JP6306408B2 - 信号レベル測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナにて受信された無線信号の信号レベルを測定する信号レベル測定装置に関する。
従来、携帯電話の基地局等から送信された無線信号の信号レベルを測定する際には、RSSI(Received Signal Strength Indicator )と呼ばれる検出回路を利用するのが一般的である(例えば、特許文献1、2参照)。
また、RSSI回路により検出された無線信号の信号レベルが一定レベルとなるよう受信信号を増幅する自動利得調整回路(AGC回路)付きの増幅回路においては、AGC回路から出力される制御信号を、無線信号の電界強度に換算することも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3474826号公報 特開2003−158757号公報 特開2010−232986号公報
ところで、上記のように無線信号の信号レベルを測定するのに利用されるRSSI回路は、バンドパスフィルタを介して、受信信号の中から測定対象となる無線信号の周波数帯域幅の信号成分を抽出し、その抽出した無線信号を検波することにより、無線信号の信号レベルに対応した電圧信号を出力するよう構成される。
一方、携帯電話の通信規格の一つとして、LTE(Long Term Evolution) が知られている。LTEでは、通信に利用する無線信号の周波数帯域幅を、…、5MHz、10MHz、15MHz、…というように選択可能である。
このため、LTEを利用する携帯電話システムにおいては、基地局から送信される無線信号の周波数帯域幅が、基地局の種類や送信データの容量等によって切り替えられることが考えられる。
そして、このように、携帯電話の基地局から送信される無線信号が、周波数帯域幅が異なる複数種類の無線信号の中から選択されるようになると、上記従来の信号レベル測定装置を用いて無線信号の信号レベルを測定するには、受信信号の信号レベル等から、測定対象となる無線信号の周波数帯域幅を検出し、その検出した周波数帯域幅に応じて、RSSI回路に受信信号を取り込むバンドパスフィルタの通過帯域幅を調整する必要がある。
このため、上記従来の信号レベル測定装置を利用して、周波数帯域幅が異なる複数の無線信号の信号レベルを測定できるようにするには、信号レベル装置の構成が複雑になり、コストアップを招くという問題が生じる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、同一周波数帯域で帯域幅が異なる複数種類の無線信号の信号レベルを測定可能な信号レベル測定装置を、装置構成を複雑にすることなく、低コストで実現できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
同一周波数帯域で帯域幅が異なる複数種類の無線信号の信号レベルを測定する信号レベル測定装置であって、
前記複数種類の無線信号を受信可能なアンテナからの受信信号の中から、特定周波数ポイントの信号成分を抽出し、該信号成分の信号レベルを検出する受信部と、
前記受信部が抽出する前記信号成分の周波数ポイントを、前記複数種類の無線信号の少なくとも一つが含まれる周波数帯域全域を前記無線信号の重複数で区分してなる複数の周波数帯域毎に設定された複数の特定周波数ポイントの一つに順次切り替え、当該各特定周波数ポイントで前記信号レベルを検出させる周波数ポイント切替手段と、
前記周波数ポイント切替手段にて前記特定周波数ポイントが切り替えられることにより前記受信部にて検出される前記各特定周波数ポイントでの信号レベルに基づき、前記アンテナにて受信された前記無線信号の帯域幅を識別し、該帯域幅内の特定周波数ポイントで前記受信部により検出された信号レベルに基づき、当該無線信号の信号レベルを算出する信号レベル算出手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の信号レベル測定装置において、
前記周波数ポイント切替手段は、外部から測定指令が入力されると、前記受信部が抽出する前記信号成分の周波数ポイントとして、最初に、前記無線信号の重複数が最も多い周波数帯域内の特定周波数ポイントである第1特定周波数ポイントに設定し、その後、他の周波数帯域内の特定周波数ポイントに切り替えるように構成されており、
前記信号レベル算出手段は、
前記周波数ポイント切替手段により前記受信部が抽出する信号成分の周波数ポイントが前記第1特定周波数ポイントに切り替えられると、前記受信部にて検出された信号レベルに基づき、前記受信信号に前記信号レベルの測定対象となる無線信号が含まれているか否かを判定し、
前記受信信号に前記測定対象となる無線信号が含まれていないと判定すると、前記周波数ポイント切替手段による前記周波数ポイントの切り替えを停止させて、前記測定対象となる無線信号が受信されていない旨を表す通知信号を出力することを特徴とする。
請求項1に記載の信号レベル測定装置には、アンテナからの受信信号の中から、特定周波数ポイントの信号成分を抽出し、その信号成分の信号レベルを検出する受信部が備えられている。
そして、受信部が抽出する信号成分の周波数ポイントは、周波数ポイント切替手段により、複数種類の無線信号の少なくとも一つが含まれる周波数帯域全域を無線信号の重複数で区分してなる複数の周波数帯域毎に設定された、複数の特定周波数ポイントの一つに順次切り替えられる。
この結果、本発明では、受信部が、同一周波数帯域で帯域幅が異なる複数種類の無線信号の内、その無線信号の重複数が異なる周波数帯域毎に設定された特定周波数ポイントにて、受信信号の信号レベルを測定することになる。
そして、このように、受信部にて信号レベルが検出されると、信号レベル算出手段が、その検出された各特定周波数ポイントでの信号レベルに基づき、アンテナにて受信された無線信号の帯域幅を識別し、その識別した帯域幅内の特定周波数ポイントで受信部により検出された信号レベルに基づき、無線信号の信号レベルを算出する。
従って、本発明によれば、従来の信号レベル測定装置のように、測定対象となる無線信号の周波数帯域幅を検出した後、測定対象となる無線信号の信号成分を通過させるバンドパスフィルタの通過帯域幅を調整する必要がなく、無線信号の信号レベルを速やかに検出することができる。
また、無線信号の信号レベルは、無線信号の帯域幅内の特定周波数ポイントで検出した信号レベルの平均化等によって簡単に求めることができ、通過帯域幅を調整可能なバンドパスフィルタを設ける必要がないため、装置構成を簡単にして、低コストで実現できる。
次に、請求項2に記載の信号レベル測定装置においては、外部から測定指令が入力されると、周波数ポイント切替手段は、まず、受信部が抽出する信号成分の周波数ポイントを、無線信号の重複数が最も多い周波数帯域内の特定周波数ポイントである第1特定周波数ポイントに設定し、その後、他の周波数帯域内の特定周波数ポイントに切り替える。
また、信号レベル算出手段は、周波数ポイント切替手段により、受信部が抽出する信号成分の周波数ポイントが第1特定周波数ポイントに切り替えられると、受信部にて検出された信号レベルに基づき、前記受信信号に前記信号レベルの測定対象となる無線信号が含まれているか否かを判定する。
そして、受信信号に測定対象となる無線信号が含まれていないと判定すると、周波数ポイント切替手段による周波数ポイントの切り替えを停止させて、測定対象となる無線信号が受信されていない旨を表す通知信号を出力する。
従って、請求項2に記載の信号レベル測定装置によれば、受信信号に測定対象となる無線信号が含まれていないことを速やかに判定して、その旨を通知することができるようになり、装置の使い勝手を向上できる。
実施形態の信号レベル測定装置全体の構成を表すブロック図である。 制御部にて実行される信号レベル測定処理を表すフローチャートである。 携帯電話用無線信号の信号レベル測定手順を説明する説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態の信号レベル測定装置は、地上デジタルテレビ放送の放送電波を受信可能なテレビアンテナからの受信信号(以下、UHF放送信号という)、放送衛星(BS)及び通信衛星(110°CS)からの放送電波を受信可能なパラボラアンテナからの受信信号(所謂、BS−IF信号、CS−IF信号であり、本実施形態では、BS放送信号、CS放送信号という)、及び、LTE方式の携帯電話の基地局から送信された700MHz〜900MHz帯の無線信号を受信可能な受信アンテナからの受信信号(以下、携帯信号という)を受けて、外部から指定されたチャンネルの放送信号の信号レベル、若しくは、外部から指定された事業者の携帯信号の信号レベル、を測定するのに用いられるものである。
図1に示すように、本実施形態の信号レベル測定装置は、上記各アンテナからの受信信号の中から、測定対象となる特定周波数ポイントの信号成分を抽出して、その信号レベルを測定する受信部2と、受信部2を制御することで上記各受信信号の特定周波数ポイントの信号レベル(電圧レベル)を測定させる制御部4とを備える。
また、制御部4には、測定対象となる受信信号の種別やチャンネルを指定したり、測定開始指令を入力したりするための操作部6、及び、測定対象となる受信信号の種別やチャンネルを表す測定条件や測定結果を表示するための表示部8が接続されている。
次に、受信部2には、上記各受信アンテナを接続して受信信号を入力するための入力端子Tinが備えられており、入力端子Tinに入力された受信信号は、ハイパスフィルタ12(以下、HPFと記載する)を介して、装置内に取り込まれる。
ハイパスフィルタ12は、上記各受信信号よりも周波数が低い低周波信号の通過を遮断するためのものであり、カットオフ周波数は、周波数が最も低いUHF放送信号の低周波側周波数に合わせて、例えば、470MHzに設定されている。
ハイパスフィルタ12を通過した受信信号は、経路切換スイッチ(以下単にSWと記載する)14、16を介して切り替えられる2つの経路の一方を通って、SW20まで伝送される。
なお、SW14、16は、制御部4からの指令に従い、受信信号の通過経路を、アッテネータ(以下、ATTと記載する)18が設けられた経路、若しくは、ATT18が設けられていない経路、の何れかに切り替えるためのものである。また、ATT18は減衰量を調整可能であり、この減衰量も、制御部4からの制御信号により設定される。
次に、SW20は、制御部4からの指令に従い、受信信号を、3つの経路の何れかに選択的に出力するためのものである。
ここで、3つの経路の一つには、UHF信号と、周波数軸上でUHF放送信号に隣接する700MHz帯の携帯信号(例えば、利用可能帯域幅が773〜783MHz、783〜793MHz、793〜803MHzに設定された事業者毎の携帯信号)とを通過させるためのバンドパスフィルタ22(以下、BPFと記載する)が設けられている。
そして、BPF22を通過した受信信号(つまり、UHF放送信号又は700MHz帯携帯信号)は、制御部4からの指令により切り替えられるSW24を介して、チューナ26又はBPF28に選択的に出力される。
また、チューナ26は、制御部4からの指令に従い、所定チャンネルのUHF放送信号を選局して、その信号品質を表すBER(Bit Error Rate)、MER(Modulation Error Ratio)を測定するためのものである。そして、その測定結果(BER、MER)は、制御部4に出力される。
また、BPF28は、BPF22と同様、UHF放送信号及び700MHz帯携帯信号を選択的に通過させるためのものであり、BPF22を通過したUHF放送信号及び700MHz帯携帯信号は、増幅回路30にて増幅された後、BPF32を介して、ATT34に入力される。
なお、BPF32は、BPF22、BPF28と同様、UHF放送信号及び700MHz帯携帯信号を選択的に通過させるためのものであり、ATT34は、制御部4からの指令により設定される減衰量にて、UHF放送信号及び700MHz帯携帯信号を減衰させる。
そして、ATT34から出力されたUHF放送信号及び700MHz帯携帯信号は、制御部4からの指令に従い切り替えられるSW50に入力される。
次に、3つの経路のもう一つには、800MHz〜900MHz帯の携帯信号(例えば、利用可能帯域幅が860〜875MHz、875〜890MHz、945〜960MHzに設定された事業者毎の携帯信号)と、これら携帯信号よりも周波数が高いBS放送信号とを通過させるためのBPF36が設けられている。
BPF36の信号通過帯域は、例えば、815MHzから1488.69MHzに設定されており、BPF36を通過した受信信号(つまり、800〜900MHz帯携帯信号及びBS放送信号)は、SW40に入力される。
また、3つの経路の残りの一つには、BS放送信号よりも周波数が高いCS放送信号を通過させるためのHPF38が設けられている。そして、HPF38を通過したCS放送信号も、SW40に入力される。
SW40は、制御部4からの指令に従い、BPF36を通過した800〜900MHz帯携帯信号及びBS放送信号と、HPF38を通過したCS放送信号との何れかを、ATT42に入力するためのものである。
そして、SW40を介してATT42に入力された受信信号(800〜900MHz帯携帯信号及びBS放送信号、又は、CS放送信号)は、ATT42で減衰された後、周波数変換用のMIX44に入力される。
なお、ATT42は、制御部4からの指令により設定される減衰量にて、800〜900MHz帯携帯信号及びBS放送信号、又は、CS放送信号を減衰させる。
次に、MIX44は、受信信号(800〜900MHz帯携帯信号及びBS放送信号、又は、CS放送信号)と、制御部4により発振周波数が制御される発振回路46からの出力とを混合することにより、特定事業者の携帯信号、特定チャンネルのBS放送信号、若しくは、特定チャンネルのCS放送信号を、中心周波数446MHzの信号に周波数変換するためのものである。
そして、MIX44にて周波数変換された携帯信号若しくはBS放送信号は、通過帯域幅が446MHz±10MHzに設定されたBPF48を介して、SW50に出力される。
SW50は、制御部4からの指令に従い、BPF48を通過した446MHz±10MHzの携帯信号、BS放送信号、又はCS放送信号と、ATT34から出力されるUHF放送信号及び700MHz帯携帯信号との何れかを選択して、MIX52に出力する。
MIX52は、SW50からの入力信号と、制御部4により発振周波数が制御される発振回路54からの出力とを混合することにより、特定事業者の携帯信号、特定チャンネルのBS放送信号、若しくは、特定チャンネルのCS放送信号における特定周波数ポイントの信号成分が、予め設定された検出周波数となるよう周波数変換するためのものである。
そして、MIX52にて検出周波数に周波数変換された特定事業者の携帯信号、特定チャンネルのBS放送信号、若しくは、特定チャンネルのCS放送信号は、その検出周波数に周波数変換された特定周波数ポイントの信号成分を通過させるSAWフィルタ56に入力される。
SAWフィルタ56は、狭帯域のバンドパスフィルタであり、SAWフィルタ56を通過した特定周波数ポイントの信号成分は、増幅回路58にて増幅された後、特定周波数ポイントの信号成分を選択的に通過させるローパスフィルタ(以下、LPFと記載する)59を介して、検波回路60に入力される。
検波回路60は、LPF59を介して入力された特定周波数ポイントの信号成分の信号レベル(電圧レベル)を検出するためのものであり、検波回路60からの検波信号(電圧)は、制御部4に入力される。
次に、制御部4は、CPU、ROM、RAMを中心とするマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されている。
そして、制御部4は、操作部6から入力される測定条件に従い、受信部2を制御し、UHF放送信号、BS放送信号、CS放送信号の測定対象チャンネルの信号レベルや、所定事業者の基地局から送信された携帯信号の信号レベル、或いは、UHF放送信号の信号品質(BER,MER)を測定する。
次に、制御部4が、操作部6からの測定指令を受けて上記各信号の信号レベルを測定する際に実行する信号レベル測定処理について、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
図2に示すように、制御部4において、信号レベル測定処理が開始されると、まず、S110(Sはステップを表す)にて、操作部6を介して指定された測定対象となる信号の種別を読み込み、S120にて、測定対象は、放送信号(詳しくは、UHF放送信号、BS放送信号、CSの放送信号の何れか)であるか、携帯信号であるかを判断する。
測定対象が放送信号である場合、S130に移行して、その放送信号における測定対象チャンネルを読み込む。
そして、S140では、測定対象チャンネルの放送信号の信号レベルを測定できるように、S110にて読み込んだ放送信号の種別(UHF、BS、又はCS)に基づき受信信号の信号経路(換言すればSW20、24、40、50の切替位置)を設定すると共に、発振回路54(測定対象がBS放送信号又はCS放送信号である場合には発振回路46及び54)の発振周波数を設定する。
なお、S140では、UHF、BS、CSの各放送信号は、所定の周波数帯域幅を有することから、その周波数帯域内の複数の周波数ポイントで信号レベルを検出できるように、放送信号の種別に応じて、発振回路54の発振周波数を複数設定する。
次に、S150では、S140にて設定された信号経路に応じてSW20、24、40、50の切替位置を制御すると共に、発振回路54(若しくは発振回路46と54)の発振周波数を制御することで、測定対象チャンネルの放送信号の複数の周波数ポイントの信号成分を検波回路60に順次入力させ、そのとき検波回路60から出力される検波電圧を読み込む。
そして、続くS160では、S150で読み込んだ各周波数ポイントの検波電圧の平均値及び放送信号の信号経路上に配置されているATT34、48、18の減衰量に基づき、測定対象チャンネルの放送信号の信号レベル(換言すれば電界強度)を算出し、その算出結果を、表示部8に表示して、当該信号レベル測定処理を終了する。
なお、制御部4は、S150や後述のS180にて検波電圧を読み込んだ際、その検波電圧が適正範囲にない場合には、検波電圧が適正範囲となるよう、測定対象信号の経路上に配置されたATT34又は42や、SW14、16を介して受信信号の入力側に配置されるATT18の減衰量を制御するが、この制御については、詳細な説明は省略する。
次に、S120にて、測定対象は放送信号ではないと判断された場合(つまり、測定対象が携帯信号である場合)には、S170に移行する。
S170では、測定対象となる携帯信号の信号レベルを測定できるように、その携帯信号の種別(事業者や基地局の種別)に応じて、受信信号の信号経路(換言すればSW20、24、40、50の切替位置)、及び、発振回路54(測定対象が800〜900MHz帯携帯信号である場合には発振回路46及び54)の発振周波数を設定する。
ここで、測定対象となる携帯信号は、LTE方式の携帯電話の基地局から送信された携帯信号であり、図3に例示するように、その周波数帯域幅を、5MHz、10MHz、15MHzの何れかに任意に設定可能である。
そこで、本実施形態では、この内の何れの携帯信号であっても、その帯域幅と信号レベルとを測定できるように、携帯信号の最小周波数を基準(0)として、帯域幅が最大となる携帯信号の最大周波数(15MHz)までの周波数領域を、周波数帯域幅が異なる携帯信号の重複数で区分し、区分した周波数領域毎に信号レベルを測定すべき特定周波数ポイントが設定されている。
つまり、本実施形態では、携帯信号の最小周波数から最大周波数迄の領域が、全ての携帯信号が重複する基準(0)から+5MHzまでの第1周波数領域、+5MHzから+10MHzまでの第2周波数領域、及び、+10MHzから+15MHzまでの第3周波数領域に区分される。
そして、第1周波数領域に、最初にレベル測定すべき第1特定周波数ポイントと、第1特定周波数ポイントよりも周波数が高く、4番目及び5番目にレベル測定すべき第4、第5特定周波数ポイントとの、3つの測定ポイントが設定されている。
また、第3周波数領域の略中心周波数位置に、2番目にレベル測定すべき第2特定周波数ポイントが設定されており、第2周波数領域の略中心周波数位置に、3番目にレベル測定すべき第3特定周波数ポイントが設定されている。
このため、S170では、上記のように予め設定された第1〜第5特定周波数ポイントで携帯信号の信号レベルを検出できるように、発振回路54の発振周波数を複数設定する。
次に、S180では、S170にて設定された信号経路に応じてSW20、24、40、50の切替位置を制御すると共に、発振回路54(若しくは発振回路46と54)の発振周波数を制御することで、測定対象となる携帯信号の第1特定周波数ポイントP1の信号成分を検波回路60に入力させ、そのとき検波回路60から出力される検波電圧V1を読み込む。
そして、続くS190では、S180で読み込んだ検波電圧V1が、予め設定された信号有無判定用の閾値電圧Vth以上であるか否かを判定し、検波電圧V1が閾値電圧Vth以上でなければ、レベル測定できないと判断して、S200にてレベル測定できない旨を表すエラーメッセージを表示部8に表示し、当該信号レベル測定処理を終了する。
次に、S190にて、検波電圧V1が閾値電圧Vth以上であると判断されると、S210に移行し、発振回路54の発振周波数を制御することで、測定対象となる携帯信号の第2特定周波数ポイントP2の信号成分を検波回路60に入力させ、そのとき検波回路60から出力される検波電圧V2を読み込む。
そして、続くS220では、S210で読み込んだ検波電圧V2が閾値電圧Vth以上であるか否かを判定し、検波電圧V2が閾値電圧Vth以上であれば、測定対象となる携帯信号の周波数帯域幅は最大の15MHzであると判断して、S230にて、その旨(帯域幅:大)をRAM等のメモリに記憶した後、S240に移行する。また、検波電圧V2が閾値電圧Vth以上でなければ、そのままS240に移行する。
S240では、発振回路54の発振周波数を制御することで、測定対象となる携帯信号の第3特定周波数ポイントP3の信号成分を検波回路60に入力させ、そのとき検波回路60から出力される検波電圧V3を読み込む。
次に、S250では、測定対象となる携帯信号の帯域幅は、S230の処理にて既にメモリに記憶されているか否かを判断する。そして、携帯信号の帯域幅が既にメモリに記憶されていれば、S290に移行し、携帯信号の帯域幅がメモリに記憶されていなければ、S260に移行する。
S260では、S240で読み込んだ検波電圧V3が閾値電圧Vth以上であるか否かを判定し、検波電圧V3が閾値電圧Vth以上であれば、測定対象となる携帯信号の周波数帯域幅は中間の10MHzであると判断して、S270にて、その旨(帯域幅:中)をRAM等のメモリに記憶した後、S290に移行する。
また、検波電圧V2が閾値電圧Vth以上でなければ、測定対象となる携帯信号の周波数帯域幅は最小の5MHzであると判断して、S280にて、その旨(帯域幅:小)をRAM等のメモリに記憶した後、S290に移行する。
S290では、発振回路54の発振周波数を制御することで、測定対象となる携帯信号の第4特定周波数ポイントP4の信号成分、及び第5特定周波数ポイントP5の信号成分を、検波回路60に順次入力させ、そのとき検波回路60から出力される検波電圧V4、V5を読み込む。
そして、続くS300では、メモリから、測定対象となる携帯信号の周波数帯域幅を読み出し、その周波数帯域幅(大・中・小)に対応する特定周波数ポイントで測定された検波電圧V1〜V5の平均値を求め、その検波電圧の平均値と携帯信号の信号経路上に配置されているATT34、48、18の減衰量と基づき、測定対象となる携帯信号の信号レベル(換言すれば電界強度)を算出する。
そして、続くS310では、その算出結果を、携帯信号の帯域幅と共に、表示部8に表示し、当該信号レベル測定処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の信号レベル測定装置においては、測定対象となる携帯信号の周波数帯域が、例えば、5MHz、10MHz、15MHzというように、基地局側で任意に設定される。
このため、本実施形態では、各周波数帯域の携帯信号の重複数が異なる周波数領域毎に、レベル測定すべき特定周波数ポイントを設定し、その設定した各特定周波数ポイントで信号レベルを測定して、その測定結果に基づき携帯信号の信号レベルを算出するようにしている。
この結果、本実施形態の信号レベル測定装置によれば、周波数帯域幅が変化する携帯信号の信号レベルを、携帯信号の帯域幅を識別するのと同時に測定できるようになり、信号レベルの測定に要する時間を短くすることができる。
また、本実施形態の信号レベル測定装置によれば、測定対象となる携帯信号の周波数帯域幅に応じて、携帯信号を選択的に通過させるバンドパスフィルタの通過帯域幅を調整する必要がないので、装置構成を簡単にして、低コストで実現できる。
また本実施形態では、携帯信号のレベル測定を行う際には、最初に、周波数帯域幅が異なる携帯信号の全てが重なる第1周波数領域内の第1特定周波数ポイントにてレベル測定を行い、その測定結果から、携帯信号の信号レベルを測定可能であるか否かを判断する。
そして、携帯信号の信号レベルを測定できないときには、表示部8にその旨を表示することで、使用者に通知する。
このため、携帯電話の基地局から測定対象となる携帯信号が送信されていないような場合には、使用者に対し、その旨を速やかに通知できることになり、信号レベル測定装置の使い勝手を向上できる。
なお、本実施形態においては、制御部4が、本発明の周波数ポイント切替手段及び信号レベル算出手段として機能する。特に、本発明の周波数ポイント切替手段としての機能は、図2に示すS170、S180、S210、S240、S290の処理により実現され、本発明の信号レベル算出手段としての機能は、図2に示すS190、S200、S220、S230、S250〜S280、S300、S310の処理により実現される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、測定対象となる携帯信号の周波数帯域は、3種類あり、その内の一つに任意に設定されるものとして説明したが、本発明は、携帯信号の周波数帯域が2種類若しくは4種類以上存在し、その内の一つに設定される場合であっても、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、周波数帯域が異なる携帯信号の重複数にて区分された周波数領域の内、周波数が最も低い第1周波数領域では、測定ポイントとして、第1、第4、第5特定周波数ポイントP1、P4、P5を設定することで、信号レベルの測定精度を高め、第1周波数領域よりも周波数が高い第2周波数領域及び第3周波数領域では、一つの特定周波数ポイント(第3特定周波数ポイントP3、第2特定周波数ポイントP2)を設定することで、帯域幅の識別とレベル測定とを兼用できるようにしている。
しかし、第2周波数領域及び第3周波数領域でも、測定ポイントとして、複数の特定周波数ポイントを設定し、これら各測定ポイントでの検波電圧を含めて、信号レベルを算出するようにしてもよい。そして、このようにすれば、信号レベルの測定精度をより高めることができる。
なお、各周波数領域での特定周波数ポイントの数は、任意に設定すればよく、上記実施形態のように3個、或いは、1個にする必要はない。
また、上記実施形態では、帯域幅が変更される無線信号として、LTE方式の携帯電話の基地局から送信される携帯信号であるものとして説明したが、本発明は、帯域幅が変更される無線信号を受信したアンテナからの信号レベル(換言すれば受信電界強度)を測定する装置であれば、上記実施形態と同様に適用することができる。
2…受信部、4…制御部、6…操作部、8…表示部、Tin…入力端子、12,38…HPF、14,16,20,24,40,50…SW、22,28,32,36,48…BPF、26…チューナ、30…増幅回路、44,52…MIX、46,54…発振回路、56…SAWフィルタ、58…増幅回路、59…LPF、60…検波回路。

Claims (2)

  1. 同一周波数帯域で帯域幅が異なる複数種類の無線信号の信号レベルを測定する信号レベル測定装置であって、
    前記複数種類の無線信号を受信可能なアンテナからの受信信号の中から、特定周波数ポイントの信号成分を抽出し、該信号成分の信号レベルを検出する受信部と、
    前記受信部が抽出する前記信号成分の周波数ポイントを、前記複数種類の無線信号の少なくとも一つが含まれる周波数帯域全域を前記無線信号の重複数で区分してなる複数の周波数帯域毎に設定された複数の特定周波数ポイントの一つに順次切り替え、当該各特定周波数ポイントで前記信号レベルを検出させる周波数ポイント切替手段と、
    前記周波数ポイント切替手段にて前記特定周波数ポイントが切り替えられることにより前記受信部にて検出される前記各特定周波数ポイントでの信号レベルに基づき、前記アンテナにて受信された前記無線信号の帯域幅を識別し、該帯域幅内の特定周波数ポイントで前記受信部により検出された信号レベルに基づき、当該無線信号の信号レベルを算出する信号レベル算出手段と、
    を備えたことを特徴とする信号レベル測定装置。
  2. 前記周波数ポイント切替手段は、外部から測定指令が入力されると、前記受信部が抽出する前記信号成分の周波数ポイントとして、最初に、前記無線信号の重複数が最も多い周波数帯域内の特定周波数ポイントである第1特定周波数ポイントに設定し、その後、他の周波数帯域内の特定周波数ポイントに切り替えるように構成されており、
    前記信号レベル算出手段は、
    前記周波数ポイント切替手段により前記受信部が抽出する信号成分の周波数ポイントが前記第1特定周波数ポイントに切り替えられると、前記受信部にて検出された信号レベルに基づき、前記受信信号に前記信号レベルの測定対象となる無線信号が含まれているか否かを判定し、
    前記受信信号に前記測定対象となる無線信号が含まれていないと判定すると、前記周波数ポイント切替手段による前記周波数ポイントの切り替えを停止させて、前記測定対象となる無線信号が受信されていない旨を表す通知信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の信号レベル測定装置。
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