JP2007118078A - レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接部の品質がレーザ発振器による出力制御に依存されることなく、高品質の溶接部の端部処理が可能なレーザ溶接方法およびレーザ溶接装置を提供する。
【解決手段】レーザ発振器2から出力されるレーザ光100をレーザ集光手段によりワーク表面に集光させ、当該レーザ光100のワーク表面上でのレーザ照射位置をレーザ照射位置移動手段により移動させつつ、ワーク表面における溶接部Yと非溶接部の間の溶接の切り替えを行うレーザ溶接方法であって、前記溶接の切り替えの前後においてレーザ発信器2によりレーザ光100が出力された状態を保持しつつ、前記レーザ集光手段による焦点制御またはレーザ照射位置移動手段による照射位置制御の少なくとも一方によって溶接の切り替えを行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置に関するものである。
近年、移動装置を利用した溶接にもレーザ溶接が用いられるようになってきている。このレーザ溶接は、ワーク表面に対して集光可能なレンズもしくはミラーを有する加工ヘッドを用いるものであり、レーザ光をワーク表面に照射しつつ加工ヘッドを移動装置によって移動させることにより、ワークに一定の入熱量を与え、ワークを溶接する。この際、レーザ始点および終点で一旦溶接位置の位置決めのために移動装置を停止させて、移動装置からの同期信号に応じてレーザ発振器からレーザを出力する。このとき、移動装置が加速中のため溶接に必要な速度に達しておらず、急激に高出力のレーザが小面積中に照射されることによって溶接状態が不安定となるため、例えばレーザ出力波形を制御してビード端部における溶接品質の安定化を図っている(特許文献1参照)。
しかし、この方法は、移動装置の加速中の溶接品質の制御を、移動装置との同期信号によりレーザの出力制御により実施するため、加速中の加工ヘッドの移動速度は移動装置の軌跡・速度に応じて都度変化し、それに応じたレーザの出力制御が必要になり、結果として溶接端部の一部については品質が不安定になるという問題がある。
また、移動装置からの信号(レーザ出力信号)を受信してレーザ発振器からレーザを照射する構成となっているため、信号による時間遅れが発生する上、レーザの出力が安定化するまで待機時間を確保する必要がある。
また、上述の問題を解決するために、移動装置を停止させて位置決めすることなしにレーザを出力すると、移動装置からのレーザ出力信号は、移動速度・軌跡によって出力タイミングが変化する上に、信号を伝達後にレーザが発振されるため、移動速度の移動軌跡に対してレーザの照射に遅れ・ばらつきが生じる。
特開2003−251481
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、溶接部の品質がレーザ発振器による出力制御に依存されることなく、高品質の溶接部の端部処理が可能なレーザ溶接方法およびレーザ溶接装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るレーザ溶接方法は、レーザ発振器から出力されるレーザ光をレーザ集光手段によりワーク表面に集光させ、当該レーザ光のワーク表面上でのレーザ照射位置をレーザ照射位置移動手段により移動させつつ、ワーク表面における溶接部と非溶接部の間の溶接の切り替えを行うレーザ溶接方法であって、前記溶接の切り替えの前後においてレーザ発信器によりレーザ光が出力された状態を保持しつつ、前記レーザ集光手段による焦点制御またはレーザ照射位置移動手段による照射位置制御の少なくとも一方によって溶接の切り替えを行うことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明に係るレーザ溶接装置は、ワーク表面で溶接を行うためのレーザ光を出力し、ワーク表面における溶接部と非溶接部の間の溶接の切り替えにおいてレーザ光を出力する状態が保持されるレーザ発振器と、レーザ光を集光させるレーザ集光手段と、レーザ光のワーク表面上でのレーザ照射位置を移動させるレーザ照射位置移動手段と、を有し、前記溶接の切り替えにおいて前記レーザ集光手段またはレーザ照射位置移動手段の少なくとも一方によりワーク表面への入熱量を変更することを特徴とする。
上記のように構成した本発明に係るレーザ溶接方法は、焦点制御または照射位置制御の少なくとも一方によって溶接の切り替えを行うため、レーザ溶接の始点または終点において、追従性の悪いレーザ発振器との同期を取ることなく、追従性の良いレーザ集光手段またはレーザ照射位置移動手段により高品質な溶接部の端部処理が可能となる。
上記のように構成した本発明に係るレーザ溶接装置は、レーザ集光手段およびレーザ照射位置移動手段が設けられているため、レーザ溶接の始点または終点において、追従性の悪いレーザ発振器との同期を取ることなく、追従性の良いレーザ集光手段またはレーザ照射位置移動手段により高品質な溶接部の端部処理が可能となる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレーザ溶接装置を説明するための概略模式図、図2はレーザ溶接装置の加工ヘッドを説明するための概略透視図である。
本実施形態に係るレーザ溶接装置1は、これまでのスポット溶接などと比較して、溶接冶具が直接ワークと接触せずに、レーザを用いてワークから離れた場所から溶接するものである。
図1に示したレーザ溶接装置1は、レーザ光源であるレーザ発振器2と、レーザ100をワークWに対して射出する加工ヘッド3と、加工ヘッド3を支持して多軸方向へ移動させることが可能な移動装置4と、レーザ発振器2の出力、移動装置4の移動および加工ヘッド3を制御可能な制御装置5と、を有している。
移動装置4は、加工ヘッド3を多軸方向へ移動できるように複数のアクチュエータ6と、移動軸7とを有している。なお、図1では加工ヘッド3は2軸方向に移動可能となっているが、3軸方向に移動可能とすることもできる。移動装置4は、教示作業によって与えられた動作経路のデータに従い、加工ヘッド3を移動させる。なお、移動装置4は一般的な多軸移動装置であるが、例えばアーム構造に置換することもできる。
加工ヘッド3は、図2に示すように、光ファイバーケーブル8によって導かれたレーザ100が通過するレンズ9と、レンズ9を通過したレーザ100を反射させるミラー10と、ミラー10により反射されたレーザ100の焦点距離を変更するレーザ集光手段としてのレンズ郡11と、レンズ郡11を通過したレーザ100を目的物方向へ射出する、回動可能な2つの回動ミラー12A,12Bと、を有している。
回動ミラー12A,12Bは、それぞれ異なる軸を中心に独立して回動自在であり、回動することでレーザ100の射出方向を自在に振り分けることができる。このため、加工ヘッド3内には、回動ミラー12を回動させるためのモータ13A,13Bが設けられる。モータ13A,13Bは制御装置5からの信号によってその動きが制御される。同様に、レンズ郡11による焦点位置変更のためのモータ14を有し、本実施形態においては、例えばレンズ郡11のうちの1つの移動レンズ11Aの移動が、制御装置5によって制御される。
レーザ発振器5は、YAGレーザ発振器である。ここでは、レーザ100を光ファイバーケーブル8によって導くためにYAGレーザを用いている。なお、リモート溶接には、このほか炭酸ガスレーザも使用可能であるが、その場合には、光ファイバーケーブル8ではなく、反射鏡やプリズムを利用してレーザ発振器5から加工ヘッド3までレーザを導くことになる。なお、その他のレーザであってもレーザ溶接に使用できるものであれば本発明においても使用可能であるため、レーザを導くための経路はレーザ種に合わせて光ファイバーケーブルか反射鏡かを適宜選択すればよい。
次に、制御装置5について詳細に説明する。
制御装置5は、移動装置制御部5Aと、加工ヘッド制御部5Bとを有している。移動装置4は、移動装置制御部5Aからの移動量指令信号S1によって動きが制御される。したがって、移動装置制御部5Aは、移動装置4の動きを制御することによって、ワークWに対するレーザの照射位置を制御する。なお、ワークWに対するレーザの照射位置は、移動装置4のみではなく、2つの回動ミラー12A,12Bも同時に使用して制御される。
加工ヘッド制御部5Bは、移動装置制御部5Aから入力される信号S2に基づいて加工ヘッドへ加工ヘッド指令信号S3を出力し、この加工ヘッド指令信号S3によって移動レンズ11Aおよび2つの回動ミラー12A,12Bのそれぞれの動きが制御される。したがって、移動レンズ11Aおよび2つの回動ミラー12A,12Bを、移動装置4(アクチュエータ6)の動きに連動させて制御することができる。
レーザ発振器2の内部にはレーザ発振器制御部2Aが備えられており、制御装置5の移動装置制御部5Aからレーザオン・オフ指令信号S4がレーザ発振器制御部2Aに入力され、このレーザ発振器制御部2Aから、レーザを出力するレーザ発振部2Bに対してレーザ発振指令信号S5が入力される。レーザ発振部2Bからのレーザの出力は、レーザ発振指令信号S5に対する追従性が遅いため、通常、所定の低出力のレーザが出力されて保持された状態から、レーザ発振指令信号S5により溶接を実施する出力まで上昇する。
次に、本実施形態に係る溶接方法について説明する。
図3は従来の溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフ、図4は従来の溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフ、図5は本実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフ、図6は本実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフ、図7は、制御装置における処理のフローチャートを示す。なお、図3〜7の加工ヘッド3は説明が容易になるように模式的に表したものである。また、図3〜7のレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置または入熱量の変化は、溶接部の位置に対応して表されている。
本実施形態に係るレーザ溶接方法は、移動装置4によって加工ヘッド3を移動させつつ、ワークWに設けられる複数の溶接部Yに連続的に溶接を施していくが、ここでは複数の溶接部Yの1つに溶接を施す際を説明する。
図3に示すように、従来の溶接方法では、レーザ100の焦点位置101は常にワークWに合わせてあり、レーザ100が溶接部Yの溶接始点Y1に到達した際にレーザ発振器2の出力を低レベルのPからPまで上昇させる。このとき、レーザの出力は、制御系での遅れおよびレーザ発振器2の出力の追従性の悪さによって安定するまでに時間がかかるため、レーザ100が溶接始点Y1に到達する前に、レーザ100のワーク表面上の照射位置の移動速度を一旦停止させた後(図3の移動速度参照)、移動速度を増加させつつレーザ発振器2の出力を上昇させる。この際、移動速度が加速中のため溶接部Yに必要以上の熱量が入力されて入熱量Jが滑らかに推移せず(図3の入熱量参照)、溶接状態が不安定となってビード端部に穴が生じたり、ビードの幅が必要以上に大きくなる等の不具合が生じる場合がある。また、レーザ発振器2の出力制御においては、発振器のオフからオンに切り換えるには、オン状態から出力を上げるよりも時間を要する。すなわち、オフの状態からオンの状態に切り換える際には、電気エネルギー量が供給され、この電気エネルギーが光エネルギーに変換され、更に光のエネルギー量が増幅していくまでに時間を要するためである。そのため、溶接前から実質にワークを溶融しない程度に低レベルPのレーザを出力しており、更に焦点がワーク表面に合っているため、ワークWの表面に出力痕W1が残る。
また、図4に示すように、従来の溶接方法において溶接状態からレーザ100が溶接部Yの溶接終点Y2に到達した際には、レーザ発振器2の出力を低レベルのPからPまで下降させる。このとき、レーザの出力は、制御系での遅れおよびレーザ発振器2の出力の追従性の悪さによって安定するまでに時間がかかるため、レーザ100のワーク表面上の照射位置の移動速度を低減させつつレーザ発振器2の出力を下降させ、レーザ照射位置を溶接終点Y2に到達させる。この際、移動速度が減速中のため、必要以上に減速させると溶接部Yに必要以上の熱量が入力されて入熱量Jが滑らかに推移せず(図4の入熱量参照)、前述した溶接始点Y1と同様の不具合が発生する場合がある。
従来方法では、レーザ照射位置の移動速度が変化している際の溶接品質の制御が、レーザ照射位置と同期させたレーザ100の出力制御によって実施されるため、レーザ照射位置の軌跡や移動速度に対応したレーザ100の出力制御が必要となり、溶接端部の一部についての品質が不安定となる。
更に、レーザ発信器2の出力が制御装置からの信号により制御されるが、この信号による時間遅れや、信号出力から受信の間の時間のばらつきにより、レーザ出力のタイミングにばらつきが生じ、レーザ出力が安定するまでの時間および捨てビードを確保する必要がある。
また、照射位置の移動速度を一旦止めることなくレーザ100を照射すると、レーザ出力の遅れやばらつきが生じるため、所定の位置に所定の形状で溶接することができない。
第1の実施形態に係るレーザ溶接方法では、図5,7に示すように、レーザ100の照射位置が溶接始点Y1に到達する前では焦点位置101がワーク表面から、例えば3mmずれている。次に、溶接始点Y1にレーザ照射位置が到達する例えば0.1〜0.2秒前に、レーザ発振器2の出力を上昇させ始め、レーザ照射位置が溶接始点Y1に到達するまでに、レーザ出力を溶接に必要な出力まで到達させて安定させる。この後、レーザ照射位置が溶接始点Y1に到達する直前に焦点位置101をワーク表面に合わせ始める。この際、焦点位置101の移動はレーザ出力と異なり追従性が良いため、従来のように移動速度を一旦下げて位置決めをすることなしに、正確な位置に溶接を施すことができる。
また、レーザ発振器2の出力は、溶接始点Y1までに溶接に必要な程度の出力まで到達していればよく、溶接始点Y1は追従性の良い焦点位置101の移動に依存するため、溶接始点Y1の高精度な位置決めが可能であり、溶接部Yのビードを適切に形成することができる。ここで、レーザ発振器2の出力が上昇し始めてから焦点位置101がワーク表面に移動し終わるまでの時間は、例えば0.2〜0.3秒程度である。
また、溶接部Yは、溶接始点Y1においてレーザ発振器2の出力が上昇しつつ焦点位置が徐々にワーク表面に合わせられるため、急激にワーク表面に入熱量Jが加わらず、溶接状態を安定化でき、余分な溶接を実施することなく滑らかなビードを得ることができる。
また、溶接前からレーザ発振器2は低レベル(発振器出力P)のレーザを出力しているが、焦点がワーク表面に合っていないため、ワーク表面に出力痕が残らず、見栄えも良い。
また、溶接部Yの溶接終点Y2においても同様に、図6,7に示すように、移動速度を一旦下げる必要なしに溶接終点Y2を制御できる。この際には、まず焦点位置101が溶接終点Y2においてずらし終わるように所定時間前に焦点をずらし始める。この後、レーザ発振器2の出力を低下させ始め、焦点ずらしが溶接部の終点において完了することによって溶接が終了し、次の溶接点へレーザ100を移動させる。
このように、本実施形態では、追従性の悪いレーザ発振器2との協調動作をする必要なしに、焦点位置101の移動によって溶接部Yの始点、終点処理を行うことができる。また、レーザ集光手段による焦点位置制御は追従性の良く、この追従性のよい焦点位置101の移動によって溶接部Yの始点、終点処理ができるため、高品質な端部処理が可能である。また、レーザ発振器2との同期処理の時間が省けるため、作業の高速化が可能となる。
また、溶接部Yは、溶接終点Y2においてレーザ発振器2の出力が下降しつつ焦点位置が徐々にワーク表面からずれるため、ワーク表面への入熱量Jが急激に変化せず、溶接状態を安定化でき、余分な溶接を実施することなく滑らかなビードを得ることができる。
また、非常停止処理等のようにレーザ照射中に急遽停止する場合においても、レーザ発振器2の出力に端部処理を依存しないため、穴あき等の溶接端部の品質の不安定を防止することができる。
また、本実施形態では、入熱量Jの変化がレーザ100の焦点位置101に依存するが、この入熱量Jは照射面積に反比例し、したがって照射面積の径の2乗に反比例するため、焦点位置101の変化に非常に敏感であり、より高速な制御が可能となる。
また、本実施形態では、移動速度の複雑な制御が必要ないため、回動ミラー12A,12Bの複雑な制御なしに、溶接品質を保持することができる。
なお、図5,6において溶接始点Y1および溶接終点Y2が焦点位置の上昇始点および下降終点と一致しているが、溶接始点Y1および溶接終点Y2は入熱量Jにより決まるものであり、必ずしも焦点位置の上昇始点および下降終点と一致する必要はない。
<第2実施形態>
図8は第2の実施形態に係るレーザ溶接装置を説明するための概略斜視図、図9は第2の実施形態に係るレーザ溶接方法によるレーザの照射方向の変化を説明するための説明図である。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する部材については、同一の符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。また、ここでは理解を容易にするためにごく簡単な基本形を例に説明する。
第2の実施形態は、図8に示すように、第1の実施形態の移動装置4の変わりにアーム構造の多軸移動装置であるアーム21を用いるものであり、更に、加工ヘッド3の内部の回動ミラー12がアーム21の移動に合わせて回動してレーザの照射方向を変更するものである。
第2実施形態では、図9に示すように、複数の溶接部位22A〜22Fがある場合に、目標とする一つの溶接部位(たとえば22A)へレーザ100を照射中にも、加工ヘッド3を、次の溶接部位(たとえば22B)へ向けて所定速度で移動させる。このとき、回動ミラー12の動きは、加工ヘッド3が移動しても現在溶接中の溶接部位(たとえば22A)の溶接が終了するまで、その溶接部位(たとえば22A)からレーザ100が外れないように回動させている。
このとき加工ヘッド3の位置移動はアーム21を動かすことで行っている。アーム21の動きは第1の実施形態と同様に移動装置制御部5Aによって制御されており、加工ヘッド3の位置が溶接中の溶接部位から次の溶接部位へ向けて略一定速度で移動させている。したがって、図示する場合には、加工ヘッド3は、その位置aからjまで一定の速度で移動する。
一方、回動ミラー12は、一つの溶接部位を溶接中は、レーザ照射位置が、加工ヘッド3の移動方向と相対的に逆方向で、かつ、レーザ照射位置の移動速度が加工ヘッド3の移動速度とほぼ同じになるように回動させている。このときの回動ミラー12の回動速度を溶接時の所定速度と称する。これにより、加工ヘッド3の移動と逆方向にほぼ同じ速度でレーザ焦点位置が移動することになるため、結果的に一つの溶接部位の溶接中はレーザがその溶接部位を外れることがなくなる。ここで、ほぼ同じ速度としているのは、溶接部位のビード形成距離(ビードの大きさ)によっては、一つの溶接部位においてレーザ照射位置を移動させなければならないためである。すなわち、ビード形成距離に応じて、その分レーザ照射位置の移動速度を加工ヘッド3の移動速度よりわずかに遅くなるようにして、加工ヘッド3の移動方向にビードが形成されるように調整することになる。
また、この加工ヘッド3の移動速度は、溶接速度より速い必要がある。これは、一つの溶接部位(たとえば22A)の溶接が終了した時点で、次の溶接部位(たとえば22B)に対してレーザが届くようにするためである。
なお、他の構成および溶接方法は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<第3実施形態>
図10は第3の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフ、図11は第3の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフである。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する部材については、同一の符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。
第3の実施形態に係るレーザ溶接装置の構成は、第1の実施形態に係るレーザ溶接装置1と同様である。
第3の実施形態に係るレーザ溶接方法も、第1の実施形態と同様に、移動装置4によって加工ヘッド3を移動させつつ、ワークWに設けられる複数の溶接部Yに連続的に溶接を施していくものであり、複数の溶接部Yの1つに溶接を施す際を説明する。
第3の実施形態に係るレーザ溶接方法では、図10に示すように、溶接始点Y1にレーザ照射位置が到達する前後に亘って、レーザ100の焦点位置は終始ワーク表面に一致している。また、溶接始点Y1にレーザ照射位置が到達する前は、レーザ照射位置が、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量Jを与えられる速度よりも速い速度で移動している。本実施形態では、ミラー12および移動装置4からなるレーザ照射位置移動手段を、制御装置5により制御することにより、レーザ照射位置の移動速度を変更している。
次に、溶接始点Y1にレーザ照射位置が到達する例えば0.1〜0.2秒前に、レーザ発振器2の出力を上昇させ始め、レーザ照射位置が溶接始点Y1に到達するまでに、レーザ出力を溶接に必要な出力まで到達させて安定させる。この後、レーザ照射位置が溶接始点Y1に到達する直前にレーザ照射位置のワーク表面での移動速度を、ワークを溶接するために必要な入熱量Jを与えられる速度へ減速させる。つまり、移動速度を遅くすることにより、レーザ光によるワーク表面への入熱量Jが増加し、溶接が開始される。この際、レーザ照射位置移動手段によるレーザ照射位置の移動は、レーザ出力と異なり追従性が良いため、従来のように移動速度を一旦下げて位置決めをすることなしに、正確な位置に溶接を施すことができる。
また、レーザ発振器2の出力は、溶接始点Y1までに溶接に必要な程度の出力まで到達していればよく、溶接始点Y1は追従性の良いレーザ照射位置の移動に依存するため、溶接始点Y1の高精度な位置決めが可能であり、溶接部Yのビードを適切に形成することができる。
また、溶接部Yは、溶接始点Y1においてレーザ発振器2の出力が上昇しつつレーザ照射位置の移動速度が徐々に減速するため、急激にワーク表面に熱が加わらず、溶接状態を安定化でき、余分な溶接を実施することなく滑らかなビードを得ることができる。
また、溶接前からレーザ発振器2は低レベル(発振器出力P)のレーザを出力しているが、レーザ照射位置が高速で移動しているため、ワーク表面に出力痕が残らず、見栄えも良い。
また、溶接部Yの溶接終点Y2においても同様に、図11に示すように、レーザ照射位置の移動速度を変更して溶接終点Y2を制御できる。
この場合、溶接終点Y2にレーザ照射位置が到達する前後に亘って、レーザ100の焦点位置は終始ワーク表面に一致している。また、溶接終点Y2にレーザ照射位置が到達する前は、レーザ照射位置が、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量Jを与えられる速度で移動している。この後、移動速度を溶接終点Y2においてワーク表面を溶接するために必要な入熱量Jを与えられる速度よりも速い速度となるように増速させ始める。この後、レーザ発振器2の出力を低下させ始め、移動速度の増速が溶接部の終点において完了することによって溶接が終了し、この後レーザ出力が低レベル(発振器出力P)まで降下して維持され、次の溶接点へレーザ100を移動させる。
このように、第3の実施形態では、追従性の悪いレーザ発振器2との協調動作をする必要なしに、レーザ照射位置の移動によって溶接部Yの始点、終点処理を行うことができる。また、レーザ照射位置移動手段による照射位置制御は追従性が良く、この追従性の良いレーザ照射位置の移動によって溶接部Yの始点、終点処理ができるため、高品質な端部処理が可能である。また、レーザ発振器2との同期処理の時間が省けるため、作業の高速化が可能となる。
また、溶接部Yは、溶接終点Y2においてレーザ発振器2の出力が下降しつつレーザ照射位置の速度が徐々に速くなるため、ワーク表面への入熱が急激に停止せず、溶接状態を安定化でき、余分な溶接を実施することなく滑らかなビードを得ることができる。
また、非常停止処理等のようにレーザ照射中に急遽停止する場合においても、レーザ発振器2の出力に端部処理が依存しないため、穴あき等の溶接端部の品質の不安定を防止することができる。
また、本実施形態では、焦点位置101を一定に保って溶接するため、簡単な光学系構成で実施可能であり、コストを低減できる。
また、レーザ照射位置移動手段を直接制御する構成であるため、レーザ照射位置やその移動速度の制御が容易である。
また、レーザ照射位置移動手段の駆動系を軽量かつ小型に構成することができるため、高速かつ高性能な走査が可能となり、溶接品質の安定化を図れ、また走査のための加減速時間も短縮できる。
また、図10,11において溶接始点Y1および溶接終点Y2が移動速度の下降始点および上昇終点と一致しているが、溶接始点Y1および溶接終点Y2は入熱量Jにより決まるものであり、必ずしも焦点位置の下降始点および上昇終点と一致する必要はない。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、レーザ集光手段は、移動レンズの移動ではなく、例えば移動装置4(アーム21)による加工ヘッド3の移動、ミラー12による照射角度の変化、またはこれらの組み合わせによるものでもよい。また、移動可能なレンズが1つではなく、複数あってもよい。
また、レーザ集光手段は、焦点距離を移動するものではなく、スポット径を変更するものであってもよい。つまり、焦点距離を移動させなくてもスポット径を変更することでワークWへのレーザ照射面積を変更でき、入熱量の調整が可能である。
また、第1実施形態と第3実施形態を組み合わせて、レーザ集光手段とレーザ照射位置移動手段の両方を用いて溶接部Yの始点、終点処理を行うとなお良い。
本発明の第1の実施形態に係るレーザ溶接装置を説明するための模式図である。 レーザ溶接装置の加工ヘッドを説明するための概略透視図である。 従来の溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフである。従来のレーザ溶接装置を示す部分斜視図である。 従来の溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度、焦点位置および入熱量の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフである。 第1の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度および焦点位置の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフである。 第1の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度および焦点位置の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフである。 制御装置における処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係るレーザ溶接装置を説明するための概略斜視図である。 第2の実施形態に係るレーザ溶接方法によるレーザの照射方向の変化を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度および焦点位置の、溶接部の始点における時間変化を示すグラフである。 第3の実施形態に係る溶接方法におけるレーザ発振器出力、移動速度および焦点位置の、溶接部の終点における時間変化を示すグラフである。
符号の説明
1 レーザ溶接装置、
2 レーザ発振器、
2A レーザ発振器制御部、
3 加工ヘッド、
4 移動装置(レーザ照射位置移動手段、レーザ集光手段)、
5 制御装置、
5A レーザ制御部、
11 レンズ郡(レーザ集光手段)、
11A 移動レンズ、
12 回動ミラー(レーザ照射位置移動手段)、
5A 移動装置制御部、
5B 加工ヘッド制御部、
S1 移動量指令信号、
S2 信号、
S3 加工ヘッド指令信号、
S4 レーザオン・オフ指令信号、
S5 レーザ発振指令信号、
100 レーザ、
101 焦点位置、
J 入熱量、
W ワーク、
W1 出力痕、
Y 溶接部、
Y1 溶接始点、
Y2 溶接終点。

Claims (16)

  1. レーザ発振器から出力されるレーザ光をレーザ集光手段によりワーク表面に集光させ、当該レーザ光のワーク表面上でのレーザ照射位置をレーザ照射位置移動手段により移動させつつ、ワーク表面における溶接部と非溶接部の間の溶接の切り替えを行うレーザ溶接方法であって、
    前記溶接の切り替えの前後においてレーザ発信器によりレーザ光が出力された状態を保持しつつ、前記レーザ集光手段による焦点制御またはレーザ照射位置移動手段による照射位置制御の少なくとも一方によって溶接の切り替えを行うことを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記焦点制御または照射位置制御は、光学系を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記光学系の制御は、レンズ位置制御により焦点を変更するものであることを特徴とする請求項2に記載のレーザ溶接方法。
  4. 前記光学系の制御は、ミラーの移動制御により照射位置の移動速度を変更するものであることを特徴とする請求項2に記載のレーザ溶接方法。
  5. 前記溶接の切り替えは、非溶接部から溶接部への溶接始点において実施されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
  6. 前記レーザ集光手段による焦点制御は、前記切り替えの前にワーク表面からずらしておいたレーザ光の焦点を、ワーク表面に合わることにより行われることを特徴とする請求項5に記載のレーザ溶接方法。
  7. 前記レーザ照射位置移動手段による照射位置制御は、前記溶接の切り替えの前に、レーザ照射位置を、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量を与えられる速度よりも速い速度で移動させておき、当該速度を、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量を与えられる速度へ下降させることにより行われることを特徴とする請求項5または6に記載のレーザ溶接方法。
  8. 前記溶接の切り替えの前に、前記レーザ発振器からのレーザ光の出力を上昇させ始めることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
  9. 前記溶接の切り替えは、溶接部から非溶接部への溶接終点において実施されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
  10. 前記レーザ集光手段による焦点制御は、前記溶接の切り替えの前にワーク表面に合っていたレーザ光の焦点を、ワーク表面からずらすことにより行われることを特徴とする請求項9に記載のレーザ溶接方法。
  11. 前記レーザ照射位置移動手段による照射位置制御は、前記溶接の切り替えの前に、レーザ照射位置を、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量を与えられる速度で移動させておき、当該速度を、ワーク表面を溶接するために必要な入熱量を与えられる速度よりも速い速度へ上昇させることにより行われることを特徴とする請求項9または10に記載のレーザ溶接方法。
  12. 前記溶接の切り替えの前に、前記レーザ発振器からのレーザ光の出力を下降させ始めることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
  13. ワーク表面で溶接を行うためのレーザ光を出力し、ワーク表面における溶接部と非溶接部の間の溶接の切り替えにおいてレーザ光を出力する状態が保持されるレーザ発振器と、
    レーザ光を集光させるレーザ集光手段と、
    レーザ光のワーク表面上でのレーザ照射位置を移動させるレーザ照射位置移動手段と、
    を有し、前記溶接の切り替えにおいて前記レーザ集光手段またはレーザ照射位置移動手段の少なくとも一方によりワーク表面への入熱量を変更することを特徴とするレーザ溶接装置。
  14. 前記集光手段またはレーザ照射位置移動手段は、光学系を制御する手段であることを特徴とする請求項13に記載のレーザ溶接装置。
  15. 前記光学系を制御する手段は、レンズ位置制御により焦点を変更するものであることを特徴とする請求項14に記載のレーザ溶接装置。
  16. 前記光学系を制御する手段は、ミラーの移動制御により照射位置の移動速度を変更するものであることを特徴とする請求項14に記載のレーザ溶接装置。
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