JP2007107666A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種類の異なるブレーキライニングの摩耗粉による制動力への影響を低減する。
【解決手段】ブレーキドラム2の内周面2cに一対の内側ブレーキシュー6aと一対の外側ブレーキシュー6bを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置1において、一対の内側ブレーキシュー6aと一対の外側ブレーキシュー6bは、内周面2cに接触する2種類のブレーキライニング12a,12bを備え、2種類のブレーキライニング12a,12bの間に形成された領域に沿って、内周面2cに溝2dが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブレーキドラムの内周面にブレーキシューを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置に関する。
従来、タイヤとともに回転するドラムの中に、ペダルを踏むとオイルの圧力で広がる帯状のブレーキシューが取り付けられており、このブレーキシューとドラムの内周が摩擦しあうことで車両の制動を行うドラムブレーキ装置が知られている。
このようなドラムブレーキ装置として、特許文献1には、ドラム内の水抜き性を向上するために、ブレーキシューの表面中央に縦溝が形成され、この縦溝に対応するドラムの周面の幅方向の位置に孔が形成された構成が開示されている。
また、特許文献2には、ブレーキライニングから発生する揮発性物質やドラム内周に付着した水を外部に排出するために、ブレーキドラムの内周面にブレーキシューの幅方向に延在する溝を設けた構成が開示されている。
特開平8−170658号公報 実開昭58−122036号公報
しかしながら、ブレーキドラム内部の内側と外側とに、種類の異なるライニングが取り付けられたブレーキシューをそれぞれ配置するような構成の場合、種類の異なるライニングから発生する摩耗粉が種類の異なるライニングの間に留まり混じり合う。そのため、排出されずに留まっている摩耗粉によりライニングが摩耗されることで摩擦係数が変化し、ブレーキの効きが変化する場合が考えられる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種類の異なるブレーキライニングの摩耗粉による制動力への影響を低減することができるドラムブレーキ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のドラムブレーキ装置は、ブレーキドラムの内周面に複数対のブレーキシューを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置において、前記複数対のブレーキシューは、前記内周面に接触する2種類のブレーキライニングを備える。そして、前記2種類のブレーキライニングの間に形成された領域に沿って、前記内周面に溝が形成されている。
この態様によると、2種類のブレーキライニングから発生する摩耗粉が溝に集まることになり、内周面において種類の異なるブレーキライニングの摩耗粉が混じり合うことを低減することができる。また、摩耗粉が内周面から溝に移動することで、摩耗粉によるブレーキライニングの摩耗が抑制され、安定した制動を得ることができる。
前記ブレーキドラムの内部の内側と外側とにブレーキシューが一対ずつ配置されており、内側の一対のブレーキシューに押圧力を付与するための内側ホイールシリンダと、外側の一対のブレーキシューに押圧力を付与するための外側ホイールシリンダとを備えてもよい。また、前記外側の一対のブレーキシューに含まれるブレーキライニングは、前記内側の一対のブレーキシューに含まれるブレーキライニングに比べて高い摩擦係数を有していてもよい。
また、本発明の別の態様のドラムブレーキ装置は、ブレーキドラムの内周面に一対のブレーキシューを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置において、前記一対のブレーキシューは、前記内周面に接触する2種類のブレーキライニングを備える。そして、前記2種類のブレーキライニングの間に形成された領域に沿って、前記内周面に溝が形成されている。
この態様によると、一対のブレーキシューに2種類のブレーキライニングを備える場合であっても、上述のように、2種類のブレーキライニングから発生する摩耗粉が溝に集まることになり、内周面において摩耗粉が混じりにくくなる。また、摩耗粉が内周面から溝に移動することで、摩耗粉によるブレーキライニングの摩耗が抑制され、安定した制動を得ることができる。
前記溝には、ブレーキドラムの外周面に貫通した貫通穴が設けられていてもよい。これにより、ブレーキドラム内で発生し溝に集められた摩耗粉や、ドラムブレーキ装置の部材間の隙間から侵入してきた水や泥等の異物を、貫通穴を経由してブレーキドラムの外部に排出することができる。
前記ブレーキドラムの外周面には、前記貫通穴の開口部を囲む壁が設けられていてもよい。これにより、摩擦粉を排出しつつブレーキドラムの外部から水や泥等の異物が侵入しにくくなる。
前記ブレーキドラムの外周面には、前記開口部と対向する位置であって前記壁から隙間を有して配置された覆い部材が取り付けられていてもよい。覆い部材としては、外周面に沿ったリング状部材が好ましい。これにより、ブレーキドラムの外部から水や泥等の異物が侵入することを抑制することができる。
本発明によれば、種類の異なるブレーキライニングの摩耗粉による制動力への影響を低減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るドラムブレーキ装置の概略構成図である。図2は、図1に示されるドラムブレーキ装置の要部を示す拡大部分断面図である。
これらの図面に示されるドラムブレーキ装置1は、例えば、車両のリヤブレーキユニットとして適用されると好適なものであり、当該車両の図示されない車軸に取り付けられるブレーキドラム2と、ブレーキドラム2の軸方向に並設されたブレーキシュー6を含む。ブレーキシュー6は、一対の内側ブレーキシュー6aおよび一対の外側ブレーキシュー6bを備える。そして、ドラムブレーキ装置1は、ブレーキドラム2の内周面に一対の内側ブレーキシュー6aおよび一対の外側ブレーキシュー6bを押しつけることにより制動力を発生する。
各内側ブレーキシュー6aは、図2に示すように、1枚のウェブ8a、リム10a、およびブレーキライニング12aを有する。同様に、各外側ブレーキシュー6bは、1枚のウェブ8b、リム10b、およびブレーキライニング12bを有する。
内側ブレーキシュー6aの1枚のウェブ8aおよび外側ブレーキシュー6bの1枚のウェブ8bは、バッキングプレート4の板面と平行に延在し、図2に示すように、所定の間隔を隔ててリム10aおよびリム10bの内周面に固定されている。また、ブレーキライニング12aおよびブレーキライニング12bは、リム10aおよびリム10bの外周面に固定されており、それぞれブレーキドラム2の内周面2cと対向する。
また、図2に示されるように、ドラムブレーキ装置1は、ブレーキドラム2の内部の内側すなわち図2における右側に配置された内側ホイールシリンダ14aと、ブレーキドラム2の内部の外側すなわち図2における左側(バッキングプレート4側)に配置された外側ホイールシリンダ14bとを含む。内側ホイールシリンダ14aは、シリンダ腔部16aと、当該シリンダ腔部16aの内部に配置された一対のピストン18aとを有する。また、外側ホイールシリンダ14bは、シリンダ腔部16bと、当該シリンダ腔部16bの内部に配置された一対のピストン18bとを有する。
内側ホイールシリンダ14aのシリンダ腔部16aと外側ホイールシリンダ14bのシリンダ腔部16bとは完全に分離されている。そして、ブレーキドラム2の内部の内側に配置された内側ホイールシリンダ14aと、ブレーキドラム2の内部の外側に配置された外側ホイールシリンダ14bとの液圧は、独立に制御される。
そして、一対の内側ブレーキシュー6aおよび一対の外側ブレーキシュー6bのそれぞれの一端部、すなわち図1における上端部同士は、1本または2本のシューリターンスプリング22を介して互いに連結されている。シューリターンスプリング22の付勢力により、各内側ブレーキシュー6aのウェブ8aの一端は、内側ホイールシリンダ14aの対応するピストン18aの端部に係合させられる。また、シューリターンスプリング22の付勢力により、各外側ブレーキシュー6bのウェブ8bの一端は、外側ホイールシリンダ14bの対応するピストン18bの端部に係合させられる。なお、シューリターンスプリング22は、各内側ブレーキシュー6aのウェブ8a同士の間と、各外側ブレーキシュー6bのウェブ8b同士の間とに1本ずつ設けられるとよい。
さらに、一対の内側ブレーキシュー6aおよび一対の外側ブレーキシュー6bのそれぞれの他端部、すなわち図1における下端部同士は、スプリング24を介して互いに連結されている。各内側ブレーキシュー6aのウェブ8aの他端は、スプリング24の付勢力により、バッキングプレート4上に固定されたアンカーブロック26の対応する側面に当接させられる。同様に、各外側ブレーキシュー6bのウェブ8bの他端も、スプリング24の付勢力により、バッキングプレート4上に固定されたアンカーブロック26の対応する側面に当接させられる。
このように構成されるドラムブレーキ装置1では、ドライバーによってブレーキペダルが操作されると、図示されないマスタシリンダから、内側ホイールシリンダ14aと外側ホイールシリンダ14bとに作動油が供給される。これにより、内側ホイールシリンダ14aの一対のピストン18aがそれぞれ外方に突出させられると共に、外側ホイールシリンダ14bの一対のピストン18bがそれぞれ外方に突出させられる。
そして、一対の内側ブレーキシュー6aには内側ホイールシリンダ14aから押圧力が付与され、一対の外側ブレーキシュー6bには外側ホイールシリンダ14bから押圧力が付与され、内側ブレーキシュー6aおよび外側ブレーキシュー6bの一端部がアンカーブロック26を支点としてそれぞれ外側へと(図中左右へと)拡張される。
この結果、車輪と一体に回転するブレーキドラム2の内周面に各内側ブレーキシュー6aおよび外側ブレーキシュー6bのそれぞれのブレーキライニング12aおよびブレーキライニング12bが押し付けられ、それにより、制動力が得られることになる。
なお、本実施形態において、内側ホイールシリンダ14aのシリンダ腔部16aおよびピストン18aの断面積は、外側ホイールシリンダ14bのシリンダ腔部16bおよびピストン18bとの断面積と同一とされている。また、シューリターンスプリングおよびアンカーブロック26側に配置されるスプリングは、内側ブレーキシュー6aと外側ブレーキシュー6bとに対して少なくとも各1体づつ設けられる。
このように、内側ブレーキシュー6a,外側ブレーキシュー6bからなる複数対のブレーキシューと、それぞれに個別に対応する内側ホイールシリンダ14aおよび外側ホイールシリンダ14bとを用いれば、各対の内側ブレーキシュー6a,外側ブレーキシュー6bをブレーキドラム2の内面に安定かつ無理なく押しつけることが可能となる。その結果、ブレーキライニング12aおよびブレーキライニング12bのドラム軸方向における面圧分布を均一にして、制動力の低下やブレーキの鳴きを良好に抑制することができる。
また、内側ブレーキシュー6a,外側ブレーキシュー6bからなる複数対のブレーキシューを有するドラムブレーキ装置1では、内側ブレーキシュー6a,外側ブレーキシュー6bごとにブレーキライニング12a,12bの摩擦係数を変化させている。これにより、内側ホイールシリンダ14aや外側ホイールシリンダ14bの容量を変化させることなく、各内側ブレーキシュー6aおよび外側ブレーキシュー6bによる制動力を調整することが可能となる。
本実施形態では、ブレーキドラム2の剛性を考慮し、ブレーキドラム2の剛性が低い外側に位置する外側ブレーキシュー6bのブレーキライニング12bとして、ブレーキドラム2の剛性が高い内側に位置する内側ブレーキシュー6aのブレーキライニング12aの摩擦係数よりも高い摩擦係数を有するものが採用されている。
これにより、ブレーキドラム2の外周筒状部2aの端部がブレーキシュー6によって多少押し拡げられてしまったとしても、外側ブレーキシュー6bのブレーキライニング12bとブレーキドラム2の内面とが接触していれば、外側ブレーキシュー6bからブレーキドラム2に十分な制動力を付与し得る。そのため、ブレーキライニング12bのドラム軸方向における面圧分布を均一にして、制動力の低下やブレーキの鳴きを良好に抑制することが可能となる。
なお、上述のドラムブレーキ装置1は、一対の内側ブレーキシュー6aおよび一対の外側ブレーキシュー6bと、2体のホイールシリンダ14a,14bとを備えるものとして説明されたが、これに限られるものではない。すなわち、上述のドラムブレーキ装置1は、3対以上のブレーキシューと、各ブレーキシューに対応する3体以上のホイールシリンダとを備えるものであってもよい。
また、ドラムブレーキ装置1の複数のホイールシリンダは、それぞれ個別の液圧制御されるものでなくてもよい。すなわち、上述のドラムブレーキ装置1において、各ホールシリンダのシリンダ腔部を互いに連通させると共に、複数のホイールシリンダ間でシリンダ腔部およびピストンの断面積を異ならせてもよい。
また、一対のブレーキシューの外周に種類の異なる複数のブレーキライニングをそれぞれ備えるものであってもよい。
(摩耗粉の混じり合い防止)
上述のドラムブレーキ装置1では、内側ブレーキシュー6a,外側ブレーキシュー6bごとにブレーキライニング12a,12bの摩擦係数を変化させている。そのため、摩擦係数の異なるブレーキライニング12a,12bがブレーキドラム2の内周面2cを押圧し続けると、ブレーキライニング12a,12bから発生した種類の異なる摩耗粉がブレーキライニング12a,12bの間に形成された領域Rに徐々に蓄積する。このままドラムブレーキ装置1を使用し続けると、摩耗粉がブレーキライニング12a,12bおよび内周面2cをそれぞれ削ってしまい、ブレーキライニング12a,12bの摩擦係数の違いが減少してしまう。また、内周面2cが摩耗されることによりブレーキライニング12a,12bによる摩擦力が変化してしまい、制動力が安定しないことにもなる。
そこで、本実施形態では、ブレーキドラム2の内周面2cであって、ブレーキライニング12a,12bの間に形成された隙間の領域Rに沿って内周面2cに溝2dを形成した。また、溝2dは内周面2cから溝2dの底部2bに向かって摩耗粉が移動しやすいようにテーパーが設けられているとよい。
これにより、ブレーキライニング12a,12bと内周面2cとの間の摩擦により発生する種類の異なる摩耗粉が、内周面2c表面でとどまり混じり合うことを低減することができる。つまり、ブレーキドラム2の回転による遠心力により、内周面2c上にある摩擦粉は徐々に溝2dに集められ、ブレーキライニング12a,12bと内周面2cとの摩擦面に摩耗粉が供給されにくくなる。
そのため、ブレーキライニング12a,12bで発生した摩耗粉がブレーキライニング12a,12bを摩耗したり、内周面2cを摩耗したりすることを抑制できる。その結果、ブレーキライニング12a,12bのそれぞれの摩擦係数の変動が抑えられ、また、ブレーキライニング12a,12b間の摩擦係数の差が維持されることで制動力への影響を低減でき、長期にわたり安定した制動力を発生するドラムブレーキ装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るドラムブレーキ装置の概略断面図である。図4は、図3のB−B矢視図である。本実施形態では、溝2dにブレーキドラム2の外周面2eに貫通した貫通穴2fが設けられている点が第1の実施形態におけるドラムブレーキ装置と異なる主な点である。以下、第1の実施形態と説明が重複する部分については適宜省略して説明する。
本実施形態に係るドラムブレーキ装置1Bにおいては、図4に示すようにブレーキドラム2の周方向に等間隔に8カ所の貫通穴2fが設けられている。なお、貫通穴2fの個数はこの実施形態に限られるものではなく、1つでもよいし、8個以上であってもよい。
このような貫通穴2fを設けたことにより、ブレーキドラム2内で発生し溝2dに集められた摩耗粉や、ドラムブレーキ装置の部材間の隙間から侵入してきた水や泥等の異物を、貫通穴2fを経由してブレーキドラム2の外部に排出することができる。そのため、より長期にわたり摩耗粉によるブレーキライニング12a,12bや内周面2cの摩耗を抑制することができる。また、水や泥等の異物による制動力の低下を抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、外周面2eに形成された貫通穴2fの開口部2gを囲むように壁2hが設けられている。このような壁2hを設けたことにより、摩擦粉を排出しつつブレーキドラム2の外部から水や泥等の異物が侵入しにくくなり、ドラムブレーキ装置の信頼性を向上することができる。
さらに、本実施形態においては、ブレーキドラム2の外周面2eには、開口部2gを覆うために開口部2gと対向する位置であって壁2hから隙間を有して配置された覆い部材が取り付けられている。本実施形態では、ブレーキドラム2の外周面を環状に覆うリング状部材20をねじ21でブレーキドラム2に4カ所留めることで、複数の開口部2gを一つの部材により覆っており、ブレーキドラム2の外部から水や泥等の異物が侵入することを抑制することができる。
また、本実施形態においては、ブレーキドラム2の外部から空気を導入するための導入穴30をバッキングプレート4に設けている。ドラムブレーキ装置1Bにおいては、制動の繰り返しによりブレーキライニング12a,12bと内周面2cとの摩擦で大量の熱が発生するが、従来、発生した熱はブレーキドラム2やその他の部材の熱伝導により放熱しており、冷却性が良くなかった。本実施形態では、導入穴30から導入された空気を貫通穴2fを経由して外部に排出することができるので、冷却性を向上することができる。
また、図5に示すように、導入穴30から水や泥等の異物が侵入しないように、導入穴30を覆うように侵入防止部材32を設けるとよい。これにより、導入穴30からの空気の導入と水や泥等の異物の侵入防止とを両立することができる。
第1の実施形態に係るドラムブレーキ装置の概略構成図である。 図1に示されるドラムブレーキ装置の要部を示す拡大部分断面図である。 第2の実施形態に係るドラムブレーキ装置の概略断面図である。 図3のB−B矢視図である。 図3のA矢視図である。
符号の説明
1 ドラムブレーキ装置、 1B ドラムブレーキ装置、 2 ブレーキドラム、 2a 外周筒状部、 2b 底部、 2c 内周面、 2d 溝、 2e 外周面、 2f 貫通穴、 2g 開口部、 2h 壁、 4 バッキングプレート、 6 ブレーキシュー、 6a 内側ブレーキシュー、 6b 外側ブレーキシュー、 8a ウェブ、 8b ウェブ、 10a リム、 10b リム、 12a ブレーキライニング、 12b ブレーキライニング、 14a ホイールシリンダ、 14b 外側ホイールシリンダ、 16a シリンダ腔部、 16b シリンダ腔部、 18a ピストン、 18b ピストン、 20 リング状部材、 21 ねじ、 22 シューリターンスプリング、 24 スプリング、 26 アンカーブロック、 30 導入穴、 32 侵入防止部材。

Claims (7)

  1. ブレーキドラムの内周面に複数対のブレーキシューを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置において、
    前記複数対のブレーキシューは、前記内周面に接触する2種類のブレーキライニングを備え、
    前記2種類のブレーキライニングの間に形成された領域に沿って、前記内周面に溝が形成されていることを特徴とするドラムブレーキ装置。
  2. 前記ブレーキドラムの内部の内側と外側とにブレーキシューが一対ずつ配置されており、
    内側の一対のブレーキシューに押圧力を付与するための内側ホイールシリンダと、外側の一対のブレーキシューに押圧力を付与するための外側ホイールシリンダとを備え、
    前記外側の一対のブレーキシューに含まれるブレーキライニングは、前記内側の一対のブレーキシューに含まれるブレーキライニングに比べて高い摩擦係数を有していることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。
  3. ブレーキドラムの内周面に一対のブレーキシューを押しつけることにより制動力を発生するドラムブレーキ装置において、
    前記一対のブレーキシューは、前記内周面に接触する2種類のブレーキライニングを備え、
    前記2種類のブレーキライニングの間に形成された領域に沿って、前記内周面に溝が形成されていることを特徴とすることを特徴とするドラムブレーキ装置。
  4. 前記溝には、ブレーキドラムの外周面に貫通した貫通穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドラムブレーキ装置。
  5. 前記ブレーキドラムの外周面には、前記貫通穴の開口部を囲む壁が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のドラムブレーキ装置。
  6. 前記ブレーキドラムの外周面には、前記開口部と対向する位置であって前記壁から隙間を有して配置された覆い部材が取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のドラムブレーキ装置。
  7. 前記ブレーキドラムの外周面には、該外周面に沿って前記壁から隙間を有して設けられたリング状部材が取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のドラムブレーキ装置。
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