JP2007113325A - 洗浄作業用バン型自動車及びこれを用いた洗浄方法 - Google Patents

洗浄作業用バン型自動車及びこれを用いた洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】荷室にタンクとポンプとポンプ駆動用内燃機関とを設置した洗浄作業用バン型自動車において、洗浄作業中のポンプの作動音や内燃機関の運転音が車外に大きく伝わることを効果的に回避でき、静粛性を求められる作業場所においても洗浄作業を支障なく行えるようにする。
【解決手段】荷室Crに、タンクTと、ポンプPと、ポンプ駆動用の内燃機関Eと、内燃機関Eから延びる排気管Exに介装される排気消音器Mとが収納、固定され、車体Fの、荷室Cr下方の床部Ffには、ポンプPの吐出側より延出する圧送管Aを挿通させて該圧送管Aを車外に引き出すための圧送管挿通部Haと、排気消音器Mより下流側の排気管Exを挿通させて該排気管Exの下流端を車外の大気に開放するための排気管挿通部Hbとが設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗員室と、その乗員室の後側に連続すると共に後端が車体後面に開口する荷室とを備え、その荷室の後端開口部を、車体後端に設けたテールゲートで開閉できるようにしたバン型自動車、特に手軽に利用できる水源が近くにないような被洗浄部位、例えば建物の外壁や窓、シャッター、道路、屋外設置品等に対する水洗浄作業に好適な洗浄作業用バン型自動車に関する。
従来の上記洗浄作業用バン型自動車としては、例えば、車両の荷室内に、水を貯めるタンクと、このタンク内の水を吸引し得るポンプとを設置、固定し、そのポンプの吐出側に接続された圧送管の下流端に洗浄ガンを接続し、ポンプで加圧された高圧洗浄水を洗浄ガンより被洗浄体に向けて噴射して、被洗浄体を洗浄するようにしたものが既に提案されている(例えば下記の特許文献1,2を参照)。
特開2000−234318号公報 特開2000−128290号公報
しかしながら上記従来のものでは、テールゲートを開放して荷室の後端開口部を開けっ放しにしたままの状態で、その開口部を通してポンプに連なる圧送管を外部に引き出すようにしているため、洗浄作業中のポンプの作動音やこれを駆動する内燃機関の運転音が騒音となって、車外に大きく伝わり易く、従って、静粛性が求められる住宅街等の被洗浄場所や深夜等の作業時間帯においては、実質的に洗浄作業が困難となって作業環境や作業時間帯が大きく制限されてしまう問題がある。また、テールゲートを開けっ放しで洗浄作業を行うため、作業員が車から離れて作業を行っているときに、車内の備品が盗難にあったり或いは悪戯されたりする虞れがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、従来のものの上記問題を簡単な構造で一挙に解決できるようにした洗浄作業用バン型自動車及びこれを用いた洗浄方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、乗員室と、その乗員室の後側に連続すると共に後端が車体後面に開口する荷室とを備え、その荷室の後端開口部を、車体後端に設けたテールゲートで開閉できるようにした洗浄作業用バン型自動車において、前記荷室には、水を貯めるタンクと、このタンク内の水を吸引し得るポンプと、このポンプを駆動する内燃機関と、その内燃機関から延びる排気管に介装される排気消音器とが収納、固定され、車体の、前記荷室下方の床部には、前記ポンプの吐出側より延出する圧送管を挿通させて該圧送管を車外に引き出すための圧送管挿通部と、前記排気消音器より下流側の前記排気管を挿通させて該排気管の下流端を車外の大気に開放するための排気管挿通部とが設けられることを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1の上記特徴に加えて、前記圧送管の下流端が、前記ポンプから吐出された水を車外の被洗浄部に噴射するための水噴射手段に対し着脱可能であることを特徴とする。
また請求項3の発明は、請求項1又は2の上記特徴に加えて、前記タンクには、そのタンク内の水を車外に任意に排水するための排水手段が付設されることを特徴とする。
また請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの上記特徴に加えて、前記内燃機関と、その内燃機関に直結駆動される前記ポンプとが、車輪付きの共通の機枠に一纏めに搭載され、該機枠が車体床部に着脱可能に固着されることを特徴とする。
また請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの上記特徴に加えて、前記乗員室には、前後2列のシートが配設され、その後列シートの後側に隣接して前記タンクが配置されることを特徴とする。
また請求項6の発明は、請求項5の上記特徴に加えて、前記タンクは、そのタンク本体の高さを後列シートの高さよりも低く設定されることを特徴とする。
また請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの上記特徴に加えて、前記タンク内には、タンク内の水の流動を抑える波消し板が設けられることを特徴とする。
また請求項8の発明は、請求項2の上記特徴に加えて、前記荷室には、前記水噴射手段を所定位置に保持し得る保持手段が設けられることを特徴とする。
また請求項9の発明は、請求項1〜8の何れかの上記特徴に加えて、前記タンクには、その貯水量を表示する水位計が、前記荷室の後端開口部より視認できるように配設されることを特徴とする。
また請求項10の発明は、請求項1〜9の何れかの上記特徴に加えて、前記圧送管挿通部を任意に開閉し得る第1開閉手段と、前記排気管挿通部を任意に開閉し得る第2開閉手段とを備えることを特徴とする。
また請求項11の発明は、請求項1〜10の何れかの上記特徴に加えて、前記圧送管挿通部および前記排気管挿通部は、車体の前記床部に相互に間隔をおいて固定され且つ該床部を貫通して下方に延びる一対の筒体より構成されることを特徴とする。
また請求項12の発明は、請求項1〜11の何れかの上記特徴に加えて、車体の後端下部には、前記圧送管挿通部を通して車外に引き出された前記圧送管の基部を後向きに案内支持し得る案内支持部が設けられることを特徴とする。
また請求項13の発明は、請求項1〜12の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車を用いた洗浄方法であって、そのバン型自動車を洗浄作業場所の近くまで移動させた後、前記テールゲートを開け、次いで前記圧送管を前記圧送管挿通部を通して車外に引き出してその圧送管の下流端に前記水噴射手段を接続し、また前記排気消音器より下流側の前記排気管を前記排気管挿通部を通して該排気管の下流端を車外の大気に開放し、しかる後に前記内燃機関を始動して前記ポンプを駆動し、そのポンプ駆動状態のまま前記テールゲート並びに前記自動車のドア及び窓を全部閉めて、前記圧送管から出た水を利用した水洗浄作業を行うことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、洗浄作業用バン型自動車において、水のタンクと、ポンプと、このポンプを駆動する内燃機関と、その内燃機関から延びる排気管の途中に介装される排気消音器とを荷室に収納、固定し、車体の、荷室下方の床部には、ポンプの吐出側より延出する圧送管を挿通させて該圧送管を車外に引き出すための圧送管挿通部と、排気消音器より下流側の排気管を挿通させて該排気管の下流端を車外の大気に開放するための排気管挿通部とを設けたので、圧送管挿通部より車外に引き出された圧送管より勢いよく出る水を利用して水洗浄作業を支障なく行うことができ、手軽に利用可能な水源が近くにない被洗浄部に対しても水洗浄作業を容易に行える。またその水洗浄作業に際してテールゲート並びに自動車のドア及び窓を全部閉じても、内燃機関からの排気の車外排出と、ポンプから延びる圧送管の車外への引出しとを支障なく行えるので、水洗浄作業のために内燃機関を運転してポンプを駆動しているときにテールゲート並びに自動車のドア及び窓を全部閉じておくことができて、荷室内のポンプ及び内燃機関を外部から有効に遮断でき、従って、荷室内の排気消音器による消音効果とも相俟って、洗浄作業中のポンプの作動音や内燃機関の運転音が車外に大きく伝わることを効果的に回避でき、静粛性を求められる住宅街等の作業場所においても洗浄作業を支障なく行うことができる。またテールゲート等を閉じてこれをロックしたままでも水洗浄作業を継続的に行えるため、作業員が車から離れて作業している場合でも、車内の備品が盗難にあったり或いは悪戯されたりするのを回避することができる。
また特に請求項2の発明によれば、圧送管挿通部より車外に引き出された圧送管の下流端に水噴射手段に接続することで、その水噴射手段を用いた水洗浄作業を能率よく的確に行うことができる。
また特に請求項3の発明によれば、タンクには、そのタンク内の水を車外に任意に排水するための排水手段が付設されるので、洗浄作業のためのバン型自動車を、洗浄とは関係のない任意の場所に機動的に給水し得る給水自動車に兼用でき、従って、例えば災害発生場所等の水不足地域への簡易な給水手段として随時転用可能となって、便利である。
また特に請求項4の発明によれば、内燃機関とこれに直結駆動されるポンプとが、車輪付きの共通の機枠に一纏めに搭載され、該機枠が車体床部に着脱可能に固着されるので、ポンプとその駆動系をコンパクトに纏めて荷室に無理なく簡単に収納可能となり、また上記機枠を車体床部から取り外せば、該ポンプとその駆動系を必要に応じて車外の任意の水源近くまで移動させて、その水源の給水手段として使用可能となり、便利である。
また特に請求項5の発明によれば、乗員室には前後2列のシートが配設され、その後列シートの後側に隣接してタンクが配置されるので、1台でも比較的多数の作業員を搭乗させて作業場所まで同時に移動することができ、作業能率が向上する。
また特に請求項6の発明によれば、タンクは、そのタンク本体の高さを後列シートの高さよりも低く設定されるので、タンクの荷室内積載によっても自動車運転中の後方視界を十分に確保可能となり、しかも車両重心高さを極力低い位置に配して走行安定性を高めることができる。
また特に請求項7の発明によれば、タンク内には、タンク内の水の流動を抑える波消し板が設けられるので、車両走行中においてタンク内の水が揺動、特に横揺れするのを効果的に低減でき、走行安定性を高めることができる。
また特に請求項8の発明によれば、荷室には、水噴射手段を所定位置に保持し得る保持手段が設けられるので、非作業時には、精密部品である水噴射手段を荷室の所定位置に的確に保持しておくことができ、その保管、管理が容易である。
また特に請求項9の発明によれば、タンクには、その貯水量を表示する水位計が、荷室の後端開口部より視認できるように配設されるので、タンクが荷室内に在って、その中を給水口等を通して覗き見ることが容易でなくても、タンクの貯水量の確認を簡単に行うことができ、その水量の確認をしながら洗浄作業を的確に行うことができる。
また特に請求項10の発明によれば、圧送管挿通部を任意に開閉し得る第1開閉手段と、排気管挿通部を任意に開閉し得る第2開閉手段とを備えるので、洗浄作業を行わない通常の走行時等は、圧送管挿通部および排気管挿通部を閉じておくことで、それら挿通部から外部の埃や水しぶき等が荷室内に侵入するのを確実に防止することができる。
また特に請求項11の発明によれば、圧送管挿通部および排気管挿通部は、車体の床部に相互に間隔をおいて固定され且つ該床部を貫通して下方に延びる一対の筒体より構成されるので、車体の床部を大幅改造することなく上下にストレートな管挿通部を簡単に形成することができる。
また特に請求項12の発明によれば、車体の後端下部には、圧送管挿通部を通して車外に引き出された圧送管の基部を後向きに案内支持し得る案内支持部が設けられるので、その圧送管挿通部を通して車外に下向きに引き出された圧送管を後向きに的確に転向させることができて、下向きに引き出された圧送管が地面に強く擦られる事態を回避でき、圧送管の耐久性向上が図られる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面において、図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図1は、洗浄作業用バン型自動車を用いて建物のシャッターを水洗浄している一例を示す全体側面図、図2は、前記自動車の一部を破断した全体側面図、図3は、車両天井部の図示を省略した図2の3矢視拡大図、図4は、テールゲートの図示を省略した図2の4矢視拡大図、図5は、図2の5矢視部拡大図、図6は、図3の6−6線拡大断面図、図7は、図3の7−7線拡大断面図、図8は、図7の8矢視図、図9は、ポンプとタンク間の配管の一例を示す配管図である。
先ず、図1において、洗浄作業用バン型自動車Vは、いわゆるワンボックス型と呼ばれる箱型の車体Fを有しており、その車体F内に形成される車室Cは、乗員室Cfと、その乗員室Cfの後側に連続すると共に後端が車体F後面に開口する荷室Crとより構成されている。前側の乗員室Cfには、前後2列のシートSf,Srが前後に間隔をおいて並設されており、その何れのシートSf,Srも背もたれ部が前後揺動可能となっており、特に後列シートSrの背もたれ部を前倒しすれば、荷室Crの前側に臨時の延長荷室が形成可能である。また荷室Crの後端開口部は、車体Fの後端上部に揺動可能に軸支されたテールゲートGで開閉できるようになっており、このテールゲートGは、それが荷室Crの後端開口部を閉じる閉じ位置にあるときには、ゲート内面の外周縁部が車体Fの後端開口縁部にシールパッキン(図示せず)を介して圧接していて、外から雨や埃等が荷室Cr内に侵入しないように(従って車室C内の音が外に漏れないように)なっている。以上は、従来の貨物運搬用バン型自動車の車室構成と同様である。
荷室Crに臨む車体床部Ffの上面には、本発明の洗浄装置を取付けるための平坦な金属板(図示例ではステンレス板)よりなるベースプレートBがボルト等の固着手段により着脱可能に固着される。そのベースプレートB上には、後列シートSrに後側に隣接配置されて水を貯留するタンクTと、このタンクT内の水を吸引し得るポンプPと、このポンプPを駆動すべく該ポンプPに連動連結された内燃機関Eと、その内燃機関Eから延びる排気管Exの途中に介装される排気消音器Mとが収納、固定される。その排気消音器Mは、排気消音効果を高めるために、内燃機関Eの排気系に元々装備される小型の排気消音器MXとは別個に且つその排気下流側に特別に設けられており、図示例ではステンレス製の消音函の内部に吸音材としてのステンレス繊維を収納して構成される。尚、前記排気管Exの外周面には、内燃機関Eの運転時に高温となる排気管Exが荷室Cr内の備品と直に接触しないよう断熱用のインシュレータが巻かれている。
また特に図示例では、内燃機関Eと、その内燃機関Eに直結駆動されるプランジャ式ポンプPとが、車輪W付きの共通の機枠1に一纏めに搭載されてユニット化されており、該機枠1の適所が車体Fの床部Ff(図示例ではベースプレートB)にボルト等の固着手段により着脱可能に固着される。このようにポンプPとその駆動系(内燃機関E)をユニット化すれば、それらをコンパクトに纏めて荷室Crに無理なく収納可能となる。また上記機枠1を車体床部Ffから取り外せば、タンクT内が空となり且つ水を補給できない状況下において該ポンプPとその駆動系を必要に応じて車外の任意の水源近くまで移動させて、その水源の給水手段(汲み上げ手段)として使用可能となり、便利である。またその水源の水を利用して水洗浄作業を行うことも可能となる。尚、図面では明確に示されていないが、前記排気消音器MXと排気管Exとの間は着脱可能に接続されており、従って、前述のように内燃機関E及びポンプPを機枠1ごと車外に持ち出す場合には、排気消音器MXと排気管Exとの間を随時に切り離すことができる。
車体Fの、前記荷室Cr下方の床部Ffには、前記ポンプPの吐出側より延出する圧送管Aを挿通させて該圧送管Aを車外に引き出すための圧送管挿通部Haと、前記排気消音器Mより下流側の排気管Exを挿通させて該排気管Exの下流端を車外の大気に開放するための排気管挿通部Hbとが設けられる。圧送管挿通部Haは、車体Fの床部Ffに穿設された第1挿通孔hと、その挿通孔hに対応してベースプレートBに穿設された第1プレート孔Bhと、そのプレート孔Bhの開口縁に上端を固着(図示例では溶接)されて第1挿通孔hを通して(床部Ffを貫通して)下方に延びる第1筒体2とで構成され、この筒体2内に可撓性を有する前記圧送管Aが通される。また排気管挿通部Hbは、車体Fの床部Ffに第1挿通孔hとは間隔をおいて穿設された第2挿通孔h′と、その挿通孔h′に対応してベースプレートBに穿設された第2プレート孔Bh′と、そのプレート孔Bh′の開口縁に上端を固着(図示例では溶接)されて第2挿通孔h′を通して(床部Ffを貫通して)下方に延びる第2筒体2′とで構成され、この筒体2′内に可撓性を有する前記排気管Exが通される。
尚、図示例では、第1筒体2を第2筒体2′よりも短く形成したが、本発明では第1筒体2を第2筒体2′より長く形成してもよいし、或いは同一長さに形成してもよい。また図示例では、排気管Exを排気管挿通部Hbに挿通させた状態で、排気管Exの下流端を第2筒体2′の下端よりも外方に突出させて排気熱の車体への影響を極力少なくするようにしたものを示したが、本発明では、排気管Exの下流端を第2筒体2′内に留めるようにしてもよい。
このように圧送管挿通部Haおよび排気管挿通部Hbは、車体Fの床部Ffに相互に間隔をおいて固定され且つ該床部Ffを貫通して下方に延びる一対の筒体2,2′より構成されているので、車体Fの床部Ffを大幅改造することなく上下にストレートな管挿通部を簡単に形成することができる。
また圧送管挿通部Haには、これを任意に開閉し得る第1開閉手段vaが、また排気管挿通部Hbには、これを任意に開閉し得る第2開閉手段vbがそれぞれ設けられる。第1開閉手段vaは、ベースプレートBに軸支されて第1プレート孔Bhを閉じる閉じ位置と、同孔Bhを開く開き位置との間を回動可能である第1弁板6と、その弁板6を閉じ位置及び開き位置に各々固定し得るロック手段7とを備える。第2開閉手段vbは、ベースプレートBに軸支されて第2プレート孔Bh′を閉じる閉じ位置と、同孔Bh′を開く開き位置との間を回動可能である第2弁板6′と、その弁板6′を閉じ位置及び開き位置に各々固定し得るロック手段7′とを備える。前記ロック手段7,7′は、図示例では弁板に螺合されてベースプレートBに圧接し得る蝶ネジより構成される。
このように圧送管挿通部Ha及び排気管挿通部Hbを任意に開閉し得る開閉手段va,vbを設けたことで、洗浄作業を行わない通常の走行時等は、圧送管挿通部Haおよび排気管挿通部Hbを閉じておくことで、それら挿通部から外部の埃や水しぶき等が荷室内に侵入するのを確実に防止することができる。
また車体Fの後端下部には、前記圧送管挿通部Haを通して車外に引き出された圧送管Aの途中を後向きに案内支持し得る車両後面視でU字状の案内支持部8が一体的に設けられている。これにより、圧送管挿通部Haを通して車外に下向きに引き出された圧送管Aを後向きに的確に転向させることができるため、例えば後述するように自動車Vを少しずつ移動させながら道路洗浄を行うような場合に、下向きに引き出された圧送管Aが地面に強く擦られる事態を回避でき、圧送管Aの耐久性向上が図られる。
前記圧送管挿通部Haを通して車外に引き出された圧送管Aの下流端には、可撓性を有する延長管4の一端がジョイント3を介して着脱可能に接続され、その延長管4の他端にはスプレーガンSGがジョイント5を介して着脱可能に接続される。而して圧送管Aの下流端は、図示例ではスプレーガンSGにジョイント3,5及び延長管4を介して着脱可能に接続されるが、圧送管Aの車外に引き出される部分が十分長く且つ作業現場が自動車Vから近い場合には、その圧送管Aの下流端にスプレーガンSGをジョイントを介して直接に(即ち延長管4を介することなく)接続してもよく、また、車と作業現場との間の距離が比較的長くて延長管4だけでは足りないような場合は、該延長管4とスプレーガンSGとの間に更に別の延長管(図示せず)を継ぎ足してもよい。何れの場合でも圧送管Aの下流端はスプレーガンSGに対し直接に、或いは延長管を介して間接的に着脱可能であるため、圧送管A自体は、これをスプレーガンSGから切り離した状態で(即ちスプレーガンSGに邪魔されずに)圧送管挿通部Haに難なく挿通可能である。
前記タンクTは、そのタンク本体Tmが図示例ではステンレス鋼板より直方体状に形成されており、そのタンク本体Tmの上面には、開閉可能なキャップ付き給水口Tcが設けられる。タンクT内へは、キャップを開けた状態で給水口Tcより給水源(例えば上水道)に連なるホースを差し入れて給水を行う。
またそのタンクTは、それの車体Fへの設置状態でタンク本体Tmの高さを後列シートSrの高さよりも低く、また車室C内を横切って車体Fの左右のセンターピラー間を一体的に結合するクロスバー9の設置高さよりも低く設定される。これにより、タンクTを荷室Cr内に設置しても自動車運転中の後方視界を十分に確保可能となり、しかも車両重心高さを極力低い位置に配して走行安定性を高めることができる。
またタンクT内には、タンクT内に相互に間隔をおいて固定されてタンクT内の水の流動を抑える複数の波消し板10が設けられる。これにより、車両走行中においてタンクT内の水が揺動、特に横揺れするのを波消し板10の消波作用により効果的に低減できるため、走行安定性を高めることができる。
またタンクTには、その貯水量を表示する水位計Lが、荷室Crの後端開口部に臨む位置に、従ってその後端開口部より作業員が視認できるように配設される。この水位計Lは、上下端がタンクT内の上下部にそれぞれ連通する透明な鉛直の細管31内にフロート30を昇降可能に収容して構成される。そのフロート30は、検出水位を目立たせるために設けられるもので、作業員が視認し易いよう所定の色が付される。従って、荷室Cf内に在るタンクTの残水量を確認するために給水口Tcを上から一々覗き込まなくても、残水量の確認を簡単に行うことができるから、水洗浄作業の作業効率が向上し、また作業員は、水位計Lによって、タンクT内の水がいつごろ無くなるかを或る程度予測できるため、安心感を以て水洗浄作業を行うことができる。
またタンクTの前壁には、その前壁の補強手段を兼ねる補強枠23が、該前壁と後列シートSrとの間の隙間空間に張出すようにして固着されており、この補強枠23とタンクT前壁との間には、図示しない車載備品(例えば洗浄作業に用いるブラシ等の清掃具)を抜差可能に挿通支持させるスリット状の支持空間23sが形成される。
次に図9を併せて参照して、タンクTとポンプPとスプレーガンSGとの相互間の配管構成を説明する。ポンプPの吸込側は、吸込管11の一端がジョイントを介して着脱可能に接続され、その吸込管11の他端はタンクT内に連通している。一方、ポンプPの吐出側は、圧送管Aの一端がジョイントを介して着脱可能に接続され、その圧送管Aの他端は、スプレーガン5に延長管4及びジョイント3,5を介して接続される。
圧送管Aの途中には、ポンプPの吐出圧が設定圧を超えるとタンクT側に吐出水を還流させるリリーフ弁Rが設けられており、従って、ポンプ運転中におけるスプレーガン5の一時的な不使用状態では、リリーフ弁Rの開弁によりポンプPの吐出水がリリーフ管Raを介してタンクT側に戻されて、ポンプPの過負荷を回避できるようになっている。
またタンクTの底部又はその近傍部には、開閉弁12付きの排水管13が接続されており、この排水管13は可撓性を有しており、これを通常は開閉弁12で閉じておき、またその開閉弁12を任意に開けることにより、タンクT内の水を排水管13より重力で排出できるようになっている。而して、前記排水管13及び開閉弁12は互いに協働してタンクT内の水を車外に任意に排水するための本発明の排水手段Dを構成している。
また排水管13の途中からは、前記吸込管11に連通する分岐管14が分岐しており、この分岐管14の途中にも開閉弁15が設けられる。而して、この開閉弁15を開けることにより、ポンプPの始動時においてその吸込側に呼び水を供給してポンプPの始動をスムーズ且つ確実に行わせることができる。
更に圧送管Aの途中(リリーフ弁Rよりも上流側)からは、水抜き管16が分岐しており、この水抜き管16の途中にも任意に開閉可能な開閉弁17が設けられる。ポンプPの運転状態でこの開閉弁17を開けると、タンクT内の水を水抜き管16を通して外部に迅速に排出することが可能である。
また荷室Crには、タンクTの左右一側において、本発明洗浄装置で使用される各種の管、例えば圧送管A、延長管4、吸込管11、排出管13等を巻き回して保持し得る管用保持手段20が配設され、また同タンクTの左右他側において、水噴射手段としてのスプレーガンSGを定位置に且つ着脱可能に保持し得るガン用保持手段21が配設される。そのガン用保持手段21は、図示例ではスプレーガンSGの細長い銃身部を挿脱可能に差込み支持し得る鞘状に形成されていて、後上がりに傾斜配置されており、その傾斜角度は、スプレーガンSGに対する支持を安定させ且つ荷室Cr後側からのスプレーガンSGの挿脱作業を行い易くする観点から適宜決められる。尚、図6鎖線に示すように、比較的短い銃身部を有するスプレーガンSG′を挿脱可能に差込み支持し得る鞘状のガン用保持手段21′を、上記ガン用保持手段21に加えて/又は代えて設けるようにしてもよい。
また管用保持手段20は、図示例ではタンクTの左右一側において車体Fに固定支持されたフック部材より構成され、またガン用保持手段21は、タンクTの左右他側壁に固定支持されたガンホルダより構成される。このような保持手段20,21の特設により、非作業時には、タンクTやポンプPから切り離された前記各管をコンパクトに巻き回して整然と保持できると共に、スプレーガンSGをガタなく安定よく的確に保持しておくことができ、それら備品の保管、管理が容易となる。
次に前記構成を備えた実施例の作用を説明する。本発明の洗浄作業用バン型自動車Vを用いて被洗浄部、例えば建物のシャッターSHを洗浄する場合には、タンクT内を満水にした状態でバン型自動車Vを洗浄作業場所の近くまで移動させて停車させ、テールゲートGを開ける。次いで車載の各種配管、例えば圧送管A、吸込管11、排出管13等を図9に示す配管態様で所定部位に接続する。
この場合、ポンプPの吐出側に一端を接続した圧送管Aは、その他端を圧送管挿通部Haを通して車外に引き出して、その圧送管Aの下流端に延長管4及びジョイント3,5を介してスプレーガンSGを接続する。一方、排気消音器Mより下流側の排気管Exを排気管挿通部Hbを通して該排気管Exの下流端を車外の大気(図示例では車体F下面と地面との間の空間)に開放する。
しかる後に内燃機関Eを始動すればポンプPが駆動されるので、そのままテールゲートGを閉め、その状態のまま、作業員が手にスプレーガンSGを持って水洗浄作業を行う。この水洗浄作業は、スプレーガンSGから高圧水を被洗浄部に噴射することにより、被洗浄部の汚れを迅速且つ効率よく洗い流すものである。尚、車外に引き出された圧送管Aの下流端にスプレーガンSGを接続しないで、圧送管Aの下流端から勢いよく直接噴出する水で水洗浄作業を行うことも可能ではある。
而して本実施例によれば、圧送管挿通部Haより車外に引き出された圧送管Aより勢いよく出る水を利用して水洗浄作業を行うことができるため、手軽に利用できる水源が近くにない被洗浄部に対しても水洗浄作業を容易に行える。またその水洗浄作業に際してテールゲートG並びに自動車Vのドア及び窓を全部閉じたままでも、内燃機関Eからの排気の車外排出と、ポンプPから延びる圧送管Aの車外引出しとを支障なく行えるので、水洗浄作業のために内燃機関Eを運転してポンプPを駆動しているときにテールゲートG並びに自動車Vのドア及び窓を全部閉じておくことで、荷室Cr内のポンプP及び内燃機関Eを外部から有効に遮断でき、これにより、排気消音器M,MXによる消音効果とも相俟って、洗浄作業中のポンプPの作動音や内燃機関Eの運転音が車外に大きく伝わることを効果的に回避できるから、静粛性を求められる住宅街等の作業場所においても、或いは静粛性を求められる深夜等の作業時間帯においても洗浄作業を支障なく行うことができる。
またテールゲートG並びに自動車Vのドア及び窓を全部閉じたまま洗浄作業を行えるようにしたことにより、作業員が車から離れて作業している場合にテールゲートG並びに自動車Vのドア及び窓を全部閉じてテールゲートG及び各ドアをロックしておくことができるため、車内の備品が盗難にあったり或いは悪戯されたりするのを効果的に防止することができる。
また前記タンクTには、そのタンクT内の水を車外に任意に排水するための排水手段Dが付設されるので、洗浄作業のためのバン型自動車Vを利用して、洗浄とは関係のない任意の場所まで機動的に給水可能となる。即ち洗浄作業車Vを必要に応じていつでも簡易の給水自動車に兼用(転用)できるため、水の不足している場所、例えば災害発生場所等への簡易の給水手段として有効利用できて便利である。
また本実施例では、洗浄作業のためのバン型自動車Vの乗員室Cfに前後2列のシートSf,Srが配設され、その後列シートSrの後側に隣接してタンクTが配置されるので、1台でも比較的多数の作業員(5〜6人)を搭乗させて作業場所まで同時に移動することができ、作業能率が向上する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施例では、洗浄作業用バン型自動車Vを用いて建物のシャッターSHを水洗浄するようにした場合を示したが、本発明では、シャッター以外の種々の被洗浄物、例えば建物の外壁や窓、道路、屋外設置品(例えば墓石、モニュメント)等を水洗浄作業するようにしてもよく、特に手軽に利用できる水源が近くにないような被洗浄部位に対して有効である。また特に道路等の、被洗浄領域が広範囲に亘る被洗浄部位を洗浄するようなときは、その被洗浄部位の移動に伴い、スプレーガンSGを持つ作業員とは別の作業員が洗浄作業用バン型自動車Vを運転してその車を少しずつ移動させるようにしてもよい。
また前記実施例では、排気消音効果を高めるために、排気消音器Mを、内燃機関Eの排気系に元々装備される簡易小型の排気消音器MXとは別個に且つその排気下流側に特別に設けるようにしたものを示したが、本発明では、その両消音器M,MXを一纏めにして消音効果の高い単一の排気消音器を排気管Exに設けるようにしてもよい。
本発明の一実施例に係る洗浄作業用バン型自動車を用いて建物のシャッターを水洗浄している一例を示す全体側面図 前記自動車の一部を破断した全体側面図 車両天井部の図示を省略した図2の3矢視拡大図 テールゲートの図示を省略した図2の4矢視拡大図 図2の5矢視部拡大図 図3の6−6線拡大断面図 図3の7−7線拡大断面図 図7の8矢視図 ポンプとタンク間の配管の一例を示す配管図
符号の説明
A・・・・圧送管
Cf・・・乗員室
Cr・・・荷室
D・・・・排水手段
E・・・・内燃機関
Ex・・・排気管
F・・・・車体
Ff・・・床部
G・・・・テールゲート
Ha・・・圧送管挿通部
Hb・・・排気管挿通部
P・・・・ポンプ
L・・・・水位計
M・・・・排気消音器
SH・・・被洗浄部としてのシャッター
SG・・・水噴射手段としてのスプレーガン
Sf・・・前列シート
Sr・・・後列シート
T・・・・タンク
Tm・・・タンク本体
V・・・・洗浄作業用バン型自動車
va・・・第1開閉手段
vb・・・第2開閉手段
1・・・・機枠
8・・・・案内支持部
10・・・波消し板
21・・・保持手段としてのガン用保持手段

Claims (13)

  1. 乗員室(Cf)と、その乗員室(Cf)の後側に連続すると共に後端が車体(F)後面に開口する荷室(Cr)とを備え、その荷室(Cr)の後端開口部を、車体(F)後端に設けたテールゲート(G)で開閉できるようにした洗浄作業用バン型自動車において、
    前記荷室(Cr)には、水を貯めるタンク(T)と、このタンク(T)内の水を吸引し得るポンプ(P)と、このポンプ(P)を駆動する内燃機関(E)と、その内燃機関(E)から延びる排気管(Ex)に介装される排気消音器(M)とが収納、固定され、
    車体(F)の、前記荷室(Cr)下方の床部(Ff)には、前記ポンプ(P)の吐出側より延出する圧送管(A)を挿通させて該圧送管(A)を車外に引き出すための圧送管挿通部(Ha)と、前記排気消音器(M)より下流側の前記排気管(Ex)を挿通させて該排気管(Ex)の下流端を車外の大気に開放するための排気管挿通部(Hb)とが設けられることを特徴とする、洗浄作業用バン型自動車。
  2. 前記圧送管(A)の下流端が、前記ポンプ(P)から吐出された水を車外の被洗浄部(SH)に噴射するための水噴射手段(SG)に対し着脱可能であることを特徴とする、請求項1に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  3. 前記タンク(T)には、そのタンク(T)内の水を車外に任意に排水するための排水手段(D)が付設されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  4. 前記内燃機関(E)と、その内燃機関(E)に直結駆動される前記ポンプ(P)とが、車輪(W)付きの共通の機枠(1)に一纏めに搭載され、該機枠(1)が車体(F)の床部(Ff)に着脱可能に固着されることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  5. 前記乗員室(Cf)には、前後2列のシート(Sf,Sr)が配設され、その後列シート(Sr)の後側に隣接して前記タンク(T)が配置されることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  6. 前記タンク(T)は、そのタンク本体(Tm)の高さを後列シート(Sr)の高さよりも低く設定されることを特徴とする、請求項5に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  7. 前記タンク(T)内には、タンク(T)内の水の流動を抑える波消し板(10)が設けられることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  8. 前記荷室(Cr)には、前記水噴射手段(SG)を所定位置に保持し得る保持手段(21)が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  9. 前記タンク(T)には、その貯水量を表示する水位計(L)が、前記荷室(Cr)の後端開口部より視認できるように配設されることを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  10. 前記圧送管挿通部(Ha)を任意に開閉し得る第1開閉手段(va)と、前記排気管挿通部(Hb)を任意に開閉し得る第2開閉手段(vb)とを備えることを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  11. 前記圧送管挿通部(Ha)および前記排気管挿通部(Hb)は、車体(F)の前記床部(Ff)に相互に間隔をおいて固定され且つ該床部(Ff)を貫通して下方に延びる一対の筒体(2,2′)より構成されることを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  12. 車体(F)の後端下部には、前記圧送管挿通部(Ha)を通して車外に引き出された前記圧送管(A)の基部を後向きに案内支持し得る案内支持部(8)が設けられることを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の洗浄作業用バン型自動車(V)を用いた洗浄方法であって、
    そのバン型自動車(V)を洗浄作業場所の近くまで移動させた後、前記テールゲート(G)を開け、次いで前記圧送管(A)を前記圧送管挿通部(Ha)を通して車外に引き出してその圧送管(A)の下流端に前記水噴射手段(SG)を接続し、また前記排気消音器(M)より下流側の前記排気管(Ex)を前記排気管挿通部(Hb)を通して該排気管(Ex)の下流端を車外の大気に開放し、しかる後に前記内燃機関(E)を始動して前記ポンプ(P)を駆動し、そのポンプ駆動状態のまま前記テールゲート(G)並びに前記自動車(V)のドア及び窓を全部閉めて、前記圧送管(A)から出た水を利用した水洗浄作業を行うことを特徴とする、洗浄作業用バン型自動車を用いた洗浄方法。
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JP2018192942A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 PV Japan株式会社 車両
CN113585143A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 丰田自动车株式会社 信息处理设备、控制设备、车辆和洒水方法

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