JP2007105226A - 背当てシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通気性を有したクッション材シート5の表裏両面に抗菌防臭加工を施したメッシュ地を積層し、表面メッシュ地3は裏面メッシュ地4よりも目の粗いメッシュとして単位積層地2を形成し、吸湿速乾加工、一次帯電防止加工を施したメッシュ芯地6を介してこの両面に単位積層地2を、裏面メッシュ地がメッシュ芯地に接面するように積層して背当てシート1を構成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、このような点に着想し、これらの問題点を解消すべくなしたものであり、そのために、ランドセルなどに着脱使用ができるように構成し、軽量で比較的に薄手のものとしながら、適度な保形性があり、吸湿速乾性能に優れ、抗菌防臭性能にも効果を発揮し得る背当てシートを提供せんとするものである。
上記単位積層地は、クッション材シートの両面に表裏面メッシュ地をそれぞれ接着して形成することができる。
少なくとも上記メッシュ芯地に吸湿速乾加工、一次帯電防止加工を施し、少なくとも上記単位積層地のメッシュ地に抗菌防臭加工を施して形成するのが好ましい。
この場合、横シート部と上縁シート部のメッシュ芯地をシート本体のメッシュ芯地に比して保形性のより高い芯地として形成することが好ましい。
上記構成は、両内縁を縫着した左右横シート部を挿通孔分の間隔を置いて配置し、その上縁表裏を上縁シート部の下縁で挟着するようにして袋縫い状に縫着して上縁シート部を形成し、左右横シート部の下縁表裏をシート本体の上縁で挟着するようにして袋縫い状に縫着してシート本体を形成するのが好ましい。
単位積層地をメッシュ芯地に対して対称的に積層すれば、表裏両面を同じ機能性をもって使用することができるものとなる。
シート上部に挿通孔を形成し、ランドセルに対して着脱自在な構成の背当てシートとしても、上記構成により型崩れしにくく、使用感に優れ、特に挿通孔の横及び上側に腰のある保形性を持たせた芯地を用いることにより一層優れてものとなる。
図1〜3は、本発明に係る背当てシート1の構成を示し、図4〜6はその形成過程を示してある。
背当てシート1は、単位積層地2をメッシュ芯地6を介して積層した構成を有している。
単位積層地2は、ポリエステル、ナイロン或いは綿糸などの適宜素材により、裏メッシュ地4よりも空隙率を大きく形成した目の粗い表面メッシュ地3と、上記と同様の素材により、表面メッシュ地よりも目を細かく形成した裏面メッシュ地4との間に、表裏連通した通気間隙を無数に有する織布乃至不織布などのクッション材シート5を介装し、これらを積層してなっている。
表裏面メッシュ地3,4とクッション材シート5の積層は、重ね合わせてあるだけでもよいが、ホットメルト接着剤その他の粘着乃至接着剤によって、メッシュ部分がクッション材シート表面に軽く接着させておくのが好ましい。
該メッシュ芯地6には、少なくとも吸湿速乾乃至拡散加工、一次帯電(静電)防止加工を施しておくのが好ましい。該加工は公知の方法或いは新規な方法いずれによる加工であるかは問わない。
これは、背当てシートをランドセルに着脱可能なシートとして適用した場合、人の背中に直接接触する外側層とランドセル本体の背当に直接接触する反対外側層部分が熱の滞留部となるので、対応する背当てシートの両外側面となる表面メッシュ地3,3により大きな通気性と吸湿性を保たせ、かつ抗菌防臭機能を持たせておくことが望ましいからである。両外側を目のより粗いメッシュとし、内側を目のより細かいメッシュとし、介装した芯地をメッシュとするとともに、吸湿速乾加工、帯電防止加工をしておくことにより、全体シートに良好な同様機能を発揮させることができる。
一般のランドセルの背面板にはその上部中央に背負いベルトの取付金具が装着され、これに背負いベルトの上端部が連結されている。
本発明に係る背当てシート1は、ランドセル背面板に重ね合わせ自在とすることができるとともに、取付金具と背負いベルトを挿通可能な挿通孔7をシート上部に形成してあり、シート全体は、挿通孔7より下部のシート本体8と、挿通孔左右の横シート部9A,9Bと、挿通孔上部の上縁シート部10を具備し、シート全体外周に縁布11を縫着してあり、図1(B)のように、背当てシートの裏面側の上端部と下部において、左右両側縁布部にゴム紐12(ランドセルの冠即ち外カバーの付け根部付近に止め付け用)、ゴム紐13(ランドセルの背面板下端部に止め付け用)の両端を縫着して該ゴム紐を両側間に渡して設けてある。ゴム紐は両側から伸びた結び紐、その他任意の結束条でもよい。
なお、上記構成は一実施例であるので、各部の構成、形状は上記記載に限定されるものではなく変更可能である。
4 裏面メッシュ地、 5 クッション材シート、 6 メッシュ芯地、
6a 上部メッシュ芯地、 7 挿通孔、 8 シート本体、
9A,9B 横シート部、 10 上縁シート部、 11 縁布、
12,13 ゴム紐。
Claims (6)
- 通気性を有したクッション材シートの表裏両面にメッシュ地を積層して単位積層地を形成し、メッシュ芯地を介してこの両面に単位積層地をそれぞれ積層した構成を有してなる背当てシート。
- 通気性を有したクッション材シートの表裏両面にメッシュ地を積層し、表面メッシュ地は裏面メッシュ地よりも目の粗いメッシュとして、単位積層地を形成し、メッシュ芯地を介してこの両面に単位積層地をそれぞれ積層した構成を有してなる背当てシート。
- メッシュ芯地の両面に裏面メッシュ地が接面するように単位積層地をそれぞれ積層してなる請求項2に記載の背当てシート。
- 少なくともメッシュ芯地に吸湿速乾加工、一次帯電防止加工を施し、少なくとも単位積層地のメッシュ地に抗菌防臭加工を施してなる請求項1〜3のいずれかに記載の背当てシート。
- 請求項1〜4のいずれかの背当てシートを用い、ランドセルの背面板相当の大きさとするとともに、その上部にランドセルの背負いベルト挿通孔を形成して、ランドセル用背当てシートとなし、該ランドセル用背当てシートは、挿通孔より下部のシート本体と、挿通孔左右の横シート部と、挿通孔上部の上縁シート部を縫着連設し、シート全体外周に縁布を縫着してなる構成を有する背当てシート。
- 横シート部と上縁シート部のメッシュ芯地をシート本体のメッシュ芯地に比して保形性のより高い芯地としてなる請求項5に記載の背当てシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005298782A JP3830049B1 (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 背当てシート |
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JP3830049B1 JP3830049B1 (ja) | 2006-10-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013039182A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kokuyo Co Ltd | 背負い鞄用パッド及びこれを適用した背負い鞄 |
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- 2005-10-13 JP JP2005298782A patent/JP3830049B1/ja not_active Expired - Fee Related
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