JP6272710B2 - 信号レベル検出装置および信号レベル検出方法 - Google Patents

信号レベル検出装置および信号レベル検出方法 Download PDF

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Description

この発明は信号レベル検出装置および信号レベル検出方法に関し、特に、デジタルテレビ放送を受信するアンテナに入射する信号の信号レベルを検出する信号レベル検出装置および信号レベル検出方法に関する。
従来より、デジタルテレビ放送を受信するアンテナから受信信号を取得し、受信信号の信号レベルを検出し、その検出値を示す画像を画面に表示するレベルチェッカーが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このレベルチェッカーを使用すれば、アンテナを設置する際にアンテナの方向を最適な方向に容易に調整することができる。
特開2013−187840号公報
現状ではデジタルテレビ放送の電波には470〜770MHzの帯域が割り当てられていたが、近い将来に710〜810MHzの帯域については携帯電話機と基地局の間で送受信されるLTE(Long Term Evolution)信号に割り当てられることとなっている。このように周波数帯域の割り当てが変更されると、従来のデジタルテレビ放送用のアンテナはLTE信号も受信してしまうので、アンテナが受信するLTE信号の信号レベルが高過ぎる場合には、デジタルテレビ放送の受信に悪影響が発生することが想定される。
そこで、デジタルテレビ放送用のアンテナが受信するLTE信号の信号レベルを検出するレベルチェッカーの開発が望まれている。レベルチェッカーを用いてLTE信号の信号レベルを検出することができれば、アンテナにLTE信号を除去するためのフィルタを設けるなどの対策を講じる必要があるか否かを容易に判別することができる。
また、718〜728MHzの帯域、728〜738MHzの帯域、738〜748MHzの帯域は、それぞれ3つの携帯電話会社A,B,Cの上りLTE信号に割り当てられ、768〜778MHzの帯域、778〜788MHzの帯域、788〜798MHzの帯域はそれぞれ3つの携帯電話会社A,B,Cの下りLTE信号に割り当てられる。上りLTE信号は携帯電話機から基地局に送信される信号であり、下りLTE信号は基地局から携帯電話機に送信される信号である。
このため、レベルチェッカーには、LTE信号の信号レベルを各帯域毎に検出する機能と、上り信号用の3つの帯域におけるLTE信号の信号レベルの和を検出する機能と、下り信号用の3つの帯域におけるLTE信号の信号レベルの和を検出する機能とが求められている。しかし、1つの帯域のLTE信号を抽出する10MHz幅の帯域フィルタと、3つの帯域のLTE信号を抽出する30MHz幅の帯域フィルタとを別々に設けると、コスト高になるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、低コストの信号レベル検出装置および信号レベル検出方法を提供することである。
この発明に係る信号レベル検出装置は、デジタルテレビ放送を受信するアンテナに入射するLTE信号の信号レベルを検出する信号レベル検出装置であって、それぞれ第1〜第N(ただし、Nは2以上の整数である)の携帯電話会社に予め割り当てられた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出する検出部と、検出部によって検出されたN帯域分のLTE信号の信号レベルを加算する加算部と、加算部によって求められたN帯域分のLTE信号の信号レベルの和を示す画像を表示する画像表示部とを備えたものである。
好ましくは、さらに、第1〜第Nの帯域のうちのいずれか1つの帯域か全部の帯域を選択する選択部を備える。検出部は、選択部によって1つの帯域が選択された第1の場合は、選択された帯域におけるLTE信号の信号レベルを検出し、選択部によって全部の帯域が選択された第2の場合は、第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出する。画像表示部は、第1の場合は検出部によって検出されたLTE信号の信号レベルを表示し、第2の場合は加算部によって求められたN帯域分のLTE信号の信号レベルの和を表示する。
好ましくは、第1〜第Nの帯域の帯域幅は同じである。検出部は、第1の場合は、選択された帯域におけるLTE信号を予め定められた帯域の中間周波信号に変換し、第2の場合は、第1〜第Nの帯域におけるLTE信号を予め定められた帯域の中間周波信号に順次変換する周波数変換部と、周波数変換部によって生成された予め定められた帯域の中間周波信号を選択的に通過させる帯域フィルタとを含み、帯域フィルタを通過した中間周波信号に基づいてLTE信号の信号レベルを検出する。
好ましくは、Nは3であり、第1〜第Nの帯域の各々の帯域幅は10MHzである。
また、この発明に係る信号レベル検出方法は、デジタルテレビ放送を受信するアンテナに入射するLTE信号の信号レベルを検出する信号レベル検出方法であって、それぞれ第1〜第N(ただし、Nは2以上の整数である)の携帯電話会社に予め割り当てられた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出する第1のステップと、第1のステップで検出された第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを加算する第2のステップと、第2のステップで求められた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルの和を示す画像を表示する第3のステップとを備えたものである。
この発明に係る信号レベル検出装置および信号レベル検出方法では、それぞれ第1〜第Nの携帯電話会社に予め割り当てられた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出し、検出したN帯域分のLTE信号の信号レベルを加算し、N帯域分のLTE信号の信号レベルの和を示す画像を表示する。したがって、1帯域幅の帯域フィルタを設ければ足り、N帯域幅の帯域フィルタを別途設ける必要はないので、低コスト化を図ることができる。
この発明の一実施の形態によるレベルチェッカーの構成を示す斜視図である。 図1に示した画像表示部の画面を示す図である。 図1に示したレベルチェッカーの構成を示す回路ブロック図である。 図3に示したチューナーICの構成を示す回路ブロック図である。 図3に示した制御部の動作を示すフローチャートである。 図3に示した制御部の他の動作を示すフローチャートである。
図1(a)は、この発明の一実施の形態によるレベルチェッカーを斜め上の前方から見た斜視図であり、図1(b)はレベルチェッカーを斜め上の後方から見た斜視図である。図1(a)(b)において、このレベルチェッカーは、本体部1と、本体部1の上端に設けられたアンテナ端子2と、本体部1の正面の上部に設けられた画像表示部3と、本体部1の正面の中央部に設けられた操作部4と、本体部1の裏面の下部に設けられたバッテリ収容部5とを備える。
本体部1内には、後述するチューナーIC(Integrated Circuit)、復調器、制御部などが収容されている。アンテナ端子2は、ケーブルを介して測定対象のアンテナに接続される。画像表示部3はLCD(Liquid Crystal Display)を含み、その画面には検出された信号レベルなどが表示される。操作部4は、5個のボタンB1〜B5および十字キーKを含み、レベルチェッカーの使用者によって操作される。バッテリ収容部5には、レベルチェッカーの電源となるバッテリが収容される。
レベルチェッカーの使用者は、本体部1の下部を一方の手で握り、画像表示部3を見ながら、他方の手で操作部4を操作して測定対象の信号などを選択したり、アンテナの向きを調整する。
図2は、図1に示した画像表示部3の画面を示す図である。図2において、画像表示部3の画面の上端の第1領域A1には、給電機能と電圧測定機能の切り換え、マイクロSDカードの有無、音量、電池残量を示す文字やシンボルが表示される。第1領域A1の下の第2領域A2には、UHF(ultra high frequency)モード、BS(Broadcast Satelite)モード、CS(Communication Satellite)モード、LTEモードのうちの選択されたモードを示す文字が表示される。
UHFモードでは、アンテナ端子2はUHF放送(地上波デジタルテレビ放送)用のアンテナに接続され、そのアンテナが受信した信号の信号レベルが検出される。BSモードでは、アンテナ端子2はBS放送用のアンテナに接続され、そのアンテナが受信した信号の信号レベルが検出される。CSモードでは、アンテナ端子2はCS放送用のアンテナに接続され、そのアンテナが受信した信号の信号レベルが検出される。LTEモードでは、アンテナ端子2はUHF放送(地上波デジタルテレビ放送)用のアンテナに接続され、そのアンテナに入射したLTE信号の信号レベルが検出される。
第2領域A2の左下の第3領域A3には、検出する信号の周波数(MHz)またはチャンネル(CH)を示す文字が表示される。UHFモードでは、13〜52chのうちの選択されたchが第3領域A3に表示され、そのchの信号レベルが検出される。BSモードでは、1〜23chのうちの奇数番のchから選択されたchが第3領域A3に表示され、そのchの信号レベルが検出される。CSモードでは、2〜24chのうちの偶数番のchから選択されたchが表示され、そのchの信号レベルが第3領域A3に検出される。
また、携帯電話会社A,B,Cの携帯電話機から基地局への上りLTE信号には、それぞれ中心周波数が723,733,743MHzで10MH幅の帯域が割り当てられている。また、携帯電話会社A,B,Cの基地局から携帯電話機への下りLTE信号には、それぞれ中心周波数が773,783,793MHzで10MH幅の帯域が割り当てられている。
LTEモードにおいて、10MHzの帯域幅が選択され、かつ723,733,743,773,783,793MHzのうちのいずれかの中心周波数が選択された場合は、選択された中心周波数が第3領域A3に表示され、その周波数を中心とする10MHz幅の帯域のLTE信号の信号レベルが検出される。
また、LTEモードにおいて、30MHzの帯域幅が選択され、かつ733または783MHzが選択された場合は、選択された周波数が第3領域A3に表示され、その周波数を中心とする30MHz幅の帯域のLTE信号の信号レベルが検出される。第3領域A3の下の第4領域A4には、検出した信号レベル(dBまたはμV)を示す文字が表示される。
第3領域A3および第4領域A4の右横の第5領域A5には、信号品質を示すMER(Modulation Error Ratio)、C/N(Carrier/Noise)、またはBER(Bit Error Rate)のレベル(dB)を示す文字、それらのレベルを示す円形のインジケータ、信号品質が良好であることを示すGOODの文字などが表示される。UHFモード時はMERまたはBERの測定値が表示され、BSモードおよびCSモード時はC/NまたはBERの測定値が表示される。
また第5領域A5には、LTEモードにおいて10MHz幅の上り信号が選択された場合はUL10の文字が表示され、10MHz幅の下り信号が選択された場合はdL10の文字が表示される。また、LTEモードにおいて30MHz幅の上り信号が選択された場合はUL30の文字が表示され、30MHz幅の下り信号が選択された場合はdL30の文字が表示される。また、第5領域A5には、電圧測定モード時には測定した電圧(V)を示す文字が表示される。
第4領域A4の下の第6領域A6には、スキャン機能とメモリ機能の切り換えを示す文字が表示される。第6領域A6に右横の第7領域A7には、スキャンモードにおいて選択した帯域に存在する1または2以上のchを示す文字が表示される。また、第7領域A7には、日時を表示することも可能となっている。
図1に戻って、操作部4の十字キーKの四隅に4つのボタンB1〜B4が配置され、十字キーKの中央の孔に1つのボタンB5が配置されている。電源ボタンB1を長押しすると電源がオンされ、電源がオンされているときに電源ボタンB1を長押しすると電源がオフされる。電源がオンされると、内蔵の制御部などが初期化され、画像表示部3の画面においてUHFの13chを示す文字が点滅する。
モードボタンB2を押すと、1回押す度にUHF,BS,CS,LTE,UHF,…とモードが順次切り換えられ、画像表示部3の画面においてモードを示す文字が点滅する。たとえば、UHFの文字が点滅しているときに決定ボタンB5を押すと、画像表示部3の画面においてUHFの文字が点灯し、UHFモードが決定される。また、LTEの文字が点滅しているときに決定ボタンB5を押すと、画像表示部3の画面においてLTEの文字が点灯し、LTEモードが決定される。
UHFモード、BSモード、またはCSモード時に十字キーKの上端部を押すとch番号が増え、十字キーKの下端部を押すとch番号が減少する。たとえば、画像表示部3の画面において13chを示す文字が点滅しているときに決定ボタンB5を押すと、13chを示す文字が点灯して13chの選択が決定され、13chの信号レベルとMERのレベルとインジケータが画像表示部3の画面に表示される。
また、UHFモードにおいては、十字キーKの左端部を押す度に、MERとBERの表示が切り換えられる。また、BSモードおよびCSモードにおいては、十字キーKの左端部を押す度に、MERとC/Nの表示が切り換えられる。また、十字キーKの右端部を押すことにより、音量を複数段階で切り換えることが可能となっている。
また、スキャン/メモリボタンB3を押す度に、スキャンとメモリの文字の表示が切り換えられる。UHFモード、BSモード、CSモードにおいてスキャンの文字が表示されているときに決定ボタンB5を押すと、スキャン機能が実行され、それぞれUHF帯域、BS帯域、およびCS帯域に存在するchが検出されて画像表示部3の画面の第7領域A7に表示される。また、各モードにおいてメモリの文字が表示されている場合は、検出結果が内蔵のメモリに記憶される。
また、給電/電圧ボタンB4を押す度に給電と電圧の文字表示が切り換えられる。各モードにおいて給電の文字が表示されているときに決定ボタンB5を押すと、レベルチェッカーからアンテナに電流が供給される。また、電圧の文字が表示されているときに決定ボタンB5を押すと、アンテナ端子2に印加された電圧が検出される。また、決定ボタンB5を長押しすると、画像表示部3の画面の第7領域A7に日時が表示される。
また、LTEモード時に十字キーKの上端部または下端部を押すと、測定対象となるLTE信号の周波数帯域が順次切り換わる。たとえば、十字キーKの上端部を押すと、測定対象となるLTE信号の周波数帯域が723±5,733±5,743±5,773±5,783±5,793±5,733±15,783±15,723±5,…と順次切り換わる。また、十字キーKの下端部を押すと、測定対象となるLTE信号の周波数帯域が逆の順序で順次切り換わる。十字キーKの上端部または下端部を押すのを止めると、選択された周波数および帯域幅を示す文字がそれぞれ画像表示部3の画面の第3領域A3および第5領域A5において点滅する。
たとえば、723MHzおよびUL10の文字が点滅しているときに、決定ボタンB5を押すと、723MHzおよびUL10の文字が点灯して723±5MHzの周波数帯域の選択が決定され、その周波数帯域におけるLTE信号の信号レベルが測定されて画像表示部3の画面の第4領域A4に表示される。
また、733MHzおよびUL30の文字が点滅しているときに、決定ボタンB5を押すと、733MHzおよびUL30の文字が点灯して733±15MHzの周波数帯域の選択が決定され、その周波数帯域におけるLTE信号の信号レベルが測定されて画像表示部3の画面の第4領域A4に表示される。なお、この場合は、723±5,733±5,743±5MHzの3つの周波数帯域におけるLTE信号の信号レベルが順次測定され、加算されて、733±15MHzの周波数帯域におけるLTE信号の信号レベルとして画像表示部3の画面に表示される。
図3は、レベルチェッカーの構成を示す回路ブロック図である。図3において、レベルチェッカーの本体部1内には、コンデンサ10、チューナーIC11、復調器12、発振器13、および制御部14が収容されている。
アンテナ(図示せず)によって受信された高周波信号RFは、ケーブル(図示せず)、アンテナ端子2、およびコンデンサ10を介してチューナーIC11に与えられる。チューナーIC11は、図4に示すように、増幅器20、局部発振器21、ミキサ回路22、帯域フィルタ23、および制御信号生成部24を含む。
増幅器20は、復調器12からの自動利得制御信号AGCに応じた利得で高周波信号RFを増幅する。局部発振器21は、制御信号生成部24からの制御信号CNT1に応じた周波数の局部発振信号を生成する。ミキサ回路22は、増幅器20からの高周波信号RFと局部発振器21からの局部発振信号とを混合して中間周波信号IFを生成する。これにより、操作部4によって選択されたchの高周波信号RFが所定の周波数帯域の中間周波信号IFに変換される。
帯域フィルタ23の帯域幅は、6MHz、8MHz、および10MHzのうちの所望の周波数の幅に変更可能になっており、制御信号生成部24からの制御信号CNT2によって設定される。UHF放送、BS放送、およびCS放送の各々では各chの帯域幅は6MHzであり、LTE信号では各帯域の帯域幅は10MHzである。このため、帯域フィルタ23の帯域幅は、UHFモード、BSモード、およびCSモードの各々では6MHzに設定され、LTEモードでは10MHzに設定される。帯域フィルタ23は、上記所定の周波数帯域の中間周波信号IFのうちの設定された周波数の幅の信号成分のみを通過させる。
制御信号生成部24は、復調器12から供給されるクロック信号SCLおよびデータ信号SCAに基づいて制御信号CNT1,CNT2を生成する。制御信号CNT1,CNT2は、それぞれ局部発振器21および帯域フィルタ23に供給される。
たとえば、操作部4を用いてUHFの13chが選択された場合は、470〜476MHzの高周波信号RFが所定の周波数帯域の中間周波信号IFに変換され、その中間周波信号IFのうちの6MHz幅の帯域の信号成分のみが帯域フィルタ23を通過する。
また、LTE信号の723±5MHzが選択された場合は、718〜728MHzの高周波信号RFが所定の周波数帯域の中間周波信号IFに変換され、その中間周波信号IFのうちの10MHz幅の帯域の信号成分のみが帯域フィルタ23を通過する。
また、LTE信号の733±15MHzが選択された場合は、718〜728MHzの高周波信号RF、728〜738MHzの高周波信号RF、738〜748MHzの高周波信号RFが、所定の周波数帯域の中間周波信号IFに順次変換され、各中間周波信号IFのうちの10MHz幅の帯域の信号成分のみが帯域フィルタ23を通過する。
図3に戻って、復調器12は、発振器13で生成されるクロック信号に同期して動作する。復調器12は、クロック信号SCLおよびデータ信号SCAをチューナIC11に送信し、チューナーIC11を制御する。また、復調器12は、チューナーIC11からの中間周波信号IFの信号レベルが所定の信号レベルになるように自動利得制御信号AGCを生成してチューナーIC11にフィードバックするとともに、自動利得制御信号AGCを制御部14に与える。
また、復調器12は、チューナIC11からの中間周波信号IFを復調してデータ信号を再生する。復調器12は、再生したデータ信号などをデータ信号SCAとして、クロック信号SCLに同期して制御部14に供給する。
制御部14は、操作部4からの信号に従って、レベルチェッカー全体を制御する。特に、制御部14は、操作部4からの信号に従って、クロック信号SCLおよびデータ信号SCAを画像表示部3に送信し、図2で説明した画像を表示させる。また、制御部14は、復調器12からの自動利得制御信号AGCに基づいて高周波信号RFの信号レベルを検出し、その信号レベルを示すデータ信号SCAを画像表示部3に送信する。また、制御部14は、復調器12からのデータ信号に基づいてMER、C/N、BERを検出し、それらのレベルを画像表示部3に表示させる。制御部14は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)とメモリを含むマイクロコンピュータで構成される。
次に、本願の特徴となるLTEモードについて説明する。LTEモードは、地上デジタルテレビ放送用のアンテナ(UHFアンテナ)に入射されるLTE信号の信号レベルを検出するモードである。このLTEモードでは、図1(a)(b)に示したアンテナ端子2は、ケーブルを介して測定対象の地上デジタルテレビ放送用のアンテナ(図示せず)に接続される。
レベルチェッカーの使用者によって電源ボタンB1が長押しされると電源がオンされ、モードボタンB2、十字キーK、および決定ボタンB5が操作されて中心周波数が723MHzで帯域幅が10MHzのLTE信号の信号レベルの検出が選択されたものとする。これにより、画像表示部3の画面の領域A2,A3,A5にそれぞれLTE,723MHz,UL10の文字が表示される。
図5は、LTEモードにおいて10MHz幅の帯域が選択された場合における制御部14の動作を示すフローチャートである。図5では、723±5MHzの帯域が選択された場合が示されている。制御部14は、ステップS1において復調器12を介してチューナーIC11のチャンネルを723MHzに設定し、帯域フィルタ23の帯域幅を10MHzに設定する。これにより、LTE信号が増幅器20で増幅され、ミキサ回路22で周波数変換されて中間周波信号IFとなり、その中間周波信号IFが帯域フィルタ23を通過して復調器12に供給され、復調器12から増幅器20に自動利得制御信号AGCがフィードバックされる。
なお、アンテナに入射するLTE信号の信号レベルが高い場合は、復調器12に供給される中間周波信号IFの信号レベルが所定レベルになるように、自動利得制御信号AGCが低レベルに設定されて増幅器20の利得が小さな値に設定される。逆に、アンテナに入射するLTE信号の信号レベルが低い場合は、復調器12に供給される中間周波信号IFの信号レベルが所定レベルになるように、自動利得制御信号AGCが高レベルに設定されて増幅器20の利得が大きな値に設定される。したがって、自動利得制御信号AGCのレベルからアンテナに入射するLTE信号の信号レベルを逆算することができる。
制御部14は、ステップS2において、自動利得制御信号AGCに基づいて、中心周波数が723MHzで帯域幅が10MHzのLTE信号の信号レベルを検出する。制御部14は、ステップS3において、検出した信号レベルを画像表示部3の画面の第4領域A4に表示させ、LTEモードを終了する。
なお、10MHz幅の他の帯域(733,743,773,783,または793MHz)が選択された場合は、ステップS1においてチューナーIC11の帯域(すなわちch)が選択された帯域に設定される点が異なるだけであり、他の動作は同じである。
次に、レベルチェッカーの使用者により、モードボタンB2、十字キーK、および決定ボタンB5が操作されて中心周波数が733MHzで帯域幅が30MHzのLTE信号の信号レベルの検出が選択されたものとする。この場合は、画像表示部3の画面の領域A2,A3,A5にそれぞれLTE,733MHz,UL30の文字が表示される。
図6は、中心周波数が733MHzで帯域幅が30MHzのLTE信号が選択された場合における制御部14の動作を示すフローチャートである。制御部14は、ステップS11において復調器12を介してチューナーIC11のチャンネルを723MHzに設定し、帯域フィルタ23の帯域幅を10MHzに設定する。これにより、LTE信号が増幅器20で増幅され、ミキサ回路22で周波数変換されて中間周波信号IFとなり、その中間周波信号IFが帯域フィルタ23を通過して復調器12に供給され、復調器12から増幅器20に自動利得制御信号AGCがフィードバックされる。制御部14は、ステップS12において、自動利得制御信号AGCに基づいて、中心周波数が723MHzで帯域幅が10MHzのLTE信号の信号レベルを検出し、記憶する。
次に制御部14は、ステップS13において復調器12を介してチューナーIC11のチャンネルを733MHzに設定し、帯域フィルタ23の帯域幅を10MHzに設定する。これにより、LTE信号が増幅器20で増幅され、ミキサ回路22で周波数変換されて中間周波信号IFとなり、その中間周波信号IFが帯域フィルタ23を通過して復調器12に供給され、復調器12から増幅器20に自動利得制御信号AGCがフィードバックされる。制御部14は、ステップS14において、自動利得制御信号AGCに基づいて、中心周波数が733MHzで帯域幅が10MHzのLTE信号の信号レベルを検出し、記憶する。
さらに制御部14は、ステップS15において復調器12を介してチューナーIC11のチャンネルを743MHzに設定し、帯域フィルタ23の帯域幅を10MHzに設定する。これにより、LTE信号が増幅器20で増幅され、ミキサ回路22で周波数変換されて中間周波信号IFとなり、その中間周波信号IFが帯域フィルタ23を通過して復調器12に供給され、復調器12から増幅器20に自動利得制御信号AGCがフィードバックされる。制御部14は、ステップS16において、自動利得制御信号AGCに基づいて、中心周波数が743MHzで帯域幅が10MHzのLTE信号の信号レベルを検出し、記憶する。
次に制御部14は、ステップS17において、ステップS12,S14,S16で検出して記憶した3つのLTE信号の信号レベルを加算する。最後に制御部14は、ステップS18において、ステップS17で求めた3帯域分のLTE信号の信号レベルの和を画像表示部3の画面の第4領域A4に表示させ、LTEモードを終了する。
なお、30MHz幅の他の帯域(783MHz)が選択された場合は、ステップS11,S13,S15においてチューナーIC11の帯域(すなわちch)がそれぞれ773MHz,783MHz,793MHzに設定される点が異なるだけであり、他の動作は同じである。
レベルチェッカーの使用者は、LTE信号の信号レベルが強過ぎる場合は、アンテナからテレビ受信機(あるいはブースター)に供給されるLTE信号の信号レベルが弱くなるように、LTE信号を遮断するためのフィルタをアンテナとテレビ受信機(あるいはブースター)の間に設置するか、アンテナの方向を若干変える。また、レベルチェッカーの使用者は、LTE信号の信号レベルが許容範囲内である場合は、LTE信号がそのアンテナに及ぼす影響は小さいと判別する。
以上のように、この実施の形態では、LTEモードにおいて1つの帯域が選択された場合は、選択された1つの帯域のLTE信号の信号レベルを検出し、3つの帯域が選択された場合は、選択された3つの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出し、検出した3帯域分のLTE信号の信号レベルを加算する。したがって、1帯域幅の帯域フィルタ23を設ければ足り、3帯域幅の帯域フィルタを別途設ける必要はないので、装置の低コスト化を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体部、2 アンテナ端子、3 画像表示部、4 操作部、B1〜B5 ボタン、K 十字キー、5 バッテリ収容部、A1〜A7 領域、10 コンデンサ、11 チューナーIC、12 復調器、13 発振器、14 制御部、20 増幅器、21 局部発振器、22 ミキサ回路、23 帯域フィルタ、24 制御信号生成部。

Claims (5)

  1. デジタルテレビ放送を受信するアンテナに入射するLTE信号の信号レベルを検出する信号レベル検出装置であって、
    それぞれ第1〜第N(ただし、Nは2以上の整数である)の携帯電話会社に予め割り当てられた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出する検出部と、
    前記検出部によって検出されたN帯域分のLTE信号の信号レベルを加算する加算部と、
    前記加算部によって求められたN帯域分のLTE信号の信号レベルの和を示す画像を表示する画像表示部とを備える、信号レベル検出装置。
  2. さらに、前記第1〜第Nの帯域のうちのいずれか1つの帯域か全部の帯域を選択する選択部を備え、
    前記検出部は、前記選択部によって1つの帯域が選択された第1の場合は、選択された帯域におけるLTE信号の信号レベルを検出し、前記選択部によって全部の帯域が選択された第2の場合は、前記第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出し、
    前記画像表示部は、前記第1の場合は前記検出部によって検出されたLTE信号の信号レベルを表示し、前記第2の場合は前記加算部によって求められたN帯域分のLTE信号の信号レベルの和を表示する、請求項1に記載の信号レベル検出装置。
  3. 前記第1〜第Nの帯域の帯域幅は同じであり、
    前記検出部は、
    前記第1の場合は、選択された帯域におけるLTE信号を予め定められた帯域の中間周波信号に変換し、前記第2の場合は、前記第1〜第Nの帯域におけるLTE信号を前記予め定められた帯域の中間周波信号に順次変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換部によって生成された前記予め定められた帯域の中間周波信号を選択的に通過させる帯域フィルタとを含み、
    前記帯域フィルタを通過した中間周波信号に基づいてLTE信号の信号レベルを検出する、請求項2に記載の信号レベル検出装置。
  4. 前記Nは3であり、
    前記第1〜第Nの帯域の各々の帯域幅は10MHzである、請求項3に記載の信号レベル検出装置。
  5. デジタルテレビ放送を受信するアンテナに入射するLTE信号の信号レベルを検出する信号レベル検出方法であって、
    それぞれ第1〜第N(ただし、Nは2以上の整数である)の携帯電話会社に予め割り当てられた第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを1帯域分ずつ順次検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで検出された前記第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルを加算する第2のステップと、
    前記第2のステップで求められた前記第1〜第Nの帯域におけるLTE信号の信号レベルの和を示す画像を表示する第3のステップとを備える、信号レベル検出方法。
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