JP2007104013A - 信号レベル測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上局から送信されるテレビ放送信号の信号レベルを測定し、複数の放送チャンネルの信号レベルを一覧表示する信号レベル測定装置において、表示された信号レベルから、テレビ放送信号の種類を識別できるようにすることを目的とする。
【解決手段】制御回路40は、予め設定された放送チャンネルを順次選択し、入力端子12から入力された受信信号の中から、選択した放送チャンネルの受信信号を選局する。そして、この放送チャンネルの信号レベルを測定すると共に、この信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを判断し、この信号がデジタル放送用の信号である場合には、表示部36の所定の位置に、信号レベルを青色棒グラフ50にて表示し、アナログ放送用の信号である場合には、信号レベルを赤色棒グラフ52にて表示して、設定された放送チャンネル全ての信号レベルを棒グラフにて一覧表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、地上局から送信され、受信アンテナで受信したテレビ放送信号の信号レベルを測定する信号レベル測定装置に関する。
従来より、地上局から送信されるテレビジョン放送用の信号(以下、テレビ放送信号とする)の電界強度を測定したり、受信アンテナの向きを調整するために、レベルチェッカが使用されている。この種のレベルチェッカは、通常、受信アンテナからの受信信号を伝送する伝送線に接続して使用され、外部から放送チャンネルが指定されると、対象となる放送チャンネルを選局すると共に、選局したテレビ放送信号の信号レベルを測定し、測定した結果を数値や棒グラフ等を用いて、レベルチェッカの前面に設けられた液晶ディスプレイ等に表示するように構成されている。
また、このようなレベルチェッカには、複数の放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを同時に確認できるように、測定周波数を高い方向または、低い方向に順次変更し、複数の周波数ポイント(つまり、複数の放送チャンネル)の信号レベルを自動的に測定し、測定した結果を棒グラフにより一覧表示する機能を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平4−354494号公報
ところで、現在、テレビ放送信号としては、デジタル放送用の信号と、アナログ放送用の信号の2種類の信号が使用されており、また、地上局により同じ周波数(つまり、放送チャンネル)で異なる種類のテレビ放送信号を送信している場合がある。そして、地域によっては複数の地上局から送信される信号を受信可能であるため、アンテナにより受信されたテレビ放送信号は、デジタル放送用の信号と、アナログ放送用の信号とが混在している可能性がある。しかしながら、上記のようなレベルチェッカにおいては、測定した信号レベルが一様に棒グラフにより表示されているので、表示された信号レベルが、デジタル放送用の信号の信号レベルか、アナログ放送用の信号の信号レベルかを、表示から判断することはできなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、地上局から送信されるテレビ放送信号の信号レベルを測定し、複数の放送チャンネルの信号レベルを一覧表示する信号レベル測定装置において、表示された信号レベルから、テレビ放送信号の種類を識別できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、地上局からのテレビ放送信号を受信する受信アンテナから入力される受信信号の中から、外部から指定された所定放送チャンネルのテレビ放送信号を選局する選局手段と、該選局手段にて選局されたテレビ放送信号の信号レベルを測定する信号レベル測定手段と、該信号レベル測定手段により測定された信号レベルを表示手段に表示する表示制御手段と、を備えた信号レベル測定装置であって、前記選局手段が選局する放送チャンネルを順次切り替えるチャンネル切替手段と、前記選局手段により選局されたテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを識別する信号識別手段と、を備え、前記信号レベル測定手段は、前記チャンネル切替手段により切り替えられた放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを順に測定し、前記表示制御手段は、前記信号識別手段により識別された結果に基づいて、前記信号レベル測定手段により測定された各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、該各テレビ放送信号が、アナログ放送用の信号であるかデジタル放送用の信号であるかを識別可能に前記表示手段に一覧表示することを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の信号レベル測定装置において、前記表示制御手段は、前記信号レベル測定手段により測定された信号レベルを棒グラフにて一覧表示することを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の信号レベル測定装置において、前記表示制御手段は、前記棒グラフの色を変えることで、各放送チャンネルのテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別可能に表示することを特徴とする。
一方、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の信号レベル測定装置において、前記選局手段により選局されたテレビ放送信号を復調し、復調したテレビ放送信号からデジタルデータを取得するデータ取得手段を備え、前記信号識別手段は、該データ取得手段により前記デジタルデータが取得されたか否かにより、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを識別することを特徴とする。
そして、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の信号レベル測定装置において、前記信号識別手段は、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、前記デジタルデータの内容に基づいて前記テレビ放送信号の変調方式を識別し、前記表示制御手段は、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、さらに、各テレビ放送信号の変調方式を識別可能に前記表示手段に一覧表示することを特徴とする。
請求項1に記載の信号レベル測定装置においては、チャンネル切替手段が、選局手段が選局する放送チャンネルを順次切り替え、信号識別手段が、選局手段により選局されたテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを識別する。そして、信号レベル測定手段は、チャンネル切替手段により切り替えられた放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを順に測定し、表示制御手段は、信号識別手段により識別された結果に基づいて、信号レベル測定手段により測定された各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、各テレビ放送信号が、アナログ放送用の信号であるかデジタル放送用の信号であるかを識別可能に前記表示手段に一覧表示する。
このため、請求項1に記載の信号レベル測定装置によれば、信号レベルを単に一覧表示するだけでなく、各放送チャンネル毎に、受信した信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別可能に一覧表示するので、使用者は受信アンテナが受信しているテレビ放送信号の種類を識別することができ、例えば、デジタル放送用の信号とアナログ放送用の信号が混在する地域においても、受信したい信号を容易に見分けることができるので、確実に受信アンテナの方向調整、信号レベルの調整を行うことが可能となる。
次に、請求項2に記載の信号レベル測定装置においては、表示制御手段が、信号レベル測定手段により測定された信号レベルを棒グラフにて一覧表示する。
例えば、各放送チャンネルの信号レベルを数値により表示してもよいが、請求項2に記載のように棒グラフにて表示すれば、容易に各放送チャンネル毎の信号レベルの大小を比較できるので、放送チャンネルの信号レベルを一定に揃えたいような場合には、非常に効率よく調整を行うことができるようになり、便利である。
そして、請求項3に記載の信号レベル測定装置においては、表示制御手段が、棒グラフの色を変えることで、各放送チャンネルのテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別可能に表示する。
例えば、棒グラフの線種、パターン、または、グラデーションを変えたり、棒グラフに記号を付加したりすることにより、デジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別できるように表示してもよいが、カラー表示が可能な場合には、請求項3に記載のように、棒グラフの色を変えると、より視覚的に識別が容易となるので、便利である。
一方、請求項4に記載の信号レベル測定装置においては、データ取得手段が、選局手段により選局されたテレビ放送信号を復調して復調したテレビ放送信号からデジタルデータを取得し、信号識別手段は、データ取得手段によりデジタルデータが取得されたか否かにより、テレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別する。
例えば、各放送チャンネル毎のテレビ放送信号の波形、つまり、放送チャンネル帯域内の信号レベルの変動から、アナログ放送用の信号であるか、デジタル放送用の信号であるかを識別してもよいが、請求項4に記載の信号レベル測定装置によれば、入力された信号の復調を行ってデジタルデータが取得できるか否かにより判断しているので、より確実にデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別でき、より正確な表示とすることができる。
また、請求項5に記載の信号レベル測定装置においては、信号識別手段は、テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、デジタルデータの内容に基づいてテレビ放送信号の変調方式を識別し、表示制御手段は、テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、さらに、各テレビ放送信号の変調方式を識別可能に前記表示手段に一覧表示する。
このため、請求項5に記載の信号レベル測定装置によれば、変調方式が識別可能に信号レベルが表示されるので、使用者は、この表示から、受信アンテナが受信しているテレビ放送信号の変調方式を知ることができる。そして、例えば、この情報を、このテレビ放送信号のさらに詳細な測定(C/N等の測定)を行うか否か、詳細な表示(コンスタレーション表示、変調誤差率表示等)をさせるか否か等の判断に利用でき、便利である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、地上局から送信されるテレビ放送信号の信号レベルを測定するレベルチェッカ10の全体構成を示す概略構成図である。
本実施形態のレベルチェッカ10は、外部から入力された指令により、地上アナログ放送用の信号の信号レベル、又は、地上デジタル放送用の信号の信号レベルの測定を放送チャンネル毎に行うものであり、特に、測定する放送チャンネルを順次変更して複数の放送チャンネルの放送信号の信号レベルを自動的に測定し、測定した信号レベルを一覧表示するサーチ機能を備えたものである。
ところで、地上局から送信されるデジタル放送用の信号には、MPEG2方式が適用されており、デジタル化された映像、音声、データをパケット化することにより生成されたTSパケットと呼ばれる188バイトのパケットを、一本のデータ列に多重化することにより得られるTS信号(トランスポートストリーム形式のビットデータ系列信号)が使用されている。そして、このTS信号は、信号が送信される際に、TS信号を構成するTSパケット毎に、使用されるサービス(固定受信向けサービス、携帯・移動受信向けサービス等)に応じて一旦階層分割され、分割されたTSパケットは、サービスに応じた変調方式(例えば、固定受信向けの信号は、大容量信号を伝送できる伝送容量の多い変調方式である64QAMや16QAM、移動受信向けの信号は、マルチパス妨害に強いQPSK等)にてキャリア変調されて、再び階層合成される。その後、変調された複数のキャリアからOFDM信号が生成され、地上局から送信される。
ここで、OFDM信号が生成される際には、キャリアの変調方式を示す変調モード信号等からなる制御信号(TMCC信号)が付加されており、本実施形態のレベルチェッカ10では、この変調モード信号によりキャリアの変調方式を識別する。また、各TSパケットには、このTSパケットを識別するための識別子が定義された固定長のヘッダが設けられており、本実施形態のレベルチェッカ10では、このヘッダが読み取られるか否かにより、受信したテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別する。
レベルチェッカ10は、図1に示すように、入力端子12から入力された受信アンテナからの受信信号(90〜770MHz)を増幅するRF増幅回路14と、この増幅された受信信号レベルを減衰させる可変減衰器16と、発振周波数を変更可能な可変発振回路18と、可変発振回路18からの出力信号と可変減衰器16からの受信信号とを混合して、受信信号中の選択された放送チャンネル帯域内の信号を、予め設定された測定周波数foe(本実施形態では54.25MHz)の信号に変換するミキサ20と、ミキサ20からの出力信号の中から測定周波数foeを中心とする所定帯域幅(本実施形態では±0.25MHz)の受信信号だけを通過させる信号抽出フィルタ(以下、BPFとする)22と、BPF22からの出力信号を増幅するIF増幅回路24と、この増幅された出力信号の信号レベルを減衰させる可変減衰器26と、可変減衰器26からの出力信号を検波する検波回路28と、検波回路28から出力される検波電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ30と、可変減衰器26からの出力信号の復調、誤り訂正等を行うことにより、上述したTS信号、変調モード信号等の信号を抽出するOFDM復調部32と、電源のオン/オフ、測定方法の選択、信号レベルの測定対象とする放送チャンネルの選択、測定開始等の各種指令の入力をするための操作用のボタン等が設けられた操作部34と、カラー液晶パネルからなる表示部36と、書き換え可能なEEPROM等からなるメモリ38と、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータにより構成された制御回路40と、外部機器と接続するための外部端子42とを備えている。
このように構成された本実施形態のレベルチェッカ10は、入力端子12と、受信アンテナにより受信されたテレビ放送信号が伝送される同軸ケーブルとを接続して使用され、操作部34を介して、外部から入力された指令に従い信号レベルの測定等の各種処理を実行する。
例えば、予め設定された放送チャンネルの信号レベルを順次測定するサーチ機能による測定指令が入力された場合には、制御回路40は、測定する周波数ポイント(つまり、放送チャンネル)を高い方向または、低い方向に順に選択し、選択した放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルの測定及び信号レベルの表示を繰り返し実行し、設定された周波数帯域の全ての放送チャンネルの信号レベルを表示部36に一覧表示する。
詳述すると、制御回路40は、操作部34を介して指令が入力されると、まず、予め設定された放送チャンネルの中から、最も周波数の低い放送チャンネルを選択し、選択した放送チャンネル帯域内の信号が測定周波数foeの信号に変換されるように発振回路18の発振周波数を調整し、BPF22から、この放送チャンネルに対応した受信信号が出力されるように選局を行う。
そして、BPF22から出力された出力信号は、IF増幅回路24により増幅された後、検波回路28及びOFDM復調部32に入力される。検波回路28に入力された信号は、検波回路28により検波され、この検波電圧がA/Dコンバータ30によりデジタル信号に変換される。一方、OFDM復調部32に入力された信号は、入力された信号がデジタル放送用の信号である場合には、OFDM復調部32にて復調、誤り訂正等が行われ、TS信号、変調モード信号等が抽出される。
制御回路40は、OFDM復調部32から出力された信号により、選択した放送チャンネルの信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを判断し、判断結果に基づいた方法で、A/Dコンバータ30から出力されたデジタル信号からこの放送チャンネルの信号レベルを測定する。また、デジタル放送用の信号であると判断した場合には、OFDM復調部32にて抽出された変調モード信号により、キャリアの変調方式を識別する。
そして、制御回路40は、この放送チャンネルの信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別できるように、測定した信号レベルを表示し、信号がデジタル放送用の信号である場合には、さらに、キャリアの変調方式を表示する。そして、制御回路40は、1つの放送チャンネルの信号の信号レベルの表示が終了すると、次の放送チャンネルを選択し、予め設定された全ての放送チャンネルの信号レベルの表示を終了するまで、同じ処理を繰り返し実行する。
なお、信号レベルの測定時には、制御回路40は、可変減衰器16、26の減衰量を制御し、入力されたテレビ放送信号のレベルが制御回路40内の測定レンジを超えない範囲で最適に測定されるように調整を行う。
また、制御回路40内のROMには、各放送チャンネル毎の中心周波数fcや測定周波数foe等の制御回路40が実行する処理に必要な情報が予め記憶されている。そして、操作部34、または、外部端子42に接続されたパソコン等の外部機器から、サーチ機能による測定時に測定を行う放送チャンネル等の各種設定値が入力されると、制御回路40は、これらの各種設定値を書換可能なメモリ38に保存する。
図2は、テレビ放送信号の信号波形を示す説明図である。
レベルチェッカ10に入力されるテレビ放送信号は、図2(a)に示すアナログ放送用の信号、又は、図2(b)に示すデジタル放送用の信号であり、伝送方式や変調方式等の違いにより、信号波形(信号成分の周波数分布)が大きく異なる。このため、本実施形態のレベルチェッカ10は、各信号に適した方法で信号レベルの測定を行うように構成されている。
まず、入力された信号が、図2(a)に示すようなアナログ放送用の信号である場合には、映像搬送波周波数fv(=fc−1.75MHz)にピークがあるため、映像搬送波周波数fvを中心として、所定帯域幅(本実施形態では0.5MHz)の範囲内の信号成分を抽出し、この値を信号レベルEnとして測定する。
一方、入力された信号が、図2(b)に示すようなデジタル放送用の信号(OFDM信号)である場合には、信号レベルは放送チャンネルの帯域内でほぼ一様であるため、周波数帯域をBPF22の帯域幅で分割すると共に、各分割された帯域の中心周波数fmを中心として、分割された帯域内の信号成分を抽出し、各分割された帯域毎に抽出した信号成分を全て積算し、この値を信号レベルEnとして測定する。
次に、レベルチェッカ10の制御回路40で実行される信号測定処理について、図3を用いて説明する。なお、この信号測定処理は、操作部34の電源スイッチがオンされ、操作部34からサーチ機能による測定指令が入力されることにより開始される。
図3は、本実施形態の信号測定処理を示すフローチャートであり、図4は、本実施形態のレベルチェッカ10の表示部36の表示例を示す説明図である。
まず、図3に示すように、本処理が開始されると、S110にて、カウント値nとして値1をセット(n=1)し、S120にて、予め設定された第n放送チャンネルの中心周波数fcを読み込む。なお、本実施形態のサーチ機能では、予め設定された第1放送チャンネルから第N放送チャンネルの全N個の放送チャンネルを順に選択し、信号レベルEnの測定、表示を行うものとする。
そして、続くS130では、入力されたテレビ放送信号の信号レベルが制御回路40の測定レンジを超えない範囲で最適に測定されるように調整する。詳述すると、制御回路40は、入力端子12からテレビ放送用の信号が入力されると、入力された信号の内、アナログ放送用の信号にてピークとなる周波数である映像搬送波周波数fvの信号成分を抽出するために、発振回路18の周波数を調整し、映像搬送波周波数fvの信号を測定周波数foeの信号に変換する。そして、BPF22にて抽出された信号成分を測定し、この信号レベルEvが制御回路40内の測定レンジを超えるときには、まず、可変減衰器26の減衰量を増加させ、それでも減衰量が不足のときは、可変減衰器16の減衰量を増加させるように調整し、逆に、この信号レベルEvが測定レンジに満たないときには、可変減衰器16の減衰量を減少させ、それでも減衰量が大きいときには、可変減衰器26の減衰量を減少させる。つまり、制御回路40は、信号レベルEvが、測定レンジを超えない範囲で最大となるように可変減衰器16、26を制御することにより、最適な信号レベル測定が可能となるように調整する。
次に、S140にて、OFDM復調部32にて抽出されたTS信号からヘッダが検出されるか否かを判断し、ヘッダが検出された場合には(S140:YES)、入力された信号がデジタル放送用の信号であるとして、S150に移行する。そして、S150では、カウント値mとして値1をセット(m=1)し、S160にて、次式(1)により、第n放送チャンネルの周波数帯域を分割数M(本実施形態ではM=12とする)で分割した各周波数帯域の中心周波数fm(m:1〜M)を算出する。なお、以下の式(1)にて、Boは、地上局から送信されるテレビ放送信号の放送チャンネルの帯域幅6MHzを示す。
Figure 2007104013
次に、S170にて、中心周波数fmの信号が測定周波数foeに変換されるように、発振回路18の発振周波数を調整し、BPF22にて抽出された信号により中心周波数fmを中心とする信号レベルEnmを測定する。そして、続くS180では、カウント値mが分割数Mと等しいか否かを判断し、等しくないと判断した場合には(S180:NO)、S190に移行し、カウント値mに1を加え、S160に移行する。そして、m=Mとなるまで、S160〜S190の処理を繰り返し実行する。
一方、S180にて、m=Mであると判断した場合には(S180:YES)、S200に移行し、S170にて測定した信号レベルEn1〜EnMを積算することで、第n放送チャンネルの周波数帯域の信号レベルEnを算出する。
そして、続くS210では、図4に示すように、カラー液晶パネルからなる表示部36の所定の位置に、色付きの棒グラフ50(本実施形態では青色棒グラフ50)にて信号レベルEnを表示し、S220に移行する。
また、S220にて、OFDM復調部32にて抽出された変調モード信号から、キャリアの変調方式を読み取り、続くS230では、読み取ったキャリアの変調方式を、S210にて表示した青色棒グラフ50の先端付近に文字(64QAMの場合は64、QPSKの場合はPSK等)からなる識別画像54を表示させ、S270へ移行する。なお、1つの放送チャンネルで複数の変調方式が使用されており、S220にて複数の変調方式が読み取られた場合には、読み取った全ての変調方式を識別できるように表示する。
一方、S140にて、ヘッダが検出されないと判断した場合には(S140:NO)、入力された信号がアナログ放送用の信号であるとして、S240に移行して、第n放送チャンネルの中心周波数fcを読み込み、続くS250では、この第n放送チャンネルの映像搬送波周波数fvの信号が測定周波数foeの信号に変換されるように発振回路18の発振周波数を調整し、BPF22にて抽出された信号成分により、第n放送チャンネルの信号レベルEnを測定する。そして、S260では、カラー液晶パネルからなる表示部36の所定の位置に、デジタル放送用の信号レベルを表示する棒グラフ50と異なる色の棒グラフ52(本実施形態では赤色棒グラフ52)にてS250の処理にて測定した信号レベルEnを表示し、S270に移行する。
そして、S270にて、カウント値nが、サーチ機能にて測定を行う全放送チャンネル数Nと等しいか否かを判断し、等しくないと判断した場合には(S270:NO)、S280に移行し、カウント値nに1を加え、S120に移行する。そして、n=Nとなるまで、S120〜S270の処理を繰り返し実行する。
一方、S270にて、n=Nであると判断した場合には(S270:YES)、続くS290にて、全ての信号レベルEn(E1〜EN)から、最大と最小の信号レベルを検出してレベル差を算出し、このレベル差に応じて、表示部36のカラー液晶パネルに最適に表示可能なレンジにスケールを修正し、信号レベルを示す棒グラフ50,52及び変調方式を示す識別画像54をスケールに合わせて再表示し、当該処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のレベルチェッカ10においては、制御回路40は、予め設定された放送チャンネルを順次選択し、入力端子12から入力された受信信号の中から、選択した放送チャンネルの受信信号を選局する。そして、この放送チャンネルの信号レベルを測定すると共に、この信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを判断する。ここで、この信号がデジタル放送用の信号である場合には、表示部36の所定の位置に、信号レベルを青色棒グラフ50にて表示し、アナログ放送用の信号である場合には、信号レベルを赤色棒グラフ52にて表示して、設定された放送チャンネル全ての信号レベルを青色棒グラフ50、または、赤色棒グラフ50にて一覧表示する。
このため、本実施形態のレベルチェッカ10によれば、信号レベルを単に一覧表示するだけでなく、各放送チャンネル毎に受信した信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別できるように、異なる色の棒グラフにて一覧表示するので、使用者は受信アンテナが受信しているテレビ放送信号の種類を、一目で容易に識別することができ、例えば、デジタル放送用の信号とアナログ放送用の信号が混在する地域においても、受信すべき信号を容易に見分けることができるので、確実に受信アンテナの方向調整、信号レベルの調整を行うことが可能となる。
そして、信号レベルを棒グラフにより表示しているので、容易に各放送チャンネル毎の信号レベルの大小を比較できるので、放送チャンネルの信号レベルを一定に揃えたいような場合には、非常に効率よく調整を行うことができるようになり、便利である。
また、制御回路40が選択した放送チャンネルの信号が、デジタル放送用の信号である場合には、この信号がOFDM復調部32にて復調、誤り訂正されて、TS信号及び変調モード信号等が抽出される。そして、制御回路40は、OFDM復調部32にて抽出されたTS信号にヘッダがあるか否かにより、選択した放送チャンネルの信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを判断しているので、信号の種類の判断がより確実となり、より正確な信号レベル表示とすることができる。
そして、選択した放送チャンネルの信号がデジタル放送用の信号である場合には、制御回路40は、OFDM復調部32にて抽出された変調モード信号から、選択した放送チャンネルの信号の変調方式を読み取り、信号レベルを示す棒グラフの先端付近に、変調方式を示す文字からなる識別画像54を表示するので、使用者は、信号レベルの測定結果の画面にて各テレビ放送信号の変調方式を容易に知ることができるので、便利である。
なお、本実施形態において、OFDM復調部32は本発明のデータ取得手段に相当し、カラー液晶パネルからなる表示部36は本発明の表示手段に相当し、S110、S270、S280の処理は、本発明のチャンネル切替手段に相当し、S120、S130の処理は本発明の選局手段に相当し、S140、S220の処理は本発明の信号識別手段に相当し、S150〜S200、S240、S250の処理は本発明の信号レベル測定手段に相当し、S210、S230、S260の処理は本発明の表示制御手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
本実施形態のレベルチェッカ10は、地上局から送信されるテレビ放送信号の信号レベルを測定するものとしたが、衛星から送信されるテレビ放送信号の信号レベルも測定できる機能を設けてもよい。また、本実施形態では、本発明の信号レベル測定装置をレベルチェッカ10としたが、チューナに本発明の信号レベル測定装置としての機能を設けてもよい。
そして、本実施形態では、デジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかの判断を、TS信号のヘッダが読み取られるか否かにより行ったが、OFDM復調部32からTS信号が抽出されたか否かによって行ってもよく、また、放送チャンネル帯域内の信号レベルの変動から判断するようにしてもよい。
また、本実施形態では、デジタル放送用の信号のキャリアの変調方式を、信号レベルを示す棒グラフの先端付近に、文字からなる識別画像54にて表示したが、必ずしも文字で表示する必要はなく、絵でもよい。さらに、変調方式に加え、符号化率等の放送信号の種類を示す他の表示を表示させてもよく、また、搬送波電力対雑音電力比(C/N)や、ビット誤り率等の電波の受信状態を判断するためのパラメータを表示させてもよい。
そして、信号レベルは、棒グラフでなく、数値で表示してもよく、この場合には、各数値の後にA,D等の記号を付加する、または、数値の色を変えることによりデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別できるようにするとよい。
そして、本実施形態のレベルチェッカ10はカラー液晶パネルを備えたものとしたが、モノクロの液晶パネルを備えるものでもよく、この場合には、棒グラフの色を白色と黒色にしたり、また、棒グラフのパターンを変えることにより信号の種類を識別できるようにすればよい。
レベルチェッカ10の全体構成を示す概略構成図である。 テレビ放送信号の信号波形を示す説明図である。 本実施形態の信号測定処理を示すフローチャートである。 レベルチェッカ10の表示部36の表示例を示す説明図である。
符号の説明
10…レベルチェッカ、12…入力端子、14…RF増幅回路、16…可変減衰器、18…可変発振回路、20…ミキサ、22…BPF、24…IF増幅回路、26…可変減衰器、28…検波回路、30…A/Dコンバータ、32…OFDM復調部、34…操作部、36…表示部、38…メモリ、40…制御回路、42…外部端子、50…(青色)棒グラフ、52…(赤色)棒グラフ、54…識別画像

Claims (5)

  1. 地上局からのテレビ放送信号を受信する受信アンテナから入力される受信信号の中から、外部から指定された所定放送チャンネルのテレビ放送信号を選局する選局手段と、
    該選局手段にて選局されたテレビ放送信号の信号レベルを測定する信号レベル測定手段と、
    該信号レベル測定手段により測定された信号レベルを表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えた信号レベル測定装置であって、
    前記選局手段が選局する放送チャンネルを順次切り替えるチャンネル切替手段と、
    前記選局手段により選局されたテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを識別する信号識別手段と、
    を備え、
    前記信号レベル測定手段は、前記チャンネル切替手段により切り替えられた放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを順に測定し、
    前記表示制御手段は、前記信号識別手段により識別された結果に基づいて、前記信号レベル測定手段により測定された各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、該各テレビ放送信号が、アナログ放送用の信号であるかデジタル放送用の信号であるかを識別可能に前記表示手段に一覧表示することを特徴とする信号レベル測定装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記信号レベル測定手段により測定された信号レベルを棒グラフにて一覧表示することを特徴とする請求項1に記載の信号レベル測定装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記棒グラフの色を変えることで、各放送チャンネルのテレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるか、アナログ放送用の信号であるかを識別可能に表示することを特徴とする請求項2に記載の信号レベル測定装置。
  4. 前記選局手段により選局されたテレビ放送信号を復調し、復調したテレビ放送信号からデジタルデータを取得するデータ取得手段を備え、
    前記信号識別手段は、該データ取得手段により前記デジタルデータが取得されたか否かにより、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号であるかアナログ放送用の信号であるかを識別することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の信号レベル測定装置。
  5. 前記信号識別手段は、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、前記デジタルデータの内容に基づいて前記テレビ放送信号の変調方式を識別し、
    前記表示制御手段は、前記テレビ放送信号がデジタル放送用の信号である場合に、各放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを、さらに、各テレビ放送信号の変調方式を識別可能に前記表示手段に一覧表示することを特徴とする請求項4に記載の信号レベル測定装置。
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