JP4215248B2 - 通信局内における配線切り替え選定装置、選定方法、およびそのプロラムとプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信局内における配線切り替え選定装置、選定方法、およびそのプロラムとプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、商用目的で使用される通信局内の配線の切り替えのための切り替え選定装置とその方法に関し、特に、敷設された通信媒体の配線を切り替える配線切り替え選定装置、配線切り替え選定方法、および、媒体選定処理を実施するための処理プログラム、ならびにその処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、通信局内における配線切替え方法は、現在利用しているサービスを廃止処理した後に、通信サービスの開始処理を行う必要があったので、オペレータは廃止による心線ルートの開放処理と、新設による切替選定処理の管理を行う必要があった。その結果、過多な稼動が発生していた。
以下、既存技術の説明を行う。
(従来技術1)
2点間の切り替え技術としては、例えば、特開2002−157181号公報(特許文献1参照)に記載の『通信システム』がある。この技術は、無線による通信を実施する場合、利用者が存在する位置において最も適した通信会社を選択し、その切り替えを動的に行う技術である。
しかし、該当技術の要する対象範囲が無線通信であることから、常に端末における一元的な切り替えが実現可能である。そのため、有線設備特有の接続点・開放点の概念が加味されておらず、また、無線を使用した通信媒体の切り替えでは、開放予約から切り替え選定を実施した後、互いの選定において発生する重複する工事箇所の検出が簡単にできず、開放箇所を意識して切り替え選定を行う必要がある。
(従来技術2)
また、切り替え技術として、例えば、特開平8−139743号公報(特許文献2参照)に記載の『二重化通信制御装置』がある。この技術は、ローカルエリアネットワーク(LAN)などに用いると好適な二重化通信制御装置であり、データ伝送の信頼性を高めるための伝送媒体の二重化のための技術である。故障検知時には、瞬時に切り替えを実施するが、その切り替え先は、あくまでも二重化されたルートであるため、切り替え元となる心線ルートに対して加入者の申し出により切り替え選定の工程を行うことができず、また、切り替え技術における開放予約箇所を意識した切り替え選定技術が加味されておらず、重複した開放箇所・接続箇所を打ち消し合って、最適な工事量で切り替え選定を実施することができない。
(従来技術3)
また、切り替え技術として、例えば、特開平8−321888号公報(特許文献3参照)に記載の『中継局におけるデータ電話切替方法』がある。これは、中継局において、データ電話切り替えシステムを実現するもので、電話機能の切り替えが可能である。しかし、これは、通信技術内の論理的な情報の切り替え機能を対象としており、物理的な配線の切り替え稼動の効率化を実現して実施するという観点が加味されていない。そのために、実際に切り替えを行う場合には、接続点・開放点は物理的に発生することがなく、全て論理的な信号の処理に起因するものであるため、物理的な配線の切り替えにおいて考慮すべき開放点・接続点等を加味することがない。
(従来技術4)
また、切り替え技術として、例えば、特開平10−200929号公報(特許文献4参照)に記載の『ランダム経路を用いる網経路決定の自動学習』がある。これは、電気通信における呼情報の効率的な経路決定を行い、その結果を基にして経路決定を自動学習する技術である。そして、経路決定に伴って、ノード切り替えを実施するという点で同一な対象範囲に関するものであるが、あくまで論理的な信号の経路決定に伴うノード切り替えを意味しており、物理的な心線・ラック内の端子等を加味した切り替えを行っていない。そのために、設備の効率的な切り替え等が加味されておらず、効率的な切り替え処理ができないという問題があった。
特開2002−157181号公報 特開平8−139743号公報 特開平8−321888号公報 特開平10−200929号公報
以下、本発明が対象とする通信局内の配線切り替えを実施する上での問題点と必要性とについて説明する。
(必要性について)
通信サービスの切り替えには、2種類の切り替えが存在する。
その1つ目は、加入者の住所等が変更されることで、既存で利用していた所内装置から加入者宅まで敷設されていた光ケーブルの利用を中止し、変更先の住所の最寄にある光ケーブルを利用しての切り替えである。この切り替えは、『所外切り替え』と呼び、所内光配線設備においては、利用サービスはそのままで、ユーザを収容している通信局外に敷設されている光ケーブルが変更されることで、通信局にて光ケーブルを収容しているラック内の端子の位置が変わることを意味している。従って、所内光配線設備としては、所外光ケーブルとの境目であるラック内で利用している端子(切り替え元)と、住所変更によって新しく利用する光ケーブルが収容されているラック内で利用予定の端子(切り替え先)とが存在する。
所外切り替えの際には、現在利用しているサービスを提供する所内装置の端子から、切り換え元の端子までの区間の利用中の設備を開放処理し、次に切り替え先の端子と、所内装置の端子を利用して選定を実施する。この工事を行うことで、所外切り替えが成立する。
その2つ目は、加入者の住所はそのままで、利用しているサービスを変更する方法(『所内切り替え』と呼ぶ)である。この方法は、現状で利用しているサービスを提供する装置端子(切り替え元)と、新規に申し込んだサービスを提供する装置端子(切り替え先)が存在し、加入者は利用しているラックの端子から、まずは切り替え元の端子間の開放処理を実施し、次に切り替え先の端子である装置端子と、ラック内の端子間での選定を実施する。この工事を行うことで、所内切り替えが成立する。
上記のような種類の切り替え選定が必要な背景としては、昨今の需要増加に伴って、光設備を利用する加入者のサービスメニューへの認識が増加してきた。そのために、加入者は、常に自分に合うサービスメニューを選択する幅が増えてきており、既存で利用しているサービスを更に利便性の高いサービスに変更することへの需要も増加している。また、ブロードバンドサービスへの高速・広帯域に対するニーズも益々増加している。特に、高速・広帯域なブロードバンドサービスの提供に関する技術進歩は早く、よる安価でより高速なブロードバンドサービスが日々展開されているのが現状である。そのために、加入者は、より自分の好みの速度と料金を期待できるサービスメニューへの選択幅が増加しており、既存のサービスに対して、より良いサービスを選択する機会が増加している。
従って、通信事業者は、より稼動の効率化を実現し、かつ正確な配線の切り替え処理を実施することが必要である。
(通信局内の配線切り替えを実施する上での問題点)
通信局内における配線の切り替えにおいて、接続済みの心線ルートを他の選定基準点に切り替える場合、必ず現在利用している通信サービスを廃止(サービスの停止)を実施した後に、通信サービスの開始(サービスの開通)を行う必要がある。この処理は、通信設備の管理上では、廃止による心線ルートの開放処理と、新設による切り替え選定処理が発生することを意味している。
従来、サービス提供を終えて使用している心線ルートを開放する場合には、所外側もしくは所内側にて使用している端子の情報から、心線ルートが端点間で接続がなされているかを確認する。確認された後には、次に設備を再利用することを考慮して、事前に設定された特定の開放箇所の接続を開放する工事予約を施すことで、開放箇所の確定および計画処理が終了していた。そして、次の工程として切り替え先の心線ルートを選定する作業が発生する。この場合、作業者は、開放箇所の確定および計画処理の予約情報と切り替え選定の予約情報を明示的に分けて管理する必要があった。
その理由としては、申し込み者により切り替え処理の依頼があり、サービスの開放予約・切り替え選定予約を実施した後に、申し込み者が切り替え先のサービスを他のサービスにしたいという変更要望があった場合、使用中の心線ルートの開放予約と、切り替え先の心線ルートの切り替え選定予約を実施し、開放箇所と切り替え選定における接続ポイントが重複するポイントが存在した場合には、無駄な工事となるため、それらを打ち消し合って最小限の工事内容にて切り替え選定を終了させる。この場合、開放予約と切り替え選定予約を同一の予約情報として管理していると、切り替え選定は常に最適化された工事箇所数のみを保有していることになるため、本来開放予約ではどこを開放して、切り替え選定予約によってどこを接続するのか、という情報がないと、切り替え選定のみやり直すためには、作業者が再度手作業にて修正する必要があったため、稼動が過多にかかり、その柔軟性を欠くおそれがあった。
このため、作業者は、常に開放箇所の確定および計画処理予約と、それに対する切り替え選定予約の両方を管理しながら、工事の場合には、互いの工事箇所を確認しながら、開放作業と接続作業が重複するポイントは工事を実施しないということを1つ1つ確認して実施する必要があった。また、常に予約情報は開放箇所の確定および計画処理が実施された後に切り替え選定が実施されるため、予約の変更もしくは取り消し等に柔軟に対応するためには、それぞれの開放処理と切り替え選定の処理を別扱いで管理していく必要があった。
(課題)
1つ目の課題としては、開放箇所の確定および計画処理を実施した後に、切り替え選定を実施するが、開放箇所と切り替え選定による接続箇所が重複した場合には、無駄な工事が発生したしまうため、オペレータは初期の段階から開放箇所の確定および計画処理と切り替え選定とを別の工事として切り分けて実施するか、切り替え選定を意識した開放箇所の確定および計画処理とするか、の2つの方法しか選択肢がなかった。
この時、切り替え選定を意識した開放箇所の確定および計画処理を実施した場合には、
作業者は開放予約によって発生した開放箇所を1つ1つ確認しながら、選定基準点を手動にて決定する必要がある。例えば、所内側の装置端子を切り替える処理の場合、まず開放箇所の確定および計画処理を実施し、心線ルート上の開放箇所を決定する。その後、開放箇所から切り替え先の所内装置の端子までの選定を実施するが、所外端子と所内端子の選定よりは、該当する開放箇所は所外端子より所内端子側に存在するため、より上部側の開放箇所を所外側選定基準点とした方が効率的な切り替え選定が実施可能となる。そのため、開放箇所を取得し、切り替え元の所内端子に近い方の開放箇所と、切り替え先との選定を実施する。その場合、最所内側の開放箇所で選定不可であった場合には、もう1つ下部側の開放箇所にて実施するため、1つ1つの開放箇所と所内端子との切り替え選定を実施する必要があった。従って、効率的な切り替え選定を実施するためには、設備形態が複雑であったり、心線ルートの接続点数が多い場合などは、特にオペレータの選定稼動は過多であった。
2つ目の課題としては、上記1つ目の課題で記載したオペレータにより初期の段階から開放予約と切り替え選定予約を分けて実施された場合、切り替え処理における予約情報の管理を実施するために、開放箇所の確定および計画処理と切り替え選定を分けて実施し、その選定の結果を元に作業者は1つ1つの工事箇所の重複の有無を確認するという作業が発生していた。これらは、切り替えの際に、どこを開放してどこを接続したままにするか、などを意識した処理が必要となり、作業者にとっては膨大な稼動となっていた。そのため、作業者は一度開放箇所の確定および計画処理によって予約された開放工事を全て実行し、その後に、開放工事にて寸前に開放したばかりの開放箇所を切り替え選定にて予約された接続工事を実施するというような無駄な工事発生箇所が増加してしまうような事象も発生していた。
以上のように、切り替え処理の予約変更等に柔軟に対応するために開放箇所の確定および計画処理と切り替え選定は明示的に分けて実施する必要があったので、開放箇所の確定および計画処理の開放箇所を意識した切り替え選定を実施することと、それぞれの選定処理終了後に、重複している工事箇所を打ち消し合うような処理を実施する必要があったため、オペレータの稼動は常に過多であった。
(目的)
そこで、本発明の目的は、通信局内の通信媒体群における配線を切り替える配線切り替えの特性を加味した切り替えを実施可能とし、切り替え作業時における稼動の効率化を図り、かつ正確な配線の切り替え処理を実施することが可能な配線切り替え選定装置、選定方法、およびそのプログラムと記録媒体を提供することである。
本発明の配線切り替え選定装置は、通信局内通信媒体の性質、例えばケーブルであれば、その性質は心線数、コネクタ種別、コネクタ反射特性(光学的特性)、光伝送モード、フィルタ種別(試験波長をカットするためのフィルタ)があり、アダプタ端子であれば、端子数、コネクタ種別、コネクタ反射特性(光学的特性)、フィルタ種別、光分岐数があるが、これらの性質を記憶した通信媒体基本情報記憶部(101)と、各通信媒体間の収容関係、接続関係と各通信媒体の使用状況及び状態を記憶した通信媒体構成記憶部(102)とを利用し、オペレータが設定する切り替え先と切り替え元の情報から、開放予約選定を実施し、引続き通信媒体群の2点間端子の経路サービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況及び状態を考慮した経路から探索し、経路の候補を決定する経路探索処理部(106)と、経路探索処理部で決定された経路候補の中から、損失(接続点)/接続作業点数が少ない、最適な経路を決定する最適経路計算処理部(105)と、経路探索処理部で決定された経路候補の中から選ばれた経路、または、最適経路計算処理部で決定された最適経路を記憶する通信媒体経路予約記憶部(104)とを使用して切り替え選定予約を実施する切り替え選定処理部(113)とを具備する。
本発明の配線切り替え選定方法は、通信媒体を利用して、サービスを開通中であった2点間端子の経路の接続点を開放し、新規の切り替え先との経路を決定する切り替え選定処理部の選定方法において、開放箇所の確定および計画処理を実施することで現在使用中の経路の接続点を開放し、サービスの利用を休止するステップと、切り替え選定により、新規に利用する経路を選定するステップと、上記開放箇所の確定および計画処理と切り替え選定において発生する重複した工事箇所を打ち消し合う工事箇所の最適化ステップとを有する。
本発明によれば、配線切り替えの特性を加味した切り替えが可能であるため、切り替え作業時における稼動の効率化が可能であり、かつ正確な配線の切り替え処理を実施することが可能である。
本実施例によれば、利用中の設備を利用停止し、接続済みであった心線ルートを一度開放箇所の確定および計画処理を実施し、その開放箇所を意識した選定基準点を取得することで、より効率性のある切り替え選定を実施することができる。
本実施例によれば、切り替え元となる心線ルートに対して加入者の申し出により切り替え先となる端子が決定し、その間のルートを開放箇所の確定および計画処理・切り替え選定の工程を踏まえることで、選定処理を実施することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明における配線切り替え選定処理を実施するための処理プログラムのブロック構成図である。
通信媒体基本情報記憶部101には、心線数、コネクタ種別、コネクタ反射特性、光伝搬モード、フィルタ種別などのケーブル特性と、端子数、コネクタ種別、コネクタ反射特性、フィルタ種別、光分岐数などのアダプタ端子の特性が記憶される。また、通信媒体構成記憶部102には、各通信媒体間の収容関係、接続関係、各通信媒体の使用状況や状態が記憶される。コマンド処理部103は、各コマンドを処理する処理装置である。
経路探索処理部106は、オペレータが設定する切り替え先と切り替え元の情報から開放予約選定を実施し、引き続き通信媒体群の2点間端子の経路をサービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況と状態を考慮した経路から探索して、経路の候補を決定する。また、最適経路計算処理部105は、経路探索処理部106で決定された経路候補の中から、損失(接続点)/接続作業点数が少ない、最適な経路を決定する。
通信媒体経路予約記憶部104は、経路探索処理部106で決定された経路候補の中から選ばれた経路、または、最適経路計算処理部105で決定された最適経路を記憶する。
切り替え選定処理部113は、これらの各処理部を使用して、切り替え選定予約を実施する。制御部100は、これらの機能構成部の制御を行っている。入力部109は、入出力インタフェース部110を介して入出力装置112から入力された情報を受け取り、各機能部に渡す。また、出力部108は、各機能部から受け取った情報を入出力インタフェース部110を介して入出力装置112に伝送する。
(切り替え選定処理部)
図2は、図1における切り替え選定処理部の詳細ブロック図である。
切り替え選定処理部113は、図2に示すように、入力部200と制御部201と経路決定部202と予約工事情報管理部203と出力部204とを備えている。
切り替え選定処理部113において処理される切り替え処理の手順としては、経路決定部202と予約工事情報管理部203の各内部処理により処理される。
経路決定部202においては、オペレータの選択により決定した切り替え元となる2点端子間の端子情報と、切り替え先となる切り替え先の端子情報とを利用して、切り替え元の接続済みルートの接続箇所のうち、必要な開放箇所を開放し、新規に接続するための選定を実施することで切り替えルートを決定する。
また、予約工事情報管理部203においては、経路決定部202において予約を実施したそれぞれの開放予約と切り替え選定予約の予約番号や工事箇所の情報を蓄積して管理する。このように、まずは切り替え元となる心線ルートの接続箇所のうち、全ての接続を開放するのは再利用の意味で非効率となるため、特定の接続箇所のみを開放し、その後、切り替え先の情報(所外端子・所内端子・切り替えサービス情報)を利用して端子間の選定を実施することで切り替え処理を実施する。その後、それぞれで予約実施した工事情報・予約情報等を管理・記憶する処理を行うことで、切り替え処理を実現する。
(経路決定部)
図3は、図2における経路決定部の詳細ブロック図である。
経路決定部202は、入力部301と条件設定部302と開放箇所の確定および計画処理予約部303と選定基準点決定部304と切り替え選定部305と出力部306とから構成される。
経路決定部202において実施した、切り替え処理の詳細について説明する。オペレータによって入力された切り替え元の端子情報と、切り替え先の端子情報やサービス情報などの切り替え処理に必要な条件等を入力する条件設定部301を踏まえて、切り替え元となる利用中の心線ルートの端子情報を取得して、そのルート中の接続箇所のうち、特定箇所を開放するための開放箇所の確定および計画処理を実施し、開放処理の工事を予約する開放箇所の確定および計画処理予約部303を利用することで、現在加入者が利用している心線ルートをまず廃止することが可能となる。次に、選定基準点決定部304において、前工程にて実施した開放箇所の確定および計画処理によって決定した心線ルートの開放箇所と、切り替え先の端子の情報とを利用して、仮に所内側の装置切り替えであった場合には、切り替え先の所内選定基準点のみが移動するため、切り替え元のルートのうち、所外選定基準点を開放箇所に移動させ、その開放箇所と所内選定基準点とで切り替え選定を実施することで、選定の稼動削減を実施することが可能となる。
このような機能を有している選定基準点決定部304から決定された切り替え選定における選定基準点を利用して、切り替え選定部305において、上記選定基準点間の選定を実施する機能を有している。このことより、経路決定部202において、まずは切り替えのための開放および切り替え選定の条件を決定し、条件および端子の情報を元にして使用済みルートを開放する開放箇所の確定および計画処理を実施し、その後、開放箇所を利用して次工程である切り替え選定のための選定基準点を決定し、決定した選定基準点と切り替え先の選定条件等を利用して切り替え選定を実施する。
(本発明の特徴−1)
本発明の特徴の1つ目として、開放予約箇所を意識した選定基準点の決定がある。
これは、切り替え選定処理を実施するに当り、まずは開放箇所の確定および計画処理を実施し、切り替え元となる心線ルートの開放箇所を決定する。この切り替え選定が、所内装置の切り替え(いわゆるサービスの切り替え)の場合、所外側端子の変更はなく、所内側の端子が別の装置の端子に変更される。そのため、切り替え選定の場合には、変更の無い切り替え元と同じ所外端子と、新規の所内装置の端子間での選定になる。その際に、所外端子と所内端子で新規の設備を利用しての選定よりは、既存で利用している心線ルート(切り替え元ルート)のうち、最も所内選定基準点である所内装置の端子に近い開放箇所を所外選定基準点候補として固定し、該当する所内選定基準点と切り替え選定を実施するこどが可能になる。これにより、無駄な切り替え選定ルートの検索や探索・評価処理が軽減され、かつ設備の有効利用が可能となる。
図4は、本発明の配線切り替えの手順を示すフローチャートである。
まず、予約日を入力し(400)、切り替え選定条件を入力する(401)。次に、切り替え先、切り替え元の端子情報を入力する(402)。端子情報としては、選定タイプ)所内切替、所外切替、その他)、通信波長、試験波長、通信タイプ(SS式、多分岐方式、波長多重方式)、通信分岐数、通信コネクタ反射特性、始点端子数である。
次に、開放箇所の確定および計画処理を実施する(403)。失敗の場合は、選定失敗となり(405)、成功の場合には、切り替え選定を実施する(404)。選定が成功したならば、工事箇所の最適化を実施する(406)。
図5は、図4における切り替え選定(404)の詳細フローチャートである。
まず、開放予約箇所の取得を行い(501)、切り替え先端子情報の取得を行い(502)、選定基準点候補を取得する(503)。そして、切り替え選定を実施する(506)。全ての選定基準点にて失敗したときには選定失敗となる(507)。一部の選定基準点にて失敗したときには、503に戻って再度やり直す。成功したならば、処理を完了する(508)。
(本発明の特徴−2)
本発明の特徴の2つ目として、重複した工事箇所を意識した最低限の工事箇所の決定がある。
これは、上記工程である開放箇所の確定および計画処理・切り替え選定が終了したことにより発生する開放工事と接続工事の両方を見比べ、切り替え処理としての1つの処理において重複する工事箇所が存在した場合には、その工事箇所を無効化する機能を有している。例えば、ある切り替え元の心線ルートのうち、開放箇所の確定および計画処理において開放工事が決定した箇所Aが、次工程の切り替え選定において再び接続工事が決定した場合、その工事箇所Aは現時点では接続済みであり、今後も接続済みであることが望ましいのにもかかわらず、一度開放してから再び接続工事をする必要がある。これは、予約変更等に柔軟に対処するために必要な処理であるため、今まではそれぞれの工事を実施していたが、本発明により、1つの切り替え処理に含まれる開放工事と接続工事において同一工事箇所を開放・接続を予約した場合には、その工事を無効にする機能を持つ。本機能により、今まで無駄に工事を実施していた部分を、最低限の工事実施にて処理が可能となった。
図6は、本発明における工事箇所の最適化の手順を示すフローチャートである。
まず、開放ポイントを取得し(600)、選定ポイントを取得する(601)。重複箇所を取得したとき(602)、切り替え選定として工事情報を取得する(603)。この場合、切り替え予約情報管理テーブル605を予約工事情報管理部において管理し、切り替えに伴う開放・選定予約番号・工事情報をリンク付けて管理する。
これにより、工事箇所の最適化の処理を完了する(604)。
(本発明の特徴−3)
本発明の特徴の3つ目として、切り替え選定の取り消し等に柔軟に対応できることである。
これは、上述したように、今までは切り替え工事として開放工事・接続工事を同一化した場合、その後に切り替え処理に変更が発生したときには、それぞれの工事の必要箇所は記録していないため、全ての予約を一度取り消して再度新しい処理を初めから行う必要があった。そのため、本発明では、両予約(開放予約・切り替え選定予約)の工事箇所・予約情報を取得し、管理することで上記問題点を解決した。例えば、切り替え選定処理において、切り替え先の端子の変更が発生した場合、その変更処理を実現するために、切り替え予約情報管理テーブルにて情報を参照し、切り替え選定の予約結果か、重複工事調整結果の情報を削除し、開放箇所の確定および計画処理の情報のみを残す。その後、再度開放箇所の確定および計画処理結果から開放箇所の確定および計画処理の予約箇所を取得し、切り替え選定処理を実施する。このことにより、今まで予約情報の管理の面で稼動がかかっていたため実施できなかった予約管理が効率化したため、より柔軟な切り替え選定の処理やオーダフローを構成することが可能になった。
図7は、本発明における切り替え処理の取消しの手順を示すフローチャートである。
まず、予約取消し情報を取得し(700)、切り替え選定処理のみを取り消す場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照し(701)、切り替え選定予約を取り消し(702)、必要工事箇所の修正と予約情報の表示をする(703)。
また、開放・切り替え選定処理の取り消しの場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照し(704)、開放・切り替え選定予約を取り消し(705)、処理を完了する(706)。
図8は、本発明における切り替え先変更時の切り替え選定の手順を示すフローチャートである。
まず、切り替え先変更の情報を取得し(800)、該当予約番号から切り替え選定の予約を取り消し(801)、切り替え予約情報管理テーブルより開放予約情報を取得する(802)。開放予約箇所を取得し(803)、新規切り替え先端子情報を取得する(804)。選定基準点候補を取得する(805)。次に、切り替え選定を実施する(806)。選定の実施の全ての選定基準点にて失敗したときには、選定失敗とする(807)。しかし、一部の選定基準点にて失敗したときは、803に戻り、再度、開放予約箇所を取得する。選定に成功したときには、処理を完了する(808)。
以下、本発明の実施例を、それぞれの切り替えのタイプに従って説明する。
(所外切り替えの場合)
図10は、本発明の実施例を示す所外切替えの場合の説明図である。
『所外切り替え』とは、前述のように、加入者が所内装置より提供されているサービスに変更はなく、加入者を収容する位置(住所等)が変更されたことにより、住所等を規範にして敷設されている所外光ケーブルを集約しているケーブルラックやラック内の端子位置が変更されることから発生する処理である。基本的には、加入者の引越し等により提供するサービスはそのままで、ケーブルラック等の位置が変更されるというケースが多い。
この場合、まず始めに切り替え元となる現在利用中の心線ルートを開放予約を行う。
図10に示すケーブルラック1に収容されている接続済みの端子と所内装置に収容されている接続済み端子とが選定基準となり、2点端子間の接続状態を確認した後に、それぞれ決定されている開放箇所を選定する。その後、切り替え選定を実施するが、図10に示す所内装置の端子位置は所外切り替えのため、不動であることから、所外側選定基準点と、取得した開放箇所を選定基準点候補(1)〜(4)との間で選定可能なルートを探す処理を行う。
この場合、所内側選定基準点候補(1)と所外側選定基準との選定は、両端子間にケーブルが存在せず、開通することが不可能であるため、選定は失敗する。次に、一段上部側に開放箇所を検索し、所内側選定基準点候補(2)を取得する。同様に所外選定基準点と所内選定基準点(2)との間で選定を実施するが、上記と同じく間を結ぶケーブルが存在しないため、選定は不可となる。更に、上部側に選定基準点候補を移動させ、次は所内選定基準点候補(3)を取得して、切り替え選定を実施する。この場合、2点を結ぶ所内ケーブル4が存在するため、選定が成功することが分かる。このように、一度接続済みのルートを開放予約し、開放箇所を決定した後に、それぞれの開放箇所を選定基準点候補として、移動する選定基準点(この場合には所外)に近い順に、1つ1つ選定を実施していくことで、設備の効率的な利用が実現できる。
上記工程を踏まえて、切り替え先の選定処理が実施される。次の工程として、本処理において発生した開放予約と切り替え選定予約により発生する開放箇所・接続箇所を打ち消す工程が存在する。この場合、所内側選定基準点(4)は開放工事箇所であり、切り替え接続予約箇所であるため、工事が重複して発生する。そのため、本切り替え処理においては、変更はないため、工事を実施しない(打ち消し合う)処理をすることになる。その結果、切り替え元の開放工事発生箇所は3箇所となり、切り替え先の接続工事発生箇所は2箇所となる。
(所内切り替えの場合)
図11は、本発明の実施例を示す所内切替の場合の説明図である。
『所内切り替え』とは、前述のように、加入者の住所等に変更は無く、何等かの理由により加入者が現在利用している通信サービスを提供している所内装置(1)の端子を変更し、他の通信サービスを提供することが可能である所内装置(2)に切り替えることを意味する。一般的に利用しているサービス品目を変更するというケースが多く存在する。
この場合、上記の所外切り替えと同様に開放予約を実施することで、現在利用している心線ルートの特定の接続箇所を開放することが決まる。これにより、取得した開放箇所を所外側選定基準点候補とする。所外側選定基準点候補のうち、所内側選定基準点に近い候補(この場合、所外側選定基準点候補(4))と所内側選定基準点の端子を利用して切り替え選定を実施する。この場合、中継用ケーブルラック2と所内装置(2)間にケーブルは存在しないため、選定は不可能であることから、次に所内側選定基準点に近い候補(この場合、所外側選定基準点候補(3))との間での選定を実施する。このように選定が成功するまで実施を続け、最終的に成功する所外側選定基準点候補(この場合(1))が見つかった場合、切り替え選定完了とする。
本切り替え選定結果の場合、所内ケーブル1と接続済みの端子を開放し、別の所内ケーブル4の心線と接続する工事と、同じ所内ケーブル4の上部側の心線と所内選定基準点とを接続する工事が発生し、両工事箇所は開放箇所の確定および計画処理の工事と重複していないため、打ち消し合うことができないことから、そのまま工事を実施する。
図11の場合、切り替え元の開放工事発生箇所は4箇所で、切り替え先の接続工事発生箇所は2箇所となる。
(工事箇所の重複時の処理)
次に、工事箇所の重複に伴う処理について説明する。
図9は、本発明の切り替え予約情報管理テーブルの例、および重複処理の例を示す図である。
図9に示すような所外切り替えの場合に、所外側ケーブルラックに接続されている端子Aと所内装置に接続されている端子LのA〜L間の心線ルートの開放予約を実施し、それぞれ開放箇所として、AB(端子AとコネクタB)・CD・GH・KLが選定されている。これに対して、切り替え選定予約結果として、MB(端子MとコネクタB)・CD・GH・KLが選定されている。しかし、実際には、所内装置端子Lから下部の所内側選定基準点を見てみると、上部側の所内ケーブル1のBコネクタを所内選定基準点候補の1つとして選定した場合、同一ケーブルラックに敷設されている所内ケーブル1のBコネクタを切り替え先の所外側選定基準点であるM端子に接続をし直すだけで切り替え処理は完了することが分かる。このような場合、開放予約箇所と切り替え選定予約箇所を取得し、見比べてみると、それぞれ4箇所の工事箇所のうち、3箇所が重複することが分かる(CD・GH・KL)。従って、該当する3箇所の工事は重複しているが、最終的に現状の接続済みのままであることが望ましいため、不要である。
このケースのように、切り替え予約情報管理テーブルが、それぞれ重複する工事を打ち消し合い、最終的に開通するために必要な最低限の工事箇所だけを抽出し、管理する。
最終的な本切り替え処理における開放工事箇所はABであり、接続工事箇所はMBとなることから、6箇所の工事実施が事前に不要になる。さらには、工事情報を予約情報と一緒に管理し、予約番号を例えば開放予約工事の場合には、最後の桁を『0』とし、該当する開放予約に対する切り替え予約の場合には末尾までは同一の予約番号を利用し、末尾だけを『1』にするなどの開放予約と切り替え選定予約とのリンク付けを行うことと、同時に各予約番号に対する工事情報(施工箇所)を保持することで重複する工事箇所を管理し、仮に後日予約変更が発生した場合でも、予約の取り消しや変更等を柔軟に実施することが可能となる。例えば、本予約番号の『1234567891』の切り替え選定予約の取り消しを行う場合、現状の工事発生箇所は重複工事調整結果により開放工事発生箇所がABで、接続工事発生箇所がMBとなっている予約情報のうち、まず切り替え選定予約結果を削除する。
この削除により切り替え選定予約結果が削除されるので、開放予約と重複とする工事箇所が存在しないことから、重複工事調整結果の開放工事発生箇所は表示されなくなり、開放工事箇所だけが残ることになる。この場合、開放箇所の確定および計画処理予約結果である『1234567890』だけが残り、工事としては開放工事である(AB・CD・GH・KL)だけが発生することになる。このように、切り替え処理の稼動を削減して工事を実施し、かつ予約の管理を実施することが可能となる。
(収容関係・接続関係と各通信媒体の使用状況および状態の記憶)
次に、収容関係、接続関係と各通信媒体の使用状況および状態について説明する。
ケーブルは、直収サービスと多分岐・波長多重サービスとに分けて、その繋がりを検索する方法を述べる。
図12および図13は、直収サービスの場合の具体的な繋がり検索の実施方法の説明図である。
まず、STEP1では、所内側の終点(所内側端子)を取得後、その接続状況を確認する。この時点では、まだ所内側選定基準点か否かは判定されないため、基準点(1)となる。その後、所内側端子が接続済みであることを確認し、接続されているコネクタの情報から下部側のケーブル名を取得する。取得したケーブル名の心線番号から、さらに下部側のコネクタの接続状況を確認する。STEP2の時点では、接続が確認された場合、初期の基準点(1)は下部側に移動したため、基準点(2)となる。このように下部側の接続状況を確認し、未接続であるところまで追っていくことを繋がり検索と呼ぶ。この場合は、中継用ケーブルラック1の所外側のアダプタ端子のところで接続が未接続となっているため、ここでの所内側選定基準点が該端子となる(STEP3)。
次に、図13に示すように、繋がり検索により、所内側基準点と装置端子までは接続済みであることが明らかであるため、該当区間において設備(ケーブル・アダプタ端子)の中で、他の設備が利用することはあり得ない。従って、実質的な選定対象範囲が所外端子〜所内選定基準点のみとなる。本工事を実施した後に、ケーブルルート検索を実施する。
図14は、具体的なケーブルルート探索の実施方法の説明図である。
図14において、始点端子および終点端子がそれぞれケーブルラック1と所内装置2に存在する。それぞれ端子は未接続状態であり、それに伴って所内側選定基準点も移動はしない。このため、選定対象範囲は、始点・終点端子があるケーブルラック1と所内装置2であることが分かる。
この情報より、ケーブルルートの抽出を実施すると、まず始点端子を含めるケーブルラック1に敷設されているケーブルの種類を取得する。この際、取得されるケーブルは、所内ケーブル1および3となる。取得した各ケーブルの上部側(所内側)に存在するケーブルラックを取得すると、同様にケーブルラック3および4が取得できる。取得したケーブルラックは、所内選定基準点を含むケーブルラックでもなく、また所内装置でもないため、更に上部側のルートを検索する。
この際、各ケーブルラックに敷設されているケーブルを取得すると、ケーブルラック3には所内ケーブル6および8、ケーブルラック4には所内ケーブル7および9となる。上記4条のケーブルのうち、更に上部側のノード情報を取得すると、所内装置1と2が取得できる。この時、所内装置1,2のうち、所内選定基準点を持つケーブルラック又は所内装置であるのは明らかに所内装置2であるから、最終的に残るケーブルは所内ケーブル8と9になる。従って、ここでは、ケーブルラック1と所内装置2の間を結ぶケーブルおよびラックのパターンは、
(1)ケーブルラック1⇔所内ケーブル1⇔ケーブルラック3⇔所内ケーブル8⇔所内装置2と、
(2)ケーブルラック1⇔所内ケーブル3⇔ケーブルラック4⇔所内ケーブル9⇔所内装置2となり、上記2ルートがケーブルルートとなる。
図15は、多分岐・波長多重サービスの場合の具体的な繋がり検索の実施方法の説明図である。
直収サービスと同様に、初期に取得した始点・終点の情報から、所内側端子を取得し、基準点を保持する。所内側端子の接続有無を確認し、接続されているようであれば、下部側に接続されている設備の所外側の接続状態を検索し、分岐機器もしくは所外端子(始点)か未接続箇所に到達するまで基準点を移動させていく。途中で、スプリッタ架内にある分岐機器に到達した場合には、分岐機器の分岐数等のタイプがサービス条件に適合するか否かをチェックし、サービス条件と合う分岐機器である場合には、その出力側端子の接続状況を確認し、空き端子が存在すれば、それが所内側選定基準となる。この場合、途中に直収系(直収タイプ)分岐機器が存在した場合でも、それは分岐機器とは認識せずに、再度下部側の繋がり検索を実施する。そのため、図15に示すように、中継用ケーブルラックにおいて、直収系分岐機器を経由していたとしても、この繋がり検索上はそのまま下部側の検索を実行し、該当する直収系以外の分岐機器にあたった場合に、上記のチェックが働く。同じように、分岐機器まで接続されておらず、途中で未接続箇所が特定された場合には、その該当端子(コネクタ)が多分岐サービスにおける所内側選定基準点となり、直収サービスのケーブルルート探索および心線ルート探索を実施し、心線ルートが取得される。
図16および図17は、波長多重の1加入者目の繋がり検索の説明図である。
ここでは、図15の例とは逆に、波長1・波長2の両方とも未接続状態であった場合の選定処理の内容を示している。まず、初期状態として、両系統ともに所内側選定基準点は未接続であるため、終点端子となる。この場合、まず波長1の端子を取得し、所外端子に対して波長1の端子を選定実施する(図16参照)。前述のように、ケーブルルート探索および心線ルート探索の後、各心線ルートを評価実施して、評価値が最も高かった心線ルートの取得を完了する。取得した心線ルートの情報を保持しながら、次に波長2の選定処理を実施する(図17参照)。波長2の場合、既に所外端子(始点)と波長多重用の分岐機器までは選定済みであることから、波長多重用の分岐機器の入力側端子と波長2の所内側端子が所内側選定基準点となり、該区間で選定が行われる。波長2の選定を実施し、その選定が完了した場合には、その選定処理が終了し、設備選定が完了することになる。
(配線切り替え選定装置)
図18は、本発明の配線切り替え選定処理を実施するための装置のブロック構成図である。
複数の通信局毎のブロック単位に、図18に示す構成の配線切り替え選定装置が設置される。配線切り替え選定装置は、配線に係わる設備データを格納し、基盤となる情報を管理・保存・蓄積する設備データベース(DB)部001と、配線の切り替え先に係わる全ての情報を入力・出力する機能を有する入出力管理部004と、入出力管理部004において登録された切り替え選定に関する情報を取得し、その情報を基に現段階の設備状況を加味し、切り替え選定処理を実施する切り替え選定部005と、選定処理の際に最適な選定ルートを確保するための個々の処理を実施する設備選定部002と、切り替え選定における実質的な選定処理や評価計算等の処理を実施する機能を有し、最終的に切り替え選定処理において成功した予約情報を管理・保存・蓄積する予約管理部003とを備えている。
なお、図1の処理プログラムの機能ブロックとの関係は、図18の配線切り替え選定装置は、複数通信局が含まれるブロック毎に配置され、各通信局には図1の配線切り替え選定処理プログラムが配置される。
(プログラムと記録媒体)
なお、図4の配線切り替え手順のフロー、図5の切り替え選定の手順のフロー、図6の工事箇所の最適化の手順のフロー、図7の切り替え処理の取消しの手順のフロー、図8の切り替え先変更時の切り替え選定の手順のフローを、それぞれプログラム化して、CD−ROMなどの記録媒体に格納しておけば、プログラムの販売や貸与などに便利であり、また、本発明における通信局内のコンピュータに記録媒体を装着して、配線切り替え時にプログラムをインストールし、これを実施させることにより、本発明を容易に実現することができる。
最終的に、本発明の配線の切り替え方法は、受動的な物品により構成される通信局内の通信媒体群の配線を切り替える方法であって、まず、開放箇所の確定および計画処理予約によって開放箇所を決定する手順と、開放箇所のうち選定基準点候補として抽出する手順と、選定基準点候補と切り替え先の選定基準点との切り替え選定を実施する手順と、開放予約と切り替え予約によって発生した重複した工事が発生する箇所を調整する手順とを踏まえて、稼動の効率化を図った切り替え処理を実施することを特徴としている。このことにより、人手で処理していた切り替え選定処理部分を自動処理させることが可能となり、切り替え処理の効率化を実現することができる。
通信サービス提供において、サービス条件、設備条件に適応した切り替え処理が可能とする切り替えのための処理手順をプログラムコード化して記録媒体に記録することにより、本発明の配線の切り替え処理技術を市場に広く流通させることができる。
また、本発明は、通信設備に特化した技術ではなく、容易に他の分野(例えば、線路を使用する業種、多種の棒を使用する業種等)に適用可能である。
本発明における配線切り替え選定処理を実施するための処理プログラムのブロック図である。 図1における切り替え選定処理部の詳細ブロック図である。 図2における経路決定部の詳細ブロック図である。 本発明における配線切り替えの手順を示すフローチャートである。 本発明における切り替え選定の手順を示すフローチャートである。 本発明における工事箇所の最適化の手順を示すフローチャートである。 本発明における切り替え処理の取消しの手順を示すフローチャートである。 本発明における切り替え先変更時の切り替え選定の手順を示すフローチャートである。 本発明における切り替え予約情報管理テーブルの例を示す図である。 本発明の実施例を示す所外切替えの場合の説明図である。 本発明の実施例を示す所内切替えの場合の説明図である。 本発明の実施例を示す直収サービスの場合の繋がり検索の説明図である。 本発明の実施例を示す直収サービスの場合のケーブルルート探索の説明図である。 本発明の実施例を示す心線ルートとケーブルルートの接続状態を示す図である。 本発明の実施例を示す多分岐・波長多重サービスの場合の繋がり検索の説明図である。 本発明の実施例を示す波長多重(波長1のみ)の1加入者目の選定方法の説明図である。 本発明の実施例を示す波長多重(波長1と2)の1加入者目の選定方法の説明図である。 本発明の配線切り替え選定装置のブロック構成図である。
符号の説明
001…設備DB部、002…予約管理部、003…設備選定部、
004…入出力管理部、005…切り替え選定部、100…制御部、
101…通信媒体基本情報記憶部、102…通信媒体構成記憶部、
103…コマンド処理部、104…通信媒体経路予約記憶部、
105…最適経路計算処理部、106…経路探索処理部、108…出力部、
109…入力部、110…入出力インタフェース部、112…入出力装置、
113…切り替え選定処理部、200…切り替え選定処理部の入力部、
201…切り替え選定処理部の制御部、202…切り替え選定処理部の経路決定部、
203…切り替え選定処理部の予約工事情報管理部、
204…切り替え選定処理部の出力部、301…経路決定部の入力部、
302…経路決定部の条件設定部、
303…経路決定部の開放箇所の確定および計画処理部、
304…経路決定部の選定基準点決定部、305…経路決定部の切り替え選定部、
306…経路決定部の出力部。

Claims (15)

  1. 配線の切り替え選定を行う配線切り替え選定装置において、
    ケーブルの配線状態を示すデータを保存し、当該情報を蓄積する設備データベース部と、
    加入者の住所の変更による変更先の住所の最寄にある光ケーブル利用のための切替え選定、または利用サービスの変更による所内装置の端子の切替え選定のための情報を入力する入力部分、および選定結果を出力する出力部分の機能を有する入出力管理部と、
    該入出力管理部において登録された切り替え選定に関する情報を取得し、切り替え元の始点端子から終点端子までの間で複数の接続点でケーブルが接続されることにより構成されるルートの開放箇所の確定と、切り替え先の接続情報の確定をするための切り替え選定処理を実施する切り替え選定部と、
    切り替え選定処理の際、切り替え元ルートの開放箇所と切り替え先の接続箇所で重複している箇所がある場合に、当該箇所を現状の接続済みのままの状態にすることで、接続作業点数が最少となるルートを選定する処理を実施する設備選定部と、
    該設備選定部で選定されたルートを予約情報として情報を保存する予約管理部と
    を有することを特徴とする配線切り替え選定装置。
  2. 通信局内における配線切り替え選定装置であって、
    通信局内の各ケーブルの配線状態を示すデータを記憶した通信媒体基本情報記憶部と、
    ケーブルおよびアダプタを含む各配線設備の接続状態を記憶した通信媒体構成記憶部と、
    通信媒体群の任意の2点間端子のルートの候補を決定する経路探索処理部と、
    該経路探索処理部で決定されたルートの候補の中から、光のパワーが光ファイバ中を伝搬する際に吸収や散乱により減衰する度合である損失または接続作業点数が最少であるルートを決定する最適経路計算処理部と、
    前記最適経路計算処理部で決定されたルートを記憶する通信媒体経路予約記憶部と、
    前記最適経路計算処理部で決定され前記通信媒体経路予約記憶部で記憶されたルートを使用して、現在、使用中である切り替え元のルートの開放箇所の確定および開放予約実施と、将来、使用予定の切り替え先のルートの選定を実施する切り替え選定処理部と、
    各構成機能部の制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする配線切り替え選定装置。
  3. 前記切り替え選定処理部は、切り替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理を実施し、処理結果を保存する機能を有し、
    予約日,所内切替、所外切替を含む選定タイプ,通信波長,多分岐、波長多重を含む通信タイプなどの、切り替え依頼処理のための設備状態およびサービスの種類や状態を示す情報を取得する入力手段と、
    前記切り替え元ルートを開放し、前記切り替え先ルートを接続する処理を実施する経路決定手段と、
    該経路決定手段に必要な開放ポイント,選定ポイント,切り替え選定として工事情報を取得したか否かの有無を判断する制御手段と、
    ルートを決定するための開放箇所の確定および開放予約の実施と切り替え先ルートを構成するための選定の予約情報を保存する予約工事情報管理手段と、
    切り替え元および切り替え先の端子情報を出力する出力手段とを有することを特徴とする請求項2記載の配線切り替え選定装置。
  4. 前記経路決定手段は、切り替え元となる接続済みルートを開放するための選定を実施し、切り替え先となる新規ルートを選定する処理を実施する機能を有し、
    切り替え元の始点端子の切り替えに関するルート情報を取得する入力手段と、切り替え先となる新規ルートを選定する際のルートの所内切替、所外切替を含む選定タイプを設定する条件設定手段と、現在使用中である切り替え元となる廃止すべきルートを選定し、接続済みルートを開放するための選定を行い、切り替えルート元として予約情報を保存する開放箇所の確定および開放予約実施を行う計画処理手段と、開放予約において、開放が決定した複数箇所の接続点を抽出し、抽出された各接続点を選定基準点候補とすることで、切り替え選定時の選定基準点を決定する選定基準点決定手段と、該選定基準点決定手段が得た情報を基に、切り替え先である2点間の切り替え選定を実施する切り替え選定手段とを有することを特徴とする請求項3記載の配線切り替え選定装置。
  5. 通信局内の配線の切り替え選定装置により配線の切り替えを行う方法であって、
    入力部が、切り替え元ルートを開放し、切リ替え先ルートを接続する処理を実施する工事の予約日を入力するステップと、
    該入力部が、切り替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理を行うに際して、通信局の所外側ケーブルラックの端子位置を変更するための所外切替えか、所内装置の端子位置を変更するための所内切替えか、あるいはその他の切り替えかを決定する切り替えのタイプ、心線数、コネクタ種別、コネクタ反射特性、光伝般モード、フィルタ種別、および光分岐数設備選定条件のいずれかを入力するステップと、
    該入力部が、切り替え元および切り替え先となる心線ルートの始点となる端子位置および終点となる端子位置を入力するステップと、
    経路探索処理部が、切り替え元の心線ルートを探索し、規定の開放箇所を選定するための開放箇所の確定および開放予約を実施するステップと、
    切り替え選定処理部が、開放箇所の選定および開放予約実施が成功したことにより、切り替え先の心線ルートを探索し、切り替え先の所外架端子もしくは所内端子と切り替え元ルートから直近の配線架端子との2点の選定を実施する切り替え先ルートを構成するための選定のステップと、
    最適経路計算処理部が、開放箇所の確定および開放予約実施と切り替え先ルートを構成するための選定が成功したことにより、配線の切り替えを実施するステップと、
    開放箇所の確定および開放予約実施において決定した接続点の開放箇所と、切り替え先ルートを構成するための選定において決定した接続箇所が重複している場合に、該接続箇所を打ち消し合う処理、つまり現状の接続済みのままの状態にすることを含む工事箇所の切り替えを実施するステップと、
    出力部または入出力インタフェース部が、上記開放箇所の確定および開放予約と切り替え先ルートを構成するための選定において、開放箇所の確定および開放予約実施が終了し、切り替え先ルートを構成するための選定が選定に失敗した場合には、選定失敗をオペレーターに表示するステップと
    を有することを特徴とする切り替え選定方法。
  6. 前記切り替え選定処理部による切り替え選定のステップは、通信局内における配線の切り替え装置による切り替え方法の1ステップであって、
    入力手段が、開放前工程である開放予約完了により、切り替え元となる心線ルートにて、接続点を開放する開放予約箇所の取得を行うステップと、
    該入力手段が、切り替え先の情報を取得し、切り替え先となる端子の情報を取得するステップと、
    開放箇所の確定および計画処理手段が、取得した開放点を選定基準点候補とし、切り替え先である選定基準点に対して近い方から取得するステップと、
    切り替え選定手段が、上記選定基準点候補に対して、切り替え先となる選定基準点を取得し、選定基準点の1つ目の選定基準点候補との切り替え選定を実施するステップと、
    該切り替え選定手段が、上記切り替え選定が1つ目の選定基準点候補において失敗した場合には、次に選定基準点から近い選定基準点候補を取得し、切り替え選定を行うステップと、
    出力手段が、全ての選定基準点において切り替え選定ができない場合には、選定失敗として出力するステップと、
    選定できる場合には、完了として終了し、切り替えを実施するステップと
    を有することを特徴とする請求項5記載の切り替え選定方法。
  7. 前記最適経路計算処理部による工事箇所の切り替え実施のステップは、通信局内の配線の切り替え装置による切り替え方法の1ステップであって、
    開放ポイント取得処理部が、前工程により、開放箇所の確定および開放予約実施と切り替え先ルートを構成するための選定が終了していることを確認し、開放予約結果より、開放箇所となる開放ポイント情報を取得するステップと、
    選定ポイント取得処理部が、切り替え選定結果より、選定ポイントとなる情報を取得するステップと、
    重複個所取得処理部が、上記開放ポイントと選定ポイントの両ポイントを基に、該両ポイントの中の重複したポイントがないか否かを確認し、切り替え選定において発生する最低限の工事箇所を抽出するステップと
    工事情報取得処理部が、抽出した工事情報を取得するステップと、
    予約工事情報管理部が、切り替えは切り替え元ルートの開放と切り替え先ルートの接続からなり、切り替え元の開放選定では開放箇所があり、切り替え先の接続選定では接続箇所があり、両者の中で重複したポイントがないか否かを確認し、切り替えに要する開放工事と接続工事において発生する最低限の接続工事情情報と、開放工事情報と、予約情報とを切り替え予約情報管理テーブルに登録するステップと、
    上記ステップと同時に完了処理を実施するステップと
    を有することを特徴とする請求項5記載の切り替え選定方法。
  8. 通信局内における配線の切り替え装置による切リ替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理の取消し方法であって、
    最適経路計算処理部の入力手段が、オペレーターからの予約取消しの情報を取得するステップと、
    予約工事情報管理手段が、切り替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理にて実施される開放箇所の確定および開放予約実施と切り替え選定において、後から実施される切り替え選定処理のみの取消しの場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照するステップと、
    切り替え選定予約部分取消処理手段が、管理されている予約情報のうち、切り替え選定予約部分のみを削除するステップと、
    出力手段が、切り替え選定の削除に伴い、どの接続点に開放予約があるのかが記載されている開放予約情報を用いて切り替え選定の代わりに開放予約にて必要な工事・予約情報をオペレーターに出力する開放ポイント,選定ポイント,重複個所を含む必要工事箇所の修正と予約情報の表示を行うステップと、
    該予約工事情報管理手段が、切リ替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理を取り消す処理として、開放および切り替え選定処理の取消しを実施する場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照するステップと、
    開放および切り替え選定処理取消手段が、予約情報から、開放および切り替え選定の両方を削除するステップと、
    最終的に、予約取消しの処理を完了するステップと
    を有することを特徴とする配線切り替え予約の取消し方法。
  9. 通信局内における配線の切り替え装置による切り替え先の変更方法であって、
    入力手段が、オペレーターからの切り替え先を変更する情報を取得するステップと、
    条件設定手段が、該当する切り替え選定における予約情報から、切り替え先ルートを構成するための選定の予約情報を取消しするステップと、
    開放箇所の確定および計画処理手段が、切り替え予約情報管理テーブルを参照し、該当する切り替え処理にて予約した開放予約選定における開放予約箇所を取得するステップと、
    選定基準点決定手段が、取得した開放点を選定基準点候補として、選定基準点に対して近い方から取得するステップと、
    切り替え選定手段が、上記選定基準点候補に対して、切り替え変更先となる新規の切り替え先端子の情報を取得し、選定基準点の1つ目の選定基準点候補との切り替え先ルートを構成するための選定を実施するステップと、
    該切り替え選定手段が、上記切り替え選定が1つ目の選定基準点候補において選定失敗した場合には、次に選定基準点から近い選定基準点候補を取得し、切り替え先ルートを構成するための選定を行うステップと、
    該切り替え選定手段が、全ての選定基準点候補が選定失敗した場合には、初期に設定した切り替え先の2点間の選定基準点間にて選定を実施するステップと、
    出力手段が、全ての選定基準点に対し、切り替え先ルートを構成する選定ができない場合には、選定失敗として出力するステップと、
    選定できる場合には、完了として終了し、配線切り替え選定をし、その結果を基に配線切り替え先を変更するステップとを有することを特徴とする配線切り替え先の変更方法。
  10. 通信局内の配線の切り替え選定装置により配線の切り替えを行うプログラムであって、
    通信局内の配線切り替え選定装置のコンピュータに、切り替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理を実施する工事の予約日を入力する手順、切り替え元ルートを開放し、切り替え先ルートを接続する処理を行うに際して、通信局の所外側ケーブルラックの端子位置を変更するための所外切り替えか、所内装置の端子位置を変更するための所内切り替えか、あるいはその他の切り替えかを決定する切り替えタイプ、心線数、コネクタ種別、コネクタ反射特性、光伝般モード、フィルタ種別、および光分岐数設備選定条件のいずれかを入力する手順、切り替え元および切り替え先となる心線ルートの始点および終点を入力する手順、切り替え元の心線ルートを探索し、規定の開放箇所を選定するための開放箇所の確定および開放予約を実施する手順、開放箇所の選定および開放予約実施が成功したことにより、切り替え先の心線ルートを探索し、切り替え先の所外端子と切り替え元ルートから直近の配線架端子との2点の選定を実施する切り替え選定の手順、開放箇所の確定および開放予約の実施と切り替え選定が成功したことにより、切り替えを実施する手順、切り替えは切り替え元ルートの開放と切り替え先ルートの接続からなり、切り替え元の開放選定では開放箇所があり、切り替え先の接続選定では接続箇所があり、両者の重複したポイントがある場合に、該接続箇所を打ち消し合う処理、つまり現状の接続済みのままの状態にすることを含む工事箇所の切り替えを実施する手順、上記開放箇所の確定および開放予約実施と切り替え選定において、開放箇所の確定および開放予約実施が終了し、切り替え先ルートを構成するための選定が選定失敗した場合には、選定失敗をオペレーターに表示する手順、その結果を基に配線切り替えを選定する手順を、それぞれ実行させるための配線切り替え用プログラム。
  11. 通信局内の配線の切り替え選定装置により配線の切り替えを行うプログラムであって、
    切り替え選定部のコンピュータに、開放予約完了により、現在使用中のルートである切り替え元となる心線ルートにて、アダプタとケーブルが接続されている接続点を開放する開放予約箇所の取得を行う手順、切り替え先の情報を取得し、切り替え先となる端子の情報を取得する手順、取得した開放点を選定基準点候補とし、切り替え先である選定基準点に対して近い方から取得する手順、上記選定基準点候補に対して、切り替え先となる選定基準点を取得し、選定基準点と1つ目の選定基準点候補との切り替え選定を実施する手順、上記切り替え選定が1つ目の選定基準点候補において選定失敗した場合には、次に選定基準点から近い選定基準点候補を取得し、切り替え選定を行う手順、上記切り替え手順で、全ての選定基準点において切り替え選定ができない場合には、選定失敗として出力する手順、選定成功の場合には、完了として終了し、切り替えを実施する手順を、それぞれ実行させるための切り替え選定用プログラム。
  12. 通信局内の配線の切り替え選定装置により工事箇所の切り替えの実施を行うプログラムであって、
    配線切り替え選定装置のコンピュータに、開放予約完了により、切り替え元ルートから切り替え先のルートへ変更するための開放箇所の確定および切り替え元ルートの開放予約実施と将来、使用予定のルートである切り替え先ルートを構成するための選定が終了していることを確認し、開放予約結果より、開放箇所となる情報を取得する手順、切り替え選定結果より、開放ポイント、選定ポイントを含む情報を取得する手順、上記開放ポイントと選定ポイントの両ポイントを基に、該両ポイントの中で重複したポイントがない事を確認し、切り替え先ルートを構成するための選定において発生する最低限の工事箇所を抽出する手順、抽出した工事情報を取得する手順、上記工程において、変換した切り替え用の接続工事情報と、開放箇所の確定および開放予約実施による開放工事情報と、切り替え先ルートを構成するための選定において発生する接続工事とを、両者の重複したポイントがある場合に、該接続工事を打ち消し合って、現状のルートのままの状態とし、最低限の工事箇所を作業する工事情報とを切り替え予約情報管理テーブルに登録する手順、最後に完了処理を実施する手順を、それぞれ実行させるための工事箇所最適化用プログラム。
  13. 配線の切り替え選定装置による切り替え処理の取消し用プログラムであって、
    配線切り替え選定装置のコンピュータに、オペレーターからの予約取消しの情報を取得する手順、現在使用中のルートから将来使用予定のルートに切り替えるための処理で実施される開放箇所の確定および開放予約実施と切り替え先ルートを構成するための選定において、後から実施される切り替え選定処理のみの取消しの場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照する手順、管理されている予約情報のうち、切り替え先ルートを構成するための選定予約部分のみを削除する手順、切り替え先ルートを構成するための選定の削除に伴い、開放予約のみの工事情報と、開放予約のみの予約情報をオペレーターに出力するための必要な修正後の工事箇所と予約情報の表示を行う手順、切り替え処理自体を取り消す処理として、開放および切り替え先ルートを構成するための選定処理の取消しを実施する場合には、切り替え予約情報管理テーブルを参照する手順、予約情報から、開放および切り替え先ルートを構成するための選定の両方を削除する手順、最終的に、予約取消しの処理を完了する手順、をそれぞれ実行させるための切り替え処理の取消し用プログラム。
  14. 配線の切り替え選定装置による切り替え先の変更用プログラムであって、
    配線切り替え選定装置のコンピュータに、オペレーターからの切り替え先を変更する情報を取得する手順、該当する切り替え先ルートを構成するための選定における予約情報から、切り替え先ルートを構成するための選定の予約情報を取消しする手順、切り替え予約情報管理テーブルを参照し、該当する切り替え処理にて予約した開放予約選定における開放予約箇所を取得する手順、取得した複数箇所の開放点を予め選定基準点候補として、選定基準点に対して近い方から取得する手順、上記選定基準点候補に対して、切り替え変更先となる新規の切り替え先端子の情報を取得し、選定基準点の1つ目の選定基準点候補との切り替え先ルートを構成するための選定を実施する手順、上記切り替え先ルートを構成するための選定が1つ目の選定基準点候補において選定失敗した場合には、次に選定基準点から近い選定基準点候補を取得し、切り替え先ルートを構成するための選定を行う手順、全ての選定基準点において、切り替え先ルートを構成するための選定ができない場合には、選定失敗として出力する手順、選定できる場合には、完了として終了し、配線切り替え先ルートを構成するための選定をし、その結果を基に配線切り替え先を変更する手順を、それぞれ実行させるための切り替え先変更用プログラム。
  15. 請求項10から請求項14までのいずれか1項に記載のプログラムを、記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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