JP2007108038A - 車両試験装置 - Google Patents

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達也 鷺山
Makoto Ikezaki
誠 池崎
Teruo Yoshida
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Abstract

【課題】走行時の状況のみならず、発熱する停止中の車両の実情に近い状況を再現することができる車両試験装置を提供することである。
【解決手段】車両8を収容する試験室2と、試験室2内の車両8に向けて空気流29を供給する空気流供給手段と、車両8の設置位置を実質的に変化させない車両走行状態再現手段とを備えた車両試験装置1において、試験室2の天井側には、試験室2外に連通する昇温空気流排気通路7の開口が設けてあり、停止中又は微速走行中を想定した発熱する車両8によって暖められた空気が、昇温空気流排気通路7を介して試験室2外へ排出されるように、昇温空気流排気通路7の開口は、車両8によって加熱された空気が上昇して到達する位置に設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の走行状況や停止状況を試験室内で模擬的に再現することができる車両試験装置に関するものである。
車両に所定の風速の空気流を吹き付けて、走行及び停止する車両の状況を再現することができる試験装置が、例えば特許文献1〜3に開示されている。
特開平10−48091号公報 特開2000−65690号公報 特開平11−237317号公報
数十年前は、エアコンを搭載した車両は少数であったが、昨今の車両は、その大半がエアコンを搭載している。上記文献には、車両の実走状況を模擬的に再現するための様々な工夫がなされているが、昨今は、エアコンを作動させて、より実情に近い状況を再現する必要性が出てきた。
図7は、従来の車両試験装置50の模式図である。車両試験装置50は、車両51を収容する試験室52を備えている。試験室52には、車両51の前方から空気流を供給する空気流供給路53と、車両51を通過した空気流を排出する空気流排出路54とを設けている。
特許文献1〜3に開示されている従来の車両試験装置は、図7に示す車両試験装置50と同様の構成を備えている。
停止中の車両であっても、アイドリング状態であったり、搭載したエアコンが作動中であれば、車両は発熱している。そのため、車両の周囲の空気は、熱伝達されて昇温する。
図7の車両試験装置50において、発熱する車両51の、停止時の状況を再現するには、基本的に車速がゼロであるため、車両51に空気流を吹き付ける必要はない。そのため、発熱する車両51から熱伝達されて昇温した空気により、試験室52内には矢印で示すような対流55が生じる。
このまま放置すると、試験室52内の室温が上昇してしまい、車両51の周囲の環境が変化してしまう。そこで、試験室52内の温度上昇を回避するために、空気流供給路53から微風を供給すると、昇温した一部の空気を空気流排出路54から排出することはできるが、依然として対流55を解消することはできない。
完全に対流55を解消しようとすると、車両51に対して、空気流供給路53から無視できない風速の空気流を供給しなければならず、車両51が停止している車速ゼロ(風速ゼロ)状態を再現することができない。
特許文献2に開示されている「環境試験装置」は、停止時の車両の温度は低温になることを前提条件として構成されており、試験室内には対流が生じないものとして、供給した空気流が車両の上方を通過するように構成されている。しかし、車両51が停止していても、アイドリング状態であったり、搭載したエアコンを作動させていると、車両51のエンジンは、試験室52内に対流を生じさせる程度の温度を呈している。
特許文献1と3に開示されている「環境試験用風洞」及び「密閉室」では、車両の走行時における状況(環境)は良好に再現することができるが、発熱する車両が停止している状態を再現することはできない。
また、特許文献1〜3には開示されていないが、一般に従来は、試験室の容積を大きくすることで試験室内の環境の均一化を図ろうとする傾向があった。そのため、車両試験装置を構築するためには、広い敷地が必要であった。
そこで本発明では、走行時の状況のみならず、発熱する停止中の車両の実情に近い状況を再現することができる車両試験装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明では、車両を収容する試験室と、前記試験室内の車両に向けて空気流を供給する空気流供給手段と、前記車両の設置位置を実質的に変化させない車両走行状態再現手段とを備えた車両試験装置において、前記試験室の天井側には、試験室外に連通する昇温空気流排気通路の開口が設けてあり、停止中又は微速走行中を想定した発熱する車両によって暖められた空気が、前記昇温空気流排気通路を介して試験室外へ排出されるように、昇温空気流排気通路の開口は、前記車両によって加熱された空気が上昇して到達する位置に設けた。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、空気流供給手段は、車両の前方上方から車両の前方下部に向かって試験室内に空気を流入させ、前記流入させた空気が、前記車両によって加熱された空気と入れ替わるようにした。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、空気流供給手段は、車両の前方から車両に向かって車速に応じた風速の空気流を試験室内に導く空気流供給路と、前記排気通路とは別に、前記空気流を試験室の外に導く空気流排出路とを備えた。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかの発明において、試験室内に供給する空気の温度と湿度とを、想定する所定の試験環境に応じて調整する空調手段を備えた。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、空調手段によって調整された後に、前記空気流供給路から試験室内に供給された空気流が、車両の下部へ達するようにした。
請求項6の発明では、車両を収容する試験室と、試験室内の車両に車速に応じた風速の空気流を供給する空気流供給手段と、前記車両の設置位置を実質的に変化させない車両走行状態再現手段とを備えた車両試験装置において、前記車両試験装置は、車両の走行モードと停止モードで稼働可能であり、前記試験室には、前記走行モードで、車両の前方から車両に向かって、車速に応じた風速の空気流を供給する空気流供給路と、前記空気流を排出する空気流排出路とが接続されており、前記試験室には、前記停止モードで、発熱する車両から熱伝達されて上昇する空気を排出する昇温空気流排気通路と、前記昇温空気流排気通路から排出される空気量と同程度の量の空気を供給する給気通路とが接続されており、前記走行モードと停止モードとを切替える切替手段を備えた。
請求項1の発明では、試験室の天井側には、排気通路の開口が設けてあるので、停止中又は微速走行中を想定した発熱する車両によって加熱されて昇温した空気は、上昇して排気通路の開口から排気通路に入り、排気通路を介して試験室外へ排出される。したがって試験室内の温度が、昇温した空気によって上昇してしまうことを回避することができる。
また、排気通路の開口を、車両によって加熱された空気が上昇して到達する位置に設けているので、加熱されて昇温した空気を排気通路の開口に到達し易くし、円滑に排気通路から昇温した空気を排出させることができる。
請求項2の発明では、空気流供給手段は、車両の前方上方から車両の前方下部に向かって試験室内に空気を流入させるようにしたので、流入させた空気が、車両によって加熱された空気と入れ替わる。そのため、試験室内は負圧にならず、昇温した空気の試験室外への排出を、より円滑に行うことができる。
請求項3の発明の車両試験装置は、空気流供給手段は、車両の前方から車両に向かって車速に応じた風速の空気流を試験室内に導く空気流供給路と、排気通路とは別に、空気流を試験室の外に導く空気流排出路とを備えているので、車両の停止状態から高速走行状態までを再現することができる。
請求項4の発明では、試験室内に供給する空気の温度と湿度とを、想定する所定の試験環境に応じて調整する空調手段を備えたので、試験室内の温度と湿度とを、良好に所定の範囲に保つことができる。
請求項5の発明では、空調手段によって調整された後に、空気流供給路から試験室内に供給された空気流が、車両の下部へ達するようにしたので、昇温して上昇する空気の流れは、全く阻害されることがなく、試験室内の温度、湿度、及び気圧が変動することを回避することができ、試験室内の環境の変動を阻止することができる。
請求項6の発明の車両試験装置は、車両の走行モードと停止モードで稼働可能であり、試験室には、走行モードで、車両の前方から車両に向かって、車速に応じた風速の空気流を供給する空気流供給路と、空気流を排出する空気流排出路とが接続されており、試験室には、停止モードで、発熱する車両から熱伝達されて上昇する空気を排出する昇温空気流排気通路と、昇温空気流排気通路から排出される空気量と同程度の量の空気を供給する給気通路とが接続されているので、停止時と走行時のいずれをも再現した車両試験を良好に行うことができる。
さらに請求項6の発明では、走行モードと停止モード、及びこれらのモードを切替える切替手段を備えているので、走行時を再現した試験と、停止中を再現した試験とを、任意に切り替えて実施することができる。
図1及び図2は、本発明を実施した車両試験装置1の全体図である。図1に示すように、車両試験装置1は、試験室2と空調設備20(空調手段)とを備えている。試験室2と空調設備20は、途中にダンパ3a及び3b(絞り弁)を備えた空気流供給路3で接続されている。ダンパ3a及び3bは、制御装置25(切替手段)で開度が制御される。空調設備20は、予め所定の温度及び湿度に調整した空気を、空気流供給路3を介して試験室2内へ供給する。その際、ダンパ3a及び3bの開度を調整して、空気流供給路3の流路断面積を変更することにより、試験室2へ供給する空気流の風速や風量を調整することができるようになっている。
図1に示すように、ダンパ3aとダンパ3bの間の空気流供給路3には、分岐部22が設けてある。分岐部23には、ダンパ5a(絞り弁)を備えた微風供給路5の一端が接続されている。微風供給路5の他端は、図2に示すように試験室2内に下向きに開口している。ダンパ5aは、制御装置25で開閉制御される。また、ダンパ5aは、後述する停止モードに設定された際に開き、通常は閉じている。
空調設備20は、大気を取り入れる給気管21を備えている。給気管21と空気流供給路3は、途中に開閉弁31aを備えたリターンループ通路31で接続されている。開閉弁31aを開き、ダンパ3aの開度を小さく設定すると、空調設備20で調整された空気は、リターンループ通路31を介して空調設備20に戻り、少量の空気が試験室2へ供給される。
また、図1に示すように、試験室2の天井には、ダンパ7a(絞り弁)と送風機7bを備えた排気通路7(昇温空気流排気通路)の一端が接続されている。ダンパ7aは、制御装置25で開閉制御される。排気通路7の他端は、試験室2の外部へ開口している。従って、ダンパ7aを開くことにより、試験室2の内外が連通するようになっている。さらに、試験室2には、ダンパ4a(開閉弁)と送風機4bを備えた空気流排出路4の一端が接続されている。ダンパ4aは、制御装置25で開閉制御される。空気流排出路4の他端は、試験室2の外部に開口している。
さらに、試験室2の床には、車両8の駆動輪を載せ、駆動輪の回転数に合わせて回転する図示しないシャーシダイナモ(車両走行状態再現手段)のローラが設けてあり、試験室2の天井には、日照を再現するための多数のライト(図示せず)が設けてある。
このような試験室2内で、アイドリング時、加速及び減速走行、低速から高速走行など、実際の道路上における走行を組合せた10モードや15モードの試験を再現する。また、坂道等の道路状況は、試験室2の床に設けた図示しないシャーシダイナモのローラの回転に抵抗を付与し、車両8の駆動輪に対して回転負荷を加えることで再現する。
車両試験装置1は、作動形態として停止モードと走行モードとを有している。停止モードは、車両8が停止している状態を試験室2内で再現するモードであり、走行モードは、車両8が、所定の速度で走行している状態を再現するモードである。
次に、車両試験装置1の作動形態について、停止モードと走行モードとに分けて、順に説明する。
まず、停止モードについて説明する。
停止モードでは、車両8の車速がゼロの状態を再現するため、試験室2への空気流29の供給は無用である。そのため、制御装置25は、図1に示すダンパ3bとダンパ4aとを閉じ、ダンパ5aとダンパ7aとを開く。
そして、試験室2内の空気と同じ温度及び湿度に調整された空気流10(試験環境の空気)を、微風供給路5を介して開口5bから試験室2内に供給する。図1に示すように、微風供給路5から供給された空気流10の進行方向は、下向きから水平方向に変わり、車両8の下部へ到達する。図示していないが、例えば、傾斜板等を配置し、空気流10の進行方向が、下向きから水平方向に変わり易くなるようにするのが好ましい。
車両8に搭載したエアコン(図示せず)を作動させるには、発電のためにエンジン8aを作動させる必要がある。エンジン8aによってエンジン8aの周囲の空気が昇温し、昇温した空気は、上昇して空気流9となり、排気通路7から排出される。
停止モードにおいては、図1に示すダンパ3bは全閉となり、送風機3cは停止している。さらにダンパ5aの開度を調整することにより、微風供給路5から試験室2内に供給される空気(空気流10)の流入量が、排気通路7から排出される昇温した空気の排出量に相当する量となるように調整される。また、排気通路7に送風機7bを設けているため、空気流9の排出を円滑に行うことができる。
停止モードでは、微風供給路5から試験室2内に供給する空気流10によって、試験室2内に空気流を生じさせる意図はなく、昇温して生じた空気流9が試験室2から排出されることによって、試験室2内が負圧とならないように、かつ、空気流9が円滑に排出されるように試験室2内の空気と同じ温度及び湿度に調整された空気を供給する。これにより、試験室2内に、高温の空気が滞留することがなくなり、試験室2内の室温が上昇することを回避することができる。
車両8の図示しないラジエータのファンによって昇温した空気が掃き出され、昇温した空気は、車体とタイヤの間等の隙間から排出されるので、空気流10は、車両8の低い位置(例えば、床面からの高さが50cm以下の位置)へ供給するのが好ましい。本実施の形態では、空気流10を床面に沿って車両8の方向へ供給することができる。
車両8に搭載するエアコンには、外気導入と内気循環の切り替えがある。外気導入の場合には、車両8の前側から空気を吸い込む。車両8の停止中は、エンジンで加熱された空気が車内に吸い込まれる。その吸い込んだ空気の温度を検出し、エアコンは車内が設定温度となるように作動する。
従来型のような車両試験装置50(図7)では、空気流供給路53から気流が供給されると、低温の空気流が車両51に向かって供給されるため、エアコンの出力が下がってしまい、燃費試験に影響が出た。また、停止モードにおいて、空気流を供給しなければ、試験室52内が上昇してしまい、車両51の試験環境を一定に維持することができなくなる。
しかし、本発明を実施した車両試験装置1では、昇温した空気流9を円滑に試験室2内から排出し、代わりに、空調設備20で調整された空気流10を試験室2内に供給することができるので、車両8の試験環境を一定に保つことが可能である。また、ほぼ自然対流に等しい状況を実現することができるので、エアコンの出力が下がるという不具合も解消される。
昇温した空気流9が、試験室2内を循環しないようにするため、試験室2の高さは、空気流9を排出(回収)できる高さに設定する必要がある。そこで、試験室2の高さは、例えば、2.5m〜4m程度に設定すると、空気流9を良好に回収することができる。
従来型の車両試験装置では、試験室の容積を大きくすることで、昇温した空気によって試験室内の室温が上昇することを抑制しようとしていた。上述したように、本発明を実施すると、試験室2の容積を従来のように大きくすることなく、試験室2内の室温を一定に維持することができる。
次に、走行モードについて説明する。
図2は、図1の車両試験装置1が、走行モード状態となった場合の全体系統図である。
前述したように、走行モードは、車両8が所定速度で走行している状態を再現するモードである。そのため、制御装置25により、ダンパ3bの開度調整が行われ、再現する車速に応じた風速の空気流29が、送風機3cから試験室2内に供給される。
その際、制御装置25は、微風供給路5のダンパ5aと排気通路7のダンパ7aとを閉じ、空気流排出路4のダンパ4aを開くように制御する。送風機3cによって試験室2内に供給された空気流29は、車両8を通過し、空気流排出路4から排出される。その際、空気流排出路4に備えた送風機4bを作動させることにより、空気流29の排出は、円滑に行われる。
図1及び図2では、制御装置25と各ダンパとが、信号線で接続されている状態を示しているが、実際には、各送風機も制御装置25と信号線で接続されており、制御装置25によって各送風機の作動(停止モード、走行モード)及び出力量の制御が行われる。
以上のように構成された車両試験装置1を使用して得られた種々のデータ(例えば、車両8の走行時や、エアコンを作動させた停止時における燃費を評価するためのデータ等)を、図示しない評価装置に送り、車両8の性能を評価する。
図3〜図6は、本発明を実施した図1及び図2に示す車両試験装置1よりも現実的な車両試験装置40の全体系統図である。車両試験装置40は、試験室2内に空気を供給するための空気流供給路3及び微風供給路5と、試験室2内から空気を排出する排気通路7及び空気流排出路4とを備えている。
以下において、まず、試験室2内に空気を供給する経路から説明し、その後、試験室2内から空気を排出する経路を説明する。
空気流供給路3の上流側には、空調設備20が接続されている。この空調設備20には、途中に送風機30bと開閉弁30a(ダンパ)とを備えた外気導入路30が接続されている。よって、空調設備20には、外気導入路30を介して外気が取り入れられ、取り入れられた外気は、空調設備20によって設定された試験環境に応じた温度及び湿度に調整された後、後述するように空気流供給路3又は微風供給路5を介して、試験室2内に供給される。
図3に示すように、空気流供給路3の空調設備20の近くには開閉弁3a(ダンパ)が設けてある。この開閉弁3aと空調設備20の間の空気流供給路3と、外気導入路30とは、途中に開閉弁31a(ダンパ)を備えたリターンループ通路31で接続されている。さらに、空調設備20とリターンループ通路31の間の空気流供給路3には、送風機20aが設けてある。よって、開閉弁3a及び開閉弁31aの開度を調整することにより、空調設備20で調整された空気を、全て試験室2内に供給することもできれば、リターンループ通路31を介して全て空調設備20に戻すこともできる。開閉弁3a及び開閉弁31aの開度の調整方法は後述する。
図3に示すように、微風供給路5は、空気流供給路3から分岐して設けられたものであり、微風供給路5の途中には開閉弁5a(ダンパ)が設けてある。また、微風供給路5の開口5bが、試験室2内に開口している。
試験室2内に配置された空気流供給路3の先端部には、送風機3cが設けてあり、この送風機3cの上流側の直近には開閉弁3b(ダンパ)が設けてある。
次に、試験室2内から空気を排出する経路について説明する。
図3に示すように、試験室2の天井22には、排気通路7の開口22aが設けられている。排気通路7の途中には、送風機7bと開閉弁7a(ダンパ)とが設けてあり、開閉弁7aより先は、大気に開放されている。また、送風機7bと開閉弁7aの間の排気通路7は、途中に開閉弁34a(ダンパ)を備えた回帰通路34によって外気導入路30と接続されている。
また、図3に示すように、車両試験装置40には空気流排出路4が設けられている。空気流排出路4は、空気流供給路3の送風機3cから試験室2内に供給されて、車両8を通過した空気流を回収する。空気流排出路4には、開閉弁4aと送風機4bとが設けられている。送風機4bは、空気流供給路3によって試験室2内に供給された空気流の回収を促進する機能を有する。また、空気流排出路4の開閉弁4aの上流側は、途中に開閉弁33aを備えた回帰通路33によって、外気導入路30の開閉弁30aの下流側と接続されている。
さらに、図3に示すように、試験室2の車両8の配置部分の床には、途中に送風機32aを備えた風速調整路32を設けている。風速調整路32の下流端部は、空気流排出路4と接続されている。
次に、車両試験装置40の動作を説明する。
車両8の車速がゼロ、つまり、車両8が停止しており、尚かつ、その車両8が発熱している状態(アイドリング状態、及びエンジン停止直後の余熱が残っている場合を含む)を再現する場合には、車両8の設置位置を実質的に変化させないシャーシダイナモのローラの回転を停止させ、車両試験装置40は、図3に示す形態を採る。すなわち、外気導入路30から空調設備20に供給された空気の大半がリターンループ通路31を流れ、残りの少量の空気が、微風供給路5から車両8に向けて供給される。このとき、空気流供給路3の送風機3cは停止しており、送風機3cの直近に設けた開閉弁3bは閉じている。
図3に示すように、微風供給路5は、上方から車両8に向けて微風を供給する。発熱する車両8によって、車両8の上部の空気は昇温し、昇温した空気は昇温空気流9として上方へ流れる。そして、昇温した空気は、開口22aから排気通路7に入り、排気通路7を介して試験室2の外部へ排出される。
この昇温空気流9が、試験室2から排出されることにより、試験室2内が負圧とならない程度の空気流10(微風)が、微風供給路5から試験室2内に供給されるように、開閉弁3aの開度が調整される。また、排気通路7に設けた送風機7bは、強制的に昇温した空気流9を試験室2内から掃き出すものではなく、排気通路7内の流通抵抗によって空気流9の流れが滞らないように、この抵抗分を補う程度に空気流9の排出を促すものである。
ここで、空気流9を大気へ排出するなら開閉弁7aを全開に設定し、かつ、開閉弁34aを全閉に設定する。逆に、開閉弁7aを全閉に設定し、かつ、開閉弁34aを全開に設定すると、空気流9を空調設備20へ戻すことができ、再利用を図ることができる。
このように、試験室2から排出される空気流9の排出量と同程度の量の空気流10(微風)を微風供給路5から供給することにより、試験室2内の気圧は一定に保たれる。また、空気流9は、上昇して、試験室2の天井22に設けた開口22aから排気通路7に入って外部に円滑に排出され、空気流9と入れ替わるように空気流10が微風供給路5から試験室2内に供給され、試験室2内の温度、湿度、及び気圧は一定に保たれる。
なお、停止中の車両8(シャーシダイナモのローラの回転を停止させて停止状態を再現した車両8)が発熱する場合としては、例えば、走行後、信号等で停止して間もない場合や、停止中にエアコンを作動させている場合、又は、日射によって車両8の車体に蓄熱された熱が放散される場合等が考えられる。日射を再現するには、従来の車両試験装置と同様に、天井に多数のライトを配置すればよい。
次に、車両8の低速走行時の状況を再現する場合を、図4を参照しながら説明する。
低速走行を再現する場合には、開閉弁3aの開度を、図3の車両停止時を再現した場合よりも大きく設定する。さらに、空気流供給路3の送風機3cの直近に設けた開閉弁3bを開き、送風機3cを作動させる。
低速走行時を再現する車両8に向かって、車速に応じた風速の空気流29が、空気流供給路3の送風機3cから供給される。その際、車両8の車体表面の抵抗により、若干、送風機3cから供給する空気流29の風速が落ちるため、その落ちる分だけの風速を補う空気流39を送風機3cから供給し、車両8の下部の床に配置した風速調整路32から空気流39を排出する。風速調整路32から排出する空気流39の量は、送風機32aの出力量で調整することができる。
昇温空気流9は、前述の図3で説明した通りに試験室2から排出され、昇温空気流9と入れ替わるように微風供給路5から空気流10(微風)が供給される。また、送風機3cから供給された空気流29は、空気流排出路4の受け口4cから空気流排出路4内に回収され、試験室2の外部へ排出される。その際、開閉弁33aを閉じ、かつ、開閉弁4aを開くと、回収した空気流29、及び、空気流39は、大気へ放出される。逆に、開閉弁33aを開き、かつ、開閉弁4aを閉じると、回収した空気流29、39を再利用することができる。
次に、車両8の中速走行の状況を再現する場合を、図5を参照しながら説明する。中速走行を再現する場合には、微風供給路5に備えた開閉弁5aを閉じ、車両8への微風の供給を停止すると共に、排気通路7の送風機7bを停止し、さらに開閉弁7a及び開閉弁34aを閉じる。その上で、低速走行時よりも上昇する速度の分だけ空気流供給路3の送風機3cから供給する空気流29の風速が増大するように、開閉弁3bの開度と送風機3cの出力を調整する。
車両8の停止の状況、又は、低速走行の状況の再現時は、車両8の周囲の空気の動きが小さいため、図3に示す昇温した空気流9と円滑に入れ替わる空気流10(微風)を微風供給路5から供給する必要があったが、中速走行及び後述する高速走行の状況の再現時には、車両8の周囲に十分な空気流29が供給されるため、もはや空気流10(微風)を供給する必要性がなくなり、微風供給路5からの空気流10の供給を停止する。
最後に、車両8の高速走行時の状況を再現する場合を、図6を参照しながら説明する。高速走行を再現する場合には、中速走行時を再現する場合よりも、さらに空気流29(風速)を増大させなければならないので、リターンループ通路31の開閉弁31aを全閉し、空調設備20で調整された空気を、全て空気流29及び空気流39として試験室2内に供給する。その他は、中速走行時を再現する場合と同じである。
以上において、低速とは、例えば、時速30km以下の走行速度であり、中速とは、例えば、時速30km〜60kmの範囲の走行速度であり、また、高速とは、例えば、時速60km以上の走行速度である。また、停止、低速、中速、及び高速と場合分けしたが、4段階のみをポイント的に再現するだけではなく、例えば、停止から低速、低速から中速への移行時などを再現することもできる。
図3〜図6の車両試験装置40において、各開閉弁の開度及び各送風機の出力量は、停止時、低速走行時、中速走行時、及び高速走行時の4つのモードとして予め設定しておき、各モードを切り替えるように図示しない制御装置で制御すると、制御装置としては、簡易なものを採用することができる。
本発明は、車両8の停止時、又は、低速走行時の状況を再現する際に実施されるものである。すなわち本発明を実施すると、アイドリング時、加速及び減速走行、低速から高速走行など、実際の道路上における走行を組合わせた10モードや15モードのうち、アイドリング時と低速走行時の状況を試験室内で良好に再現することができる。
本発明を実施した車両試験装置の全体系統図で、車両の停止時の状態を再現した状態を示すものである。 図1の車両試験装置において、車両の走行時の状態を再現した車両試験装置の全体系統図である。 図1とは別の車両試験装置の全体系統図で、車両の停止時の状態を再現した状態を示すものである。 図3において、車両の低速走行時の状況を再現した車両試験装置の全体系統図である。 図3の車両試験装置において、車両の中速走行時の状況を再現した車両試験装置の全体系統図である。 図3の車両試験装置において、車両の高速走行時の状況を再現した車両試験装置の全体系統図である。 従来の車両試験装置の模式図である。
符号の説明
1 車両試験装置
2 試験室
3 空気流供給路
4 空気流排出路
5 微風供給路(給気通路)
6 床面
7 排気通路(昇温空気流排気通路)
8 車両
9 昇温した空気流
10 空気流
20 空調設備(空調手段)
25 制御装置(切替手段)
40 車両試験装置

Claims (6)

  1. 車両を収容する試験室と、前記試験室内の車両に向けて空気流を供給する空気流供給手段と、前記車両の設置位置を実質的に変化させない車両走行状態再現手段とを備えた車両試験装置において、
    前記試験室の天井側には、試験室外に連通する昇温空気流排気通路の開口が設けてあり、
    停止中又は微速走行中を想定した発熱する車両によって暖められた空気が、前記昇温空気流排気通路を介して試験室外へ排出されるように、前記昇温空気流排気通路の開口は、前記車両によって加熱された空気が上昇して到達する位置に設けてあることを特徴とする車両試験装置。
  2. 前記空気流供給手段は、車両の前方上方から車両の前方下部に向かって試験室内に空気を流入させ、前記流入させた空気が、前記車両によって加熱された空気と入れ替わることを特徴とする請求項1に記載の車両試験装置。
  3. 前記空気流供給手段は、車両の前方から車両に向かって車速に応じた風速の空気流を試験室内に導く空気流供給路と、前記昇温空気流排気通路とは別に、前記空気流を試験室の外に導く空気流排出路とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両試験装置。
  4. 試験室内に供給する空気の温度と湿度とを、想定する所定の試験環境に応じて調整する空調手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の車両試験装置。
  5. 前記空調手段によって調整された後に、前記空気流供給路から試験室内に供給された空気流が、車両の下部へ達するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の車両試験装置。
  6. 車両を収容する試験室と、試験室内の車両に車速に応じた風速の空気流を供給する空気流供給手段と、前記車両の設置位置を実質的に変化させない車両走行状態再現手段とを備えた車両試験装置において、
    前記車両試験装置は、車両の走行モードと停止モードで稼働可能であり、
    前記試験室には、前記走行モードで、車両の前方から車両に向かって、車速に応じた風速の空気流を供給する空気流供給路と、前記空気流を排出する空気流排出路とが接続されており、
    前記試験室には、前記停止モードで、発熱する車両から熱伝達されて上昇する空気を排出する昇温空気流排気通路と、前記昇温空気流排気通路から排出される空気量と同程度の量の空気を供給する給気通路とが接続されており、
    前記走行モードと停止モードとを切替える切替手段を備えたことを特徴とする車両試験装置。
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