JP2016132469A - タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部の視認性および空間の利用効率を改善できるタンクを提供する。【解決手段】タンク10は、側面の少なくとも一部を構成する側平面20と、側平面20に対して傾斜した傾斜面22を備える。傾斜面22は、傾斜面22に一体成型された凸形状の表示部30を備える。【選択図】図5
Description
この発明はタンクに関し、とくに表示部の形状に関する。
タンクにおいて、情報の表示を行うための文字等を、タンクと一体に凸形状に形成することが知られている。たとえば特許文献1では、1つの面に情報を凹凸文字で表示することが記載されている。
図7および図8に、このような構成において表示される情報の具体例を示す。タンク100の側面101に、表示部102が凸形状に一体成型されている。
しかしながら、従来の技術では、表示部の視認性および空間の利用効率の点で問題があった。
たとえば図7および図8の例では、表示部102が前面(矢印方向の面)および側面に延在しているが、容量を示す「5l」という文字は側面のみに成形されている。このため、前方からでは文字を読み取ることができず、視認性が低い。
また、図7および図8の例では、表示部102が側面方向に凸形状となっているので、タンク100の横方向の寸法が表示部102の厚みT1だけ大きくなる。このため、タンク100を横方向に複数並べて配置する場合や、タンク100の側面を壁に接触させて配置する場合に、空間の利用効率が低くなる。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、表示部の視認性および空間の利用効率を改善できるタンクを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係るタンクは、側面の少なくとも一部を構成する側平面と、側平面に対して傾斜した傾斜面とを備え、傾斜面は、傾斜面に一体成型された凸形状の表示部を備える。
この発明に係るタンクによれば、表示部が傾斜面に配置されるので、前方および側方から容易に文字を読み取ることができ、視認性が高くなる。また、表示部が側平面を超えて突出しないので、タンクを配置する際に表示部が邪魔にならず、空間の利用効率が高くなる。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図5に、実施の形態1に係るタンク10の構成を示す。図1は右側面図であり、図2は上面図であり、図3は部分正面図であり、図4は部分右側面図であり、図5は斜め右上前方から見た部分斜視図である。図1〜図5には、X,YおよびZ軸からなる直交空間座標系の座標軸を示している。
実施の形態1.
図1〜図5に、実施の形態1に係るタンク10の構成を示す。図1は右側面図であり、図2は上面図であり、図3は部分正面図であり、図4は部分右側面図であり、図5は斜め右上前方から見た部分斜視図である。図1〜図5には、X,YおよびZ軸からなる直交空間座標系の座標軸を示している。
図1に全体の構成を示す。タンク10は、貯蔵空間を構成する本体11と、開口12とを備える。タンク10は、たとえば液体を貯蔵するために用いられる。本体11は、側平面20と、前面21と、傾斜面22とを備える。
側平面20は、側面の少なくとも一部を構成する平面である。本実施形態では側平面20が側面全体を構成しているが、側面は側平面20以外の構造(平面または曲面等)を含んでもよい。本体11を構成する複数の面のうち、いずれを側平面20と解釈するかは、任意に決定可能であるが、たとえば面積(または、当該面の法線方向におけるタンク10の投影面積)が最も大きい面を側平面20とすることができる。
図1〜図5では、側平面20の法線方向をX軸方向とする。なお、図2等示すように本体11は両側に側平面を備えるが、本実施形態では、これらのうちX軸正方向側にあるものを側平面20とする。すなわち、側平面20についてX軸正方向側は本体11の外側方向であり、X軸負方向側は本体11の内側方向である。また、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を、それぞれ横方向、前後方向および上下方向と定義する。
前面21は、本実施形態では全体が平面であり、側平面20に対して垂直であり、その法線方向はY軸方向である。ただし、前面21は側平面20に対して垂直でないものであってもよく、平面を含まないものであってもよい。
傾斜面22は、図2および図5に示すように、側平面20に対して傾斜した面である。本実施形態では全体が平面で構成されるが、曲面を含んでもよく、また全体が曲面で構成されてもよい。円筒面の一部を構成するいわゆる「Cカット」を含んでもよい。傾斜面22は、側面(この例では側平面20)および前面21に接続して形成される。側平面20に対する傾斜面22の傾斜角は、図2の例ではθ(ただしθ<90度)であり、側平面20に対して内側方向となる。なお、傾斜面22が曲面を含む場合には、傾斜面22内の位置に応じてθが変化する場合がある。
図1〜図5に示すように、本体11は、貯蔵空間を構成するための面を他に備えてもよい。本実施形態では上面、底面、背面等を備えるが、これらについては説明を省略する。これらの面は、公知技術に基づいて構成されてもよい。
傾斜面22は表示部30を備える。表示部30は、情報を表示するために凸形状に形成された構造であり、傾斜面22に一体成型されている。表示部30は、たとえば図1に示すように、液体の貯蔵量を表示する。
凸形状の厚みは、たとえば図2に示すようにTである。図4および図5に示すように、表示部30は、貯蔵される液体の量を特定する基準位置を示す表示線31と、その基準位置によって特定される量を表す表示文字32とを含む。表示線31は水平方向の直線によって構成され、前面21に形成される前面部分31aと、傾斜面22に形成される傾斜面部分31bとを含む。表示文字32は文字、数字、記号等によって構成される。本実施形態では表示文字32の全体が傾斜面22に形成されているが、一部が前面21に形成されてもよい。
表示部30は、側平面20には形成されない。また、図2に示すように、表示部30は、側平面20を超えて突出しない。すなわち、表示部30のX軸方向における外側端のX座標は、側平面20のX座標よりも小さい。
図2に示すように、傾斜面22の傾斜は、側平面20に対して内側方向なので、図3に示すように本体11の前方(Y軸正方向側)から本体11を見ると、傾斜面22に形成された表示部30が視認可能となる。また、傾斜角θは90度未満であるので、図4に示すように本体11の側方(X軸正方向側)から本体11を見ても、傾斜面22に形成された表示部30が視認可能となる。
このように、本発明に係るタンク10によれば、表示部30を傾斜面22に配置したことにより、前方および側方から容易に表示部30を読み取ることができ、視認性が高くなる。
図6に、タンク10を壁構造40に接触させて配置する場合の位置関係の例を示す。壁構造40は、鉛直な平面である壁面41と、壁面41の前方内側に形成されたコーナー部42とを備えるものとする。コーナー部42は、壁面41に対してタンク10側(すなわちX軸負方向側)に突出して形成されている。
表示部30は側平面20には形成されず、また側平面20を超えて突出しないので、側平面20を壁面41に接触させてタンク10を配置する場合に、表示部30が干渉せず、側平面20と壁面41とを密着させることができる。また、傾斜面22は側平面20に対して内側に傾斜しているので、コーナー部42が内側に突出していても、タンク10を奥寄りに(Y座標を調整して)配置すれば、図6のようにコーナー部42を回避し、側平面20と壁面41とを密着させることができる。
このように、本発明に係るタンク10によれば、表示部30を傾斜面22に配置したことにより、側平面20と壁面41とを密着させることができるので、空間の利用効率が低くなる。なお、図6ではタンク10を壁構造40に接触させて配置する場合の例を示しているが、壁構造40以外の平面的構造に接触させて配置する場合や、複数のタンク10を横方向に(X軸方向に)並べて配置する場合も同様である。とくに、複数のタンク10を横方向に並べて配置する場合には、利用効率の改善効果が累積されるので、より効果的である。
また、図6に示すように、タンク10の右側(たとえば側平面20の全体)が壁構造40により覆われていても、傾斜角θに応じた範囲で表示部30(少なくともその一部)が視認可能であり、視認性がより高くなる。
なお、図6の例では前方から表示部30の全体を見ることができないが、少なくとも、前面21に形成された部分(本実施形態では前面部分31a)の全体および傾斜面22に形成された部分(本実施形態では傾斜面部分31bおよび表示文字32)の一部は見ることができるので、表示部を側面のみに設けた従来の構成と比較すると、より高い視認性を得ることができる。さらに、壁構造40の形状が既知である場合には、壁構造40の形状を考慮して表示部30の位置や大きさ等を設計すれば、表示部30の全体を視認できる角度範囲を適切に確保することが可能である。
このような壁構造40およびコーナー部42は、たとえばキャビネットスタンドの一部として設けられる場合がある(キャビネットスタンドの全体構成についてはとくに図示しない)。キャビネットスタンドは、その内部にタンク10を1つ以上配置できるように構成され、キャビネットスタンドの前面(Y軸正方向)には、タンク10が出し入れ可能となるように開口が設けられる。また、開口には開閉可能な扉が設けられてもよい。図6の例では、タンク10の前面21がキャビネットスタンドの前面の開口から突出しており、コーナー部42は、前面に設けられる扉に対向する開口縁であると表現できる。
このようなキャビネットスタンドに関連して、タンク10の近傍に、液体を用いる装置を配置することができる。たとえばこの装置が給茶機等の飲料ディスペンサーである場合には、タンク10を給水タンクとして、または排水タンクとして用いることができる。このような装置は、たとえばキャビネットスタンドの上面に載置することができる。また、複数のタンク10を、キャビネットスタンド内に横方向に(X軸方向に)並べて配置できるよう構成してもよい。
このようにすると、装置の近くに液体の供給源や排水路がない場合(たとえば飲料ディスペンサーの近くに飲料水の水道等がない場合)でも、タンク10から装置へと液体が供給されるように、または、装置からタンク10へと排液が排出されるように構成すれば、装置を適切に動作させることができる。また、使用者が適宜タンク10の入れ替え作業を行えば、給水タンクが空になった場合や、排水タンクが満杯となった場合等でも、さらに装置を継続して動作させることができる。
以上説明するように、本発明に係るタンク10によれば、表示部30が傾斜面22に配置されるので、前方および側方から容易に表示部30の内容を読み取ることができ、視認性が高くなる。また、表示部30が側平面20を超えて突出しないので、タンク10を配置する際に表示部30が邪魔にならず、空間の利用効率が高くなる。
10 タンク、20 側平面、22 傾斜面、30 表示部。
Claims (1)
- 側面の少なくとも一部を構成する側平面と、
前記側平面に対して傾斜した傾斜面と
を備え、
前記傾斜面は、前記傾斜面に一体成型された凸形状の表示部を備える、タンク。
Priority Applications (1)
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JP2015008386A JP2016132469A (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | タンク |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS53117608U (ja) * | 1977-02-25 | 1978-09-19 | ||
JPS5421813U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-13 | ||
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JP2007119039A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Kyoraku Co Ltd | 畳み可能なプラスチック容器 |
JP3150524U (ja) * | 2009-03-03 | 2009-05-21 | 武 鈴木 | 目盛り付きペットボトル |
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