この場合、排気口21よりも高い位置において空気が滞留する可能性がある。そのため、導風面244は、排気口21に向かうにつれ、Z方向(すなわち、上方向)に延びながら、排気口21と連続していることが好ましい。言い換えると、導風面244は、流入口241から排気口21に向かうにつれて、単調にZ座標(もしくは、底面13からの高さ)が増加することが好ましい。これにより、ヒートシンク部24を通過する空気がスムーズに流れる。
以上のように、本実施形態の電子機器1の筐体20は、電子機器1の内部の空気を排気するための排気口21と、上記電子機器1の内部に空気を取り込むための吸入口22と、上記電子機器1が備えるCPU(発熱部品)31と接触し、当該CPU31から伝えられた熱を空気中に放熱するヒートシンク部(放熱部)24とを備える。そして、ヒートシンク部24は、一方の端部が上記排気口21と連続しており、他方の端部がヒートシンク部24内に空気を流入するための流入口24であり、当該流入口241に対して垂直な方向で当該流入口241に進入した空気の進行方向を、上記排気口21に向かう方向に変えるように曲がっている。そして、上記開口部241は、上記排気口21と上記吸入口22との間に位置する。
また、電子機器1の筐体20は、次のようにも表現できる。すなわち、筐体20は、電子機器1の側壁として構成される筐体であって、上記電子機器1の内部の空気を排気するための排気口21と、上記排気口21の下方に位置し、上記電子機器1の内部に空気を取り込むための吸入口22と、上記電子機器1が備えるCPU(発熱部品)31と接触し、当該CPU31から伝えられた熱を空気中に放熱するヒートシンク部24とを備える。そして、ヒートシンク部24は、曲がった形状であり、一方の端部が上記排気口21と連続しており、他方の端部がヒートシンク部24内に空気を流入するための流入口24であり、上記筐体20が上記電子機器1の側壁として組み込まれたときに、上記流入口24は、上記排気口21と上記吸入口22との間に位置するとともに、水平面に対して垂直ではない。
また、電子機器1の筐体20は、次のようにも表現できる。すなわち、筐体20は、電子機器1の側壁として構成される筐体であって、上記電子機器1の内部の空気を排気するための排気口21と、上記排気口21の下方に位置し、上記電子機器1の内部に空気を取り込むための吸入口22と、上記電子機器1が備えるCPU(発熱部品)31と接触し、当該CPU31から伝えられた熱を空気中に放熱するヒートシンク部24とを備える。そして、上記ヒートシンク部24において、CPU31と接触する接触面242の裏側の導風面244は、上記排気口21の一部と連続するように曲がっており、上記筐体20が電子機器1の側壁として組み込まれたときに、上記排気口21よりも下方から上昇する空気の進行方向を、上記排気口21に向かう方向に変更する。
上記の構成により、ヒートシンク部24に進入した空気が、当該ヒートシンク部24を介してCPU31の熱を吸収するとともに、排気口21へと進行方向が曲げられ、排気口21から排気される。これにより、CPU31の熱を吸収した高温の空気は、そのまま、外部に排気されるため、他の発熱部品や熱に弱い部品と接することがない。その結果、ヒートシンク部24と接触しているCPU31以外の発熱部品や熱に弱い部品の温度上昇を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、ヒートシンク部24はCPU31に接触する場所に設置され、流入した空気を排気している。そのため、他の部品の周囲の空気の流れを阻害することがなく、他の部品の放熱効果を高めることができる。
さらに、筐体20が上記電子機器1に組み込まれたときに、ヒートシンク部24の導風面244は、水平面に対して傾斜しており、流入口241から排気口21に上方に延びている。これにより、ヒートシンク部24に進入した空気は、スムーズに排気口21から排気され、ヒートシンク部24内で滞留することがない。
さらに、ヒートシンク部24は、上記排気口21と対向する導風面244において、フィン245が形成されている。フィン245が形成されることで、ヒートシンク部24の表面積が大きくなる。そして、当該フィン245が形成されるのは、245において、排気口21と対向する導風面244に形成される。そのため、排気口21から排気される空気は、フィン245と接触するため、CPU31の熱を一層吸収することができる。
さらに、筐体20は、ヒートシンク部24が形成されている内表面の裏側の外表面にカバー部材41が接続されている。そして、上記カバー部材41は、上記排気口21に対して所定距離だけ離れているとともに、上記排気口21を覆うように形成されている。
そのため、排気口21から排気された空気は、筐体20とカバー部材41との間の隙間を流路として流れることとなる。このように流路が狭められることにより、空気の流速が上がるため、ヒートシンク部24を介してCPU31の熱を一層放熱することが可能となる。
さらに、筐体20は、ヒートシンク部24と一体に形成されている。これにより、ヒートシンク部24から筐体20への熱伝導性が向上し、CPU31の熱が筐体20全体に伝わり、一層の放熱効果を奏する。
さらに、吸入口22にはフィルタが備えられていることが好ましい。これにより、電子機器1内に埃が入ることを防止することができる。
さらに、吸入口22には、吸入用ファン34が備えられていることが好ましい。これにより、電子機器1内に取り込む空気が増え、放熱効果がさらに向上する。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複数の発熱部品を有する電子機器の筐体に適用できる。
本実施形態の電子機器を背面側から見たときの斜視図である。 上記電子機器を前面側から見たときの斜視図である。 吸入用ファンを備えた電子機器の斜視図である。 電子機器の内部を示す斜視図である。 電子機器の背面を構成する筐体を内面側からみたときの斜視図である。 上記筐体が備えるヒートシンク部(放熱部)の拡大図である。 図1のA−A線の矢視断面図である。 図6のB−B線の矢視断面図である。 本発明の比較例に係る電子機器における、CPUの放熱効果を示す図である。 本実施形態に係る電子機器における、CPUの放熱効果を示す図である。 本実施形態に係る電子機器の変形例を示す図である。 図11に示す電子機器における、CPUの放熱効果を示す図である。
符号の説明
1 電子機器
20 筐体
21 排気口
22 吸入口
24 ヒートシンク部(放熱部)
31 CPU(発熱部品)
32 電源ユニット
34 吸入用ファン(ファン)
41 カバー部材
241 流入口(開口部)
242 接触面
244 導風面(接触面の裏側の面)
245 フィン
246 フード本体部(放熱部)

Claims (7)

  1. 電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、
    上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、
    上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、
    上記放熱部は、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の端部が上記放熱部内に空気を流入するための開口部であるとともに、当該開口部に対して垂直な方向で当該開口部に進入した空気の進行方向を、上記排気口に向かう方向に変えるように曲がっており、
    上記開口部は、上記排気口と上記吸入口との間に位置することを特徴とする電子機器の筐体。
  2. 電子機器の側壁として構成される筐体であって、
    上記電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、
    上記排気口の下方に位置し、上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、
    上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、
    上記放熱部は、曲がった形状であり、一方の端部が上記排気口と接続しており、他方の端部が上記放熱部内に空気を流入するための開口部であり、
    上記電子機器に組み込まれたときに、上記開口部は、上記排気口と上記吸入口との間に位置するとともに、水平面に対して垂直ではないことを特徴とする電子機器の筐体。
  3. 電子機器の側壁として構成される筐体であって、
    上記電子機器の内部の空気を排気するための排気口と、
    上記排気口の下方に位置し、上記電子機器の内部に空気を取り込むための吸入口と、
    上記電子機器が備える発熱部品と接触し、当該発熱部品から伝えられた熱を空気中に放熱する放熱部とを備え、
    上記放熱部において、発熱部品と接触する接触面の裏側の面は、上記排気口の一部と接続するように曲がっており、電子機器に組み込まれたときに、上記吸入口から電子機器内に取り込まれ、上昇する空気の進行方向を、上記排気口に向かう方向に変更することを特徴とする電子機器の筐体。
  4. 上記電子機器に組み込まれたときに、上記放熱部は、水平面に対して傾斜しており、開口部から排気口に上方に延びていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器の筐体。
  5. 上記放熱部は、上記排気口と対向する面において、フィンが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器の筐体。
  6. 上記吸入口には、ファンが備えられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器の筐体。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の筐体を備えることを特徴とする電子機器。
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