JP2004191555A - 光電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに直接接続する。
【解決手段】光電変換部4と、この光電変換部4に接続された電極端子5と、光ファイバ15の端面15aが前記光電変換部4に対して位置決めされるように前記光ファイバ15を保持できる光ファイバ保持部20とが、ハウジング2、3内に収容されていることを特徴とする光電気コネクタ(コネクタ)1を提供する。このコネクタ1によれば、ハウジング2、3内に保持された光ファイバ15と電極端子5とを、光電変換部4を介して接続することができ、装置の小型化が達成できるとともに、光ファイバ15を電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信、光計測などに用いられる光電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ローカルエリアネットワーク(LAN)等を用いた光通信においては、伝送路側などの光ファイバと、LANや端末機器などの側の電気ケーブルとを接続するため、メディアコンバータなどが用いられている。
メディアコンバータは、一般に、光ファイバと、ツイストペア線や同軸ケーブルなどの電気ケーブルとが接続されるようになっており、光ファイバにより伝達された光信号を電気信号に変換して電気ケーブルに送出し、また、電気ケーブルにより伝達された電気信号を光信号に変換して光ファイバに送出するための光電変換機能を備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第4767168号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のメディアコンバータにおいて、光ファイバと電気ケーブルとを接続するためには、光ファイバと電気ケーブルとをそれぞれコネクタ(プラグなど)で成端し、メディアコンバータに設けられたコネクタ(レセプタクル、ジャックなど)に上記コネクタ(プラグ)をコネクタ接続することで行うことが一般的である。このように、メディアコンバータには、光ファイバと電気ケーブルとの両方をそれぞれコネクタ接続するため、装置が比較的大型となり、高密度の実装が難しい。
【0005】
また、通信の高速化を図るため、電気信号による通信システムを光通信システムに切り換えたい場合でも、光ファイバを接続可能なコネクタが設けられていることは少ないので、端末機器には電気ケーブルを接続することができても、光ファイバを接続することはできない。端末機器に光ファイバを接続するためには、光電変換を行うメディアコンバータが必要となり、通信システムの構築を容易に行うことができないなどの不満がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能な光電気コネクタを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、光電変換部と、この光電変換部に接続された電極端子と、光ファイバの端面が前記光電変換部に対して位置決めされるように前記光ファイバを保持できる光ファイバ保持部とが、ハウジング内に収容されていることを特徴とする光電気コネクタを提供する。
このような光電気コネクタによれば、ハウジング内に引き込まれた光ファイバと、電極端子とが、光電変換部を介して接続されるので、装置の小型化が達成できるとともに、光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能となる。
【0008】
この光電気コネクタにおいては、前記光ファイバ保持部は、基体と、この基体に重ね合わされて前記位置決め溝を覆う蓋体とを備え、基体または蓋体のいずれか一方または両方には、光ファイバ保持部に挿入された光ファイバを位置決めする位置決め溝が形成されており、前記光ファイバは、互いに重ねあわされた基体と蓋体とをクランプ部材により一体にクランプすることで、前記位置決め溝に位置決めされて固定されるようになっているものであることが好ましい。
このような光ファイバ保持部を備えた光電気コネクタによれば、クランプ部材のクランプを解除して基体と蓋体との間に隙間を生じさせ、光ファイバを挿入して位置決め溝に位置決めし、さらにクランプ部材で基体と蓋体とをクランプすることにより、光ファイバを、光電変換部に対して位置決めする作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0009】
さらに本発明は、光電変換部と、この光電変換部に接続された電極端子と、前記光電変換部に対して位置決めされた光ファイバと、この光ファイバに対して光接続可能に光ファイバを位置決めして保持できる光ファイバ保持部とが、ハウジング内に収容されていることを特徴とする光電気コネクタを提供する。このような光電気コネクタによれば、ハウジング内に引き込まれた光ファイバと、電極端子とが、光電変換部およびこの光電変換部に対して位置決めされた上記光ファイバを介して接続されるので、装置の小型化が達成できるとともに、光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光電気コネクタを示す縦断面図であり、図2は、斜視図である。図3は、図1に示す光電気コネクタの光ファイバ保持部を示す横断面図である。
【0011】
この光電気コネクタ1(以下、単にコネクタという)は、RJ型プラグとしての様態を有しており、図示しないコネクタ(レセプタクル、ジャックなど)に挿入されて、嵌合、係合によりコネクタ接続されるコネクタハウジング2と、このコネクタハウジング2の後端側(接続側と反対の側、図1の右方)に取り付けられた後部ハウジング3と、光ファイバ15を保持する光ファイバ保持部20と、光ファイバ15の端面15aに対向して配置され、光ファイバ15と光接続される光電変換部4とを備えている。
【0012】
光電変換部4および光ファイバ保持部20はハウジング2、3の内部に形成される内部空間2aに配置されて収容されている。
コネクタハウジング2の前端側(接続側、図1の左方)には、光電変換部4に電気的に接続された電極端子5が設けられている。コネクタハウジング2は、側面に抜け止めのためのラッチ8を備えている。このラッチ8は自身の弾性により上方に弾発しており、コネクタ1をレセプタクル等に挿入したとき、ラッチ8の係止部8aがレセプタクル等の係合部に係合することで接続される。また、ラッチ8のレバー8bを押し込むことで、上述の係合が解除され、コネクタ1を抜去することができるものである。
電極端子5の個数やピッチは、特に限定されないが、仕様に応じて種々のものを採用することができる。
【0013】
光ファイバ15は、ここでは、光ファイバ10(光ファイバコード)の先端の外皮11を除去して露出された光ファイバ13(光ファイバ心線)から、さらに被覆14を除去して口出しされた裸光ファイバであり、光ファイバ保持部20の位置決め溝23(後述)により、光電変換部4に対して位置決めされるように保持される。光ファイバ15の端面15aと光電変換部4との間隔は、接続損失が充分低くなるように、適宜調整される。光ファイバ10、13は、単心でも、多心でもよい。
【0014】
光ファイバ10の外皮11の除去により露出されたアラミドヤンなどの抗張力繊維12は、後部ハウジング3の後端部に、かしめリング6によりかしめ固定される。また、後部ハウジング3の後端部から露出した光ファイバ10は、後部ハウジング3の接続方向後端側に取り付けられたブーツ7に収納されることにより、コネクタ1の後端部付近での急激な曲げ等が防止されている。
【0015】
図2、図3に示すように、光ファイバ保持部20は、概略二つ割り構造になっており、共に細長形状に形成された基体21および蓋体22を備えている。
ここでは、基体21および蓋体22は、断面略半円状のものとして図示されているが、特にこれに限定されるものではない。
【0016】
基体21の蓋体22が重ね合わされる合わせ面21aには、光ファイバ15を位置決めして調心する位置決め溝23が、基体21の長手方向に沿って延在形成されている。この位置決め溝23は、例えば図3に示すようなV溝である。位置決め溝23は、少なくとも、光ファイバ10から口出しされる光ファイバ15の本数分設けられる。なお、位置決め溝23は、U溝、丸溝などでもよい。
位置決め溝23は、必ずしも基体21の長手方向の全長に亘って形成する必要はない。例えば、光ファイバ保持部20の後端側(図1の右側)に光ファイバ13の被覆14を収容する空間を形成して、位置決め溝23を上記被覆収容空間より前端側の部分のみに設けることも可能である。
【0017】
基体21および蓋体22は、C字状(またはコ字状)のバネであるクランプ部材24のクランプ力によって、一体化された状態が維持されるようになっている。図2に示すように、後部ハウジング3の側面には、楔(図示略)を挿入する楔挿入穴3aが設けられている。コネクタ1は、楔挿入穴3aから、基体21と蓋体22との間に楔を圧入することにより、クランプ部材24のクランプ力に抗して基体21と蓋体22とを押し開くことができるようになっている。
【0018】
光電変換部4は、コネクタハウジング2の接続方向先端部(図1の左側)に露出された電極端子5と電気的に接続されている。光電変換部4は、光電変換部固定台4aに、光ファイバ保持部20に保持された光ファイバ15の端面15aに対向するように配置されている。
光電変換部固定台4aは、ここでは、基体21と一体に、該基体21の一端から延出されて設けられている。但し、光電変換部固定台4aを基体21と別体とし、例えばねじによる螺合、爪や凹凸などによる係合や嵌合、接着剤を用いた接着などにより、光電変換部固定台4aと基体21とを固定してもよい。
【0019】
光電変換部4は、電極端子5を介して入力された電気信号を光信号に変換して光ファイバ15に送出し、もしくは、光ファイバ15を介して入力された光信号を電気信号に変換して電極端子5に送出する機能を有する。具体的には、例えば、フォトダイオード(PD)などの受光素子、レーザダイオード(LD)などの半導体レーザ等である発光素子に代表される受発光部が、光ファイバ15の端面15aに対して光接続可能に位置決めされており、前記受発光部と電極端子5との間に接続された図示しない信号処理回路が、光信号と電気信号との変換を行うようになっている。
光ファイバ15が複数本である場合には、受発光素子は、複数のPDやLDを並設してなるPDアレーやLDアレーを用いることが好ましい。また、アレーの並びピッチを位置決め溝23のピッチに合わせておけば、複数の光ファイバ15の端面の位置とそれに対応する受発光素子の位置とを一括して合わせることができる。光ファイバ15の端面と受発光素子とを位置合わせするため、光ファイバ15の端面15aと光電変換部4との間に適当なレンズ等を介在させても良い。
【0020】
次にこのコネクタ1を光ファイバ10の先端に組み立てる方法の一例を説明する。ここでは、コネクタ1を光ファイバ10先端に取り付けるには、光電変換部4と、これと一体になっている光ファイバ保持部20とを、ハウジング2、3に収納してコネクタ1を組み立て、このコネクタ1を光ファイバ10先端に口出しされた光ファイバ15に取り付ける。
【0021】
但し、ハウジング2、3の構造が、光ファイバ保持部20を収容した後部ハウジング3に対して、コネクタハウジング2を後付けで組み付けることができる構造であれば、光ファイバ保持部20での光ファイバ15の位置決め保持を、コネクタ1の組み立てに先行して行った後、後部ハウジング3に光ファイバ保持部20を収容し、さらに、後部ハウジング3の端部から突出する光電変換部固定台4aや光電変換部4、電極端子5が、コネクタハウジング2の内部空間2aに収容されるように、後部ハウジング3にコネクタハウジング2を取り付けてコネクタ1を組み付ける手順も採用可能である。この場合、光ファイバ10には予めブーツ7を通しておく。
【0022】
光ファイバ保持部20に光ファイバ15を位置決め保持するためには、まず、図2、図3(a)、(b)に示すように、基体21および蓋体22の合わせ面21a、22bの間に形成された楔溝25に楔を圧入することにより、クランプ部材24のクランプ力に抗して、基体21と蓋体22との間を押し開く。楔を圧入したままとして、基体21と蓋体22との間が離間された状態を維持しておき、この状態で、後部ハウジング3の後端側から、口出しされた光ファイバ15を挿入して、位置決め溝23の上に載せ、端面15aが光電変換部4と接続できる位置まで押し込んでいく。
【0023】
さらに、基体21と蓋体22との間の楔溝25から、楔を引き抜くと、図3(c)に示すように、基体21と蓋体22とがクランプ部材24のクランプ力により一体化され、光ファイバ15が基体21と蓋体22の間に挟まれて保持される。
このようにして光ファイバ15を光ファイバ保持部20に保持させることにより、該光ファイバ15の端面15aが光電変換部4に対向するように配置され、光ファイバ15と電極端子5とが、光電変換部4を介して接続される。光ファイバ15は光ファイバ保持部20によりしっかりと保持されるので、該光ファイバ15の端面15aと光電変換部4との間の光接続は、十分に低損失な接続状態を維持するようになる。
【0024】
このコネクタ1のコネクタハウジング2を電子機器などのコネクタに挿入して、電極端子5を上記電子機器と電気的に接続させることにより、上記電子機器と光ファイバ10との間で信号が伝達される。
つまり、光ファイバ10により伝送される光信号を光電変換部4により電気信号に変換して電極端子5から出力したり、電極端子5から入力された電気信号を光電変換部4により光信号に変換してから光ファイバ10に伝送させることなどができる。
【0025】
光電変換部固定台4aが光ファイバ保持部20に対して固定されている(具体的には基体21と一体に形成されている)ので、光ファイバ保持部20と光電変換部4との位置関係が常に一定の関係を維持することになる。この結果、光ファイバ保持部20に光ファイバ15を一定の手順で挿入して保持させるだけで、光ファイバ15と光電変換部4との間の低損失な接続状態を安定して得ることができ、損失のばらつきが発生しにくくなるという優れた効果を奏する。
【0026】
次に、本発明の光電気コネクタ(コネクタ)の第2の実施の形態について、図4、図5を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態のコネクタの外観を示す縦断面図、図5は、このコネクタの光ファイバ保持部に光ファイバを挿入する様子を示す側面図である。
図4、図5において、図1〜3と同一の符号は、図1〜3に示した構成と同様のものを示し、重複する説明を省略する。
【0027】
このコネクタ31の光ファイバ保持部40は、概略棒状となっている。光ファイバ保持部40の前端側(図4、図5における左側)は、光ファイバ保持部40の長手方向に沿った光ファイバ穴45aを有する光ファイバ固定部45となっている。
ここでは、光電変換部固定台4aは、図4に示すように、光ファイバ固定部45の前端側に突出して一体に形成されている。但し、上述した第1の実施の形態のコネクタ1における光電変換部固定台4aと同様に、光電変換部固定台4aを光ファイバ保持部40と別体に形成して、光ファイバ固定部45に対して適当な方法により固定してもよい。
【0028】
光ファイバ固定部45は、光ファイバ穴45aに光ファイバ16を挿入することにより、該光ファイバ16の一方の端面16bを光電変換部4に対向して位置決めして、光ファイバ16を保持固定できるようになっている。
光ファイバ16の他方の端面16aは、光ファイバ固定部45より後端側に露出されている。
【0029】
光ファイバ16は、必要に応じて、接着剤を用いて光ファイバ穴45aに接着して固定することもできる。
光ファイバ16の端面16bと光電変換部4との間は、適当な接着剤等を充てんし、または付着させておくことにより、屈折率整合を行っておいてもよい。これにより、光信号の反射を抑制して、光ファイバ16と光電変換部4との光接続の損失を低減することができる。
【0030】
光ファイバ固定部45よりも後端側は、光ファイバ固定部45に固定された光ファイバ16と、光ファイバ10(光ファイバコードなど)から口出しされた光ファイバ15(裸光ファイバ)とを突き合わせ接続するための光ファイバ接続部46となっている。
【0031】
光ファイバ接続部46は、2つ割り構造となっており、V溝などの位置決め溝43を有する基体41と、この基体41に重ね合わされて、上記位置決め溝43を覆う蓋体42とを備えている。ここでは、基体41は、光ファイバ固定部45と一体に形成されている。
基体41および蓋体42は、C字状(またはコ字状)のバネであるクランプ部材44のクランプ力により、一体化された状態が維持されるようになっている。
【0032】
光ファイバ接続部46は、光ファイバ15、16を位置決め溝43により位置決めし、各光ファイバ15、16の端面15a、16aを向かい合わせた状態で基体41と蓋体42とをクランプすることにより、光ファイバ15を保持して、光ファイバ15、16を突き合わせ接続することができるようになっている。
なお、光ファイバ15、16を突き合わせ接続するとは、光ファイバ15、16の端面15a、16aをぴったり接触させて接続することのみならず、上記端面15a、16aがわずかな間隔を介して向かい合い、充分に低い接続損失により、光ファイバ15、16の光接続を行うことをも含むものである。
必要に応じて、光ファイバ15、16の端面15a、16aの間に、屈折率整合剤を注入することも有効である。これにより、当該端面15a、16a間の光反射を抑制して、接続損失を低減することができる。
【0033】
このコネクタ31を光ファイバ10の先端に組み立てる方法の一例を説明する。例えば、光ファイバ16を光ファイバ固定部46に保持固定させたのち、上述したように、光電変換部4および光ファイバ保持部40を、ハウジング2、3に収納してコネクタ31を組み立て、このコネクタ31を光ファイバ10先端に口出しされた光ファイバ15に取り付けて、光ファイバ保持部40に光ファイバ15を位置決め保持する方法が挙げられる。
【0034】
光ファイバ保持部40に光ファイバ15を位置決め保持するためには、まず、図5に示すように、光ファイバ接続部46の基体41と蓋体42との間に楔(図示略)を圧入して、基体41と蓋体42との間が押し広げられた状態とする。この状態で、後部ハウジング3の後端側から、口出しされた光ファイバ15を挿入して位置決め溝43の上に載せ、該光ファイバ15の端面15aを、上記光ファイバ16の端面16aに突き合わせる。
【0035】
楔を基体41と蓋体42との間から引き抜いて、基体41と蓋体42との間を閉じることにより、基体41と蓋体42がクランプ部材44によりクランプされて、光ファイバ15が光ファイバ16と突き合わせ接続された状態で維持される。
【0036】
このようにして、光ファイバ15を光ファイバ保持部40に保持させることにより、光ファイバ15と電極端子5とが、光ファイバ16および光電変換部4を介して接続される。コネクタ31のコネクタハウジング2を電子機器などのコネクタに挿入して、電極端子5を上記電子機器と電気的に接続させることにより、上記電子機器等と光ファイバ10との間で信号のやりとりを行うことができる。光ファイバ15、16は、光ファイバ保持部40にしっかりと保持されるので、接続の充分な信頼性を確保することができる。
【0037】
本実施の形態においては、光ファイバ16は、予め、その端面16bが光電変換部4に対して対向するように、光ファイバ固定部45に予め配置されて保持されている。このため、光ファイバ15の光ファイバ保持部40への挿入は、光ファイバ15、16が接続するように突き合わせるだけでよい。従って、光ファイバ15を接続するときに、光ファイバ16の端面16bと光電変換部4との間隔などの調整を行う必要がなくなるので、光ファイバ15の位置決め作業を一層容易に行うことができる。
両光ファイバ15、16間、および/または、光ファイバ16と光電変換部4との間の屈折率整合を行った場合、光接続の損失を低減し、通信の信頼性を一層向上させることができる。
【0038】
本発明の光電気コネクタ(コネクタ)の第3の実施の形態について、図6を参照しながら説明する。図6(a)は、本実施の形態のコネクタの光ファイバ保持部を示す側面図である。図6(b)は、斜視図である。なお、図6(b)では光ファイバの図示を省略している。
このコネクタは、上述した第2の実施の形態のコネクタ31の改変例であり、光ファイバ保持部60を除いて、コネクタ31と同様に構成されている。
【0039】
光ファイバ保持部60の前端側(図6(a)における左側)は、光ファイバ保持部60の長手方向に沿った光ファイバ穴65aを有する光ファイバ固定部65となっている。また、光ファイバ固定部65よりも後端側は、光ファイバ固定部65に固定された光ファイバ16に対して光ファイバ15(裸光ファイバ)を突き合わせ接続するための光ファイバ接続部66となっている。
【0040】
光ファイバ接続部66は、2つ割り構造となっており、V溝などの位置決め溝63を有する基体61と、この基体61に重ね合わされて、上記位置決め溝63を覆う蓋体62とを備えている。ここでは、基体61は、光ファイバ固定部65と一体に形成されており、蓋体62は、光ファイバ16と光ファイバ15との接続部を保持する中央蓋62aと、光ファイバ15を保持する端部蓋62bとに二分割されている。
C字状(またはコ字状)のバネであるクランプ部材64のフランジ部64a〜64cは、蓋体62の分割位置に合わせて形成されたスリット6により分割されている。
【0041】
このように構成されたコネクタは、上述した第2の実施の形態のコネクタ31と同様に、光ファイバ16を、光ファイバ固定部65に固定して保持することができる。また、光ファイバ15を被覆14の先端部とともに、クランプ部材64のフランジ部64cのクランプ力により、基体61と端部蓋62bとの間に保持することができる。そして、光ファイバ15と光ファイバ16との突き合わせ接続部を、クランプ部材64のフランジ部64bのクランプ力により、基体61と中央蓋62aとの間に保持することができる。この結果、光ファイバ15、16は光接続した状態で保持され、光ファイバ15と電極端子5とが、光ファイバ16および光電変換部4を介して接続されるようになる。
【0042】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施の形態の形態では、ハウジング2、3は、二体構造としたが、特にこれに限定されるものではない。また、ハウジングの形状等や電極端子の仕様などは、本発明のコネクタと電気的に接続されるコネクタに合わせて適宜設計可能なものであり、ラッチや係合爪などの有無、形状等も、設計事項に過ぎない。
【0043】
光ファイバ保持部としては、前述のように、基体と蓋体との間に光ファイバを挟みこんで位置決め溝で精密位置決めする構成に限定されず、光ファイバを光電変換部に対して直接精密位置決め保持できるか、あるいは予め光電変換部に対して位置決め済みの光ファイバに対して精密位置決め保持できる構成であればよく、各種構成を採用できる。例えば、位置決め手段としてマイクロキャピラリを利用したものや、3本の精密ロッドの間に光ファイバを保持する構造を利用したものなどが挙げられる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の光電気コネクタは、光電変換部と、この光電変換部に接続された電極端子と、光ファイバの端面が前記光電変換部に対して位置決めされるように前記光ファイバを保持できる光ファイバ保持部とが、ハウジング内に収容されているので、ハウジング内で保持された光ファイバと電極端子とを光電変換部を介して接続することができ、装置の小型化が達成できるとともに、光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能となる。
【0045】
本発明の請求項2に記載の光電気コネクタは、前記光ファイバ保持部が、基体と、この基体に重ね合わされて前記位置決め溝を覆う蓋体とを備え、基体または蓋体のいずれか一方または両方には、光ファイバ保持部に挿入された光ファイバを位置決めする位置決め溝が形成されており、前記光ファイバは、互いに重ねあわされた基体と蓋体とをクランプ部材により一体にクランプすることで、前記位置決め溝に位置決めされて固定されるようになっているものであれば、融着接続や接着剤などによることなく、光ファイバを位置決めして光電変換部と接続することができ、光ファイバの位置決め、接続作業が容易になり、作業時間を短縮できるとともに、光ファイバの光ファイバ保持部からの着脱が可能になる。
【0046】
本発明の請求項3に記載の光電気コネクタは、光電変換部と、この光電変換部に接続された電極端子と、前記光電変換部に対して位置決めされた光ファイバと、この光ファイバに対して光接続可能に光ファイバを位置決めして保持できる光ファイバ保持部とが、ハウジング内に収容されているものであるので、ハウジング内に引き込まれた光ファイバを、前記光電変換部に対して位置決めされた光ファイバと光接続するだけで、光ファイバと電極端子を、光電変換部を介して接続することができる。従って、装置の小型化が達成できるとともに、光ファイバを電気ケーブル用のコネクタに接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光電気コネクタを示す縦断面図である。
【図2】図1に示す光電気コネクタの斜視図である。
【図3】図1に示す光電気コネクタの光ファイバ保持部を示す横断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の光電気コネクタを示す縦断面図である。
【図5】図4に示す光電気コネクタの光ファイバ保持部に光ファイバを挿入する様子を示す側面図である。
【図6】(a)本発明の第3の実施の形態の光電気コネクタの光ファイバ保持部を示す側面図である。(b)クランプ部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光電気コネクタ(コネクタ)、2…ハウジング(コネクタハウジング)、3…ハウジング(後部ハウジング)、4…光電変換部、5…電極端子、15…光ファイバ、15a…光ファイバの端面、16…光ファイバ、20…光ファイバ保持部、21…基体、22…蓋体、23…位置決め溝、24…クランプ部材、31…光電気コネクタ(コネクタ)、40…光ファイバ保持部、60…光ファイバ保持部。

Claims (3)

  1. 光電変換部(4)と、この光電変換部に接続された電極端子(5)と、光ファイバ(15)の端面(15a)が前記光電変換部に対して位置決めされるように前記光ファイバを保持できる光ファイバ保持部(20)とが、ハウジング(2、3)内に収容されていることを特徴とする光電気コネクタ(1)。
  2. 前記光ファイバ保持部は、基体(21)と、この基体に重ね合わされる蓋体(22)とを備え、
    基体または蓋体のいずれか一方または両方には、光ファイバ保持部に挿入された光ファイバを位置決めする位置決め溝(23)が形成されており、
    前記光ファイバは、互いに重ねあわされた基体と蓋体とをクランプ部材(24)により一体にクランプすることで、前記位置決め溝に位置決めされて固定されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光電気コネクタ。
  3. 光電変換部(4)と、この光電変換部に接続された電極端子(5)と、前記光電変換部に対して位置決めされた光ファイバ(16)と、この光ファイバに対して光接続可能に光ファイバ(15)を位置決めして保持できる光ファイバ保持部(40、60)とが、ハウジング内に収容されていることを特徴とする光電気コネクタ(31)。
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