JP2007118065A - 被圧延金属帯の付着物除去装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被圧延金属帯Wに付着している圧延油を除去する上下部ワイパーロール21,22と、これらを支持すると共に、これらに対する押付力を調整するバックアップローラ装置23を備えてなり、このバックアップローラ装置23は、前記ワイパーロール21,22に転圧する複数のバックアップローラ23aと、これらローラ23aを支持すると共に、ワイパーロール21,22の方向に押す複数の油圧シリンダ23eと、これらに圧油を供給する油圧回路に配設される電磁比例弁および圧力検出器とから構成する。
【選択図】図2
Description
(1)圧延機の被圧延金属帯の出口側に、被圧延金属帯の上下方向からゴム等の弾性体からなる表面層を有するホース(以下、ゴムワイパーという)、またはゴムローラを押付けて圧延油を除去する方式の付着物除去装置。
(2)圧延機の被圧延金属帯の出口側に、被圧延金属帯の上下方向から鋼鉄製のローラを押付けて圧延油を除去する方式の付着物除去装置(特許文献1、特許文献2参照。)。
(3)圧延機の被圧延金属帯の出口側に、被圧延金属帯の上下方向から不織布等の多孔質の表面層を有する吸引ローラ(以下、多孔質吸引ローラという)を押付けて圧延油を除去する方式の付着物除去装置。
(4)圧延機の被圧延金属帯の出口側に、エア噴射ノズルを設置し、噴射エアにて被圧延金属帯の表裏面に付着している圧延油を飛散させる方式の付着物除去装置。
(5)圧延機の被圧延金属帯の出口側に、吸引ノズルを設置し、被圧延金属帯の表裏面に付着している圧延油を吸引除去する方式。
(6)前記(1)〜(5)項に記載の方式を適宜に組合わせて除去する方式の付着物除去装置。
上下のワイパーロール58,59それぞれは2本の軸62を介してサドル63で支持され、軸62の長手方向に所定の間隔で配設されてなる複数のバックアップローラ60でバックアップされている。これらバックアップローラ60を支持する複数のサドル63のそれぞれはフレーム65に設けられたスリーブ71に一端側が固着されたバネ64により上下のワイパーロール58,59の方向に付勢されるように構成されている。つまり、これらバックアップローラ60は、バネ64の弾発力によりワイパーロール58,59に押付けられるように構成されている。これにより、上下のワイパーロール58,59の小径化が可能になって慣性が小さくなるため、被圧延金属帯の移動加減速に容易に追従することができる。従って、ワイパーロール58,59がスリップしなくなるため、被圧延金属帯の表裏面への傷の発生が防止される。また、ワイパーロール58,59の撓み量はバックアップローラ60で軽減され、さらにバネ64の設定長さを調整することにより、ワイパーロール58,59を理想的なフラット状態に調整することができる。
これらフレーム23dのそれぞれには、それらの長手方向に所定の間隔を隔てて配設され、ヘッド側の圧力室に圧油が供給されると伸長する一方、ヘッド側の圧力室から圧油が排出されるとバネ力により縮小する伸縮ロッドを備えた複数の単動式油圧シリンダ23eを備えている。そして、これら単動式油圧シリンダ23eそれぞれの伸縮ロッドの先端に前記サドル23bが支持されている。つまり、単動式油圧シリンダ23eの伸縮ロッドの伸長により、バックアップローラ23aが上部および下部ワイパーロール21,22に押付けられ、また縮小により上部および下部ワイパーロール21,22から離反するように構成されている。
また、被圧延金属帯Wの幅に応じて設定値が変わるので、テーブルで設定圧力をパターン化しておけば良い。なお、上部のフレーム23dの端部に設けられてなる一対の上部ユニット用シリンダ2aおよび下部のフレーム23dの端部に設けられてなる一対の下部ユニット用シリンダ2bは、上下部のフレーム23dを昇降させるものであり、直接これらシリンダ2a,2bにより被圧延金属帯Wに押付力が作用しないようにストローク調整されるものである。
なお、ステップS3以降は、そのパスの圧延終了まで継続される。
2…ワイパー装置
21…上部ワイパーロール,22…下部ワイパーロール,23…バックアップローラ装置,23a…バックアップローラ,23b…サドル,23c…ローラ支持軸,23d…フレーム,23e…単動式油圧シリンダ,23f…複動式油圧シリンダ
3…油圧回路
31…第1油圧ライン,31′…第1副油圧ライン,32…電磁切換弁,33…作動油供給ライン,33a…電磁比例弁,33b…圧力検出器,33c…コントローラ,34…作動油戻りライン,35…第2油圧ライン,35′…第2副油圧ライン,36…電磁切換弁,36′…サーボ弁,37…作動油供給ライン,37a…電磁比例弁,37b…圧力検出器,38…作動油戻りライン
4…付着物残量制御回路、41…油量測定器,33c′…コントローラ
W…被圧延金属帯
Vc1…伸長速度制御弁
Vc2…縮小速度制御弁
Claims (4)
- 圧延機の被圧延金属帯の出側であって被圧延金属帯の上下に相対して配設され、被圧延金属帯の表裏面に付着している付着物を除去する上部および下部ワイパーロールと、これら上部および下部ワイパーロールを支持すると共に、これら上部および下部ワイパーロールに対する押付力を調整するバックアップローラ装置を備えてなり、このバックアップローラ装置は、上部および下部ワイパーロールの長手方向に分散配置され、上部および下部ワイパーロールに転圧する複数のバックアップローラと、上部および下部ワイパーロールの長手方向に分散配置され、複数のバックアップローラを支持すると共に、上部および下部ワイパーロールの被圧延金属帯に対する押圧力が可変となるように上部および下部ワイパーロールに対する押付力を調整する複数の流体圧伸縮手段と、複数の流体圧伸縮手段それぞれの伸縮を個別に制御する伸縮量調整手段とを備えてなることを特徴とする被圧延金属帯の付着物除去装置。
- 前記流体圧伸縮手段は、流体圧シリンダである請求項1に記載の被圧延金属帯の付着物除去装置。
- 前記伸縮量調整手段は、前記流体圧シリンダを含む流体圧回路に設けられる電磁比例弁と、圧力検出器とから構成されてなる請求項2に記載の被圧延金属帯の付着物除去装置。
- 前記上部および下部ワイパーロールの被圧延金属帯の出側に配設される付着物量測定手段と、この付着物量測定手段により測定される付着物残量が予め設定した範囲内の付着物残量になるように、流体圧伸縮手段の上部および下部ワイパーロールに対する押付力を制御するコントローラとからなる付着物残量制御回路を設けた請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の被圧延金属帯の付着物除去装置。
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- 2005-10-31 JP JP2005316994A patent/JP4694946B2/ja active Active
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