JP2007104737A - 電力供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン3と、該エンジン3により駆動される発電機4と、該発電機4により発電される発電電力を整流後に所望の周波数に変換するインバータ6と、該発電電力と外部商用電力とを系統連係させる制御装置60と、を有する電力供給装置1において、前記インバータ6を内設する換気ダクト20を設ける。
【選択図】図1
Description
また、この技術について、開示する文献も存在する(例えば、特許文献1参照。)。
このような構成とすることで、複数台のインバータそれぞれの冷却効率を同等として、全体としての冷却効率を高めている。
図1は本発明の実施例に係る電力供給装置の全体的な構成を示す斜視図、図2は本発明の実施例に係る換気ダクトの全体的な構成を示す斜視図である。
図3は(a)同じく換気ダクト内部の冷却風の流路を示す略斜視図、(b)同じく略平面図、(c)同じく略側面図である。
図4は換気ダクトの吹出し方向を示す斜視図である。
図5は(a)換気ダクトの吹出し方向を示す略平面図、(b)(a)におけるBB断面についての換気ダクトの略断面図である。
図6は脱着可能な自立起動装置とそれを搭載する電力供給装置を示す斜視図、図7は停電時の自立起動装置による起動に関する回路構成について示す電気回路図である。
また、電力供給装置1は、詳しくは後述するが、標準機40及び停電対応機41が提供され、図1では標準機40を、図4及び図6では停電対応機41に関する構成を示している。
図1に示すように、本実施例に係る電力供給装置1の全体構造については、略直方体に形成された枠体構造のパッケージ2内において、大概してエンジン室11、ラジエータ室12、コントロールボックス室13及び機器収納室14に区分けされた空間に大きく分けられる。
前記エンジン室11の側方には、制御装置60を内設するコントロールボックス室13が構成されている。該コントロールボックス室13は、隔壁10によってエンジン室11と隔離されることで、エンジン3等から発せられる熱は、コントロールボックス室13内に直接的に伝達されないようになっており、熱による前記制御装置60等の電気機器の不具合発生が防止されている。
前記ラジエータ室12は、通風ダクト9を介して前記エンジン室11と連通されている。また、該ラジエータ室12の上部には、ラジエータ15(図5(a)参照)を冷却するためのラジエータファン8が設けられており、該ラジエータファン8により形成される気流によって、前記エンジン室11の室内空気は、前記通風ダクト9を介してラジエータ室12内へと引き込まれ、パッケージ2外へと排出される。また、該ラジエータ室12には、エンジン3へ燃焼空気を供給するための空気供給ダクト7等が設けられている。
該機器収納室14内には、換気ダクト20が設けられ、該換気ダクト20内に前記発電機4によって発電された電力を整流した後、所望の周波数に変換するインバータ6が設けられている。また、機器収納室14には、電力供給装置1の各種設定を作業者が行なうための操作部17が設けられている(図4参照)。
図2に示すように、前記換気ダクト20は、吸込みから吹出しまで連続気流を形成できるよう、一体化したダクトで構成されるものである。図2では、その構成が分かり易いように、該換気ダクト20を、その構成部分である吸込みダクト22、中央ダクト23及び吹出しダクト24とで分割して表している。
そして、以上のように、互いに対向する中央ダクト23の外側面23a・内側面23bにおいて、前記各開口部26a・26b・27a・27bの寸法や、配置が異なる関係となっているため、中央ダクト23内において、前記外側面23aから前記内側面23bへ流れる冷却風の向きは、前記内側面23b・外側面23aに対して、斜め方向に交差するようになる。
また、前記仕切り面21bは、前記ラジエータ室12と機器収納室14を仕切ることで(図1参照)、ラジエータ室12内の熱から、機器収納室14内の機器を守るようにしている。また、前記仕切り面21bは、前記パッケージ2を構成する枠体に対して架設されることで、パッケージ2の剛性を高めるように機能している。また、前記仕切り面21bにおいて、前記中央ダクト23の内側面23bに設けた吹出し側開口部27に対応する位置には、開口部28が設けられている。
また、図1に示すように、前記受面21aは、前記ラジエータ室12の図において前面側を覆う第一外板31と、機器収納室14の図1において前面側を覆う第二外板32の境界部に配置される。そして、前記受面21aに対し、前記第一外板31、及び前記第二外板32が固定されるようになっている。このように、前記受面21aは、パッケージ2の外装を構成する第一外板31、第二外板32を固定部材としての機能を果たすようにしている。
以上の吸込みダクト22の構成により、前記吸込み口29から吸い込まれる外気が、吸込みダクト22を通過し、前記第一・第二吸込み側開口部26a・26bから中央ダクト23内へと供給される。
また、吹出しダクト24は、前記仕切り面21b側が開口される板枠部材であり、吹出しダクト24内の空間は、前記開口部28を介して前記中央ダクト23の吹出し側開口部27に連通されている。
また、この吹出し口30は、図5(b)において略長方形に構成される吹出しダクト24の、左下側の角部を切り欠くようにして構成される。また、右下側の角部から左下方向においては、遮蔽板25が形成されて、この遮蔽板25の存在により、冷却風が図5(b)において左方向へと案内されるようになっている。
そして、排出された冷却風は、前記第一外板31・第二外板32に吹き当てられることにより、その勢いが弱められ、パッケージ2のラジエータ室12内において分散されることになる。
仮に、冷却風の排出方向を、ラジエータ15側にした場合、複雑な冷却管から構成されるラジエータ15を通過する際に、流体騒音が発生することになるものであり、本実施例の構成によれば、このようなラジエータ15への冷却風の衝突によって発生する騒音の発生を防止することができる。
図3(a)に示すように、前記中央ダクト23内部には、インバータ6及び冷却ファン16が設けられている。
本実施例では、前記インバータ6は、図において中央ダクト23の手前側面を構成する前側面23cに対し図示せぬステ−を介して取り付けられることとしている。
また、前記冷却ファン16は、中央ダクト23に形成される前記第一・第二吸込み側開口部26a・26bに面して設けられる。
そして、この冷却ファン16によって、前記吸込み口29から外気が吸い込まれ、前記吸込みダクト22を通過し、前記第一・第二吸込み側開口部26a・26bから中央ダクト23内へと供給される。
尚、冷却ファン16の数、配置、及び、その具体的な装置構成については、特に限定されるものではなく、いわゆる吸引ファンとして機能するものであればよい。
前述のように、互いに対向する中央ダクト23の外側面23a・内側面23bにおいて、前記各開口部26a・26b・27a・27bの寸法、面積又は配置(上下方向・左右方向)が正面および平面から見て異なる関係となっているため、中央ダクト23内において、前記外側面23aから前記内側面23bへ流れる冷却風の向きは、前記内側面23b・外側面23aに対して、斜め方向に交差するようになっている。
このため、図3(b)に示すように、冷却風は、インバータ6の上面6cに対し、斜め方向に送風される。これは、インバータ6の下面6eにおいても同様である。
また、図3(c)に示すように、冷却風は、インバータ6の左面6dに対し、斜め方向に送風される。これは、インバータ6の右面6fにおいても同様である。
また、図6に示すように、電力供給装置1において、前記パッケージ2の前記機器収納室14に設けた操作部17上方には、空間部34が設けられおり、該空間部34に前記自立起動装置50が設置されることにより、電力供給装置1が停電対応機41として構成されるようになっている。
そして、この停電対応機41は、図1に示される標準機40、即ち、自立起動装置50を設けない構成に対し、当該自立起動装置50を設けた構成とするものである。
これに対し、停電時での発電のニーズに応えるため、図6に示すごとく、前記自立起動装置50を備えた停電対応機41の提供も行われていた。
そして、従来は、前記標準機40(図1)と前記停電対応機41(図6)を別の製造ラインで製造することが行われていた。
また、装置構成上、前記標準機40に自立起動装置50を増設したものを前記停電対応機41とすることによれば、この異なる二つの仕様で共通の部品を使用できることとなり、製造コストの削減を図ることができる(部品の共通化)。
また、ハーネス類を取り付ける作業のみで、前記自立起動装置50の電気的な接続作業を完了できる構成とすることで、電気的な接続に関する作業を短時間で終了することができる。
また、自立起動装置50をユニット化し、前記空間部34への固定作業、或いは、取外し作業を、前記第二外板32側から実施できる構成とすることで、標準機40を組み立て後であっても、前記第二外板32を取り外すことによって、容易に、前記自立起動装置50の脱着作業を実施できる。つまり、後付けも簡単に行なえ、組立後において仕様変更が可能となる。
図7は、図6の停電対応機41の停電時、起動に関する回路図を示すものである。
外部商用電力71が利用できる通常時は、インバータ6において、発電機4による発電電力と外部商用電力71を系統連系させる制御が行われ、系統電源72へと電力が出力される。
また、この停電対応機41の制御装置60は、制御電源61から供給される電力により起動制御・運転制御を実施するようになっている。そして、通常時は、外部商用電力71から、第一電磁接触器55、第二電磁接触器56を介して、前記制御電源61へ電力が供給されるようになっている。
また、通常時は、外部商用電力71が、第一電磁接触器55、充電器51を介してバッテリー52に供給され、このバッテリー52にて蓄電が行われるようになっている。
尚、前記制御電源61への電力供給は、バッテリー52に蓄電されていた蓄電電力を、制御電源用インバータ53により交流に変換し、及び、昇圧トランス54より変圧し、第二電磁接触器56を介して行われる。
この構成によれば、前記自立起動装置50の蓄電電力は、停電時のみ利用されるため、電力供給装置1設置後における前記バッテリー52の蓄電/放電の回数を最小限に抑えることができ、充電器51やバッテリー52等の電気機器の長寿命化を図ることができる。
また、前記停電時のみ前記自立起動装置50を使用することから、バッテリー52の容量は小さくて済み、バッテリー52の小型化はもちろんのこと、自立起動装置50全体の小型化を図ることができる。
このため、本発明によれば、通常時においても前記自立起動装置50から前記制御装置60へ電力を供給することとしていた従来の電力供給装置1と比較して、装置の長寿命化、小型化を図ることができる。
2 パッケージ
3 エンジン
4 発電機
6 インバータ
16 冷却ファン
20 換気ダクト
60 制
Claims (5)
- エンジンと、
該エンジンにより駆動される発電機と、
該発電機により発電される発電電力を整流後に所望の周波数に変換する整流するインバータと、
該発電電力と外部商用電力とを系統連係させる制御装置と、
を有する電力供給装置において、
前記インバータを内設する換気ダクトを設ける、ことを特徴とする電力供給装置。 - 前記換気ダクト内における冷却風の導通方向を、前記インバータの少なくとも一つの外側面に対して斜め方向とする、ことを特徴とする請求項1記載の電力供給装置。
- 前記換気ダクトから排出される冷却風の吹出し方向は、前記電力供給装置の外板が存在する方向とする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電力供給装置。
- バッテリーを内設する自立起動装置を、脱着可能に設ける、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電力供給装置。
- 前記制御装置の起動電源を、通常時は外部商用電源とし、停電時は前記自立起動装置とする、ことを特徴とする請求項4記載の電力供給装置。
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