JP2007121262A - 光断層画像化装置 - Google Patents

光断層画像化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007121262A
JP2007121262A JP2006072184A JP2006072184A JP2007121262A JP 2007121262 A JP2007121262 A JP 2007121262A JP 2006072184 A JP2006072184 A JP 2006072184A JP 2006072184 A JP2006072184 A JP 2006072184A JP 2007121262 A JP2007121262 A JP 2007121262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
interference light
optical
wavelength
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006072184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4642681B2 (ja
Inventor
Karin Kawahara
果林 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006072184A priority Critical patent/JP4642681B2/ja
Priority to US11/529,405 priority patent/US7692797B2/en
Publication of JP2007121262A publication Critical patent/JP2007121262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642681B2 publication Critical patent/JP4642681B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02041Interferometers characterised by particular imaging or detection techniques
    • G01B9/02044Imaging in the frequency domain, e.g. by using a spectrometer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0062Arrangements for scanning
    • A61B5/0066Optical coherence imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0073Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence by tomography, i.e. reconstruction of 3D images from 2D projections
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6846Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive
    • A61B5/6847Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive mounted on an invasive device
    • A61B5/6852Catheters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02041Interferometers characterised by particular imaging or detection techniques
    • G01B9/02048Rough and fine measurement
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02055Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
    • G01B9/02062Active error reduction, i.e. varying with time
    • G01B9/02067Active error reduction, i.e. varying with time by electronic control systems, i.e. using feedback acting on optics or light
    • G01B9/02068Auto-alignment of optical elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/0209Low-coherence interferometers
    • G01B9/02091Tomographic interferometers, e.g. based on optical coherence

Abstract

【課題】光コヒーレンストモグラフィー計測において、測定対象に波長帯域のある低コヒーレンス光を照射し、そのときの干渉光の周波数解析を行うことにより断層画像を取得する場合に、使用目的に応じて測定可能範囲(測定深度)を切り換える。
【解決手段】制御手段70が、測定対象の深さ方向の断層画像の取得を開始する測定開始位置を調整する測定開始位置調整モードと、測定対象の断層画像を取得する画像取得モードとを切り替える機能を有している。そして、制御手段70は、画像取得モード時よりも測定開始位置調整モード時の方が波長分解能が良くなるように、干渉光検出手段40を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、OCT(Optical Coherence Tomography)計測による光断層画像を取得する光断層画像化装置に関するものである。
従来、体腔内の断層画像を取得する装置として超音波を用いた超音波断層画像取得装置等が知られているが、その他に低コヒーレンス光による光干渉を用いた光断層画像取得装置を用いることが提案されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1においては、TD−OCT(Time Domain OCT)計測により断層画像を取得するものであって、内視鏡の鉗子口から鉗子チャンネルを介して体腔内にプローブを挿入することにより測定光が体腔内に導波されるようになっている。
具体的には、光源から射出された低コヒーレンス光が測定光と参照光とに分割された後、測定光は測定対象に照射され、測定対象からの反射光が合波手段に導波される。一方、参照光は光路長の変更が施された後に合波手段に導波される。そして、合波手段により反射光と参照光とが合波され、合波されたことによる干渉光がヘテロダイン検波等により測定される。ここで、TD−OCT計測は測定光と参照光との光路長が一致したときに干渉光が検出されることを利用した計測方法であり、参照光の光路長を変更することにより、測定対象に対する測定位置(測定深さ)が変更されるようになっている。
体腔内にプローブを挿入してOCT計測を行う場合、プローブを使用後に消毒・洗浄等する必要があるため、プローブは光断層画像化装置の本体に対し着脱可能に設けられている。つまり、光断層画像化装置に用いられるプローブは複数用意されており、測定毎にプローブを付け替えることができるようになっている。このとき各プローブには光ファイバの長さに製造誤差等による個体差があり、測定光側の光路長がプローブを替える度に変化してしまうという問題がある。そこで、特許文献1においては、プローブ内の光ファイバを被覆するチューブ(シース)の内壁面からの反射光を利用し参照光の光路長の調整して測定光と参照光との光路長を一致させるようになっている。
ところで、近年、干渉光を空間的あるいは時間的に分光することにより、特許文献1に示すような参照光の光路長を掃引することなく高速に断層画像を取得する方法が提案されている(たとえば特許文献2、3参照)。このうち、光源から射出される光の周波数を空間的に分光して干渉光を時間的に一括して検出を行うSD−OCT(Source Domain OCT)装置が提案されている。SD−OCT装置においては、マイケルソン型干渉計を用いて光源から広帯域の低コヒーレンス光を射出して測定光と参照光とに分割した後、測定対象に測定光が照射されたときの反射光と参照光との干渉光を各周波数成分に分解したチャンネルドスペクトル信号をフーリエ解析することにより、深さ方向の走査を行わずに断層画像を取得するようになっている。
特開2003−172690号公報 米国特許第5565986号明細書 特開平11−82817号公報
このように、SD−OCT計測においては周波数解析を行うことにより各深さ方向における反射情報を得ることができるため、測定光と参照光との光路長を一致させる必要はない。しかし、実際には光路長差が大きくなってしまうと干渉信号の空間周波数が拡大してしまうため、干渉光を検出するアレイ検出器のアレイ数による制限等により、検出された干渉信号のS/Nが劣化してしまうという問題がある。よって、SD−OCT計測においても、測定光と参照光との光路長が一致するように光路長の調整を行い、測定可能な領域内に測定対象が含まれるように測定開始位置を設定する必要がある。
ここで、SD−OCT計測により断層画像の取得が可能な取得可能範囲(測定深度)は低コヒーレンス光の波長帯域(干渉光の波長帯域)に反比例し、一方断層画像を取得する際の分解能は波長帯域が広いほど高くなる。すなわち、同じアレイ数の検出器を用いて、高分解能な断層画像を取得する場合には測定可能範囲(測定深度)は狭いものとなる。したがって、高分解能な断層画像を取得するSD−OCT装置において、測定開始位置を調整するために断層画像を取得する際には、測定可能範囲(測定深度)が狭く測定光と参照光の光路長差を測定範囲内に追い込むのに手間がかかってしまうという問題がある。同様に、例えば胃壁などの層構成を観察したいような場合にも、所望の測定可能範囲(測定深度)により断層画像を取得することができない。
そこで、本発明は、測定対象に波長帯域の広い低コヒーレンス光を照射し、そのときの干渉光の周波数解析を行うことにより光断層情報を取得する光断層画像化装置において、使用目的に応じて測定可能範囲(測定深度)を切り換えることができる、利便性が向上した光断層画像化装置を提供することを目的とする。
本発明の光断層画像化装置は、低コヒーレンス光を射出する光源ユニットと、該光源ユニットから射出された前記低コヒーレンス光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、
該光分割手段により分割された前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、該合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、該干渉光検出手段により検出された前記干渉光を周波数解析することにより前記測定対象の断層情報を取得する断層情報取得手段とを有する光断層画像化装置において、前記干渉光検出手段が、第1の波長分解能で前記干渉光を検出する第1検出モードと、前記第1の波長分解能よりも高い波長分解能である第2の波長分解能で前記干渉光を検出する第2検出モードとを切り換え可能に構成されていることを特徴とするものである。
ここで、干渉光検出手段は、いかなる構成であっても良い。
干渉光検出手段は、干渉光を分光する分光手段と、分光手段により分光された干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換える波長帯域幅切換手段を有するものであってもよい。なお、この波長帯域幅切換手段は、第2検出モードの場合には、該光センサに入射する干渉光の波長帯域幅が、第1検出モードの場合に前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅よりも狭くなるように、波長帯域幅を切り換えるものである。なお、第2検出モードの場合には、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域は、第1検出モードの場合に前記光センサに入射する干渉光の波長帯域の一部であることが好ましい。波長帯域幅切換手段は、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換え可能なものであればいかなるものであってもよい。例えば、分光手段と、前記光検出器の間の距離を切り換えることにより、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換えるものであってもよい。
あるいは、前記波長帯域幅切換手段は、前記光センサに入射する干渉光の拡大倍率を切り換える拡大倍率切換手段を有するものであってもよい。拡大倍率切換手段は、干渉光に拡大倍率を切り換え可能なものであればいかなるものであってもよい。例えば、光センサと分光手段との間に拡大レンズを挿入するもの、あるいは既に配置されている集光レンズを拡大率の異なるものと切り換えるもの等であってもよい。
また、前記拡大倍率切換手段は、前記光センサと前記分光手段との間に配置され、種々のズーム倍率で該分光手段により分光された前記干渉光を前記光センサ上に集光するズーム機能を有するズームレンズであってもよい。
なお、このズームレンズは、ズーム倍率が段階的に切り替わるものであってもよいし、連続的に切り替わるものであってもよい。
また、前記波長帯域幅切換手段は、前記分光手段における前記干渉光の分光角度幅を切り換える分光角度幅切換手段を有するものであってもよい。なお、ここで「干渉光の分光角度幅」とは、所定の波長帯域の干渉光を分光した際の、干渉光の最小波長の分光角と最大波長の分光角の差を意味している。なお、分光角度幅切換手段は、第2検出モードの場合には、分光角度幅が、第1検出モードの場合の分光角度幅よりも大きくなるように分光角度幅を切り換えるものである。
前記分光角度切換手段は、それぞれ格子間隔の異なる複数枚の回折格子と、該複数枚の回折格子の中の一枚の回折格子を選択的に、前記干渉光を分光可能な分光位置に配置する回折格子選択手段とからなるものであってもよい。なお、第1検出モードの場合には、分光角度幅が狭くなる、格子間隔の広い回折格子を選択され、第2検出モードの場合には、分光角度幅が広くなる、格子間隔の狭い回折格子が選択される。
また、前記干渉光検出手段は、前記干渉光を分光する分光手段と、該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換える波長切換手段とを有するものであってもよい。なお、「前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出する」とは、受光素子が、異なる時間には、その受光素子が既に検出した波長あるいは別の受光素子が既に検出した波長の干渉光を検出しないことを意味している。
前記波長切換手段は、前記分光手段と前記光センサとの間に挿入された、前記受光素子の配列方向における幅が、前記受光素子の受光面の幅よりも狭いスリットを有するスリット素子と、該スリット素子を前記受光素子の配列方向に移動させるスリット移動手段とを有するものであってもよい。なお、スリット素子が有するスリット数は、1本以上であればよい。例えば、スリット数が受光素子数と同数であれば、該スリットを透過した干渉光が、光センサ上において受光素子間隔と略同間隔となるように、スリットが配置されていることが好ましい。この場合には、光センサ上において、波長が受光素子間隔と同間隔で移動することの無いように、例えば受光素子0.5個分、あるいは1.5個分移動するようにスリット素子を移動させればよい。
また、前記波長切換手段は、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が変化するように、前記光センサを移動させる光センサ移動手段を有するものであってもよい。なお、前記受光素子が、それぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するために、光センサの移動量が受光素子間隔の整数倍である場合は含まない。
前記波長切換手段は、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記干渉光の光路を空間的にシフトする光路シフト手段を有するものであってもよい。光路シフト手段は、干渉光の光路を空間的にシフトするものであればいかなるものであってもよい。
前記光路シフト手段は、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記分光手段を移動させる分光手段移動手段であってもよい。分光手段移動手段は、分光手段を回転させるものであってもよいし、あるいは分光手段を分光位置が変化するように平行移動させるものであってもよい。また、前記光路シフト手段は、前記光センサと前記分光手段との間に配置され、該分光手段により分光された前記干渉光を前記光センサ上に集光する集光レンズと、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記集光レンズを移動させる集光レンズ移動手段とを有するものであってもよい。集光レンズ移動手段は、集光レンズを前記受光素子の配列方向に移動させるものであってもよいし、あるいは集光レンズを傾けるものであってもよい。
前記第1検出モードが、前記測定対象の断層画像を取得する画像取得モードであり、前記第2検出モードが前記測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置を調整する測定開始位置調整モードであれば、前記画像取得モードと前記測定開始位置調整モードとを切り替える制御手段を備えていてもよい。
また、前記測定光または前記参照光の光路長を調整する光路長調整手段を備えていてもよい。
前記低コヒーレンス光または前記測定光の光路中に波長成形用フィルタが挿入されていてもよい。
また、本光断層画像化装置は、前記測定光のスペクトル成分を計測する手段と、この計測されたスペクトル成分を記憶しておく記憶手段とを有するものであれば、前記断層情報取得手段は、前記干渉光を検出して得た干渉信号から、前記記憶手段に記憶されている測定光のスペクトル成分を除去した補償信号を生成し、この補償信号に基づいて前記測定対象の断層情報を取得するものであってもよい。
さらに、前記干渉光検出手段は、前記干渉光を分光する分光手段と、該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換える波長帯域幅切換手段と、前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換える波長切換手段とを有するものであってもよい。
低コヒーレンス光を射出する光源ユニットと、該光源ユニットから射出された前記低コヒーレンス光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、該光分割手段により分割された前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの前記反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、該合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、該干渉光検出手段により検出された前記干渉光を周波数解析することにより前記測定対象の断層情報を取得する断層情報取得手段とを有する本発明の光断層画像化装置においては、測定可能範囲(測定深度)は、干渉光検出手段の波長分解能が高ければ大きく、波長分解能が低ければ小さくなるので、前記干渉光検出手段が、第1の波長分解能で前記干渉光を検出する第1検出モードと、前記第1の波長分解能よりも高い波長分解能である第2の波長分解能で前記干渉光を検出する第2検出モードとを切り換え可能に構成されることにより、使用者は使用目的に応じて測定可能範囲(測定深度)を切り換えることができ、光断層画像化装置の利便性が向上する。
干渉光検出手段が、干渉光を分光する分光手段と、分光手段により分光された干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換える波長帯域幅切換手段を有するものであれば、使用者は、第2検出モードの場合には、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅が、第1検出モードの場合に前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅よりも狭くなるように、波長帯域幅を切り換えることにより、容易に測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得でき、光断層画像化装置の利便性が向上する。
また、前記干渉光検出手段が、前記干渉光を分光する分光手段と、該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換える波長切換手段とを有するものであれば、光センサに入射する干渉光の波長帯域幅に変わりはないため、測定分解能を低下させることなく、測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得することができ、光断層画像化装置の利便性をさらに向上することができる。
さらに、前記干渉光検出手段が、前記干渉光を分光する分光手段と、該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換える波長帯域幅切換手段と、前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換える波長切換手段とを有するものであれば、使用目的により、波長帯域幅切換手段あるいは波長切換手段を選択して用いることができる。例えば、前記測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置を調整する場合のように大きい測定分解能が必要ない場合には、波長帯域幅切換手段に波長帯域幅を切り換えて、前記干渉光検出手段における波長分解能を大きくすれば、測定時間を増加させることなく、測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得することができる。また、例えば胃壁などの層構成を観察する場合のように大きい測定分解能が必要な場合には、波長切換手段により前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換えて、前記干渉光検出手段における波長分解能を大きくすれば、測定時間は増加するが、測定分解能を低下させることなく、測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明の光断層画像化装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の光断層画像化装置の好ましい実施の形態を示す模式図である。光断層画像化装置1は、たとえば体腔内の生体組織や細胞等の測定対象の断層画像をSD−OCT計測により取得するものであって、低コヒーレンス光Lを射出する光源ユニット10と、光源ユニット10から射出された光Lを測定光L1と参照光L2とに分割する光分割手段3と、光分割手段3により分割された参照光L2の光路長を調整する光路長調整手段20と、光分割手段3により分割された測定光L1を測定対象Sまで導波するプローブ30と、プローブ30から測定光L1が測定対象Sに照射されたときの測定対象からの反射光L3と参照光L2とを合波する合波手段4と、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する干渉光検出手段40と、干渉光検出手段40により検出された干渉光L4を周波数解析することにより測定対象Sの断層画像を取得する画像取得手段50とを有している。
光源ユニット10は、たとえばSLD(Super Luminescent Diode)やASE(Amplified Spontaneous Emission)等の低コヒーレント光を射出する光源11と、光源11から射出された光を光ファイバFB1内に入射するための光学系12とを有している。そして、光源ユニット10から図2に示すような一定の波長帯域および半値幅Δλを有する低コヒーレンス光Lが射出されるようになっている。
図1の光分割手段3は、たとえば2×2の光ファイバカプラからなっており、光源ユニット10から光ファイバFB1を介して導波された低コヒーレンス光Lを測定光L1と参照光L2に分割するようになっている。光分割手段3は、2つの光ファイバFB2、FB3にそれぞれ光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2側により導波され、参照光L2は光ファイバFB3側に導波される。なお、図1に、光分割手段3は合波手段4としても機能するものである。
光ファイバFB2にはプローブ30が光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2からプローブ30へ導波されるようになっている。プローブ30は、たとえば鉗子口から鉗子チャンネルを介して体腔内に挿入されるものであって、光学コネクタOCにより光ファイバFB2に対し着脱可能に取り付けられている。
一方、光ファイバFB3における参照光L2の射出側には光路長調整手段20が配置されている。光路長調整手段20は、測定対象Sに対する測定開始位置を調整するために、参照光L2の光路長を変えるものであって、コリメータレンズ21および反射ミラー22を有している。そして、光ファイバFB3から射出した参照光L2はコリメータレンズ21を透過した後反射ミラー22により反射され、再びコリメータレンズ21を介して光ファイバFB3に入射される。
ここで、反射ミラー22は可動ステージ23上に配置されており、可動ステージ23はミラー駆動手段24により矢印A方向に移動可能に設けられている。そして可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変更するようになっている。
合波手段4は、2×2の光ファイバカプラからなり、光路長調整手段20により周波数シフトおよび光路長の変更が施された参照光L2と測定対象Sからの反射光L3とを合波し光ファイバFB4を介して干渉光検出手段40側に射出するようになっている。
干渉光検出手段40は、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出するものであって、一定の波長帯域を有する干渉光L4を各波長帯域毎に分光する分光手段42と、分光手段42により分光された干渉光L4の各波長毎の光量を検出する光検出手段44と、光検出手段44と分光手段42との間に配置された、分光手段42により分光された干渉光L4を光検出手段42上に結像するズーム機能を有するズームレンズと、ズームレンズ43により分光された前記干渉光のうち光検出手段上に形成される波長帯域幅を変化させるようにズームレンズ43を駆動するズーム駆動手段45とを有している。
分光手段42はたとえば回折格子等により構成されており、光ファイバFB4からコリメータレンズ41を介して入射される干渉光L4を分光し、光検出手段44側に射出するようになっている。ズームレンズ43は分光手段42により分光された干渉光L4を光検出手段44上に集光するものであってズーム機能を有している。そして、ズーム駆動手段45の駆動によりズームレンズ43は、光検出手段44上に形成される干渉光L4の大きさを変える機能を有している。光検出手段44は、たとえばCCDあるいはフォトダイオード等の受光素子46が1次元状に配列した光センサ47を有し、各受光素子46がズームレンズ43を介して入射される干渉光L4を波長帯域毎にそれぞれ検出するようになっている。なお、光センサ47は、受光素子が2次元状に配列されたものであってもよく、その場合には、図1の紙面に対して垂直に配置された複数の受光素子においては、各受光素子の検出値の平均値あるいは総和等を検出値として使用すればよい。
画像取得手段50は干渉光検出手段40において検出された干渉光L4を周波数解析することにより深さ位置における反射情報を取得するようになっている。そして、画像取得手段50は、各深さ位置における反射光L3の強度を用いて測定対象Sの断層画像を取得し、この断層画像が表示装置60において表示されるようになっている。
ここで、干渉光検出手段40および画像取得手段50における干渉光L4の検出および画像の生成について簡単に説明する。なお、詳細については「武田 光夫、「光周波数走査スペクトル干渉顕微鏡」、光技術コンタクト、2003、Vol41、No7、p426−p432」に記載されている。
スペクトル強度分布S(k)を持つ測定光L1が測定対象Sに照射されたとき、それぞれのスペクトル成分による干渉光縞強度を重ね合わせたインターフェログラムとして干渉光検出手段40において検出される光強度I(k)は、
I(l)=∫0∞S(k)[1+cos(kl)]dk ・・・(1)
で表される。ここで、kは角周波数、lは測定光L1と参照光L2との光路長差である。式(1)は各分光成分のスペクトル強度分布S(k)が干渉縞I(l)の中に干渉縞の角周波数kの成分がどれだけ含まれるかを表すものである。また、干渉縞の角周波数kから測定光L1と参照光L2との光路長差、すなわち測定する深さ位置の情報が与えられる。このため、画像取得手段50において、干渉光検出手段40が検出したインターフェログラムをフーリエ変換による周波数解析を行い、干渉光L4のS(k)を求めることができる。そして、測定対象Sの測定開始位置からの距離情報と反射強度情報とを取得し、断層画像を生成するようになっている。そして生成された断層画像は、表示装置60において表示される。
次に、図1と図2を参照して光断層画像化装置1の動作例について説明する。まず、可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、測定可能領域内に測定対象Sが位置するように光路長の調整が行われる。その後、光源ユニット10から低コヒーレンス光Lが射出され、低コヒーレンス光Lは光分割手段3により測定光L1と参照光L2とに分割される。測定光L1はプローブ30により体腔内に導波され測定対象Sに照射される。そして、測定対象Sからの反射光L3が反射ミラー22において反射した参照光L2と合波され、反射光L3と参照光L2との干渉光L4が干渉光検出手段40により検出される。この検出された干渉光L4の信号が画像取得手段50において周波数解析されることにより断層画像が取得される。このように、SD−OCT計測により断層画像を取得する光断層画像化装置1においては、干渉光L4の周波数および光強度に基づいて各深さ位置における画像情報を取得するようになっており、反射ミラー22の矢印A方向の移動は測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置の調整に用いられる。
ところで、上述したSD−OCT計測において、測定光L1と参照光L2光路長差が大きくなってしまうと空間周波数の拡大等により光センサ47の受光素子数に制限され画質が劣化してしまうため、測定光と参照光との光路長が一致するように光路長の調整を行う必要がある。ここで、測定可能範囲(測定深度)は光センサ47に入射する干渉光L4の波長帯域幅に反比例し、断層画像を取得する際の分解能は波長帯域幅が広いほど高くなる。すなわち、同じアレイ数の検出器を用いて、高分解能な断層画像を取得する場合には測定可能範囲(測定深度)は狭いものとなる。したがって、高分解能な断層画像を取得するSD−OCT装置において、測定開始位置を調整するために断層画像を取得する際、測定可能範囲(測定深度)が狭く測定光と参照光の光路長差を測定範囲内に追い込むのに手間がかかってしまうという問題がある。
そこで、図1の光断層画像化装置1には、測定対象Sの深さ方向について断層画像信号を得る位置を調整する測定開始位置調整モードと、測定対象Sの断層画像を取得する画像取得モードとを切り替える制御手段70が設けられており、制御手段70は、干渉光検出手段40の波長分解能が画像取得モード時よりも測定開始位置調整モード時の方が高くなるように干渉光検出手段40を制御する。
ここで、測定開始位置調整モード時に干渉光検出手段40の波長分解能を向上させる方法として、測定開始位置調整モードの場合には、光センサ47に入射する干渉光L4の波長帯域幅が、画像取得モード1検出モードの場合に前記光検出手段に入射する干渉光の波長帯域幅よりも狭くなるように、波長帯域幅を切り換える方法と、受光素子46がそれぞれ異なる時間に異なる波長の干渉光L4を検出するように、受光素子46が受光する干渉光の波長を切り換える方法とがある。
つまり、測定光L1の光路長lsと参照光L2の光路長lrとの光路長差をΔl=|lr−ls|としたときに、図4に示すような干渉光検出手段40により検出される干渉光L4の周期Γは、
Γ=λ0/Δl ・・・(2)
で表される。なお、λ0は干渉光L4の中心波長である。図3(A)は受光素子数N=512で検出した場合のΔl=100μm、図3(B)はΔl=500μm、図3(C)はΔl=1000μmのときの干渉光検出手段40において検出される干渉光L4の波形を示しているが、図3(A)〜(C)に示すように、光路長差Δlが大きくなるにつれて干渉光L4の周期Γが短くなる。
十分な解像度の信号を得るためには、低コヒーレンス光Lの波長変動の1周期につき4回以上サンプリングが必要となる。これを数式で表すと、
波長分解能=サンプリング間隔Δξ<干渉光の周期Γ/4 ・・・(3)
となる。式(3)を満たしていない場合、図3(C)のように干渉光L4の周期Γが干渉光検出手段40の波長分解能を越えて、S/Nが劣化し画質の劣化を引き起こしてしまう。さらに、波長分解能は光センサ47に入射する干渉光L4の波長帯域ΔΛと光センサ47を構成する受光素子46の素子数Nで決まり、サンプリング間隔(波長分解能)Δξ=ΔΛ/Nとなる。以上より、最終的に測定可能な測定対象Sの深さΔllimは、式(2)、(3)より、
Δllim=1/4・λ0N/ΔΛ ・・・(4)
となる。式(4)は、断層画像の取得可能範囲は、光センサ47に入射する干渉光L4の波長帯域ΔΛに反比例し、光センサの個数Nに比例することを示している。
そこで、干渉光L4の一部のスペクトルを検出し、光センサ47に入射する干渉光L4の波長帯域ΔΛを小さくする。すると、波長分解能が高くなり、式(4)に示すように取得可能範囲Δllimが大きくなる。具体的方法としてたとえば図5に示すようなズームレンズを用いる方法と、図6に示す分光手段を取り替える方法とが挙げられる。
図5(A)において、画像取得モード時に制御手段70は、ズームレンズ43により干渉光L4のほぼ全波長帯域ΔΛaが光センサ47に入射されるように、ズーム駆動手段45を制御する。一方、測定開始位置調整モード時に制御手段70は、図5(B)に示すように、ズームレンズ43により干渉光L4の全波長帯域ΔΛaのうち一部の波長帯域ΔΛbの干渉光L4が光センサ47に入射されるように、ズーム駆動手段45を制御する。これにより、光センサ47の各受光素子46が検出すべき波長帯域は小さくなり、光検出手段44の波長分解能が向上する。よって、取得可能範囲Δllimを大きくすることができる。
一方、図6の干渉光検出手段140において、分光手段は2つの回折格子素子142a、142bを有している。そして、この2つの回折格子素子142a、142bのいずれを使用するかは選択手段145により選択されるものであって、選択手段145の動作は制御手段170により制御されている。なお、回折格子素子142a(142b)と光検出手段44との間には、分光された干渉光L4を光検出手段44上に結像するレンズ143が配置されている。
そして、制御手段170は、図6(A)に示すように、画像取得モード時には分光された光のうち目的とする画像分解能を得るために十分な波長帯域の干渉光L4が光検出手段44上に集光されるような格子間隔の広い回折格子素子142aが選択されるように選択手段145を制御する。一方、位置調整モード時には、制御手段170は、図6(B)に示すように画像取得モード時よりも狭い波長帯域の光が光検出手段44上に集光するような格子間隔の狭い回折格子素子142bを選択するように選択手段145を制御する。
たとえば、回折格子素子142aの格子間隔Ng1=600line/mm、回折格子素子142bの格子間隔をNg2=1200line/mmであって、中心波長λ0=1.3μm、Δλ=150nmの低コヒーレンス光Lを用い、波長帯域ΔΛ=200nmを測定するものとする。画像取得モード時において回折格子素子142aを用いた場合(図6(A)参照)、光ファイバFB4から分光手段42に入射角α=45°で干渉光L4が入射されたときの出射角βは、sinα+sinβ=Ng1λよりβ=−3°(1.1μm)〜+11°(1.5μm)となる。よって、中心波長λ0=1.3μm、Δλ=150nmの低コヒーレンス光Lに基づく波長帯域ΔΛ=200nmの干渉光L4を光検出手段44において検出することができる。
一方、測定開始位置調整モード時において回折格子素子142bを用いた場合(図6(B)参照)、光ファイバFB4から回折格子素子142bに入射角α=80°で干渉光L4が入射されたときの出射角βは、sinα+sinβ=Ng2λよりβ=32°(1.26μm)〜46°(1.42μm)となる。中心波長λ0=1.3μm、Δλ=150nmの低コヒーレンス光Lに基づく干渉光L4のうちの画像取得モード時の測定波長帯域よりも狭い波長帯域の光のみが光検出手段44において検出されることになる。このとき、波長帯域ΔΛは約1/2となり、測定可能範囲は約2倍となる。したがって、測定対象Sが断層画像内に映し出しやすくなり、光路長の調整を迅速かつ簡便に行うことができる。なお、2つの回折格子素子142a、142bを用いた場合について例示しているが、2以上の回折格子素子を用いてもよい。
あるいは、光検出手段44の光センサ47の各受光素子46が異なる時間に異なる波長の干渉光L4を検出することにより、素子数Nが見かけ上大きくなる。すると、干渉光検出手段の波長分解能が高くなり取得可能範囲Δllimが大きくなる(式(4)参照)。具体的方法としてたとえば図7、図8および図9に示すようなスリットを移動させる方法、図10に示す光センサ47を移動させる方法、図11〜図14に示す干渉光の光路をシフトする方法がある。なお、図7から図14の干渉光検出手段240、340、440または540において図5、6の干渉光検出手段40、140と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、この場合には、一枚の光断層画像を取得するために、光検出手段44は、異なる時間毎に、複数回検出を行う。画像取得手段250、350、450または550は、干渉光検出手段40において複数回検出された干渉光L4を周波数解析することにより深さ位置における反射情報を取得し、各深さ位置における反射光L3の強度を用いて測定対象Sの断層画像を取得する。
図7の干渉光検出手段240は、分光手段と光検出手段44との間に挿入される、干渉光L4の一部の波長帯域のみを光検出手段44側に透過するスリット素子241と、スリット素子241を分光手段と光検出手段44との間に挿入するスリット移動手段245とを備えている。このスリット素子241には、スリット幅が光センサ47のひとつの受光素子46の受光面の幅よりも狭いスリット242が設けられている。そして、制御手段70は、測定開始位置調整モード時にのみスリット素子241を光検出手段44と分光手段42との間に挿入し移動するようにスリット移動手段245を制御する。
具体的には、画像取得モード時に、図7に示すように制御手段70はスリット241を挿入しない。一方、測定開始位置調整モード時には、図8に示すように制御手段70はスリット素子241を挿入する。すると、各サンプリングにおいてスリット242を通過した特定の波長の干渉光L4のみが光センサに検出されることになる。さらに、スリット移動手段245が、スリット241を受光素子46の配列方向(干渉光L4が分光された方向)へ、受光素子間隔より狭い間隔で移動させることにより、1つの受光素子46(1画素)において異なる波長の干渉光L4が検出される。つまり、光センサ47の素子数Nを擬似的に増やし、波長分解能を向上させることができる。これにより、取得可能範囲Δllimを広げ測定対象Sが断層画像内に映し出しやすくなり、光路長の調整を迅速かつ簡便に行うことができる。
なお、スリット素子は、複数本のスリットが設けられているものであってもよい。例えば、図9に示すように、受光素子数と同数のスリットが設けられたスリット素子243を用いてもよい。スリット数を増加することにより、スリット素子の移動回数を低減することができ、測定時間の増加を抑制できる。
図10の干渉光検出手段340においては、光検出手段44を受光素子46の配列方向に移動させるセンサ移動手段345が設けられている。制御手段70は測定開始位置調整モード時において、光検出手段44を受光素子46の受光面の幅(1画素)よりも小さい量だけ移動するようにセンサ移動手段345を制御する。すると、移動の前後において各受光素子46は異なる時間に異なる波長帯域の干渉光L4が検出され、見かけ上の光センサの素子数Nを増加させ波長分解能を向上させることができる。その結果、取得可能範囲Δllimを広げ測定対象Sが断層画像内に映し出しやすくなり、光路長の調整を迅速かつ簡便に行うことができる。なお、光検出手段44の移動量は、受光素子間隔と同等でなければよく、例えば受光素子1.5個分の移動量であってもよい。
さらに、図11の干渉光検出手段440において、分光手段42を動かす移動手段445が設けられており、この移動手段445の動作は制御手段470により制御されている。そして、測定開始位置調整モード時において、分光手段42が光検出手段44の各センサに異なる時間に異なる波長の干渉光L4が照射されるように移動、例えば回転させる。これにより、見かけ上の光センサの素子数Nを増加させ波長分解能を向上させることができる。よって、取得可能範囲Δllimを広げ測定対象Sを断層画像内に映し出しやすくし、光路長の調整を迅速かつ簡便に行うことができる。なお分光素子44の移動方向は、受光素子46に入射する干渉光L4の波長域を変化させる方向へあればいかなる方向であってもよく、回転に限定されるものではない。例えば、分光素子44を、分光素子44へ入射する干渉光の光軸方向に沿った方向へ平行移動してもよい。
さらに、図12の干渉光検出手段540において、レンズ143を動かすレンズ移動手段545が設けられており、このレンズ移動手段545の動作は制御手段570により制御されている。そして、測定開始位置調整モード時において、光検出手段44の各受光素子46に異なる時間に異なる波長の干渉光L4が照射されるように、レンズ143を受光素子46の配設方向へ移動させる。これにより、見かけ上の光センサの素子数Nを増加させ波長分解能を向上させることができる。よって、取得可能範囲Δllimを広げ測定対象Sを断層画像内に映し出しやすくし、光路長の調整を迅速かつ簡便に行うことができる。なお、レンズ143の移動方向は、各受光素子46に入射する干渉光L4の波長域を変化させる方向へあればよく、干渉光の光軸方向に沿った方向や、回転等であってもよい。また、レンズ143の代わりの図1に示すズームレンズ43を用いてもよい。この場合には、レンズ移動手段545の代わりに、レンズ移動手段545の機能に、図1に示すレンズ駆動手段45の機能を加えたレンズ移動・駆動手段547を用いればよい。
測定開始位置を調整する場合のように、大きい測定分解能が必須ではない場合には、ズームレンズのズーム倍率を大きくし、干渉光L4の全波長帯域ΔΛaのうち一部の波長帯域ΔΛbの干渉光L4を光センサ47に入射させる。これにより、光センサ47の各受光素子46が検出すべき波長帯域は小さくなり、光検出手段44の波長分解能が向上する。この場合には測定分解能は小さくなるが、測定時間が増加することなく、測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得することができる。よって、取得可能範囲Δllimを大きくすることができる。
また、例えば胃壁などの層構成を観察する場合のように、大きい測定分解能が必要な場合には、ズームレンズ43のレンズ位置を移動させることにより、光センサ47の受光素子46がそれぞれ異なる時間に異なる波長の干渉光L4を検出するように、受光素子46が受光する干渉光L4の波長を切り換える。これにより、光検出手段44における見かけ上の波長分解能が向上する。この場合には、測定時間は増加するが、測定分解能を低下させることなく、測定可能範囲(測定深度)が大きい光断層画像を取得することができる。
また、図13に示すように、図11に示す干渉光検出手段において、測定開始位置調整モード時にスリット素子446を光検出手段44と分光素子42との間に挿入してもよい。スッリト素子446は移動させず、分光素子42を移動させる、例えば回転させるあるいは分光素子42に入射する干渉光の光軸方向に沿った方向へ平行移動させる、ことによりスリット446を通過する光の波長が変化する。つまり、1つの光センサ(1画素)において異なる時間に異なる波長の干渉光L4を検出することができる。また、図14に示すように、図12に示す干渉光検出手段においても、スリット素子546を設けてもよい。
このように、異なる時間に異なる波長の干渉光L4を光センサが検出して波長分解能を高くした場合であっても、測定開始位置調整モード時には干渉光検出手段の波長分解能を上げ、測定可能範囲を広げ測定対象を発見しやすくすることができる。このため、測定開始位置調整モード時に測定対象が断層画像として取得されやすくなり、効率的に測定開始位置の調整を行うことができる。なお、図7〜図13においては、画像取得モード時よりも測定開始位置調整モード時の方が、断層画像の取得に時間が掛かってしまうが、測定開始位置調整モード時では画像取得モードのように高速な断層画像の取得は要求されない。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されない。たとえば、図3においてズームレンズ43のズーム機能を用いて干渉光L4の一部が光検出手段44に入射されるようにしているが、ズームレンズ43のズーム機能を用いず、例えば光検出手段44を干渉光L4の光軸方向へ移動する、あるいはレンズ41と光ファイバFB4の出射端との間の距離を変更することにより、干渉光L4の一部が光検出手段44に入射されるようにしても良い。また、光検出手段44を交換してもよい。
さらに、図5において、格子間隔Ngの異なる回折格子素子を取り替える場合について例示しているが、干渉光検出手段がいわゆるグレーティングスキャン方式により干渉光L4の各波長帯域の光を検出する分光器を別途有しており、測定開始位置調整モード時にはこの別途設けられた分光器に干渉光L4を入射させるようにしてもよい。
また各実施の形態においては、図15示すように、低コヒーレンス光Lの光路に波長成形用フィルタであるガウス分布フィルタ80を挿入してもよい。この場合には、光源11から射出される低コヒーレント光Lのスペクトルが図15に示すにリップルを含んでいる場合であっても、ガウス分布フィルタ80により、スペクトルがガウス分布を示すような形状に補正され、測定精度の低下を抑制することができる。
また、光源11から射出される低コヒーレント光Lのスペクトルがリップルを含んでいる場合には、各実施の形態における光断層画像化装置は、図16に示すように、計測された測定光L1のスペクトル成分を記憶しておく記憶手段81と、干渉光L4を検出して得た干渉信号から、記憶手段81に記憶されている測定光L1のスペクトル成分を除去した補償信号を生成し、この補償信号に基づいて前記測定対象の断層情報を取得する画像取得手段82とを有するものであってもよい。
光源11のスペクトルにリップルが重畳されていると、フーリエ変換後の信号においては、それがサイドローブとして出現する。このサイドローブは、見かけ上は、ある深さ位置に反射界面が存在することを示す成分と同じとなるので、反射情報に対するノイズとなって、断層画像の画質を劣化させてしまう。
ここで、光源のスペクトルを示す信号成分をSo(k)、反射成分R(k)とすると、Si(k)は以下の式で表すことができる。
Si(k)=So(k){1+R(k)}・・・(1)
ここで、先見情報として光源のスペクトルが既知であれば、以下の式(2)の演算を行うことで、測定光のスペクトル成分は除去して、反射成分だけを抽出した補償信号R(k)を得ることができる。
R(k)={Si(k)/So(k)}−1 ・・・(2)
そこで、この補償信号R(k)をガウス変換すれば、その変換後の信号は、スペクトル形状が理想的なガウス形状となっている測定光を用いた場合の干渉信号と同じようなものとなるので、それをフーリエ変換すれば、上記ノイズの出現を防止できることになる。
以上のことに基づいて図16の装置では、まず断層画像を取得する前に、予め光Lがそのまま干渉光検出手段40に導かれ、光検出手段44によってこの光Lのスペクトルが計測される。このスペクトルを示す信号Soは、補償用データとして記憶手段81に格納される。そして断層画像を取得する際に画像取得手段82は、得られた信号Si(k)および、記憶手段81から読み出したスペクトル信号So(k)から式(2)の演算を行い、それにより得られた補償信号R(k)をガウス変換し、その変換後の信号を前記フーリエ変換にかける。それにより、測定光L1のスペクトル形状がガウス形状から外れている場合や、あるいはスペクトル形状並びに強度の変動が有る場合等であっても、上記ノイズの出現を防止して、安定して正確な断層画像が得られるようになる。
本発明の光断層画像化装置の好ましい実施の形態を示す模式図 図1の光源ユニットが出力する低コヒーレンス光の一例を示す図 図1の干渉光検出手段において検出される干渉光の一例を示す図 図1の干渉光検出手段において検出される干渉光の一例を示す図 図1の光断層画像化装置における干渉光検出手段の好ましい実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第2の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第3の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第3の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第3の実施の形態の変形例を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第4の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第5の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第6の実施の形態を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第5の実施の形態の変形例を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第6の実施の形態の変形例を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第6の実施の形態の変形例を示す模式図 本発明の光断層画像化装置における干渉光検出手段の第6の実施の形態の変形例を示す模式図
符号の説明
1 光断層画像化装置
3 光分割手段
4 合波手段
10 光源ユニット
20 光路長調整手段
30 プローブ
40、140、240、340、330、540 干渉光検出手段
42 分光手段
43 ズームレンズ
44 光検出手段
45 ズーム駆動手段
46 受光素子
47 光センサ
50、82、250、350、450、550 画像取得手段
60 表示装置
70、170、270、370、470、570 制御手段
80 ガウス分布フィルタ
81 記憶手段
142a、142b 回折格子
143 レンズ
145 選択手段
241 スリット素子
242,243,446,546 スリット
245 スリット移動手段
445 回折格子移動手段
545 レンズ移動手段
L 低コヒーレンス光
L1 測定光
L2 参照光
L3 反射光
L4 干渉光
S 測定対象

Claims (17)

  1. 低コヒーレンス光を射出する光源ユニットと、
    該光源ユニットから射出された前記低コヒーレンス光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、
    該光分割手段により分割された前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、
    該合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    該干渉光検出手段により検出された前記干渉光を周波数解析することにより前記測定対象の断層情報を取得する断層情報取得手段とを有する光断層画像化装置において、
    前記干渉光検出手段が、第1の波長分解能で前記干渉光を検出する第1検出モードと、前記第1の波長分解能よりも高い波長分解能である第2の波長分解能で前記干渉光を検出する第2検出モードとを切り換え可能に構成されていることを特徴とする光断層画像化装置。
  2. 前記干渉光検出手段が、前記干渉光を分光する分光手段と、
    該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、
    前記光センサに入射する干渉光の波長帯域幅を切り換える波長帯域幅切換手段とを有することを特徴とする請求項1記載の光断層画像化装置。
  3. 前記波長帯域幅切換手段が、前記光センサに入射する干渉光の拡大倍率を切り換える拡大倍率切換手段を有するものであることを特徴とする請求項2記載の光断層画像化装置。
  4. 前記拡大倍率切換手段が、前記光センサと前記分光手段との間に配置され、種々のズーム倍率で、該分光手段により分光された前記干渉光を前記光センサ上に集光するズーム機能を有するズームレンズであることを特徴とする請求項3記載の光断層画像化装置。
  5. 前記波長帯域幅切換手段が、前記分光手段における前記干渉光の分光角度幅を切り換える分光角度幅切換手段を有することを特徴とする請求項2記載の光断層画像化装置。
  6. 前記分光角度幅切換手段が、それぞれ格子間隔の異なる複数枚の回折格子と、該複数枚の回折格子の中の一枚の回折格子を選択的に、前記干渉光を分光可能な分光位置に配置する回折格子選択手段とからなることを特徴とする請求項5記載の光断層画像化装置。
  7. 前記干渉光検出手段が、前記干渉光を分光する分光手段と、
    該分光手段により分光された前記干渉光を検出する複数の受光素子が配列されている光センサと、
    前記受光素子がそれぞれ異なる時間に異なる波長の前記干渉光を検出するように、前記受光素子が受光する前記干渉光の波長を切り換える波長切換手段とを有することを特徴とする請求項1記載の光断層画像化装置。
  8. 前記波長切換手段が、前記分光手段と前記光センサとの間に挿入された、前記受光素子の配列方向における幅が、前記受光素子の受光面の幅よりも狭いスリットを有するスリット素子と、
    該スリット素子を前記受光素子の配列方向に移動させるスリット移動手段とを有することを特徴とする請求項7記載の光断層画像化装置。
  9. 前記波長切換手段が、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が変化するように、前記光センサを移動させる光センサ移動手段を有することを特徴とする請求項7記載の光断層画像化装置。
  10. 前記波長切換手段が、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記干渉光の光路を空間的にシフトする光路シフト手段を有することを特徴とする請求項7記載の光断層画像化装置。
  11. 前記光路シフト手段が、前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記分光手段を移動させる分光手段移動手段であることを特徴とする請求項10記載の光断層画像化装置。
  12. 前記光路シフト手段が、前記光センサと前記分光手段との間に配置され、該分光手段により分光された前記干渉光を前記光センサ上に集光する集光レンズと、
    前記各受光素子に入射する前記干渉光の波長域が時間により異なるように、前記集光レンズを移動させる集光レンズ移動手段とを有することを特徴とする請求項10記載の光断層画像化装置。
  13. 前記波長切換手段が、前記分光手段と前記光センサとの間に挿入された、前記受光素子の配列方向における幅が、前記受光素子の受光面の幅よりも狭いスリットを有するスリット素子を備えていることを特徴とする請求項10から12いずれか1項記載の光断層画像化装置。
  14. 前記第1検出モードが、前記測定対象の断層画像を取得する画像取得モードであり、前記第2検出モードが前記測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置を調整する測定開始位置調整モードであり、前記画像取得モードと前記測定開始位置調整モードとを切り替える制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から13いずれか1項記載の光断層画像化装置。
  15. 前記測定光または前記参照光の光路長を調整する光路長調整手段を備えていることを特徴とする請求項1から14いずれか1項記載の光断層画像化装置。
  16. 前記低コヒーレンス光または前記測定光の光路中に波長成形用フィルタが挿入されていることを特徴とする請求項2から15いずれか1項記載の光断層画像化装置。
  17. 前記測定光のスペクトル成分を計測する手段と、
    この計測されたスペクトル成分を記憶しておく記憶手段とを有し、
    前記断層情報取得手段が、前記干渉光を検出して得た干渉信号から、前記記憶手段に記憶されている測定光のスペクトル成分を除去した補償信号を生成し、この補償信号にもとずいて前記測定対象の断層情報を取得するものであることを特徴とする請求項2から15いずれか1項記載の光断層画像化装置。
JP2006072184A 2005-09-30 2006-03-16 光断層画像化装置 Active JP4642681B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006072184A JP4642681B2 (ja) 2005-09-30 2006-03-16 光断層画像化装置
US11/529,405 US7692797B2 (en) 2005-09-30 2006-09-29 Optical tomography system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005289118 2005-09-30
JP2006072184A JP4642681B2 (ja) 2005-09-30 2006-03-16 光断層画像化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007121262A true JP2007121262A (ja) 2007-05-17
JP4642681B2 JP4642681B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=37901584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006072184A Active JP4642681B2 (ja) 2005-09-30 2006-03-16 光断層画像化装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7692797B2 (ja)
JP (1) JP4642681B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249584A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Canon Inc 光断層画像撮像装置及びその制御方法
JP2012021794A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Canon Inc 光干渉計測データ読出方法、光干渉断層診断装置および光干渉断層診断システム
JP2012509729A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 カール ツァイス サージカル ゲーエムベーハー 画像化システム
JP2015158517A (ja) * 2015-06-08 2015-09-03 キヤノン株式会社 光干渉断層撮像装置、光干渉断層撮像方法、およびプログラム
JP2016142551A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 並木精密宝石株式会社 光イメージング装置

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5052279B2 (ja) * 2007-09-28 2012-10-17 富士フイルム株式会社 光断層画像化装置
EP2103249B9 (en) * 2008-03-19 2016-10-19 Carl Zeiss Meditec AG Surgical microscopy system having an optical coherence tomography facility
WO2010006785A1 (en) * 2008-07-16 2010-01-21 Carl Zeiss Surgical Gmbh Optical coherence tomography methods and systems
US8500279B2 (en) * 2008-11-06 2013-08-06 Carl Zeiss Meditec, Inc. Variable resolution optical coherence tomography scanner and method for using same
JP5236573B2 (ja) * 2009-05-14 2013-07-17 富士フイルム株式会社 光構造計測装置及びその光プローブ
US8804133B2 (en) * 2009-06-16 2014-08-12 Technion Research & Development Foundation Limited Method and system of adjusting a field of view of an interferometric imaging device
US8812087B2 (en) * 2009-06-16 2014-08-19 Technion Research & Development Foundation Limited Method and system of spectrally encoded imaging
JP5054072B2 (ja) * 2009-07-28 2012-10-24 キヤノン株式会社 光断層画像撮像装置
KR101131954B1 (ko) * 2009-10-15 2012-03-29 이큐메드 주식회사 파장 검출기 및 이를 갖는 광 간섭 단층 촬영 장치
US20120229813A1 (en) * 2009-10-15 2012-09-13 Eq Med Co., Ltd. Wavelength detector and optical coherence tomography having the same
RS61066B1 (sr) * 2010-03-05 2020-12-31 Massachusetts Gen Hospital Sistemi koji obezbeđuju mikroskopske slike najmanje jedne anatomske strukture na određenoj rezoluciji
US9192294B2 (en) 2012-05-10 2015-11-24 Carl Zeiss Meditec, Inc. Systems and methods for faster optical coherence tomography acquisition and processing
GB2508874B (en) 2012-12-13 2017-09-20 Univ Of Huddersfield Interferometric apparatus and sample characteristic determining apparatus using such apparatus
JP6053138B2 (ja) * 2013-01-24 2016-12-27 株式会社日立エルジーデータストレージ 光断層観察装置及び光断層観察方法
WO2014145378A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Research Development Foundation Apparatus and methods for pathlength multiplexing for angle resolved optical coherence tomography
US10052052B2 (en) * 2013-06-18 2018-08-21 Vlad Joseph Novotny Optical sensing array architectures for spatial profiling
US9662010B2 (en) 2014-09-19 2017-05-30 Carl Zeiss Meditec Ag Optical system, comprising a microscopy system and an OCT system
CN105300290B (zh) * 2015-09-28 2017-11-14 北京交通大学 一种基于波数分辨的低相干干涉绝对距离测量系统
WO2017216242A1 (en) * 2016-06-15 2017-12-21 Carl Zeiss Meditec Ag Efficient sampling of optical coherence tomography data for explicit ranging over extended depth
JP6843439B2 (ja) * 2017-05-17 2021-03-17 エバ・ジャパン 株式会社 情報探索システム及び方法、情報探索プログラム
JP6951753B2 (ja) 2018-03-27 2021-10-20 エバ・ジャパン 株式会社 情報探索システム及びプログラム
US10915003B2 (en) * 2018-09-27 2021-02-09 Himax Technologies Limited Projecting apparatus for 3D sensing system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066245A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Japan Science & Technology Corp 光波反射断層像観測装置
JP2003516531A (ja) * 1999-12-09 2003-05-13 オーティーアイ オフサルミック テクノロジーズ インク 可変奥行き解像力を有する光学マッピング装置
JP2006101927A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Nidek Co Ltd 眼科装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4411017C2 (de) * 1994-03-30 1995-06-08 Alexander Dr Knuettel Optische stationäre spektroskopische Bildgebung in stark streuenden Objekten durch spezielle Lichtfokussierung und Signal-Detektion von Licht unterschiedlicher Wellenlängen
US6101034A (en) * 1996-02-09 2000-08-08 Cox; James Allen Tunable multispectral optical filter and imaging apparatus
JPH1182817A (ja) 1997-09-17 1999-03-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 線条体クリップ
DE19814057B4 (de) * 1998-03-30 2009-01-02 Carl Zeiss Meditec Ag Anordnung zur optischen Kohärenztomographie und Kohärenztopographie
US6847454B2 (en) * 2001-07-16 2005-01-25 Scimed Life Systems, Inc. Systems and methods for processing signals from an interferometer by an ultrasound console
JP3869257B2 (ja) 2001-12-07 2007-01-17 オリンパス株式会社 光イメージング装置
US7355716B2 (en) * 2002-01-24 2008-04-08 The General Hospital Corporation Apparatus and method for ranging and noise reduction of low coherence interferometry LCI and optical coherence tomography OCT signals by parallel detection of spectral bands
DE10207186C1 (de) * 2002-02-21 2003-04-17 Alexander Knuettel Niederkohärenz-interferometrisches Gerät zur lichtoptischen Abtastung eines Objektes
US7206073B2 (en) * 2002-12-23 2007-04-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Dispersed fourier transform spectrometer
WO2004111929A2 (en) * 2003-05-28 2004-12-23 Duke University Improved system for fourier domain optical coherence tomography
JP5053845B2 (ja) * 2004-08-06 2012-10-24 ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション 光学コヒーレンス断層撮影法を使用して試料中の少なくとも1つの位置を決定するための方法、システムおよびソフトウェア装置
US7301644B2 (en) * 2004-12-02 2007-11-27 University Of Miami Enhanced optical coherence tomography for anatomical mapping
CN102890072B (zh) * 2005-07-28 2015-05-06 拜奥普蒂根公司 具有减小的有效线宽的光学相干成像系统
WO2007041125A1 (en) * 2005-09-29 2007-04-12 Bioptigen, Inc. Portable optical coherence tomography devices and related systems
EP2950065A1 (en) * 2005-10-11 2015-12-02 Duke University Method for fiber-based endoscopic angle-resolved low coherence interferometry

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066245A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Japan Science & Technology Corp 光波反射断層像観測装置
JP2003516531A (ja) * 1999-12-09 2003-05-13 オーティーアイ オフサルミック テクノロジーズ インク 可変奥行き解像力を有する光学マッピング装置
JP2006101927A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Nidek Co Ltd 眼科装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509729A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 カール ツァイス サージカル ゲーエムベーハー 画像化システム
US8922882B2 (en) 2008-11-26 2014-12-30 Carl Zeiss Meditec Ag Imaging system
US9377293B2 (en) 2008-11-26 2016-06-28 Carl Zeiss Meditec Ag Imaging system
US9618326B2 (en) 2008-11-26 2017-04-11 Carl Zeiss Meditec Ag Imaging system
US9962076B2 (en) 2008-11-26 2018-05-08 Carl Zeiss Meditec Ag Imaging system
US10098538B2 (en) 2008-11-26 2018-10-16 Carl Zeiss Meditec Ag Imaging system
JP2010249584A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Canon Inc 光断層画像撮像装置及びその制御方法
JP2012021794A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Canon Inc 光干渉計測データ読出方法、光干渉断層診断装置および光干渉断層診断システム
JP2016142551A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 並木精密宝石株式会社 光イメージング装置
JP2015158517A (ja) * 2015-06-08 2015-09-03 キヤノン株式会社 光干渉断層撮像装置、光干渉断層撮像方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US7692797B2 (en) 2010-04-06
JP4642681B2 (ja) 2011-03-02
US20070076220A1 (en) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4642681B2 (ja) 光断層画像化装置
US20210137387A1 (en) Apparatus and Method for Confocal Microscopy Using Dispersed Structured Illumination
JP4869877B2 (ja) 光断層画像化装置
JP4895277B2 (ja) 光断層画像化装置
JP4869895B2 (ja) 光断層画像化装置
JP4907279B2 (ja) 光断層画像化装置
JP4640813B2 (ja) 光プローブおよび光断層画像化装置
JP2008128709A (ja) 光断層画像化装置
JP2007101249A (ja) 光断層画像化方法および装置
JP5162431B2 (ja) 光立体構造像装置
JP5064159B2 (ja) 光断層画像化装置
JP2007101250A (ja) 光断層画像化方法
JP2007135947A (ja) 光プローブおよび光断層画像化装置
JP2007101268A (ja) 光断層画像化装置
JP2007101263A (ja) 光断層画像化装置
JP2007275193A (ja) 光プローブおよび光断層画像化装置
JP2007101262A (ja) 光断層画像化装置
EP1870030A1 (en) Apparatus and method for frequency domain optical coherence tomography
JP2007267927A (ja) 光断層画像化方法および装置
JP2010200820A (ja) 光立体構造像装置及びその光信号処理方法
JP2007101267A (ja) 光断層画像化装置
JP2007101264A (ja) 光断層画像化装置
JP2008089349A (ja) 光断層画像化装置
JP4874906B2 (ja) 光断層画像取得方法及び光断層画像化装置
JP2007101266A (ja) 光断層画像化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4642681

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250