JP2007117677A - X線コリメータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コリメータ単板がスライス方向に長くなった場合であってもその変形を防止することで、コリメータ精度を保つことができるX線コリメータ装置を提供すること。
【解決手段】スライス方向Sに並設されるとともに、チャンネル方向Cに延設されたコリメータサポート21,22と、コリメータサポート21,22に対し、X線出射側に配置された後側サポート板25と、コリメータサポート21,22に対し、X線入射側に配置された前側サポート板26と、コリメータサポート21,22間に配置されたコリメータ単板30と、コリメータサポート21,22、後側サポート板25に設けられ、コリメータ単板30を保持する溝部21a,22a,25aとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用等に用いられるX線コンピュータ断層撮影装置(以下、「X線CT装置」と称する。)に組み込まれる一体型X線コリメータに関し、特にポーラレスポンス特性や検出器特性を向上させることができるものに関する。
X線CT装置においては、X線管に対しコリメータ装置が検出器ユニットの前に配置されたものが知られている。このようなX線CT装置では、例えば、検出器ユニットが横一列に複数個並び全体で円弧状構造をなし、コリメータ装置も同様に全体で円弧状構造をとっている。なお、コリメータ装置に組み込まれたコリメータ板の面方向はX線源の方向を向いている(例えば、特許文献1参照)。
製品化されているコリメータ装置は、スライス方向に並設された上下サポートに予め溝を形成しておき、上下サポートを組み立てた状態で、上下の対の溝にあらかじめ平坦化したコリメータ単板を挿入し、溝部分で接着硬化させた構造となっている。なお、上下サポートの溝は、想定されたX線源に向くように形成されている。
近年、X線CT装置として、マルチスライス化(多列化)が進み、256列のものまで試作されるようになった。256列検出器を有するX線CT装置は、高速コーンビーム3次元CTとも呼ばれ、高速でX線管を人体の周囲でスキャンさせ得られるボリュームデータを大容量3次元ボクセルデータに変換して高速で画像再構成を行うことが可能となる。このため、リアルタイムで3次元X線CT像が得られることから、今まで難しいとされた心臓等のリアルタイム3次元CTスキャンの可能性が高まってきた。
しかし、このX線CT装置で用いられる256列検出器ユニットの受光面積は大面積であり、これに伴い被検体を透過した散乱X線量の低減が特に重要となっている。なお、256列X線検出器ユニットは横一列ではなく、スライス方向(縦方向)に複数ユニット配置され、それがさらに横に複数個配置される面検出型構造がとられる。
このようにスライス方向の幅が従来の4倍程度に拡大されると、対応するコリメータ単板も大きくなり、コリメータ単板の剛性のみでは反り矯正ができない。そこで最初にスライス方向に対応するコリメータを製作する方法として、コリメータ単板の反り矯正を目的として、X線が透過する面にコリメータ板のサポートを配置し複数チャンネルをカバーするモジュール型すなわちコリメータを分割する方法を採った。
X線源から見て透過する方向に手前と奥にサポートを設け、それぞれにピッチの異なる溝をスライス方向に形成し、ピッチの違いを利用してコリメータ板がX線焦点を向くようにし、かつ、検出器パックに対応した複数チャンネルレベルのコリメータ構造が提案されている。
また、モジュール型X線コリメータは複数枚(例えば23枚)タイプのX線コリメータモジュールと複数枚(例えば25枚)タイプのX線コリメータモジュールが交互に配列する構造を採っている。
特開2002−162472号公報
上述したX線CT装置に用いられるコリメータ装置では、次のような問題があった。すなわち、スライス方向の検出範囲が拡大されていくと、コリメータ単板の剛性だけではチャンネル方向への反り、たわみを矯正しにくくなる。このため、検出器ユニットをサポートに取り付ける際、アライメントを良好に行うことが難しくなる。
コリメータ単板が変形すると、X線コリメータの特性を示すポーラレスポンス特性(X線管焦点移動に伴うコリメータ特性変化)や検出器特性を示すエネルギ特性はバラツキが出やすいことやポーラレスポンスやエネルギー特性を良好な連続的空間分布にしにくいという問題があった。
そこで本発明は、コリメータ単板がスライス方向に長くなった場合であってもその変形を防止することで、コリメータ精度を保つことができるX線コリメータ装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のX線コリメータは次のように構成されている。
X線源から照射され、X線検出器に入射するX線をコリメートするX線コリメータ装置において、スライス方向に並設されるとともに、チャンネル方向に延設された一対のサポート部材と、これら一対のサポート部材に対し、X線出射側に配置された後側サポート板と、上記サポート部材に対し、X線入射側に配置された前側サポート板と、上記一対のサポート部材間に配置されたコリメータ板と、上記一対のサポート部材、後側サポート板及び前側サポート板に設けられ、上記コリメータ板を保持する溝部とを備えていることを特徴とする。
X線源から照射され、X線検出器に入射するX線をコリメートするX線コリメータ装置において、スライス方向に並設されるとともに、チャンネル方向に延設された一対のサポート部材と、これら一対のサポート部材に対し、X線出射側に配置された後側サポート板と、上記サポート部材に対し、X線入射側に配置された前側サポート板と、上記一対のサポート部材間に配置され、着脱自在の治具によって位置決めされるとともに、接着剤により上記サポート部材及び後側サポート板に固定されたコリメータ板とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、コリメータ単板がスライス方向に長くなった場合であってもその変形を防止することで、コリメータ精度を保つことが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るX線コリメータ装置10を示す分解斜視図である。なお、図1中Sはスライス方向、Cはチャンネル方向を示している。X線コリメータ装置10は、X線CT装置に組み込まれるX線検出装置を構成する装置であり、X線を照射するX線源に対し、X線検出器の手前に配置され、X線検出器に入射するX線の撮像上有害な散乱X線を除去するために用いられる装置である。
X線コリメータ装置10は、サポート機構20と、このサポート機構20に保持された複数枚のコリメータ単板30とを備えている。
サポート機構20は、チャンネル方向Cに延設されスライス方向Sに並設された一対のコリメータサポート(サポート部材)21,22と、このコリメータサポート21,22の両端部に設けられた一対の側板23,24と、コリメータサポート21,22の外周側に設けられた後側サポート板25と、コリメータサポート21,22の内周側に設けられた前側サポート板26とを備えている。
コリメータサポート21,22及び後側サポート板25には、コリメータ単板(コリメータ板)30を挿入するための溝部21a,22a,25aがチャンネル方向Cに沿って複数個、形成されている。これら溝部21a,22a,25aは、X線コリメータ装置10がX線CT装置に組込まれたとき、コリメータ単板30の面がスライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板30の面の延長線上にX線源が位置するように形成されている。
前側サポート板26は、上述した溝部21a,22a,25aに対応する溝部は形成されておらず、コリメータサポート21,22及び側板23,24にネジ止めされる。
コリメータ単板30は、モリブデン等X線吸収率の高い材料から形成されている。
このように構成されたX線コリメータ装置10では、コリメータ単板30はコリメータサポート21,22及び後側サポート板25による支持がなされるとともに、コリメータサポート21,22は、後側サポート板25及び前側サポート板26により密閉構造となり、剛性が高くなる。このため、面積の大きいコリメータ単板30を用いた場合であっても、コリメータ単板30のチャンネル方向への反り、たわみを矯正することができ剛性を高めることができる。したがって、検出器ユニットをコリメータサポート21,22に取り付ける際、アライメントを良好に行うことが容易となる。
また、X線コリメータ特性であるポーラレスポンス特性や検出器特性であるエネルギー特性の空間的分布の連続性が容易に得られる。
上述したように、本実施の形態に係るX線コリメータ装置10によれば、検出器が大型化してスライス方向の検出範囲が拡大され、これに対応してコリメータ単板が大型化した場合であっても、コリメータ単板の反りやたわみ等の変形を防止することで、コリメータ精度を保ち、X線コリメータ特性を向上させることが可能となる。
図2は、上述したX線コリメータ装置10の変形例を示す分解斜視図、図3は後側サポート板25の要部断面図である。なお、図2において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本変形例においては、後側サポート板25には、スライス方向S全体に亘って形成された溝部25aの代わりに、一部にのみ突起25bが形成されている。このように構成されていると、突起25bと突起25bとの間の隙間にコリメータ単板30が挿入しやすくなり、作業性が向上する。
図4は、突起25cの形状が中央部を頂点にした三角形状となっているものである。この場合でも、図3の突起25bと同様の効果を得ることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るX線コリメータ装置40を示す分解斜視図である。なお、図5において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
X線コリメータ装置40では、後側サポート板25の代わりに後側サポート板41が用いられている。後側サポート板41は、複数のモジュール板材42から構成されている。モジュール板材42には、前述した溝部25aと同様に溝部42aが形成されている。
このように構成されたX線コリメータ装置40では、前述したX線コリメータ装置10と同様の効果が得られるとともに、溝部42aの幅等への累積加工誤差が少なくなり、コリメータ単板30を挿入しやすくなる。
なお、図6に示すように、各モジュール板材42の中心に位置するコリメータ単板30の角度を測定しながらモジュール板材42の位置を調整することにより、コリメータ単板30の位置決めを高精度化することができ、その結果、コリメータサポートの溝にコリメータ単板30を挿入しやすくなり、作業性が向上する。
上述したように、本実施の形態に係るX線コリメータ装置40においても、X線コリメータ装置10と同様の効果を得ることができるとともに、作業性を向上させることが可能となる。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るX線コリメータ装置50を示す分解斜視図である。なお、図7において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図7中70はコリメータ単板30の位置決めを行うための治具を示している。
X線コリメータ装置50は、サポート機構60と、このサポート機構60に保持された複数枚のコリメータ単板30とを備えている。
サポート機構60は、チャンネル方向Cに延設されスライス方向Sに並設された一対のコリメータサポート61,62と、このコリメータサポート61,62の両端部に設けられた一対の側板63,64と、コリメータサポート61,62の外周側に設けられた後側サポート板65と、コリメータサポート61,62の内周側に設けられた前側サポート板(不図示)とを備えている。
コリメータサポート61,62には、コリメータ単板30を挿入するための溝部61a,62bが設けられている。
X線コリメータ装置50では、溝部61a,62bにコリメータ単板30を挿入し、治具70を用いてコリメータ単板30の矯正を行った状態で接着材により固定する。接着材の硬化後に治具70を取り外す。接着剤硬化後は治具70を取り外さず、固定部材とすることで、さらに剛性を高めることもできる。
本実施の形態に係るX線コリメータ装置50においては、後側サポート板65や前側サポート板を用いることなく、コリメータ単板30の矯正を行うことができ、X線コリメータ装置10と同様の効果を得ることができる。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係るX線コリメータ装置80を示す分解斜視図である。なお、図8において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
X線コリメータ装置80は、サポート機構90と、このサポート機構90に保持された複数枚のコリメータ単板30とを備えている。サポート機構90は、X線の照射方向に沿って並設された円弧状の後側サポート板91及び前側サポート板92とを備えており、これら後側サポート板91及び前側サポート板92には、チャンネル方向Cに沿って溝部91a,92aが設けられている。コリメータ単板30が、後側サポート板91、前側サポート板92の溝部91a,92aに図中上方向から挿入されることで、X線コリメータ装置80が構成される。
このように構成されたX線コリメータ装置80では、前述したX線コリメータ装置10と同様の効果が得られるとともに、構成部材を少なくすることが可能となる。
図9は、上述したX線コリメータ装置80の変形例を示す分解斜視図である。なお、図9において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本変形例においては、後側サポート板91及び前側サポート板92がスライス方向Sに2分割されている。本変形例においてもX線コリメータ装置80と同様の効果を得ることができるとともに、溝部91a,92aの形成が容易となる。
図10は、本発明の第5の実施の形態に係るX線コリメータ装置100を示す分解斜視図、図11は、同X線コリメータ装置100の要部を示す断面図である。なお、これらの図において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
X線コリメータ装置100は、サポート機構110と、このサポート機構110に保持された複数枚のコリメータ単板30とを備えている。
サポート機構110は、チャンネル方向Cに延設されスライス方向Sに並設された一対のコリメータサポート111,112と、このコリメータサポート111,112の両端部に設けられた一対の側板113,114と、コリメータサポート111,112の外周側に設けられた後側サポート板115と、コリメータサポート111,112の内周側に設けられた第1前側サポート板116及び第2前側サポート板117とを備えている。後側サポート板115、第1前側サポート板116、第2前側サポート板117のスライス方向Sの幅は、いずれもコリメータサポート111,112間の幅の1/3以下に設定されている。
後側サポート板115、第1前側サポート板116及び第2前側サポート板117には、コリメータ単板30を挿入するための溝部115a,116a,117aがチャンネル方向Cに沿って複数個、形成されている。これら溝部115a,116a,117aは、X線コリメータ装置100がX線CT装置に組込まれたとき、コリメータ単板30の面がスライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板30の面の延長線上にX線源が位置するように形成されている。
このように構成されたX線コリメータ装置100では、コリメータ単板30は後側サポート板115、第1前側サポート板116及び第2前側サポート板117による支持がなされるとともに、コリメータサポート111,112は、後側サポート板115、第1前側サポート板116及び第2前側サポート板117により剛性が高くなる。このため、コリメータ単板30の剛性を高めることができ、チャンネル方向への反り、たわみを矯正することができる。したがって、検出器ユニットをコリメータサポート111,112に取り付ける際、アライメントを良好に行うことが容易となる。また、溝加工においてスライス方向S全体に亘って加工を行う場合に比べ、加工箇所が短くなるため、溝部115a,116a,117aの加工が容易となり、作業性を向上させることができる。
上述したように、本実施の形態に係るX線コリメータ装置100によれば、X線コリメータ装置10と同様の効果を得ることができるとともに、溝加工を容易とすることができる。
図12は、上述したX線コリメータ装置100の変形例に係るX線コリメータ装置100Aを示す斜視図、図13は、同X線コリメータ装置100Aの要部を示す断面図である。なお、これらの図において図10,11と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本変形例においては、コリメータサポート111,112、第1前側サポート板116及び第2前側サポート板117に、コリメータ板30を案内する溝部111a,112a,116a,117aが形成されている。これら溝部111a,112a,116a,117aは、X線コリメータ装置100AがX線CT装置に組込まれたとき、コリメータ単板30の面がスライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板30の面の延長線上にX線源が位置するように形成されている。
本変形例においても、X線コリメータ装置100と同様の効果を得ることができる。
図14は、上述したX線コリメータ装置100の変形例に係るX線コリメータ装置100Bを示す斜視図、図15は、同X線コリメータ装置100Bの要部を示す断面図である。なお、これらの図において図10,11と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本変形例においては、第1前側サポート板116と第2前側サポート板117との間に、第3前側サポート板118を設けている。
後側サポート板115、第1前側サポート板116、第2前側サポート板117及び第3前側サポート板118には、コリメータ単板30を挿入するための溝部115a,116a,117a,118aがチャンネル方向Cに沿って複数個、形成されている。これら溝部115a,116a,117a,118aは、X線コリメータ装置100BがX線CT装置に組込まれたとき、コリメータ単板30の面がスライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板30の面の延長線上にX線源が位置するように形成されている。
本変形例においても、X線コリメータ装置100と同様の効果を得ることができるとともに、剛性をさらに高めることができる。
図16は、上述したX線コリメータ装置100の変形例に係るX線コリメータ装置100Cを示す斜視図、図17は、同X線コリメータ装置100Cの要部を示す断面図である。なお、これらの図において図14,15と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本変形例においては、後側サポート板115の代わりに、コリメータサポート111からコリメータサポート112に亘って設けられた後側サポート板119を用いるようにした。
コリメータサポート111,112、第1前側サポート板116、第2前側サポート板117及び第3前側サポート板118に、コリメータ板30を案内する溝部111a,112a,116a,117a,118aが形成されている。これら溝部111a,112a,116a,117a,118aは、X線コリメータ装置100CがX線CT装置に組込まれたとき、コリメータ単板30の面がスライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板30の面の延長線上にX線源が位置するように形成されている。
本実施例中において、サポート部材の一例としてコリメータサポート21,22等を、コリメータ板の一例としてコリメータ単板30等を、板材の一例としてモジュール板材42等を、治具の一例として固定部材等が用いられる。
本変形例においても、X線コリメータ装置100と同様の効果を得ることができるとともに、剛性をさらに高め、かつ、加工組立を容易にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るX線コリメータ装置を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置の変形例を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置を示す要部断面図。 同X線コリメータ装置の別の例を示す要部断面図。 本発明の第2の実施の形態に係るX線コリメータ装置を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置による組立方法を示す説明図。 本発明の第3の実施の形態に係るX線コリメータ装置及び治具を示す分解斜視図。 本発明の第4の実施の形態に係るX線コリメータ装置を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置の変形例を示す分解斜視図。 本発明の第5の実施の形態に係るX線コリメータ装置を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置を示す要部断面図。 同X線コリメータ装置の変形例を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置を示す要部断面図。 同X線コリメータ装置の変形例を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置を示す要部断面図。 同X線コリメータ装置の変形例を示す分解斜視図。 同X線コリメータ装置を示す要部断面図。
符号の説明
10,40,50,80…X線コリメータ装置、20,60,90,110…サポート機構、21,22,61,62…コリメータサポート、25,41,65,91,109,115,119…後側サポート板、26,92…前側サポート板、30…コリメータ単板、42…モジュール板材、70…治具,111,112…コリメータサポート,116…第1前側サポート板,117…第2前側サポート板,118…第3前側サポート板。

Claims (5)

  1. X線源から照射され、X線検出器に入射するX線をコリメートするX線コリメータ装置において、
    スライス方向に並設されるとともに、チャンネル方向に延設された一対のサポート部材と、
    これら一対のサポート部材に対し、X線出射側に配置された後側サポート板と、
    上記サポート部材に対し、X線入射側に配置された前側サポート板と、
    上記一対のサポート部材間に配置されたコリメータ板と、
    上記一対のサポート部材、後側サポート板及び前側サポート板に設けられ、上記コリメータ板を保持する溝部とを備えていることを特徴とするX線コリメータ装置。
  2. 上記後側サポート板は、チャンネル方向に沿って配置された複数の板材から形成されていることを特徴とするX線コリメータ装置。
  3. 上記後側サポート板のスライス方向の幅は、上記一対のサポート部材間の幅の1/3以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のX線コリメータ装置。
  4. 上記前側サポート板1枚のスライス方向の幅は、上記一対のサポート部材間の幅の1/3以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のX線コリメータ装置。
  5. X線源から照射され、X線検出器に入射するX線をコリメートするX線コリメータ装置において、
    スライス方向に並設されるとともに、チャンネル方向に延設された一対のサポート部材と、
    これら一対のサポート部材に対し、X線出射側に配置された後側サポート板と、
    上記サポート部材に対し、X線入射側に配置された前側サポート板と、
    上記一対のサポート部材間に配置され、着脱自在の固定部材によって位置決めされ、かつ接着剤により上記サポート部材及び後側サポート板に固定されたコリメータ板とを備えていることを特徴とするX線コリメータ装置。
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