JP2007107069A - アルミニウム系基材の表面処理方法 - Google Patents

アルミニウム系基材の表面処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウム系基材の化成処理として6価クロムイオンを用いるクロメート処理の代替方法としてノンクロメート処理を行う場合に、クロメート処理と同等若しくはそれ以上の塗膜との密着性や耐食性を得る前処理方法を提供する。
【解決手段】アルミニウム系基材に化成処理を含む処理を施した後に塗装を行なうアルミニウム系基材の表面処理方法であって、アルミニウム系基材を前記化成処理を含む塗装前の処理工程の前に、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することによりアルミニウム系基材表面の清浄度を高める。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム系基材の表面処理方法に関する。
アルミニウム基材の表面には酸化アルミニウムの皮膜や、汚れ、油等が付着しており、塗膜の密着を妨害している。そのため、塗装の前に塗装の前処理を行うことにより、上述の皮膜や油等を除去する必要がある。
また、アルミニウム基材は、耐食性が不充分であるため、表面に傷が存在すると糸錆が発生したり、表面に酸化膜ができやすい欠点があることから、アルミニウム基材の表面に、塗装の前処理中の化成処理を施すことにより耐食性を向上させる必要がある。また、この化成処理により、アルミニウム基材と塗膜との密着性を良くすることができる。
この化成処理として、塗膜との密着性や耐食性に優れていることからクロメート処理が一般的に行なわれてきた。しかし、このクロメート処理で使用する6価クロムイオンは、近年、有害性が指摘されており、環境上使用しない事が望ましい。
そこで、上記クロメート処理にかわるノンクロメート処理として、例えば、特許文献1記載の塗装の前処理が提案されている。この塗装の前処理方法において、6価クロムイオンを代替する金属としてコバルト、亜鉛、チタン、シリカ、バナジウム、セリウム、モリブデン、タングステン、ジルコニウム等からなる単金属塩、又はそれらの組み合わせが提案されている。
特開2002−88492号公報
6価クロムイオンの代替として前記の金属等を使用したノンクロメート処理が提案されているが、6価クロムイオンと同等の塗膜との密着性や耐食性が得られていないという問題点がある。
また、アルミニウム系基材と塗膜との密着性に影響を与える要因として次のようなものが考えられる。
アルミニウム系基材(例えば、アルミホイール)を鋳造した後に、通常ショットブラストが行なわれている。このショットブラストは、金属製(例えば、鉄、ステンレス等)のショット粒で行なわれることが多いため、ショットブラスト後のアルミニウム系基材の表面には、前記ショット粒中の鉄が残留することがある。
この鉄が残留すると、アルミニウム系基材の表面と塗膜との密着性を阻害する要因となったり、大気中の水分等が塗膜を透過し、該水分等と鉄と基材であるアルミニウムとが反応して、耐食性の低下の原因となる。
また、アルミホイールの表面には酸化アルミニウムの皮膜が形成されており、この酸化アルミニウム皮膜が、アルミホイールと塗膜との密着性に影響を与えている。
そこで、本発明は、アルミニウム系基材の表面の清浄度を高めることで、アルミニウム系基材の表面と塗膜との密着性を高め、ノンクロメート処理においてもアルミニウム系基材と塗膜との密着性や耐食性を、クロメート処理を行なっていた時と同等若しくはそれ以上にするアルミニウム系基材の表面処理方法を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、アルミニウム系基材に、化成処理の工程を有する塗装の前処理をした後に、塗装を行なうアルミニウム系基材の表面処理方法であって、
アルミニウム系基材を前記塗装の前処理を行なう前に、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記塗装の前処理は、脱脂又は/及び酸洗い及び化成処理の工程を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、アルミニウム系基材を強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理する際に、超音波をかけることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水による処理における前記アルミニウム系基材に対するエッチング量を、1000〜20000mg/mとしたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記強アルカリ性水溶液のpHが、12.0以上であることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記強アルカリ性水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液であることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記アルカリ電解水のpHが、10.5〜11.7であることを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至4、7のいずれかに記載の発明において、前記アルカリ電解水は、炭酸カリウム水溶液を電気分解して生成される陰極液であることを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、アルミニウム系基材を、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理した後に、酸洗を行い、その後に前記塗装の前処理を行なうことを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記酸洗は、pH2以下の酸性水溶液で処理することを特徴とするものである。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記酸性水溶液は、硝酸水溶液又は硫酸水溶液であることを特徴とするものである。
請求項12記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明において、前記アルミニウム系基材が、アルミホイールであることを特徴とするものである。
本発明によれば、塗装の前処理の前に強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することにより、アルミニウム系基材の表面がより清浄化され、通常の塗装の前処理(ノンクロメート処理)のみを行ったものと比較して、アルミニウム系基材と塗膜との密着性、耐食性が向上する。これにより、アルミニウム系基材と塗膜との密着性や耐食性が、クロメート処理を行なったものと同等若しくはそれ以上となる。
これは、次のような要因によるものと思われる。
強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することにより、アルミニウム系基材の表面にショットブラストによって残留した鉄等をほぼ取り除くことが出来、アルミニウム系基材の表面と塗膜との密着性を阻害する一要因を排除できることから、大気中の水分等が塗膜を透過し、該水分等と鉄と基材のアルミニウムが反応して耐食性の低下を招くことを防止できると思われる。
また、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水でアルミニウム系基材の表面をエッチングすることにより、アルミニウム系基材の表面に、共晶組織が露出し、表面に細かな凹凸面が形成される。この凹凸面に塗膜を形成することで、アルミニウム系基材の表面と塗膜との結合が強固となり、耐食性が向上すると思われる。
また、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水でアルミニウム系基材を処理することにより、アルミニウム系基材の表面に形成していた酸化アルミニウム皮膜を、通常の塗装の前処理(ノンクロメート処理)より除去でき、アルミニウム系基材の表面をより清浄化できると思われる。
請求項3記載の発明によれば、更に、アルミニウム系基材を強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理する際に、超音波をかけることにより、超音波による処理を行なわないものと比較して、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水とアルミニウム基材との反応が促進され、より一層アルミニウム系基材の表面を清浄化できる。
請求項9乃至11記載の発明によれば、更に、酸洗によって、より確実に鉄等を取り除くことが出来、耐食性の低下を防止できる。
本発明に用いるアルミニウム系基材としては特に限定されず、例えば、アルミニウム基材、アルミニウム合金基材(例えば、AC−4C若しくはAC−4CH)等を挙げることができる。本発明のアルミニウム系基材の表面処理方法は、アルミホイールに好適に適用することが出来、以下、本発明をアルミホイールに適用した例について説明する。
アルミホイールを鋳造し、熱処理を施した後に、ショットブラストを行なう。このショットブラストは、アルミホイールの鋳造時の離型剤を除去するため等に行なわれ、鉄製のショット粒を使用して行なわれる。そのため、ショットブラスト後のアルミホイールの表面には、前記ショット粒(鉄)が残留することがある。この鉄が残留すると、アルミホイールの表面と塗膜との密着性を阻害する要因となったり、大気中の水分等が塗膜を透過し、該水分等と前記ショット粒の鉄と基材のアルミニウムとが反応して、耐食性の低下の原因となることがある。
前記ショットブラストを行なったアルミホイールをpH12.0以上、好ましくはpH12.5以上の強アルカリ性水溶液により処理する。この強アルカリ性水溶液として、例えば、水酸化ナトリウム水溶液や、水酸化カリウム水溶液が挙げられる。なお、強アルカリ性水溶液以外に、pH10.5〜11.7のアルカリ電解水を使用しても良い。このアルカリ電解水として、例えば、炭酸カリウム水溶液を電解槽内で電気分解し、前記電解槽の陰極側に生成される陰極液が挙げられる。
この強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水により、アルミホイール表面がエッチングされ、アルミホイール表面に残留した前記ショット粒(鉄)の周囲のアルミニウムが溶解し、鉄がアルミホイール表面に露出し、除去される。
この処理におけるアルミホイールに対するエッチング量は、1000〜20000mg/m、好ましくは、1000〜5000mg/mである。
また、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水により、アルミホイール表面に付着している酸化アルミニウムの皮膜が除去される。この酸化アルミニウムの皮膜の除去は、従来の塗装の前処理中の脱脂や酸洗いでは不十分であったが、本発明では、塗装の前処理中の脱脂よりも高いpHを有する強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理し、そのアルミホイールに対するエッチング量も1000〜20000mg/mと高いことから酸化アルミニウム皮膜を十分に除去することが出来る。
また、アルミホイール表面に付着している機械油、切削油等の有機不純物も除去され、アルミホイール表面の清浄度を高めることが出来る。
なお、この強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理するときに超音波処理を行なうことで、反応が促進されて好ましい。これは、超音波による微小振動、攪拌、脱泡、キャビテーション等の効果によるものである。
上記強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水により処理を行なった後に、水洗い処理を行なう。この水洗い処理を2回以上行なうことが好ましい。これにより、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水を希釈して反応を停止させる。また、この水洗い処理により、次の工程に持ち込まれる前記工程の処理剤の量を減少させる効果も有する。
次に、アルミホイールを、pH2.0以下、好ましくはpH1.5以下の酸性水溶液により処理する。酸性水溶液として、例えば、硝酸や硫酸等が挙げられる。この酸性水溶液により、アルミホイール表面に残存している前記アルカリ処理剤を中和する。アルミホイール表面にアルカリ処理剤が残存していると塗膜との密着性が低下するためである。また、前記ショットブラスト工程によりアルミホイールの表面に残留した鉄を十分に取り除くことが出来る。
上記酸性水溶液により処理を行なった後に、水洗い処理を行なう。この水洗い処理を2回以上行なうことが好ましい。これにより、酸性水溶液を希釈して反応を停止させる。また、この水洗い処理により、次の工程に持ち込まれる前記工程の処理剤の量を減少させる効果も有する。
次に、塗装の前処理を行う。この塗装の前処理は、脱脂処理、酸洗処理、化成処理、後処理で構成される。各工程の間には水洗処理が行なわれる。なお、後処理は行なわなくともよい。
上記塗装の前処理は、先ず、脱脂処理を施す。該脱脂処理としては特に限定されず、アルカリ脱脂洗浄等の通常のアルミホイールの処理に用いられる方法で行なうことができる。この脱脂処理により、油脂性物質を除去したり、表面に浮き上がらせる。また、次いで行なわれる酸洗処理に使用される酸性水溶液のアルミホイールに対する濡れ性が向上し、より確実に酸洗を行うことができる。
上記脱脂処理を行なった後に水洗い処理を行なう。この水洗い処理を2回以上行なうことが好ましい。これにより、脱脂処理に用いる処理剤を希釈して反応を停止させる。また、この水洗い処理により、次の工程に持ち込まれる前記工程の処理剤の量を減少させる効果も有する。
次に、酸洗処理を施す。該酸洗処理としては、アルミホイールにおけるノンクロメート処理を有する塗装の前処理において用いられる方法で行なうことができる。該酸洗により、アルミホイールの表面の汚れや酸化膜を除去する。また、酸洗いにより、アルミホイール表面が活性化し、化成皮膜が形成しやすくなる。
上記酸洗処理を行なった後に、水洗い処理を行なう。この水洗い処理を2回以上行なうことが好ましい。これにより、酸洗処理に用いる処理剤を希釈して反応を停止させる。また、この水洗い処理により、次の工程に持ち込まれる前記工程の処理剤の量を減少させる効果も有する。
次に、化成処理や必要に応じて後処理を施すことにより、アルミホイール表面に化成皮膜を形成する。該化成処理や後処理としては、例えば、特開2003−313681号公報、特開2003−27253号公報記載等のアルミホイールの塗装の前処理に用いられるノンクロメート処理の方法で行なうことができる。ノンクロメート処理において、6価クロムイオンを代替する金属としては、コバルト、亜鉛、チタン、シリカ、バナジウム、セリウム、モリブデン、タングステン、ジルコニウム等からなる単金属塩、又はそれらの組み合わせた複合金属塩を使用し、その塩として、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、フッ酸塩、塩化塩、アルミニウム塩、酢酸塩等を使用することが提案されている。
次に、水洗処理を行なう。この水洗い処理を2回以上行なうことが好ましい。
次に、エアブロー等により水切りを行った後に、水切り乾燥を行なう。
次に、アルミホイールの表面に塗装を行う。該塗装方法としては、ノンクロメート処理を有する表面処理が施されたアルミホイールに用いられる通常の塗装方法で行なうことができる。
次に、本発明を実施例により具体的に説明する。
[実施例1]
アルミニウム合金を用いてアルミホイールを成型し、アルミホイールを金型から取り出し、熱処理をした後に、ショットブラストを行ない、その後に、以下の(1)〜(18)の工程を順次行い、アルミホイールの塗装物を得た。
(1)強アルカリ性水溶液処理
処理液:5%(w/v)水酸化ナトリウム(pH13.1)
処理温度:40℃
処理時間:150秒
エッチング量:2500mg/m
(2)水洗い×2回
(3)酸性水溶液処理
処理液:5〜10%(w/v)硝酸(pH1.5以下)
処理温度:30℃
処理時間:30秒
(4)水洗い×2回
(5)湯洗い
(6)脱脂処理
処理液:3%(w/v)Surfcleaner C294(日本ペイント社製)
処理温度:50〜60℃
処理時間:115秒
(7)水洗い×2回
(8)酸洗処理
処理液:5%(w/v)Surfcleaner CP4325(日本ペイント社製)
0.5%(w/v)Surfcleaner CH7275(日本ペイント社製)
処理温度:20〜40℃
処理時間:72秒
(9)水洗い×2回
(10)化成処理
処理液:0.5%(w/v)Alsurf CX4707(日本ペイント社製)
処理温度:30〜40℃
処理時間:61秒
(11)水洗い×2回
(12)後処理
処理液:0.02%(w/v)Surfcoat CX4661(日本ペイント社製)
処理温度:50〜60℃
処理時間:30秒
(13)水洗い×2回
(14)水切り
(15)乾燥
(16)粉体塗装
A400(日本ペイント社製)を乾燥膜厚100μmとなるように塗装し、160℃20分間焼付けを行なった。
(17)カラーベース塗装
(18)クリアー塗装
[比較例1]
アルミニウム合金を用いてアルミホイールを成型し、アルミホイールを金型から取り出し、熱処理をした後に、ショットブラストを行ない、その後に、上記実施例1の(1)〜(4)の工程を行なわず、上記実施例1の塗装の前処理工程である(5)〜(15)及び塗装工程(16)〜(18)の工程を順次行い、アルミホイールの塗装物を得た。
[実施例2]
アルミニウム合金を用いてアルミホイールを成型し、アルミホイールを金型から取り出し、熱処理をした後に、ショットブラストを行ない、その後に、以下の(1)〜(16)の工程を順次行い、アルミホイールの塗装物を得た。
(1)強アルカリ性水溶液処理
処理液:5%(w/v)水酸化ナトリウム(pH13.1)
処理温度:40℃
処理時間:150秒
エッチング量:2500mg/m
(2)水洗い×2回
(3)酸性水溶液処理
処理液:5〜10%(w/v)硝酸(pH1.5以下)
処理温度:30℃
処理時間:30秒
(4)水洗い×2回
(5)湯洗い
(6)脱脂処理
処理液:3%(w/v)ファインクリーナーFC−359(パーカー社製)
処理温度:50〜60℃
処理時間:115秒
(7)水洗い×2回
(8)酸洗処理
処理液:5%(w/v)プロピレンPL−5552(パーカー社製)
処理温度:45〜50℃
処理時間:72秒
(9)水洗い×2回
(10)化成処理
処理液:2%(w/v)パルコートCT−4600(パーカー社製)
処理温度:36〜40℃
処理時間:61秒
(11)水洗い×3回
(12)水切り
(13)乾燥
(14)粉体塗装
(15)カラーベース塗装
(16)クリアー塗装
[比較例2]
アルミニウム合金を用いてアルミホイールを成型し、アルミホイールを金型から取り出し、熱処理をした後に、ショットブラストを行ない、その後に、上記実施例3の(1)〜(4)の工程を行なわず、上記実施例2の塗装の前処理工程である(5)〜(13)及び塗装工程(14)〜(16)の工程を順次行い、アルミホイールの塗装物を得た。
上記実施例1、2、比較例1、2において得られたアルミホイールの塗装物について、耐糸錆試験及びCASS試験を実施した。
耐糸錆試験とは、塩水噴霧試験(JIS Z 2371)と湿潤とを一定時間交互に繰り返し、素地、塗膜間に発生する糸錆を調べる試験方法であり、試験時間は1680時間である。
CASS試験とは、JIS H8502に準拠された試験方法で、酢酸酸性の塩化ナトリウム溶液に塩化銅(II)二水和物を添加した溶液を噴霧した雰囲気において、めっきの耐食性を調べる試験方法であり、試験時間は240時間である。
耐糸錆試験については、アルミホイールのスポーク縦壁2箇所、リム縦壁2箇所で行い、CASS試験については、アルミホイールのスポーク縦壁2箇所、裏エッジ2箇所、表エッジ2箇所、リム縦壁2箇所で行ない、耐糸錆試験、CASS試験についての測定結果のそれぞれの平均値を表1に示す。
Figure 2007107069
上記表1の結果より、比較例1、2で得られたアルミホイールの塗装物に対し、本発明である実施例1、2で得られたアルミホイールの塗装物の方が、CASS試験及び耐糸錆試験において優れていることが判った。つまり、アルミホイール鋳造後で、かつ、通常アルミホイールの塗装の前処理(ノンクロメート処理)として行われている工程の前に、本発明の強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することにより、アルミホイールの耐食性を向上させることが判った。また、アルミホイールと塗膜との密着性についても向上していると思われる。この、CASS試験及び耐糸錆試験の結果は、クロメート処理を有する塗装の前処理により得られたアルミホイールの塗装物と同等若しくはそれ以上の値である。
これは、次のような理由によるものと推察される。
塗装の前処理の前に強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することにより、アルミホイール表面がエッチングされ、ショットブラストによりアルミホイールの表面に残留した鉄の周囲のアルミが溶解され、鉄がアルミホイール表面に露出し除去される。更に、後工程の酸性水溶液等で処理することにより鉄を十分に取り除くことができる。
これにより、アルミホイールの表面と塗膜との密着性を阻害する一要因である鉄をほぼ排除できると思われる。これにより、大気中の水分等が塗膜を透過し、該水分等と前記ショット粒の鉄等と基材のアルミニウムとが反応することにより生じる耐食性の低下を防止できる。
また、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水でアルミホイールの表面をエッチングすることにより、アルミホイールの表面に、共晶組織が露出し、表面に細かな凹凸面が形成される。この凹凸面上に塗膜を形成することで、塗膜とアルミホイール表面とが強固に結合し、アルミホイール表面の耐食性が向上する。
また、従来のノンクロメート処理を有する塗装の前処理中の脱脂や酸洗いでは十分に除去できず、アルミホイールと塗膜との密着性を阻害する一要因であるアルミホイール表面に付着した酸化アルミニウムの皮膜を除去できると思われる。これは、通常の塗装の前処理中の脱脂よりも高いpHを有する強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理し、そのアルミホイールに対するエッチング量も1000〜20000mg/mと高いことによるものである。
また、アルミホイールと塗膜との密着性を阻害する一要因である油等の有機不純物も取り除くことが出来る。
つまり、従来の塗装の前処理の前に、本発明の処理を行なうことでアルミホイール表面の清浄度を従来のものよりも高め、アルミホイールと塗膜との密着性が高まり、耐食性についても向上する。

Claims (12)

  1. アルミニウム系基材に、化成処理の工程を有する塗装の前処理をした後に、塗装を行なうアルミニウム系基材の表面処理方法であって、
    アルミニウム系基材を前記塗装の前処理を行なう前に、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理することを特徴とするアルミニウム系基材の表面処理方法。
  2. 前記塗装の前処理は、脱脂又は/及び酸洗い及び化成処理の工程を有することを特徴とする請求項1記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  3. アルミニウム系基材を強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理する際に、超音波をかけることを特徴とする請求項1又は2記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  4. 前記強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水による処理における前記アルミニウム系基材に対するエッチング量を、1000〜20000mg/mとしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  5. 前記強アルカリ性水溶液のpHが、12.0以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  6. 前記強アルカリ性水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  7. 前記アルカリ電解水のpHが、10.5〜11.7であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  8. 前記アルカリ電解水は、炭酸カリウム水溶液を電気分解して生成される陰極液であることを特徴とする請求項1乃至4、7のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  9. アルミニウム系基材を、強アルカリ性水溶液又はアルカリ電解水で処理した後に、酸洗を行い、その後に前記塗装の前処理を行なうことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  10. 前記酸洗は、pH2以下の酸性水溶液で処理することを特徴とする請求項9記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  11. 前記酸性水溶液は、硝酸水溶液又は硫酸水溶液であることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
  12. 前記アルミニウム系基材が、アルミホイールであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のアルミニウム系基材の表面処理方法。
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