JP2007121794A - 光コネクタ用クサビ及びそのクサビの挿入解除方法。 - Google Patents

光コネクタ用クサビ及びそのクサビの挿入解除方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】
現地組立型SC光コネクタは非常に簡便に利用できる光コネクタであるが、光コネクタ用クサビの挿抜を必要とする構造であるため、組立工具の構造が複雑で、高コストになりがちであった。そのため、簡単な構造で、小さく、低コストな光コネクタ用クサビの開発が望まれていた。
【解決手段】
挿入刃が接続基台と蓋との間に差し込まれて操作部に対して押圧力を付与した際に、操作部と一対のアームとで囲まれる領域内に、コネクタと接触する接触部が形成され、この接触部から挿入刃保持片の配置された側と反対側の操作部の裏面が光コネクタの側面と隙間を持つように形成されていることを特徴とする。これにより、光ファイバ載置部と蓋との間に差し込まれた挿入はを容易に引き抜くことができる光コネクタ用クサビを提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メカニカル接続部を備えた光コネクタに用いられる光コネクタ用クサビ及びそのクサビの挿入解除方法に関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home)等の普及によって光通信網が一般家庭などで多数用いられるに伴い、接続現場で無電源、無研磨によって光コネクタを組み立て、光ファイバを接続するメカニカル接続型光コネクタが用いられるようになってきた。(例えば、特許文献1〜5参照)
図11〜図13はこの種のメカニカル接続型光コネクタの一例を示したものである。
このメカニカル接続型光コネクタは、図11に示すように、前部12に鍔部12'を有し表面13に光ファイバの端部を搭載する溝14の形成された光ファイバ載置部を有する接続基台10と、この溝14を覆う蓋20と、蓋20と接続基台10とを囲み蓋20と接続基台10との合わせ面を互いに押し合うように応力を与える押圧部材30と、内部に内蔵光ファイバ41が埋設され一端42が鍔部12'内に固定されその一端42から前記内蔵光ファイバ41が露出して前記溝14の上に搭載され他端43に前記内蔵光ファイバ41の端面が配置されたフェルール40とで構成された接続パーツ50と、図12に示すように、押圧部材30を覆い押圧部材30とスライド可能なストップリング60と、ストップリング60の内側に配置されて接続パーツ50を所定の力で前方に押圧するスプリング70と、鍔部12'を覆うプラグフレーム80と、その外側に配置されプラグフレーム80とスライド可能に構成されたスライダ90(図12、図13参照)とで構成されている。
メカニカル接続部は、上記溝14部分を有する接続基台10と蓋20と押圧部材30とで構成される。
接続基台10の表面13上に形成された溝14は、図11に示すように、接続しようとする光ファイバ心線(コード)の裸光ファイバを載せる小径溝14'と、裸光ファイバの上に補強被覆の施された光ファイバ心線(コード)部分を載せる大径溝14''とが形成されている。
蓋20は前記小径溝14'上を覆う小径溝用蓋20'と大径溝14''上を覆う大径溝用蓋20''とで構成されている。しかしながら、蓋20はこれらを別々構成したものでなく、両者を一体にした構成のものも用いられている。
押圧部材30は、ステンレス材のように鋼性を有する板状のものが断面Cの字型やコの字型に加工され、側面の一部に開口部31が形成された構造となっている。
押圧部材30の開口部31には、蓋20を溝14上に被せた時に、それらの合わせ面を臨むことができるように取付けられる。更に、前記合わせ面の蓋20と接続基台10の側面には、それぞれ図12に示すように、クサビ100の挿入刃101を差し込みし易い様に切欠部15、21が形成されている。
フェルール40は、内部に内蔵光ファイバ41が配置され、且つ接続基台10の鍔部12'部分に予め工場などでその一端42が埋め込まれて配置され、フェルール40から露出した内蔵光ファイバ41が接続基台10の溝14上に載置されている。またフェルール40の他端はその端面と一致するように予め工場などで内蔵光ファイバ41の端面がフェルール40の端面とともに鏡面研磨されている。
ストップリング60は、組み立てたときに、前記押圧部材30の開口部31をストップリングの側面から臨むことができるように、側面に開口61が形成されている。
このような光コネクタは、予め、蓋20を溝14の上に被せて、押圧部材30の締付力で蓋20と接続基台10との両者を所定の力で押し付けた状態の接続パーツ50を完成させ、スプリング70を接続パーツ50の後端側の小径部分に配置させ、プラグフレーム80を接続パーツ50上に被せ、ストップリング60をプラグフレーム80内に嵌め込まれて構成される。
これによりストップリング60は、図13に示すように、ストップリング60の外周に形成された係合突起62がプラグフレーム80の外周部に形成された係合貫通孔81に嵌め込まれ、内部に接続パーツ50を内包した状態でプラグフレーム80と一体構造になったものが構成される。この際、ストップリング60の外周に形成された開口61は、押圧部材30の開口部31及び接続基台10と蓋20との合わせ面に形成された切欠部15・21とが一致するように組み立てられる。またスプリング70は圧縮状態でストップリング60内に配置され、接続パーツ50を前方(フェルール40側)に押し付けている。
このような光コネクタを用いて接続現場で光ファイバ心線(コード)を接続するには、光ファイバ心線(コード)の端部の樹脂被覆層を剥ぎ取って裸光ファイバを露出させた後、光ファイバ切断器により、端面を鏡面端面に形成した一定長の裸光ファイバを露出させる。
次に、前記により予め組み立てられたストップリングの開口61及び押圧部材30の開口部31を通じて光コネクタ用クサビ100の挿入刃101を、切欠部15・21に押圧部材30の押圧力に逆らって差し込む。これにより、接続基台10と蓋20との間隔が一定長広げられ、接続基台10と蓋20との合わせ面で形成される空間が広げられる。
この状態でストップリング60の後端側から裸光ファイバが一定長露出された光ファイバ心線(コード)を溝14に沿って差し込み、裸光ファイバを小径溝14'に、樹脂被覆層を大径溝14''上に配置させると共に、小径溝14'上で裸光ファイバの端面と内蔵光ファイバ41の端面と接触させ、更にこの状態でクサビ100を切欠部15・21から抜き去る。
この際、裸光ファイバの端面あるいは内蔵光ファイバ41の接触端面には無色透明・グリス状の屈折率整合剤が予め配置されており、両光ファイバの端面が互いに接触したときに光の反射を低減するようにして光学的接続が成される。これにより、溝14上に載置された光ファイバ心線(コード)は、蓋20によって大径溝14''上に押し付けられて固定・保持されるとともに、裸光ファイバと内蔵光ファイバ41とは小径溝14'上で光学的に接続される。
次に、スライダ90をプラグフレーム80側から被せ、内蔵光ファイバ41と光ファイバ心線(コード)とを光学的に接続させた光コネクタが完成する。(図13参照)
このように構成された光コネクタは、フェルール40が、図13に示すように、接続アダプタ110の一端111から割スリーブ112内に挿入され、接続アダプタ110の他端113側から割スリーブ112内に挿入された他方の光コネクタ又は他端側に配置されたその他の光学部品と光接続が成される。この際、接続アダプタ110内に形成された係合突起114がプラグフレーム80の外周に形成された係合凹部82に嵌め込まれ、光コネクタが接続アダプタ110から抜けるのを防止される。また、この嵌め込みの係合はスライダ90を接続アダプタ110から離れる方向に引くことによって解除し、光コネクタを接続アダプタ110から引き抜くことができるようになっている。
なお、光コネクタは、小型化のためにスライダ90が取り付けられない状態で完成されることもある。
特開平10−206688号公報 特開平11−142686号公報 特開平11−142687号公報 特開平11−160563号公報 特開2000−347068号公報
現地組立型SC光コネクタは非常に簡便に利用できる光コネクタであるが、光コネクタ用クサビの挿抜を必要とする構造であるため、組立工具の構造が複雑で、大きく、高コストになりがちであった。そのため、簡単な構造で、小さく、低コストな光コネクタ用クサビの開発が望まれていた。
簡単には光コネクタ用クサビだけを用意して、手で抜き差しをすれば良い訳だが、利便性(工法)を考慮すると、接続する光ファイバを光コネクタ内に片手で挿入し、内臓光ファイバに突き当てた状態で、もう一方の手で光コネクタ用クサビを抜く必要がある。また、クロージャ内のコネクタ接続等、架空での作業も想定されるため、光コネクタ用クサビを光コネクタから外しても落下しないことが望ましい。すなわち、光コネクタ用クサビに要求される機能をまとめると、以下の通りになる。
1.片手で容易に光コネクタから抜くことが可能な構造であること
2.光コネクタから抜いても光コネクタ用クサビが落下しないこと
また、挿入刃101を切欠部15・21から引き抜く場合は押圧部材30によって締め付けられた部分から大きな力で引き抜かなければならず、その操作時にメカニカル接続部に嵌め込まれた裸光ファイバが動き内蔵光ファイバ41との接続損失が増してしまうなどの課題があった。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その第1の発明は、一端側に光ファイバを内蔵したフェルールが配置され、他端側の表面に接続しようとする光ファイバを載置する光ファイバ載置部が配置された接続基台と、接続基台の表面を覆う蓋と、接続基台と蓋とを互いに近づける方向に応力を付与する応力付与部材とで構成された接続コネクタにおける前記接続基台と蓋との間隔を押し広げる光コネクタ用クサビにおいて、接続基台と蓋との間に差し込まれて接続基台と蓋との間隔を押し広げる挿入刃と、前記挿入刃を一方の面に持つ挿入刃保持片と、前記挿入刃保持片を一方の端部に持つ操作部と、この操作部の側面に配置され前記挿入刃が配置された方向に突出して前記接続コネクタの側面を挟持する一対のアームとからなり、挿入刃が接続基台と蓋との間に差し込まれて操作部に対して押圧力を付与した際に、前記操作部と前記一対のアームとで囲まれる領域内に、コネクタと接触する接触部が形成され、この接触部から挿入刃保持片の配置された側と反対側の操作部の裏面が光コネクタの側面と隙間を持つように形成されていることを特徴とする。
また第2の発明は、光コネクタ用クサビの挿入刃を接続基台と蓋との間に差し込まれて状態から挿入刃を引き抜く光コネクタ用クサビの挿入解除方法において、操作部に対して光コネクタ側面との空隙を狭めるように押圧力を加えることによって、接触部と空隙との境界部を支点にして光コネクタ用クサビを回転させ、これにより、挿入刃を接続基台と蓋との間から引き抜くことを特徴とする。
本発明は、第1の発明によって、接続基台と蓋との間に差し込まれた挿入刃を容易に引き抜くことができる光コネクタ用クサビを提供することができる。
また、第2の発明によって、接続基台と蓋との間に差し込まれた挿入刃を容易に引き抜く光コネクタ用クサビの挿入解除方法を提供することができる
以下本発明を図示した実施例によって説明する。図1は本発明の一実施例の光コネクタ用クサビ120を示したもので、挿入刃121と、挿入刃保持片122と、操作部123と、アーム124等から構成されている。
挿入刃121は図12に示される挿入刃101と同様に、溝14の形成された接続基台10と蓋20との間に差し込まれて接続基台10と蓋20との間隔を押し広げるためのものである(図3参照)。挿入刃保持片122は板状に形成されてその一方の表面(以下挿入刃保持片の裏側という)に一対の挿入刃121が一体に配置されている。操作部123は表面が指に適合できるような窪んだ状態に形成されており、その両側面にそれぞれ、アーム124が一体に配置されている。このように操作部123と一対のアーム124とは形状が凹状に形成され、以下これを凹状片という。なお、このような光コネクタ用クサビ120は、従来公知の成形金型内に樹脂を注入する手法等によって一体に形成される。また、本発明においては説明の都合上、この凹状片の谷底部分を操作部の裏側という場合がある。
図2は、現地組立型SC光コネクタに、本光コネクタ用クサビ120を適用させたものを示している。図2に示された光コネクタ130は、図3に示すように、ハウジング131の外周に光コネクタ用クサビ挿入口132が形成されたもので、このハウジング131が接続パーツ50内の上に被せられた状態で、接続パーツ50の内部のストップリング60の外周に形成された開口61に連通しており(図11、図12参照)、この開口61を介して前記光コネクタ用クサビ120の挿入刃121が差し込まれて、内部の接続基台10と蓋20との間隔を押広げることができるように構成されている(図11、図12参照)。
図2(イ)は、一対の挿入刃121が前記光コネクタ用クサビ挿入口132と通じて接続基台10と蓋20との間に差し込まれた状態を示す平面図であり、図2(ロ)はその正面図である。光コネクタ用クサビ120は、この状態では、図2(イ)及び図2(ロ)に示すように、挿入刃保持片122の裏側が、光コネクタ130の外壁に接触して、操作部123の裏側の一部までその接触が続いている。さらに、操作部123のその他の裏側は一部が段差を持って切除された形状となっており、光コネクタ130の外壁とは空間が形成されて配置されている。また一対のアーム124は、図4に示すように、その先端の間隔が組み立てられる光コネクタ130の外形寸法よりもやや狭めとなるように形成されおり、光コネクタ130の外壁を所定圧力で挟んだ状態となっている。
このような図2(イ)及び図2(ロ)に示す状態は、工事現場で、挿入刃121をクサビ挿入口132に差し込むことにより形成される。又は予め工場等でこのような状態に組立られたものを工事現場で取り出すことにより得られる。
この状態では、挿入刃121が接続基台10と蓋20との間に差し込まれて、接続基台10と蓋20との間隔が押し広げられた状態となっており、接続しようとする裸光ファイバを含めた光ファイバ心線が挿通できるようになっている。
この光コネクタ130を接続現場で光ファイバ心線(コード)に取り付けるには、前記従来例で説明したように、光ファイバ心線(コード)の端部の樹脂被覆層を剥ぎ取って裸光ファイバを露出させた後、光ファイバ切断器により、端面を鏡面端面に形成した一定長の裸光ファイバを露出させる。次に接続刃の挿入によって接続基台と蓋との隔が押し広げられることによって形成される空隙に前記光ファイバ心線を差し込み裸光ファイバの先端がフェルールに内臓された内蔵光ファイバの端面に突き当たるようにセットさせた後、挿入刃を引き抜くことによって取り付けられる。この際、本発明では、操作部123の裏面に形成された空隙123aを狭めるように操作部123と光コネクタ130とを片手で挟み込むことで、図2(ハ)に示すように、接触部Cと空隙123aとの境界部を支点にして、光コネクタ用クサビ120を回転させ、この反作用で挿入刃121を接続基台10と蓋20との間から容易に引き抜くことができる。
なお、本実施例においては、図2(ハ)に示すように、挿入刃121が接続基台10と蓋20から抜き去られた状態においても、一対のアーム124が光コネクタ130の外周を挟んだ状態になっているため、その挟んだ摩擦抵抗により光コネクタ用クサビ120が光コネクタ130から自動的に外れて地上等に落下することがない。光コネクタ用クサビ120は、この後、光コネクタ130から取り去られ、光ファイバ心線との接続が完了する。
図5は本発明の他の実施例を示すもので、一対のアーム124の内側中程に係合突起124aが形成され、光コネクタ130の外壁を挟み込むようになっている。これによってもこの係合突起124aの摩擦抵抗によって、挿入刃121が接続基台と蓋から抜き去られた状態においても、光コネクタ用クサビ120が光コネクタ130から自動的に外れることがない。
図6は本発明の更に異なる他の実施例を示すものであり、一対のアーム124の先端にフック124bが形成され、一対のアーム124と操作部123の裏面で形成される3辺で四角い断面形状の光コネクタの3方を囲む他に、他の一面にフック124bを引っ掛ける構造にしたものである。このような構成においても、上記と同様に光コネクタ用クサビ120が光コネクタ130から自動的に外れない効果がある。
図7は本発明の更に異なる他の実施例を示すものであり、操作部123の裏面に形成された空隙123aの略中央部分に突出した係合接触部125を形成させて、図示のように、挿入刃121を光コネクタ130の接続基台10と蓋20との間に差し込んだ状態で、係合接触部125が光コネクタ130の外壁と接触するように配置させたものである。
このような構造のものは、次のような効果がある。即ち、図2に示すように接触部Cと空隙123aとの境界が操作部123の中央よりも挿入刃保持片122寄りに配置されたものであっては、操作部123に光コネクタ側に押込む僅かな力が加わることにより容易に前記境界部分で光コネクタ用クサビ120が回転し、不用意に挿入刃121が接続基台10と蓋20との間から引き抜かれてしまう恐れがある。これに対して本実施例は係合接触部125が操作部の略中央に形成されているため、容易に回転することがなく、不用意に操作部123が操作されたとしても挿入刃121が接続基台と蓋との間から引き抜かれることがない効果がある。
係合接触部125を図示のものよりも更に挿入刃保持片122から離れた位置に配置することにより、更に不用意に誤動作することがなくなるが、余り離れた位置に設置すると、操作部123を操作しても大きな力を加えなければ挿入刃121を接続基台と蓋との間から引き抜くことができなくなるので、その位置は操作力を考慮して適宜決められる。
図8は本発明の更に異なる他の実施例を示すもので、操作部123の裏面に形成された空隙123aに板バネ126を配置し、挿入刃121を接続基台と蓋との間から引き抜くときは、図8(ロ)に示すように板ばね126を変形させて行うものである。これによっても誤動作による挿入刃121の引き抜きを防止することができる。
図9は本発明の更に異なる他の実施例を示したもので、挿入刃121を接続基台と蓋との間から引き抜く動作前は、操作部123の裏面に形成された空隙123aに操作防止用ロック部材127が差し込まれたものを示したものである。なお、図9(ハ)は操作防止用ロック部材127の平面図を、図9(ニ)は操作防止用ロック部材127の正面図を示したものである。これによっても誤動作による挿入刃121の引き抜きを防止することができる。
図10は本発明の更に異なる他の実施例を示したもので、一対のアーム124の内側中央部にアーム突出方向に係合突起124a'が形成され、操作部123の裏面に係合接触部125'が形成されたものを示したものである。この実施例は図5と図7との特徴点を合わせ持った構造であり、これぞれの特徴を合わせ持った効果を発揮する。
なお、本実施例はいずれも挿入刃120が接続基台と蓋との間に差し込まれた状態で、前記操作部と前記一対のアームとで囲まれる領域内に配置された接触部と接触されている場合のみ説明しているが、本発明は、前記状態では接触部が光コネクタと接触しておらず、操作部が光コネクタ側に押された状態で光コネクタ用クサビ120がある程度、回転して接触するような場合であっても良い。
また、更にこの接触部は前記操作部と前記一対のアームとで囲まれる領域内に配置された挿入刃121であっても良い。即ち、挿入刃121に形成された段差121'(図1参照)が接続パーツの側面等と接触してこの段差部分を支点にして光コネクタ用クサビが回転するようにしても良い。
また更に本実施例はいずれも接続パーツの上にクサビ挿入口が形成されたハウジング付の光コネクタに本光コネクタ用クサビを適用した場合のみを説明しているが、本発明は、ハウジングが取り付けられていない光コネクタに適用することもでき、また接続パーツのように光コネクタとして未完成の中間段階の光コネクタに適用することもでき、本発明の光コケクタ用クサビはこれらの光コネクタに適用したものを含むものである。
本発明の一実施例を示すもので、イは平面図、ロは正面図、ハは右側面図である。 図1に示す実施例の適用例を示すもので、イは平面図、ロは正面図、ハは図1(ロ)と異なる動作時の正面図である。 図2で適用された光コネクタの例を示す底面図である。 図1における実施例と光コネクタとの関係を示すもので、イは右側面図、ロは図1に示す実施例の右側面図である。 本発明の他の一実施例を示すもので、イは光コネクタと係合させたときの右側面図、ロは右側面図である。 本発明の更に異なる他の一実施例を示すもので、イは光コネクタと係合させたときの右側面図、ロは右側面図である。 本発明の更に異なる他の一実施例を示すもので、イは光コネクタと係合させたときの正面図、ロはイと異なる動作時の正面図である。 本発明の更に異なる他の一実施例を示すもので、イは光コネクタと係合させたときの正面図、ロはイと異なる動作時の正面図である。 本発明の更に異なる他の一実施例を示すもので、イは光コネクタと係合させたときの正面図、ロはイと異なる動作時の正面図である。 本発明の他の一実施例を示す斜視図である。 一般的な光コネクタの要部分解斜視図である。 一般的な光コネクタの更に異なる要部分解斜視図である。 一般的な光コネクタの使用例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 接続基台
12 前部
20 蓋
30 押圧部材
31 開口部
40 フェルール
41 内蔵光ファイバ
50 接続パーツ
60 ストップリング
61 開口
70 スプリング
80 プラグフレーム
90 スライダ
101 挿入刃
120 光コネクタ用クサビ
121 挿入刃
122 挿入刃保持片
123 操作部
123a 空隙
124 アーム
124a 係合突起
124b フック
125 係合接触部
126 板バネ
127 操作防止用ロック部材
130 光コネクタ
131 ハウジング
132 クサビ挿入口

Claims (3)

  1. 一端側に光ファイバを内蔵したフェルールが配置され、他端側の表面に接続しようとする光ファイバを載置する光ファイバ載置部が配置された接続基台と、接続基台の表面を覆う蓋と、接続基台と蓋とを互いに近づける方向に応力を付与する応力付与部材とで構成された接続コネクタにおける前記接続基台と蓋との間隔を押し広げる光コネクタ用クサビにおいて、接続基台と蓋との間に差し込まれて接続基台と蓋との間隔を押し広げる挿入刃と、前記挿入刃を一方の面に持つ挿入刃保持片と、前記挿入刃保持片を一方の端部に持つ操作部と、この操作部の側面に配置され前記挿入刃が配置された方向に突出して前記接続コネクタの側面を挟持する一対のアームとからなり、挿入刃が接続基台と蓋との間に差し込まれて操作部に対して押圧力を付与した際に、前記操作部と前記一対のアームとで囲まれる領域内に、コネクタと接触する接触部が形成され、この接触部から挿入刃保持片の配置された側と反対側の操作部の裏面が光コネクタの側面と隙間を持つように形成されていることを特徴とする光コネクタ用クサビ。
  2. 一対のアームの間隔の一部が、光コネクタの幅寸法よりも僅かに小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用クサビ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光コネクタ用クサビの挿入刃を接続基台と蓋との間に差し込まれて状態から挿入刃を引き抜く光コネクタ用クサビの挿入解除方法において、操作部に対して光コネクタ側面との空隙を狭めるように押圧力を加えることによって、接触部と空隙との境界部を支点にして光コネクタ用クサビを回転させ、これにより、挿入刃を接続基台と蓋との間から引き抜くことを特徴とする光コネクタ用クサビの挿入解除方法。
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