JP2007119039A - 畳み可能なプラスチック容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種の薬液や液状調味料や飲料等の液体を充填するためのプラスチック容器であって、使い終わった後の廃容器を押し潰すことにより減容された資源ごみとして廃棄できるものを提供する。
【解決手段】 プラスチック容器1は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン又はそれらの樹脂に低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレンランダム重合体を配合したポリオレフィン樹脂をブロー成形して構成する。胴体部3の上部及び下部には、胴体部3を縮径する段差部5a,5bが形成されている。押圧点表示部6が設けられた稜線部4の上方及び下方に縦方向(高さ方向)には線状リブ(凹状溝リブ)7,8が形成されている。押圧点表示部6及び線状リブ7,8は少なくとも1角部の稜線部4上に設けられるが、より適切には対象方向の2角部の稜線部4,4上に設けるのが望ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製容器に係り、特にプラスチック成形体からなる各種の薬液や液状調味料や飲料、洗剤等の液体を充填するための家庭用から工業用にわたって広範に使用されている液体容器に関する。
これらのプラスチック容器の殆どは使い捨てが多く、時代のニーズからも廃棄時に減容化できるものが求められている。特にプラスチック成形体からなる各種の薬液や各種の液状調味料や飲料、洗剤等の液体を充填するための容器であり、ポリエチレン樹脂等の高分子材料によって、例えば高密度ポリエチレンを主体としこれに低密度ポリエチレン等の軟質材料を混合してブロー成形法等を用いて、ほぼ円筒形状あるいは直方体形状等に成形された容器である。
また、この種のプラスチック容器は従来より家庭用から工業用にわたり非常に広範囲に使用されているが、一方で使用後の空容器の廃棄に際して、保管場所、取り扱い、輸送、資源ごみとしての回収にいろいろな問題があり、そのまま放置しても自然崩壊しないため、自然環境破壊の原因ともなっていた。
近年このような問題を解決するために、例えば特開平8−119247、特開2000−168756、特開2001−10624、特開2002−160719、特開2003−2314等にみられるように、角形あるいは丸形等の容器の胴体部にリブあるいは凹状の溝部を設けることにより、この部分を起点として押し潰し状態に折り曲げできるようにしたものが提案されている。
特開平8−119247公報 特開2000−168756公報 特開2001−10624公報 特開2002−160719公報 特開2003−2314公報
しかし、これらのものは構造の複雑なものや、いずれも押し潰した後、保管中あるいは放置中に容器構成材料自体が持っている剛性のために、元の形状近くに復元してしまい、減容効果が完全ではなかった。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、使用後廃棄する際に、押し潰した後保管あるいは放置しても元の形状に戻ることなく完全に押し潰した状態を維持することができ、空容器の完全な減容化が達成でき保管場所、取り扱い、輸送、資源ごみとしての回収等の効率改善に顕著な効果の得られるプラスチック容器を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係る折り畳み可能なプラスチック容器は、容器上面にキャップ付きの口部を有し、容器胴体部はほぼ直方体形状に構成され、この胴体部は周方向において4面の壁面及びこの壁面の境界に位置する4個の角部を有し、この角部の少なくとも1角部の稜線部上に、実質的に平坦面を上下になす帯状に延びる面取部を形成し、この面取部の上下方向における中央部を押圧して押し潰すことを表示する押圧点表示部を容器に設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る折り畳み可能なプラスチック容器は、前記請求項1に記載した押圧点表示部を設けた稜線部上の上方及び下方に、押し潰されて折れ曲がった形状を保持する支えとなるとともに、この押圧点表示部をより目立たせるための線状リブ(例えば凹状溝リブ)を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る折り畳み可能なプラスチック容器は、前記請求項1におけるプラスチック容器には胴体部の補強のため、並びに押し潰した形状を保持するため、胴部の上部及び下部に胴部を縮径する段差部を形成し、更に胴体部周りの肉厚において、胴体壁面部に比べて角部の稜線部面の肉厚を薄肉に構成し、この部分を境界として壁面を折り返し易くしたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に係る折り畳み可能なプラスチック容器は、前記請求項1におけるプラスチック容器の胴体壁面部に、押圧点表示部を設けた稜線部側を底辺とし、胴体平面の反対側稜線付近を頂点とするほぼ三角形状で、かつ、各頂点に適当な丸みをもたせた三角形状段差面を形成することにより、この押圧点表示部を指で容器の中心部に向かって押し込んだ際に、前記線状リブを折れ曲がり起点として胴体壁面部に形成したこの三角形の斜辺に沿って内側に折れ込んで押し潰しでき、元の形状に復元しないようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に係る折り畳み可能なプラスチック容器は、前記請求項1又は4において、胴体壁面部に設けた三角形状段差面の代わりに、胴体壁面部の全面に均等な間隔をあけて複数の水平方向の凹状溝リブを形成したことを特徴とするものである。
上記本発明によれば、上部に液体注出用の口部が設けられ、液体を充填するための容器胴部がほぼ直方体形状のプラスチック容器であって、高密度ポリエチレンを主体とし、これに適正な柔軟性及び落下強度を向上するために低密度ポリエチレン等の軟質材を混合してブロー成形法で成形したものであり、構造が簡単なため通常の型を用いて効率良く製造することができる。
また、容器胴体部の稜線部に凹状溝及び胴体壁面部にほぼ三角形状段差面を設けることにより、容易に押し潰しができるようになり、押し潰した後の容器の元の形状への復元を阻止するものでありながら容器使用時における補強効果が得られるため、成形容器の薄肉化が可能となり軽量化並びに製造コストの削減が可能である。
さらに、使用後容器胴体部を横向きに、手により簡単に押し潰すことができ、廃棄時の減容化が達成できる。更に押し潰した後、元の形状への復元が完全に押さえられるので、押し潰した容器を互いに積み重ねることができ、大量に扱う事業所等での保管及び取り扱いが容易であり作業効率が向上する。
図1は本発明に係るプラスチック容器の外観斜視図、図2は図1における胴部のA−A断面図、図3はプラスチック容器を押し潰した状態を示す全体斜視図、図4は別の実施形態を示すプラスチック容器の外観斜視図である。
図1に示すように、プラスチック容器1はブロー成形されたものである。プラスチック容器1の上面中央部には液体を注入あるいは注出するためのキャップ付きの口部2が設けられている。このプラスチック容器1の全体形状はほぼ直方体形状に構成されており、3は胴体部、4は稜線部であって胴体部3の壁面の境界に位置する角部をなしている部分である。稜線部4はほぼ平坦面を有する面取り形状若しくは湾曲形状に形成されており、また胴体部3の肉厚は角部の稜線部4を壁面部に比べて薄肉に形成されている。6は押圧点表示部であってプラスチック容器1を押し潰す際の押圧する部位を標示している。押圧点表示部6は稜線部4の上下方向のほぼ中央部に位置し、指で押すために適した直径の円形状に窪ませて形成されている。
プラスチック容器1の胴体部3の上部及び下部には、胴体部3の補強のため並びに押し潰した形状を保持するため、胴体部3を縮径する段差部5a,5bが形成されている。7,8は線状リブであって押圧点表示部6が設けられた稜線部4の上方及び下方に縦方向(高さ方向)に形成されている。押圧点表示部6及び線状リブ7,8は少なくとも1角部の稜線部4上に設けられるが、より適切には対象方向の2角部の稜線部4,4上に設けるのが望ましい。なお、図示しないが、胴体部3の壁面にシュリンクフィルムを巻くなどの外装を施す場合は、外装には押圧点表示部6に対応する部位に押圧指標を図示又は文字により表示する。
胴体部3の4面をなす壁面部には、段差面状リブ9が形成されている。この段差面状リブ9は押圧点表示部6が設けられた稜線部4側を底辺とし、押圧点表示部6が形成されていない稜線部4側の上下方向のほぼ中央部を頂点とするほぼ三角形状をなし、かつ、三角形状の各頂点は適当な丸みを帯びた形状となっている。上記のように構成したことにより、押圧点表示部6を指で容器の中心部方向に向かって押し込んだ際、線状リブ7,8を折れ曲がり起点として胴体壁面部3に形成されているほぼ三角形の両斜辺9a,9bに沿って内側に折れ込んで押し潰され、押し潰した状態から元の形状に復元しないように保持されるものである。
上記のごとく構成することにより、プラスチック容器1の容積は元の容積に比べて30〜70%に減容され、胴体部3の壁面に形成されたほぼ三角形状の折り返し境界段部で反転した状態で押し潰されるので、容器構成材料であるプラスチック材料の弾性復元応力が打ち消され、一旦押し潰した状態から復元することはない。
図3はプラスチック容器1を押し潰した状態を示すもので、胴体部3の両側から容器中心部に向かって押し潰される。このように、押し潰した状態で積み重ねて保管することが可能となり、散乱することなく整理整頓することができ、運搬等の取り扱いにおいても作業性が向上できる。
図4は本発明の別の実施形態を示すもので、胴体部3の壁面に設けるリブを、図1に示す胴体部3の壁面に設けたほぼ三角形状の段差面状リブ9の代えて、胴体部3の壁面全面に均等な間隔で複数の水平方向の凹状溝リブ10を形成したものである。押圧点表示部6を指で押して容器を押し潰した際、胴体部3の壁面に設けた凹状溝リブ10に沿ってそれぞれ折れ込みが進行するので、容易に押し潰すことができる。
本発明に係るプラスチック容器1は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン又はそれらの樹脂に低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレンランダム重合体を配合したポリオレフィン樹脂をブロー成形して構成される。すなわち、これらの樹脂をブロー成形してなるプラスチック容器1は、押出しブロー成形性に優れるとともに、容器自体の剛性が十分得られ、しかも押し潰した容器は確実にその状態に維持されるものが得られるので好適である。
本発明に係るプラスチック容器の外観斜視図である。 図1における胴部のA−A断面図である。 プラスチック容器を押し潰した状態を示す全体斜視図である。 別の実施形態を示すプラスチック容器の外観斜視図である。
符号の説明
1 プラスチック容器
2 口部
3 胴体部
4 稜線部
5a,5b 段差部
6 押圧点表示部
7,8 線状リブ
9 段差面状のリブ
9a,9b 三角形の斜辺
10 複数の凹状溝リブ

Claims (5)

  1. 容器上面にキャップ付きの口部を有し、容器胴体部はほぼ直方体形状に構成され、この胴体部は周方向において4面の壁面及びこの壁面の境界に位置する4個の角部を有し、この角部の少なくとも1角部の稜線部上に、実質的に平坦面を上下になす帯状に延びる面取部を形成し、この面取部の上下方向における中央部を押圧して押し潰すことを表示する押圧点表示部を容器に設けたことを特徴とする折り畳み可能なプラスチック容器。
  2. 前記請求項1に記載した押圧点表示部を設けた稜線部上の上方及び下方に、押し潰されて折れ曲がった形状を保持する支えとなるとともに、この押圧点表示部をより目立たせるための線状リブを設けたことを特徴とするプラスチック容器。
  3. 前記請求項1におけるプラスチック容器には胴体部の補強のため、並びに押し潰した形状を保持するため、胴部の上部及び下部に胴部を縮径する段差部を形成し、更に胴体部周りの肉厚において、胴体壁面部に比べて角部の稜線部面の肉厚を薄肉に構成し、この部分を境界として壁面を折り返し易くしたことを特徴とする折り畳み可能なプラスチック容器。
  4. 前記請求項1におけるプラスチック容器の胴体壁面部に、押圧点表示部を設けた稜線部側を底辺とし、胴体平面の反対側稜線付近を頂点とするほぼ三角形状で、かつ、各頂点に適当な丸みをもたせた三角形状段差面を形成することにより、この押圧点表示部を指で容器の中心部に向かって押し込んだ際に、前記線状リブを折れ曲がり起点として胴体壁面部に形成したこの三角形の斜辺に沿って内側に折れ込んで押し潰しでき、元の形状に復元しないようにしたことを特徴とする折り畳み可能なプラスチック容器。
  5. 前記請求項1又は3において、胴体壁面部の全面に均等な間隔をあけて複数の水平方向の凹状溝リブを形成したことを特徴とする折り畳み可能なプラスチック容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105501624A (zh) * 2016-01-20 2016-04-20 无锡迪斯凯包装容器有限公司 一种可叠加方桶
JP2016132469A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 ホシザキ電機株式会社 タンク

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