JP2007122213A - 自動販売機の冷却加温機構 - Google Patents

自動販売機の冷却加温機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2007122213A
JP2007122213A JP2005310774A JP2005310774A JP2007122213A JP 2007122213 A JP2007122213 A JP 2007122213A JP 2005310774 A JP2005310774 A JP 2005310774A JP 2005310774 A JP2005310774 A JP 2005310774A JP 2007122213 A JP2007122213 A JP 2007122213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
cooling
opening
foam
vending machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005310774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4967309B2 (ja
Inventor
Isato Yamauchi
勇人 山内
Naosuke Fukao
直資 深尾
Hideo Nakajima
英雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005310774A priority Critical patent/JP4967309B2/ja
Publication of JP2007122213A publication Critical patent/JP2007122213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4967309B2 publication Critical patent/JP4967309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

【課題】循環気流の風路を規制し省エネ及び商品の加温劣化を改善する。
【解決手段】バックドア4と、右バリヤ103aと左バリヤ103bを含む庫内5と、商品収容部7・手前商品収容部7bと、背面ダクト8と、背面ダクト8の中間開口部8cと、シャッタ20と、フォーム101aを備え、フォーム101aを手前商品収容部7bとバックドア4の間に貼付け、バックドア4を閉じたときバックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1が限りなく閉塞されるようにすることにより、シャッタ20が部分加温する姿勢の際、従来まで部分加温に使用されなかったバックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1へ流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく、フォーム101aより上部にある手前商品収容部7bの商品6の温度上昇を低減し加温劣化を防止でき、より長期間鮮度の高い商品6を消費者に提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は部分加温を行うこととした自動販売機の冷却加温機構に関するものである。
従来、この種の自動販売機の冷却加温機構は図2のような構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、特許文献1に記載された従来の自動販売機の冷却加温機構を示すものである。図2に示すように、自動販売機1とメインドア2とで囲まれた自動販売機内部に、バックドア4で開閉される断熱構造の内箱3が設けられ、これらの内箱3とバックドア4とで囲まれた庫内5に、缶飲料などからなる商品6を蛇行状に積み上げて収納する商品収容部7が設定されている。
また、庫内5における背面近傍箇所には通風用の背面ダクト8が上下に延設されており、背面ダクト8の上側開口部8aは庫内5の背面近傍の上端部箇所に開口され、背面ダクト8の下側開口部8bは庫内5の背面近傍の底部箇所に開口されている。この背面ダクト8の下側開口部8bが開口されている庫内5の底部には、冷却手段としての蒸発器9、加温手段としてのヒータ10、送風手段としてのファン11などが配設されている。さらに、背面ダクト8には、上側開口部8aと下側開口部8bとに加えて、上下方向の略中箇所における商品収容部7側に臨むように開口された中間開口部8cが形成されている。そして、この中間開口部8cを開閉する形状記憶合金製のシャッタ20が設けられている。なお、デリバリシュート14は商品搬出用のもので多数の通風孔が開けられており、ベンドメカ21は商品6を搬出するものである。
以上のように構成された自動販売機の冷却加温機構について、以下その動作を説明する。
まず、シャッタ20は、その上端部が背面ダクト8における中間開口部8cのすぐ上の箇所に固着されており、加温され高温となった際には、中間開口部8cに臨む箇所が斜め後方に湾曲して中間開口部8cが開けられると同時に、下端部が背面ダクト8の背面部に接触して中間開口部8cがより上側の循環通路8dを遮断する開姿勢となる。
したがって、熱風は背面ダクト8の中間開口部8cより下側を通して循環する。また、シャッタ20は、冷却され低温となった際には、直線状となって中間開口部8cが閉じられると同時に背面ダクト8の上側および下側を連通させて開ける閉姿勢となる。したがって、冷風は背面ダクト8内を上から下まで通して循環する。
特開平10−188111号公報
しかしながら、上記従来の構成では、熱風は背面ダクト8の中間開口部8cより下側の循環通路を通して循環するが、バックドア4と商品収容部7の手前側との隙間・商品収容部7の奥側と背面ダクト8との隙間・商品収容部7と庫内との隙間への循環気流、つまり部分加温に使用されない循環気流の分、増エネになるだけでなく、商品収容部7の上部の商品6を加温するため加温劣化が進み商品の鮮度が低下するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、前記従来の隙間への循環気流を遮風し、さらにこの循環気流を部分加温に使用することにより省エネを図るだけでなく、商品収容部7の上部商品の温度上昇を低減することにより加温劣化を防止し、より鮮度の高い商品6を消費者に提供するとした自動販売機の冷却加温機構を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の冷却加温機構は、前記商品収容部のいずれか一側面に設けられた遮風手段を備えるとしたものである。
これによって、前記遮風手段は前記冷却・加温手段から吹出され前記商品収容部を循環する冷気または暖気が前記商品収容部のいずれか一側面に沿って前記遮風手段より上部を循環するのを規制することとなる。
本発明の自動販売機の冷却加温機構は、商品収容部の下部を加温する部分加温の際、従来まで部分加温に使用されなかった商品収容部のいずれか一側面に沿って流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく、遮風手段より上部にある商品収容部の商品の温度上昇を低減し加温劣化を防止でき、より長期間鮮度の高い商品を消費者に提供できる。
請求項1に記載の発明は、商品を搬出するための商品搬出手段と、商品を収容する商品収容部と、前記商品収容部を収容する庫内と、前記庫内を断熱密閉するバックドアと、前記商品収容部の下部に位置し空気を冷却・加温する冷却・加温手段と、前記庫内の背面に沿って上下方向に取付けられた背面ダクトと、前記背面ダクトの上部から空気を吸込むための上部開口部と、前記背面ダクトの下部に位置し前記冷却・加温手段へ空気を送風する下部開口部と、前記上部開口部と前記下部開口部の間でかつ前記商品搬出手段付近に位置し、前記商品収容部側に開口された中間開口部と、前記中間開口部付近に設けられ空気の吸込み位置を前記上部開口部または前記中間開口部のどちらか一方に切り換えるための吸込み位置切換手段と、前記商品収容部の外側面の少なくともいずれか一方向に前記上部開口部と前記中間開口部との間に設けられ前記商品収容部外側の空気の循環経路を規制する遮風手段を備えることより、商品収容部の下部を加温する部分加温の際、従来まで部分加温に使用されなかった前記商品収容部のいずれか一側面に沿って流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく、前記遮風手段より上部にある前記商品収容部の商品の温度上昇を低減し加温劣化を防止でき、より長期間鮮度の高い商品を消費者に提供できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、遮風手段を前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記バックドアとの間に設けたものとすることより、前記バックドアと前記商品収容部の手前側との隙間へ流入した循環気流が、前記遮風手段により遮風されるため、前記遮風手段より上部を循環することを阻まれる。そして、前記遮風手段周囲の循環気流は前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環しているため、前記遮風手段により遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環するため、前記商品収容部の下部を加温する部分加温の際、従来まで部分加温に使用されなかった前記バックドアと前記商品収容部間の隙間へ流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく前記遮風手段より上部にある前記商品収容部の手前側商品の温度上昇を低減し加温劣化を防止できより長期間鮮度の高い商品を消費者に提供できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、遮風手段を前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記背面ダクトとの間に設けたものとすることにより、前記奥商品収容部と前記背面ダクト間の隙間へ流入した循環気流が、前記遮風手段により遮風されるため、前記遮風手段より上部を循環することを阻まれる。そして、前記遮風手段周囲の循環気流は前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環しているため、前記遮風手段により遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環するため、前期商品収容部の奥側について実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、遮風手段を前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記庫内の壁面との間に設けたものとすることにより、前記商品収容部と前記庫内壁面との隙間へ流入した循環気流が、前記遮風手段により遮風されるため、前記遮風手段より上部を循環することを阻まれる。そして、前記遮風手段周囲の循環気流は前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環しているため、前記遮風手段により遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環するため、前記商品収容部の奥側から手前側までの広範囲に対し、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、遮風手段を前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう複数の前記商品収容部との間に設けたものとすることにより、複数の前記商品収容部との間の隙間へ流入した循環気流が、前記遮風手段により遮風されるため、前記遮風手段より上部を循環することを阻まれる。そして、前記遮風手段周囲の循環気流は前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環しているため、前記遮風手段により遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い前記背面ダクトの前記中間開口部に向かって循環するため、前記商品収容部の奥側から手前側までの広範囲に対し、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の発明において、遮風手段を固定式のものとすることより、取付けや加工が容易となるとなる。
請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、遮風手段を可動式のものとすることより、前記商品収容部の上部までの商品を加温する全体加温の際は、前記可動式遮風手段を閉状態にすることにより前記バックドアと前記商品収容部間に隙間ができ、前記可動式遮風手段より上部を循環気流が循環できるようになるため、全体加温が可能となるため、販売量が多く、多数の商品を加温する必要がある場合もより早く商品を適温に加温することができ、販売機会を失うことを防止できるという効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷却加温機構の側面からみた構成図である。
図1(b)は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷却加温機構の正面からみた構成図である。
図1(a)において、商品収容部7は最も背面ダクト8寄りにある奥商品収容部7aから最もバックドア4寄りにある手前商品収容部7bまで複数の収容部から構成されている。そして、商品収容部7を含む庫内5はメインドア2、バックドア4、内箱3にて密閉されており、背面ダクト8の中間開口部8cは奥商品収容部7aの商品搬出手段であるベンドメカ21付近に位置する。
また、図1(b)において、庫内5は商品収容部7と商品収容部8とから構成されている。また、冷却手段としての蒸発器9、加温手段としてのヒータ10、送風手段としてのファン11、背面ダクト8、上側開口部8a、下側開口部8b、中間開口部8cそして吸込み位置切換手段としてのシャッタ20は従来の技術と同一構成のため同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
ここで、固定式遮風手段である発砲樹脂材、例えばフォーム101aを背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ右バリヤ103aの商品収容部8方向の壁面から左バリヤ103bの商品収容部7方向の壁面までバックドア4の手前商品収容部7b方向の側面に粘着剤で貼付け、バックドア4を閉じたときバックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1が限りなく閉塞されるようにする。
以上のように構成された自動販売機の冷却加温機構について、以下その動作、作用を説明する。
まず、吸込み位置切換手段であるシャッタ20が背面ダクト8の中間開口部8cから循環気流(冷気流または暖気流)を吸込む状態であるとき、デリバリシュート14を通して吹出した循環気流は、商品収容部7を循環し背面ダクト8の中間開口部8cに吸込まれる。そして、循環気流は、再度デリバリシュート14を通して吹出され、商品収容部7を循環する。
このとき、バックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1へ流入した循環気流が、フォーム101aにより遮風されるため、フォーム101aより上部を循環することを阻まれる。そして、フォーム101a周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101aにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環する。
以上のように、本実施の形態においては、固定式遮風手段である発砲樹脂材、例えばフォーム101aを背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ右バリヤ103aの商品収容部8方向の壁面から左バリヤ103bの商品収容部7方向の壁面までバックドア4の手前商品収容部7b方向の側面に粘着剤で貼付け、バックドア4を閉じたときバックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1が限りなく閉塞されるようにすることにより、バックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1へ流入した循環気流が、フォーム101aにより遮風されるため、フォーム101aより上部を循環することを阻まれる。
そして、フォーム101a周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101aにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環するため、商品収容部7の下部を加温する部分加温の際、従来まで部分加温に使用されなかったバックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1へ流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく、フォーム101aより上部にある手前商品収容部7bの商品6の温度上昇を低減し加温劣化を防止でき、より長期間鮮度の高い商品6を消費者に提供できる。
また、本実施の形態の遮風手段を可動式のもの、例えば金属製開閉フラップ102(図示省略)とし、部分加温のときのみ開閉フラップ102を開状態で、バックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1を閉塞しても同様の効果を得られることができる。
さらに、開閉フラップ102は可動式のため、商品収容部7の上部までの商品6を加温する全体加温の際は、開閉フラップ102を閉状態にすることによりバックドア4と手前商品収容部7b間に隙間g1ができ、開閉フラップ102より上部を循環気流が循環できるようになるため、全体加温が可能となる。
つまり、遮風手段を可動式にすることにより、販売量が多く、多数の商品を加温する必要がある場合もより早く商品6を適温に加温することができ、販売機会を失うことを防止できるという効果も得られる。
なお、固定式遮風手段及び可動式遮風手段はそれぞれフォーム101及び金属製開閉フラップ102に限定されるものでなく、フォーム101以外の発砲樹脂材やパテ・粘土そして木製開閉板でも同様の効果が得られる。
また、フォーム101aをバックドア4に貼付けるのではなく、手前商品収容部7bに貼付けたり、フォーム101aの貼付け高さを部分加温する範囲に従い変更しても同様の効果が得られる。
さらに、フォーム101の体積を増やすと、バックドア4と手前商品収容部7b間の隙間g1が完全に閉塞されるため、さらなる遮風効果が得られる。
(実施の形態2)
図1(a)は、本発明の実施の形態2における自動販売機の冷却加温機構の側面からみた構成図である。
図1(b)は、本発明の実施の形態2における自動販売機の冷却加温機構の正面からみた構成図である。
図1(a)、図1(b)において、背面ダクト8の中間開口部8cの真上かつ、右バリヤ103aの商品収容部8方向の壁面から左バリヤ103bの商品収容部7方向の壁面まで背面ダクト8の奥商品収容部7a方向の側面にフォーム101bを粘着剤で貼付け、奥商品収容部7aと背面ダクト8間の隙間g2を限りなく閉塞する。
以上のように構成された自動販売機の冷却加温機構について、以下その動作、作用を説明する。
まず、シャッタ20が背面ダクト8の中間開口部8cから循環気流(冷気流または暖気流)を吸込む状態であるとき、デリバリシュート14を通して吹出した循環気流は、商品収容部7を循環し背面ダクト8の中間開口部8cに吸込まれる。そして、循環気流は、再度デリバリシュート14を通して吹出され、商品収容部7を循環する。このとき、奥商品収容部7aと背面ダクト8間の隙間g2へ流入した循環気流が、フォーム101bにより遮風されるため、フォーム101bより上部を循環することを阻まれる。そして、フォーム101b周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101bにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環する。
以上のように、本実施の形態においては、背面ダクト8の中間開口部8cの真上かつ、右バリヤ103aの商品収容部8方向の壁面から左バリヤ103bの商品収容部7方向の壁面まで背面ダクト8の奥商品収容部7a方向の側面にフォーム101bを粘着剤で貼付け、奥商品収容部7aと背面ダクト8間の隙間g2を限りなく閉塞することにより、奥商品収容部7aと背面ダクト8間の隙間g2へ流入した循環気流が、フォーム101bにより遮風されるため、フォーム101bより上部を循環することを阻まれる。
そして、フォーム101b周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101bにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環するため、奥商品収容部7aも実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、固定式遮風手段はフォーム101に限定されるものでなく、フォーム101以外の発砲樹脂材やパテ、粘土でも同様の効果が得られる。
また、フォーム101bを背面ダクト8の中間開口部8cに貼付けるのではなく、奥商品収容部7aに貼付けたり、フォーム101b貼付け高さを部分加温する範囲に従い変更しても同様の効果が得られる。
さらに、フォーム101bの体積を増やすと、背面ダクト8の中間開口部8cと奥商品収容部7a間の隙間g2が完全に閉塞されるため、さらなる遮風効果が得られる。
(実施の形態3)
図1(b)は、本発明の実施の形態3における自動販売機の冷却加温機構の正面からみた構成図である。
図1(b)において、背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ背面ダクト8方向に沿って奥商品収容部7aから手前商品収容部7bまで商品収容部7の左バリヤ103b方向の側面にフォーム101cを接着剤で貼付け、商品収容部7と左バリヤ103b間の隙間g3を限りなく閉塞する。そして、商品収容部8と右バリヤ103a間の隙間g4も同様にフォーム101dを貼付け、隙間g4を限りなく閉塞する。
また、背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ背面ダクト8方向に沿って奥商品収容部7aから手前商品収容部7bまで商品収容部7の商品収容部8方向の側面と商品収容部8の商品収容部7方向の側面それぞれにフォーム101eを接着剤で貼付け、商品収容部7と商品収容部8間の隙間g5を限りなく閉塞する。
以上のように構成された自動販売機の冷却加温機構について、以下その動作、作用を説明する。
まず、シャッタ20が背面ダクト8の中間開口部8cから循環気流(冷気流または暖気流)を吸込む状態であるとき、デリバリシュート14を通して吹出した循環気流は、商品収容部7または商品収容部8を循環し背面ダクト8の中間開口部8cに吸込まれる。そして、循環気流は、再度デリバリシュート14を通して吹出され、商品収容部7及び商品収容部8を循環する。
このとき、商品収容部7と左バリヤ103b間の隙間g3、商品収容部8と右バリヤ103a間の隙間g4、商品収容部7と商品収容部8間の隙間g5へ流入した循環気流が、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eにより遮風されるため、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eより上部を循環することを阻まれる。そして、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101e周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環する。
以上のように、本実施の形態においては、背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ背面ダクト8方向に沿って奥商品収容部7aから手前商品収容部7bまで商品収容部7の左バリヤ103b方向の側面にフォーム101cを接着剤で貼付け、商品収容部7と左バリヤ103b間の隙間g3を限りなく閉塞する。そして、商品収容部8と右バリヤ103a間の隙間g4も同様にフォーム101dを貼付け、隙間g4を限りなく閉塞する。
また、背面ダクト8の中間開口部8cの真上、かつ背面ダクト8方向に沿って奥商品収容部7aから手前商品収容部7bまで商品収容部7の商品収容部8方向の側面と商品収容部8の商品収容部7方向の側面それぞれにフォーム101eを接着剤で貼付け、商品収容部7と商品収容部8間の隙間g5を限りなく閉塞することにより、商品収容部7と左バリヤ103b間の隙間g3、商品収容部8と右バリヤ103a間の隙間g4、商品収容部7と商品収容部8間の隙間g5へ流入した循環気流が、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eにより遮風されるため、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eより上部を循環することを阻まれる。
そして、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101e周囲の循環気流は背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環しているため、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eにより遮風された循環気流もこの周囲の循環気流に従い背面ダクト8の中間開口部8cに向かって循環するため、商品収容部7の奥商品収容部7aから手前商品収容部7b及び商品収容部8の奥商品収容部8aから手前商品収容部8bまでの広範囲に対し、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、固定式遮風手段はフォーム101に限定されるものでなく、フォーム101以外の発砲樹脂材やパテ・粘土でも同様の効果が得られる。
また、フォーム101c及びフォーム101dをそれぞれ商品収容部7及び商品収容部8ではなく商品収容部7方向の左バリヤ103bの側面及び商品収容部8方向の右バリヤ103aの側面に貼付けたり、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eの貼付け高さを部分加温する範囲に従い変更しても同様の効果が得られる。
さらに、フォーム101c、フォーム101d、フォーム101eの体積を増やすと、商品収容部7と商品収容部7と左バリヤ103b間の隙間g3・商品収容部8と右側バリヤ103a間の隙間g4、商品収容部7と商品収容部8間の隙間g5が完全に閉塞されるため、さらなる遮風効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機の冷却加温機構は商品収容部の下部を加温する部分加温の際、従来まで部分加温に使用されなかった商品収容部のいずれか一側面に沿って流入した循環気流を部分加温に使用できるため省エネになるだけでなく、遮風手段より上部にある商品収容部の商品の温度上昇を低減し加温劣化を防止でき、より長期間鮮度の高い商品を消費者に提供できることが効能となるので、自動販売機の冷却加温機構等の用途にも適用できる。
(a)本発明の実施の形態1における自動販売機の冷却加温機構の側面からみた構成図(b)本発明の実施の形態1における自動販売機の冷却加温機構の正面からみた構成図 従来の自動販売機の側面図
符号の説明
7,8 商品収容部
7a 奥商品収容部
7b 手前商品収容部
101a,101b,101c,101d,101e フォーム(遮風手段)
103a 右バリヤ
103b 左バリヤ
g1,g2,g3,g4,g5 隙間

Claims (7)

  1. 商品を搬出するための商品搬出手段と、商品を収容する商品収容部と、前記商品収容部を収容する庫内と、前記庫内を断熱密閉するバックドアと、前記商品収容部の下部に位置し空気を冷却・加温する冷却・加温手段と、前記庫内の背面に沿って上下方向に取付けられた背面ダクトと、前記背面ダクトの上部から空気を吸込むための上部開口部と、前記背面ダクトの下部に位置し前記冷却・加温手段へ空気を送風する下部開口部と、前記上部開口部と前記下部開口部の間でかつ前記商品搬出手段付近に位置し、前記商品収容部側に開口された中間開口部と、前記中間開口部付近に設けられ空気の吸込み位置を前記上部開口部または前記中間開口部のどちらか一方に切り換えるための吸込み位置切換手段と、前記商品収容部の外側面の少なくともいずれか一方向に前記上部開口部と前記中間開口部との間に設けられ前記商品収容部外側の空気の循環経路を規制する遮風手段を備えた自動販売機の冷却加温機構。
  2. 前記遮風手段は、前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記バックドアとの間に設けたものとした請求項1に記載の自動販売機の冷却加温機構。
  3. 前記遮風手段は、前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記背面ダクトとの間に設けたものとした請求項1に記載の自動販売機の冷却加温機構。
  4. 前記遮風手段は、前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう前記商品収容部と前記庫内の壁面との間に設けたものとした請求項1に記載の自動販売機の冷却加温機構。
  5. 前記遮風手段は、前記上部開口部と前記中間開口部間の高さになるよう複数の前記商品収容部との間に設けたものとした請求項1に記載の自動販売機の冷却加温機構。
  6. 前記遮風手段は、固定式のものとした請求項2から5のいずれか一項に記載の自動販売機の冷却加温機構。
  7. 前記遮風手段は、可動式のものとした請求項2に記載の自動販売機の冷却加温機構。
JP2005310774A 2005-10-26 2005-10-26 自動販売機の冷却加温機構 Expired - Fee Related JP4967309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005310774A JP4967309B2 (ja) 2005-10-26 2005-10-26 自動販売機の冷却加温機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005310774A JP4967309B2 (ja) 2005-10-26 2005-10-26 自動販売機の冷却加温機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007122213A true JP2007122213A (ja) 2007-05-17
JP4967309B2 JP4967309B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38146023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005310774A Expired - Fee Related JP4967309B2 (ja) 2005-10-26 2005-10-26 自動販売機の冷却加温機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4967309B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410188A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JPH08249536A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Kubota Corp 自動販売機のストッカー装置
JP2002190061A (ja) * 2000-10-10 2002-07-05 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410188A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JPH08249536A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Kubota Corp 自動販売機のストッカー装置
JP2002190061A (ja) * 2000-10-10 2002-07-05 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4967309B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008025888A (ja) 低温ショーケース
EP2789940B1 (en) Refrigerator
JP6689415B2 (ja) 冷蔵庫
JP6028220B2 (ja) 冷蔵庫
JP4967309B2 (ja) 自動販売機の冷却加温機構
JP2008117033A (ja) 自動販売機の冷却加温機構
JP2012003294A (ja) 自動販売機の断熱構造
JP4534345B2 (ja) 自動販売機
JP2017215117A (ja) 冷蔵庫
JP2017215119A (ja) 冷蔵庫
JP4389638B2 (ja) 自動販売機
JP7463217B2 (ja) 冷蔵庫
JP5862389B2 (ja) 自動販売機
JP2015017737A (ja) 冷蔵庫
JP2014025619A (ja) 冷蔵庫
JP2017215120A (ja) 冷蔵庫
JP4525819B2 (ja) 自動販売機
JP7237491B2 (ja) 冷蔵ショーケース
JP2017120460A (ja) 自動販売機
JP3777892B2 (ja) 自動販売機
JP6145648B2 (ja) 自動販売機
JP2007051852A (ja) 恒温庫
JP6670994B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005293365A (ja) 自動販売機
JP4404033B2 (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081007

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4967309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees