JP2007116522A - 通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラム - Google Patents

通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 各点設備のケーブル属性と収容設備属性の組み合わせおよび収容状況を算出しユーザの最寄の点設備から需要目的にあった収容可能な収容設備属性から、ケーブル属性と収容設備属性の組み合わせの心線運用方法を考慮し、使用可能通信媒体を選定する。
【解決手段】 収容設備ごとに、ケーブルの属性、収容設備の属性、PDS設備の属性、引込線の属性に応じて、ケーブル内の通信媒体と引込線とPDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を記憶し、収容設備ごとに接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を算出し、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況を判断し、各収容設備の使用状況および使用率と各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を特定し、特定された配線点で、ケーブルから通信媒体を選定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の通信媒体をまとめて構成される通信媒体集合体をさらに複数まとめて形成されるケーブルから需要に応じた通信媒体を選定する通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラムに関する。
特に、直収方式(以下、SS(Single Star)) サービス需要と、多分岐方式(以下、PDS(Passive Double Star)) サービス需要の媒体収容可能条件を把握し、その需要に合わせた通信設備構成が可能か否かを判断して通信媒体の選定を行う通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラムに関する。
従来の通信媒体選定技術としては、例えば特許文献1および特許文献2に記載のものがある。特許文献1に記載の技術は、テープ構造をもつ通信媒体の構成や特質、および需要管理のための配線ブロックなどの観点を加味した上で、配線ブロックおよびこの配線ブロックに隣接する配線ブロックから通信媒体を選定する。
特許文献2に記載の技術は、通信媒体の選定に当たって、最寄点設備からケーブルにおける通信媒体使用率を計算し、各ケーブルにおける通信媒体の使用率を各ケーブルごとに通信媒体を選定する。さらに、この通信媒体に接続された光分岐モジュールが使用可能なものか否かを判断し、使用可能な光分岐モジュールに接続された通信媒体を選定する。
このような通信媒体選定技術におけるサービス種別の特性、点設備属性、ケーブル属性、収容設備属性、引込線属性、心線運用方法、PDS設備属性、従来の通信媒体選定のシミュレーションについて以下に説明する。
(サービス種別の特性について)
図11は、通信ネットワークにおけるサービス種別の特性を示す。
図11(a) は、SSサービスの形態を示す。始点(需要発生点、ユーザ側)から終点(局装置側)までの間は1対1の関係が維持され、1つの始点に対して必ず終点が1つ存在する形態をとる。この場合は、局内の通信媒体は、常に他のユーザによって占有されていない心線・端子などの媒体が選定される。
図11(b) は、PDSサービスの形態を示す。始点(需要発生点、ユーザ側)から終点(局内装置側)までの間はn対1の関係が成り立つ。これは、終点である局装置側から発せられる光信号を途中の分岐装置(PDS装置)まで1本の心線を複数のユーザで共有する形式であるため、局装置側から分岐装置までは1本の心線であり、分岐装置以降は分岐装置に付属する複数の設備と複数の心線(引込線)を接続してサービスが提供される。本サービスの特徴として、最初のユーザについては、SSサービスと同様に、局内の通信媒体は常に他のユーザによって占有されていない空き心線・端子などの媒体が選定対象となる。しかし、次のユーザに対しては、局内装置から分岐装置までの心線はすべて占有状態(接続済み)であり、分岐装置で出力側(ユーザ側)に空き端子が存在すれば開通可能となる。
(点設備属性について)
図12は、線路設備の構成例を示す。ここで、局内装置から地下ケーブル、架空ケーブル、引込線を介してユーザ宅内装置が接続される線路設備を示す。
点設備は、通信媒体の接続および分岐を行うためにケーブルに沿って配置される設備であり、例えば電柱、マンホール、ハンドホールなどのようにケーブルが通過する設備である。この点設備に設けられる収容設備において、通信媒体の接続や分岐を行う。また、点設備を通過するケーブルからユーザ宅内にサービス提供を行うには、ケーブルから通信媒体を取り出す必要があり、この通信媒体を取り出す点を配線点と呼ぶ。図12に示すように、点設備ごとに異なった特性を「点設備属性」という。
(ケーブル属性について)
光ファイバケーブルなどの通信媒体は、ケーブルの高密度化、接続作業の向上などの理由から、複数の通信媒体をまとめて構成される1つの集合構造体(通信媒体集合体)となるように作られている。そのため、1本の通信媒体のみを切断して使用することができず、集合構造体単位での切断および使用が行なわれる。
図13は、集合構造体の構成例を示す。
図13(a) は、階層的に構成される集合構造体の例1を示す。(イ)は4心の集合から構成されるテープ状の集合構造体を示し、(ロ)はこのテープ状の集合構造体を5枚接合して構成される集合構造体を示し、(ハ)はこの集合構造体をケーブルに組み込んだ集合構造体の断面を示す。なお、(ハ)の集合構造体は、中心に設けられた鋼線の周囲にテープ集合収容部が設けられ、このテープ集合収容部の凹部内にテープ集合体が収容され、そのうちの1つの凹部に作業用通信媒体が収容されている。そして、これらの周囲は保護被覆部で保護され、最外側には外皮が設けられている。
図13(b) は、集合構造体の例2のケーブルの断面を示す。この集合構造体は、単心の通信媒体が複数心集まって1つのチューブに収められ、このチューブが複数集まってケーブルを構成しているものである。すなわち、この集合構造体は、中心に設けられた鋼線の周囲に6個のチューブが設けられ、各チューブは中心に鋼線を有し、この鋼線の周囲に4本の心線とこれらの通信媒体を固定するためのバランサが設けられ、この6個のチューブの周囲は外皮で包まれて保護されている。図13(a),(b) に示すように、ケーブルごとに異なった特性を「ケーブル属性」という。
(収容設備属性について)
収容設備は、各点設備に布設されるケーブルからユーザ宅内にサービス提供を行う場合に、ケーブルからサービス提供を行う心線(通信媒体)を取り出し、この心線とユーザ宅内まで布設した引込線とを接続するためのものである。また、収容設備は、本線ケーブルから分岐されたケーブルを接続する場合にも必要となる。
図14は、収容設備の構成例を示す。
図14(a) は、架空用収容設備の一例を示す。(イ)は光ファイバ心線の余長部を収納する余長心線収納部、(ロ)はケーブル内の心線を切断し、PDS設備に接続するPDS設備収納部または引込線収納部、(ハ)はケーブル内の心線を切断し、ユーザ宅内まで布設された引込線との接続部および余長部を最大4心個々に収容可能な引込線収納部、(ニ)はケーブル内のテープ集合体の接続部および余長部を収納する接続心線収納部、(ホ)は収容設備に収容される光ファイバケーブルおよび引込線を収容するケーブル固定部を示す。本収容設備では、PDS設備収納部は最大1段実装可能であり、PDS設備収納部を実装して引込線収納部を4段実装した場合、接続心線収納部は2段収容可能である。また、引込線収納部を2段実装した場合、接続心線収納部は3段収容可能となるように、各収納部間の組み合わせがある。
図14(b) は、ケーブル固定部の一例を示す。ケーブル固定部は、架空収容設備の側面に設置され、収容設備内に側面から雨水の浸入を防ぐ目的がある。(イ)は点設備に布設された支持線または本線ケーブルを固定する本線ケーブル固定部、(ロ)は本線ケーブルから分岐されたケーブルを固定する分岐ケーブル固定部、(ハ)はユーザ宅内まで布設された引込線を固定する引込線固定部を示す。ここで、引込線固定部に固定可能な引込線数は最大16本である。図14(a),(b) に示すように、各収容設備ごとに異なった特性を「収容設備属性」という。
(引込線属性について)
引込線は、配線点からユーザ宅内までの区間に布設され、ケーブル内の心線に接続してユーザ宅内へサービス提供を行うための通信媒体である。
図15は、引込線の例を示す。
図15(a) は、屋外用の引込線を示し、縦長の楕円形状に一括被覆を施し、内部に光心線を包含し、上部に支持線が施された構造である。(イ)は1心からなる単心構造、(ロ)は2心からなる単心構造、(ハ)は4心テープからなる集合構造体、(ニ)は4心テープを2枚(合計8心)からなる集合構造体を示す。
図15(b) は、屋内用の引込線を示し、横長の楕円形状に一括被覆を施し、内部に光心線を包含し、支持線がない構造である。(イ)は1心からなる単心構造、(ロ)は2心からなる単心構造、(ハ)は8心からなる単心構造、(ニ)4心テープからなる集合構造体、(ホ)は4心テープを2枚(合計8心)からなる集合構造体を示す。図15(a),(b) に示すように、各引込線ごとに異なった特性を「引込線属性」という。
(心線運用方法について)
心線運用方法とは、点設備における上部ケーブル属性および下部ケーブル属性、さらに収容設備属性の組み合わせにより、実施可能なケーブル内の心線の利用方法である。
図16は、心線運用のイメージ例を示す。
図16(a) は、上部ケーブルまたは下部ケーブルの少なくとも一方のテープ心線が単心分離不可能なケーブル属性であるか、テープ心線を単身に分離可能なケーブル属性であるが、収容設備内でテープ心線を分離するスペースが存在しない収容設備属性である場合を示す。この場合には、テープ心線をまとめて切断し、さらに切断したテープ心線を単心に分離し、目的とする心線を抽出し、引込線に接続する。
図16(b) は、上部ケーブルおよび下部ケーブルのテープ心線を単心に分離可能なケーブル属性であり、さらにテープ心線を単心に分離するためのスペースを保持した収容設備属性の組み合わせの場合を示す。この場合には、テープ心線のうち目的とする心線のみをテープ心線から分離し、単心にした後に切断して抽出し、引込線に接続する。
図16(c) は、上部ケーブルおよび下部ケーブルがテープ心線ではなく、1心線ごとに分離されて収容されるケーブル属性である場合を示す。この場合には、収容設備属性を問わず、目的とする心線のみ切断して抽出し、引込線に接続する。
(PDS設備属性について)
図17は、PDS設備の構成例を示す。
PDS設備は、収容設備に搭載されるものであり、上部側の心線から光信号を入力部に入力し、スプリッタ部で出力部側の心線数分に分岐し、出力部に出力する構成である。出力部側に属する心線は、2心、4心、8心、16心などの単心分離型、および4心の心線をテープ構造体で構成した4心1テープ、8心2テープなどのテープ型がある。主に、入力部側に上部心線を接続し、出力部側に引込線を接続することによりPDSサービスの提供を行う。このように、PDS設備ごとに異なった特性を「PDS設備属性」という。
以上示した各属性に基づき、収容設備への収容方法について説明する。収容設備属性は、収容設備ごとにPDS設備収容条件、引込線収容条件などの収容制限が異なり、収容設備属性とケーブル属性との組み合わせによりテープ心線の利用方法が異なる。さらに、PDSサービスの場合、効率的と選定された心線を収容する収容設備において、選定された心線とPDS設備を接続した後に、PDS設備を収容するPDS設備収容部が必要となる。さらに、PDS設備の使用可能設備とユーザ宅内まで布設される引込線を収容設備内で接続し、接続した心線とPDS設備を収容する引込線収容部が必要となる。一方、SSサービスの場合、効率的と選定された心線を収容する収容設備において、選定された心線とユーザ宅内まで布設された引込線を接続し、接続された心線を収容する引込線収容部が必要となる。
さらに、引込線を接続した心線を収容する引込線収容部においても、心線ごとに収容できる制限が異なり、収容設備において収容可能な引込線収容部が存在しない場合、この配線点に新たな収容設備を新設し、この収容設備内の心線を取り出し、サービス形態に見合った通信媒体を接続する必要がある。さらに、配線点に新たに収容設備を新設することができない場合は、新たな収容設備が登録可能な配線点を確認し、登録する必要がある。さらに、収容設備属性において、PDS設備の収容が不可能な収容設備、およびPDS設備が登録不可能なケーブル属性も存在する。
(従来の通信媒体選定のシミュレーション)
ここで、図18,19に示す設備モデルを例に、従来の通信媒体選定のシミュレーションについて説明する。簡単のために、布設されたケーブルは2心テープ構造×2テープの4心であり、この4心ケーブルは途中での分岐が存在しないケーブルとする。点設備1および点設備2に登録された収容設備属性は単心分離可能収容設備、および区間のケーブルは単身分離可能ケーブルとなっている。
本シミュレーション実施の前提条件は次の通りである。
(1) 布設されたケーブル属性および収容設備属性は、SSサービスおよびPDSサービスの収容が可能であり、単心分離運用可能な属性とする。
(2) 各収容設備属性に収容可能なPDS設備収容数は1個までとする。
(3) 登録されるPDS設備属性は2分岐PDS設備属性とする。
(4) シミュレーションを簡素化するために、PDSサービスは1種類とする。
(5) 各収容設備属性から引込み可能な引込線数は4本までとする。
シミュレーション方法は次の通りである。
(1) 発生する需要は、各点設備でランダムに発生し、需要1〜5が発生するものとする。(2) PDS需要が発生した場合、配線点にPDS設備属性の登録が行われていなかった場合、およびこのPDS設備属性の使用可能設備が存在しなかった場合、新たなPDS設備が人手により登録されたものとしてシミュレーションを継続する。
(3) 発生した需要に対して、使用可能通信媒体が存在しなくなった時点でシミュレーションを終了する。
(需要1)
図19(1) において、点設備2にPDSサービスの需要1が発生したとする。この点設備2を配線点と特定し、配線点で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとし、テープ構造体1-(1)を目的の心線と特定する。ここで、従来は心線運用方法を考慮した選定を実施していないので、テープ構造体1-(2)の心線は点設備2において切断予定の心線として管理される。このとき、本来PDSサービスの提供に必要とされるPDS接続属性の登録はなされていない状態である。
(需要2)
次に、図19(1) において、点設備1にSSサービスの需要2が発生したとする。この点設備1を配線点と特定し、配線点で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとするが、需要1でテープ構造体1が点設備2で使用および切断予定として管理されていることから、テープ構造体2-(1)を目的の心線と特定する。また、テープ構造体1-(2)の心線は、同様に点設備1において切断予定の心線として管理される。
(需要3)
次に、図19(2) において、点設備2にSSサービスの需要3が発生したとする。この点設備2を配線点と特定し、配線点で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここではすでに切断されていて利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとするが、すでに点設備2で切断予定として管理されている心線があることから、そのテープ構造体1-(2)を目的の心線と特定する。
(需要4)
次に、図19(2) において、点設備2にPDSサービスの需要4が発生したとする。この点設備2では需要1においてPDSサービス需要が発生しているが、PDS設備属性を考慮した選定を実施していないこと、さらにPDS設備属性が登録されていないことから、この配線点で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここでは、テープ構造体1-(1),(2)およびテープ構造体2-(1)が使用予定であり、さらにテープ構造体2-(2)が点設備1で切断予定として管理されている心線があることから、利用可能な心線が存在しないことになり、選定処理は終了する。
このように、上記の通信媒体選定の心線運用方法では、単心分離運用方法であるにもかかわらずテープ単位で切断予定を判断しているため、切断予定の心線について、切断予定となっている点設備と異なる点設備で需要が発生してもその心線を選定することができないことがわかる。また、PDS設備属性が登録されるまでの間、ある点設備に同一のPDSサービス需要が発生しても、目的とする心線を選定ができないことがわかる。
特開2000−332893号公報 特開2002─204511号公報
以上説明したように、通信媒体の選定では、配線点に布設されているケーブル属性および収容設備属性の組み合わせ、さらに収容設備の収容制限に対する使用状況を考慮することが重要になる。すなわち、通信媒体の選定にあたり、収容可能な条件であるか否かを判断した上で、目的とする通信媒体を選定することが重要になる。しかし、従来の通信媒体選定装置では、点設備ごとの収容設備属性とケーブル属性の組み合わせ判断手段や収容設備の収容状況算定手段がないために、配線点に登録された収容設備属性により、引込線の収容が不可能な状況にある収容設備属性でも、使用可能心線が存在した場合に正常に使用可能心線として選択される問題がある。
また、従来の通信媒体選定装置では、SSサービス、PDSサービスごとに利用可能な通信媒体属性の判断を実施していない。そのため、PDSサービスでは、PDS設備収容部の実装が可能な収容設備属性の登録が不可能なケーブル属性の組み合わせであるにもかかわらず、このケーブルの使用可能心線を取得し、実工事でPDS設備の登録が不可能となる問題がある。
また、例えば新たな収容設備属性を新設するときに、架空点設備に布設されている光ファイバケーブル1条に対して2個以上の収容設備属性が登録されていればこれ以上の新設は不可能である。しかし、従来の通信媒体選定装置では、収容設備属性ごとの収容可能条件および収容設備登録条件を判断する手段がないため、選定後に人手により確認しなければならない問題がある。
また、収容設備属性にPDS設備が実装されているときに、収容設備属性からの引込線の収容が不可能な収容設備属性であっても、収容設備属性の収容状況算出手段がないことから、利用可能なPDS設備が存在すると判断して使用可能心線を選定してしまう問題がある。
また、現在の心線選定を実施するときに上記の内容を工事実施の際に確認し、条件を満足しない場合、再度必要情報を収集して心線選定を実施する必要がある。そのため、工事と心線選定作業を繰り返し行うことになってしまい、サービス提供期日に間に合わない問題がある。
また、PDS設備を利用してサービス提供を行う設備形態の場合、1心の心線にPDS設備を接続し、複数の需要に対してサービスを提供することが可能である。しかし、目的のPDS設備データを予め登録しておかないと、配線点で同一のサービス需要が発生しても新たな心線を取得してしまい、心線使用率の向上を図ることができない問題がある。また、目的のPDS設備データが登録されていない場合には、過去に同一配線点で目的とする需要が発生していたかどうかについて、人手で確認しなければならない問題がある。
本発明は、各点設備のケーブル属性と収容設備属性の組み合わせおよび収容設備属性の収容状況を算出し、ユーザの最寄の点設備から需要目的にあった収容可能な収容設備属性から、ケーブル属性と収容設備属性の組み合わせにより心線運用方法を考慮し、使用可能通信媒体を選定することができる通信媒体選定装置、通信媒体選定方法、および通信媒体選定プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は通信媒体選定装置、第2の発明は通信媒体選定方法、第3の発明は通信媒体選定プログラムである。以下に示す各手段には、参考のために図1〜図8に示す各部に対応する符号をカッコ書きで記している。
第1の発明は、複数の通信媒体をまとめて構成される通信媒体集合体をさらに複数まとめて形成されるケーブルから需要に応じた通信媒体を選定する通信媒体選定装置において、通信媒体の接続および分岐を行うためにケーブルに沿って配置された点設備の属性を記憶する点設備属性記憶手段(107)と、点設備ごとにケーブルの属性を記憶するケーブル記憶手段(110)と、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備の属性を記憶する収容設備記憶手段(120)と、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれるPDS設備の属性を記憶するPDS設備記憶手段(130)と、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれる引込線の属性を記憶する引込線属性記憶手段(108)と、収容設備ごとに、ケーブルの属性、収容設備の属性、PDS設備の属性、引込線の属性に応じて、ケーブル内の通信媒体と引込線とPDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を記憶する収容設備内接続記憶手段(180)と、収容設備ごとに接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を算出する収容設備収容数算出手段(140)と、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況を判断するサービス特性記憶手段(170)と、収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用状況および使用率と、サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を特定する配線点特定手段(160)と、配線点特定手段で特定された配線点で、ケーブルから通信媒体を選定する選定手段(150)とを備える。
第1の発明の通信媒体選定装置において、配線点特定手段(160)は、需要の発生した最寄りの点設備で、収容設備収容数算出手段(140)で算出された各収容設備の使用率と、サービス特性記憶手段(170)で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、サービスを提供する収容設備が存在するか否かを判断する提供可能収容設備判断手段(161)と、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に、提供可能な収容設備をケーブルに沿って検索する収容設備検索手段(162)と、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備であると判断された場合にこの収容設備を配線点と特定して記憶し、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に収容設備検索手段(162)で検索された収容設備を配線点と特定して記憶する配線点特定記憶手段(165)と、収容設備検索手段(162)の検索により提供可能な収容設備が存在しない場合に、ケーブルに沿って新たな収容設備の取付が可能な点設備が存在するか否かを検索する取付予定収容設備検索手段(163)と、点設備属性とケーブル属性ごとに登録可能な収容設備の優先順位を予め設定した収容設備優先登録設定手段(164)とを備え、配線点特定手段(165)は、取付予定収容設備検索手段(163)の検索により新たに収容設備の取付が可能な点設備属性とケーブル属性の組み合わせたが存在した場合に、収容設備優先登録設定手段(164)からその収容設備の優先順位を読み出し、その優先順位に基づく収容設備属性を点設備に登録するために収容設備記憶手段(120)を更新し、その点設備を配線点として特定して記憶し、選定手段(150)は、配線点特定記憶手段(165)で特定された配線点における収容設備属性により通信媒体を選定する。
第1の発明の通信媒体選定装置において、選定手段(150)は、サービス特性記憶手段(170)から読み出したサービス内容を元に、ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備から使用可能設備を選定するかを判断する通信媒体選定判断手段(151)と、通信媒体選定判断手段(151)で判断された通信媒体がPDS設備の場合に、使用可能なPDS設備があればそれを選定し、使用可能なPDS設備がなければ収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、通信媒体選定判断手段(151)で判断された通信媒体がPDS設備でない場合に、配線点特定手段(160)で特定された配線点情報を元に該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する心線切断判断手段(155)と、点設備属性、ケーブル属性および収容設備属性の組み合わせに対する心線運用方法を予め設定した心線運用方法設定手段(154)と、心線切断判断手段(155)で利用可能な心線が存在せずに心線の切断が必要と判断した場合に、配線点特定手段(160)で特定された配線点情報を元に、点設備属性記憶手段から読み出した点設備属性と、ケーブル記憶手段(110)から読み出したケーブル属性と、収容設備記憶手段(120)から読み出した収容設備属性の組み合わせに対して、心線運用方法設定手段(154)から配線点での心線運用方法を特定する心線運用方法特定手段(153)と、通信媒体の優先順位を予め設定した通信媒体優先順位設定手段(152)と、心線運用方法特定手段(153)で特定された心線運用方法よりケーブル内心線の切断方法を心線切断判断手段(155)で判断し、通信媒体優先順位設定手段(152)の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定する通信媒体選定手段(156)と、PDSサービス内容ごとにPDS設備の優先順位を予め設定したPDS優先登録設定手段(157)とを備え、収容設備収容数算出手段(140)から配線点の収容設備属性の収容可能条件と、心線を包含するケーブル属性および収容設備属性と、PDS優先登録設定手段(157)に設定されたPDS設備の優先順位を比較し、得られたPDS属性を収容設備属性としてPDS設備記憶手段(130)に記憶させ、かつ該PDS属性から使用可能設備を選定し、心線切断判断手段(155)で心線の切断が必要と判断した場合に、心線運用方法特定手段(153)で特定された心線運用方法によりケーブルの心線の切断方法を判断し、その切断方法を元に通信媒体優先順位設定手段(152)の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定し、この選定結果を収容設備収容数算出手段(140)に更新記憶する。
また、選定手段(150)は、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体を運用するテープ運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)でテープ単位で心線が使用可能と判断されるテープ媒体を切断可能と判断し、そのテープ媒体を選定対象とし、かつテープ媒体に含まれる目的の心線を取得して他の心線に対して切断予定を設定し、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体の1心線のみを分離して運用可能な単心分離運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)でテープ媒体に含まれる心線に使用可能な心線が存在した場合に、目的の心線のみをテープ媒体から分離切断して使用すると判断し、その心線を選定対象とし、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、予め心線が分離された心線集合体である単心運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)で使用可能心線を選定対象としてもよい。
第1の発明の通信媒体選定装置において、ケーブル記憶手段(110)は、点設備ごとに、ケーブルの上部および下部のケーブル属性を記憶するケーブル属性記憶手段(111)と、収容設備ごとに、ケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を設定する収容設備登録条件設定手段(112)と、ケーブル属性記憶手段(111)に記憶したケーブル属性ごとの接続状態を収容設備内接続記憶手段(180)に記憶させ、収容設備登録条件設定手段(112)からケーブル属性ごとに収容設備属性の条件を読み出し、各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かを判断するケーブル属性判断手段(113)と、選定に当たってケーブル属性判断手段(113)から提供可能なケーブルを読み出し、この読み出したケーブルを特定して出力するケーブル特定判断手段(114)とを備える。
第1の発明の通信媒体選定装置において、収容設備記憶手段(120)は、点設備属性記憶手段(107)で記憶される点設備ごとの収容設備属性を記憶する収容設備属性記憶手段(121)と、収容設備属性記憶手段(121)に記憶された収容設備属性が点設備に登録されたどのケーブルに登録されたものかを記憶する収容設備登録状態記憶手段(122)と、収容設備属性ごとに、点設備および登録可能個数条件を予め設定する収容設備登録設定手段(123)と、収容設備登録設定手段(123)から点設備および登録可能個数条件を読み出し、収容設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致した収容設備属性であるか否かを判断する収容設備判断手段(124)と、通信媒体の選定に当たって、収容設備判断手段(124)から提供可能な収容設備属性を読み出し、この収容設備属性を特定して出力する収容設備特定手段(125)とを備える。
第1の発明の通信媒体選定装置において、PDS設備記憶手段(130)は、点設備属性記憶手段(107)で記憶される点設備ごとのPDS設備属性を記憶するPDS設備属性記憶手段(131)と、PDS設備属性記憶手段(131)に記憶されたPDS設備属性が収容設備記憶手段(120)に記憶されたどの収容設備属性に登録されたものかを記憶するPDS設備収容設備登録状態記憶手段(132)と、PDS設備属性ごとに、登録可能な収容設備属性を予め設定するPDS設備収容設備登録設定手段(133)と、PDS設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致したPDS設備属性であるか否かを判断するPDS設備属性判断手段(134)と、通信媒体の選定に当たって、PDS設備属性判断手段(134)から提供可能なPDS設備属性を読み出し、このPDS設備属性を特定して出力するPDS設備特定手段(135)とを備え、PDS設備属性を新たに登録する場合には、該PDS設備属性が登録可能な収容設備属性であるか否かをPDS設備収容設備登録設定手段(133)から判断し、登録可能であれば収容設備収容数算出手段(140)から読み込んだPDS設備収容条件を満足しているか否かを判断し、その条件を満足している場合はPDS設備属性記憶手段(131)に新たにPDS設備属性を記憶し、その条件を満足していない場合はエラーとして処理し、さらに該PDS設備属性が登録不可能な収容設備属性であればエラーとして登録処理を中止する。
第1の発明の通信媒体選定装置において、収容設備収容数算出手段(140)は、ケーブル記憶手段(110)で利用可能と判断されたケーブル属性と、収容設備記憶手段(120)で利用可能と判断された収容設備属性と、収容設備記憶手段(120)で特定された収容設備属性に対してPDS設備記憶手段(130)に記憶されたPDS設備属性と、引込線属性記憶手段(108)に記憶され、収容設備記憶手段(120)で特定された収容設備属性ごとに登録されている引込線属性とを各点設備ごとに読み出し、この読み出した属性により収容設備内接続記憶手段(180)に記憶された接続特定情報を各収容設備ごとに読み出し、各収容設備属性の収容状況を算出する収容設備収容状況算出手段(141)と、各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件および未接続心線条件を予め設定する収容設備収容条件設定手段(142)と、収容設備収容条件設定手段(142)から各条件を読み出し、各収容設備属性における使用率を記憶する収容設備使用率記憶手段(143)と、通信媒体を選定するごとに、選定された収容設備属性における使用率を計算し、この使用率を収容設備使用率記憶手段(143)に更新設定する収容設備使用率計算手段(144)と、収容設備収容状況算出手段(141)で算出された収容状況と、収容設備収容条件設定手段(142)から読み出した条件とを比較し、収容設備属性が新たな需要を収容できるか否かを判断する収容状態判断手段(145)とを備え、収容状態判断手段(145)が新たな需要を収容できる収容設備属性であると判断した場合に、選定手段(150)は、通信媒体を選定する際に、各収容設備属性における使用率を収容設備使用率記憶手段(143)から読み出して比較し、その比較結果に基づいて通信媒体を選定する。
第1の発明の通信媒体選定装置において、サービス特性記憶手段(170)は、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容を記憶し、そのサービス内容がSSサービスかPDSサービスかを判断するサービス内容判断手段(171)と、各サービスを提供する上で必要とする収容設備属性をサービス提供条件として予め設定したサービス提供条件設定手段(172)と、サービス内容判断手段(171)で判断されたサービス内容について、サービス提供条件設定手段(172)を参照して該サービスを提供する上で必要とする収容設備属性であるか否かを判断するサービス提供判断手段(173)とを備え、選定手段(150)は、サービス提供判断手段(173)の判断に基づいて、需要に対してサービス提供可能な収容設備属性から通信媒体を選定する。
第2の発明は、複数の通信媒体をまとめて構成される通信媒体集合体をさらに複数まとめて形成されるケーブルから需要に応じた通信媒体を選定する通信媒体選定方法において、通信媒体の接続および分岐を行うためにケーブルに沿って配置された点設備の属性を点設備属性記憶手段(107)に記憶し、点設備ごとにケーブルの属性をケーブル記憶手段(110)に記憶し、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備の属性を収容設備記憶手段(120)に記憶し、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれるPDS設備の属性をPDS設備記憶手段(130)に記憶し、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれる引込線の属性を引込線属性記憶手段(108)に記憶し、収容設備ごとに、ケーブルの属性、収容設備の属性、PDS設備の属性、引込線の属性に応じて、ケーブル内の通信媒体と引込線とPDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を収容設備内接続記憶手段(180)に記憶し、収容設備ごとに接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を収容設備収容数算出手段(140)で算出し、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況をサービス特性記憶手段(170)で判断し、収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用状況および使用率と、サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を配線点特定手段(160)で特定し、配線点特定手段で特定された配線点で、ケーブルから通信媒体を選定手段(150)で選定する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、配線点特定手段(160)は、需要の発生した最寄りの点設備で、収容設備収容数算出手段(140)で算出された各収容設備の使用率と、サービス特性記憶手段(170)で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、サービスを提供する収容設備が存在するか否かを提供可能収容設備判断手段(161)で判断し、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に、提供可能な収容設備をケーブルに沿って収容設備検索手段(162)で検索し、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備であると判断された場合にこの収容設備を配線点と特定して記憶し、提供可能収容設備判断手段(161)で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に収容設備検索手段(162)で検索された収容設備を配線点と特定して配線点特定記憶手段(165)に記憶し、収容設備検索手段(162)の検索により提供可能な収容設備が存在しない場合に、ケーブルに沿って新たな収容設備の取付が可能な点設備が存在するか否かを取付予定収容設備検索手段(163)で検索し、点設備属性とケーブル属性ごとに登録可能な収容設備の優先順位を収容設備優先登録設定手段(164)に予め設定し、配線点特定手段(165)は、取付予定収容設備検索手段(163)の検索により新たに収容設備の取付が可能な点設備属性とケーブル属性の組み合わせたが存在した場合に、収容設備優先登録設定手段(164)からその収容設備の優先順位を読み出し、その優先順位に基づく収容設備属性を点設備に登録するために収容設備記憶手段(120)を更新し、その点設備を配線点として特定して記憶し、選定手段(150)は、配線点特定記憶手段(165)で特定された配線点における収容設備属性により通信媒体を選定する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、選定手段(150)は、サービス特性記憶手段(170)から読み出したサービス内容を元に、ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備から使用可能設備を選定するかを通信媒体選定判断手段(151)で判断し、通信媒体選定判断手段(151)で判断された通信媒体がPDS設備の場合に、使用可能なPDS設備があればそれを選定し、使用可能なPDS設備がなければ収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、通信媒体選定判断手段(151)で判断された通信媒体がPDS設備でない場合に、配線点特定手段(160)で特定された配線点情報を元に該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを心線切断判断手段(155)で判断し、点設備属性、ケーブル属性および収容設備属性の組み合わせに対する心線運用方法を心線運用方法設定手段(154)に予め設定し、心線切断判断手段(155)で利用可能な心線が存在せずに心線の切断が必要と判断した場合に、配線点特定手段(160)で特定された配線点情報を元に、点設備属性記憶手段(107)から読み出した点設備属性と、ケーブル記憶手段(110)から読み出したケーブル属性と、収容設備記憶手段(120)から読み出した収容設備属性の組み合わせに対して、心線運用方法設定手段(154)から配線点での心線運用方法を心線運用方法特定手段(153)で特定し、通信媒体の優先順位を通信媒体優先順位設定手段(152)に予め設定し、心線運用方法特定手段(153)で特定された心線運用方法よりケーブル内心線の切断方法を心線切断判断手段(155)で判断し、通信媒体優先順位設定手段(152)の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を通信媒体選定手段(156)で選定し、PDSサービス内容ごとにPDS設備の優先順位をPDS優先登録設定手段(157)に予め設定し、収容設備収容数算出手段(140)から配線点の収容設備属性の収容可能条件と、心線を包含するケーブル属性および収容設備属性と、PDS優先登録設定手段(157)に設定されたPDS設備の優先順位を比較し、得られたPDS属性を収容設備属性としてPDS設備記憶手段(130)に記憶させ、かつ該PDS属性から使用可能設備を選定し、心線切断判断手段(155)で心線の切断が必要と判断した場合に、心線運用方法特定手段(153)で特定された心線運用方法によりケーブルの心線の切断方法を判断し、その切断方法を元に通信媒体優先順位設定手段(152)の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定し、この選定結果を収容設備収容数算出手段(140)に更新記憶する。
また、選定手段(150)は、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体を運用するテープ運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)でテープ単位で心線が使用可能と判断されるテープ媒体を切断可能と判断し、そのテープ媒体を選定対象とし、かつテープ媒体に含まれる目的の心線を取得して他の心線に対して切断予定を設定し、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体の1心線のみを分離して運用可能な単心分離運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)でテープ媒体に含まれる心線に使用可能な心線が存在した場合に、目的の心線のみをテープ媒体から分離切断して使用すると判断し、その心線を選定対象とし、優先順位に基づき心線運用方法特定手段(153)で判断された結果が、予め心線が分離された心線集合体である単心運用方法であった場合に、通信媒体優先順位設定手段(152)から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて心線切断判断手段(155)で使用可能心線を選定対象としてもよい。
第2の発明の通信媒体選定方法において、ケーブル記憶手段(110)は、点設備ごとに、ケーブルの上部および下部のケーブル属性をケーブル属性記憶手段(111)に記憶し、収容設備ごとに、ケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を収容設備登録条件設定手段(112)に設定し、ケーブル属性記憶手段(111)に記憶したケーブル属性ごとの接続状態を収容設備内接続記憶手段(180)に記憶させ、収容設備登録条件設定手段(112)からケーブル属性ごとに収容設備属性の条件を読み出し、各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かをケーブル属性判断手段(113)で判断し、選定に当たってケーブル属性判断手段(113)から提供可能なケーブルを読み出し、この読み出したケーブルを特定してケーブル特定判断手段(114)から出力する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、収容設備記憶手段(120)は、点設備属性記憶手段(107)で記憶される点設備ごとの収容設備属性を収容設備属性記憶手段(121)に記憶し、収容設備属性記憶手段(121)に記憶された収容設備属性が点設備に登録されたどのケーブルに登録されたものかを収容設備登録状態記憶手段(122)に記憶し、収容設備属性ごとに、点設備および登録可能個数条件を収容設備登録設定手段(123)に予め設定し、収容設備登録設定手段(123)から点設備および登録可能個数条件を読み出し、収容設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致した収容設備属性であるか否かを収容設備判断手段(124)で判断し、通信媒体の選定に当たって、収容設備判断手段(124)から提供可能な収容設備属性を読み出し、この収容設備属性を特定して収容設備特定手段(125)から出力する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、PDS設備記憶手段(130)は、点設備属性記憶手段(107)で記憶される点設備ごとのPDS設備属性をPDS設備属性記憶手段(131)に記憶し、PDS設備属性記憶手段(131)に記憶されたPDS設備属性が収容設備記憶手段(120)に記憶されたどの収容設備属性に登録されたものかをPDS設備収容設備登録状態記憶手段(132)に記憶し、PDS設備属性ごとに、登録可能な収容設備属性をPDS設備収容設備登録設定手段(133)に予め設定し、PDS設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致したPDS設備属性であるか否かをPDS設備属性判断手段(134)で判断し、通信媒体の選定に当たって、PDS設備属性判断手段(134)から提供可能なPDS設備属性を読み出し、このPDS設備属性を特定してPDS設備特定手段(135)から出力し、PDS設備属性を新たに登録する場合には、該PDS設備属性が登録可能な収容設備属性であるか否かをPDS設備収容設備登録設定手段(133)から判断し、登録可能であれば収容設備収容数算出手段(140)から読み込んだPDS設備収容条件を満足しているか否かを判断し、その条件を満足している場合はPDS設備属性記憶手段(131)に新たにPDS設備属性を記憶し、その条件を満足していない場合はエラーとして処理し、さらに該PDS設備属性が登録不可能な収容設備属性であればエラーとして登録処理を中止する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、収容設備収容数算出手段(140)は、ケーブル記憶手段(110)で利用可能と判断されたケーブル属性と、収容設備記憶手段(120)で利用可能と判断された収容設備属性と、収容設備記憶手段(120)で特定された収容設備属性に対してPDS設備記憶手段(130)に記憶されたPDS設備属性と、引込線属性記憶手段(108)に記憶され、収容設備記憶手段(120)で特定された収容設備属性ごとに登録されている引込線属性とを各点設備ごとに読み出し、この読み出した属性により収容設備内接続記憶手段(180)に記憶された接続特定情報を各収容設備ごとに読み出し、各収容設備属性の収容状況を収容設備収容状況算出手段(141)で算出し、各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件および未接続心線条件を収容設備収容条件設定手段(142)に予め設定し、収容設備収容条件設定手段(142)から各条件を読み出し、各収容設備属性における使用率を収容設備使用率記憶手段(143)に記憶し、通信媒体を選定するごとに、選定された収容設備属性における使用率を計算し、この使用率を収容設備使用率計算手段(144)から収容設備使用率記憶手段(143)に更新設定し、収容設備収容状況算出手段(141)で算出された収容状況と、収容設備収容条件設定手段(142)から読み出した条件とを比較し、収容設備属性が新たな需要を収容できるか否かを収容状態判断手段(145)で判断し、収容状態判断手段(145)が新たな需要を収容できる収容設備属性であると判断した場合に、選定手段(150)は、通信媒体を選定する際に、各収容設備属性における使用率を収容設備使用率記憶手段(143)から読み出して比較し、その比較結果に基づいて通信媒体を選定する。
第2の発明の通信媒体選定方法において、サービス特性記憶手段(170)は、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容を記憶し、そのサービス内容がSSサービスかPDSサービスかをサービス内容判断手段(171)で判断し、各サービスを提供する上で必要とする収容設備属性をサービス提供条件としてサービス提供条件設定手段(172)に予め設定し、サービス内容判断手段(171)で判断されたサービス内容について、サービス提供条件設定手段(172)を参照して該サービスを提供する上で必要とする収容設備属性であるか否かをサービス提供判断手段(173)で判断し、選定手段(150)は、サービス提供判断手段(173)の判断に基づいて、需要に対してサービス提供可能な収容設備属性から通信媒体を選定する。
第3の発明の通信媒体選定プログラムは、第2の発明の各手段をコンピュータプログラムで実現する。
本発明では、需要の目的に合ったケーブル属性、収容設備属性の組み合わせに合った配線点および収容設備属性を検索して通信媒体の選定を行うので、配線点を効率的に特定できる。すなわち、収容不可能な収容設備属性から通信媒体を選定することがなくなり、選定のやり直しがなく、選定処理の効率化および迅速化を図ることができる。
また、目的の収容設備属性が存在しない場合、目的とするケーブル属性に新たな収容設備属性の取付が可能な点設備が存在するか否かを検索することにより、登録可能な点設備を人手により確認する必要がなく、選定処理の効率化および迅速化を図ることができる。
また、目的の収容設備属性に目的とするPDS設備属性がない、または使用可能設備が存在しない場合、収容可能条件を確認した上で、該収容設備属性の収容可能数に合った優先順位に基づき、PDS設備のデータ登録を行うことにより、該収容設備属性にて同一の目的とする需要が発生した場合に、新たな心線を取得することなく設備の有効利用を図ることができる。さらに引込線収容可能数を加味したデータ登録を行うことにより設備の有効利用を図ることができ、収容設備属性への収容可能条件を人手により確認する必要がなく、選定処理の効率化および迅速化を図ることができる。
図1は、本発明の通信媒体選定装置の実施形態を示す。
図において、通信媒体選定装置は、制御部100、ケーブル記憶手段を構成するケーブル記憶部110、収容設備記憶手段を構成する収容設備記憶部120、PDS設備記憶手段を構成するPDS設備記憶部130、収容設備収容数算出手段を構成する収容設備収容数算出部140、通信媒体の選定手段を構成する選定部150、配線点特定手段を構成する配線点特定部160、サービス特性記憶手段を構成するサービス特性記憶部170、収容設備内接続記憶手段を構成する収容設備内接続記憶部180、点設備属性記憶手段を構成する点設備属性記憶部107、引込線属性記憶手段を構成する引込線属性記憶部108、コマンド処理部101、入力部102、出力部103、入出力インタフェース部104から構成され、入出力インタフェース部104に入出力装置105およびネットワーク106が接続される。
点設備属性記憶部107は、通信媒体の接続および分岐を行うためにケーブルに沿って配置された点設備の属性を記憶する。ケーブル記憶部110は、点設備ごとにケーブルの属性を記憶する。収容設備記憶部120は、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備の属性を記憶する。PDS設備記憶部130は、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれるPDS設備の属性を記憶する。引込線属性記憶部108は、点設備ごとにケーブルを収容する収容設備に含まれる引込線の属性を記憶する。収容設備内接続記憶部180は、収容設備ごとに、ケーブルの属性、収容設備の属性、PDS設備の属性、引込線の属性に応じて、ケーブル内の通信媒体と引込線とPDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を記憶する。収容設備収容数算出部140は、収容設備ごとに接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を算出する。サービス特性記憶部170は、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況を判断する。配線点特定部160は、収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用状況および使用率と、サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を特定する。選定部150は、配線点特定手段で特定された配線点で、ケーブルから通信媒体を選定する。
図2は、ケーブル記憶部110の構成例を示す。図において、ケーブル記憶部110は、ケーブル属性記憶手段を構成するケーブル属性記憶部111、収容設備登録条件設定手段を構成する収容設備登録条件設定部112、ケーブル属性判断手段を構成するケーブル属性判断部113、ケーブル特定手段を構成するケーブル特定判断部114から構成される。
ケーブル属性記憶部111は、点設備ごとに、ケーブルの上部および下部のケーブル属性を記憶する。収容設備登録条件設定部112は、収容設備ごとに、ケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を設定する。ケーブル属性判断部113は、ケーブル属性記憶部111に記憶したケーブル属性ごとの接続状態を収容設備内接続記憶部180に記憶させ、収容設備登録条件設定部112からケーブル属性ごとに収容設備属性の条件を読み出し、各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かを判断する。ケーブル特定判断部114は、選定に当たってケーブル属性判断部113から提供可能なケーブルを読み出し、この読み出したケーブルを特定して出力する。
図3は、収容設備記憶部120の構成例を示す。図において、収容設備記憶部120は、収容設備属性記憶手段を構成する収容設備属性記憶部121、収容設備登録状態記憶手段を構成する収容設備登録状態記憶部122、収容設備登録設定手段を構成する収容設備登録設定部123、収容設備判断手段を構成する収容設備判断部124、収容設備特定手段を構成する収容設備特定部125から構成される。
収容設備属性記憶部121は、点設備属性記憶部107で記憶される点設備ごとの収容設備属性を記憶する。収容設備登録状態記憶部122は、収容設備属性記憶部121に記憶された収容設備属性が点設備に布設されたどのケーブルに登録されたものかを記憶する。収容設備登録設定部123は、収容設備属性ごとに、点設備および登録可能個数条件を予め設定する。収容設備判断部124は、収容設備登録設定部123から点設備および登録可能個数条件を読み出し、収容設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致した収容設備属性であるか否かを判断する。収容設備特定部125は、通信媒体の選定に当たって、収容設備判断部124から提供可能な収容設備属性を読み出し、この収容設備属性を特定して出力する。
図4は、PDS設備記憶部130の構成例を示す。図において、PDS設備記憶部130は、PDS設備属性記憶手段を構成するPDS設備属性記憶部131、PDS設備収容設備登録状態記憶手段を構成するPDS設備収容設備登録状態記憶部132、PDS設備収容設備登録設定手段を構成するPDS設備収容設備登録設定部133、PDS設備属性判断手段を構成するPDS設備属性判断部134、PDS設備特定手段を構成するPDS設備特定部135から構成される。
PDS設備属性記憶部131は、点設備属性記憶部107で記憶される点設備ごとのPDS設備属性を記憶する。PDS設備収容設備登録状態記憶部132は、PDS設備属性記憶部131に記憶されたPDS設備属性が収容設備記憶部120に記憶されたどの収容設備属性に登録されたものかを記憶する。PDS設備収容設備登録設定部133は、PDS設備属性ごとに、登録可能な収容設備属性を予め設定する。PDS設備属性判断部134は、PDS設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致したPDS設備属性であるか否かを判断する。PDS設備特定部135は、通信媒体の選定に当たって、PDS設備属性判断部134から提供可能なPDS設備属性を読み出し、このPDS設備属性を特定して出力する。
ここで、PDS設備属性を新たに登録する場合には、該PDS設備属性が登録可能な収容設備属性であるか否かをPDS設備収容設備登録設定部133から判断し、登録可能であれば収容設備収容数算出部140から読み込んだPDS設備収容条件を満足しているか否かを判断し、その条件を満足している場合はPDS設備属性記憶部131に新たにPDS設備属性を記憶し、その条件を満足していない場合はエラーとして処理し、さらに該PDS設備属性が登録不可能な収容設備属性であればエラーとして登録処理を中止する。
図5は、収容設備収容数算出部140の構成例を示す。図において、収容設備収容数算出部140は、収容設備収容状況算出手段を構成する収容設備収容状況算出部141、収容設備収容条件設定手段を構成する収容設備収容条件設定部142、収容設備使用率記憶手段を構成する収容設備使用率記憶部143、収容設備使用率計算手段を構成する収容設備使用率計算部144、収容状態判断手段を構成する収容状態判断部145から構成される。
収容設備収容状況算出部141は、ケーブル記憶部110で利用可能と判断されたケーブル属性と、収容設備記憶部120で利用可能と判断された収容設備属性と、収容設備記憶部120で特定された収容設備属性に対してPDS設備記憶部130に記憶されたPDS設備属性と、引込線属性記憶部108に記憶され、収容設備記憶部120で特定された収容設備属性ごとに布設されている引込線属性とを各点設備ごとに読み出し、この読み出した属性により収容設備内接続記憶部180に記憶された接続特定情報を各収容設備ごとに読み出し、各収容設備属性の収容状況を算出する。収容設備収容条件設定部142は、各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件および未接続心線条件を予め設定する。収容設備使用率記憶部143は、収容設備収容条件設定部142から各条件を読み出し、各収容設備属性における使用率を記憶する。収容設備使用率計算部144は、通信媒体を選定するごとに、選定された収容設備属性における使用率を計算し、この使用率を収容設備使用率記憶部143に更新設定する。収容状態判断部145は、収容設備収容状況算出部141で算出された収容状況と、収容設備収容条件設定部142から読み出した条件とを比較し、収容設備属性が新たな需要を収容できるか否かを判断する。
ここで、収容状態判断部145が新たな需要を収容できる収容設備属性であると判断した場合に、選定部150は、通信媒体を選定する際に、各収容設備属性における使用率を収容設備使用率記憶部143から読み出して比較し、その比較結果に基づいて通信媒体を選定する
図6は、選定部150の構成例を示す。図において、選定部150は、通信媒体選定判断手段を構成する通信媒体選定判断部151、通信媒体優先順位設定手段を構成する通信媒体優先順位設定部152、心線運用方法特定手段を構成する心線運用方法特定部153、心線運用方法設定手段を構成する心線運用方法設定部154、心線切断判断手段を構成する心線切断判断部155、通信媒体選定手段を構成する通信媒体選定部156、PDS優先登録設定手段を構成するPDS優先登録設定部157から構成される。
通信媒体選定判断部151は、サービス特性記憶部170から読み出したサービス内容を元に、ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備から使用可能設備を選定するかを判断する。心線切断判断部155は、通信媒体選定判断部151で判断された通信媒体がPDS設備の場合に、使用可能なPDS設備があればそれを選定し、使用可能なPDS設備がなければ収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、通信媒体選定判断部151で判断された通信媒体がPDS設備でない場合に、配線点特定部160で特定された配線点情報を元に該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。心線運用方法設定部154は、点設備属性、ケーブル属性および収容設備属性の組み合わせに対する心線運用方法を予め設定する。心線運用方法特定部153は、心線切断判断部155で利用可能な心線が存在せずに心線の切断が必要と判断した場合に、配線点特定部160で特定された配線点情報を元に、点設備属性記憶部107から読み出した点設備属性と、ケーブル記憶部110から読み出したケーブル属性と、収容設備記憶部120から読み出した収容設備属性の組み合わせに対して、心線運用方法設定部154から配線点での心線運用方法を特定する。通信媒体優先順位設定部152は、通信媒体の優先順位を予め設定する。通信媒体選定部156は、心線運用方法特定部153で特定された心線運用方法よりケーブル内心線の切断方法を心線切断判断部155で判断し、通信媒体優先順位設定部152の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定する。PDS優先登録設定部157は、PDSサービス内容ごとにPDS設備の優先順位を予め設定する。
ここで、収容設備収容数算出部140から配線点の収容設備属性の収容可能条件と、心線を包含するケーブル属性および収容設備属性と、PDS優先登録設定部157に設定されたPDS設備の優先順位を比較し、得られたPDS属性を収容設備属性としてPDS設備記憶部130に記憶させ、かつ該PDS属性から使用可能設備を選定し、心線切断判断部155で心線の切断が必要と判断した場合に、心線運用方法特定部153で特定された心線運用方法によりケーブルの心線の切断方法を判断し、その切断方法を元に通信媒体優先順位設定部152の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定し、この選定結果を収容設備収容数算出部140に更新記憶する。
図7は、配線点特定部160の構成例を示す。図において、配線点特定部160は、提供可能収容設備判断手段を構成する提供可能収容設備判断部161、収容設備検索手段を構成する収容設備検索部162、取付予定収容設備検索手段を構成する取付予定収容設備検索部163、収容設備優先登録設定手段を構成する収容設備優先登録設定部164、配線点特定記憶手段を構成する配線点特定記憶部165から構成される。
提供可能収容設備判断部161は、需要の発生した最寄りの点設備で、収容設備収容数算出部140で算出された各収容設備の使用率と、サービス特性記憶部170で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、サービスを提供する収容設備が存在するか否かを判断する。収容設備検索部162は、提供可能収容設備判断部161で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に、提供可能な収容設備をケーブルに沿って検索する。配線点特定記憶部165は、提供可能収容設備判断部161で提供可能な収容設備であると判断された場合にこの収容設備を配線点と特定して記憶し、提供可能収容設備判断部161で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に収容設備検索部162で検索された収容設備を配線点と特定して記憶する。取付予定収容設備検索部163は、収容設備検索部162の検索により提供可能な収容設備が存在しない場合に、ケーブルに沿って新たな収容設備の取付が可能な点設備が存在するか否かを検索する。収容設備優先登録設定部164は、点設備属性とケーブル属性ごとに登録可能な収容設備の優先順位を予め設定する。
ここで、配線点特定部165は、取付予定収容設備検索部163の検索により新たに収容設備の取付が可能な点設備属性とケーブル属性の組み合わせたが存在した場合に、収容設備優先登録設定部164からその収容設備の優先順位を読み出し、その優先順位に基づく収容設備属性を点設備に登録するために収容設備記憶部120を更新し、その点設備を配線点として特定して記憶し、選定部150は、配線点特定記憶部165で特定された配線点における収容設備属性により通信媒体を選定する。
図8は、サービス特性記憶部170の構成例を示す。図において、サービス特性記憶部170は、サービス内容判断手段を構成するサービス内容判断部171、サービス提供条件設定手段を構成するサービス提供条件設定部172、サービス提供設備判断手段を構成するサービス提供設備判断部173から構成される。
サービス内容判断部171は、通信媒体の需要に対して求められるサービス内容を記憶し、そのサービス内容がSSサービスかPDSサービスかを判断する。サービス提供条件設定部172は、各サービスを提供する上で必要とする収容設備属性をサービス提供条件として予め設定する。サービス提供判断部173は、サービス内容判断部171で判断されたサービス内容について、サービス提供条件設定部172を参照して該サービスを提供する上で必要とする収容設備属性であるか否かを判断する。選定部150は、サービス提供判断部173の判断に基づいて、需要に対してサービス提供可能な収容設備属性から通信媒体を選定する。
図9は、本発明の通信媒体選定装置・方法の処理手順を示す。
新規需要が発生すると、入出力インタフェース部104を介して入出力装置105またはネットワーク106から、新規需要の目的とするサービス情報、新規需要のあった近くの点設備情報および選定条件が入力される。この入力された情報は、制御部100の指示により入力部102に読み込まれ、さらに入力部102からコマンド処理部101に送られる。
コマンド処理部101は、制御部100の指示により選定条件を解析するとともに、点設備属性記憶部107、ケーブル記憶部110、収容設備記憶部120、PDS設備記憶部130、引込線属性記憶部108にそれぞれ属性判断処理を指示し、判断された属性を収容設備収容数算出部140に送り、収容設備収容数の算出処理を指示する。
すなわち、点設備属性記憶部107では、制御部100の指示により点設備属性を読み出し、収容設備収容数算出部140に送る(S101)。ケーブル記憶部110では、制御部100の指示により、ケーブル属性記憶部111に記憶された点設備ごとに布設されるケーブルの上部および下部のケーブル属性を読み込み、収容設備内接続記憶手段180のケーブル属性ごとの接続状態を更新する。また、収容設備登録条件設定部112からケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を読み出し、ケーブル属性判断部113で各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かを判断する。ケーブル特定判断部114は、ケーブル属性判断部113から提供可能なケーブル属性を読み出し、収容設備収容数算出部140に送る(S102)。
収容設備記憶部120では、制御部100の指示により、収容設備属性記憶部121に記憶された収容設備属性を読み出し、その収容設備属性が収容設備登録状態記憶部122で点設備に布設されたどのケーブル属性に登録されているかを記憶させる。さらに、収容設備登録設定部123から収容設備ごとに登録可能な点設備および登録可能個数条件を読み出し、収容設備判断部124で各点設備ごとに目的に一致した収容設備属性であるか否かを判断する。収容設備特定部125は、収容設備判断部124で判断された提供可能な収容設備属性を読み出し、収容設備収容数算出部140に送る(S103)。
PDS設備記憶部130では、制御部100の指示により、PDS設備属性記憶部131からPDS設備属性を点設備ごとに読み出し、PDS設備収容設備登録状態記憶部132からPDS設備属性が点設備に登録されたどの収容設備属性に登録されているかを読み出し、PDS設備収容設備登録設定部133からPDS設備属性を登録可能な収容設備属性および登録可能個数条件を収容設備属性ごとに読み出し、PDS設備属性判断部134で提供可能なPDS設備属性を判断する。PDS設備特定部135は、PDS設備属性判断部134で判断された提供可能なPDS設備属性を読み出し、収容設備収容数算出部140に送る(S104)。また、引込線属性記憶部108から各収容設備属性ごとに布設されている引込線の属性を読み出す(S105)。
収容設備収容数算出部140では、点設備属性(S101)、ケーブル属性(S102)、収容設備属性(S103)、PDS設備属性(S104)を各点設備ごとに読み込み、収容設備収容状況算出部141で各収容設備属性に収容されている収容状況を算出する(S106)。そして、収容設備内接続記憶部180に記憶された引込線属性とケーブル属性と収容設備属性とPDS設備属性より、各収容設備属性ごとに収容されている収容設備属性内のケーブル接続情報とPDS設備属性と収容設備属性に収容されているケーブル内心線、PDS設備と引込線、さらに収容設備属性に収容されているケーブル内心線と引込線との接続関係、さらに収容設備属性にて切断されPDS設備にも引込線にも接続されていない未接続心線を記憶する。収容状態判断部145は、収容設備収容条件設定部142から、各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件、さらに未接続心線条件が予め設定された収容設備収容条件を読み出し、収容設備内接続記憶部180から読み出した収容設備属性の収容状態とを比較し、収容設備属性が使用可能か否かを判断する。さらに、収容設備使用率計算部144は収容設備属性の使用率を算出して収容設備使用率記憶部143に記憶し、その結果は制御部100の指示により配線点特定部160に送られる。
配線点特定部160では、制御部100の指示により、提供可能収容設備判断部161で収容設備使用率記憶部143に記憶された収容設備属性ごとの使用率と収容状況と、サービス特性記憶部170からサービスの提供に必要な収容設備利用条件を読み出し、この比較により最寄点設備に目的と一致するケーブルおよび収容可能設備の組み合わせが存在するか否かを判断する(S107)。収容可能である場合、該点設備を目的の需要における収容設備の選定が可能な点設備と判断できるので配線点と特定する(S108)。配線点特定部160は、制御部100の指示により、選択結果である配線点情報をコマンド処理部101に送る。
ステップS107で、収容不可能と判断した場合、収容設備検索部162は新規需要の最寄点設備に布設されているケーブルに沿って提供可能な収容設備を検索するため、点設備のケーブル接続情報を読み出し(S110)、この読み出したケーブル接続情報から上部または下部に接続されているケーブルが存在するか否かを判断する(S111)。そして、接続先が存在しない場合は、配線点が検索できないことからエラー処理を行って処理を終了する(S131)。
ステップS111で接続先が存在した場合、該ケーブルに沿って収容設備属性が存在する点設備を検索し、収容設備属性が存在する場合には当該点設備のケーブル属性と収容設備属性が目的と一致するケーブルおよび収容可能設備の組み合わせか否かの判断に戻る(S112、S107)。また、ステップS112で収容設備属性が存在しない場合、該ケーブルに沿って新たな収容設備属性が登録可能な点設備が存在するか否かを判断し(S113)、存在しない場合には配線点が検索できないことからエラー処理を行って処理を終了する(S131)。
また、ステップS113で新たな収容設備属性が登録可能な点設備が存在する場合、収容設備優先登録設定部164で点設備属性およびケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の優先順位の高い順に該点設備に収容設備属性を登録することとし、収容設備属性記憶部121に記憶する(S114)。そして、該点設備を配線点と特定し(S108)、配線点特性部160は制御部100の指示により選択結果である配線点情報をコマンド処理部101に送る。コマンド処理部101は、制御部100の指示により、この配線点情報とサービス特性を選定部150に送り、通信媒体選定処理の実行を選定部150に指示する。
選定部150では、制御部100の指示により、通信媒体選定判断部151でコマンド処理部101から送られたサービス特性を元に、ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備の使用可能設備を選定するかを判断する(S109)。ここで、PDS設備を選定した場合、条件に合致したPDS設備に使用可能設備が存在するか否かを確認し(S120)、目的とするPDS設備が存在した場合、条件に合致した通信媒体の選定を実施し(S121)、選定した通信媒体およびその使用率を算出し(S122)、その通信媒体特定情報を出力部103に送る。
ステップS120で目的とするPDS設備に使用可能設備が存在しない場合、収容設備収容数算出部140から該配線点の収容設備属性の収容可能条件を読み込み、PDS優先登録設定部157から予め設定可能なケーブル属性および収容設備属性を読み込んでPDS収容可能条件の判断を行う(S123)。さらに、PDSサービス内容ごとにPDS設備分岐数の優先順位の高い順に点設備に登録するPDS設備を読み込み(S124)、該PDS設備を登録するための心線選定を行う(S125)。
ステップS109でケーブルに収容された使用可能心線を選定した場合、心線切断判断部155ですでに切断されている心線が存在するか否か(心線を切断せずに選定可能か否か)を確認する(S125)。そして、すでに切断されている心線が存在する場合、すなわち心線を切断せずに選定可能な心線があると判断した場合、心線選定の目的がSSサービス提供のためか否か(PDS設備を登録するためか否か)を判断する(S126)。そして、SSサービスの需要目的の場合、条件に合致した収容設備の選定を実施し(S121)、選定した通信媒体を収容する収容設備の使用率を算出し(S122)、その通信媒体特定情報を出力部103に送る。ステップS126で心線選定の目的がPDS設備を登録するための場合、S124で読み込んだ優先度の高い点設備に登録するPDS設備属性をPDS設備記憶部130に記憶し(S127)、ステップS120の処理に戻る。
ステップS125で切断されている心線が存在せず、新たな心線の切断が必要と判断された場合、ケーブル記憶部110および収容設備記憶部120から該配線点のケーブル属性および収容設備属性を読み込み、心線運用方法設定部154からこの組み合わせの該配線点での心線運用方法を読み出して比較し、心線運用方法特定部153で収容設備属性での心線運用方法を特定する(S128)。そして、心線運用方法特定部153で特定された心線運用方法よりケーブル内心線を選定するため、通信媒体選定部156で優先して選定すべき通信媒体の優先順位を予め設定する通信媒体優先順位設定部152から、該当の心線運用単位およびサービス特性より心線を選定する(S129)。ここで、目的とする心線が存在するか否かを判断し(S130)、心線が存在した場合にはステップS126の判断を行い、目的とする心線が存在しない場合には配線点にて使用可能心線が存在しないことからエラー処理を行って処理を終了する(S131)。
上記の処理で、条件に合致した通信媒体の選定を実施し(S121)、選定した通信媒体およびその使用率を算出し(S122)、その通信媒体特定情報を出力部103に送る。出力部103に送られた通信媒体特定情報は、制御部100の指示により、出力部103から入出力インタフェース104を介してネットワーク106または入出力装置105に送られ、本処理は終了する。
(本発明による通信媒体選定のシミュレーション)
ここで、図10に示す設備モデルを例に、本発明による通信媒体選定のシミュレーションについて説明する。簡単のために、従来例と同様に布設されたケーブルは2心テープ構造×2テープの4心であり、この4心ケーブルは途中での分岐が存在しないケーブルとする。点設備1および点設備2に登録された収容設備属性は単心分離可能収容設備、および区間のケーブルは単身分離可能ケーブルとなっている。
本シミュレーション実施の前提条件は次の通りである。
(1) 布設されたケーブル属性および収容設備属性は、SSサービスおよびPDSサービスの収容が可能であり、単心分離運用可能な属性とする。
(2) 各収容設備属性に収容可能なPDS設備収容数は1個までとする。
(3) 登録されるPDS設備属性は2分岐PDS設備属性とする。
(4) シミュレーションを簡素化するために、PDSサービスは1種類とする。
(5) 各収容設備属性から引込み可能な引込線数は4本までとする。
シミュレーション方法は次の通りである。
(1) 発生する需要は、各点設備でランダムに発生し、需要1〜5が発生するものとする。(2) PDS設備属性登録優先順位は、2分岐PDS設備属性を1位とする。
(3) 収容設備属性の優先登録順位は、単心分離可能収容設備属性を1位とする。
(4) 運用方法における優先順位として単心分離運用方法と特定された場合、
(4-1) 該配線点ですでに単心分離運用方法と判断されているテープ集合体の使用可能心 線を選定対象とする。
(4-2) 単心分離運用方法と判断されているテープ集合体で使用可能な心線が存在しない 場合、新たなテープ集合体における使用可能心線を選定対象とする。
(5) 発生した需要に対して、使用可能通信媒体が存在しなくなった時点でシミュレーションを終了する。
(需要1)
図10(a) において、点設備2にPDSサービスの需要1が発生したとする。この点設備2に登録されている収容設備の収容状況を算出し、目的の需要と一致するケーブル属性および収容可能設備の組み合わせが存在するか確認する。この結果、目的とする組み合わせがあると判断され、該点設備を配線点と特定し、該配線点に登録された収容設備属性に対して、サービス特性判断により目的とする使用可能なPDS設備属性が存在するか否かを確認する。この結果、目的とするPDS設備属性に使用可能な設備が存在しないため、該収容設備属性に2分岐PDS設備属性を登録することを前提とし、該PDS設備属性を接続するための心線選定を行う。該収容設備にて切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとし、テープ構造体1-(1)を目的の心線と特定し、該心線に対して使用予定とする。また、使用可能な心線が存在したことから、該心線に対して取付予定PDS設備属性を更新し、PDS設備属性の使用可能収容設備を選定し、該収容設備の使用率の算出を実施し、その内容を更新する。
(需要2)
次に、図10(a) において、点設備1にSSサービスの需要2が発生したとする。この点設備1に登録されている収容設備の収容状況を算出し、目的の需要と一致するケーブル属性および収容可能設備の組み合わせが存在するか確認する。この結果、目的とする組み合わせがあると判断され、該点設備を配線点と特定し、該配線点に登録された収容設備属性に対して、サービス特性判断によりSSサービスと判定され、該収容設備属性より使用可能な心線の選定を行う。該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとする。そして、ケーブル属性および収容設備属性を読み込み、心線運用方法を判断し、その結果として単心分離運用方法を特定し、単心分離運用方法における優先順位に基づきテープ構造体1は点設備2でテープ構造体1-(1)が使用予定の在庫であることから、テープ構造体2に含まれるテープ構造体2-(1)を目的の心線と特定し、該心線に対して使用予定とする。また、該収容設備の使用率の算出を実施し、その内容を更新する。
(需要3)
次に、図10(b) において、点設備2にSSサービスの需要3が発生したとする。この点設備2に登録されている収容設備の収容状況を算出し、目的の需要と一致するケーブル属性および収容可能設備の組み合わせが存在するか確認する。この結果、目的とする組み合わせがあると判断され、該点設備を配線点と特定し、該配線点に登録された収容設備属性に対して、サービス特性判断によりSSサービスと判定され、該収容設備属性より使用可能な心線の選定を行う。該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとする。そして、ケーブル属性および収容設備属性を読み込み、心線運用方法を判断し、その結果として単心分離運用方法を特定し、単心分離運用方法における優先順位に基づきテープ構造体1-(1)が該配線点で使用予定の在庫であることから、テープ構造体1に含まれる使用可能心線、すなわちテープ構造体1-(2)を目的の心線と特定し、該心線に対して使用予定とする。また、該収容設備の使用率の算出を実施し、その内容を更新する。
(需要4)
次に、図10(b) において、点設備2にPDSサービスの需要4が発生したとする。この点設備2に登録されている収容設備の収容状況を算出し、目的の需要と一致するケーブル属性および収容可能設備の組み合わせが存在するか確認する。この結果、目的とする組み合わせがあると判断され、該点設備を配線点と特定し、該配線点に登録された収容設備属性に対して、サービス特性判断により目的とする使用可能なPDS設備属性が存在するか否かを確認する。ここでは、目的とするPDS設備属性が存在し、かつテープ構造体1-(1)に取付予定PDS設備属性に使用可能設備が存在することから、該PDS設備属性の使用可能収容設備を目的の心線と特定し、該心線に対して使用予定とする。また、該収容設備の使用率の算出を実施し、その内容を更新する。
(需要5)
次に、図10(c) において、点設備2にPDSサービスの需要5が発生したとする。この点設備2に登録されている収容設備の収容状況を算出し、目的の需要と一致するケーブル属性および収容可能設備の組み合わせが存在するか確認する。この結果、目的とする組み合わせがあると判断され、該点設備を配線点と特定し、該配線点に登録された収容設備属性に対して、サービス特性判断により目的とする使用可能なPDS設備属性が存在するか否かを確認する。ここでは、目的とするPDS設備属性に使用可能な設備が存在しないため、該収容設備属性に新たなPDS設備の登録が可能か否かを収容状況より判断する。ここでは、すでに該収容設備属性にPDS設備属性が登録されていることから、該収容設備に対して新たなPDS設備属性の登録が不可能と判断する。そして、該配線点に布設されているケーブル属性に対して新たな収容設備が登録可能であるか否かを確認し、該配線点に新たな収容設備属性が取付可能であると判断される。そして、収容設備属性の優先登録順位より、単心分離可能収容設備属性を登録することとし、該点設備における収容設備属性を更新する。
さらに、該収容設備属性における使用可能なPDS設備属性が存在するか否かを確認し、目的とするPDS設備属性が存在しないため、該収容設備属性に2分岐設備属性を登録することを前提とし、該PDS設備属性を接続するための心線選定を行う。該収容設備にて切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する。ここでは利用可能な心線が存在しないことから新たに心線を切断することとする。そして、ケーブル属性および収容設備属性を読み込み、心線運用方法を判断し、その結果として単心分離運用方法を特定し、テープ構造体2-(1)が使用予定の在庫であることから、テープ構造体2-(2)を目的の心線と特定し、該心線に対して使用予定とする。また、使用可能な心線が存在したことから、該心線に対して取付予定PDS設備属性を更新し、PDS設備属性の使用可能収容設備を選定し、該収容設備の使用率の算出を実施し、その内容を更新する。
以上説明したように、本発明による選定では、目的とする点設備の登録されている収容設備属性の収容状況を動的に判断し、目的とする通信媒体を選定することができる。また、各点設備における収容状況の収容条件を加味した選定を行っていることから、目的とする収容設備属性に包含される通信媒体より目的とする通信媒体を選定することができる。すなわち、配線点ごとの収容設備属性への収容状況を通信媒体選定者が意識することなく通信媒体の選定が可能となる。また、本発明では、従来技術のように通信媒体選定装置媒体選定後に、目的の点設備に登録されている収容設備属性の使用状況を確認する必要がない。
ここで、従来技術と本発明技術におけるシミュレーション結果を示す。従来の通信媒体選定装置では、選定回数が3、発生需要に対する選定成功率が60%となっている。一方、本発明の通信媒体選定装置では、選定回数が5、発生需要に対する選定成功率が 100%となっている。このように、本発明では収容設備属性への収容可能条件を人手により確認することなく40ポイントの向上が見られる。
また、本発明の通信媒体選定方法の処理手順をプログラムとし、CDROMなどの記録媒体に記録してこの記録媒体からコンピュータシステムにダウンロードしたり、通信回線を利用してダウンロードして該コンピュータシステムを作動させることにより、通信媒体選定方法を実施する通信媒体選定装置として機能させることができる。
本発明の通信媒体選定装置の実施形態を示すブロック図。 ケーブル記憶部110の構成例を示すブロック図。 収容設備記憶部120の構成例を示すブロック図。 PDS設備記憶部130の構成例を示すブロック図。 収容設備収容数算出部140の構成例を示すブロック図。 選定部150の構成例を示すブロック図。 配線点特定部160の構成例を示すブロック図。 サービス特性記憶部170の構成例を示すブロック図。 本発明の通信媒体選定装置・方法の処理手順を示すフローチャート。 本発明による選定シミュレーションの実施例を示す図。 通信ネットワークにおけるサービス種別の特性を説明する図。 線路設備の構成例を示す図。 集合構造体の構成例を示す図。 収容設備の構成例を示す図。 引込線の例を示す図。 心線運用のイメージ例を示す図。 PDS設備の構成例を示す図。 設備モデルを示す図。 従来技術による選定シミュレーション例を示す図。
符号の説明
100 制御部
101 コマンド処理部
102 入力部
103 出力部
104 入出力インタフェース部
105 入出力装置
106 ネットワーク
107 点設備属性記憶部
108 引込線属性記憶部
110 ケーブル記憶部
111 ケーブル属性記憶部
112 収容設備登録条件設定部
113 ケーブル属性判断部
114 ケーブル特定判断部
120 収容設備記憶部
121 収容設備属性記憶部
122 収容設備登録状態記憶部
123 収容設備登録設定部
124 収容設備判断部
125 収容設備特定部
130 PDS設備記憶部
131 PDS設備属性記憶部
132 PDS設備収容設備登録状態記憶部
133 PDS設備収容設備登録設定部
134 PDS設備属性判断部
135 PDS設備特定部
140 収容設備収容数算出部
141 収容設備収容状況算出部
142 収容設備収容条件設定部
143 収容設備使用率記憶部
144 収容設備使用率計算部
145 収容状態判断部
150 選定部
151 通信媒体選定判定部
152 通信媒体選定優先順位設定部
153 心線運用方法特定部
154 心線運用方法設定部
155 心線切断判断部
156 通信媒体選定部
157 PDS優先登録設定部
160 配線点特定部
161 提供可能収容設備判断部
162 収容設備検索部
163 取付予定収容設備検索部
164 収容設備優先登録設定部
165 配線点特定記憶部
170 サービス特性記憶部
171 サービス内容判断部
172 サービス提供条件設定部
173 サービス提供設備判断部
180 収容設備内接続記憶部

Claims (19)

  1. 複数の通信媒体をまとめて構成される通信媒体集合体をさらに複数まとめて形成されるケーブルから需要に応じた通信媒体を選定する通信媒体選定装置において、
    前記通信媒体の接続および分岐を行うために前記ケーブルに沿って配置された点設備の属性を記憶する点設備属性記憶手段と、
    前記点設備ごとに前記ケーブルの属性を記憶するケーブル記憶手段と、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備の属性を記憶する収容設備記憶手段と、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備に含まれるPDS設備の属性を記憶するPDS設備記憶手段と、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備に含まれる引込線の属性を記憶する引込線属性記憶手段と、
    前記収容設備ごとに、前記ケーブルの属性、前記収容設備の属性、前記PDS設備の属性、前記引込線の属性に応じて、前記ケーブル内の通信媒体と前記引込線と前記PDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を記憶する収容設備内接続記憶手段と、
    前記収容設備ごとに前記接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を算出する収容設備収容数算出手段と、
    前記通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況を判断するサービス特性記憶手段と、
    前記収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用状況および使用率と、前記サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を特定する配線点特定手段と、
    前記配線点特定手段で特定された配線点で、前記ケーブルから通信媒体を選定する選定手段と
    を備えたことを特徴とする通信媒体選定装置。
  2. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記配線点特定手段は、
    需要の発生した最寄りの点設備で、前記収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用率と、前記サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、サービスを提供する収容設備が存在するか否かを判断する提供可能収容設備判断手段と、
    前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に、提供可能な収容設備を前記ケーブルに沿って検索する収容設備検索手段と、
    前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備であると判断された場合にこの収容設備を配線点と特定して記憶し、前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に前記収容設備検索手段で検索された収容設備を配線点と特定して記憶する配線点特定記憶手段と、
    前記収容設備検索手段の検索により提供可能な収容設備が存在しない場合に、前記ケーブルに沿って新たな収容設備の取付が可能な点設備が存在するか否かを検索する取付予定収容設備検索手段と、
    点設備属性とケーブル属性ごとに登録可能な収容設備の優先順位を予め設定した収容設備優先登録設定手段とを備え、
    前記配線点特定手段は、前記取付予定収容設備検索手段の検索により新たに収容設備の取付が可能な点設備属性とケーブル属性の組み合わせたが存在した場合に、前記収容設備優先登録設定手段からその収容設備の優先順位を読み出し、その優先順位に基づく収容設備属性を点設備に登録するために前記収容設備記憶手段を更新し、その点設備を配線点として特定して記憶し、
    前記選定手段は、前記配線点特定記憶手段で特定された配線点における収容設備属性により通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  3. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記選定手段は、
    前記サービス特性記憶手段から読み出したサービス内容を元に、前記ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備から使用可能設備を選定するかを判断する通信媒体選定判断手段と、
    前記通信媒体選定判断手段で判断された通信媒体がPDS設備の場合に、使用可能なPDS設備があればそれを選定し、使用可能なPDS設備がなければ収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、前記通信媒体選定判断手段で判断された通信媒体がPDS設備でない場合に、前記配線点特定手段で特定された配線点情報を元に該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断する心線切断判断手段と、
    点設備属性、ケーブル属性および収容設備属性の組み合わせに対する心線運用方法を予め設定した心線運用方法設定手段と、
    前記心線切断判断手段で利用可能な心線が存在せずに心線の切断が必要と判断した場合に、前記配線点特定手段で特定された配線点情報を元に、前記点設備属性記憶手段から読み出した点設備属性と、前記ケーブル記憶手段から読み出したケーブル属性と、前記収容設備記憶手段から読み出した収容設備属性の組み合わせに対して、前記心線運用方法設定手段から前記配線点での心線運用方法を特定する心線運用方法特定手段と、
    前記通信媒体の優先順位を予め設定した通信媒体優先順位設定手段と、
    前記心線運用方法特定手段で特定された心線運用方法よりケーブル内心線の切断方法を前記心線切断判断手段で判断し、通信媒体優先順位設定手段の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定する通信媒体選定手段と、
    PDSサービス内容ごとにPDS設備の優先順位を予め設定したPDS優先登録設定手段とを備え、
    前記収容設備収容数算出手段から配線点の収容設備属性の収容可能条件と、心線を包含するケーブル属性および収容設備属性と、前記PDS優先登録設定手段に設定されたPDS設備の優先順位を比較し、得られたPDS属性を収容設備属性として前記PDS設備記憶手段に記憶させ、かつ該PDS属性から使用可能設備を選定し、
    前記心線切断判断手段で心線の切断が必要と判断した場合に、前記心線運用方法特定手段で特定された心線運用方法により前記ケーブルの心線の切断方法を判断し、その切断方法を元に通信媒体優先順位設定手段の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定し、この選定結果を前記収容設備収容数算出手段に更新記憶する
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  4. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記ケーブル記憶手段は、
    前記点設備ごとに、前記ケーブルの上部および下部のケーブル属性を記憶するケーブル属性記憶手段と、
    前記収容設備ごとに、前記ケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を設定する収容設備登録条件設定手段と、
    前記ケーブル属性記憶手段に記憶したケーブル属性ごとの接続状態を前記収容設備内接続記憶手段に記憶させ、前記収容設備登録条件設定手段から前記ケーブル属性ごとに収容設備属性の条件を読み出し、各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かを判断するケーブル属性判断手段と、
    選定に当たって前記ケーブル属性判断手段から提供可能なケーブルを読み出し、この読み出したケーブルを特定して出力するケーブル特定判断手段と
    を備えたことを特徴とする通信媒体選定装置。
  5. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記収容設備記憶手段は、
    前記点設備属性記憶手段で記憶される点設備ごとの収容設備属性を記憶する収容設備属性記憶手段と、
    前記収容設備属性記憶手段に記憶された前記収容設備属性が前記点設備に登録されたどのケーブルに登録されたものかを記憶する収容設備登録状態記憶手段と、
    前記収容設備属性ごとに、点設備および登録可能個数条件を予め設定する収容設備登録設定手段と、
    前記収容設備登録設定手段から点設備および登録可能個数条件を読み出し、前記収容設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致した収容設備属性であるか否かを判断する収容設備判断手段と、
    通信媒体の選定に当たって、前記収容設備判断手段から提供可能な収容設備属性を読み出し、この収容設備属性を特定して出力する収容設備特定手段と
    を備えたことを特徴とする通信媒体選定装置。
  6. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記PDS設備記憶手段は、
    前記点設備属性記憶手段で記憶される点設備ごとのPDS設備属性を記憶するPDS設備属性記憶手段と、
    前記PDS設備属性記憶手段に記憶された前記PDS設備属性が前記収容設備記憶手段に記憶されたどの収容設備属性に登録されたものかを記憶するPDS設備収容設備登録状態記憶手段と、
    前記PDS設備属性ごとに、登録可能な収容設備属性を予め設定するPDS設備収容設備登録設定手段と、
    前記PDS設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致したPDS設備属性であるか否かを判断するPDS設備属性判断手段と、
    通信媒体の選定に当たって、前記PDS設備属性判断手段から提供可能なPDS設備属性を読み出し、このPDS設備属性を特定して出力するPDS設備特定手段とを備え、
    PDS設備属性を新たに登録する場合には、該PDS設備属性が登録可能な収容設備属性であるか否かを前記PDS設備収容設備登録設定手段から判断し、登録可能であれば前記収容設備収容数算出手段から読み込んだPDS設備収容条件を満足しているか否かを判断し、その条件を満足している場合は前記PDS設備属性記憶手段に新たにPDS設備属性を記憶し、その条件を満足していない場合はエラーとして処理し、さらに該PDS設備属性が登録不可能な収容設備属性であればエラーとして登録処理を中止する
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  7. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記収容設備収容数算出手段は、
    前記ケーブル記憶手段で利用可能と判断されたケーブル属性と、前記収容設備記憶手段で利用可能と判断された収容設備属性と、前記収容設備記憶手段で特定された収容設備属性に対して前記PDS設備記憶手段に記憶されたPDS設備属性と、前記引込線属性記憶手段に記憶され、前記収容設備記憶手段で特定された収容設備属性ごとに登録されている引込線属性とを各点設備ごとに読み出し、この読み出した属性により前記収容設備内接続記憶手段に記憶された接続特定情報を各収容設備ごとに読み出し、各収容設備属性の収容状況を算出する収容設備収容状況算出手段と、
    各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件および未接続心線条件を予め設定する収容設備収容条件設定手段と、
    前記収容設備収容条件設定手段から各条件を読み出し、各収容設備属性における使用率を記憶する収容設備使用率記憶手段と、
    通信媒体を選定するごとに、選定された収容設備属性における使用率を計算し、この使用率を前記収容設備使用率記憶手段に更新設定する収容設備使用率計算手段と、
    前記収容設備収容状況算出手段で算出された収容状況と、前記収容設備収容条件設定手段から読み出した条件とを比較し、収容設備属性が新たな需要を収容できるか否かを判断する収容状態判断手段とを備え、
    前記収容状態判断手段が新たな需要を収容できる収容設備属性であると判断した場合に、前記選定手段は、通信媒体を選定する際に、各収容設備属性における使用率を前記収容設備使用率記憶手段から読み出して比較し、その比較結果に基づいて通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  8. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記サービス特性記憶手段は、
    通信媒体の需要に対して求められるサービス内容を記憶し、そのサービス内容がSSサービスかPDSサービスかを判断するサービス内容判断手段と、
    各サービスを提供する上で必要とする収容設備属性をサービス提供条件として予め設定したサービス提供条件設定手段と、
    前記サービス内容判断手段で判断されたサービス内容について、前記サービス提供条件設定手段を参照して該サービスを提供する上で必要とする収容設備属性であるか否かを判断するサービス提供判断手段とを備え、
    前記選定手段は、前記サービス提供判断手段の判断に基づいて、需要に対してサービス提供可能な収容設備属性から通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  9. 請求項3に記載の通信媒体選定装置において、
    前記選定手段は、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体を運用するテープ運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段でテープ単位で心線が使用可能と判断されるテープ媒体を切断可能と判断し、そのテープ媒体を選定対象とし、かつテープ媒体に含まれる目的の心線を取得して他の心線に対して切断予定を設定し、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体の1心線のみを分離して運用可能な単心分離運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段でテープ媒体に含まれる心線に使用可能な心線が存在した場合に、目的の心線のみをテープ媒体から分離切断して使用すると判断し、その心線を選定対象とし、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、予め心線が分離された心線集合体である単心運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段で使用可能心線を選定対象とする
    ことを特徴とする通信媒体選定装置。
  10. 複数の通信媒体をまとめて構成される通信媒体集合体をさらに複数まとめて形成されるケーブルから需要に応じた通信媒体を選定する通信媒体選定方法において、
    前記通信媒体の接続および分岐を行うために前記ケーブルに沿って配置された点設備の属性を点設備属性記憶手段に記憶し、
    前記点設備ごとに前記ケーブルの属性をケーブル記憶手段に記憶し、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備の属性を収容設備記憶手段に記憶し、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備に含まれるPDS設備の属性をPDS設備記憶手段に記憶し、
    前記点設備ごとに前記ケーブルを収容する収容設備に含まれる引込線の属性を引込線属性記憶手段に記憶し、
    前記収容設備ごとに、前記ケーブルの属性、前記収容設備の属性、前記PDS設備の属性、前記引込線の属性に応じて、前記ケーブル内の通信媒体と前記引込線と前記PDS設備との接続・切断関係を示す接続特定情報を収容設備内接続記憶手段に記憶し、
    前記収容設備ごとに前記接続特定情報を読み出し、各収容設備の使用状況および使用率を収容設備収容数算出手段で算出し、
    前記通信媒体の需要に対して求められるサービス内容より各収容設備の利用状況をサービス特性記憶手段で判断し、
    前記収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用状況および使用率と、前記サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、その比較結果に応じて配線点を配線点特定手段で特定し、
    前記配線点特定手段で特定された配線点で、前記ケーブルから通信媒体を選定手段で選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  11. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記配線点特定手段は、
    需要の発生した最寄りの点設備で、前記収容設備収容数算出手段で算出された各収容設備の使用率と、前記サービス特性記憶手段で判断された各収容設備の利用状況とを比較し、サービスを提供する収容設備が存在するか否かを提供可能収容設備判断手段で判断し、
    前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に、提供可能な収容設備を前記ケーブルに沿って収容設備検索手段で検索し、
    前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備であると判断された場合にこの収容設備を配線点と特定して記憶し、前記提供可能収容設備判断手段で提供可能な収容設備が存在しないと判断された場合に前記収容設備検索手段で検索された収容設備を配線点と特定して配線点特定記憶手段に記憶し、
    前記収容設備検索手段の検索により提供可能な収容設備が存在しない場合に、前記ケーブルに沿って新たな収容設備の取付が可能な点設備が存在するか否かを取付予定収容設備検索手段で検索し、
    点設備属性とケーブル属性ごとに登録可能な収容設備の優先順位を収容設備優先登録設定手段に予め設定し、
    前記配線点特定手段は、前記取付予定収容設備検索手段の検索により新たに収容設備の取付が可能な点設備属性とケーブル属性の組み合わせたが存在した場合に、前記収容設備優先登録設定手段からその収容設備の優先順位を読み出し、その優先順位に基づく収容設備属性を点設備に登録するために前記収容設備記憶手段を更新し、その点設備を配線点として特定して記憶し、
    前記選定手段は、前記配線点特定記憶手段で特定された配線点における収容設備属性により通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  12. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記選定手段は、
    前記サービス特性記憶手段から読み出したサービス内容を元に、前記ケーブルに収容された使用可能心線を選定するか、PDS設備から使用可能設備を選定するかを通信媒体選定判断手段で判断し、
    前記通信媒体選定判断手段で判断された通信媒体がPDS設備の場合に、使用可能なPDS設備があればそれを選定し、使用可能なPDS設備がなければ収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを判断し、前記通信媒体選定判断手段で判断された通信媒体がPDS設備でない場合に、前記配線点特定手段で特定された配線点情報を元に該収容設備で切断せずに利用可能な心線が存在するか否かを心線切断判断手段で判断し、
    点設備属性、ケーブル属性および収容設備属性の組み合わせに対する心線運用方法を心線運用方法設定手段に予め設定し、
    前記心線切断判断手段で利用可能な心線が存在せずに心線の切断が必要と判断した場合に、前記配線点特定手段で特定された配線点情報を元に、前記点設備属性記憶手段から読み出した点設備属性と、前記ケーブル記憶手段から読み出したケーブル属性と、前記収容設備記憶手段から読み出した収容設備属性の組み合わせに対して、前記心線運用方法設定手段から前記配線点での心線運用方法を心線運用方法特定手段で特定し、
    前記通信媒体の優先順位を通信媒体優先順位設定手段に予め設定し、
    前記心線運用方法特定手段で特定された心線運用方法よりケーブル内心線の切断方法を前記心線切断判断手段で判断し、通信媒体優先順位設定手段の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を通信媒体選定手段で選定し、
    PDSサービス内容ごとにPDS設備の優先順位をPDS優先登録設定手段に予め設定し、
    前記収容設備収容数算出手段から配線点の収容設備属性の収容可能条件と、心線を包含するケーブル属性および収容設備属性と、前記PDS優先登録設定手段に設定されたPDS設備の優先順位を比較し、得られたPDS属性を収容設備属性として前記PDS設備記憶手段に記憶させ、かつ該PDS属性から使用可能設備を選定し、
    前記心線切断判断手段で心線の切断が必要と判断した場合に、前記心線運用方法特定手段で特定された心線運用方法により前記ケーブルの心線の切断方法を判断し、その切断方法を元に通信媒体優先順位設定手段の優先順位により目的のPDS設備に接続する心線を選定するための通信媒体を選定し、この選定結果を前記収容設備収容数算出手段に更新記憶する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  13. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記ケーブル記憶手段は、
    前記点設備ごとに、前記ケーブルの上部および下部のケーブル属性をケーブル属性記憶手段に記憶し、
    前記収容設備ごとに、前記ケーブル属性ごとに登録可能な収容設備属性の条件を収容設備登録条件設定手段に設定し、
    前記ケーブル属性記憶手段に記憶したケーブル属性ごとの接続状態を前記収容設備内接続記憶手段に記憶させ、前記収容設備登録条件設定手段から前記ケーブル属性ごとに収容設備属性の条件を読み出し、各点設備ごとに需要の目的に一致したケーブル属性であるか否かをケーブル属性判断手段で判断し、
    選定に当たって前記ケーブル属性判断手段から提供可能なケーブルを読み出し、この読み出したケーブルを特定してケーブル特定判断手段から出力する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  14. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記収容設備記憶手段は、
    前記点設備属性記憶手段で記憶される点設備ごとの収容設備属性を収容設備属性記憶手段に記憶し、
    前記収容設備属性記憶手段に記憶された前記収容設備属性が前記点設備に登録されたどのケーブルに登録されたものかを収容設備登録状態記憶手段に記憶し、
    前記収容設備属性ごとに、点設備および登録可能個数条件を収容設備登録設定手段に予め設定し、
    前記収容設備登録設定手段から点設備および登録可能個数条件を読み出し、前記収容設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致した収容設備属性であるか否かを収容設備判断手段で判断し、
    通信媒体の選定に当たって、前記収容設備判断手段から提供可能な収容設備属性を読み出し、この収容設備属性を特定して収容設備特定手段から出力する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  15. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記PDS設備記憶手段は、
    前記点設備属性記憶手段で記憶される点設備ごとのPDS設備属性をPDS設備属性記憶手段に記憶し、
    前記PDS設備属性記憶手段に記憶された前記PDS設備属性が前記収容設備記憶手段に記憶されたどの収容設備属性に登録されたものかをPDS設備収容設備登録状態記憶手段に記憶し、
    前記PDS設備属性ごとに、登録可能な収容設備属性をPDS設備収容設備登録設定手段に予め設定し、
    前記PDS設備属性ごとに、通信媒体選定で目的に一致したPDS設備属性であるか否かをPDS設備属性判断手段で判断し、
    通信媒体の選定に当たって、前記PDS設備属性判断手段から提供可能なPDS設備属性を読み出し、このPDS設備属性を特定してPDS設備特定手段から出力し、
    PDS設備属性を新たに登録する場合には、該PDS設備属性が登録可能な収容設備属性であるか否かを前記PDS設備収容設備登録設定手段から判断し、登録可能であれば前記収容設備収容数算出手段から読み込んだPDS設備収容条件を満足しているか否かを判断し、その条件を満足している場合は前記PDS設備属性記憶手段に新たにPDS設備属性を記憶し、その条件を満足していない場合はエラーとして処理し、さらに該PDS設備属性が登録不可能な収容設備属性であればエラーとして登録処理を中止する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  16. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記収容設備収容数算出手段は、
    前記ケーブル記憶手段で利用可能と判断されたケーブル属性と、前記収容設備記憶手段で利用可能と判断された収容設備属性と、前記収容設備記憶手段で特定された収容設備属性に対して前記PDS設備記憶手段に記憶されたPDS設備属性と、前記引込線属性記憶手段に記憶され、前記収容設備記憶手段で特定された収容設備属性ごとに登録されている引込線属性とを各点設備ごとに読み出し、この読み出した属性により前記収容設備内接続記憶手段に記憶された接続特定情報を各収容設備ごとに読み出し、各収容設備属性の収容状況を収容設備収容状況算出手段で算出し、
    各収容設備属性ごとのケーブル収容条件、PDS設備収容条件、引込線収容条件、接続可能条件および未接続心線条件を収容設備収容条件設定手段に予め設定し、
    前記収容設備収容条件設定手段から各条件を読み出し、各収容設備属性における使用率を収容設備使用率記憶手段に記憶し、
    通信媒体を選定するごとに、選定された収容設備属性における使用率を計算し、この使用率を収容設備使用率計算手段から前記収容設備使用率記憶手段に更新設定し、
    前記収容設備収容状況算出手段で算出された収容状況と、前記収容設備収容条件設定手段から読み出した条件とを比較し、収容設備属性が新たな需要を収容できるか否かを収容状態判断手段で判断し、
    前記収容状態判断手段が新たな需要を収容できる収容設備属性であると判断した場合に、前記選定手段は、通信媒体を選定する際に、各収容設備属性における使用率を前記収容設備使用率記憶手段から読み出して比較し、その比較結果に基づいて通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  17. 請求項10に記載の通信媒体選定方法において、
    前記サービス特性記憶手段は、
    通信媒体の需要に対して求められるサービス内容を記憶し、そのサービス内容がSSサービスかPDSサービスかをサービス内容判断手段で判断し、
    各サービスを提供する上で必要とする収容設備属性をサービス提供条件としてサービス提供条件設定手段に予め設定し、
    前記サービス内容判断手段で判断されたサービス内容について、前記サービス提供条件設定手段を参照して該サービスを提供する上で必要とする収容設備属性であるか否かをサービス提供判断手段で判断し、
    前記選定手段は、前記サービス提供判断手段の判断に基づいて、需要に対してサービス提供可能な収容設備属性から通信媒体を選定する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  18. 請求項12に記載の通信媒体選定方法において、
    前記選定手段は、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体を運用するテープ運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段でテープ単位で心線が使用可能と判断されるテープ媒体を切断可能と判断し、そのテープ媒体を選定対象とし、かつテープ媒体に含まれる目的の心線を取得して他の心線に対して切断予定を設定し、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、心線の集合体であるテープ媒体の1心線のみを分離して運用可能な単心分離運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段でテープ媒体に含まれる心線に使用可能な心線が存在した場合に、目的の心線のみをテープ媒体から分離切断して使用すると判断し、その心線を選定対象とし、
    前記優先順位に基づき前記心線運用方法特定手段で判断された結果が、予め心線が分離された心線集合体である単心運用方法であった場合に、前記通信媒体優先順位設定手段から通信媒体の優先順位を読み出し、この優先順位に基づいて前記心線切断判断手段で使用可能心線を選定対象とする
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  19. 請求項10〜18に記載の各手段をコンピュータプログラムで実現したことを特徴とする通信媒体選定プログラム。
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