JP2007104403A - 携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム - Google Patents

携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 可搬型通信器具と携帯情報端末との少なくとも一方、特に、携帯情報端末の電池容量が所定値より低下した際でも、通信維持のための電力を確保する。
【解決手段】 携帯情報端末10が、第1無線リンクで接続するヘッドセット20(可搬型通信器具)と携帯情報端末10との両者それぞれの電池残量を所定時期に検出し、検出値がそれぞれの規定値以下に達した場合、第1無線リンク(近地無線通信)で接続中の相手先に保留案内メッセージを送信して第1無線リンクを切断し、接続中のヘッドセット20を所定の通信先、携帯情報端末10が内蔵する音声入力部17-Aと音声出力部17-Bとに切り換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯情報端末が近地無線通信システムを用いて他の可搬型通信器具と近地無線通信を実施するシステムに関し、特に、携帯型端末または可搬型器具の電池電源断による障害の救済が可能な携帯情報端末に関するものである。
上記携帯情報端末は、携帯電話機若しくは携帯電話端末又は通信機能を有する可搬型のデータ端末若しくはパーソナルコンピュータなどを含む。また、近地無線通信システムは、例えば、無線リンクに2.4GHz帯域を用いるIEEE802規格による無線LAN仕様又はブルートゥース(Bluetooth)の仕様を含む。
従来の携帯情報端末に用いられる近地無線通信システムとして、特開2004−312274号公報(以後、特許文献1)では、ヘッドセットなどの外部アダプタと接続可能な携帯電話装置において、近地無線通信で通信が障害となった場合に発生する通信不可能事態を早急に解消する技術が開示されている。すなわち、この携帯電話装置は、通信の回線品質を監視し、回線品質が一定の基準以下に低下した際に基地局を介して通信相手先に「回線品質低下」及び「要件承り」に関する案内データを送信した後、通信相手先からの要件データを受けて記録している。従って、無線回線の品質低下に対するデータの確保ができている。しかしながら、近年、機能追加されたヘッドセットなどの外部アダプタにも電池を有するものがあるが、その電池残量低下による突然の通信断については対処ができていない。
また、特開2003−125461号公報(特許文献2)では、通話中の近地無線通信が不通状態に陥った際に、ハンズフリー通話として相手方の音声の途切れ等に対する違和感を低減させるシステムが開示されている。すなわち、端末である中継装置が、無線通信状態をパケットの有無、又は電界強度レベルの強弱等によってその不通状態が継続すると判断した場合、接続を回復するために再接続し、更に一定時間を継続した際には通話を終了させる、ということが開示されている。すなわち、通信状態が異常の場合に対してハンズフリー通話への切換えを開示しているが、電源監視又は電源異常の際の処理については触れていない。
上述したように、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、近地無線通信の通信障害に対する処理が開示されているが、内蔵電池を電源とするヘッドセットなど外部アダプタを近地無線通信で接続する携帯情報端末を対象としていない。すなわち、上述した特許文献では、電池を内蔵する外部アダプタを近地無線通信で接続する携帯情報端末を対象として、近地無線通信の通信障害のみならず、外部アダプタの電池残量低下、更には、携帯情報端末の電池残量低下が発生した場合の総合的な処置については触れられていない。
特開2004−312274号公報 特開2003−125461号公報
解決しようとする課題は、ヘッドセットなどの外部アダプタを含み電源として電池を内蔵する可搬型通信器具を近地無線通信で接続する携帯情報端末において、近地無線通信の通信障害で通信を維持できても、可搬型通信器具と携帯情報端末との少なくとも一方、特に、携帯情報端末の電池容量が所定の値より低下した際には通信維持のための電力確保が不十分となるので、短時間で電源断し通信不能の発生が避けられないことである。
本発明は、電池を内蔵しヘッドセットなどの外部アダプタを含む可搬型通信器具を、無線LANなどの近地無線通信で接続する携帯情報端末において、近地無線通信の通信障害発生で通信維持を確保できると共に、可搬型通信器具と携帯情報端末との少なくとも一方の電池容量が所定の値以下に達した際にも通信維持を確保させると共に携帯情報端末電池寿命の延長を図ることを目的とする。
そのため、可搬型通信器具と近地無線通信する携帯情報端末が、可搬型通信器具と携帯情報端末との両者それぞれの電池残量を間隔をもった所定時期に検出し、検出した値が予め定められたそれぞれの電池残量値以下に達した場合、接続相手先に保留案内メッセージをデータ送信して接続中の前記近地無線通信を切断し、接続中の可搬型通信器具を所定の通信先に切り換えることを主要な特徴とする。
このように接続中の近地無線通信を切断して代替えの通信先に切換え接続することができるので、携帯情報端末の電池容量が規定値以下に達した際には携帯情報端末に内蔵するなど、地無線通信を使用しない接続先に通信先を切り換えている。このような構成によって、消費電力の大きい近地無線通信を避けることができる。この結果、携帯情報端末は、その電力消費を節約できるので、電池寿命の延長、すなわち充電時期を遅らせることができ、通信の継続が確保される。
この可搬型通信器具がヘッドセットであり、携帯情報端末がスピーカとマイクロホンとを内蔵してハンズフリー通話ができる場合、この携帯情報端末は、自身の電池残量値が不足の際に、接続中の近地無線リンクを切断してハンズフリー通話に切り換える。同様に、可搬型通信器具が可搬プリンタの場合でも、携帯情報端末がプリントデータメモリを内蔵又は外付けで有するならば、当該携帯情報端末は、自身の電池残量値が不足の際に、接続中の近地無線リンクを切断し、接続中プリンタに代えて上記プリントデータメモリを切換え通信先として選択できるので、携帯情報端末の電池寿命を延長することができる。
具体的には、前記可搬型通信器具は、内蔵する電池の容量を検出して電池残量情報を作成する手段と、当該電池残量情報を近地無線通信中の携帯情報端末へ所定時期に送信する手段とを有する。携帯情報端末は、前記可搬型通信器具の電池残量を受けた際にそれを記憶する手段と、前記可搬型通信器具の記憶された電池残量と当該携帯情報端末の電池残量とを所定時期に検出する手段と、検出した電池残量値がそれぞれで予め定められた値以下に達した場合に、接続相手先に保留案内メッセージを送信する手段と、この送信の後、前記可搬型通信器具の電池残量値が不足の場合では当該可搬型通信器具を所定の通信先に切り換えて通信を再開する手段とを有する。
上記可搬型通信器具は、内蔵する電池の容量を検出して電池残量情報を作成し、近地無線通信中の携帯情報端末へ所定時期に送信できる。その所定時期はデータフレームを受信した際とし、受信したデータフレームに対して返送する「ACK」メッセージに電池残量情報を含ませることが好ましい。
本発明の携帯情報端末に用いられる近地無線通信システムは、可搬型通信器具と近地無線通信する携帯情報端末が、可搬型通信器具と携帯情報端末との両者それぞれの電池残量を間隔を有する所定時期に検出し、検出した値が予め定められたそれぞれの電池残量値より低下した場合、接続相手先に保留案内メッセージを送信して接続中の前記近地無線通信を切断し、接続中の可搬型通信器具を所定の通信先に切り換えることができる。従って、消費電力の大きい近地無線通信の稼動を停止できるため、携帯情報端末は、その電力消費を節約できるので、電池寿命の延長、すなわち充電時期の延期が可能となり、通信の継続が確保されるという利点がある。
本発明は、電池を内蔵する可搬型通信器具と近地無線通信で接続する携帯情報端末が、近地無線通信の通信障害発生の際に通信維持を確保できると共に、可搬型通信器具と携帯情報端末との少なくとも一方の電池容量が規定値以下に達した際にも通信維持を充分に確保させることを目的とする。
この目的は、携帯情報端末が、可搬型通信器具と携帯情報端末との両者それぞれの電池残量を所定時期、例えば定期的に検出し、検出した残量値が予め定められたそれぞれの規定値以下に達した場合、接続相手先に保留案内メッセージを送信して接続中の前記近地無線通信を切断し、接続中の可搬型通信器具を所定の通信先に切り換えることにより実現した。
例えば、可搬型通信器具がヘッドセットの場合、携帯情報端末がスピーカとマイクロホンとを内蔵して、自身の電池残量値が不足の際に、接続中の近地無線リンクを切断してハンズフリー通話に切り換えることができる。同様に、可搬型通信器具が可搬プリンタの場合、携帯情報端末がプリントデータメモリを内蔵又は外付けで有することにより、自身の電池残量値が不足の際に、接続中の近地無線リンクを切断して接続中プリンタに代えて上記プリントデータメモリを切換え通信先として選択できる。従って、近地無線通信が切断されても通信を継続できるだけでなく、近地無線通信の切断により携帯情報端末での電池寿命を確実に延長することができる。
本発明の実施例1について図1を参照して説明する。
図1は、本発明装置の実施の一形態を示す機能ブロック図である。
図1によれば、携帯情報端末10は、一方で可搬型通信器具である一つのヘッドセット20とn個の可搬プリンタ30-1〜30-nとを第1無線リンクによる近地無線通信システムで接続し、他方で例えば公衆網の基地局40と第2無線リンクによる無線通信システムにより通信路を形成し通信網を介して相手先とする別の携帯情報端末と通信するものである。このため、携帯情報端末10は、携帯電話機若しくは携帯電話端末又は通信機能を有する可搬型のデータ端末若しくはパーソナルコンピュータなどを含む。
近地(ローカル)無線通信システムは、例えば、2.4GHz帯域を用いるIEEE802規格による無線LAN仕様又はブルートゥース仕様による。従って、その通信システムは、同期又は非同期の何れの接続でもよく、特別に限定されるものではない。
携帯情報端末10は、第1無線通信ユニット11-1、第2無線通信ユニット11-2、入力操作部12、メモリ13、端末電池14、状況表示部15-A、画面表示部15-B、監視タイマ16、音声入力部17-A、音声出力部17-B、DSP(Digital Signal Processor)ユニット17-C、印刷データ入出力部18、及び制御ユニット19を有する。
第1無線通信ユニット11-1は、近地無線通信システムによりヘッドセット20とn個の可搬プリンタ30-1〜30-nと通信し、通信エラーの検出機能を有する。第2無線通信ユニット11-2は、例えば公衆網の基地局40と無線通信により通信路を形成して通信し通信エラーの検出機能を有する。入力操作部12は、例えばキーボード、タッチ画面などから手動操作により指示入力、又はデータ入力する。メモリ13は、制御ユニット19により使用されるプログラム記録領域及び処理用データの一時記録領域、並びに、通信先に送るメッセージ・信号、電池残量の閾値、及び監視タイマ用データなどの予め定められたデータ、プリンタ用に一時蓄積するプリントデータなどの記録領域を有する。
端末電池14は、例えばバッテリであり携帯情報端末10に電力を供給する。状況表示部15-Aは、例えばLED(発光ダイオード)、ランプ、表示画面での文字表示・マーク表示などの可視、ブザーなどの可聴、バイブレータなどの振動体感により、電池残量低下警告、通信保留警告などの状況を表示する。画面表示部15-Bは、例えば通信相手先番号・アドレスなどの文字及び/又はマークにより警報も含む情報を表示し、タッチパネルにより入力操作部を兼ねることもできる。監視タイマ16は、各処理段階で必要な時限を予め設定し、計測して時限到達を通知出力する。監視には、後述する、例えば、第1無線通信における接続状態を監視する接続監視タイマ、通信状態を監視するACK監視タイマ及び頻度監視タイマ、及び電池残量を監視する電池監視タイマがあり、それぞれに時限値が設定されている。
音声入力部17-Aは例えばマイクロホンであり、音声出力部17-Bは例えばイヤホーン又はスピーカであり、スピーカにより携帯情報端末10でのハンズフリー通話を可能とする。DSP(Digital Signal Processor)ユニット17-Cは、音声入力部17-Aから入力する話者の音声をディジタルデータに変換して通話先へ送り、通話先から受けるディジタルデータを音声に変換して音声出力部17-Bに出力する。携帯情報端末10が電話端末の場合では音声出力部17-Bに送受話器のイヤホーンも使用できる。印刷データ入出力部18は、制御ユニット19の制御を受け、可搬プリンタ30との接続が中断された場合、相手接続先から受けるプリントデータを受付けてメモリ13に記憶し、可搬プリンタ30との接続が復旧した際にメモリ13から記憶データを取り出して出力することができる。
制御ユニット19は、携帯情報端末10の各構成要素と接続して、端末全体の機能を制御する。図示されるように、例えば、接続状態監視、通信状態監視、電池残量監視、タイマ制御、切換え制御などの機能がある。特に、一方で、携帯情報端末10と近地無線通信で接続される可搬型通信器具の電池残量が低下した際に、制御ユニット19は、該当する可搬型通信器具を切り離して近地無線通信を停止し、別の通信先に切り換える。
他方、携帯情報端末10の電池残量に関しては、電池切れ通知、及びデータ確保処理などの最低処理が可能な残量が最終規定値として電池残量の閾値に予め設定されているが、この最終規定値に達するまでの間で少なくとも一回の規定値が不足残量の閾値として予め設定されている。電池残量が低下した場合、使用中の近地無線通信を停止して接続先可搬型通信器具を携帯情報端末10内部回路に切り換えて電力消費を抑え、電池の寿命を延長させる。その後、最終規定値の残量に達した際には、所定の通信終了処理が実行される。詳細は、後にフローチャートを参照して説明する。
図1に示された機能ブロック構成は、実施の一形態であり、部分的な機能のみを備えてもよい。例えば、ヘッドセットのみが備えられる場合、プリンタ関連の機能は削除される。
次に、図2を参照してヘッドセット20の構成について説明する。ヘッドセット20は、利用者が携帯情報端末10周辺でハンズフリー通信を可能とするワイヤレス(無線型)ヘッドセットである。図示されるように、ヘッドセット20は、本発明に関する主要な構成要素として、第1無線通信ユニット21、メモリ22、電池23、状況表示部24、監視タイマ25、音声入力部26-A、音声出力部26-B、DSPユニット26-C、及び制御ユニット27を含む。
第1無線通信ユニット21は、上記携帯情報端末10の第1無線通信ユニット11-1と近地無線通信システムにより通信を行い、通信エラーを検出する機能を有する。メモリ22は、本発明で近地無線通信の切断が生じた際、通話者に伝える切断通知音を記憶している。電池23は、例えばバッテリであり、ヘッドセット20の各構成要素に電力供給する。
状況表示部24は、LED、ブザーなどであって制御ユニット27の制御を受け、例えば、接続開始の際の接続不能状態、又は通話中に無線通信リンクの切断などの通信不能状態を検出した際、状況を通知するため可視/可聴の少なくとも一方が可能な表示である。その状態により状況表示部24による表示を変化させることができる。監視タイマ25は、各処理段階で必要な時限を予め設定し、計測して時限到達を通知出力する。監視タイマ25には、例えば、第1無線通信における接続完了監視及び通信状態監視、及び電池容量監視に対するタイマを有することができる。
音声入力部26-Aは例えばマイクロホンであり、音声出力部26-Bは例えばイヤホンであり、DSPユニット26-Cは、音声入力部26-Aから入力する話者の音声をディジタルデータに変換して通話先へ送り、通話先から受けるディジタルデータを音声に変換して音声出力部26-Bで出力する。
制御ユニット27は、ヘッドセット20の各構成要素と接続して、全体の機能を制御する。図示されるように、例えば、通信制御、タイマ制御、電池容量検出通知などの機能がある。特に、所定時期例えば定期的に電池容量を検出し電池残量情報を作成して携帯情報端末10に通知している。具体例は、実施例2とし、後にフローチャートを参照して説明する。
次に、図3を参照して可搬プリンタ30の構成について説明する。図1に示されるように、複数台の可搬プリンタ30-1〜30-nが近地無線通信により携帯情報端末10から利用可能となる。逆に、複数台の可搬プリンタ30-1〜30-nは別の携帯情報端末からも利用されている。
図示されるように、可搬プリンタ30は、本発明に関する主要な構成要素として、第1無線通信ユニット31、メモリ32、電池33、状況表示部34、監視タイマ35、プリントユニット36、及び制御ユニット37を含む。プリンタとしての構成要素で本発明と無関係のものはその説明を省略し図示されていない。
第1無線通信ユニット31は、上記携帯情報端末10の第1無線通信ユニット11-1と近地無線通信システムにより通信を行い、通信エラーを検出する機能を有する。メモリ32は、通信先から受けたプリントデータを記録する。電池33は、例えばバッテリであり、可搬プリンタ30の各構成要素に電力供給する。
状況表示部34は、LED、ブザーなどであって制御ユニット37の制御を受け、例えば接続開始の際の接続不能状態、又は通信中に無線通信リンクの切断などの通信不能状態を検出した際、状況を通知するため可視/可聴の少なくとも一方が可能な表示である。状況表示部34は、その状態により表示を変化させることができる。監視タイマ35は、各処理段階で必要な時限を予め設定し、計測して時限到達を通知出力する。監視タイマ35には、例えば、第1無線通信における接続完了監視及び通信状態監視、及び電池容量監視のタイマがある。
プリントユニット36は、制御ユニット37の制御を受け、第1無線通信ユニット31を介して受信しメモリ32に記憶したプリントデータを印刷出力する。また、プリントユニット36は、原稿画面を読取って印刷出力するコピー機能を有してもよい。制御ユニット37は可搬プリンタ30の各構成要素と接続して全体の機能を制御する。図示されるように、例えば、通信制御、タイマ制御、電池容量検出通知、プリント制御などの機能がある。特に、所定時期例えば定期的に電池容量を検出し電池残量情報を作成して携帯情報端末10に通知している。具体例は実施例2として後にフローチャートを参照して説明する。
上述した構成は総合的なものであり、本発明は、少なくとも携帯情報端末10が、自己の端末電池14の残量値が所定値以下に達した際に、通信中の第1無線リンクを切断して別の通信先に切換え接続し、近地無線通信に対する電力供給を停止して電力消費を削減し、端末電池14の電池寿命を延長させるような構成を有することである。
本発明の実施例2について図4及び図5を併せ参照して、携帯情報端末10が可搬型通信器具であるヘッドセット20又は可搬プリンタ30から電池残量情報を受け取ると共に、携帯情報端末10が可搬型通信器具との近地無線通信を監視する際に実施する一つの手順について説明する。
図4は、携帯情報端末10の第1無線通信ユニット11-1から可搬型通信器具であるヘッドセット20の第1無線通信ユニット21又は可搬プリンタ30の第1無線通信ユニット31へ、近地無線通信によりデータ転送する際の、本実施例1における手順を示すシーケンスチャートである。ここで、転送されるデータフレームは一連のデータを分割して形成されるパケットであるものとする。
まず、パケットに形成された第1のデータフレームが携帯情報端末10から可搬型通信器具側に送信(手順S1)される。可搬型通信器具は、データフレームが正常受信された場合、その時点の電池容量から電池残量情報を作成(手順S2)し、その電池残量情報を含む「ACK」(Acknowledgement:確認応答)メッセージをパケットに作成して携帯情報端末10へ返信(手順S3)する。
次に、携帯情報端末10から第2のデータフレームが可搬型通信器具側に送信(手順S4)される。しかし、可搬型通信器具がデータフレームを異常受信(手順S5)した場合、それに返信される「ACK」メッセージはない。従って、電池残量情報は送られない。
可搬型通信器具がヘッドセット20で、データフレームが通話音声の場合、「ACK」メッセージ返信の有無に無関係に、継続的に第3、第4のデータフレームが携帯情報端末10からヘッドセット20へ送信されるので、異常受信のデータフレームは廃棄される。従って、携帯情報端末10は、返信される「ACK」メッセージの欠如を検出して通信状態を監視することができる。
他方、可搬型通信器具が可搬プリンタの場合は、継続的にデータフレームが携帯情報端末10からヘッドセット20へ送信されるが、「ACK」メッセージの欠如に対しては同一データフレームを再送することとなる。しかし、携帯情報端末10は、上記通話データ同様、データフレーム送信から時限監視することにより、その「ACK」メッセージ受信の有無を判断することができる。
次に、図5に図1、図2及び図4を併せ参照して、可搬型通信器具の動作手順についてヘッドセット20を例示して説明する。可搬プリンタ30の場合も通信内容が音声データからプリントデータに変更され、また「ACK」メッセージの欠如に対してプリントデータが再送される手順となるが、接続状態監視及び電池残量情報送信の機能は同一であり、その動作手順に相違はない。
まず、第1無線通信ユニット21が第1無線通信リンクを介して携帯情報端末10から発信又は着信の起動を受付け(手順S11)し、制御ユニット27に通知する。制御ユニット27は、監視タイマ25を無線リンク接続監視に設定して計測を起動すると共に、無線リンクの接続処理を開始(手順S12)して起動信号の受信を待機(手順S13)する。次いで、接続の監視タイマ25の時限に到達以前(手順S14のNO)に手順S13が「YES」で起動信号受信が確認された場合、制御ユニット27は接続処理完了として接続の監視タイマ25の設定をクリア(手順S15)する。
続いて、データフレームを正常受信(手順S16のYES)した場合、制御ユニット27は通信データを処理し、ヘッドセット20の場合では音声に変換して出力する。可搬プリンタ30では、データはメモリ32に蓄積され、後に一括して印刷出力される。一方で、制御ユニット27は、電池23から電池容量を例えば電圧により検出し、所定の電池残量情報に作成(手順S17)する。この電池残量情報は、返信するフレームの「ACK」メッセージに含まれて携帯情報端末10へ送信(手順S18)される。
従って、通信終了以前(手順S19のNO)では、手順S16に戻り、データフレームの正常受信の都度、電池残量情報が携帯情報端末10へ送信される。上記手順S19が「YES」で通信が終了した際、ヘッドセット20は無線リンクを切断して初期化処理(手順S20)を実行する。
上記手順S16が「NO」でデータフレームが正常に受信できなかった場合、制御ユニット27は、携帯情報端末10による無線リンク切断を検出(手順S21のYES)した際、例えば「リンク切断」として状況表示部24にLEDの点灯又は/及びブザーの鳴動などによりリンク非接続通知を出力(手順S22)してユーザに通知し、上記手順S20に進む。
上記手順S14が「YES」で接続の監視タイマ25が時限到達した際には、この監視タイマ25をクリア(手順S23)して、上記手順S22に進み、状況表示部24にリンク非接続通知を、例えば「リンク接続未達」としてユーザに通知すべく表示出力する。
このような構成と手順とを採用したので、携帯情報端末10は、近地無線通信により接続する可搬型通信器具から、正常であればデータフレーム送信の都度、電池残量情報を受けることができる。従って、可搬型通信器具の突然の電源断を原因とする通信断を避けることができる。また、データ転送がパケット通信の場合、電池残量情報を受ける機会が頻繁となり、本発明は、より効果的である。
上記説明では、電池残量情報がデータフレーム受信の都度、ACKメッセージに挿入して送信されているので、定期的に送信する場合と比較した場合にタイマ及び送信手段が不要であるという利点がある。
本発明の実施例3について図1並びに図6に図2から図5までを併せ参照して説明する。図6のフローチャートは、図1の携帯情報端末10における総合動作における主要手順の実施の一形態を示す。
まず、第1無線通信ユニット11-1は、第1無線通信リンクを介して接続する可搬型通信器具に対する携帯情報端末10の発信又は着信の起動を受付け(手順S31)した際には、それを制御ユニット19に通知する。制御ユニット19は、監視タイマ16を無線リンク接続監視に設定して時限計測を起動すると共に、無線リンクの接続処理を開始(手順S32)して送信した起動信号に対する接続確認応答信号の受信を待機(手順S33)する。
この手順S33が「NO」で接続確認応答信号受信以前、かつ接続の監視タイマ16が時限未到達(手順S34のNO)の場合、手順は手順S33に戻り手順S34と共に繰り返す。手順S33が「YES」で接続確認応答信号を受信するか、又は手順S34が「YES」で接続の監視タイマ16が時限到達するまで、この手順は繰返し継続する。手順S34が「YES」の場合、制御ユニット19は、接続の監視タイマ16の設定をクリア(手順S35)して、再度、同一可搬型通信器具と近地無線通信用の第1無線リンクによるリンク再接続処理(手順S36)を試行する。
この手順S36の詳細を図示するものはないが、制御ユニット19は、再接続回数を計測して第1無線リンクへの発信を試行し上記手順S32に戻る。また、制御ユニット19は、例えば、所定期間での再接続回数を計測し所定数を超えた場合、リンク接続不能の状況を状況表示部15-Aに表示して、この呼接続を断念し、制御ユニット19の所定回路へ通信先を接続する。通信先は、例えば、ハンズフリー設備であり、データメモリであり、適切な音声応答設備である。
上記手順S33が「YES」で接続確認応答信号を受信した場合、無線リンクの接続処理は完了したので、制御ユニット19は、接続の監視タイマ16をクリアして通信を開始(手順S37)する。
この通信開始により、制御ユニット19は、一方では、後述する第1無線リンクの通信監視処理(手順S40)により、第1無線通信ユニット11-1が監視する無線リンクの通信状態を受け、通信不安定を検出する手順を実行する。また、他方では、後述する電池残量監視処理(手順S80)により、近地無線で接続する可搬型通信器具の電池と自己の端末電池との残量監視を実施する。
上述するように、本発明では、近地無線リンクで接続不能な場合に再接続の試行が可能であり、通信開始以降では近地無線リンクの通信を監視して通信不安定を検出した際に所定の処理が可能であり、更に携帯情報端末は、近地無線リンク先の携帯型通信器具の電池残量を監視して、電池残量不足に対応する処置を可能としている。従って、特に、携帯情報端末又は可搬型通信器具の突然の電源断を原因とする通信断を避けることができる。
本発明の実施例4として、上記手順S40の第1無線リンク通信監視処理について、図1並びに図7及び図8に図2から図6までを併せ参照して説明する。図7及び図8のフローチャートは、図6のフローチャートに示された手順S40における実施の一形態を示している。ここで、通信状態の監視タイマ16には、頻度監視タイマとACK監視タイマとがあり、長時間にわたる頻度監視タイマの時限計測の間に、短時限計測するACK監視タイマが重複している。この構成によって、頻度監視タイマの時限中に受信すべきデータフレームの未受信数を計測し、未受信数が頻度閾値に未達の場合、制御ユニット19が「第1無線リンクの通信は安定」と判定している。
すなわち、制御ユニット19は、上記手順S37で通信を開始した際、監視タイマ16で頻度監視タイマを設定し起動(手順S41)して第2無線通信ユニット11-2から可搬型通信器具への送信データ受付け(手順S42)を監視する。制御ユニット19は、手順S42が「YES」で可搬型通信器具への送信データを受付けした際、第1無線通信ユニット11-1を介して第1無線リンクへデータフレームを送信(手順S43)すると共にACK監視タイマを設定して起動(手順S44)する。
ここで、ACKメッセージを含むデータフレームの受信無し(手順S45のNO)で、かつACK監視タイマが時限到達(手順S46のYES)した場合、制御ユニット19は、ACKメッセージの未受信数に「1」を加算(手順S47)し、ACK監視タイマをクリア(手順S48)して初期状態に戻す。
この状態で、頻度監視タイマ時限が未到達(手順S49のNO)の場合、制御ユニット19は上記手順S42に戻り、送信データの受付けを監視する手順を繰り返すので、頻度監視タイマ時限が到達する手順S49の「YES」まで手順S47によりデータフレーム未受信数が加算される。上記手順S42が「NO」で送信データの受付け無しの場合、手順は頻度監視タイマ時限監視の手順S49に進み手順S42の「NO」と手順S49の「NO」とを手順S42の「YES」となる送信データの受付け又は手順S49の「YES」となる監視タイマの時限到達まで繰り返す。
上記手順S45が「YES」でACKメッセージを有するフレームを受信した際に、制御ユニット19は、受信したデータフレームから電池残量情報を抽出し記録(手順S50)して上記手順S48に進み、ACK監視タイマをクリアして手順S49に進む。
上記手順S49が「YES」で頻度監視タイマ時限に到達した場合、上記手順S47で加算されたデータフレームの未受信数が確定するので、制御ユニット19は頻度監視タイマをクリア(手順S51)して未受信数を頻度閾値と比較(手順S52)する。この手順S52が「NO」で未受信数が頻度閾値に到達していない場合、制御ユニット19は通信安定中と判断し通信終了の検出無し(手順S53のNO)の間、上記手順S41から手順S53までの手順を繰返し、手順S53が「YES」で通信終了を検出した際には後述の手順S66により第1及び第2の無線リンクを切断して携帯情報端末10の設定を初期化する通信終了手順に進む。
上記手順S52が「YES」で未受信数が頻度閾値に到達した場合、無線リンクの再接続処理手順が実施される。すなわち、制御ユニット19は、通信不安定を検出して接続相手先の可搬型通信器具、例えばワイヤレスヘッドセット又は可搬プリンタに一時保留を通知する保留信号を送信(手順S61)して待機させる。通話の場合には保留の音声案内メッセージが送信される。次いで、制御ユニット19は、第1無線リンクを切断し、切断回数の計数値を「1」加算して記録を更新(手順S62)すると共に状況表示部15-Aで所定の保留警告音を鳴動(手順S63)させる。次いで、制御ユニット19は、切断回数の計数値を規定値と比較(手順S64)する。
この手順S64が「YES」で、切断回数の計数値が規定値を超過している場合、制御ユニット19は、保留警告音の鳴動を停止(手順S65)したのち、第1及び第2の無線リンクを切断して携帯情報端末10の設定を初期化(手順S66)する。一方、手順S64が「NO」で切断回数の計数値が規定値未満の場合、制御ユニット19は、第1無線リンクへの再発信を起動(手順S67)し、保留警告音の鳴動を停止(手順S68)して上記手順S32の接続開始手順に戻り、上記手順を繰り返す。従って、この繰返しにより上記手順S62の計数加算があるので、通信不安定検出回数が規定値を越えた際に、その通信は切断されることとなる。
本実施例では送信データフレームに対して返送されるACKメッセージの未受信回数を計測して通信不安定を判定しているが、通信不安定は、この実施例以外でも、周知の回線品質、例えばBER(ビットエラーレート)、SIR(シグナルインタフェアレンスレート)などの低下により検出できる。
本発明の実施例5として、上記手順S80の電池残量監視処理について、図1並びに図9及び図10に図2から図6までを併せ参照して説明する。図9及び図10のフローチャートは図6のフローチャートに示された手順S80における実施の一形態を示している。
ここで、制御ユニット19は、電池監視タイマ16により定期的に端末電池14の電池残量を点検するものとする。また、端末電池14の電池残量規定値は、第1規定値と最終規定値との二つを有するものとする。最終規定値は、端末電池14の残量不足で携帯情報端末10の稼動不能状態を知らせる。第1規定値は、携帯情報端末10が未だ稼動可能であるが、節電状態に移行する事態を知らせる。従って、最終規定値までに例えば第2・第3の規定値を定めてもよい。また、第1無線リンク先の可搬型通信器具の電池残量が上記手順S50で通信状態監視中に記録されているが、その規定値は、可搬型通信器具の種別、例えばヘッドセットと可搬プリンタとでは相違する。
まず、制御ユニット19は、上記手順S37で通信を開始した際、監視タイマ16で電池監視タイマを設定し起動(手順S81)してその時限の到達(手順S82のYES)を待つ。手順S82の「YES」で時限に到達した際、制御ユニット19は、端末電池14の残量点検を開始して電池監視タイマをクリア(手順S83)する。制御ユニット19は、端末電池14の電池残量点検を終了(手順S84)した際に、端末電池14の残量が第1規定値以上(手順S85のNO)又はこの手順S85が「YES」で端末電池14の残量が第1規定値未満でも最終規定値以上(手順S86のNO)の場合には上記手順S50で記録された第1無線リンク先の可搬型通信器具の電池残量を読取り(手順S87)する。ここで読取り残量が規定値以上(手順S88のNO)あれば、制御ユニット19は、通信終了を検出(手順S89のNO)するまでの間、上記手順S81の電池監視タイマ設定起動に戻り、その手順を繰り返す。従って、通信終了まで、ほぼ電池監視タイマの時限間隔で、各電池の残量がそれぞれの規定値と比較される。
上記手順S88が「YES」の場合、すなわち、端末電池14の残量が最終規定値以上ありかつ第1無線リンク先可搬型通信器具の電池残量不足の場合には、制御ユニット19は、例えば黄色LEDの点灯とブザーとによる電池残量不足警報を状況表示部15-Aに出力(手順S91)して電池残量不足による所定の通信先切換え処理(手順S100)を実施する。
また、上記手順S86が「YES」で端末電池14の残量が最終規定値未満まで低減した場合に、制御ユニット19は、端末電池14の残量不足を知らせる端末電池残量最終不足警報を状況表示部15-Aに例えば赤色LED・ブザーなどで出力(手順S92)すると共に第1・第2の無線リンク接続相手先に障害の案内メッセージを送信(手順S93)するなどの所定の処置を実施したのち、携帯情報端末10で端末電池14からの電源供給を切断(手順S94)する。
上述するように、本発明では、携帯情報端末10の端末電池14残量と近地無線リンク先の携帯型通信器具の電池残量を監視し、電池残量不足に対して通信中の接続先近地無線リンクを切換えている。特に、携帯情報端末10での端末電池14の残量不足に対しては通信中の接続先近地無線リンクを切断して携帯情報端末での電力消費を低減させることができる。
本発明の実施例6として、上記手順S100の通信先切換え処理のうち、ヘッドセット20の切換えについて、図1並びに図11に図2から図6までを併せ参照して説明する。図11のフローチャートは、図9のフローチャートに示された手順S100における実施の一形態を示している。
上記手順S91で電池残量不足警報が状況表示部15-Aに出力された後、第1無線リンク先にヘッドセット20が接続(手順S101のYES)の場合、制御ユニット19は、接続相手先のヘッドセット20に音声による保留案内メッセージを送信(手順S102)した後、第1無線リンクを切断すると共に携帯情報端末10で保留警告音鳴動などにより状況表示部15-Aに警告を出力(手順S103)する。
次いで、制御ユニット19は、第2無線リンクを介して接続されている通信相手先通話路を携帯情報端末10に内蔵するマイクロホンとスピーカとに接続するハンズフリーモード(手順S104)に形成する。このハンズフリーモードへの切換えが完了(手順S105のYES)した場合、制御ユニット19は、上記手順S103で出力の保留警告音鳴動を停止(手順S106)する。その後、通話終了検出(手順S107のYES)の際には、制御ユニット19は、第2無線リンクを切断して携帯情報端末10の設定を初期化(手順S108)して手順を終了する。
上記手順S107が「NO」で通話が継続される場合、制御ユニット19は、端末電池14のみの残量監視処理(手順S109)を実施する。手順S109では、図9のフローチャートを参照して説明した手順S81からの手順において、第1無線リンクの接続がないので、手順S87及び手順S88を削除して飛ばし、手順S90での第1無線リンクも記載から削除される。
上述するように、ワイヤレスヘッドセットのようにそのセットと同一機能が携帯情報端末10に具備されている場合で、端末電池14の残量と近地無線リンク先の携帯型通信器具の電池残量との何れかが不足の場合には、携帯型通信器具設備を電力消費の大きな無線リンク接続から携帯情報端末10の内部設備に切り換えるので、電力消費の節減に大いに役立つ。
また、上記手順S101が「NO」で第1無線リンク先に可搬プリンタ30-1が接続の場合については、プリンタ電池容量不足処理(手順S110)が実施される。これを、次の実施例として説明する。
本発明の実施例7として、上記手順S110のプリンタ電池容量不足処理について、図1並びに図12から図14までに図2から図6までを併せ参照して説明する。図12から図14までのフローチャートは、図11のフローチャートに示された手順S110における実施の一形態を示している。
上記手順S91で電池残量不足警報が状況表示部15-Aに出力されたのち、上記手順S101が「NO」で第1無線リンク先に可搬プリンタ30-1が接続されている場合、制御ユニット19は、接続相手先の可搬プリンタ30-1に保留案内を通知する信号を送信(手順S111)した後、第1無線リンクを切断し携帯情報端末10で保留警告音鳴動などにより状況表示部15-Aに警告を出力(手順S112)する。
次いで、制御ユニット19は、端末電池14の残量が規定値以上(手順S113のNO)で第1無線リンク先に接続可能な別可搬プリンタなし(手順S114のNO)の場合、かつ携帯情報端末10がプリントデータ用のメモリを内蔵(手順S115のYES)の場合には、第2無線リンクの通信路を内蔵するプリントデータメモリに接続切換え(手順S116)する。
次いで、制御ユニット19は、その接続切換えを完了(手順S117のYES)の後、上記手順S112で出力の保留警告音鳴動を停止(手順S118)する。その後、通信終了検出(手順S119のYES)の際に、制御ユニット19は、第2無線リンクを切断して携帯情報端末10の設定を初期化(手順S120)して手順を終了する。上記手順S119が「NO」で通信が継続される場合、制御ユニット19は、上記図9を参照して説明した電池残量監視処理(手順S80)を実施する。
上記手順S114が「YES」で別の可搬プリンタがある場合、制御ユニット19は、プリンタ切換え処理(手順S130)を実行する。また、上記手順S115が「NO」で携帯情報端末10がプリントデータ用のメモリを内蔵しない場合、制御ユニット19は、プリンタ解放処理(手順S140)を実行する。
手順S130のプリンタ切換え処理手順で、制御ユニット19は、上記手順S114の「YES」に続いて、別の一つのプリンタ例えば30-2に第1無線リンクを割当て(手順S131)し第1無線リンク経由で発信起動(手順S132)する。次いで、制御ユニット19は上記手順S32の接続処理開始手順に戻り、それ以降の手順を繰返し実行する。
手順S140のプリンタ解放処理手順で制御ユニット19は、上記手順S115の「NO」に続き、第2無線リンク接続相手先プリンタに接続不能信号を送信(手順S141)する。一方、携帯情報端末10は、非接続警告音などにより状況表示部15-Aに警告を出力(手順S142)する。次いで、制御ユニット19は、通信終了を検出(手順S143のYES)した際、携帯情報端末10の設定を初期化(手順S144)して手順を終了する。
本実施例も、上記ヘッドセットの場合と同様に、プリントデータ用のメモリが携帯情報端末10に具備されている場合であって、端末電池14の残量と近地無線リンク先の携帯型通信器具の電池残量との何れかが不足の場合には、携帯型通信器具設備を、電力消費の大きな無線リンク接続から携帯情報端末10内部設備への接続に切り換えるので、電力消費の節減に大いに役立つ。
本発明による携帯情報端末は、可搬型通信器具と当該携帯情報端末とのそれぞれの電池残量を検出し、検出した電池残量値がそれぞれで所定値以下に達した場合、接続相手先に保留案内メッセージを送信して、接続中の近地無線通信を切断し、可搬型通信器具を所定の通信先に切り換える手段を有することにより、端末電池の残量と近地無線通信先携帯型通信器具の電池残量との何れかが不足の場合には、携帯型通信器具設備を電力消費の大きな無線通信から携帯情報端末内部設備に切り換えるので、電力消費の節減が必要かつ不可欠な用途に適用できる。
近地無線通信システムにおける携帯情報端末の実施の一形態を機能ブロックで示した説明図である。(実施例1) 近地無線通信システムにおいて携帯情報端末に接続されるヘッドセットの実施の一形態を機能ブロックで示した説明図である。(実施例1) 近地無線通信システムにおいて携帯情報端末に接続される可搬プリンタの実施の一形態を機能ブロックで示した説明図である。(実施例1) 携帯情報端末とその携帯情報端末に近地無線通信で接続される携帯型通信器具との間における信号授受の実施の一形態をシーケンスチャートで示した説明図である。(実施例2) 図4の手順を用いた携帯情報端末に近地無線通信で接続される携帯型通信器具における手順の実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例2) 図1に示された携帯情報端末の主要動作手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例3) 図6に示された第1無線リンクの通信監視処理手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例4) 図7に続く手順を示した説明図である。(実施例4) 図6に示された電池残量監視処理手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例5) 図9に続く手順を示した説明図である。(実施例5) 図9に示された電池残量不足によるヘッドセット切換え処理手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例6) 図11に示された電池残量不足による可搬プリンタ切換え処理の主要手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例7) 図12に示された可搬プリンタ切換え処理手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例7) 図12に示された可搬プリンタ解放処理手順における実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例7)
符号の説明
10 携帯情報端末
11−1、21、31 第1無線通信ユニット
11−2 第2無線通信ユニット
12 入力操作部
13、22、32 メモリ
14 端末電池
15−A、24、34 状況表示部
15−B 画面表示部
16、25、35 監視タイマ
17−A、26−A 音声入力部
17−B、26−B 音声出力部
17−C、26−C DSP(Digital Signal Processor)ユニット
18 印刷データ入出力部
19、27、37 制御ユニット
20 ヘッドセット
23、33 電池
30、30−1〜30−n 可搬プリンタ
36 プリントユニット
40 基地局

Claims (10)

  1. 可搬型通信器具と携帯情報端末とが近地無線通信するシステムにおいて、前記携帯情報端末は、前記可搬型通信器具と当該携帯情報端末とのそれぞれの電池残量を所定時期に検出し、検出した電池残量値がそれぞれで予め定められた値以下に達した場合、接続相手先に保留案内メッセージを送信して、接続中の前記近地無線通信を切断し、前記可搬型通信器具を所定の通信先に切り換える手段を有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の近地無線通信システムにおいて、前記可搬型通信器具がヘッドセットであり、携帯情報端末がスピーカとマイクロホンとを内蔵してハンズフリー通話できる場合、当該携帯情報端末は、自身の電池残量値が所定値以下に達した際に、接続中の近地無線リンクを切断してハンズフリー通話に切り換える手段を有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の近地無線通信システムにおいて、前記可搬型通信器具が可搬プリンタであり、携帯情報端末がプリントデータを記録するメモリを有する場合、当該携帯情報端末は、自身の電池残量値が所定値以下に達した際に、接続中の近地無線リンクを切断し接続中プリンタに代えて前記プリントデータメモリに通信先を切り換える手段を有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  4. 可搬型通信器具と携帯情報端末とが近地無線通信するシステムにおいて、
    前記可搬型通信器具は、内蔵する電池の容量を検出して電池残量情報を作成する手段と、当該電池残量情報を近地無線通信中の携帯情報端末へ間隔を置いた所定時期に送信する手段とを有し、
    前記携帯情報端末は、前記可搬型通信器具の電池残量を受けた際にそれを記憶する手段と、前記可搬型通信器具の記憶された電池残量と当該携帯情報端末の電池残量とを所定時期に検出する手段と、検出した電池残量値がそれぞれで予め定められた値以下に達した場合に、接続相手先に保留案内メッセージを送信する手段と、この送信の後、前記可搬型通信器具又は当該携帯情報端末の電池残量値が不足の場合では当該可搬型通信器具との接続を切断し所定の通信先に切り換えて通信を再開する手段とを有する
    ことを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  5. 請求項4に記載の近地無線通信システムにおいて、前記可搬型通信器具は、近地無線通信中の携帯情報端末へ電池残量情報を送信する所定時期を、データフレームを受信した際とし、この受信したデータフレームに対して返送する「ACK」(確認応答)メッセージに電池残量情報を含ませる手段を有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  6. 請求項4に記載の近地無線通信システムにおいて、前記携帯情報端末は、近地無線通信の接続状態を監視する手段と、その接続不能又は通信不安定を検出した際、接続相手先に保留案内メッセージを送信する手段と、それまで接続中の可搬型通信器具に対し再接続を試行する手段と、再接続に失敗した際に別の可搬型通信器具又は所定の通信先に切り換える手段とを有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  7. 請求項4から請求項6までのうちの一つに記載の近地無線通信システムにおいて、前記可搬型通信器具はワイアレスヘッドセットであり、前記携帯情報端末は、ハンズフリーモードのためのスピーカとマイクとを有し、所定の通信先を切換える際、当該携帯情報端末のスピーカとマイクとを当該ヘッドセットに代える所定の通信先とする手段を有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  8. 請求項4から請求項6までのうちの一つに記載の近地無線通信システムにおいて、前記可搬型通信器具は可搬プリンタであり、前記携帯情報端末は、印刷出力指示を受けた際に記憶データを前記可搬プリンタに印刷出力できるように、プリントデータを記録するプリントデータメモリを有し、所定の通信先を切換える際、前記可搬プリンタの電池残量値が所定値以下に達した場合では別の可搬プリンタを所定の通信先として選択し、当該携帯情報端末の電池残量値が規定値以下に達した場合では、前記プリントデータメモリを所定の通信先として選択する手段とを有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  9. 可搬型通信器具と携帯情報端末とが近地無線通信するシステムにおいて、前記可搬型通信器具は、内蔵する電池の容量を検出して電池残量情報を作成する手段と、当該電池残量情報を近地無線通信中の携帯情報端末へ間隔を置いた所定時期に送信する手段とを有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
  10. 可搬型通信器具と携帯情報端末とが近地無線通信するシステムにおいて、前記携帯情報端末は、前記可搬型通信器具の電池残量を受けた際にそれを記憶する手段と、前記可搬型通信器具の記憶された電池残量と当該携帯情報端末の電池残量とを所定時期に検出する手段と、検出した電池残量値がそれぞれで予め定められた値以下に達した場合に、接続相手先に保留案内メッセージを送信する手段と、この送信の後、前記可搬型通信器具又は当該携帯情報端末の電池残量値が不足の場合では当該可搬型通信器具との接続を切断し所定の通信先に切り換えて通信を再開する手段とを有することを特徴とする携帯情報端末に用いられる近地無線通信システム。
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