JP2007115061A - カップ式自動販売機のキャップ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置自体をコンパクトに構成でき、また、予備用のキャップ列を安定して移動させることができ、それにより、キャップ列を適正な状態で補充することができるカップ式自動販売機のキャップ供給装置を提供する。
【解決手段】開口3aを有するベース3と、開口3aの上方に延びるように設けられ、販売用のキャップ列CRを収納するための販売コラム6と、販売コラム6に隣接しかつ連通するように設けられ、予備用のキャップ列CRを収納するための予備コラム7と、待機位置と補充位置との間で、鉛直軸線を中心として回動自在に設けられ、待機位置から補充位置に移動したときに、予備コラム7に収納されたキャップ列CRを押圧し、販売コラム6に移動させ、補充するプッシャ11と、販売コラム6にキャップCが存在しないことが検出されたときに、プッシャ11を待機位置から補充位置に駆動するプッシャ駆動部12と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コーヒーやジュースなどの飲料をカップに入れて販売するカップ式自動販売機に内蔵され、カップの開口部に装着されるキャップを供給するカップ式自動販売機のキャップ供給装置に関する。
従来、この種のキャップ供給装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。このキャップ供給装置は、上下方向に積み重なった多数のキャップからなるキャップ列を収納するキャップ収納庫と、そのキャップ列から最下位のキャップを切り離し、下方に供給するキャップ切離し装置とを備えている。キャップ収納庫は、横長の基台と、その上に立設され、左右2列のキャップ列を収納するためのボックス状のキャップ収納ケースを有している。
キャップ収納ケース内には、左右方向の中央に、キャップ列を収納するための縦長ボックス状の補給ケースが設けられている。この補給ケースは、左右両側面が開口するとともに、キャップ収納ケースの外側に回動しながら引き出せるように構成されており、内側には、単一のキャップ列が収納される補給コラムが画成されている。また、キャップ収納ケース内には、補給ケースの左方および右方の一方に、販売用のキャップ列を収納する販売コラムが画成されるとともに、他方に、補給コラムに収納されているキャップ列を販売コラムに移動させるための押出機構が設けられている。この押出機構は、上下方向に延びる押出板と、この押出板とキャップ収納ケースの上記他方の側面との間に設けられたリンク機構とを備えており、基台に組み込まれた駆動装置により、押出板が、リンク機構を介して、左右方向に駆動されるように構成されている。
一方、キャップ切離し装置は、基台の販売コラムの下方に組み込まれたキャップドロップリングを有している。販売時に、このキャップドロップリングによって、販売コラムに収納されているキャップ列の最下位のキャップが切り離され、下方に供給される。
以上のように構成されたキャップ供給装置では、キャップ列がキャップ収納ケース内に次のようにして収納される。すなわち、まず、補給ケースをキャップ収納ケースの外側に引き出し、これに、キャップ列を収納する。次いで、補給ケースを元の位置に戻した後、駆動装置を作動させる。それにより、押出機構の押出板が、補給ケース側に移動し、さらにその内部を通って、販売コラム側に移動する。この押出板の移動により、補給コラム内のキャップ列が、押出板によって補給ケースから押し出され、販売コラムに送り出される。これにより、販売コラムにキャップ列が収納される。
また、補給コラムから販売コラムへのキャップ列の送り出しに伴って空になった補給コラムには、予備用のキャップ列を上記と同様にして、あらかじめ収納する。飲料の販売が進み、販売コラムのすべてのキャップが消費されたときには、それに応じて駆動装置が作動することにより、押出板が、上記と同様にして、補給ケース内を通って販売コラム側に移動し、それにより、補給コラム内の予備用のキャップ列が販売コラムに自動的に送り出される。
このキャップ供給装置では、自動販売機の設置直後など、キャップ列を販売コラムに収納する場合には、前述したように、キャップ列を一旦、補給コラムに収納した後、販売コラムに移動させなければならず、販売コラムへのキャップ列の収納作業が煩雑である。また、キャップ収納ケース内には、販売コラム、補給コラム(補給ケース)および押出機構が、左右方向に一直線に並設されているため、キャップ収納ケースの横幅が大きくなり、その結果、キャップ供給装置自体の横幅も大きくなってしまう。さらに、押出機構の押出板は、縦長の単なる板状に形成され、また、補給コラムに収納されるキャップ列は、多数のキャップが単に積み重なった比較的不安定な状態であるため、このようなキャップ列を、その周方向の1個所を押出板で押圧しながら、補給コラムから販売コラムへ移動させると、キャップ列が傾いたり、崩れたりすることがあり、その場合には、キャップ列を適正な状態で販売コラムに補充することができない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、装置自体をコンパクトに構成でき、また、予備用のキャップ列を安定して移動させることができ、それにより、キャップ列を適正な状態で補充することができるカップ式自動販売機のキャップ供給装置を提供することを目的とする。
特開2002−251670号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、上下方向に積み重なった複数のキャップからなるキャップ列を収納するとともに、販売時に、このキャップ列から最下位のキャップを切り離し、下方に供給するカップ式自動販売機のキャップ供給装置であって、キャップを通過させるための上下方向に貫通した開口を有するベースと、このベース上に、開口の上方に延びるように設けられ、販売用のキャップ列を収納するための販売キャップ列収納部と、この販売キャップ列収納部に収納されたキャップ列を保持するとともに、販売時に、キャップ列から最下位のキャップを切り離し、開口を介して落下させるキャップ切離し装置と、ベース上に、販売キャップ列収納部に隣接しかつ連通するように設けられ、予備用のキャップ列をベースに載置した状態で収納するための予備キャップ列収納部と、ベース上に、予備キャップ列収納部側の待機位置と、販売キャップ列収納部側の補充位置との間で、鉛直軸線を中心として回動自在に設けられ、待機位置から補充位置に移動したときに、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を押圧し、販売キャップ列収納部に移動させ、補充するプッシャと、販売キャップ列収納部にキャップが存在するか否かを検出するキャップ検出手段と、販売キャップ列収納部にキャップが存在しないことが検出されたときに、プッシャを待機位置から補充位置に駆動するプッシャ駆動手段と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、上下方向に貫通した開口を有するベース上には、その開口の上方に延びるように、販売用のキャップ列を収納するための販売キャップ列収納部が設けられるとともに、この販売キャップ列収納部に隣接しかつ連通するように、予備用のキャップ列をベースに載置した状態で収納するための予備キャップ列収納部が設けられている。販売キャップ列収納部に収納されたキャップ列は、キャップ切離し装置によって保持されるとともに、販売時に、最下位のキャップが切り離され、開口を介して落下する。これにより、キャップが下方に供給される。また、ベース上には、予備キャップ列収納部側の待機位置と、販売キャップ列収納部側の補充位置との間で、鉛直軸線を中心として回動自在のプッシャが設けられており、キャップ検出手段によって、販売キャップ列収納部にキャップが存在しないことが検出されたときに、プッシャ駆動手段により、プッシャが待機位置から補充位置に駆動される。これにより、プッシャは、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を押圧し、販売キャップ列収納部に移動させ、補充する。
以上のように、このキャップ供給装置では、予備キャップ列収納部から販売キャップ列収納部へのキャップ列の移動・補充を、プッシャを、鉛直軸線を中心として、待機位置から補充位置に回動させることによって行うので、プッシャを駆動するための機構を、プッシャを間にしたときの予備キャップ列収納部および販売キャップ列収納部の反対側に配置する必要がなく、したがって、販売コラム、補給コラムおよび押出機構を左右方向に一直線に並設した従来のキャップ供給装置に比べて、装置自体をコンパクトに構成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機のキャップ供給装置において、プッシャは、待機位置から補充位置への移動時に、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を、その周方向の互いに異なる位置でそれぞれを押圧する、上下方向に延びる複数の押圧部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、プッシャが上下方向に延びる複数の押圧部を有しており、これらの押圧部が、プッシャの待機位置から補充位置への移動時に、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を、その周方向の互いに異なる位置でそれぞれ押圧するので、キャップ列の周方向の1個所のみを押圧する場合に比べて、キャップ列を販売キャップ列収納部まで安定して移動させることができ、それにより、そのキャップ列を販売用のキャップ列として、販売キャップ列収納部に適正な状態で補充することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のカップ式自動販売機のキャップ供給装置において、ベースの上方に上下方向に延びるとともに移動自在に設けられ、プッシャの待機位置から補充位置への移動時に、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列をプッシャとの間に挟んだ状態で、キャップ列に押圧されることにより移動するキャップ列保持部材を、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ベースの上方に上下方向に延びるとともに移動自在のキャップ列保持部材が設けられており、このキャップ列保持部材は、プッシャの待機位置から補充位置への移動時に、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列をプッシャとの間に挟んだ状態で、キャップ列に押圧されることにより移動する。このように、予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を、プッシャとキャップ列保持部材で挟んだ状態で、販売キャップ列収納部まで移動させるので、そのキャップ列を、傾けたり崩したりすることなく、より安定して移動させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるキャップ供給装置を示している。このキャップ供給装置1は、コーヒーやジュースなどの飲料をカップに入れて販売するカップ式自動販売機(図示せず)に内蔵され、カップの開口部に装着されるキャップを供給するものである。
なお、詳説は省略するが、図1に示すように、キャップ供給装置1の下方には、キャップ装着装置2が設けられている。このキャップ装着装置2は、販売時に、キャップ供給装着装置1から下方に供給されたキャップを受け取り、そのキャップを、図示しないカップ搬送装置によって、キャップ装着装置2に搬送された飲料入りのカップに装着する。なお、このキャップCは、例えば厚さの薄いプラスチックから成り、平面形状が円形でかつある程度の高さを有するとともに下面が開口し、カップに着脱自在のものである。そして、このようなキャップCが上下方向に多数積み重なった状態のキャップ列CRが、キャップ供給装置1に収納される。
図1および図2に示すように、キャップ供給装置1は、ベース3と、このベース3上に上下方向に延びるように設けられ、販売用および予備用の2列のキャップ列CR、CRを収納するキャップ収納器4とを備えている。ベース3は、金属板を折曲げ加工することなどにより、ある程度の厚みを有する扁平なボックス状に形成されている。このベース3には、上下方向に貫通し、キャップCの直径よりも一回り大きな円形状の開口3aが形成されている。また、ベース3内には、開口3aの周縁部に対応するように、キャップCを切り離すためのキャップドロップリング5(キャップ切離し装置)が設けられている。
このキャップドロップリング5は、開口3aに臨むとともに鉛直軸線を中心として互いに同期して回転自在の3つの切離しカム5aを有している。これらの切離しカム5aは、販売待機時に、開口3a上のキャップ列CRを下方から支持した状態で、これを保持する一方、販売時に、所定角度、回転することにより、キャップ列CRから最下位のキャップCを切り離す。
図2に示すように、キャップ収納器4は、所定形状の金属板を折り曲げ加工することなどにより、平面形状が、2つのハニカムをつなぎ合わせたように形成され、内側の右半部に、販売用のキャップ列CRを収納する販売コラム6(販売キャップ収納部)が、左半部に、予備用のキャップ列CRを収納する予備コラム7(予備キャップ収納部)が画成されている。具体的には、販売コラム6は、ベース3上に、開口3aの上方に延びるように設けられ、一方、予備コラム7は、販売コラム6の左方に、これに隣接しかつ連通するように、ベース3の上方に延びるように設けられている。また、キャップ収納器4の前面には、上下方向に延びる販売コラムドア8および予備コラムドア9が設けられている。これらの販売コラムドア8および予備コラムドア9はそれぞれ、上下方向に延びる回動軸8a、9aを中心として回動自在に構成されている。自動販売機の設置直後など、販売コラム6および予備コラム7へのキャップ列CRの補充時には、販売コラムドア8および予備コラムドア9をそれぞれ前方に回動し、販売コラム6および予備コラム7を開放した状態で、
これらにキャップ列CRを、キャップ収納器4の前方からそれぞれ補充する。
また、ベース3内には、販売コラム6にキャップCが存在するか否かを検出するキャップセンサ10(キャップ検出手段)が設けられている。このキャップセンサ10は、開口3aの左右両側に、互いに対向するようにそれぞれ配置された発光素子10aおよび受光素子10bを有する光センサで構成されている。このキャップセンサ10により、発光素子10aから受光素子10bへの光が、キャップCによって遮断されているときには、販売コラム6内にキャップCが残存していることが検出される一方、受光素子10bが発光素子10aからの光を受けたときには、販売コラム6内にキャップCが存在せず、空になったことが検出される。
また、キャップ収納器4内には、販売コラム6内が空になったときに、予備コラム7内のキャップ列CRを販売コラム6に移動させ、補充するプッシャ11が設けられている。このプッシャ11は、所定形状の金属板を折り曲げ加工することなどにより、平面形状がキャップ収納器4の内方に向かって開口したコ字状に形成されている。より具体的には、プッシャ11は、全体が上下方向に延びており、所定の横幅寸法を有する中板部11a(押圧部)と、この中板部11aの左右両端部から所定角度(例えば120度)、屈曲して延びる前板部11b(押圧部)および後板部11c(押圧部)とを有している。つまり、このプッシャ11は、その開口に向かって拡幅するように形成されている。
プッシャ11の後板部11cには、プッシャ11を回動するためのプッシャ駆動部12(プッシャ駆動手段)が連結されている。このプッシャ駆動部12は、ベース3のキャップ収納器4の後方に、上下方向に延びるとともに回動自在に設けられた回動軸13(鉛直軸線)と、この回動軸13に固定されるとともにプッシャ11の後板部11cに連結された連結部14と、ベース3内に設けられ、回動軸13を回動させる図示しないモータと、このモータの動作を制御する図示しない制御装置とを有している。モータが作動し、回動軸13が回動することにより、プッシャ11は、回動軸13を中心として、待機位置(図2の実線で示す位置)と、補充位置(同図の2点鎖線で示す位置)との間で回動する。この待機位置は、キャップ収納器4内の予備コラム7側の背面から左側面に沿うように、プッシャ11が通常、位置している位置である。一方、補充位置は、後述するように、プッシャ11が待機位置から販売コラム6側に移動することにより、予備コラム7内のキャップ列CRを、販売コラム6に補充する位置である。
また、ベース3上の上記回動軸13の後方の所定位置には、プッシャ11が、待機位置に位置するか否かを検出する待機位置センサ21、および補充位置に位置するか否かを検出する補充位置センサ22が設けられている。これらのセンサ21、22はいずれも、互いに間隔を隔てて対向する発光素子23aおよび受光素子23bを有する光センサで構成されている。前記プッシャ駆動部12の連結部14には、後方に延び、後端部が下方に屈曲した被検出部15が設けられている。したがって、この被検出部15が、待機位置センサ21あるいは補充位置センサ22の発光素子21aと受光素子21bの間に位置し、発光素子21aから受光素子21bへの光を遮断することによって、プッシャ11が待機位置あるいは補充位置に位置していることが検出される。
また、キャップ収納器4の前部には、プッシャ11によるキャップ列CRの予備コラム7から販売コラム6への移動時に、プッシャ11と協働して、キャップ列CRを保持するキャップ列保持ロッド24(キャップ列保持部材)が設けられている。このキャップ列保持ロッド24は、金属棒を折り曲げ加工することなどにより、ほぼ逆J字状に形成されている。具体的には、上下方向に延び、キャップ収納器4の前面上部に固定された支持金具26に回動自在に支持された短尺部24aと、この短尺部24aの上端部から直角に屈曲し、キャップ収納器4の内方に所定長さ延びる連接部24bと、この連接部24bの後端部から直角に屈曲し、ベース3の上面付近まで下方に延びる長尺部24cとで構成されている。また、短尺部24aには、キャップ列保持ロッド24を、短尺部24aを中心として、図2の反時計回りに付勢するねじりコイルばね25が設けられている。
なお、ベース3上には、予備コラム7から開口3aにわたり、上方に若干突出し、回動軸13を中心とする同心円状の複数(本実施形態では4つ)の円弧凸部3bが設けられている。これらの円弧凸部3bにより、ベース3上に載置した状態で、予備コラム7に収納されたキャップ列CRの最下位のキャップCとの接触面積が小さくなることで、摩擦抵抗が低減し、したがって、予備コラム7内のキャップ列CRを、販売コラム6に向かって、ベース3上で円滑に移動させることができる。
以上のように構成されたキャップ供給装置1では、飲料の販売時に、キャップドロップリング5の各切離しカム5aが所定角度、回転することにより、販売コラム6に収納されたキャップ列CRから最下位のキャップCが切り離され、開口3aを介して落下し、下方のキャップ装着装置2に供給される。また、飲料の販売が進み、販売コラム6内のすべてのキャップCが消費され、販売コラム6内が空になったことが、キャップセンサ10で検出されたときには、次のようにして、予備コラム7内のキャップ列CRが販売コラム6に補充される。
図3〜図5は、予備コラム7から販売コラム6へのキャップ列CRの補充動作を示している。なお、補充動作の開始前には、プッシャ11は、図3(a)に示す待機位置に位置している。この状態から、プッシャ11が販売コラム6に向かって、反時計方向に回動すると、プッシャ11の中板部11a、および前板部11bまたは後板部11cが、キャップ列CRの周方向の互いに異なる部位にそれぞれ当接し、それらの部位が押圧されることによって、キャップ列CRが、右方の販売コラム6側へ移動する。そして、同図(b)に示すように、キャップ列CRは、キャップ列保持ロッド24の長尺部24cに当接する。
プッシャ11がさらに回動すると、図4(a)、(b)に示すように、キャップ列CRは、その周面がプッシャ11とキャップ列保持ロッド24の長尺部24cとの間で挟まれた状態のまま、販売コラム6側にさらに移動する。そして、プッシャ11がさらに回動すると、図5(a)に示すように、プッシャ11の前板部11bが、キャップ列保持ロッド24の長尺部24cの前側に回り込み、同図(b)に示すように、プッシャ11が補充位置に到達して停止し、これにより、キャップ列CRが、開口3a上にセットされた状態で、販売コラム6に補充される。その後、プッシャ11は、上記と逆回りに回動し、待機位置に戻る。なお、このプッシャ11の待機位置への戻りは、販売コラム6へのキャップ列CRの補充直後に実行される他、自動販売機に飲料の原料などを補充する補充者が新たなキャップ列を予備コラム7に補充する際に、実行されるようにしてもよい。この場合、プッシャ11は、予備コラム7に新たなキャップ列が補充されるまで、補充位置に留まるので、キャップ収納器4の販売コラム6側の内壁面との協働により、販売コラム6内のキャップ列CRを、適切な状態に保持することができる。つまり、販売コラム6内のキャップ列CRから最下位のキャップCが切り離される際の振動などで、そのキャップ列CRが傾いたり崩れたりするのを確実に防止することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、予備コラム7から販売コラム6へのキャップ列CRの移動・補充を、プッシャ11を、回動軸13を中心として、待機位置から補充位置に回動させることによって行うので、プッシャ11を駆動するための機構を、プッシャ11を間にしたときの予備コラム7および販売コラム6の反対側、すなわち予備コラム7の左方に配置する必要がない。したがって、販売コラム、補給コラムおよび押出機構を左右方向に一直線に並設した従来のキャップ供給装置に比べて、キャップ収納器4の横幅を小さくでき、その結果、キャップ供給装置1を全体としてコンパクトに構成することができる。
また、プッシャ11は、平面形状が開口に向かって拡幅したコ字状に形成されているので、予備コラム7から販売コラム6へのキャップ列CRの移動時に、プッシャ11の中板部11bおよび前板部11bまたは後板部11cによって、キャップ列CRを、その周方向の互いに異なる位置でそれぞれ押圧するので、キャップ列CRの周方向の1個所のみを押圧する場合に比べて、キャップ列CRを販売コラム6まで安定して移動させることができ、加えて、プッシャ11とキャップ列保持ロッド24の長尺部24cとで、キャップ列CRを挟んだ状態で移動させるので、キャップ列CRが傾いたり崩れたりすることなく、キャップ列CRを販売コラム6に適正な状態で補充することができる。
なお、実施形態で示したキャップ供給装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態によるキャップ供給装置を示す斜視図である。 キャップ供給装置の平面図である。 予備コラムから販売コラムへのキャップ列の補充動作を説明する説明図であり、(a)は補充動作の開始前の状態、(b)はキャップ列がキャップ列保持ロッドに当接した直後の状態を示す。 図3に続く説明図であり、キャップ列をプッシャとキャップ列保持ロッドとの間で挟んで移動させる状態を示す。 図4に続く説明図であり、(a)はプッシャの前板部がキャップ列保持ロッドの長尺部の前側に回り込んだ状態、(b)はプッシャが補充位置に到達し、販売コラムへのキャップ列の補充を完了した状態を示す。
符号の説明
1 キャップ供給装置
3 ベース
3a 開口
5 キャップドロップリング(キャップ切離し装置)
6 販売コラム(販売キャップ収納部)
7 予備コラム(予備キャップ収納部)
10 キャップセンサ(キャップ検出手段)
11 プッシャ
11a 中板部(押圧部)
11b 前板部(押圧部)
11c 後板部(押圧部)
12 プッシャ駆動部(プッシャ駆動手段)
13 回動軸(鉛直軸線)
24 キャップ列保持ロッド(キャップ列保持部材)
24c 長尺部
C キャップ
CR キャップ列

Claims (3)

  1. 上下方向に積み重なった複数のキャップからなるキャップ列を収納するとともに、販売時に、このキャップ列から最下位のキャップを切り離し、下方に供給するカップ式自動販売機のキャップ供給装置であって、
    キャップを通過させるための上下方向に貫通した開口を有するベースと、
    このベース上に、前記開口の上方に延びるように設けられ、販売用のキャップ列を収納するための販売キャップ列収納部と、
    この販売キャップ列収納部に収納されたキャップ列を保持するとともに、販売時に、当該キャップ列から最下位のキャップを切り離し、前記開口を介して落下させるキャップ切離し装置と、
    前記ベース上に、前記販売キャップ列収納部に隣接しかつ連通するように設けられ、予備用のキャップ列を前記ベースに載置した状態で収納するための予備キャップ列収納部と、
    前記ベース上に、前記予備キャップ列収納部側の待機位置と、前記販売キャップ列収納部側の補充位置との間で、鉛直軸線を中心として回動自在に設けられ、前記待機位置から前記補充位置に移動したときに、前記予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を押圧し、前記販売キャップ列収納部に移動させ、補充するプッシャと、
    前記販売キャップ列収納部にキャップが存在するか否かを検出するキャップ検出手段と、
    前記販売キャップ列収納部にキャップが存在しないことが検出されたときに、前記プッシャを前記待機位置から前記補充位置に駆動するプッシャ駆動手段と、
    を備えていることを特徴とするカップ式自動販売機のキャップ供給装置。
  2. 前記プッシャは、前記待機位置から前記補充位置への移動時に、前記予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を、その周方向の互いに異なる位置でそれぞれを押圧する、上下方向に延びる複数の押圧部を有していることを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機のキャップ供給装置。
  3. 前記ベースの上方に上下方向に延びるとともに移動自在に設けられ、前記プッシャの前記待機位置から前記補充位置への移動時に、前記予備キャップ列収納部に収納されたキャップ列を前記プッシャとの間に挟んだ状態で、当該キャップ列に押圧されることにより移動するキャップ列保持部材を、さらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のカップ式自動販売機のキャップ供給装置。
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