JP4227435B2 - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置と相手側通信装置が中継装置を経由して通信できる通信システムに関し、特に二つ以上混在する無線通信路のいずれかで切断が起こった際、ユーザに通知する対策を設け、切断された無線通信路を最適に復旧する通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線によって接続されている通信装置同士で通信を行う通信システムにおいて、突然に回線が切断した場合に自動的に回線を回復させるという技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来例について、図面を用いて説明を行う。
図9は、従来の通信システムの構成を示すブロック図である。図9において、通信システム90は、通信装置91、無線基地局14、電話網13及び相手側通信装置15等から構成される。
【0004】
通信装置91は、表示部191、入力部192、中央制御部193、ネットワーク通信部194、番号記憶部195等から構成され、マイク196、スピーカ197を介して音声信号の入出力を行う。さらに、通信装置91は、無線基地局14及び電話網13を介して相手側通信装置15に接続されている。なお、相手側通信装置15の内部の構成は、上記通信装置91と同様であり、マイク151及びスピーカ152を介して音声信号の入出力を行う。
【0005】
次に、上記のように構成される従来の通信システム90の動作について説明を行う。
図10は、上記図9に示される通信システム90の通話開始から、回線切断の発生及び復旧に至るまでの通信シーケンス図である。
【0006】
まず、通信装置91と相手側通信装置15との間で通話が開始されるまでの動作について説明を行う。通常、通話が開始されるまでの通信シーケンスは、図10に示されるように、ユーザから通信装置91の入力部192(図9参照)を介して相手側通信装置15の加入者番号がダイヤルされると、無線基地局14に発呼要求が送信され、電話網13を経由して、相手側通信装置15に着呼する。これにより、相手側通信装置15は、通信装置91からの着呼を検出すると、電話網13を経由して、無線基地局14に着呼受付を示す信号を出力し、通信装置91に接続完了の通知がなされる。以上のシーケンスを経た後、通話が開始されることとなる。
【0007】
もし、通話途中において、通信装置91が無線基地局14の無線エリアの圏外へ移動することなどが原因で回線に障害が起こり、相手側通信装置15との回線切断が検知されると、通信装置91は、番号記憶部195に記憶しておいた相手側通信装置15の加入者番号を自動的に呼出して再発呼することで通信回線の切断に対処する。通信回線の回復中、通信装置91の表示部191は、回線障害回復中であることを表示して、ユーザに通知する。
【0008】
また、他の技術として、複数の加入者端末からアクセス系装置を介して交換機に接続された通信システムにおいて、アクセス系装置が故障に遭遇し初期設定されて通信パスが全て切断された場合に、交換機に記憶されたデータを基に複数の加入者端末から交換機までの通信パスを故障前の状態に復旧させる技術もある(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開昭61−21666号公報(全文)
【0010】
【特許文献2】
特開平10−229402号公報(全文)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構成では、通信システム90(図9参照)は、一つの無線通信路のみを対象とした通信システムである。この通信システムが中継装置を経由して多段に連結される場合、即ち通信装置と相手側通信装置が複数の無線通信路を経由して接続される場合において、回線切断が生じると、以下のような問題が発生する。
【0012】
回線切断を検知したユーザは、通信路を復帰させる操作を試みるが、二つ以上の無線網が存在するため、切断が起こった箇所をなかなか特定することができず、少しでも早く通信路を復帰させようとして誤った操作をしてしまう。つまり、通信路の種類に応じた複数パターンの復帰操作を行おうとして慌ててしまい、誤った操作をしてしまう。特に、通信装置が車の中に搭載されたハンズフリー装置の場合が問題となる。即ち、通信装置がハンズフリー装置で中継装置が携帯電話の場合の無線ハンズフリーシステムにおいては、ハンズフリー装置と携帯電話がBluetoothなどのローカル通信路で接続され、携帯電話が電話網の無線基地局と接続された状態で通話が行われる。しかし、突然どちらかの無線通信路の切断が発生すると、運転中のドライバは通信路を復帰させようとして操作を始めるが、切断が起こった箇所を特定できず、通信路の種類に応じた複数パターンの復帰操作を行おうとして慌ててしまい、運転に対する注意は散漫となり、安全運転に支障をきたす可能性がある。
【0013】
また、上述した特許文献2に記載の技術も多段に接続された無線通信路における各通信路の切断に対する対処を行うものではなく、通信路の切断があった場合、二つ以上の通信路が存在するため、切断が起こった箇所を特定することができず、少しでも早く通信路を復帰させようとして誤った操作をしてしまうという上述と同様の問題が発生する。
【0014】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、二つ以上存在する無線通信路の突然の切断への対策を施した無線を使用する通信システム及び通信装置などを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、第1通信装置と、前記第1通信装置と無線により近距離で接続されるとともに、ネットワーク網を介して第2通信装置と無線により接続され、前記第1通信装置と前記第2通信装置との通信の中継を行う通信機能を有した中継装置とから構成される通信システムであって、前記第1通信装置と前記中継装置が接続された無線通信路、および前記中継装置と前記第2通信装置が接続された無線通信路の切断を検知する切断検知手段を備え、前記第1通信装置は、前記切断検知手段が切断を検知した無線通信路が前記複数の無線通信路のいずれであるかをユーザに通知する通知手段と、ユーザによる入力を受け付ける入力手段と、切断された前記第1通信装置と前記中継装置との無線通信路を復旧するために必要な復旧情報として、前記中継装置を特定する中継装置特定情報を記憶している特定情報記憶手段と、前記第1通信装置と中継装置との無線通信路が切断されたとき、前記切断された無線通信路を再接続する再接続方法と、前記中継装置を介して前記第1通信装置と前記第2通信装置とで通信していた状態から、前記第1通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信する状態に切り替える切り替え方法を含む無線通信路の切断に対する複数の対処方法をユーザに通知する対処方法通知手段と、前記入力手段からのユーザによる入力により、前記再接続方法が選択されたときは、前記特定情報記憶手段に記憶された中継装置特定情報に基づいて、前記切断された無線通信路の再接続を行う再接続手段と、前記入力手段からのユーザによる入力により、前記切り替え方法が選択されたときは、前記第1通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信するように切り替える切り替え手段を備えることを特徴とする。
【0016】
これにより、第1通信装置と中継装置との無線通信路が切断した場合、ユーザの選択により、切断した無線通信路の再接続か、第1通信装置と関係のない中継装置による通信に切り替えるかのいずれかがなされる。
この中継装置による通信がなされるには、次の利点がある。すなわち、第1通信装置と中継装置との間の無線通信路が電波干渉などにより通信状態が悪く復旧不可能な場合でも、中継装置と第2通信装置との間の無線通信路は通信状態が保持されており、中継装置による第2通信装置との通話が可能である。
【0017】
特に、第1通信装置がハンズフリー装置であり、中継装置が携帯電話である無線ハンズフリーシステムにおいて、ユーザは無線通信路の復旧のために、慌てて操作する必要がないため運転に集中できる。
【0018】
また、前記通知手段は、前記切断検知手段が切断を検知した無線通信路が前記複数の無線通信路のいずれであるかを表示してユーザに通知する表示部を備える。
【0019】
これにより、第1通信装置と第2通信装置の通信が切断されたとき、第1通信装置と第2通信装置との間に複数存在する無線通信路のいずれが切断したかがユーザに通知されるため、ユーザは切断された通信路を復帰させたい場合に、迷うことなく切断された通信路に応じた適切な復旧操作を行うことが可能となる。
【0028】
また、本発明は、ネットワーク網を介して第2通信装置と無線により接続される中継装置と無線により近距離で接続されることにより、前記第2通信装置と通信を行う通信装置であって、ユーザによる入力を受け付ける入力手段と、前記中継装置との近距離の無線通信路の切断を復旧するために必要な復旧情報として、前記中継装置を特定する中継装置特定情報を記憶している特定情報記憶手段と、前記中継装置との近距離の無線通信路が切断されたとき、前記切断された無線通信路を再接続する再接続方法と、前記中継装置を介して前記第2通信装置とで通信していた状態から、自身の通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信する状態に切り替える切り替え方法を含む無線通信路の切断に対する複数の対処方法をユーザに通知する対処方法通知手段と、前記入力手段からのユーザによる入力により、前記再接続方法が選択されたときは、前記特定情報記憶手段に記憶された中継装置特定情報に基づいて、前記切断された無線通信路の再接続を行う再接続手段と、前記入力手段からのユーザによる入力により、前記切り替え方法が選択されたときは、自身の通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信するように切り替える切り替え手段を備えることを特徴とする通信装置としてもよい。
【0029】
この通信装置によれば、自身の通信装置と中継装置との無線通信路が切断した場合、ユーザの選択により、切断した無線通信路の再接続か、自身の通信装置と関係のない中継装置による通信に切り替えるかのいずれかがなされる。
この中継装置による通信がなされるには、次の利点がある。すなわち、自身の通信装置と中継装置との間の無線通信路が電波干渉などにより通信状態が悪く復旧不可能な場合でも、中継装置と第2通信装置との間の無線通信路は通信状態が保持されており、中継装置による第2通信装置との通話が可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態における通信システム10の構成図である。図1において、通信システム10は、通信装置11、中継装置12、無線基地局14、電話網13及び相手側通信装置15から構成される。図1において、図9と同じものには同じ符号を付している。
【0033】
通信装置11(第1通信装置)は、ローカル通信部111、中央制御部112、通知部113、入力部114、記憶部115などから構成され、マイク116、スピーカ117を介して音声信号の入出力を行う。中継装置12は、ローカル通信部121、中央制御部122、ネットワーク通信部123等から構成され、マイク124、スピーカ125を介して音声信号の入出力を行う。
【0034】
さらに、通信装置11は、中継装置12、無線基地局14及び電話網13を介して相手側通信装置15(第2通信装置)に接続されている。なお、相手側通信装置15は、通信装置11と同じ構成であり、マイク151、スピーカ152を介して音声信号の入出力を行う。
【0035】
図2は、図1に示される通信システムの実現形態の一例であり、車内における無線ハンズフリーシステム20の構成を示す。
無線ハンズフリーシステム20は、液晶部24およびボタン部25を有するハンズフリー装置21と、マイク22と、スピーカ23と、携帯電話(携帯電話機)26と、携帯電話基地局27などから構成される。
【0036】
なお、図2におけるハンズフリー装置21が図1の通信装置11に対応し、同じく携帯電話26が中継装置12に対応し、図2における携帯電話26と接続される携帯電話基地局27が図1における無線基地局14にそれぞれ対応する。
【0037】
図1における通信装置11において、入力部114は、図2におけるボタン部25に対応し、ユーザによる発呼要求などの入力を受け付ける。
また、ローカル通信部111は、入力部114からの発呼要求を、中央制御部112を介して受け、中継装置12におけるローカル通信部121と通信を行う。これにより、通信装置11と中継装置12の通信が行われる。
【0038】
通知部113は、図2における液晶部24に対応し、通信装置11、中継装置12、および相手側通信装置15間の通信路の接続状況などを通信装置11のユーザに通知する。
【0039】
記憶部115には、上記通信路のうち切断された通信路を復旧するために必要な情報、例えば中継装置12を特定する情報や相手側通信装置15を特定する情報が記憶されている。
【0040】
中央制御部112は、通信装置11の各部等からの信号をうけて、後述する所定の制御を行う。
また、図1におけるマイク116は、図2におけるマイク22に対応し、図1におけるスピーカ117が図2におけるスピーカ23に対応する。
【0041】
一方、中継装置12においてローカル通信部121は、上述したように通信装置11におけるローカル通信部111と通信する。また、ネットワーク通信部123は、無線基地局14と通信する。これにより、中継装置12と相手側通信装置15の通信が行われる。中央制御部122は、ローカル通信部121、ネットワーク通信部123およびマイク124等の各部からの信号をうけて後述する所定の制御を行う。
【0042】
以下では、上記のように構成された本実施の形態に係る通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。
まず、通信装置11、中継装置12、および相手側通信装置15の通常通信時における各部の動作を説明する。
【0043】
図3は、通信装置11、中継装置12、および相手側通信装置15の通常通信時、および通信装置11と中継装置12間の無線通信路切断時における各部の動作を示す通信シーケンスである。
【0044】
通信装置11と中継装置12の間が、あらかじめローカル通信部111とローカル通信部121間における無線通信路(以下、「ローカル通信路」という。)で接続されている状態では、通信装置11の中央制御部112は、入力部114から相手側通信装置15への発呼要求を示す信号を受け付ける(ステップS101)。
【0045】
そして、ローカル通信部111とローカル通信部121によるローカル通信路を介して中継装置12の中央制御部122に発呼要求を示す信号が伝達される(ステップS102)。この信号を受けて、中継装置12の中央制御部122は、相手側通信装置15に対して発呼要求を行う。
【0046】
すなわち、中継装置12のネットワーク通信部123は、電話網13の無線基地局14との間で無線通信路(以下、「ネットワーク通信路」という。)を確立させ、無線基地局14に発呼要求を示す信号を送信し、電話網13を経由して、相手側通信装置15に着呼する(ステップS103)。相手側通信装置15は着呼を検出すると、電話網13を経由して、無線基地局14に着呼を受け付けたことを示す信号を送信し、中継装置12の中央制御部122にその信号が伝達される(ステップS104)。さらに、中継装置12の中央制御部122から、通信装置11の中央制御部112に、通信装置11と相手側通信装置15の接続完了を示す信号が伝達される(ステップS105)。
【0047】
このようにして、通信装置11と相手側通信装置15との通話が可能となる(図3におけるデータ転送)。なお、相手側通信装置15から中継装置12を介して通信装置11に発呼要求が行なわれた場合も、上記と同様にネットワーク通信路及びローカル通信路が形成され、相手側通信装置15と通信装置11間での通話が可能となる。
【0048】
このとき、中央制御部112は、通信装置11と中継装置12の間のローカル通信路が確立されている状態と、中継装置12と無線基地局14間のネットワーク通信路が確立されている状態をユーザに通知するよう制御する信号を通知部113に出力する(ステップS106)。
【0049】
以上の通信シーケンスにより、通話状態となった通信システムでは、音声信号の送受信が可能となり、マイク116から入力された通信装置11側の音声信号は、ローカル通信部111を介して中継装置12に送信される。中継装置12では、この音声信号をローカル通信部121で受信し、ネットワーク通信部123によって無線基地局14に送信する。相手側通信装置15は、電話網13からこの音声信号を受信し、スピーカ152から音声を出力する。
【0050】
一方、相手側通信装置15のマイク151から入力された音声が電話網13に送信されると、中継装置12は、無線基地局14からこの音声信号をネットワーク通信部123によって受信し、ローカル通信部121によって通信装置11に送信する。通信装置11は、この音声信号をローカル通信部111で受信し、スピーカ117から音声を出力する。
【0051】
以上で説明した内容は、通信障害の発生していない通常通信時のシーケンスに対応している。
ここで、上述した通常の通話時の動作を、車内における無線ハンズフリーシステム20を含む通信システム10において動作させた場合について、図1、図2及び図5を用いて説明する。
【0052】
ハンズフリー装置21(通信装置11に対応する)と相手側通信装置15間での発呼および着呼の動作により通話状態となった無線ハンズフリーシステム20において、ハンズフリー装置21は、Bluetoothなどの無線通信規格に従ったローカル通信路で携帯電話26(中継装置12に対応する)に接続される。
【0053】
また、携帯電話26と携帯電話基地局27は、PDC方式など携帯電話の規格に従ったネットワーク通信路で接続されて音声信号の送受信を行う。
このとき、液晶部24の一部または全体には、ハンズフリー装置21と携帯電話26の間のローカル通信路が確立されている状態と、携帯電話26と携帯電話基地局27の間のネットワーク通信路が確立されている状態が表示され、ユーザに通知される。
【0054】
図5は、ハンズフリー装置21と携帯電話26の間の通信接続状態と、携帯電話26と携帯電話基地局27の間の通信接続状態を示す図である。
図5に示されるように、携帯電話26とハンズフリー装置21の間が通信接続状態にあり、携帯電話26と携帯電話基地局27の間が通信接続状態にあることが液晶部24に表示されている。
【0055】
携帯電話基地局27と携帯電話26間のネットワーク通信路を介して受信した相手側通信装置15からの音声信号は、携帯電話26からローカル通信路によりハンズフリー装置21に送信され、スピーカ23において音声に変換される。
【0056】
一方、ハンズフリー装置21のマイク22から入力された音声信号は、ローカル通信路を介して携帯電話26に送信され、携帯電話26からネットワーク通信路を介して携帯電話基地局27に送信され、さらに、相手側通信装置15に送信される。
【0057】
次に、通信装置11と中継装置12の間のローカル通信路において通信路の切断が発生し、自動的に復旧が行なわれるまでの各部の動作にについて、図3のシーケンス図を用いて説明する。
【0058】
図3に示されるように、通信装置11からの発呼要求による通話状態において、その音声信号の送受信中にローカル通信路において通信路が突然切断すると、通信装置11のローカル通信部111、および中継装置12のローカル通信部121が上記切断を検出し、通信装置11の中央制御部112、および中継装置12の中央制御部122にそれぞれ通信路の切断を示す信号を出力する(ステップS110,ステップS111)。
【0059】
このとき、中央制御部112は、通知部113に対して、通信装置11と中継装置12間のローカル通信路で切断が発生したことをユーザに通知するよう制御する制御信号を出力する(ステップS112)。(図3における「切断箇所通知」に相当)。通知部113は、その制御信号をうけて上記ローカル通信路の切断をユーザに通知する。
【0060】
次に、通信装置11の中央制御部112は、記憶部115に、切断したローカル通信路を復旧するために必要な情報を問い合わせる(ステップS113)。そして、中央制御部112は、記憶部115からローカル通信路の復旧情報、すなわち中継装置12を特定する中継装置特定情報を取得して(ステップS114)、その復旧情報を基にローカル通信路を接続する接続要求を示す信号を出力し、中継装置12の中央制御部122に通知する(ステップS115)。
【0061】
中継装置12の中央制御部122は、ローカル通信路を接続する接続要求の通知を受け付けたことを示す信号を、通信装置11の中央制御部112に出力し、ローカル通信路の接続が完了する(ステップS116)。
【0062】
このようにして、ローカル通信路が自動で復旧する。復旧後、通信装置11は、相手側通信装置15と再び通信を開始する。
上述した通知部113が行うローカル通信路の切断箇所通知について説明する。例えば、図2の無線ハンズフリーシステム20では、ローカル通信路が切断されたことを液晶部24の一部または全体に、図6(a)に示されるように表示することで、ユーザに対して通知する。
【0063】
図6(a)は、ローカル通信路、およびネットワーク通信路の通信接続状態を示す図である。
図6(a)に示されるように、携帯電話26とハンズフリー装置21の通信接続が切断された状態と、携帯電話26と携帯電話基地局27が通信接続された状態が液晶部24に表示されている。
【0064】
このように切断箇所が表示されるとともに、ハンズフリー装置21(図1の通信装置11に対応)が記憶部115(図1参照)に記憶している情報を用いて自動的にローカル通信路を復旧するので、ユーザは慌ててボタン部25に対して操作する必要がなく、運転に集中できる。
【0065】
なお、この場合に、ハンズフリー装置21の記憶部115に記憶する情報は、ローカル通信路を復旧するために携帯電話26を識別(特定)する情報であり、携帯電話26(図1の中継装置12に対応)のローカル通信部121(図1参照)がBluetoothモジュールで実現される場合は、"Bluetooth Device Address(BD_ADDR)"とすれば良い。
【0066】
次に、通信装置11と中継装置12の間のローカル通信路で突然通信が切断してしまい、ローカル通信路を復旧するか否かをユーザに問い合わせる場合について、図3を用いて説明する。
【0067】
ローカル通信路が切断された場合、その切断は通信装置11のローカル通信部111において検出され、中央制御部112に切断を示す信号が出力される(ステップS110)。
【0068】
このとき、中央制御部112は、通信装置11と中継装置12の間のローカル通信路で切断が発生したことをユーザ通知するよう制御し、さらに切断に対する複数の対処方法をユーザに通知するよう制御する制御信号を通知部113に対して出力する(ステップS135)。
【0069】
この複数の対処方法とは、ローカル通信路を復旧する復旧方法、および中継装置12で通信装置11の処理が代替可能であれば、通信装置11を用いずに中継装置12を用いて相手側通信装置15と通信するように切り替える切り替え方法である。
【0070】
その通知例を次に示す。
図7(a)は、通信システムが図2に示す無線ハンズフリーシステム20である場合における液晶部24の表示を示した図である。
【0071】
図7(a)において、液晶部24(通知部113に対応する)の一部または全体に、携帯電話26(中継装置12に対応する)とハンズフリー装置21(通信装置11に対応する)とのローカル通信路が切断された状態が表示されるとともに、切断に対する対処方法として、ローカル通信路を復旧する復旧方法(再接続方法)と、ハンズフリー装置21を用いた通信から携帯電話26を用いた通信に切り替える切り替え方法とが表示されている。
【0072】
このローカル通信路を復旧する復旧方法は、図2に示すハンズフリー装置21のボタン部25における再接続ボタンを押すことで、ローカル通信路の復旧が選択されることを示している。また、携帯電話26を用いた通信に切り替える切り替え方法は、ボタン部25における切替ボタンを押すことで、ハンズフリー装置21から携帯電話26に切り替えて、ハンズフリー装置21を用いない通話が選択されることを示している。
【0073】
そして、このように通知部113が通知した上記対処方法に対して、ユーザが入力部114を介してローカル通信路を復旧する旨を示す入力を行った場合(ステップS117、図3の復旧要求に相当)、中央制御部112は、上述した自動復旧時と同様に、記憶部115より、切断したローカル通信路を復旧するために必要な復旧情報を入手し、入手した情報に基づいてローカル通信路を復旧する。
【0074】
すなわち、図7(a)に示す液晶部24を見たユーザから、ボタン部25(図2参照)のローカル通信路を復旧させることを示すボタン(例えば、再接続ボタン)の選択操作を受け付けた場合である。
【0075】
図8は、ボタン部25の構造を示す図である。上記再接続ボタンはボタン部25の左上に位置している。
一方、ユーザにより入力部114から、通信対象を通信装置11から中継装置12に切り替えることを示す入力がなされた場合には、中央制御部112は、通信装置11の動作を終了する。これにより、比較的近距離に存在する中継装置12を用いて相手側通信装置15との通信を継続することが可能となる。
【0076】
すなわち、図7(a)を用いて説明すると、ユーザからボタン部25(図2参照)から、通信対象をハンズフリー装置21から携帯電話26に切り替えることを示す入力(例えば、切替ボタンを選択)を受け付けた場合、ハンズフリー装置21は動作を終了する。
【0077】
これにより、ユーザは、比較的近距離に存在する携帯電話26を用いて通信を継続することができる。
以上のように、ユーザは、ローカル通信路の切断によって通信不能になったことを液晶部24に表示される内容から即座に知ることができる。さらに、通信不能となった通信路の切断時に、次の操作方法が指示されるので、あわてることなく簡単な入力操作で、復旧か切替かの次の動作に移ることができる。
【0078】
以上で説明したローカル通信路の切断箇所と次の操作方法が液晶部24に通知されない場合、ユーザは、通信路の切断箇所が携帯電話26と携帯電話基地局27間のネットワーク通信路の切断であると勘違いし、慌ててリダイヤルしたり、ボタン部25に対して発呼処理のための操作をするなど、誤動作を行う恐れがあるが、本実施の形態に係る無線ハンズフリーシステム20を用いると、このような誤動作を防止することができる。
【0079】
ここで、通信対象をハンズフリー装置21(通信装置11に対応する)から中継装置12(携帯電話26に対応する)に切り替える対処方法を設定する理由は、次に示すとおりである。すなわち、ハンズフリー装置21(通信装置11に対応する)と携帯電話26(中継装置12に対応する)間のローカル通信路が通信路として悪い条件(例えば、他の無線との電波干渉がある。)などが原因で復旧不可能な場合でも、携帯電話26(中継装置12に対応する)と携帯電話基地局27(無線基地局14に対応する)の間のネットワーク通信路は図3に示すように通信状態が保持されている。そのため、携帯電話26による相手側通信装置15との通話が可能である。しかし、この通信状態の悪い条件下でハンズフリー装置21と携帯電話26との間のローカル通信路の復旧動作を継続すると、ユーザが気付かずに携帯電話26と相手側通信装置15との間の通話状態が継続した状況となる。
【0080】
このとき、図2(詳細は図8)に示すボタン部25の再接続ボタンあるいは切替ボタンによる入力操作によりローカル通信路を復旧させるか、通信対象をハンズフリー装置21から携帯電話26に切り替えるかを選択するようにしたが、ボタンの操作でなく、タッチパネルに接触することによる接触操作で上記選択を行うようにしてもよい。例えば、図7(a)に示す液晶部24がタッチパネルであり、その液晶画面に再接続と表示される接触部24Aに、ユーザが接触することでローカル通信路の復旧が選択され、液晶画面に切替と表示される接触部24Bにユーザが接触することでハンズフリー装置21から携帯電話26への通信対象の切り替えが選択される。
【0081】
次に、通話時に、中継装置12と無線基地局14の間のネットワーク通信路において突然通信の切断が発生した場合の各部の動作について説明する。
図4は、通信装置11、中継装置12、および相手側通信装置15の通常通信時、および中継装置12と無線基地局14の間のネットワーク通信路における通信切断時の各部の動作を示すシーケンス図である。
【0082】
図4において、図3と同じものには同じ符号を付しその説明を省略する。
図4において通信装置11、中継装置12、および無線基地局14の通常の通信接続については図3で説明したものと同じため、その説明を省略する。
【0083】
ネットワーク通信路の切断は、中継装置12のネットワーク通信部123において検出され、中央制御部122に通知される(ステップS120)。また、ネットワーク通信路の切断は、相手側通信装置15に通知される(ステップS121)。
【0084】
次に、中央制御部122は、通信路の切断を通知する信号をローカル通信部121から通信装置11に送信する。通信装置11では、この信号は、ローカル通信部111で受信され、中央制御部112に通知される(ステップS122)。このとき、中央制御部112は、通知部113に対して、中継装置12と無線基地局14間のネットワーク通信路で切断が発生したことをユーザに通知するように制御する制御信号を出力する(ステップS123)。通知部113はこの制御信号を受けて、ネットワーク通信路で切断が発生したことをユーザに通知する。
【0085】
同時に、中央制御部112は、記憶部115に対して、切断したネットワーク通信路を復旧するために必要な復旧情報を問い合わせ(ステップS125)、復旧情報を取得する(ステップS126)。そして、取得した復旧情報に基づいて、ネットワーク通信路の復旧を行う。
【0086】
このとき、通信装置11がハンズフリー装置21(図2参照)である場合、相手側通信装置15を識別する情報である加入者番号を記憶部115から取得して、リダイヤルを行い、ネットワーク通信路の自動復旧を行う。これにより、ユーザは、慌ててボタン部25に対して操作する必要がなく運転に集中できる。
【0087】
このリダイヤルにより行われる発呼要求、着呼、着呼受付、接続完了の処理(ステップS127,S128,S129,S130)は、上述した通常通信時の処理における発呼要求、着呼、着呼受付、接続完了の処理(ステップS102,S103,S104,S105)と同様である。
【0088】
ここで、通知部113が行う通知について説明する。
例えば、図2の無線ハンズフリーシステム20では、ネットワーク通信路が切断されたことが液晶部24の一部または全体に、図6(b)に示すように表示することで、ユーザに通知する。
【0089】
図6(b)は、ローカル通信路、およびネットワーク通信路の通信接続状態を示す図である。
図6(b)に示されるように、携帯電話26とハンズフリー装置21が通信接続された状態と、携帯電話26と携帯電話基地局27の通信が切断された状態が液晶部24に表示されている。
【0090】
次に、通話時に、中継装置12と無線基地局14の間のネットワーク通信路で突然通信が切断し、ネットワーク通信路を復旧するか否かをユーザに問い合わせる場合について説明する。図4に示されるように、ネットワーク通信路における通信路の切断は、中継装置12のネットワーク通信部123において検出され、中央制御部122に通知される(ステップS120)。次に、中央制御部122は、通信路の切断を通知する信号をローカル通信部121から通信装置11に送信する。通信装置11は、この信号をローカル通信部111で受信し、中央制御部112に出力する(ステップS122)。ここまでは、自動復旧の場合と同様である。
【0091】
このとき、中央制御部112は、中継装置12と無線基地局14間のネットワーク通信路で切断が発生したことをユーザに通知するよう制御し、さらに切断に対する複数の対処方法をユーザに通知するよう制御する制御信号を通知部113に対して出力する(ステップS140)。この複数の対処方法とは、ネットワーク通信路の復旧を示す復旧方法(再接続方法)と、ネットワーク通信路を復旧せず通信装置11と相手側通信装置15の間の通話を終了することを示す方法である。
【0092】
通知部113は、その信号を受けてネットワーク通信路の切断と、上記2つの対処方法をユーザに通知する。このとき、ユーザはこの2つの対処方法から、いずれかの対処方法を選択するよう指示される。
【0093】
ここで、ユーザから入力部114を介してネットワーク通信路を復旧することを示す入力を受け付けると(ステップS124)(図4における入力部114から中央制御部112への点線で示した「復旧要求」に相当)、中央制御部112は、記憶部115に、切断したネットワーク通信路を復旧するために必要な復旧情報を問い合わせ(ステップS125)、復旧情報を取得する(ステップS126)。そして、その取得した情報に基づいて、上述したようにネットワーク通信路の復旧が行われる。この復旧は、上述した自動復旧の場合と同様である。
【0094】
一方、ユーザから入力部114を介して、通話を終了することを示す入力を受け付けると、中央制御部112はネットワーク通信路を復旧させず、通話を終了する。
【0095】
ここで、通知部113が行う通知例を示す。
例えば、図2に示される無線ハンズフリーシステムの場合を例にとると、通知例として図7(b)に示されるようになる。
【0096】
図7(b)は、ネットワーク通信路が切断されたときの液晶部24に表示される表示例を示す図である。
図7(b)に示されるように、携帯電話26とハンズフリー装置21が接続された状態と、携帯電話26と携帯電話基地局27の通信が切断された状態が、ハンズフリー装置21の液晶部24の一部または全体に表示されている。さらに液晶部24には、切断に対する対処方法として、ネットワーク通信路を復旧する復旧方法と、ハンズフリー装置21と相手側通信装置15の通話を終了する方法とが表示されている。
【0097】
このネットワーク通信路を復旧する復旧方法は、図2に示すハンズフリー装置21のボタン部25におけるリダイヤルボタンを押すことでネットワーク通信路の復旧がなされることが選択されることを示している。また、通話を終了する方法は、ボタン部25におけるキャンセルボタンを押すことで、ハンズフリー装置21と相手側通信装置15とによる通話の終了が選択されることを示している。
【0098】
ここでユーザからボタン部25を介して、ネットワーク通信路を復旧することを示すボタン(例えば、上記リダイヤルボタン)が選択され操作された場合、ハンズフリー装置21(通信装置11に対応する)の中央制御部112は、記憶部115に記憶されている復旧情報(通信装置特定情報である相手側通信装置15の加入者番号)を読み出して、切断されたネットワーク通信路の復旧(リダイヤル)を行う。また、ユーザからボタン部25を介して、通話を終了することを示すボタン(例えば、上記キャンセルボタン)が選択された場合、中央制御部112は、リダイヤルせずに通話を終了する。
【0099】
以上のように、ユーザは、ネットワーク通信路の切断によって通信不能になったことを液晶部24に表示される内容から即座に知ることができる。さらに、通信不能となった通信路の切断時に、次の操作方法が指示されるので、あわてることなく簡単な入力操作で、復旧か通話終了かの次の動作に移ることができる。
【0100】
尚、図2(詳細は図8)に示すボタン部25のリダイヤルボタンあるいはキャンセルボタンによる入力操作によりネットワーク通信路を復旧させるか、通話を終了させるかを選択するようにしたが、ボタンの操作でなく、タッチパネルに接触することによる接触操作で上記選択を行うようにしてもよい。例えば、図7(b)に示す液晶部24がタッチパネルであり、その液晶画面にリダイヤルと表示される接触部24Cに、ユーザが接触操作することでネットワーク通信路の復旧が選択され、液晶画面にキャンセルと表示される接触部24Dにユーザが接触操作することでハンズフリー装置21と相手側通信装置15の通話の終了が選択される。
【0101】
なお、図3、図4においては、通信装置11が発呼要求を出す場合を示したが相手側通信装置15から発呼要求がなされ、通信装置11がそれを受信する(着呼を受け付ける)場合でも、同様に実施することができることは言うまでもない。
【0102】
なお、上記実施の形態では、中継装置12の具体例として、PDC方式の規格に従う携帯電話としたが、PDC方式に限らず、IMT−2000、GSM、D−AMPS、IS−95など他の携帯電話規格に従う場合でも同様に実施することができるとともに、携帯電話に限らず、携帯電話機能を持ったPDA(Personal Digital Assistants)などの電子機器でも同様に実施することができる。
【0103】
また、中継装置12がVoIP(Voice over IP)対応の携帯電話であり、無線基地局14(携帯電話基地局27)が無線LANアクセスポイントであり、その間の通信が無線LAN(例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11a)の通信方式に従う場合でも同様に実施できる。
【0104】
また、通信装置11のローカル通信部111と中継装置12のローカル通信部121間は、Bluetoothを用いたローカル通信路としたが、Bluetoothに限らず、比較的近距離で無線通信可能な方式、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11bや、UWB(Ultra Wide Band)又は赤外線を使った通信であってもよく、使用する周波数帯域やその変復調方式に依らず同様に実施することができる。
【0105】
さらに、通信装置11と無線基地局14の間に複数の中継装置12を介して二つ以上の無線通信路が多段に接続される構成、通信装置11に複数の中継装置が接続される構成でも通知部113に通知される内容と、記憶部115に記憶される情報量が増えるだけで変わらないため同様に実施することができる。
【0106】
さらにまた、通信装置11における通知部113の実現形態の一例として、ハンズフリー装置21と一体化した液晶部24を示したが、音声出力による通知でもよく、また外部のディスプレイ、例えばナビゲーション装置のディスプレイなどに外部出力してもよい。
【0107】
なお、通信装置11における入力部114の実現形態の一例としてハンズフリー装置21と一体化したボタン部25を示したが、音声による入力や、外部のボタン、例えば車のハンドル部など操作しやすい位置に設置したボタンで実現しても良い。また通知部113へユーザに入力を指示する通知をする場合にも、ボタンに限らず入力部114に入力する手段に従った通知を行えば良い。
【0108】
また本実施の形態では、相手側通信装置15は通信装置11と同じ構成であるとしたが、同じ構成とは限らず、携帯電話や固定電話であってもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る通信システムによれば、第1通信装置と第2通信装置の通信が切断されたとき、第1通信装置と第2通信装置との間に複数存在する無線通信路のいずれが切断したかがユーザに通知されるため、ユーザは切断された通信路を復帰させたい場合に、迷うことなく切断された通信路に応じた適切な復旧操作を行うことが可能となる。
【0110】
特に、第1通信装置がハンズフリー装置であり、中継装置が携帯電話である無線ハンズフリーシステムにおいて、ユーザは無線通信路の復旧のために、慌てて操作する必要がないため運転に集中できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信システムおよび通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る通信システムおよび通信装置の一例である無線ハンズフリーシステムを示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る通信システムにおける通常通信時、および通知装置と中継装置との無線通信路切断時の各部の動作を示す通信シーケンス図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信システムにおける通常通信時、および中継装置と無線基地局との無線通信路切断時の各部の動作を示す通信シーケンス図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置と携帯電話との接続状態と、携帯電話と携帯電話基地局との接続状態を示す図である。
【図6】(a)(b)はいずれも本発明の実施の形態に係る無線ハンズフリーシステムの液晶部の表示例を示す図である。
【図7】(a)(b)はいずれも本発明の実施の形態に係る無線ハンズフリーシステムにおける液晶部の他の表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る無線ハンズフリーシステムのボタン部の構造を示す図である。
【図9】従来の通信システムの構成を示すブロック図である。
【図10】従来の通信システムの通話開始から回線切断の発生および復旧に至るまでの通信シーケンス図である。
【符号の説明】
10 通信システム
11 通信装置
12 中継装置
13 電話網
14 無線基地局
15 相手側通信装置
21 ハンズフリー装置
22 マイク
23 スピーカ
24 液晶部
25 ボタン部
26 携帯電話
111 ローカル通信部
112 中央制御部
113 通知部
114 入力部
115 記憶部
116 マイク
117 スピーカ
121 ローカル通信部
122 中央制御部
123 ネットワーク通信部
Claims (7)
- 第1通信装置と、前記第1通信装置と無線により近距離で接続されるとともに、ネットワーク網を介して第2通信装置と無線により接続され、前記第1通信装置と前記第2通信装置との通信の中継を行う通信機能を有した中継装置とから構成される通信システムであって、
前記第1通信装置と前記中継装置が接続された無線通信路、および前記中継装置と前記第2通信装置が接続された無線通信路の切断を検知する切断検知手段を備え、
前記第1通信装置は、前記切断検知手段が切断を検知した無線通信路が前記複数の無線通信路のいずれであるかをユーザに通知する通知手段と、
ユーザによる入力を受け付ける入力手段と、
切断された前記第1通信装置と前記中継装置との無線通信路を復旧するために必要な復旧情報として、前記中継装置を特定する中継装置特定情報を記憶している特定情報記憶手段と、
前記第1通信装置と中継装置との無線通信路が切断されたとき、前記切断された無線通信路を再接続する再接続方法と、前記中継装置を介して前記第1通信装置と前記第2通信装置とで通信していた状態から、前記第1通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信する状態に切り替える切り替え方法を含む無線通信路の切断に対する複数の対処方法をユーザに通知する対処方法通知手段と、
前記入力手段からのユーザによる入力により、前記再接続方法が選択されたときは、前記特定情報記憶手段に記憶された中継装置特定情報に基づいて、前記切断された無線通信路の再接続を行う再接続手段と、
前記入力手段からのユーザによる入力により、前記切り替え方法が選択されたときは、前記第1通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信するように切り替える切り替え手段を備える
ことを特徴とする通信システム。 - 前記第1通信装置は、ハンズフリー装置であり、
前記中継装置は携帯電話機である
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記通知手段は、前記切断検知手段が切断を検知した無線通信路が前記複数の無線通信路のいずれであるかを表示してユーザに通知する表示部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記対処方法通知手段は、前記第1通信装置と中継装置との無線通信路が切断されたとき、前記再接続方法、あるいは前記切り替え方法を選択するためにユーザが行うべき操作を表示してユーザに通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - ネットワーク網を介して第2通信装置と無線により接続される中継装置と無線により近距離で接続されることにより、前記第2通信装置と通信を行う通信装置であって、
ユーザによる入力を受け付ける入力手段と、
前記中継装置との近距離の無線通信路の切断を復旧するために必要な復旧情報として、前記中継装置を特定する中継装置特定情報を記憶している特定情報記憶手段と、
前記中継装置との近距離の無線通信路が切断されたとき、前記切断された無線通信路を再接続する再接続方法と、前記中継装置を介して前記第2通信装置とで通信していた状態から、自身の通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信する状態に切り替える切り替え方法を含む無線通信路の切断に対する複数の対処方法をユーザに通知する対処方法通知手段と、
前記入力手段からのユーザによる入力により、前記再接続方法が選択されたときは、前記特定情報記憶手段に記憶された中継装置特定情報に基づいて、前記切断された無線通信路の再接続を行う再接続手段と、
前記入力手段からのユーザによる入力により、前記切り替え方法が選択されたときは、 自身の通信装置と関係なく、前記中継装置と前記第2通信装置とで通信するように切り替える切り替え手段を備える
ことを特徴とする通信装置。 - 前記対処方法通知手段は、前記第2通信装置と前記中継装置との間のネットワーク通信路が切断されたとき、前記ネットワーク通信路を復旧するリダイヤル方法と、自身の通信装置と前記第2通信装置との間の通信を終了するキャンセル方法を含む対処方法をユーザに通知すること特徴とする請求項5に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、ハンズフリー装置であり、
前記中継装置は携帯電話機である
ことを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
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