JP2004060999A - 駐車場換気システムおよび冷却塔システム - Google Patents

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堀居 和作
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武田 和彦
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Abstract

【課 題】地下駐車場などを小さなランニングコストで換気する駐車場換気システムおよび、その換気システムなどに最適な冷却塔システムを提供する。
【解決手段】駐車場換気システムは、機械室(2)にガスタービン(18)またはボイラーが配備され、このガスタービンまたはボイラーの吸気口が、駐車場(3)の空気排出口(31)に吸込流路(32)を介して接続されている。吸込流路にはファイヤーダンパ(34)が設けられている。そして、ガスタービンまたはボイラーは、駐車場の空気と駐車場外の空気とを選択的に吸い込むべく構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下駐車場などの屋内の駐車場の空気を換気する駐車場換気システムおよび、その換気システムなどに最適な冷却塔システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下駐車場などの屋内の駐車場では、自動車から排気ガスが排出されるため、換気を行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この換気は送風機などで強制的に行われており、ランニングコストが大きくなっている。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、地下駐車場などを小さなランニングコストで換気する駐車場換気システムおよび、その換気システムなどに最適な冷却塔システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の駐車場換気システムは、機械室(2)にガスタービン(18)またはボイラーが配備され、このガスタービンまたはボイラーの吸気口が、駐車場(3)の空気排出口(31)に吸込流路(32)を介して接続されている。
【0006】
また、前記吸込流路にはファイヤーダンパ(34)が設けられていることがある。
そして、前記ガスタービンまたはボイラーは、駐車場の空気と駐車場外の空気とを選択的に吸い込むべく構成されていることがある。
【0007】
さらに、前記吸込流路から分岐して、駐車場外の空気を導入する分岐流路(36)が設けられるとともに、駐車場からの空気と駐車場外からの空気とを選択的に切り換える流路切換装置(38)が設けられていることがある。
また、前記ファイヤーダンパが作動して吸込流路を遮断した際には、前記ガスタービンまたはボイラーは、駐車場外の空気を吸い込むことがある。
【0008】
そして、前記ガスタービンまたはボイラーとは別に、駐車場へ送気する送気機能を少なくとも有する第1送風装置(46)と、駐車場から排気する排気機能を少なくとも有する第2送風装置(47)とを備えていることがある。
さらに、空気汚染センサ(52)が前記空気排出口付近に配置されており、この空気汚染センサが空気の汚染を検知すると、第2送風装置が作動して、駐車場の空気を排気することがある。
また、前記ガスタービンまたはボイラーとは別に、前記空気排出口から駐車場の空気を排出する空気排出装置(42)が設けられていることがある。
【0009】
そして、前記空気排出口に近接して、第2空気排出口(41)が配置され、この第2空気排出口から駐車場の空気を排出する空気排出装置が設けられていることがある。
さらに、水を空気で冷却する冷却塔(66)が設けられ、この冷却塔からの湿気た空気を、前記ガスタービンまたはボイラーに供給することがある。
また、前記冷却塔が駐車場内に設置されていることがある。
【0010】
そして、冷凍機(11)が機械室内に設置され、前記冷却塔で冷却された水が、冷凍機の熱交換部(11a)に流入することがある。
【0011】
本発明の冷却塔システムは、水を空気で冷却する冷却塔が設けられ、この冷却塔からの湿気た空気を、ガスタービンまたはボイラーの吸気口に供給すべく冷却塔の排気ダクト(71)がガスタービンまたはボイラーの吸気口に接続されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における駐車場換気システムの実施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説明する。図1は本発明の実施の第1の形態にかかる換気システムの概略図である。図2は図1の換気システムの要部平面図である。図3は冷凍機の駆動系のシステム図である。図4は制御装置の入出力の概略図である。
【0013】
ビル1の地下には、機械室2および地下駐車場3が設けられ、機械室2は地下駐車場3に隣接している。そして、地下駐車場3には複数の車両4が駐車することができる。
【0014】
機械室2には、ビル1の空調用の冷凍機11および、冷凍機11を駆動する駆動システムが設けられている。
この冷凍機11の駆動系を説明する。
圧縮式冷凍機であるターボ式冷凍機11の回転軸に、発電・電動機12の回転軸が電磁クラッチや流体継手などの第1クラッチ13を介して連結されている。発電・電動機12は、発電兼用の電動機であり、電源16から給電されたり、また、発電時には電源16に電気を供給したりすることができる。そして、発電・電動機12の回転軸の他端には、ガスタービンエンジン18の回転軸が電磁クラッチや流体継手などの第2クラッチ19を介して連結されている。ガスタービンエンジン18には燃料として都市ガスなどの燃料ガスが供給されるとともに、ガスタービンエンジン18の排ガスは吸収式冷凍機21に供給される。吸収式冷凍機21からの排気ガスは脱硝装置22でNOxを除去した後に外気に放出される。ターボ式冷凍機11および吸収式冷凍機21は空気を冷却しており、ビル1の空調に利用されている。また、ターボ式冷凍機11の凝縮器である熱交換器(熱交換部)11aには冷水が供給され、ターボ式冷凍機11の冷媒を冷却している。
【0015】
そして、夏場などのターボ式冷凍機11の負荷が大きい場合には、第1クラッチ13および第2クラッチ19を接続して、ガスタービンエンジン18でターボ式冷凍機11を駆動するとともに、ガスタービンエンジン18の排気ガスで吸収式冷凍機21を稼働することができる。
初夏や夏の終わりなどのターボ式冷凍機11の負荷が小さい場合には、第1クラッチ13を接続し、第2クラッチ19を切断して、発電・電動機12に電気を供給し発電・電動機12でターボ式冷凍機11を駆動することができる。この場合には、ガスタービンエンジン18は停止している。
涼しくなって、冷房が不要となり、ターボ式冷凍機11が稼働する必要がなくなると、第2クラッチ19を接続し、第1クラッチ13を切断して、ガスタービンエンジン18を稼働し、発電・電動機12で発電を行い、電源16に電気を供給することができる。
【0016】
地下駐車場3には、空気排出口31が設けられ、この空気排出口31が吸込流路32を介してガスタービンエンジン18の吸気口に接続されている。したがって、ガスタービンエンジン18の稼働時には、地下駐車場3の空気は空気排出口31および吸込流路32を介してガスタービンエンジン18に吸い込まれる。吸込流路32は、ファイヤーダンパ34が設けられている。このファイヤーダンパ34は、通常時は開いており、火災時に閉じる。そして、ファイヤーダンパ34が閉じると、ガスタービンエンジン18は空気を吸い込むことができなくなるので、吸込流路32から分岐して分岐流路36が設けられている。分岐流路36の他端は、ビル1の外側や機械室2に開口しており、外気や機械室2内の空気を導入することができる。そして、ガスタービンエンジン18への空気の流れを、空気排出口31からの流れと分岐流路36からの流れとに選択的に切り換える流路切換装置38が設けられている。この流路切換装置38は、ファイヤーダンパ34が作動して閉じた際には、分岐流路36からの流れに切り換え、一方、ファイヤーダンパ34が開いている際には、空気排出口31からの流れに切り換える。
【0017】
また、ガスタービンエンジン18は、一般的には昼間の間は常時運転しているが、メンテナンス時などには停止することがある。そこで、空気排出口31に近接して第2空気排出口41が配置され、この第2空気排出口41から地下駐車場3の空気を外部に排出する空気排出装置である代替用送風機42が設けられている。代替用送風機42は、ガスタービンエンジン18のメンテナンス時などの停止時に作動し、地下駐車場3の空気をビル1の外部に排出する。
【0018】
さらに、第1送風装置である送気用送風機46および第2送風装置である排気用送風機47が設けられ、送気用送風機46は外気を地下駐車場3内に送風し、排気用送風機47は地下駐車場3の空気を外部に排出する。そして、地下駐車場3には火災を検知する火災センサ51および、空気の汚染を検知する空気汚染センサ52が設けられている。この空気汚染センサ52は、空気排出口31の付近に配置されている。
【0019】
この様に構成されている駐車場換気システムには制御装置61が設けられており、この制御装置61はマイコンなどで構成されている。そして、図4に図示するように、この制御装置61には、種々の電気部品が接続されているが、本発明に関係する電気部品としては、入力側に、火災センサ51および空気汚染センサ52などが接続され、一方、出力側に、ファイヤーダンパ34、流路切換装置38、排気用送風機47、代替用送風機42およびガスタービンエンジン18などが接続されている。
【0020】
次に、この様に構成されている実施の形態の駐車場換気システムの作動の概略を説明する。
通常はガスタービンエンジン18が稼働しており、地下駐車場3内の空気は、空気排出口31および吸込流路32を介して、ガスタービンエンジン18の吸気口から吸い込まれ、ガスタービンエンジン18で燃焼して、排気ガスとなってビル1の外に排出される。また、外気が送気用送風機46により地下駐車場3内に送り込まれているため、地下駐車場3の空気は、送気用送風機46から空気排出口31に向かって常時流れる。
【0021】
前述のように、空気排出口31の付近に空気汚染センサ52が設けられており、地下駐車場3の空気が車両4の排気ガスにより汚染されると、空気汚染センサ52が検知し、その検知信号が制御装置61に入力される。すると、制御装置61は排気用送風機47に稼働信号を出力し、地下駐車場3の空気を排出する。一方、空気汚染センサ52が空気の汚染を検知しなくなると、制御装置61は排気用送風機47に停止信号を出力する。この様に、制御装置61は、空気汚染センサ52が空気の汚染を検知すると、排気用送風機47を稼働させる手段を具備している。
【0022】
また、火災センサ51が火災を検知すると、その検知信号が制御装置61に入力される。すると、制御装置61はファイヤーダンパ34に閉信号を出力し、ファイヤーダンパ34を閉じるとともに、流路切換装置38に切換信号を出力し、分岐流路36からガスタービンエンジン18へ空気が流れるように切り換える。この様に、制御装置61は、火災センサ51が火災を検知すると、ファイヤーダンパ34を閉じるとともに、分岐流路36からガスタービンエンジン18へ空気が流れるように流路切換装置38を切り換える手段を具備している。
【0023】
さらに、制御装置61はガスタービンエンジン18に停止信号を出力した際には、代替用送風機42に稼働信号を出力し、代替用送風機42を稼働させ、第2空気排出口41から地下駐車場3の空気を排出する。この様に、制御装置61は、ガスタービンエンジン18に停止信号を出力した際には、代替用送風機42に稼働信号を出力する手段を具備している。
【0024】
前述のように、実施の形態では、地下駐車場3の空気は、発電や冷凍機の駆動に用いられるガスタービンエンジン18の吸気により吸い込まれており、別途、送風機を稼働させるよりも、ランニングコストを低くすることができる。
また、ガスタービンエンジン18により、地下駐車場3の空気は略常に流れており、地下駐車場3の空気の汚染は、空気排出口31の付近に設けられている空気汚染センサ52で検知することができる。したがって、従来の様に地下駐車場3に空気汚染センサ52を多数設ける必要がなくなる。
さらに、ガスタービンエンジン18の吸気のみでは、地下駐車場3の換気が不十分な場合には、排気用送風機47を稼働することにより、換気を行うことができる。
【0025】
次に、本発明における換気システムの実施の第2の形態について図5を用いて説明する。図5は実施の第2の形態の要部拡大図である。なお、この実施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0026】
実施の第2の形態では、冷却塔66が地下駐車場3に設けられている。機械室2にはポンプ67が設けられ、このポンプ67が稼働すると、冷却塔66の冷水を、機械室2に配置されているターボ式冷凍機11の熱交換器11aに供給し、ターボ式冷凍機11の冷媒を冷却する。ポンプ67は、冷却塔66から冷水を吸い込んで熱交換器11aに流入させるとともに、熱交換器11aからの水を冷却塔66に戻す。冷却塔66内には送風機68が設けられ、この送風機68は地下駐車場3の空気を吸い込んで、冷却塔66内の水を空冷するとともに、上方の排気ダクト71に空気を排出する。ダクト71は吸込流路32に接続する空気供給路72と排気流路73とに分岐しており、この分岐部分に、空気供給路72への流量と排気流路73への流量とを配分する配分装置74が設けられている。また、空気供給路72と吸込流路32との接続部分には、流量調整装置76が設けられ、この流量調整装置76が空気供給路72からの流量と空気排出口31からの流量とを調整する。この様にして、冷却塔66の排気ダクト71はガスタービンエンジン18の吸気口に接続されている。
【0027】
この様に、実施の第2の形態は、実施の第1の形態と冷却塔66が設けられている点で大きく相違し、他の点は略同じである。この冷却塔66は、ガスタービンエンジン18やターボ式冷凍機11などとともに冷却塔システムを構成する。
そして、地下駐車場3から冷却塔66内に流入した空気は、冷却塔66内の水を冷却する。冷却された水は、ポンプ67によりターボ式冷凍機11の熱交換器11aに流れ、ターボ式冷凍機11の冷媒を冷却し、その後、冷却塔66に戻ってスプレー状に吐出され、冷却塔66内に流入した空気と接触して冷却される。また、冷却塔66で水を冷却した空気は、水分を含んで湿気た状態となり、ダクト71を通り、一部は排気流路73からビル1の外に排出され、残部は空気供給路72および吸込流路32を通ってガスタービンエンジン18に流入する。その結果、ガスタービンエンジン18に流入する空気の水分が調整(増加)され、NOx(窒素酸化物)を減少させることができる。また、冷却塔66を地下駐車場3の換気に利用することができる。
【0028】
前述のように、実施の第2の形態においては、従来屋上に配置されている冷却塔66を地下駐車場3に配置しており、冷却塔66をターボ式冷凍機11に近接して配置することができる。その結果、配管などを短くすることができる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施の形態では、機械室2は地下駐車場3に隣接して配設されているが、必ずしも隣接している必要はない。ただし、隣接していることが好ましい。
【0030】
(2)冷却塔システムは換気システムに用いられているが他の用途に使用することも可能である。ただし、実施の第2の形態の冷却塔システムは換気システムに最適である。
(3)脱硝装置22などは設けることも可能であるし、設けないことも可能である。また、吸収式冷凍機21は必ずしも設ける必要はない。
【0031】
(4)ガスタービンに代えて、ボイラーを採用することも可能である。ボイラーのブロワーの吸気口から駐車場などの空気が吸い込まれる。ボイラー本体は機械室に配置されるが、ボイラーのブロワーは、機械室または駐車場の何れかに配置される。
(5)ガスタービンで駆動されるものは、発電機や冷凍機など適宜選択可能であり、ガスタービンで発電機や冷凍機以外のものを駆動することも可能である。また、冷凍機および発電機の両者ではなく、一方のみを設けることも可能である。さらに、ガスタービンやボイラーで湯や熱などを供給することも可能である。
【0032】
(6)代替用送風機42が、排気用送風機47と同じ機能を具備することも可能である。そして、排気用送風機47を設置せずに、代替用送風機42で兼用して、排気用送風機47の代用として利用することができる。
(7)冷凍機は、ターボ式冷凍機やスクリュー式冷凍機など適宜選択可能である。
(8)送気用送風機46は、地下駐車場3に空気を供給する機能を少なくとも具備しておればよく、排気兼用でも可能である。また、排気用送風機47は、地下駐車場3から空気を排気する機能を少なくとも具備しておればよく、地下駐車場3への送気兼用でも可能である。
(9)分岐流路36は、ビル1の外側に開口しているが、機械室2内に開口していることも可能である。この様にして、分岐流路36からは、駐車場以外の空気を吸い込むことができる。
(10)駐車場は必ずしも地下駐車場3である必要はない。
(11)空気排出装置としての代替用送風機42は、地下駐車場3の空気を第2空気排出口41から吸い込んでいるが、空気排出口31から吸い込むことも可能である。この場合には、代替用送風機42は吸込流路32から分岐した排気用分岐流路に設けられる。
(12)冷却塔66の配置場所は適宜変更可能である。たとえば、機械室2に配置することも可能である。また、冷却塔66をビル1内の換気に利用することも可能である。ただし、駐車場に設置されることが好ましい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、機械室にガスタービンまたはボイラーが配備され、このガスタービンまたはボイラーの吸気口が、駐車場の空気排出口に吸込流路を介して接続されている。したがって、ガスタービンまたはボイラーの吸気を利用して、駐車場の空気を排気できる。その結果、送風機を稼働する場合に比して、ランニングコストを軽減することができる。
【0034】
また、吸込流路にはファイヤーダンパが設けられているので、駐車場が火災になっても、その影響がガスタービンまたはボイラーに加わることを防止することができる。
【0035】
そして、ガスタービンまたはボイラーは、駐車場の空気と駐車場外の空気とを選択的に吸い込むべく構成されているので、ファイヤーダンパが作動して、駐車場の空気を吸い込むことができなくなっても、駐車場外から空気を吸い込むことができる。
【0036】
さらに、ガスタービンまたはボイラーとは別に、駐車場へ送気する送気機能を少なくとも有する第1送風装置と、駐車場から排気する排気機能を少なくとも有する第2送風装置とを備えているので、効率よく駐車場の換気を行うことができる。
【0037】
また、空気汚染センサが空気排出口付近に配置されていることがある。この空気排出口から駐車場の空気を吸い込むガスタービンまたはボイラーは、略定常的に駐車場の空気を吸い込んでおり、駐車場の空気が汚染されると、その汚染された空気は空気排出口付近に流れてくる。そのため、空気汚染センサを空気排出口付近に配置すると、駐車場の空気汚染を効率よく検知することができ、空気汚染センサの配置個数を削減することができる。そして、空気汚染センサが空気の汚染を検知すると、第2送風装置が作動して、駐車場の換気能力が増大する。
【0038】
さらに、ガスタービンまたはボイラーとは別に、前記空気排出口から駐車場の空気を排出する空気排出装置が設けられているので、ガスタービンまたはボイラーが停止している際にも、空気汚染センサは駐車場の空気汚染を効率よく検知することができる。
【0039】
また、水を空気で冷却する冷却塔が設けられ、この冷却塔からの湿気た空気をガスタービンまたはボイラーに供給するので、ガスタービンまたはボイラーに吸気される空気が、水分を多く含むことになる。その結果、ガスタービンまたはボイラーにおける燃焼時に発生するNOxの量を削減することができる。
【0040】
冷却塔が駐車場内に設置されていると、この冷却塔により駐車場の換気を行うことができる。
また、冷却塔が冷凍機の近くに配設されると、冷却塔と冷凍機との間の配管を短くすることができる。
【0041】
冷却塔からの湿気た空気を、ガスタービンまたはボイラーの吸気口に供給するので、ガスタービンまたはボイラーにおける燃焼時に発生するNOxの量を削減することができる。しかも、冷却塔からの湿気た空気を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の第1の形態にかかる換気システムの概略図である。
【図2】図2は図1の換気システムの要部平面図である。
【図3】図3は冷凍機の駆動系のシステム図である。
【図4】図4は制御装置の入出力の概略図である。
【図5】図5は実施の第2の形態の要部拡大図である。
【符号の説明】
2 機械室
3 地下駐車場
11 ターボ式冷凍機
11a 熱交換器(熱交換部)
18 ガスタービンエンジン
31 駐車場の空気排出口
32 吸込流路
34 ファイヤーダンパ
36 分岐流路
38 流路切換装置
41 第2空気排出口
42 代替用送風機(空気排出装置)
46 送気用送風機(第1送風装置)
47 排気用送風機(第2送風装置)
52 空気汚染センサ
66 冷却塔
71 排気ダクト

Claims (13)

  1. 機械室にガスタービンまたはボイラーが配備され、
    このガスタービンまたはボイラーの吸気口が、駐車場の空気排出口に吸込流路を介して接続されていることを特徴とする駐車場換気システム。
  2. 前記吸込流路にはファイヤーダンパが設けられていることを特徴とする請求項1記載の駐車場換気システム。
  3. 前記ガスタービンまたはボイラーは、駐車場の空気と駐車場外の空気とを選択的に吸い込むべく構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の駐車場換気システム。
  4. 前記吸込流路から分岐して、駐車場外の空気を導入する分岐流路が設けられるとともに、
    駐車場からの空気と駐車場外からの空気とを選択的に切り換える流路切換装置が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の駐車場換気システム。
  5. 前記ファイヤーダンパが作動して吸込流路を遮断した際には、前記ガスタービンまたはボイラーは、駐車場外の空気を吸い込む様に構成されていることを特徴とする請求項3または4記載の駐車場換気システム。
  6. 前記ガスタービンまたはボイラーとは別に、
    駐車場へ送気する送気機能を少なくとも有する第1送風装置と、
    駐車場から排気する排気機能を少なくとも有する第2送風装置とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項記載の駐車場換気システム。
  7. 空気汚染センサが前記空気排出口付近に配置されており、
    この空気汚染センサが空気の汚染を検知すると、第2送風装置が作動して、駐車場の空気を排気する様に構成されていることを特徴とする請求項6記載の駐車場換気システム。
  8. 前記ガスタービンまたはボイラーとは別に、前記空気排出口から駐車場の空気を排出する空気排出装置が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項記載の駐車場換気システム。
  9. 前記空気排出口に近接して、第2空気排出口が配置され、
    この第2空気排出口から駐車場の空気を排出する空気排出装置が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項記載の駐車場換気システム。
  10. 水を空気で冷却する冷却塔が設けられ、
    この冷却塔からの湿気た空気を、前記ガスタービンまたはボイラーに供給する様に構成されていることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項記載の駐車場換気システム。
  11. 前記冷却塔が駐車場内に設置されていることを特徴とする請求項10記載の駐車場換気システム。
  12. 冷凍機が機械室内に設置され、
    前記冷却塔で冷却された水が、冷凍機の熱交換部に流入する様に構成されていることを特徴とする請求項10または11記載の駐車場換気システム。
  13. 水を空気で冷却する冷却塔が設けられ、
    この冷却塔からの湿気た空気を、ガスタービンまたはボイラーの吸気口に供給すべく冷却塔の排気ダクトがガスタービンまたはボイラーの吸気口に接続されていることを特徴とする冷却塔システム。
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