JP2007120593A - テンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットを締結具の軸部に螺合させ易く且つ締結具における軸部が邪魔になり難いテンション装置を提供する。
【解決手段】締結具31の軸部38を、索条体側の本体軸44と、この本体軸44における索条体から離れる側の端部に形成された雌ネジ部に分離可能に螺合連結される雄ネジ部を備えた分離軸47とで構成し、分離軸47を、本体軸44に螺合連結する一端側にナット36が空転可能な細さに形成された細軸部分48を備えて構成し、その細軸部分48を、分離軸47を本体軸44に螺合連結した状態において1つのナット36が本体軸44の雄ネジ37と分離軸47の雄ネジ37との何れにも螺合不能な長さで、かつ、接触する2つのナット36の一方が本体軸44の雄ネジ37に螺合でき且つ他方が分離軸47の雄ネジ37に螺合できる長さに形成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、一対のナットが螺合する雄ネジが軸部に形成されている締結具が、固定部材に対して軸心方向に相対移動可能に設けられ、前記締結具を前記固定部材から離間する側に付勢するスプリングが設けられ、前記スプリングの付勢による前記締結具の移動により索条体に対してテンションを付与するように構成されているテンション装置に関する。
かかるテンション装置は、例えば、スタッカークレーンの昇降台を支持する昇降用チェーン等の索条体に対してテンションを付与するために用いられるものである。
そして、このようなテンション装置は、一対のナットのうちの索条体側のナットを締結具の軸部に螺合し、その螺合した索条体側のナットを索条体側へ回転操作してスプリングを弾性変形させることによって、索条体に対して適正なテンションが付与されるように組み付けられ、一対のナットのうちの索条体から離れる側のナットの締め付けにより、緩み止めが行われるものである。そして、従来では、締結具の軸部が1つの軸部材にて構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、特許文献1のテンション装置は、締結具を固定部材から離間する側に付勢するスプリングが、固定部材と締結具に螺合させた索条体側のナットとの間に、締結具を固定部材から離間する側に付勢するように圧縮状態で且つ軸部を囲繞する状態に設けられており、索条体側のナットが締結具における軸部の端部に位置する状態で、索条体に対して適正なテンションを付与するように構成されている。
特開平5−92894号公報
しかし、上記した従来のテンション装置では、索条体側のナットが締結具における軸部の端部に位置する状態で、索条体に対して適正なテンションを付与されるように構成されているため、索条体側のナットを締結具の軸部に螺合させる際は、スプリングをその付勢力に抗して大きく弾性変形させながら螺合させる必要があり、索条体側のナットを締結具の軸部に螺合させる作業が煩雑な作業となるものであった。
ちなみに、締結具の軸部を軸心方向に充分に長いものに形成すれば、ナットを軸部に螺合させる際のスプリングの弾性変形を小さなものとして、索条体側のナットを締結具の軸部に螺合させる作業を容易に行えるものとなるが、例えば、スタッカークレーンの昇降台を支持するチェーンにテンションを付与すべくテンション装置を昇降台に設けた場合において締結具の長い軸部が昇降台の昇降の邪魔になる等、締結具における長い軸部が邪魔になる虞があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、ナットを締結具の軸部に螺合させ易く且つ締結具における軸部が邪魔になり難いテンション装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかるテンション装置の第1特徴構成は、一対のナットが螺合する雄ネジが軸部に形成されている締結具が、固定部材に対して軸心方向に相対移動可能に設けられ、前記締結具を前記固定部材から離間する側に付勢するスプリングが設けられ、前記スプリングの付勢による前記締結具の移動により索条体に対してテンションを付与するように構成されているテンション装置であって、前記締結具の軸部が、前記索条体側の本体軸と、この本体軸における前記索条体から離れる側の端部に形成された雌ネジ部に分離可能に螺合連結される雄ネジ部を備えた分離軸とで構成され、前記分離軸が、前記本体軸に螺合連結する一端側に前記ナットが空転可能な細さに形成された細軸部分を備えて構成され、その細軸部分が、前記分離軸を前記本体軸に螺合連結した状態において1つの前記ナットが前記本体軸の雄ネジと前記分離軸の雄ネジとの何れにも螺合不能な長さで、かつ、接触する2つの前記ナットの一方が前記本体軸の前記雄ネジに螺合でき且つ他方が前記分離軸の前記雄ネジに螺合できる長さに形成されている点にある。
すなわち、テンション装置の組み付けは、分離軸を本体軸に螺合連結させて締結具の軸部を長くした状態で一対のナットを分離軸の端部から螺合させ、その後、例えば、その一対のナットを接触する状態で一体的に索条体側に回転操作する等により、一対のナットを本体軸まで移動させて索条体に対して適正なテンションを付与し、分離軸を本体軸から分離させて締結具の軸部を短くするようにして行われる。
つまり、索条体側のナットを軸部に螺合する際は、分離軸を本体軸に連結螺合させて、締結具の軸部を長いものにできるため、その長い軸部にナットを螺合させるときのスプリングの弾性変形を無くす又は小さくして、締結具の軸部にナットを螺合させる作業を容易に行うことができる。また、締結具に螺合させたナットを本体軸まで回転操作した後に分離軸を本体軸から分離させることにより、締結具の軸部を短くすることができるので、テンション装置を配設した際に軸部が邪魔になり難く、テンション装置を配設し易いものとなる。
また、本体軸に分離軸を螺合連結した際に、本体軸の雄ネジと分離軸の雄ネジとが合致しない場合があるが、本体軸の雄ネジと分離軸の雄ネジとの間に、分離軸を本体軸に螺合連結した状態において1つのナットが本体軸の雄ネジと分離軸の雄ネジとの何れにも螺合不能な長さでナットが空転可能な細さに形成された細軸部分が備えられているため、本体軸の雄ネジと分離軸の雄ネジとが合致していなくても、細軸部分においてナットを空転させて本体軸の雄ネジ或いは分離軸の雄ネジに螺合させることができるので、分離軸の雄ネジから本体軸の雄ネジへのナットの回転操作並びに本体軸の雄ネジから分離軸の雄ネジへのナットの回転操作を円滑に行うことができる。また、細軸部分を分離軸に備えさせることにより、分離軸を本体軸から分離させた際の締結具の軸部の長さをより短くすることができる。
さらに、細軸部分が、接触する2つのナットの一方が本体軸の雄ネジに螺合でき且つ他方が分離軸の雄ネジに螺合できる長さに形成されているため、接触させた状態で一対のナットを一緒に索条体側に回転操作することにより、索条体側のナットが細軸部分において分離軸の雄ネジから外れたとしても、その索条体側のナットを分離軸の雄ネジに螺合する索条体から離れた側のナットの回転操作にて索条体側に移動させて本体軸の雄ネジまで移動させ、その索条体側のナットを回転操作して本体軸の雄ネジに螺合させることができるので、スプリングによる付勢力が作用している索条体側のナットを本体軸の雄ネジに容易に螺合させることができる。
従って、本体軸に分離軸を接続して締結具の軸部を長くすることにより、ナットを軸部の端部に螺合させ易く、また、本体軸の雄ネジと分離軸の雄ネジとの間に細軸部分を形成することにより、締結具の軸部を本体軸と分離軸とに分離可能なものでありながらナットを本体軸に螺合させ易く、さらに、ナットを本体軸に回転操作した後は、分離軸を本体軸から分離して締結具の軸部を短くすることができるので、テンション装置を配設した際に軸部が邪魔になり難く、もって、ナットを締結具の軸部に螺合させ易く且つ配設し易いテンション装置を提供することができるに至った。
本発明にかかるテンション装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記分離軸における前記細軸部分に、分離軸回転操作用の異形部が形成されている点にある。
すなわち、分離軸回転操作用の異形部が、分離軸における本体軸に螺合連結する一端側に形成されているので、分離軸を本体軸から分離させる作業や分離軸を本体軸に連結させる作業を行い易いものとすることができる。
本発明にかかるテンション装置の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記スプリングが、前記固定部材と前記締結具に螺合させたナットとの間に、前記締結具を前記固定部材から離間する側に付勢するように圧縮状態に設けられ、前記締結具における前記索条体に対してテンションを付与するテンション輪体を回転自在に支持する支持部が、前記固定部材の案内部にて前記軸心方向に沿って移動自在に案内されるように構成されている点にある。
すなわち、締結具の支持部に回転自在に支持されたテンション輪体にて、そのテンション輪体に巻き掛けた索条体に対してテンションを付与する構成であり、締結具の支持部に索条体の端部を直接に連結するものに比べて締結具の移動量が半分で済むので、テンション装置を小さくすることができる。
また、締結具におけるテンション輪体を回転自在に支持する支持部が、固定部材の案内部にて軸心方向に沿って移動自在に案内されるように構成されており、索条体に対してテンションを直接付与するテンション輪体の近くの支持部を案内するものであるので、締結具を捩れが小さな状態で安定良く案内することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動倉庫は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1と、それらの収納棚1どうしの間に形成した作業通路2を自動走行するスタッカークレーン3とが設けられ、各収納棚1には多数の物品収納部4が上下方向および左右方向に並設されている。
前記作業通路2には、収納棚1の長手方向に沿って走行レール5が設置され、作業通路2の一端側には、スタッカークレーン3の運転を管理する制御手段としての地上側コントローラ7と一対の荷載置台8とが設けられている。
図2に示すように、スタッカークレーン3は、走行レール5に沿って走行自在な走行台車10と、物品収納部4との間で物品を移載するフォーク装置11を備えた昇降台12と、走行台車10に立設されて昇降台12を昇降自在に案内支持する前後一対の昇降マスト13とを備えて構成されている。
そして、前後一対の昇降マスト13の上端部は上部フレーム15にて連結されており、この上部フレーム15には、スタッカークレーン3の左右方向への揺れを規制する左右一対のガイドローラ15aがガイドレール6を挟み込む状態に設けられている。
走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後2つの走行輪17が設けられている。この2つの走行輪17は、走行台車10における後端側に設けられた走行輪17が、走行用駆動モータ18にて駆動される推進用の駆動走行輪17aとして構成され、走行台車10における前端側に設けられた走行輪17が、遊転自在な従動走行輪17bとして構成されている。
よって、走行用駆動モータ18にて駆動走行輪17aが回転駆動されることにより、走行台車10が走行レール5に沿って走行するように構成されている。
昇降台12は、索条体としての昇降用チェーン14にて吊り下げ支持されており、昇降用チェーン14は一対設けられている。この一対の昇降用チェーン14の夫々は昇降用駆動モータ19にて駆動される駆動スプロケット21に巻き掛けられており、昇降用駆動モータ19にて駆動スプロケット21が正逆に回転駆動されることにより、一対の昇降用チェーン14の夫々が長手方向に移動して昇降台12が昇降移動するように構成されている。
そして、一対の昇降用チェーン14における昇降台12の前端部に連結される前端部用の昇降用チェーン14は、一端側が昇降台12の前端部に備えられた枠体28に上方側から連結されており、中間部が一端側から順に、上部前方従動スプロケット23、上部後方従動スプロケット22、上下中間部従動スプロケット24、前記駆動スプロケット21、下部中間従動スプロケット26、下部前方従動スプロケット27に巻き掛けられて、他端側が昇降台12の前端部に備えられた枠体28に下方側から連結されている。
また、一対の昇降用チェーン14における昇降台12の後端部に連結される後端部用の昇降用チェーン14は、一端側が昇降台12の後端部に備えられた枠体28に上方側から連結されており、中間部が一端側から順に、上部後方従動スプロケット22、上下中間部従動スプロケット24、前記駆動スプロケット21、下部後方従動スプロケット25に巻き掛けられて、他端側が昇降台12の後端部に備えられた枠体28に下方側から連結されている。
尚、駆動スプロケット21、上部後方従動スプロケット22、並びに、上下中間部従動スプロケット24の夫々は、昇降台12の前端部に連結される昇降用チェーン14用のスプロケットと昇降台12の後端部に連結される昇降用チェーン14用のスプロケットとの一対を左右方向に並べて構成されている。
図2に示すように、上部後方従動スプロケット22は上部フレーム15の後部に設けられ、上部前方従動スプロケット23は上部フレーム15の前部に設けられ、上下中間部従動スプロケット24は前側の昇降マスト13の下部に設けられている。また、下部後方従動スプロケット25、下部中間従動スプロケット26、並びに、下部前方従動スプロケット27の夫々は走行台車10に設けられている。尚、駆動スプロケット21は、走行台車10の後端部に設けられている。
そして、昇降台12の前端部に備えられた枠体28には、前端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20が設置されており、また、昇降台12の後端部に備えられた枠体28には、後端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20が設置されている。そして、一対の昇降用チェーン14の夫々の他端側は、それに対応するテンション装置20を介して枠体28に連結されている。
次に、テンション装置20について説明する。尚、前端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20と、後端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20とは、前後対称に構成されている以外は同様に構成されているため、後端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20について説明し、前端部用の昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション装置20については説明を省略する。
図3、図4及び図5に示すように、テンション装置20は、一対のナット36が螺合する雄ネジ部46が軸部38に形成されている締結具31が、固定部材32に対して軸心方向に相対移動可能に設けられ、前記締結具31を前記固定部材32から離間する側に付勢するスプリングとしての圧縮スプリング33が設けられ、前記圧縮スプリング33の付勢による前記締結具31の移動により索条体としての昇降用チェーン14に対してテンションを付与するように構成されている。そして、前記スプリングは、前記固定部材32と前記締結具31に螺合させたナット36との間に、前記締結具31を前記固定部材32から離間する側に付勢するように圧縮状態に設けられている。
ちなみに、先に軸部38に螺合させる締め付け用のナット36aと後で軸部38に螺合させる緩み止め用のナット36bとの一対のナット36は、同じナット36にて構成されている。また、圧縮スプリング33は上下に一対設けられており、圧縮スプリング33同士の間や圧縮スプリング33とナット36との間には座金が介在されている。
そして、テンション装置20の固定部材32は、昇降台12における後方側の枠体28前面に固定状体に設けられており、この固定部材32には、上下左右を囲繞するように立設部32aが形成されており、その立設部32aにおける左右一方側の部分に左右方向に貫通する上下方向に長い案内孔32bが形成されている。固定部材32の立設部32aに連結される昇降用チェーン14の他端と前記下部後方従動スプロケット25に巻き掛けた箇所と間にテンション輪体34が巻き掛けられており、昇降用チェーン14はテンション装置20にて上方に向けてテンションを付与されている。
締結具31には、テンション輪体34を回転自在に支持する支持部としての支持枠39と、この支持枠39の移動量を作業者の目視にて確認するためのドグ40とが備えられており、案内孔32bを間に挟むように支持枠39が立設部32aの内面側に位置しドグ40が立設部32aの外面側に位置する形態で、ドグ40が案内孔32b内に位置するスペーサ41を介して支持枠39に連結されている。そして、支持枠39は、前後方向視で下向きのコ字状に形成して、左右の枠部分の間に位置するようにテンション輪体34を回転自在に支持するように構成されている。
このように、前記締結具31における前記昇降用チェーン14に対してテンションを付与するテンション輪体34を回転自在に支持する支持枠39が、前記固定部材32の案内孔32bにて前記軸心方向に沿って移動自在に案内されるように構成されている。
また、締結具31には、一対のナット36が螺合する雄ネジ37を形成した軸部38が備えられており、この軸部38が、図7及び図8に示すように、前記昇降用チェーン14側の本体軸44と、この本体軸44における前記昇降用チェーン14から離れる側の端部に形成された雌ネジ部45に分離可能に螺合連結される雄ネジ部46を備えた分離軸47とで構成されている。
つまり、図7に示すように、本体軸44の一端側は支持枠39に螺合連結され、分離軸47の一端側は本体軸44の他端側に螺合連結されており、昇降用チェーン14に対して適正なテンションが付与された後は、分離軸47を本体軸44から分離可能に構成されている。そして、本体軸44と分離軸47との螺合連結は、本体軸44の他端側に形成された雌ネジ部45に分離軸47の一端側に形成された雄ネジ部46を螺合させることにより行われている。よって、分離軸47を本体軸44から分離可能で、分離軸47に雄ネジ部46を形成することにより、分離軸47を分離させた際に雄ネジ部46も共に本体軸44から分離させることができる。
そして、前記分離軸47が、前記本体軸44に螺合連結する一端側に前記ナット36が空転可能な細さに形成された細軸部分48を備えて構成され、その細軸部分48が、前記分離軸47を前記本体軸44に螺合連結した状態において1つの前記ナット36が前記本体軸44の雄ネジ37と前記分離軸47の雄ネジ37との何れにも螺合不能な長さ(図8(ロ)参照)で、かつ、接触する2つの前記ナット36の一方が前記本体軸44の前記雄ネジ37に螺合でき且つ他方が前記分離軸47の前記雄ネジ37に螺合できる長さ(図8(ハ)参照)に形成されている。
つまり、締め付け用のナット36a並びに緩み止め用のナット36bとの夫々は、本体軸44の雄ネジ37から分離軸47の雄ネジ37に跨って螺合させることはできず、本体軸44の雄ネジ37或いは分離軸47の雄ネジ37のいずれか一方にのみ選択的に螺合させることができる。また、接触する締め付け用のナット36aと緩み止め用のナット36aとは、その両方が本体軸44の雄ネジ37と分離軸47の雄ネジ37とのいずれにも螺合することなく細軸部分48に位置することができず、締め付け用のナット36aが本体軸44の雄ネジ37に螺合しながら緩み止め用のナット36bが分離軸47の雄ネジ37に螺合させることができる。
よって、テンション装置20を組み付ける際は、まず、分離軸47を本体軸44に連結螺合させて締結具31を軸部38が長い状態として、締め付け用のナット36aを締結具31の軸部38に螺合(図8(イ)参照)し、その締め付け用のナット36aを細軸部分48まで回転操作する(図8(ロ)参照)。その後、緩み止め用のナット36bを締結具31の軸部38の端部に螺合して、その緩み止め用のナット36bを締め付け用のナット36aに接触するまで昇降用チェーン14側に回転操作し、この接触する一対のナット36を回転操作させて締め付け用のナット36aを本体軸44の雄ネジ37に螺合させる(図8(ハ)参照)。そして、締め付け用のナット36aを、本体軸44における昇降用チェーン14に対して適正なテンションを付与する箇所まで回転操作(図8(ニ)参照)し、緩み止め用ナット36bを、締め付け用ナット36aに接触するまで回転操作した後、分離軸47を本体軸44から分離させて締結具31を軸部38が短い状態とする(図8(ホ)参照)。
尚、上記したナット36の移動手順は一例に過ぎないものであり、他の移動手順で行ってもよい。
図7に示すように、分離軸47における細軸部分48には、この丸軸状の細軸部分48を部分的に平坦面とすることにより分離軸回転操作用の異形部49が形成されている。また、本体軸44における支持枠39を連結する側の端部にも、分離軸回転操作用の異形部49と同様に本体軸回転操作用の異形部49が形成されている。
図4、図7に示すように、固定部材32の横側方には、昇降用チェーン14に対するテンションが許容範囲から外れたことを検出するテンション検出手段としてのリミットスイッチ52を支持する支持板51が固定状態に設けられている。また、支持板51には、ドグ40の移動量が作業者にて確認し易いように、支持板51にチェーン伸び検出シール53が貼付されている。そして、ドグ40は、昇降用チェーン14に対するテンションが許容範囲から外れることにより締結具31が大きく上方或いは下方に移動した際にリミットスイッチ52に接触するように、上端部と下端部とが折り曲げ形成されている。
図6に示すように、チェーン伸び検出シール53には、下方側から順に、NG、BEST、OK、ATT、NG、注意項目記載の範囲に区分けされており、昇降用チェーン14が適正な長さで且つ締め付け用ナット36aを設定位置に回転操作した状態で、且つ、無負荷状態の昇降台12を最下段に位置させた状態において、ドグ40の下端部がチェーン伸び検出シール53におけるBESTの範囲に位置するように構成されている。尚、注意項目記載の範囲には、「最下段・無負荷の状態でチェックのこと unloaded/nearL.A.D.」と記載されている。
そして、昇降用チェーン14に対するテンションが異常に小さくなり、ドグ40の上端部がチェーン伸び検出シール53における上方側に位置するNGの範囲の上端部まで移動した場合は、ドグ40の下端部がリミットスイッチ52に接触し、また、昇降用チェーン14に対するテンションが異常に大きくなり、ドグ40の上端部がチェーン伸び検出シール53における下方側に位置するNGの範囲の下端部まで移動した場合は、ドグ40の上端部がリミットスイッチ52に接触することにより、経年変化により昇降用チェーン14が伸びることや昇降用チェーン14が切れてしまう等により昇降用チェーン14のテンションが許容範囲から外れてしまう異常事態を検出することができる。
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、締結具31における支持部39を固定部材32の案内部32bにて軸心方向に沿って移動自在に案内するように構成したが、締結具31における軸部38を固定部材32の案内部32bにて軸心方向に沿って移動自在に案内するように構成してもよく、また、締結具31における軸部38と支持部39との両方を固定部材32の案内部32bにて軸心方向に沿って移動自在に案内するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、締結具31における軸部38と支持部39とを別体に構成したが、締結具31における軸部38と支持部39とを一体に構成してもよい。
(2) 上記実施の形態では、締結具31における支持部39にてテンション輪体34を回転自在に支持し、このテンション輪体34に索条体14を巻き掛けて索条体14に対してテンションを付与するように構成したが、締結具31における支持部39に索条体14の端部を連結することによって索条体14に対してテンションを付与するように構成してもよい。
(3) 上記実施の形態では、スプリング33を、固定部材32と締結具31に螺合させたナット36との間に圧縮状態に設けた圧縮スプリングとしたが、例えば、締結具31の支持部39を索条体14の端部に連結する際に締結具31の支持部39と索条体14の端部との間に引っ張りスプリングを介在させる等、スプリング33を引っ張りスプリングにて構成してもよい。
(4) 上記実施の形態では、分離軸47における細軸部分48を部分的に平坦にして分離軸回転操作用の異形部49を形成したが、分離軸47における他端部の中心部分を軸心方向に凹入形成して分離軸回転操作用の異形部49を形成してもよい。
(5) 上記実施の形態では、索条体14を、スタッカークレーン3における昇降台12を支持する昇降用チェーンとしたが、チェーンコンベアのチェーン等、スタッカークレーン以外に用いられるチェーンでもよく、また、チェーン以外に、ロープ、ベルト、或いは、ワイヤー等の他の索条体でもよい。
自動倉庫の斜視図 スタッカークレーンの側面図 スタッカークレーンの上部側面図 テンション装置の正面図 テンション装置の側面図 チェーン伸び検出シールを示す図 締結具の軸部を示す図 締結具のナット取り付け作用図
符号の説明
14 索条体
20 テンション装置
31 締結具
32 固定部材
33 スプリング
36 ナット
37 雄ネジ
38 軸部
44 本体軸
45 雌ネジ部
46 雄ネジ部
47 分離軸
48 細軸部分

Claims (3)

  1. 一対のナットが螺合する雄ネジが軸部に形成されている締結具が、固定部材に対して軸心方向に相対移動可能に設けられ、前記締結具を前記固定部材から離間する側に付勢するスプリングが設けられ、前記スプリングの付勢による前記締結具の移動により索条体に対してテンションを付与するように構成されているテンション装置であって、
    前記締結具の軸部が、前記索条体側の本体軸と、この本体軸における前記索条体から離れる側の端部に形成された雌ネジ部に分離可能に螺合連結される雄ネジ部を備えた分離軸とで構成され、
    前記分離軸が、前記本体軸に螺合連結する一端側に前記ナットが空転可能な細さに形成された細軸部分を備えて構成され、
    その細軸部分が、前記分離軸を前記本体軸に螺合連結した状態において1つの前記ナットが前記本体軸の雄ネジと前記分離軸の雄ネジとの何れにも螺合不能な長さで、かつ、接触する2つの前記ナットの一方が前記本体軸の前記雄ネジに螺合でき且つ他方が前記分離軸の前記雄ネジに螺合できる長さに形成されているテンション装置。
  2. 前記分離軸における前記細軸部分に、分離軸回転操作用の異形部が形成されている請求項1記載のテンション装置。
  3. 前記スプリングが、前記固定部材と前記締結具に螺合させたナットとの間に、前記締結具を前記固定部材から離間する側に付勢するように圧縮状態に設けられ、
    前記締結具における前記索条体に対してテンションを付与するテンション輪体を回転自在に支持する支持部が、前記固定部材の案内部にて前記軸心方向に沿って移動自在に案内されるように構成されている請求項1又は2記載のテンション装置。
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