JP2007107466A - 排気管のブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】保持治具やロボットアームにより排気管のブラケットを保持する際に、正規の向きでしか保持できないブラケットを提供することを目的とするものである。
【解決手段】取付部2と複数の脚部3、4を有し、該脚部3、4の取付部5、6を排気管表面に固定する排気管のブラケット1であって、前記取付部2に貫通孔9を穿設するとともに該貫通孔9と同軸に螺合手段10を固設し、前記貫通孔9及び前記螺合手段10を、前記ブラケット1の幅方向に偏在させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気管のブラケットに関する。
自動車等の内燃機関から排出される排気ガスは排気管を通じて排出されるが、この排気管における排気マニホールド、特に鈑金製の排気マニホールドに遮蔽版(ヒートインシュレータ)等の付属物(被固定物)を取り付ける場合がある。この場合、該排気マニホールドを構成するブランチパイプ(枝管)やフランジに複数のブラケットを溶接固定し、該ブラケットの取付面に被固定物を着脱自在に螺合することが行なわれている。
従来、前記ブラケットは、一般的に、図3に示すように、板材を折り曲げて略コの字断面形状に形成し、中央平面を取付部102とし、両側の平面を2つの脚部103、104としてブラケット101を形成している。そして、該両脚部103、104の先端の取付部105、106をブランチパイプやフランジ110に溶接することにより固定するようにしている。
前記取付部102の中央には孔107が穿設され、該取付部102の裏面には、孔107と同心状態で螺合部材(例えば、ナットやボルト)111が溶接固定されている。該孔107及び螺合部材111は、ブラケット101の幅方向X−Xの略中央に配設されている。
また、取付部102は、前記幅方向X−Xにおいて左右対称に形成され、取付部102の幅方向の側面108、109は相互に平行に形成されている。
そして、前記両脚部の取付部105、106を、排気マニホールドのブランチパイプ110に取付けたり(特許文献1参照)、また、フランジに取付けるようにしている(特許文献2参照)。
特開平7−38618号公報 特開2000−110556号公報
ところで、前記のようなブラケット101を固定物に取付ける際のブラケット101の保持(位置決め)をするために、専用の保持治具やロボットアームを使用している。
前記保持治具やロボットアームにより、ブラケット101を保持する場合には、図3(b)に示すように、取付部102の孔107にピン110を嵌合させ、取付部102の幅方向X−Xの両側面108、109に保持クランプ111、112を当接して行われる。
保持治具やロボットアームによるブラケット101の保持には、人手やロボットを介して行なわれる。また、前記従来のブラケット101の取付部102は、長手方向に対して左右対称で、孔107は取付部102の幅方向X−Xの中央に位置して形成されていることから、前記保持治具やロボットアームに保持する際に、ブラケット101が正しい位置から前記孔107を中心としてブラケット101が180度回転した誤った状態で保持される可能性がある。
この状態で、ブラケット101を排気マニホールドのブランチ等に溶接固定する場合に、前記左右の取付部105、106の形状は非対称であることから、前記ブランチ等にブラケット101の取付部105、106が正しく接しないか、接したとしても排気マニホールドに対するブラケット101の取付部102の位置及び角度が、正規のものと異なるという問題点が生じる。
そこで、本発明は、保持治具やロボットアームにより保持する際に、正規の向きでしか保持できないブラケットを提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、取付部と複数の脚部を有し、該脚部を排気管表面に固定する排気管のブラケットであって、
前記取付部に貫通孔を穿設するとともに該貫通孔と同軸に螺合手段を固設し、
前記貫通孔及び前記螺合手段を、ブラケットの幅方向に偏在させたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記取付部に、該取付部の幅方向へ膨出する膨出部を設けて、前記貫通孔及び前記螺合手段を、前記ブラケットの幅方向に偏在させたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記膨出部を、前記貫通孔と同心の弧状に形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、貫通孔及び前記螺合手段を、ブラケットの幅方向に偏在させたことにより、保持治具やロボットアームで挟持する際に、前記従来技術のブラケットのようにブラケットが貫通孔を中心として180°回転した状態では保持できず、ブラケットの保持方向は一義的に決まる。そのため、常に、排気マニホールド等に対してブラケットを正規の位置で、且つ、正規の保持方向で溶接が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、更に、螺合座面確保や、付属物との取付状態での強度等から、貫通孔及び螺合手段は、取付部の中央部に配設することが望ましく、貫通孔及び螺合手段を取付部の幅方向において、中心に配設した状態においても、幅方向へ膨出する膨出部を設けたことにより、貫通孔及び螺合手段は、ブラケットの幅方向においては偏在させることができ、上記請求項1の効果を発揮できる。
請求項3記載の発明によれば、更に、膨出部を貫通孔と同心の弧状に形成したことにより、螺合座面の拡大領域として機能し、付属物を排気マニホールド等の排気管に確実に固定できる。
本発明は、排気管に用いるブラケットである。該排気管とは、例えば、自動車等の内燃機関から排出された排気ガスを、触媒コンバータ等の排気ガス浄化装置や消音器等へ導いた後に、外部へ排出するものであり、本発明のブラケットは、全ての排気管に適用することができるが、以下、本発明を排気マニホールドに適用した実施例を図に基づいて説明する。
図1は、ブラケット1を示すもので、該ブラケット1は、その中央部を除いた両側が略一定の幅の長尺な板材を、その長手方向において略コの字状に折り曲げて形成されている。これにより、その中央部には、図1に示すように、取付部2が形成され、該取付部2の両側には脚部3、4が、取付部2と一体に形成されている。該取付部2の表面が取付面2aになっている。該脚部3、4の各先端部は、夫々外側へ折り曲げられて脚部の取付部5、6を形成しているとともに、その脚部の取付部5、6の取付面は、ブラケット1を取り付ける排気マニホールド、例えば排気マニホールドのブランチパイプ(枝管)8の外面に合致する曲面形状に形成されている。ブランチパイプ8は、図1(b)〜(e)、図2に示すように、複雑な3次元の曲面形状をしているために、該脚部3、4及び脚部の取付部5、6は、左右では形状が異なっている。
また、図1に示すように、排気マニホールドのブランチパイプ8の軸心Yに対し、ブラケット1の軸心Z−Zが交差するようにブラケット1が取付けられる場合に、脚部3、4及び脚部の取付部5、6は、その左右では異なる。図1において、α、βはブラケット1とブランチパイプ8との偏心を示す。
前記取付部2の取付面2aは、被固定物、例えば排気マニホールドの付属物(ヒートインシュレータ等)と面接合するように平面状に形成され、該取付部2の略中央部には、取付部2の表裏に貫通する貫通孔9が穿設されている。また、前記取付部2の裏面には、螺合手段であるウエルドナット10が、前記貫通孔9と同軸状に溶接固定されている。前記排気マニホールドの付属物は、その内面を前記取付面2aと接した状態でボルト等の螺合手段とウエルドナット10とを螺合することにより、排気マニホールド8へ取り付けられる。
なお、ブラケット1側の螺合手段は、ウエルドナット10に限らず、ウエルドボルトで構成してもよいし、ウエルドナット10にスタッドボルトを係合して構成してもよい。
また、図1(a)に示すように、取付部2における一方の側部13には、該側部13より外側へ突出する膨出部12が、前記貫通孔9と同心の円弧状となるように取付部2と一体に形成されており、その膨出部12の表面と取付面2aとは同一平面になっている。
このため、前記貫通孔9(ウエルドナット10)は、ブラケット1の取付部2(取付面2a)において、膨出部12を有しない一般部においては、短方向の幅の中心に位置する。つまり、貫通孔9の中心から一方の側部13までの長さL1と、貫通孔9の中心から他方の側部14までの長さL2は、同一(L1=L2)である。しかし、取付部2の膨出部12を有する中央部においては、幅方向において偏在している。つまり、貫通孔9の中心から膨出部12の外側面までの長さをL3とすると、L3>L2となる。
ブラケット1は、上記の構造を有するために以下の作用、効果を奏する。
ブラケット1の貫通孔9は、取付部2における膨出部12を有する中央部では、幅方向において偏在(L3>L2)し、保持治具は、ブラケット1が押圧部材16とピンの中心間との距離がL2となる向きのみ保持でき、ブラケット1が貫通孔9を中心として180°回転した押圧部材16とピンの中心間との距離がL3(>L2)の位置においては保持できないように形成されている。
そのため、図示しない保持治具のピンを、貫通孔9(又はウエルドナット10)に嵌入係止するとともに、保持治具の押圧部材16を取付部2の他方の側面14(膨出部12を有さない側部)に押圧した場合に限り、前記ピンと押圧部材16とにより、ブラケット1の位置決め保持がされる。すなわち、ブラケット1が貫通孔9を中心として正規の姿勢と反対向きに180°回転した状態では膨出部12が押圧部材16に当り、ピンが貫通孔9に嵌合せず保持できない。そのため、ブラケット1の保持方向は一義的に決まる。そのため、常に、排気マニホールドに対してブラケット1を正規の位置で、且つ、正規の保持方向でのみ溶接が可能となる。
また、一般的に前記付属物側の取付面20は、図1(a)に示すように、ブラケット1の取付面2aと同一か若干大きめの丸平面形状に形成されている。該付属物側の取付面20を、ボルトやナット等の螺合手段の丸下面で押さえつけることによりブラケット1に固定する。そのため、膨出部12を、貫通孔9(ウエルドナット10)と同心の円弧状に形成することにより、ブラケット1の取付面2aと付属物側の取付面との接触面積が拡大し、ブラケット1と付属物とが確実に固定でき、強いては、前記排気マニホールドの付属物を排気マニホールドに確実に固定できる。
なお、脚部の数を実施例においては2本としたが、3本以上でもよい。
また、膨出部12の形状を、前記実施例においては貫通孔9と同心の円弧状としたが、膨出部12を前記取付部2の側部に配設し、かつ、貫通孔9が取付部2の幅方向に偏在すればよく、設計や製造上の諸条件により、前記膨出部の形状や位置を変更してもよい。
本発明は、前記実施例のような排気マニホールドに適用できる外、それ以外の排気管にも適用可能である。
本発明におけるブラケットを示す図で、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は左側面図、(e)は斜視図。 本発明におけるブラケットを排気マニホールドのブランチパイプ取付けた状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は正面図。 従来技術におけるブラケットを示すもので、(a)は正面図、(b)はブラケット保持治具で保持した状態を示す上面図。
符号の説明
1 ブラケット
2 取付部
3、4 脚部
5、6 取付部
9 貫通孔
10 螺合手段(ウエルドナット)
12 膨出部

Claims (3)

  1. 取付部と複数の脚部を有し、該脚部を排気管表面に固定する排気管のブラケットであって、
    前記取付部に貫通孔を穿設するとともに該貫通孔と同軸に螺合手段を固設し、
    前記貫通孔及び前記螺合手段を、ブラケットの幅方向に偏在させたことを特徴とする排気管のブラケット。
  2. 前記取付部に、該取付部の幅方向へ膨出する膨出部を設けて、前記貫通孔及び前記螺合手段を、前記ブラケットの幅方向に偏在させたことを特徴とする請求項1記載のブラケット。
  3. 前記膨出部を、前記貫通孔と同心の弧状に形成したことを特徴とする請求項2記載のブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096097A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Yutaka Giken Co Ltd 付属品取付け用ブラケット及びこれの取付け方法

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