JP2007112445A - 折り畳み可能なコンテナ - Google Patents

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昭夫 吉岡
Toshibumi Sawake
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Abstract

【課題】プラスチック製のコンテナであって、任意の寸法のものを製造することが容易で、コストが安く、十分な強度および耐久性があり、かつ軽量で、不使用時は折り畳んで高度に減容することができる折り畳み可能なコンテナを提供する。
【解決手段】上部フレーム(1)と、それに固定された折り畳み可能な箱とからなるコンテナであって、箱を、プラスチック気泡ボードを材料とし、底面(4)を中心としてその両側に2枚の側壁(5)が接続した連続部材(2)と、2枚の端壁部材(3)とから構成し、四辺形の上部フレーム(1)に固定する。連続部材をヒンジ加工により端壁が内側に折れ曲がるように形成し、端壁部材もヒンジ加工により端壁が内側に折れ曲がるように形成し、コンテナを組み立てたときは端壁が側壁の内側に位置し、側壁の折れ曲がりを阻止して箱の形状を保ち、折り畳むときは端壁を跳ね上げて側壁を内側に折り曲げる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチック製であって、折り畳み可能な、すなわち容器として使用しないときは折り畳んでその体積を減少させることができるコンテナに関する。
種々の物品の輸送や保管に使用するコンテナ類は、金属製のものやプラスチック製のものなど、さまざまな材料を使用した、さまざまな構造のものが提案されている。とくに、上部が開放された箱形のコンテナが多用されているが、使用しないときには嵩張って不便であるから、折り畳んで減容し、輸送できるようにしたものが好まれる。
この目的には、以前から、折り畳みコンテナ、通称「オリコン」と呼ばれる、プラスチックの成型品が使用されてきた。オリコンは、プラスチックの射出成形により部品を製作したものであって、上縁となるフレームおよび底板、両者に軸支された2枚の側板、およびフレームに軸支されたアオリ板である2枚の端板から構成されている。
2枚の側板は上下の部品から成っていて、それらは中央から内側に折れ曲がるように連結されている。コンテナを使用するときは、フレームを持ち上げて側板を伸し、端板を回動してその下縁を底板に固定し、折り畳むときは、この逆の操作をする。
この種の折り畳み可能なコンテナは、折り畳んだときの高さが、組み立てたときの高さの1/4程度に減少でき、空の状態で返送する場合に好都合であるから、広く使用されている。しかし、部品を射出成形によって用意するため、コンテナ全体としては比較的重量が嵩むこと、射出成形の金型の大きさには制約があり、ある限度以上大きいコンテナは製造できないことなど、種々の欠点がある。金型の製作費が高いことから、コンテナのコストも高く、あまり多種類のグレードを提供することもできないのも難点である。実際には、比較的小型で、その割に重量のある物品を収容する場合に適したコンテナとして、限られた場面で使用されている。
しかし、折り畳み可能なコンテナを使用したい場面はさまざまであって、とくに工場間の部品輸送に使用する通い箱などは、比較的大型であるが、耐荷重はそれほど高く要求されないものがあるが、従来のプラスチック射出成型により部品を製造するオリコンでは、そのような需要に応えることができない。折り畳み時の体積に関しても、より高度の、たとえば1/5を超え1/6〜1/7に達する高い減容を実現することが要望されている。
本発明の目的は、折り畳み可能なコンテナにおける上記のような問題を解消し、従来は製造困難ないし不可能であった大型のものも含め、任意の寸法で、必要な強度をもったものを製造することが容易で、コストが安く、耐久性があり、かつ軽量で、不使用に折り畳んだときは高度に減容することができる折り畳み可能なコンテナを提供することにある。
本発明の折り畳み可能なコンテナは、図1に組み立て−折り畳みの状況をあわせて示すように、上部フレーム(1)と、それに固定された折り畳み可能な箱とからなるコンテナであって、上部フレーム(1)は、図2に示すように、プラスチック製で、下方に開く溝(13)をもつ断面コ字型の成形品をもって、両側縁部材(11)とそれに直交する両端縁部材(12)とを形成したものであり、折り畳み可能な箱は、図3に示すように、溶融押出ししたプラスチックのシートを成形して多数のキャップ状の突起を設けたキャップシートの底面に平坦なバックシートを貼り合わせ、キャップの頂を連ねて別のライナーシートを貼り合わせてなるプラスチック気泡ボードを材料とし、底面(4)を挟んでその両側に接続した2枚の側壁(5)が一体となった連続部材(2)と、2枚の端壁部材(3)とからなり、連続部材における底面と側壁との境界線(61)、側壁と上部フレームの溝に固定される部分との境界線(62)、および側壁の上下縁の中央を走る線(63)を、ヒンジ加工(太い実線で示した)により側壁が内側に折れ曲がるように形成し、底面の両端には2枚の端壁部材の下縁を受け止めるストッパー(41)を設け、2枚の端壁部材の端壁(31)と上部フレームの溝に固定される部分(32)との境界線(64)を、ヒンジ加工により端壁が内側に折れ曲がるように形成し、コンテナを組み立てたときは2枚の端壁が2枚の側壁の内側に位置し、側壁の折れ曲がりを阻止して箱の形状を保ち、コンテナを折り畳むときは2枚の端壁を跳ね上げて2枚の側壁を内側に折り曲げ、上部フレームに取り付けた折り畳み固定具(7)により折り畳み状態を維持するように構成した折り畳み可能なコンテナである。
本発明の折り畳み可能なコンテナは、箱を形成する板の材料としてプラスチック気泡ボードを使用したから、底板と2枚の側壁とを一体に形成し、かつ、底板と2枚の側壁との境界線ないし連結部分も、内側に折り曲がる側壁の折り曲げ部分も、ヒンジ加工により実現することができる。ヒンジ加工した連結部は十分な強度を有する。
プラスチック気泡ボードのヒンジ加工を中心とする製造技術を利用した本発明のコンテナは、プラスチックの射出成形により部品を製造し、軸支構造にする従来の折り畳みコンテナより、はるかに容易に、従って低コストでコンテナを製造することが可能になる。
コンテナの用途に従って、サイズおよび強度を(それに伴ってコンテナの重量も)広い範囲にわたって選択できることも、本発明のコンテナの利点である。前述したように、構成する部品を射出成形で用意する従来の折り畳みコンテナでは、高価な成形金型を多数そろえることは容易でないし、その寸法には限界があり、とくに大型のコンテナを提供することは困難であるのに対し、本発明のコンテナは、素材とするプラスチック気泡ボードの寸法が許す範囲で、大きなものを製作することができ、ほとんどカスタム生産が可能である。
プラスチック気泡ボードは、種々のグレードのものが製造されている。それから、前記の連続部材(2)と、2枚の端壁部材(3)とを切り出し、または打ち抜いて、上記の各連結部分、をホットブレードの押圧による得られるヒンジの形で形成し、上部フレーム(1)の溝(13)に、それぞれの部材の上縁を挿入して、必要によりリベット止めなどの手段で固定すれば、コンテナが完成する。上部フレーム(1)は、一体に射出成形して製造することが便宜であるが、別の方法で、たとえば溝を有する断面コ字型の押出し成形品を適宜の長さに切断したものを組み合わせ、溶接して四辺形のフレームにする、といった方法で製造することもできる。
プラスチック気泡ボードのプラスチックとしては、ポリプロピレンが好適である。上部フレームの材料は任意であるが、それにもポリプロピレンで製造すれば、リサイクルが容易になる。
このコンテナを折り畳むときは、2枚の端壁(31)を跳ね上げて、2枚の側壁(5)に対する拘束を解除すると、側壁を、それらの中央を走る線(63)で内側に折り曲げることができる。側壁を折り重ねたならば、上部フレームに取り付けた折り畳み固定具(7)の突起より上に底面(4)を位置させ、折り畳んだ状態が維持できるようにする。上部フレームの四隅には、図示したように、積み重ねを維持するための突出部分(8)を設けることが推奨される。
下記の仕様のポリプロピレン製の気泡ボード「プラパール」(登録商標)を素材に使用して、組み立てた箱の外寸が、縦60cm×横40cm×高さ40cmである折り畳み可能なコンテナを製作した。(このサイズのコンテナは、従来の折り畳みコンテナでは実現していない。)
グレード:P5PP3−100
厚さ:5mm
目付:1000g/m2
曲げ剛性:流れ方向 3.6MPa
幅方向 3.3MPa
上部フレームとしては、幅30mm、厚さ9mmで素材に合致した溝を有する、やはりポリプロピレン製の押出し成形品を裁断して側縁部材および端縁部材を用意し、別に射出成形により製造した、積み重ね用の突起を備えたコーナー連結具と組み合わせ、連続部材および端壁部材にリベット止めすることにより、コンテナ全体を構成した。
本発明の折り畳み可能なコンテナの一例を示す斜視図であって、Aは組み立てた状態、Bは折り畳んだ状態を示す。 図1のコンテナの部品である上部フレームを示す図であって、Aは平面図、Bは矢視方向の図、CはAのI−I方向の拡大断面図。 図1のコンテナの部品である箱を構成する連続部材と、2枚の端壁部材とを示す展開図。 図1のコンテナを折り畳んで固定した状態を示す、折り畳み固定具付近の断面図。
符号の説明
1 上部フレーム
11 両側縁部材
12 両端縁部材
13 溝
2 連続部材
3 端壁部材
31 端壁
32 固定部分
4 底面
41 ストッパー
5 側壁
61 底面と側壁との境界線(ヒンジ構造)
62 側壁と固定部分との境界線(ヒンジ構造)
63 側壁の上下縁の中央を走る線(ヒンジ構造)
64 端壁と固定部分との境界線(ヒンジ構造)
7 折り畳み固定具
8 突出部分

Claims (3)

  1. 上部フレーム(1)と、それに固定された折り畳み可能な箱とからなるコンテナであって、上部フレーム(1)は、プラスチック製で、下方に開く溝(13)をもつ断面コ字型の成形品をもって、両側縁部材(11)とそれに直交する両端縁部材(12)とを形成したものであり、折り畳み可能な箱は、溶融押出ししたプラスチックのシートを成形して多数のキャップ状の突起を設けたキャップシートの底面に平坦なバックシートを貼り合わせ、キャップの頂を連ねて別のライナーシートを貼り合わせてなるプラスチック気泡ボードを材料とし、底面(4)を挟んでその両側に接続した2枚の側壁(5)が一体となった連続部材(2)と、2枚の端壁部材(3)とからなり、連続部材における底面と側壁との境界線(61)、側壁と上部フレームの溝に固定される部分との境界線(62)、および側壁の上下縁の中央を走る線(63)を、ヒンジ加工により側壁が内側に折れ曲がるように形成し、底面の両端には2枚の端壁部材の下縁を受け止めるストッパー(41)を設け、2枚の端壁部材の端壁(31)と上部フレームの溝に固定される部分(32)との境界線(64)を、ヒンジ加工により端壁が内側に折れ曲がるように形成し、コンテナを組み立てたときは2枚の端壁が2枚の側壁の内側に位置し、側壁の折れ曲がりを阻止して箱の形状を保ち、コンテナを折り畳むときは2枚の端壁を跳ね上げて2枚の側壁を内側に折り曲げ、上部フレームに取り付けた折り畳み固定具(7)により折り畳み状態を維持するように構成した折り畳み可能なコンテナ。
  2. 折り畳み可能な箱の材料とするプラスチック気泡ボードのプラスチックとして、ポリプロピレンを使用した請求項1のコンテナ。
  3. 上部フレームの四隅に、積み重ねを維持するための突出部分を設けた請求項1のコンテナ。
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