JP2007111288A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】従来にはない新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に告知できるだけでなく、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止し、遊技者の手間を軽減する。
【解決手段】スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンであって、第一及び第二の複数のホッパ31a,31bを備え複数のメダル払い出し口9a,9bから選択的にメダルを払い出し可能なメダル払い出し装置30と、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを、遊技上の演出として選択的に切換える払い出し口切換制御手段とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンであって、第一及び第二の複数のホッパ31a,31bを備え複数のメダル払い出し口9a,9bから選択的にメダルを払い出し可能なメダル払い出し装置30と、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを、遊技上の演出として選択的に切換える払い出し口切換制御手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンに関し、特に、従来にはない新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に告知できるスロットマシンに関する。
スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用メダルを投入してスタートレバーを押下することにより、所定の絵柄や文字,
数字等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(3個)のストップボタンを任意のタイミングで押下することで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数のメダルが払い出されるという遊技機である。
数字等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(3個)のストップボタンを任意のタイミングで押下することで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数のメダルが払い出されるという遊技機である。
スロットマシンの内部には、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能なホッパ(メダル払い出し装置)が設けられており、ここから排出されるメダルがメダル払い出し口を介して受け皿に払い出される。
なお、ホッパは、通常、メダル保持穴が形成された回転ディスクを備え、この回転ディスクを一方向に回転させることによって、一つの排出口からメダルを排出する構成となっているが、回転ディスクを正逆両方向に回転させることによって、二つの排出口から選択的にメダルを排出できるホッパも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、ホッパは、通常、メダル保持穴が形成された回転ディスクを備え、この回転ディスクを一方向に回転させることによって、一つの排出口からメダルを排出する構成となっているが、回転ディスクを正逆両方向に回転させることによって、二つの排出口から選択的にメダルを排出できるホッパも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種のスロットマシンでは、一般に、ゲームの面白さを増す等のために、複数のリールが一定の確率で自動的に制御され、各リールに付された図柄が所定配列となるよう停止する、いわゆる「内部当たり」と呼ばれる入賞制御が行われるようになっている。
この内部当たり制御は、スタートレバーの押下によりゲームが開始されると、ゲーム1回ごとにスロットマシン内部で自動的に内部当たりの抽せん(内部抽せん)が行われて入賞内容(各種当たり及びハズレを含む)が決定され、その入賞内容に応じてリールの停止位置が制御されるもので、所定の入賞内容に当せんすると、遊技者のストップボタンを押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リールに付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御され、これによって所定量のメダルが払い出されるものである。
この内部当たり制御は、スタートレバーの押下によりゲームが開始されると、ゲーム1回ごとにスロットマシン内部で自動的に内部当たりの抽せん(内部抽せん)が行われて入賞内容(各種当たり及びハズレを含む)が決定され、その入賞内容に応じてリールの停止位置が制御されるもので、所定の入賞内容に当せんすると、遊技者のストップボタンを押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リールに付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御され、これによって所定量のメダルが払い出されるものである。
具体的には、内部抽せんの結果、所定の入賞内容に当せんすると、回転する複数のリールは、一定範囲内(例えば、該当する図柄の位置から図柄4コマ分の範囲内)で、遊技者が各ストップボタンを押すタイミングに拘わらず、図柄が入賞ライン上で「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」、「スイカ・スイカ・スイカ」、「ベル・ベル・ベル」等、その入賞内容に応じた所定の配列となるように停止制御(入賞制御)される。
このリールの停止制御が行われることによって、各リールに対応するストップボタンの押下タイミングが、ある入賞内容の配列を構成する図柄(「7」や「BAR」)を配列上に止めるタイミングからずれたとしても、そのずれが一定範囲内(その図柄から4コマ分等の範囲内)であれば、機械的制御によってその図柄が所定の入賞ライン上に位置するように止められ、入賞配列が構成される。
そして、この停止制御の結果、遊技の巧拙等に拘わらず、遊技者が一定範囲内でストップボタンを押下すれば、図柄が所定の入賞配列となるようにリールが停止するので、遊技者には停止した入賞配列に応じた所定量のメダルが払い出されることになる。
そして、この停止制御の結果、遊技の巧拙等に拘わらず、遊技者が一定範囲内でストップボタンを押下すれば、図柄が所定の入賞配列となるようにリールが停止するので、遊技者には停止した入賞配列に応じた所定量のメダルが払い出されることになる。
ここで、このようなリールの停止制御には、リールを所定の図柄配列が揃うように停止制御する「引込み制御」と、一定の図柄配列が揃わないように停止制御する「入賞阻止制御」がある。入賞阻止制御は、例えばある入賞内容に当せんした場合、そのゲーム中は、他の入賞内容の図柄配列が揃わないようにリールが停止制御されるものである。
そして、このようなリールの停止制御が行われる入賞内容としては、一般に、数種類の入賞内容が設定されるようになっており、内部抽せんによって各ゲーム毎にいずれかの入賞内容が決定される。
入賞内容は、例えば、大量のメダル払出しが可能となる「レギュラーボーナス(RB)」や「ビッグボーナス(BB)」等のボーナスゲーム、少量のメダル払出しがある「小役」、メダル投入なしで遊技が行える「再遊技(リプレイ)」、メダル払出しのない「ハズレ」等、数種類があり、抽せんで決定された各入賞内容に応じて所定数の入賞メダルが払い出され、また払い出されないようにリールが停止制御されるようになっている。
そして、このようなリールの停止制御が行われる入賞内容としては、一般に、数種類の入賞内容が設定されるようになっており、内部抽せんによって各ゲーム毎にいずれかの入賞内容が決定される。
入賞内容は、例えば、大量のメダル払出しが可能となる「レギュラーボーナス(RB)」や「ビッグボーナス(BB)」等のボーナスゲーム、少量のメダル払出しがある「小役」、メダル投入なしで遊技が行える「再遊技(リプレイ)」、メダル払出しのない「ハズレ」等、数種類があり、抽せんで決定された各入賞内容に応じて所定数の入賞メダルが払い出され、また払い出されないようにリールが停止制御されるようになっている。
例えば、「小役」の場合、1ゲーム単位で、数枚(例えば1〜15枚)のメダルが払い出される図柄配列(例えば、「ベル」の図柄が横一列に揃う配列)となるようリールが停止制御されるとともに(引込み制御)、他の入賞内容の図柄配列(例えば「大当たり」を示す「7・7・7」)が揃わないようにリールが停止制御される(入賞阻止制御)。
「レギュラーボーナス(RB)」の場合、抽せんに当せん後、所定の入賞図柄(例えば「BAR・BAR・BAR」)が揃うとボーナスゲームが開始(入賞)となり、以後数ゲームが1セットとなったボーナスゲーム用のリール停止制御が行われ、そのボーナスゲーム中は、「小役」や大量払出しのある「大当たり」の図柄配列となるよう、リールが継続的に制御され、百枚以上のメダルが払い出されるようになる。
「レギュラーボーナス(RB)」の場合、抽せんに当せん後、所定の入賞図柄(例えば「BAR・BAR・BAR」)が揃うとボーナスゲームが開始(入賞)となり、以後数ゲームが1セットとなったボーナスゲーム用のリール停止制御が行われ、そのボーナスゲーム中は、「小役」や大量払出しのある「大当たり」の図柄配列となるよう、リールが継続的に制御され、百枚以上のメダルが払い出されるようになる。
同様に、「ビッグボーナス(BB)」の場合、抽せんに当せん後、所定の入賞図柄(例えば「7・7・7」)が揃うとビッグボーナスゲームが開始(入賞)となり、上記のようなボーナスゲーム(RB)が数セット(通常3セット)継続して行われるようにリールが制御され、数百枚の大量のメダルが払い出されるようにゲームが設定,制御される。
抽せんの結果「ハズレ」となった場合には、各リールは図柄がメダル払出しのない配列(いずれの入賞図柄も揃わない配列)となるように停止制御される(入賞阻止制御)。
抽せんの結果「ハズレ」となった場合には、各リールは図柄がメダル払出しのない配列(いずれの入賞図柄も揃わない配列)となるように停止制御される(入賞阻止制御)。
このようにリールが停止制御されるスロットマシンにおいては、内部抽せんの結果、例えばボーナスゲームのような特定の入賞内容に当せんすれば、以後のゲームで入賞することを条件として一定量のメダルが確実に払い出されることになり、遊技者にとってきわめて魅力的なものとなっている。すなわち、スロットマシンの遊技者にとっては、内部抽せんによってボーナスゲーム等の特定の入賞内容に当せんすることが最大の関心事となっている。
従来のスロットマシンは、ボーナスゲームの内部当たりが発生した場合、遊技者にボーナスゲームの内部当たりを告知するために、遊技者の停止ボタンを押すタイミングによって、リールの停止位置を制御し、リーチ目と呼ばれる特定の図柄配列を揃えていた。
しかしながら、上記リーチ目は、遊技者の停止ボタンを押すタイミングによって、揃ったり揃わなかったりするので、リーチ目を知っている遊技者であっても、ボーナスゲームの内部当たりに気づかないことがあった。
また、スロットマシンの機種が異なると、リーチ目も異なるので、遊技者がリーチ目を知らずに遊技することもあった。
そこで、ボーナスゲームの内部当たりが発生した場合、スピーカから特定の音を発生させたり、告知ランプを点灯させ等、遊技者が確実に認識できる方法でボーナスゲームの内部当たりを告知するスロットマシンも知られている。
しかしながら、上記リーチ目は、遊技者の停止ボタンを押すタイミングによって、揃ったり揃わなかったりするので、リーチ目を知っている遊技者であっても、ボーナスゲームの内部当たりに気づかないことがあった。
また、スロットマシンの機種が異なると、リーチ目も異なるので、遊技者がリーチ目を知らずに遊技することもあった。
そこで、ボーナスゲームの内部当たりが発生した場合、スピーカから特定の音を発生させたり、告知ランプを点灯させ等、遊技者が確実に認識できる方法でボーナスゲームの内部当たりを告知するスロットマシンも知られている。
熟練した遊技者は、リーチ目が揃ったり、特定音が鳴ったり、あるいは、告知ランプの点灯によって、ボーナスゲームの内部当たりを認識すると、回転しているリールの図柄を見ながらタイミングを合わせて停止ボタンを押すこと(適宜、“目押し”と略称する。)により、当せん図柄の入賞配列を一回のゲームで揃えることができる。
これに対し、目押しのできない遊技者は、ボーナスゲームの内部当たりが発生しているにもかかわらず、一回のゲームで当選図柄の入賞配列を揃えることができず、メダルを浪費する場合がある。
これに対し、目押しのできない遊技者は、ボーナスゲームの内部当たりが発生しているにもかかわらず、一回のゲームで当選図柄の入賞配列を揃えることができず、メダルを浪費する場合がある。
上述したように、ボーナスゲームの内部当たりを告知する態様は、リーチ目,特定音及び告知ランプによる告知態様に限られており、遊技者にマンネリ感や倦怠感等を与えてしまうといった問題があった。このため、従来にない新しい告知態様の開発が望まれていた。
また、上記リーチ目,特定音及び告知ランプによる内部当たりの告知は、告知されるべき当該スロットマシンを遊技中の遊技者だけでなく、周囲の遊技者にも内部当たりが知られてしまう。
このような場合、目押しのできない遊技者は、周囲の遊技者から威圧感を感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じてしまい、遊技意欲を喪失してしまうといった深刻な問題があった。
また、上記リーチ目,特定音及び告知ランプによる内部当たりの告知は、告知されるべき当該スロットマシンを遊技中の遊技者だけでなく、周囲の遊技者にも内部当たりが知られてしまう。
このような場合、目押しのできない遊技者は、周囲の遊技者から威圧感を感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じてしまい、遊技意欲を喪失してしまうといった深刻な問題があった。
一方、ボーナスゲームの内部当たりが発生したことを特定音により遊技者に告知するスロットマシンでの場合、遊技者が特定音を聞き漏らす可能性があり、確実に内部当たりを告知できないおそれがあった。
一般に、遊技場では、大きな音で音楽が流れ、また、大当たりの呼び出しや店内放送等が大音量で行われており、このような遊技場においては、内部当たりを告知する告知音が聞きとり難く、遊技者によっては、告知音を聞き漏らして内部当たりの発生に気づかないというおそれがあった。
一般に、遊技場では、大きな音で音楽が流れ、また、大当たりの呼び出しや店内放送等が大音量で行われており、このような遊技場においては、内部当たりを告知する告知音が聞きとり難く、遊技者によっては、告知音を聞き漏らして内部当たりの発生に気づかないというおそれがあった。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、従来にはない新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に確実に告知できるとともに、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止し、遊技者の手間を軽減できるスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明のスロットマシンは、スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンであって、複数のメダル払い出し口から選択的にメダルを払い出し可能なメダル払い出し装置と、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を、所定のタイミングで選択的に切換える払い出し口切換制御手段と、を備える構成としてある。
このようにすると、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を、遊技上の演出等として所定のタイミングで選択的に切換えるという従来にはない新たな演出態様が実現される。これにより、新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に告知でき、また、遊技者は、周囲の遊技者に知られることなく、告知を認識できる。しかも、本発明による演出態様は、聴覚、視覚及び触覚を通じて遊技者に伝えられるので、内部当たりの発生等を遊技者に確実に告知・認識させることができる。
また、メダル払い出し口の選択的な切換えにより、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿上のメダルを均す手間を省くことができる。
また、メダル払い出し口の選択的な切換えにより、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿上のメダルを均す手間を省くことができる。
また、本発明のスロットマシンは、前記払い出し口切換制御手段が、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口の選択的な切換えによって、内部抽せんの抽せん結果、内部抽せんにおける当せんの期待度、内部抽せんの抽せん確率、及び/又は、滞在中の遊技モードを遊技者に告知する構成としてある。
このようにすると、本発明による演出態様を、ボーナスゲームの内部当たりだけでなく、その他の様々な告知に適用することが可能になる。
このようにすると、本発明による演出態様を、ボーナスゲームの内部当たりだけでなく、その他の様々な告知に適用することが可能になる。
また、本発明のスロットマシンは、前記払い出し口切換制御手段が、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を所定の切換えパターンで切換えるとともに、この切換えパターンを崩すことによって前記告知を行う構成としてある。
このようにすると、例えば、小役の種類に応じてメダル払い出し口を切換えるという所定の切換えパターンを適用すれば、この切換えパターンを崩すだけで、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
また、払い出しに使用するメダル払い出し口を液晶パネルなどの表示部で示し、それに応じてメダル払い出し口を切換えるという切換えパターンを適用すれば、この切換えパターンを崩すだけで、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
このようにすると、例えば、小役の種類に応じてメダル払い出し口を切換えるという所定の切換えパターンを適用すれば、この切換えパターンを崩すだけで、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
また、払い出しに使用するメダル払い出し口を液晶パネルなどの表示部で示し、それに応じてメダル払い出し口を切換えるという切換えパターンを適用すれば、この切換えパターンを崩すだけで、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
また、本発明のスロットマシンは、前記払い出し口切換制御手段が、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口の切換えパターンを複数種類備え、切換えパターンの移行によって前記告知を行う構成としてある。
このようにすると、例えば、二つのメダル払い出し口から交互にメダルを払い出すという切換えパターンと、二つのメダル払い出し口から同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
このようにすると、例えば、二つのメダル払い出し口から交互にメダルを払い出すという切換えパターンと、二つのメダル払い出し口から同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスゲームの内部当たりなどを告知することが可能になる。
また、本発明のスロットマシンは、前記メダル払い出し装置が、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一及び第二のホッパと、前記第一のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、前記第二のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、を備える構成としてある。
このようにすると、二つのホッパを選択的に払い出し動作させる程度の簡単な制御内容により、メダル払い出し口の切換えが可能になる。
また、複数のホッパを備えることにより、一方のホッパに故障等の障害が発生した場合にも、他のホッパによるバックアップが可能となり、信頼性の高いスロットマシンを実現することができる。
このようにすると、二つのホッパを選択的に払い出し動作させる程度の簡単な制御内容により、メダル払い出し口の切換えが可能になる。
また、複数のホッパを備えることにより、一方のホッパに故障等の障害が発生した場合にも、他のホッパによるバックアップが可能となり、信頼性の高いスロットマシンを実現することができる。
また、本発明のスロットマシンは、前記メダル払い出し装置が、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な一つのホッパと、前記ホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、前記ホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、前記第一のメダル経路と前記第二のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える分岐板と、を備える構成としてある。
このようにすると、ホッパを追加しなくても、メダル払い出し口の切換えが可能になる。
このようにすると、ホッパを追加しなくても、メダル払い出し口の切換えが可能になる。
また、本発明のスロットマシンは、前記メダル払い出し装置が、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一及び第二のホッパと、前記第一のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、前記第二のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、前記第一のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第三のメダル経路と、前記第二のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第四のメダル経路と、前記第一のメダル経路と前記第三のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第一の分岐板と、前記第二のメダル経路と前記第四のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第二の分岐板と、前記第三のメダル経路と前記第四のメダル経路との交差部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第三の分岐板と、を備える構成としてある。
このようにすると、ホッパの選択的な払い出し動作及び分岐板の選択的な切換え動作により、多様な払い出し態様を出現させることができる。しかも、メダル経路が複雑になるので、メダル払い出し口から特殊器具を挿入する不正行為(適宜、“ホッパゴト”と略称する。)に対して優れた抑止効果を発揮できる。
このようにすると、ホッパの選択的な払い出し動作及び分岐板の選択的な切換え動作により、多様な払い出し態様を出現させることができる。しかも、メダル経路が複雑になるので、メダル払い出し口から特殊器具を挿入する不正行為(適宜、“ホッパゴト”と略称する。)に対して優れた抑止効果を発揮できる。
また、本発明のスロットマシンは、前記分岐板の姿勢を検出する分岐板姿勢検出手段と、前記分岐板の異常な姿勢変化に応じて所定の報知動作を行う異常報知手段と、を備える構成としてある。
このようにすると、メダル払い出し口から挿入される特殊器具を検出し、異常報知を行うことができる。
このようにすると、メダル払い出し口から挿入される特殊器具を検出し、異常報知を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を選択的に切換えるという従来にはない新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に告知でき、また、遊技者は、周囲の遊技者に知られることなく、告知を認識できる。しかも、本発明による演出態様は、聴覚、視覚及び触覚を通じて遊技者に伝えられるので、内部当たりの発生等を遊技者に確実に告知・認識させることができる。
また、メダル払い出し口の選択的な切換えにより、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿上のメダルを均す手間を省くことができる。
また、メダル払い出し口の選択的な切換えにより、メダルが受け皿の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿上のメダルを均す手間を省くことができる。
以下、本発明に係るスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンについて、図1〜図8を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す概略正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図、図3は、本実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す背面斜視図、図4は、本実施形態に係るスロットマシンのメダルガイドを示す背面斜視図である。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンについて、図1〜図8を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す概略正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図、図3は、本実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す背面斜視図、図4は、本実施形態に係るスロットマシンのメダルガイドを示す背面斜視図である。
[スロットマシン本体]
これら図に示すように、本実施形態のスロットマシンは、従来のスロットマシンと同様、スロットマシン1に備えられた複数のリール21a,21b,21cを回転させることによって入賞メダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、内部にマイクロコンピュータ等で構成された制御部10及び必要な機械,装置等を収納可能な筐体状に構成されており、筐体の前面側が前扉1aによって開閉可能に覆われている。
前扉1aは、スロットマシン1の筐体にヒンジ等を介して開閉自在に取り付けられる扉体で、この前扉1aに前面パネル2とその他各部が備えられてスロットマシン1の正面部を構成している。
これら図に示すように、本実施形態のスロットマシンは、従来のスロットマシンと同様、スロットマシン1に備えられた複数のリール21a,21b,21cを回転させることによって入賞メダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、内部にマイクロコンピュータ等で構成された制御部10及び必要な機械,装置等を収納可能な筐体状に構成されており、筐体の前面側が前扉1aによって開閉可能に覆われている。
前扉1aは、スロットマシン1の筐体にヒンジ等を介して開閉自在に取り付けられる扉体で、この前扉1aに前面パネル2とその他各部が備えられてスロットマシン1の正面部を構成している。
前扉1aの最上部には、表示器L及びスピーカSPが備えられている。
表示器Lは、点灯・点滅するランプや液晶表示装置等からなる表示手段であり、大当たり当せん時や各種役の入賞時,遊技媒体の払出時等に、ランプが点灯・点滅したり、液晶表示装置に演出画像が表示されることによって所定の演出が行われるようになっている。
スピーカSPは、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっており、例えば、制御部10で内部抽せんが行われ、所定の大当たりや小役に当せんした場合や、入賞図柄が揃って大当たりや小役に入賞した場合等に、所定の演出音声や内部当たりを告知する音声等を発するようになっている。このスピーカSPから発生される音声は、制御部10に備えられるサウンド回路17に生成・出力される(図5参照)。
表示器Lは、点灯・点滅するランプや液晶表示装置等からなる表示手段であり、大当たり当せん時や各種役の入賞時,遊技媒体の払出時等に、ランプが点灯・点滅したり、液晶表示装置に演出画像が表示されることによって所定の演出が行われるようになっている。
スピーカSPは、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっており、例えば、制御部10で内部抽せんが行われ、所定の大当たりや小役に当せんした場合や、入賞図柄が揃って大当たりや小役に入賞した場合等に、所定の演出音声や内部当たりを告知する音声等を発するようになっている。このスピーカSPから発生される音声は、制御部10に備えられるサウンド回路17に生成・出力される(図5参照)。
前面パネル2は、ほぼ中央部分に表示窓3が設けられ、筐体内の各リール21a〜21cが外部から視認可能となっている。
表示窓3は、スロットマシン1内部に配設された三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cの視認用窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できるようになっている。
表示窓3は、スロットマシン1内部に配設された三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cの視認用窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できるようになっている。
前面パネル2の表示窓3の下側には、ペイアウト表示部2a、クレジット表示部2b、状態表示部2cなどの表示器類が備えられている。
表示部2a〜2cは、それぞれ複数桁の7セグメントLEDで構成されており、ペイアウト表示部2aは、各入賞払い出し時のメダル払い出し数を表示し、クレジット表示部2bは、装置内部にクレジットとして貯留されたメダルの枚数を表示し、状態表示部2cは、ボーナスゲームにおけるメダルの払い出し総数や消化ゲーム数を表示する。
表示部2a〜2cは、それぞれ複数桁の7セグメントLEDで構成されており、ペイアウト表示部2aは、各入賞払い出し時のメダル払い出し数を表示し、クレジット表示部2bは、装置内部にクレジットとして貯留されたメダルの枚数を表示し、状態表示部2cは、ボーナスゲームにおけるメダルの払い出し総数や消化ゲーム数を表示する。
前扉1aの上下方向中央部分には、スタートレバー4,停止ボタン5,メダル投入口6,精算ボタン6b,投入ボタン7などのボタン類が備えられている。
スタートレバー4は、三つの各リール21の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、制御部10にスタート信号が出力され、本体内部の各リール21a〜21cが一斉に(又は順次)回転するようになっている。
また、このスタートレバー4の押下によりスタート信号が入力されることで、制御部10において内部抽せんが行われる。
スタートレバー4は、三つの各リール21の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、制御部10にスタート信号が出力され、本体内部の各リール21a〜21cが一斉に(又は順次)回転するようになっている。
また、このスタートレバー4の押下によりスタート信号が入力されることで、制御部10において内部抽せんが行われる。
停止ボタン5は、回転するリール21を停止させる停止手段であり、三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cに対応して設けられた三つの停止ボタン(左)5a,停止ボタン(中)5b,停止ボタン(右)5cが備えられている。この各停止ボタン5a,5b,5cが遊技者の任意のタイミングで押下されることで、制御部10にストップ信号が出力され、対応する各リール21a,21b,21cの回転が停止されるようになっている。
したがって、遊技者がこれらスタートレバー4及び停止ボタン5を操作することにより、三つのリール21a〜21cを回転及び停止させて、各リール21a〜21cに付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
したがって、遊技者がこれらスタートレバー4及び停止ボタン5を操作することにより、三つのリール21a〜21cを回転及び停止させて、各リール21a〜21cに付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
メダル投入口6は、ゲームに使用されるメダルの受け入れ口であり、このメダル投入口6から投入されたメダル数に応じてゲームが行えるようになっている。メダル投入口6の本体内部側には、メダルセレクタ6aが備えられ(図5参照)、投入されたメダル数がカウントされ、そのメダル数を示すメダル信号が、制御部10に出力されるようになっている。
また、メダル投入口6から投入されるメダルの数は、クレジットとして制御部10内に記憶される。つまり、遊技の開始に先立って、予め複数のメダルを投入し、装置内部に貯留,記憶できるようになっている。
精算ボタン6bは、遊技の終了時等にクレジット貯留メダルを精算するためのスイッチであり、この精算ボタン6bが押下されることで、貯留メダル分のメダルがメダル払い出し装置30から排出されるとともに、制御部10に記憶された貯留メダル数のデータも消去される。
また、メダル投入口6から投入されるメダルの数は、クレジットとして制御部10内に記憶される。つまり、遊技の開始に先立って、予め複数のメダルを投入し、装置内部に貯留,記憶できるようになっている。
精算ボタン6bは、遊技の終了時等にクレジット貯留メダルを精算するためのスイッチであり、この精算ボタン6bが押下されることで、貯留メダル分のメダルがメダル払い出し装置30から排出されるとともに、制御部10に記憶された貯留メダル数のデータも消去される。
投入ボタン7は、クレジット貯留メダルがある場合に、その貯留メダルの中からゲームに使用する(賭ける)メダルを投入するメダル投入用のスイッチであり、一回の押下によって一ゲームに投入可能な最大数のメダル(通常3枚)をクレジット貯留メダルから投入するMAX投入ボタン7aと、一回の押下で1枚のメダルをクレジット貯留メダルから投入する1枚賭け用の投入ボタン7bとがある。
前扉1aの最下部には、受け皿8が設けられている。受け皿8は、メダル払い出し口9から払い出されるメダルを溜める部分であり、前扉1aのほぼ全幅に亘って設けられている。
メダル払い出し口9は、複数設けられている。例えば、左右方向に所定の間隔をあけて、2つのメダル払い出し口9a、9bが設けられ、払い出しに使用するメダル払い出し口9a、9bが、後述する払い出し口切換制御にもとづいて選択的に切り換えられる。
メダル払い出し口9は、複数設けられている。例えば、左右方向に所定の間隔をあけて、2つのメダル払い出し口9a、9bが設けられ、払い出しに使用するメダル払い出し口9a、9bが、後述する払い出し口切換制御にもとづいて選択的に切り換えられる。
スロットマシン1の筐体内部には、ドラムユニット20、メダル払い出し装置30、その他の機械,装置等が備えられている。
ドラムユニット20は、三つのリール21a,21b,21cと、三つのリール21a〜21cを回転自在に保持し、各リール21a〜21cに対応するステッピングモータ23a〜23cを回転駆動することで各リール21a〜21cの回転の始動,定速回転及び停止の制御を行うモータ駆動回路22と、停止された各リール21a〜21cの停止位置を検出して位置信号を制御部10に出力する回胴位置検出部24を備えている(図5参照)。
ドラムユニット20は、三つのリール21a,21b,21cと、三つのリール21a〜21cを回転自在に保持し、各リール21a〜21cに対応するステッピングモータ23a〜23cを回転駆動することで各リール21a〜21cの回転の始動,定速回転及び停止の制御を行うモータ駆動回路22と、停止された各リール21a〜21cの停止位置を検出して位置信号を制御部10に出力する回胴位置検出部24を備えている(図5参照)。
[メダル払い出し装置]
図2〜図4に示すように、メダル払い出し装置30は、複数のメダル払い出し口9(9a,9b)から選択的にメダルを払い出し可能に構成されている。
具体的には、本実施形態のメダル払い出し装置30は、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一ホッパ31a及び第二ホッパ31bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第一メダル経路32aと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第三メダル経路32cと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第四メダル経路32dと、第一メダル経路32aと第三メダル経路32cとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第一分岐板33aと、第二メダル経路32bと第四メダル経路32dとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第二分岐板33bと、第三メダル経路32cと第四メダル経路32dとの交差部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第三分岐板33cとを備えて構成されている。
メダル払い出し装置30をこのように構成すると、ホッパ31a,31bの選択的な払い出し動作及び分岐板33a〜33cの選択的な切換え動作により、多様な払い出し態様を出現させることができるとともに、メダル経路を複雑にしてホッパゴトを抑止することができる。
図2〜図4に示すように、メダル払い出し装置30は、複数のメダル払い出し口9(9a,9b)から選択的にメダルを払い出し可能に構成されている。
具体的には、本実施形態のメダル払い出し装置30は、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一ホッパ31a及び第二ホッパ31bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第一メダル経路32aと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第三メダル経路32cと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第四メダル経路32dと、第一メダル経路32aと第三メダル経路32cとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第一分岐板33aと、第二メダル経路32bと第四メダル経路32dとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第二分岐板33bと、第三メダル経路32cと第四メダル経路32dとの交差部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第三分岐板33cとを備えて構成されている。
メダル払い出し装置30をこのように構成すると、ホッパ31a,31bの選択的な払い出し動作及び分岐板33a〜33cの選択的な切換え動作により、多様な払い出し態様を出現させることができるとともに、メダル経路を複雑にしてホッパゴトを抑止することができる。
第一〜第四のメダル経路32a〜32dは、一つのメダルガイド部材32によって一体的に形成されている。
また、第一〜第三の分岐板33a〜33cは、メダルガイド部材32を貫通する軸を支点として回動自在に支持されるとともに、図4に示すように、メダルガイド部材32の背面に設けられる分岐板駆動部(例えば、ロータリソレノイド)34a〜34cによって回動姿勢が切換えられる。
また、本実施形態の分岐板駆動部34a〜34cには、分岐板33a〜33cの姿勢を検出する分岐板姿勢検出センサ(分岐板姿勢検出手段)が組み込まれており、その検出信号にもとづいて、後述する異常報知が行われる。
なお、各ホッパ31a,31bは、ホッパ駆動回路35a,35bを介して制御部10から入力される払い出し信号に応じてメダルの排出動作をし、排出されたメダルの枚数は、メダル検出部36a,36bで検出して制御部10に出力される。また、図3に示すように、ホッパ31a,31b間には、オーバーフローしたメダルを溜めるオーバーフローボックス37が設置される。
また、第一〜第三の分岐板33a〜33cは、メダルガイド部材32を貫通する軸を支点として回動自在に支持されるとともに、図4に示すように、メダルガイド部材32の背面に設けられる分岐板駆動部(例えば、ロータリソレノイド)34a〜34cによって回動姿勢が切換えられる。
また、本実施形態の分岐板駆動部34a〜34cには、分岐板33a〜33cの姿勢を検出する分岐板姿勢検出センサ(分岐板姿勢検出手段)が組み込まれており、その検出信号にもとづいて、後述する異常報知が行われる。
なお、各ホッパ31a,31bは、ホッパ駆動回路35a,35bを介して制御部10から入力される払い出し信号に応じてメダルの排出動作をし、排出されたメダルの枚数は、メダル検出部36a,36bで検出して制御部10に出力される。また、図3に示すように、ホッパ31a,31b間には、オーバーフローしたメダルを溜めるオーバーフローボックス37が設置される。
[制御部]
つぎに、本実施形態のスロットマシン1を制御する制御部10について、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの制御部及びその周辺構成の概略を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態の制御部10は、上述したスロットマシン1の各部を制御する制御手段であって、IC,メモリ,各種回路基板等を備えたマイクロコンピュータを有して構成されている。
具体的に説明すると、制御部10は、CPU11と、記憶手段となるRAM12及びROM13,基準クロックを発生するクロック発生回路14,内部抽せん用の乱数を発生する乱数発生回路15,各表示部2a〜2cを駆動する表示部駆動回路16,スピーカSPを介して音声を発生させるサウンド回路17,演出用の表示器Lを駆動させる表示器駆動回路18等を備えており、各種入力機器(4〜7)からの入力信号に応じて、ドラムユニット20、メダル払い出し装置30などの制御を行う。
つぎに、本実施形態のスロットマシン1を制御する制御部10について、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの制御部及びその周辺構成の概略を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態の制御部10は、上述したスロットマシン1の各部を制御する制御手段であって、IC,メモリ,各種回路基板等を備えたマイクロコンピュータを有して構成されている。
具体的に説明すると、制御部10は、CPU11と、記憶手段となるRAM12及びROM13,基準クロックを発生するクロック発生回路14,内部抽せん用の乱数を発生する乱数発生回路15,各表示部2a〜2cを駆動する表示部駆動回路16,スピーカSPを介して音声を発生させるサウンド回路17,演出用の表示器Lを駆動させる表示器駆動回路18等を備えており、各種入力機器(4〜7)からの入力信号に応じて、ドラムユニット20、メダル払い出し装置30などの制御を行う。
まず、制御部10は、メダルセレクタ6aからのメダル信号及び投入ボタン7(7a,7b)からのメダル信号を入力し、メダル投入口6から投入されたメダルの枚数及び投入ボタン7が押下されて賭けられたメダルの投入枚数を確認するとともに、投入ボタン7からのメダル信号に基づき、RAM12で記憶される貯留メダル枚数を減少させる。これにより、各ゲームに使用される(賭けられる)メダル数が決定されることになる。
また、制御部10は、スタートレバー4からのスタート信号及び停止ボタン5a〜5cからのストップ信号を入力することにより、リール21の制御信号となるパルス(駆動)信号をドラムユニット20へ出力し、リール21a〜21cを回転及び停止させる。これにより、ドラムユニット20では、スタート信号によってリール21a〜21cを回転させるとともに、停止ボタン5a〜5cの押下操作により入力されるストップ信号により、対応するリール21a〜21cを停止させることになる。
また、制御部10は、ドラムユニット20から入力されるマーカー信号により、各リール21a〜21cの停止図柄を認識し、この停止図柄が所定の入賞配列か否かを判定するようになっており、判定の結果、所定の入賞配列であるときは、入賞の種類に応じた枚数のメダルの払い出し処理を行うようになっている。
また、制御部10は、ドラムユニット20から入力されるマーカー信号により、各リール21a〜21cの停止図柄を認識し、この停止図柄が所定の入賞配列か否かを判定するようになっており、判定の結果、所定の入賞配列であるときは、入賞の種類に応じた枚数のメダルの払い出し処理を行うようになっている。
そして、以上のようなゲーム制御を行う制御部10は、各ゲーム毎に内部抽せんを行い、その内部抽せんの結果に従ってゲームを制御している。
内部抽せんは、各ゲーム毎に行われる抽せん処理であり、カウンタIC等からなる乱数発生回路15とROM13に予め設定,記憶された抽せんテーブルにより実行され、抽出された乱数が抽せんテーブルのいずれの領域に属しているかで、その属する領域が示す内容が抽せん結果として決定・当選するようになっている。
具体的には、乱数発生回路15は、所定の乱数幅の範囲(例えば1〜16384)で乱数を発生させる。抽せんテーブルは、ROM13に格納されるデータテーブルからなり、乱数値が取り得る範囲(1〜16384等)に対応して所定の当選内容が割り当てられている。
内部抽せんは、各ゲーム毎に行われる抽せん処理であり、カウンタIC等からなる乱数発生回路15とROM13に予め設定,記憶された抽せんテーブルにより実行され、抽出された乱数が抽せんテーブルのいずれの領域に属しているかで、その属する領域が示す内容が抽せん結果として決定・当選するようになっている。
具体的には、乱数発生回路15は、所定の乱数幅の範囲(例えば1〜16384)で乱数を発生させる。抽せんテーブルは、ROM13に格納されるデータテーブルからなり、乱数値が取り得る範囲(1〜16384等)に対応して所定の当選内容が割り当てられている。
抽せんテーブルに設定される当選内容としては、ボーナス(BB,RB等)や、小役,リプレイ,ハズレ等があり、抽せんテーブルにはこの当選内容が乱数幅の範囲に対応して割り当てられ、例えば、1〜55:ボーナス、55〜1055:小役、1056〜16384:ハズレ、というように各内容が所定の当せん確率となるように割り当てられている。
そして、スタートレバー4が押下された瞬間に乱数発生回路15から一の乱数が抽出され、その抽出された乱数が抽せんテーブルの値と照合されることにより、その乱数が属する当せん内容が抽せん結果として決定され、その当せん内容に応じてリール21の停止位置が制御され、ある入賞内容に当選すると、遊技者の停止ボタン5を押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リール21に付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御されることになる。
そして、スタートレバー4が押下された瞬間に乱数発生回路15から一の乱数が抽出され、その抽出された乱数が抽せんテーブルの値と照合されることにより、その乱数が属する当せん内容が抽せん結果として決定され、その当せん内容に応じてリール21の停止位置が制御され、ある入賞内容に当選すると、遊技者の停止ボタン5を押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リール21に付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御されることになる。
制御部10は、ボーナスの内部当たりが発生した場合、所定の演出態様により、ボーナスの内部当たりを遊技者に告知するようになっている。この告知に用いる演出態様は、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを選択的に切換えるという従来にはない新たな演出態様であって、遊技者は、周囲の遊技者に知られることなく、告知を認識できる。しかも、この演出態様は、聴覚、視覚及び触覚を通じて遊技者に伝えられるので、内部当たりの発生等が遊技者に確実に告知・認識されることになる。
なお、本実施形態では、上記の演出態様を用いて、ボーナスの内部当たりを告知するが、内部抽せんの抽せん結果だけでなく、内部抽せんにおける当せんの期待度、内部抽せんの抽せん確率、滞在中の遊技モードなどを上記の演出態様で告知するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、上記の演出態様を用いて、ボーナスの内部当たりを告知するが、内部抽せんの抽せん結果だけでなく、内部抽せんにおける当せんの期待度、内部抽せんの抽せん確率、滞在中の遊技モードなどを上記の演出態様で告知するようにしてもよい。
[メダル払い出し態様]
つぎに、メダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えによって行われるメダルの払い出し態様による演出の適用例を図6及び図7に沿って説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの払い出し口切換制御(1)を示すフローチャート、図7は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの払い出し口切換制御(2)を示すフローチャートである。
つぎに、メダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えによって行われるメダルの払い出し態様による演出の適用例を図6及び図7に沿って説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの払い出し口切換制御(1)を示すフローチャート、図7は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの払い出し口切換制御(2)を示すフローチャートである。
図6に示す払い出し口切換制御(1)では、まず、入賞による払い出しの有無を判断し(S11)、この判断結果が有りのときは、入賞内容に応じて払い出しフラグに第一払い出し口又は第二払い出し口をセットする(S12)。すなわち、払い出し口切換制御(1)では、入賞内容(例えば、小役1〜小役4)毎に払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを予め決めておき、その切換えパターンにもとづいてメダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えが行われる。
つぎに、ボーナスの内部当たりを判断し(S13)、この判断結果がNOの場合は、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うが(S14)、ボーナスの内部当たりが発生している場合は、払い出しフラグを反転させた後(S15)、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行う(S14)。
このようにすると、入賞内容毎に予め決められたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うという所定の切換えパターンが崩れるので、それにもとづいてボーナスの内部当たりを告知することが可能になる。
つぎに、ボーナスの内部当たりを判断し(S13)、この判断結果がNOの場合は、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うが(S14)、ボーナスの内部当たりが発生している場合は、払い出しフラグを反転させた後(S15)、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行う(S14)。
このようにすると、入賞内容毎に予め決められたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うという所定の切換えパターンが崩れるので、それにもとづいてボーナスの内部当たりを告知することが可能になる。
図7に示す払い出し口切換制御(2)では、まず、入賞による払い出しの有無を判断し(S21)、この判断結果が有りのときは、払い出しフラグを反転する(S22)。すなわち、払い出し口切換制御(2)では、通常時、メダルの払い出し毎にメダル払い出し口9a,9bを交互に切換えるという切換えパターンにもとづいてメダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えが行われる。
つぎに、ボーナスの内部当たりを判断し(S23)、この判断結果がNOの場合は、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うが(S24)、ボーナスの内部当たりが発生している場合は、払い出しフラグに第一払い出し口及び第二払い出し口をセットをした後(S25)、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行う(S24)。
このようにすると、払い出し毎にメダル払い出し口9a,9bを交互に切換えるという切換えパターンと、両方のメダル払い出し口9a,9bから同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスの内部当たりを告知することが可能になる。
つぎに、ボーナスの内部当たりを判断し(S23)、この判断結果がNOの場合は、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行うが(S24)、ボーナスの内部当たりが発生している場合は、払い出しフラグに第一払い出し口及び第二払い出し口をセットをした後(S25)、払い出しフラグにセットされたメダル払い出し口9a,9bからメダルの払い出しを行う(S24)。
このようにすると、払い出し毎にメダル払い出し口9a,9bを交互に切換えるという切換えパターンと、両方のメダル払い出し口9a,9bから同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスの内部当たりを告知することが可能になる。
図8は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの異常報知制御を示すフローチャートである。
この図に示すように、本実施形態の制御部10では、ホッパゴトを検出して、異常報知を行う異常報知制御(異常報知手段)が実行される。この異常報知制御では、まず、メダルの払い出し中であるか否かを判断し(S31)、該判断結果がNOである場合は、分岐板駆動部34a〜34cに組み込まれた分岐板姿勢センサの検出信号にもとづいて、分岐板33a〜33cの姿勢変化を判断する(S32)。この判断結果がYESの場合は、メダル払い出し口9a,9bから特殊器具が挿入されたと判断し、所定の報知動作を行う(S33)。
この図に示すように、本実施形態の制御部10では、ホッパゴトを検出して、異常報知を行う異常報知制御(異常報知手段)が実行される。この異常報知制御では、まず、メダルの払い出し中であるか否かを判断し(S31)、該判断結果がNOである場合は、分岐板駆動部34a〜34cに組み込まれた分岐板姿勢センサの検出信号にもとづいて、分岐板33a〜33cの姿勢変化を判断する(S32)。この判断結果がYESの場合は、メダル払い出し口9a,9bから特殊器具が挿入されたと判断し、所定の報知動作を行う(S33)。
以上のように構成された本実施形態のスロットマシン1は、スタート操作に応じて、複数のリール21を回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール21上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンであって、複数のメダル払い出し口9a,9bから選択的にメダルを払い出し可能なメダル払い出し装置30と、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを、遊技上の演出として選択的に切換える払い出し口切換制御手段(制御部10による払い出し口切換制御)を備えることにより、メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口9a,9bを選択的に切換えるという従来にはない新たな演出態様が実現される。
これにより、新たな演出態様により、ボーナスゲームの内部当たりなどを遊技者に告知でき、また、遊技者は、周囲の遊技者に知られることなく、告知を認識できる。しかも、本発明による演出態様は、聴覚、視覚及び触覚を通じて遊技者に伝えられるので、内部当たりの発生等を遊技者に確実に告知・認識させることができる。
また、メダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えにより、メダルが受け皿8の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿8上のメダルを均す手間を省くことができる。
また、本実施形態では、第一及び第二の二つホッパ31a,31bを備えることにより、一方のホッパに故障等の障害が発生した場合にも、もう一方のホッパによるバックアップが可能となり、信頼性の高いスロットマシンを実現することができる。
また、メダル払い出し口9a,9bの選択的な切換えにより、メダルが受け皿8の一箇所に偏ることを防止できるので、遊技者が受け皿8上のメダルを均す手間を省くことができる。
また、本実施形態では、第一及び第二の二つホッパ31a,31bを備えることにより、一方のホッパに故障等の障害が発生した場合にも、もう一方のホッパによるバックアップが可能となり、信頼性の高いスロットマシンを実現することができる。
また、本実施形態の払い出し口切換制御(1)では、小役の種類に応じてメダル払い出し口9a,9bを切換えるという所定の切換えパターンを適用し、この切換えパターンを崩すことにより、ボーナスゲームの内部当たりを告知することができる。
また、本実施形態の払い出し口切換制御(2)では、二つのメダル払い出し口9a,9bから交互にメダルを払い出すという切換えパターンと、二つのメダル払い出し口9a,9bから同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスゲームの内部当たりを告知することができる。
また、本実施形態の払い出し口切換制御(2)では、二つのメダル払い出し口9a,9bから交互にメダルを払い出すという切換えパターンと、二つのメダル払い出し口9a,9bから同時にメダルを払い出すという切換えパターンとの移行により、ボーナスゲームの内部当たりを告知することができる。
また、本実施形態のメダル払い出し装置30は、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一ホッパ31a及び第二ホッパ31bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第一メダル経路32aと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第三メダル経路32cと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第四メダル経路32dと、第一メダル経路32aと第三メダル経路32cとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第一分岐板33aと、第二メダル経路32bと第四メダル経路32dとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第二分岐板33bと、第三メダル経路32cと第四メダル経路32dとの交差部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第三分岐板33cとを備えて構成されるので、ホッパ31a,31bの選択的な払い出し動作及び分岐板33a〜33cの選択的な切換え動作により、多様な払い出し態様を出現させることができるとともに、メダル経路を複雑にしてホッパゴトを抑止できる。
さらに、本実施形態のスロットマシン1は、分岐板33a〜33cの姿勢を検出する分岐板姿勢検出センサと、分岐板33a〜33cの異常な姿勢変化に応じて所定の報知動作を行う異常報知手段(制御部10による異常報知制御)とを備えるので、メダル払い出し口9a,9bから挿入される特殊器具を検出し、異常報知を行うことができる。
[第二実施形態]
つぎに、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンについて、図9を参照して説明する。なお、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、対応する説明を援用する。
図9は、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図である。
つぎに、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンについて、図9を参照して説明する。なお、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、対応する説明を援用する。
図9は、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図である。
この図に示すように、第二実施形態のスロットマシン1は、メダル払い出し装置30の構成が第一実施形態と相違している。
具体的に説明すると、第二実施形態のメダル払い出し装置30Bは、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一ホッパ31a及び第二ホッパ31bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第一メダル経路32aと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bとを備える点で前記実施形態のメダル払い出し装置30と同様であるが、第三メダル経路32c、第四メダル経路32d、分岐板33a〜33cなどが省かれている点が前記実施形態のメダル払い出し装置30と相違している。
具体的に説明すると、第二実施形態のメダル払い出し装置30Bは、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一ホッパ31a及び第二ホッパ31bと、第一ホッパ31aから排出されるメダルを第一メダル払い出し口9aへ導く第一メダル経路32aと、第二ホッパ31bから排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bとを備える点で前記実施形態のメダル払い出し装置30と同様であるが、第三メダル経路32c、第四メダル経路32d、分岐板33a〜33cなどが省かれている点が前記実施形態のメダル払い出し装置30と相違している。
メダル払い出し装置30Bをこのように構成すると、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと同様の効果が実現できるとともに、さらに、構造の簡略化や部品点数の削減により、コストダウンを図ることができるとともに、二つのホッパ31a,31bを選択的に払い出し動作させるだけの簡単な制御内容により、メダル払い出し口9a,9bの切換えが可能になる。
[第三実施形態]
つぎに、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンについて、図10を参照して説明する。なお、本実施形態においても、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、対応する説明を援用する。
図10は、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図である。
つぎに、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンについて、図10を参照して説明する。なお、本実施形態においても、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、対応する説明を援用する。
図10は、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンのメダル払い出し装置を示す正面斜視図である。
この図に示すように、第三実施形態に係るスロットマシン1のメダル払い出し装置30Cは、一つのホッパ31で構成されている点が前記実施形態のメダル払い出し装置30,30Bと相違している。具体的に説明すると、第三実施形態のメダル払い出し装置30Cは、貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な一つのホッパ31と、ホッパ31から排出されるメダルを第一メダル払い出し口9cへ導く第一メダル経路32aと、ホッパ31から排出されるメダルを第二メダル払い出し口9bへ導く第二メダル経路32bと、第一メダル経路32aと第二メダル経路32bとの分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える一つの分岐板33aとを備えて構成されている。
メダル払い出し装置30Cをこのように構成すると、上述した第一実施形態に係るスロットマシンと同様の効果が実現できるとともに、さらに、ホッパ31を二台設ける場合に比べ、大幅なコストダウンが可能になる。
以上、本発明のスロットマシンの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るスロットマシンは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態のスロットマシンでは、使用する遊技媒体がメダル(コイン)の場合を示したが、本発明に係るスロットマシンに使用可能な遊技媒体はメダルに限られず、例えば、パチンコ球と同様の遊技球を遊技媒体として使用することもできる。
例えば、上述した実施形態のスロットマシンでは、使用する遊技媒体がメダル(コイン)の場合を示したが、本発明に係るスロットマシンに使用可能な遊技媒体はメダルに限られず、例えば、パチンコ球と同様の遊技球を遊技媒体として使用することもできる。
本発明は、スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンに適用される。
1 スロットマシン
4 スタートレバー
5(5a〜5c) 停止ボタン
8 受け皿
9(9a,9b) メダル払い出し口
10 制御部
20 ドラムユニット
21(21a〜21c) リール
30,30B,30C メダル払い出し装置
31(31a,31b) ホッパ
32 メダルガイド部材
32a〜32d メダル経路
33(33a〜33c) 分岐板
4 スタートレバー
5(5a〜5c) 停止ボタン
8 受け皿
9(9a,9b) メダル払い出し口
10 制御部
20 ドラムユニット
21(21a〜21c) リール
30,30B,30C メダル払い出し装置
31(31a,31b) ホッパ
32 メダルガイド部材
32a〜32d メダル経路
33(33a〜33c) 分岐板
Claims (8)
- スタート操作に応じて、複数のリールを回転させるとともに、所定の当せん確率で内部抽せんを行い、この内部抽せんに当せんしたとき、各リール上の図柄が所定の入賞配列で停止することを許容し、その入賞内容に応じてメダルを払い出すスロットマシンであって、
複数のメダル払い出し口から選択的にメダルを払い出し可能なメダル払い出し装置と、
メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を、所定のタイミングで選択的に切換える払い出し口切換制御手段と、を備える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記払い出し口切換制御手段が、
メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口の選択的な切換えによって、内部抽せんの抽せん結果、内部抽せんにおける当せんの期待度、内部抽せんの抽せん確率、及び/又は、滞在中の遊技モードを遊技者に告知する
請求項1記載のスロットマシン。 - 前記払い出し口切換制御手段が、
メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口を所定の切換えパターンで切換えるとともに、この切換えパターンを崩すことによって前記告知を行う
請求項1又は2記載のスロットマシン。 - 前記払い出し口切換制御手段が、
メダルの払い出しに使用するメダル払い出し口の切換えパターンを複数種類備え、切換えパターンの移行によって前記告知を行う
請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メダル払い出し装置が、
貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一及び第二のホッパと、
前記第一のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、
前記第二のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、を備える
請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メダル払い出し装置が、
貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な一つのホッパと、
前記ホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、
前記ホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、
前記第一のメダル経路と前記第二のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える分岐板と、を備える
請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記メダル払い出し装置が、
貯留メダルの中から任意枚数のメダルを排出可能な第一及び第二のホッパと、
前記第一のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第一のメダル経路と、
前記第二のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第二のメダル経路と、
前記第一のホッパから排出されるメダルを第二のメダル払い出し口へ導く第三のメダル経路と、
前記第二のホッパから排出されるメダルを第一のメダル払い出し口へ導く第四のメダル経路と、
前記第一のメダル経路と前記第三のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第一の分岐板と、
前記第二のメダル経路と前記第四のメダル経路との分岐部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第二の分岐板と、
前記第三のメダル経路と前記第四のメダル経路との交差部に設けられ、メダルの排出先を選択的に切換える第三の分岐板と、を備える
請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記分岐板の姿勢を検出する分岐板姿勢検出手段と、
前記分岐板の異常な姿勢変化に応じて所定の報知動作を行う異常報知手段と、を備える
請求項6又は7記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005306583A JP2007111288A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005306583A JP2007111288A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007111288A true JP2007111288A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38094011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005306583A Pending JP2007111288A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007111288A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167085A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2009055953A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Aruze Corp | 遊技機 |
US9071491B2 (en) | 2010-02-12 | 2015-06-30 | Lg Electronics Inc. | Method for transmitting control information and apparatus for the same |
-
2005
- 2005-10-21 JP JP2005306583A patent/JP2007111288A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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