JP2007119139A - エレベーターの制御装置 - Google Patents

Abstract

【課題】混雑したかご内でも行先階呼び登録ができるエレベーターの制御装置の提供。
【解決手段】エレベーターかご内を撮影するカメラ２をかご内に設け、このカメ２が撮影した画像を記録する画像記録装置３と、この画像記録装置３からかご内の乗客が示した指の数の画像を取り出し認識する画像抽出・認識装置４と、この画像抽出・認識装置４の認識結果によりエレベーターの運転制御装置へ必要な制御指令を発する指令装置６と、この指令装置の信号が伝わったことをかご内に知らせる放送装置８を有する構成とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、エレベーターの行先階呼び登録に有効なエレベーターの制御装置に関するものである。

この種の装置としては、エレベーターかご内に、かご内を撮影するカメラと、人の動きに反応する人感センサを利用し前記カメラが撮影した画像を記録する画像記録装置と、この画像記録装置から乗客が示した手話の画像を取り出し認識する画像抽出・認識装置と、この画像抽出・認識装置の認識結果によりエレベーターの運転制御装置へ必要な制御指令を発する指令装置とを有することを特徴とするエレベーターの制御システムが知られている（特許文献１参照）。
特開２００１−１６３５３１公報

特開２００１−１６３５３１号は、視覚障害者或いは手話を知っている人が対象であるため、手話を知っている人以外はエレベーター行先階を登録することができないという問題と、視覚障害者の場合、エレベーター行先階登録が登録されたか否かが判らないという問題があった。

本発明は、上記の問題点を解決するために検討したものであり、指の数でエレベーターの行先階を判別し、目的の行先階を登録できるエレベーター行先登録装置の提供を目的とする。

エレベーターかご内に、かご内の映像を撮影するカメラと、前記カメラの撮影した画像を記録する画像記録装置と、この画像記録装置から乗客が示した指の画像を取り出し認識する画像抽出・認識装置と、この画像抽出・認識装置の認識結果によりエレベーターの運転制御装置へ行先階呼び登録指令を発する指令装置とを有した構成とすることにより達成される。

エレベーターかご内が混雑し、エレベーターかご内操作盤の釦が押せない場合でも、利用者が希望するかご呼びを簡単に登録することができる。

上記に加え、行先階呼びが登録されたことにより、登録されたことを確認することができる。

以下、本発明実施形態を図１を用いて説明する。

図１は本発明の一実施形態を示すシステム図である。エレベーターのかご９内にはかご内を撮影できるカメラ２が取り付けられている。カメラ２は、かご内を常時撮影する。撮影した映像情報は、エレベーター機械室にある画像記録装置３で常時録画する。

今、エレベーターの乗客１がカメラ２に向かって行先階の階数を旨で示すと、その画像を画像記録装置３が記録する。次に画像抽出・認識装置４は、前記記録の画像から、エレベーターの乗客１の指の数を抽出し、前記の抽出画像と画像認識パターン５を照合し、行先階の階数を認識する。その後、認識した階の行先階呼び登録を指令装置６からエレベーターの運転制御装置７へ行先階呼び登録指令を発する。この行先階呼び登録指令に従って、前記エレベーターの運転制御装置７が行先階を登録する。また、行先階を登録するとエレベーターのかご９に設置されている放送装置８から行先階を登録したことを伝える放送をかご内に放送する。

本発明の一実施形態を示すシステム図である。

符号の説明

１ エレベーターの乗客
２ かご内カメラ
３ 画像記録装置
４ 画像抽出・認識装置
５ 画像認識パターン
６ 指令装置
７ エレベーターの運転制御装置
８ かご内放送装置
９ エレベーターのかご

Claims (2)

1. エレベーターかご内に、エレベーターかご内の映像を撮影する手段を有し、前記撮影手段が撮影した画像を記録する画像記録装置と、この画像記録装置から乗客の指により示された指の画像を取り出し認識する画像抽出・認識装置と、この画像抽出・認識装置の認識結果によりエレベーターの運転制御装置へ所定の行先階呼び登録指令を発する指令装置とを有するエレベーターの制御装置。
2. 上記請求項１において、エレベーターの行先階呼び登録が行なわれると、かご内に行先階呼び登録されたことを放送する放送装置とを有するエレベーターの制御装置。

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