JP2007118455A - 木材の加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木材の圧縮前後における形状変化が大きい場合であっても、その木材に割れを生じさせることなく成形することを可能にする木材の加工方法を提供する。
【解決手段】木材を加工前の形状とは異なる3次元形状に圧縮加工する際、前記木材を1次元方向に圧縮する1次圧縮工程と、前記1次圧縮工程で圧縮した前記木材からブランク材を形取る形取工程と、前記形取工程で形取った前記ブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮する2次圧縮工程と、を有し、前記1次元方向を、前記木材の繊維方向と略直交する方向であるとともに、前記2次圧縮工程で前記ブランク材を前記一対の金型によって挟持するとき、一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向と直交する方向とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、木材を圧縮することによって3次元形状に加工する木材の加工方法に関する。
近年、自然素材である木材が注目されている。木材はさまざまな木目を有するため、原木から形取る箇所に応じて個体差が生じ、その個体差が製品ごとの個性となる。また、長期の使用によって生じる傷や色合いの変化自体も、独特の風合いとなって使用者に親しみを生じさせることがある。これらの理由により、合成樹脂や軽金属を用いた製品にはない、個性的で味わい深い製品を生み出すことのできる素材として木材が注目されており、その加工技術も飛躍的に進歩しつつある。
従来、かかる木材の加工技術として、吸水軟化した一枚の木材を圧縮し、その木材を圧縮方向と略平行にスライスして板状の一次固定品を得た後、この一次固定品を加熱吸水させながら所定の3次元形状に成形する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、軟化処理した状態で圧縮した一枚の木材を仮固定し、この木材を型に入れて回復させることによって型成形する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。これらの技術では、木材の個体差や種類、加工後の木材の強度やその用途などを含むさまざまな点を考慮して、木材の肉厚や圧縮率が決められる。
特許第3078452号公報 特開平11−77619号公報
しかしながら、上述した従来の木材加工技術では、木材表面が所望の木目をなすように木目優先の形取りを行うと、その形状が型枠の形状から大きく逸脱してしまう場合があった。このような場合には、形取った木材の形状を大きく変形させなければならず、圧縮の際に木材に割れを生じやすかった。すなわち、圧縮による木材の形状変化が大きい場合には、その木材に割れを生じさせることなく成形することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、木材の圧縮前後における形状変化が大きい場合であっても、その木材に割れを生じさせることなく成形することが可能な木材の加工方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の発明は、木材を加工前の形状とは異なる3次元形状に圧縮加工する木材の加工方法であって、前記木材を1次元方向に圧縮する1次圧縮工程と、前記1次圧縮工程で圧縮した前記木材からブランク材を形取る形取工程と、前記形取工程で形取った前記ブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮する2次圧縮工程と、を有し、前記1次元方向は、前記木材の繊維方向と略直交する方向であるとともに、前記2次圧縮工程で前記ブランク材を前記一対の金型によって挟持するとき、一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向と直交する方向であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブランク材は、前記2次圧縮工程の前後で異なる3次元形状をなすことを特徴とする。
この発明において「異なる3次元形状をなす」とは、ブランク材の形状が、2次圧縮工程の前後で金型の相対移動方向における厚さの単なる減少に伴って圧縮前の形状から相似的に変化することを超えて、本質的に2次圧縮前とは異なる形状に変化することを意味する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記2次圧縮工程における圧縮率が前記1次圧縮工程における圧縮率よりも大きいことを特徴とする。
この発明における圧縮率とは、圧縮による木材の肉厚の減少分(Δt)とその木材の圧縮前の肉厚(t0)との比の値(Δt/t0)のことを意味する。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項記載の発明において、前記1次圧縮工程は、大気中で行われることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の発明において、前記1次圧縮工程で圧縮する前記木材は、原木から製材した角材であることを特徴とする。
本発明に係る木材の加工方法によれば、木材を加工前の形状とは異なる3次元形状に圧縮加工する際、前記木材を1次元方向に圧縮する1次圧縮工程と、前記1次圧縮工程で圧縮した前記木材からブランク材を形取る形取工程と、前記形取工程で形取った前記ブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮する2次圧縮工程と、を有し、前記1次元方向を、前記木材の繊維方向と略直交する方向であるとともに、前記2次圧縮工程で前記ブランク材を前記一対の金型によって挟持するとき、一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向と直交する方向とすることにより、木材の圧縮前後における形状変化が大きい場合であっても、その木材に割れを生じさせることなく成形することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、実施の形態と称する)を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法の処理の概要を示すフローチャートである。同図に示すように、本実施の形態に係る木材の加工方法は、原木から木材を製材する製材工程(ステップS1)と、この製材工程で製材した木材を所定の1次元方向に圧縮する1次圧縮工程(ステップS2)と、この1次圧縮工程で圧縮した木材からブランク材を形取る形取工程(ステップS3)と、この形取工程で形取ったブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮することによって圧縮前のブランク材の形状とは異なる3次元形状を形成する2次圧縮工程(ステップS4)と、を有する。
図2は、製材工程(ステップS1)の概要を模式的に示す図である。同図に示すように、原木1を製材して得られる木材2は、その長手方向が原木1の繊維方向Lと略平行な角材となるように切削等によって削り出される。このように木材2を角材とすることにより、後述する1次圧縮工程を容易にするとともに、1次圧縮工程における圧縮の精度を高め、本実施の形態に係る木材の加工方法によって形成される圧縮木製品の圧縮率(圧縮による木材の肉厚の減少分とその木材の圧縮前の肉厚との比の値)を場所によらず均一とすることができる。原木1は、ヒノキ、ヒバ、桐、杉、松、桜、欅、黒檀、竹、チーク、マホガニー、ローズウッドなどの無垢材の中から、加工後の用途などに応じて最適なものを選択すればよい。なお、この製材工程では、原木1を丸太(丸材)に製材してもよい。
次に、木材2の1次圧縮工程(ステップS2)について説明する。図3−1は、1次圧縮工程の木材圧縮前の状態を模式的に示す図であり、図3−2は、1次圧縮工程の木材圧縮後の状態を模式的に示す図である。以後、1次圧縮前後の木材を区別するために、1次圧縮後の木材を木材3と称する。図3−1および図3−2に示す1次圧縮工程では、木材2を二つの金型51および61によって保持し、木材2に圧縮力を加える。二つの金型のうち木材2の上方から木材2に圧縮力を加える金型51は平板状をなし、その金型51の上方に配置されるプレス機100(図では下端部のみ記載)によって下方へと押圧される。他方、木材2の下方から木材2に圧縮力を加える金型61は、木材2を収容保持可能な凹型形状をなしている。
木材2には、上述した構成を有する金型51および61により、図3−1の鉛直方向すなわち図3−1に示す座標系でz軸方向に圧縮力が加えられる。図3−1の木目Gの模様と図2の木目Gの模様とを比較すれば明らかなように、木材2の繊維方向Lは図3−1の座標系でx軸方向と略平行である。なお、図3−1の座標系のy軸方向は、上述したz軸方向およびx軸方向にそれぞれ直交する方向である。
圧縮前の木材2の鉛直方向の肉厚をHとし(図3−1を参照)、圧縮後の木材3の鉛直方向の肉厚をhとする(図3−2を参照)と、1次圧縮工程における圧縮率C1=(H−h)/Hの値は、0.1〜0.2程度である。この1次圧縮工程は大気中で実施可能であるが、木材2の材質や角材の削り出し方によっては、2次圧縮工程と同様に大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で行ってもよい。
続いて、木材3から平板状ではない3次元形状をなすブランク材の形取りを行う(ステップS3)。図4は、この形取工程によって得られたブランク材の構成例を模式的に示す斜視図である。また、図5は、図4のA−A線断面図である。これらの図に示すブランク材4は、略椀状をなしてほぼ均一な肉厚(Tとする)を有する主板部41を備え、最終加工品である圧縮木製品の容積に対し、後述するステップS4の2次圧縮工程によって減少する分の容積を予め加えた容積を有する。主板部41の外側面41aおよび内側面41bは板目面をなす(内側面41bは図示せず)。なお、図4のB−B線断面は、寸法が異なる点を除いて、図5に示すA−A線断面と略同形をなす。
図6は、表面が板目面をなすブランク材4の木材3からの形取位置を説明するための模式図であり、具体的にはブランク材4の断面(図5に対応)と木材3の側面(図3−2の状態に対応)の年輪部分の木目Gとの関係を示す図である。この図6にも示すように、ブランク材4の表面が板目面をなすように形取る際には、木材3の木目Gがなす年輪部分の木目Gの曲率よりも主板部41の曲面のなす曲率の方が概ね大きくなるように形取りを行う。なお、上記1次圧縮工程で木材3が圧縮力を受けた方向(図3−1および図3−2に示す座標系のz軸方向)は、図6の紙面内水平方向に対応している。
この後、ブランク材4を異なる3次元形状へと圧縮成形する2次圧縮工程を行う(ステップS4)。この2次圧縮工程を行うに際して、ブランク材4を大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で所定時間放置し、ブランク材4に水分を過剰に吸収させることによって軟化させる。ここでいう高温高圧とは、温度が100〜230℃、より好ましくは180〜230℃、さらに好ましくは180〜200℃程度であり、圧力が0.1〜3.0MPa(メガパスカル)、より好ましくは0.45〜2.5MPa、さらに好ましくは1.0〜1.6MPa程度の状態を指す。なお、上述した水蒸気雰囲気中でブランク材4を放置して軟化させる代わりに、例えばブランク材4をマイクロウェーブの如き高周波の電磁波によって加熱して軟化させてもよい。
ブランク材4を軟化させた後、上記同様の水蒸気雰囲気中で一対の金型によってブランク材4を挟持し、所定の圧縮力を加える。図7は、2次圧縮工程の概要を示す図である。同図に示すように、圧縮時にブランク材4の上方から圧縮力を加える金型71は、主板部41の内側面41bに当接する凸部72を有する。凸部72が有する曲面の曲率半径RAは、主板部41の内側面41bの曲率半径よりも小さい。金型71は、上端面でプレス機200(図では下端部のみ記載)に連結されており、プレス機200の動作と連動して図の上下方向に移動可能である。これに対して、圧縮時にブランク材4の下方から圧縮力を加える金型81は、主板部41の外側面41aに当接する凹部82を有する。凹部82が有する曲面の曲率半径RBは、主板部41の外側面41aの曲率半径よりも小さい。
金型71および81の間に配置されたブランク材4における1次圧縮方向P1は、図7における鉛直方向と直交している。換言すれば、一対の金型71および81によってブランク材4を挟持する際に一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向(図7の鉛直方向)は、ブランク材4が1次圧縮を受けた1次圧縮方向P1と直交する方向である。
図8は、2次圧縮工程でブランク材4を圧縮している状態を示す図であり、より具体的には、ブランク材4の変形がほぼ完了した状況で圧縮している状態を示す図である。図8に示すように、ブランク材4は一対の金型71および81によって挟持、圧縮されることにより、金型71と金型81との隙間に相当する3次元形状であって、ブランク材4の形状とは異なる3次元形状に変形する。
変形後のブランク材4の断面形状は、図7に示すブランク材4の断面形状とは大きく異なっている。これは、2次圧縮工程における圧縮前後の形状変化が大きいことを意味している。この際の形状変化によって最も大きい曲げを受ける部分は、図8に示すブランク材4の外側面41aの中央部分から湾曲して立ち上がっていく湾曲面41cの付近である。この湾曲面41cの付近では、図8に示す状態に到達するまで外側面41aが伸びて曲がっていく方向に引っ張られる力(以後、「引張力」と呼ぶ)が作用する。この引張力が湾曲面41c付近に作用する方向P2(以後、「引張方向P2」と呼ぶ)は、湾曲面41cの頂点の接線方向に略平行である。
ところで、ブランク材4は既に一度圧縮(1次圧縮)されているため、この際の1次圧縮方向P1に沿って膨張して元の形状を回復しようとする力(以後、「復元力」と呼ぶ)も働いている。この復元力は、湾曲面41cの付近で引張方向P2と交差するため、復元力に引張力と平行な方向の成分が存在する。このため、ブランク材4がその形状を変化させる際、最も大きい曲げを受ける部分に作用する引張力の一部を、1次圧縮後のブランク材4に作用する復元力が負担する。この結果、2次圧縮工程においてブランク材4に作用する引張力を実質的に低減することができる。換言すれば、1次圧縮後の復元力からの寄与を考慮してブランク材4の形状を定めることができるので、2次圧縮工程の際の曲げが容易となり、ブランク材4の形取の自由度を1次圧縮しない場合よりも大きくすることができる。したがって、木材表面の木目を優先した加工を行う場合のように、圧縮前後の形状変化が大きくなる箇所があっても、その圧縮によってブランク材4に割れが発生するのを防止することが可能となる。
図8に示す状態で所定時間(1〜数十分、より好ましくは5〜10分程度)放置した後、上述した水蒸気雰囲気を解いてブランク材4を乾燥させる。その後、プレス機200の動作によって金型71を上昇させ、金型71と金型81を離間させる。
図9は、2次圧縮工程によって得られる圧縮木製品の構成を模式的に示す斜視図である。また、図10は、図9のC−C線断面図である。これらの図に示す圧縮木製品5は、略長方形状の表面をなす主板部5aと、この主板部5a表面の長手方向に略平行な2辺の各々から主板部5aに対して所定の角度をなして延出する二つの側板部5bと、主板部5a表面の短手方向に略平行な2辺の各々から主板部5aに対して所定の角度をなして延出する二つの側板部5cとを備える。この圧縮木製品5の肉厚(tとする)はほぼ均一であり、その主板部5aの表面はブランク材4の表面と同じく板目面をなす。なお、図9のD−D線断面は、寸法が異なる点を除いて、図10に示すC−C線断面と略同形である。
2次圧縮工程における主板部5aの肉厚方向の圧縮率C2=(T−t)/Tは、0.5〜0.7程度である。この圧縮率C2は、1次圧縮工程の圧縮率C1よりも大きい値であるが、これは、1次圧縮工程があくまでも2次圧縮工程における曲げ加工を容易にするための前準備に相当するものであり、最終的な形状は2次圧縮工程によって決められるからである。
以上説明した本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法によれば、木材を加工前の形状とは異なる3次元形状に圧縮加工する際、前記木材を1次元方向に圧縮する1次圧縮工程と、前記1次圧縮工程で圧縮した前記木材からブランク材を形取る形取工程と、前記形取工程で形取った前記ブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮する2次圧縮工程と、を有し、前記1次元方向を、前記木材の繊維方向と略直交する方向であるとともに、前記2次圧縮工程で前記ブランク材を前記一対の金型によって挟持するとき、一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向と直交する方向とすることにより、木材の圧縮前後における形状変化が大きい場合であっても、その木材に割れを生じさせることなく成形することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、上記の如く木材の圧縮前後の形状変化が大きい場合であっても、圧縮後の木材が膨張によって元の形状を回復しようとする性質を利用することにより、圧縮による木材の割れ等の発生を防止することができるので、ブランク材の形状に対する制限が少なくなり、木目優先の形取を行っても歩留まりを悪化させずに済む。この結果、さまざまな木目模様を有する圧縮木製品を、資源を無駄にすることなく大量に製造することができるようになる。
なお、本実施の形態に係る木材の加工方法は、表面が板目面をなす木材に対してのみ適用されるわけではなく、木材の表面が柾目面、追柾面、または木口面など他の面をなす場合にも適用可能である。すなわち、ブランク材を木材からどのように形取るかは、その木材を用いて加工された結果物としての圧縮木製品の用途や、その圧縮木製品に要求される強度または美観など、各種条件を考慮して決定すればよい。
このように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明に係る木材の加工方法によって形成された圧縮木製品は、デジタルカメラ、携帯電話、PHSまたはPDA等の携帯型通信端末、携帯型オーディオ装置、ICレコーダ、携帯型テレビ、携帯型ラジオ、各種家電製品のリモコン、デジタルビデオなどの小型携帯用電子機器の外装材として適用することが可能である。また、本発明に係る木材の加工方法によって形成された圧縮木製品は、めがねケースや食器などに適用することも可能である。
本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における製材工程の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における1次圧縮工程の概要(圧縮前)を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における1次圧縮工程の概要(圧縮後)を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における形取工程で形取られたブランク材の構成を示す斜視図である。 図4のA−A線断面図である。 ブランク材の木材からの形取位置を説明するための模式図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における2次圧縮工程において木材を圧縮している状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法における2次圧縮工程でブランク材の変形がほぼ完了した状況で圧縮している状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法によって形成された圧縮木製品の構成を示す斜視図である。 図9のC−C線断面図である。
符号の説明
1 原木
2、3 木材
4 ブランク材
5 圧縮木製品
5a、41 主板部
5b、5c 側板部
41a 外側面
41b 内側面
41c 湾曲面
51、61、71、81 金型
72 凸部
82 凹部
100、200 プレス機
G 木目
L 繊維方向
P1 1次圧縮方向
P2 引張方向

Claims (5)

  1. 木材を加工前の形状とは異なる3次元形状に圧縮加工する木材の加工方法であって、
    前記木材を1次元方向に圧縮する1次圧縮工程と、
    前記1次圧縮工程で圧縮した前記木材からブランク材を形取る形取工程と、
    前記形取工程で形取った前記ブランク材を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で一対の金型によって挟持して圧縮する2次圧縮工程と、
    を有し、
    前記1次元方向は、前記木材の繊維方向と略直交する方向であるとともに、前記2次圧縮工程で前記ブランク材を前記一対の金型によって挟持するとき、一方の金型が他方の金型に対して相対的に移動する移動方向と直交する方向であることを特徴とする木材の加工方法。
  2. 前記ブランク材は、前記2次圧縮工程の前後で異なる3次元形状をなすことを特徴とする請求項1記載の木材の加工方法。
  3. 前記2次圧縮工程における圧縮率が前記1次圧縮工程における圧縮率よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の木材の加工方法。
  4. 前記1次圧縮工程は、大気中で行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の木材の加工方法。
  5. 前記1次圧縮工程で圧縮する前記木材は、原木から製材した角材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の木材の加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102233602A (zh) * 2010-05-03 2011-11-09 唐君畏 一种压缩木短周期生产技术

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